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アーティスト/タイトル |
レビュー |
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AL GREEN
/Al Green Is Love (1975)
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HI RECORDSでのヒット曲で有名なR&B/ゴスペル・シンガーのAL
GREENが75年にリリースしたアルバム。AL GREEN自体にあまり興味はねいけど、ブックオフで500円で売っていたので聴いてみました。まあ、ラブ・ソング中心だろうなとは予想していたけど、その中では4.
There Is Love 、5. Could I Be The One?、10.
I Wish You Were Hereが好きかな。でも個人的には、ストリングスが余計だけど、ファンキーにきめた6.
Love Ritual、ミディアム・テンポのファンキー・チューン9.
I Gotta Be More (Take Me Higher)の2曲がイイね。(2010/08/08) |
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ARCHIE BELL & THE DRELLS
/Tighten up (1968)
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テキサス出身のソウル・ボーカル・グループARCHIE
BELL & THE DRELLSが1968年にリリースしたデビュー・アルバム。エバーグリーンなダンス・ナンバーTighten
Upでしょう、やっぱり!YMOもカバーしてたけど、この曲、嫌いな人いないんじゃないの?
まさにミラクル。アルバムは最近購入したんだけど、なかなかいいね。前述の1.
Tighten Up (Part 1)と2. Tighten Up (Part
2)はもちろん、ハートウォーミングなスロウ3.
I Don't Wanna Be A Playboy、EDDIE FLOYDのカバーで、ノリノリなダンス・ナンバー5.
Knock On Wood、Tighten Upを少し大人しくした感じの8.
When You Left Heartache Began、瑞々しいフリーソウル的で、UKで人気がありそうな9.
A Thousand Wondersと聴きどころたっぷり。(2020/4/18) |
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A TASTE OF HONEY
/Another taste(1979) |
ギターのHAZEL PAYNEとベースのJANICE JOHNSONの女性デュオA
TASTE OF HONEYが79年にリリースした2ndアルバム。Rescue
meのダンス・クラシックで有名ですが、ぜひ聴いて欲しいのは、A4.I
love youです。FREE SOULシーンでも人気のこの曲は、ホント全てが最高です!静かなイントロから一転して明るいギターが入るところなんていつ聴いても胸を躍らせますね。自分の結婚披露宴にも使ったくらい大好きな曲です。他にもナイス・ディスコのA1.Do
it goodやナゴミ系のB2.Let's beginもあるんですが、I
love youだけで十分ですね。全ての方に聴いて欲しいアルバムです!(09/01/24)
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| B |
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BARBARA ACKLIN
/Seven Days Of Night (1969)
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ノーザン・ソウルを代表する女性シンガーBARBARA
ACKLINが1969年にBRUNSWICKからリリースした2ndアルバム。エバーグリーンな名曲Am
I The Same Girl収録!SWING OUT SISTERのカバーが有名ですね。時代を超越した瑞々しさを持つミラクルな名曲ですね〜。他にも弾けるリズムにウキウキしたメロディの3.
Seven Days Of Night、暖かみのあるスロウ7.
Until You Return、躍動感溢れてキュートな9.
Here Is A Heartと10. Mr. Sunshine (Where
Is My Shadow)もお気に入り。(2021/01/02) |
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BARRY WHITE
/Gold The Very Best Of (2005)
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愛の伝道師"BARRY WHITE"の豪華2枚組ベスト盤。オーケストラのストリングスを多用したゴージャスな曲が多く、ややもすると単なるイージーリスニングになりそうだけど、そこはBARRYのセンスで聴かせてくれますね。ディスク1では、兼高かおる世界の旅を思い出させる代表曲の1.
Love's Theme、イントロのブレイクビーツが素晴らしすぎるネタとしても有名な代表曲2.
I'm Gonna Love You Just A Little More, Baby、セクシーな雰囲気の4.
Never, Never Gonna Give You Up、小気味よく明るいインスト8.
Satin Soul、BARRY秘蔵っ子グループLOVE UNLIMITEDによるソウルフルな"雨"クラシック14.
Walking In The Rain (With The One I Love)、ディスク2では、地味ながらそこそこファンキーな3.
It's Ecstasy When You Lay Down Next To Me、まさにセクシー・ソウルな6.
Playing Your Game, Baby、郷愁メロウ・クラシック8.
It's Only Love Doing Its Thing、クラップビートのナイス・ディスコ11.
Change、80年代後期らしい堅めのドラムの寂しげなメロウ・ナンバー13.
Sho' You Right、JAM & LEWISプロデュースでブレイクビーツ使いの15.
I Only Want To Be With You等聴きどころ満載。(2017/01/15) |
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BILL WITHERS
/Just As I Am (1971)
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ソウル界の良心BILL WITHERSが71年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、BOOKER
T. JONES、バックも彼のバンドBOOKER T. &
THE M.G.'Sがほとんど務めており、ギターはSTEPHEN
STILLS。とても素朴でBILLの人柄が良く表れたアルバムあけど、好みかと言われればあまり好みじゃないかな。代表曲のあまりにも寂しすぎる2.
Ain't No Sunshine、徐々に熱くファンキーになっていく泥臭い9.
I'm Her Daddy、ブルージーかつアーシーな11.
Moanin' and Groanin'、弾けるようにグルーヴィーな12.
Better Off Deadあたりは大好きなんだけどね。まあ、BILLの歌声聴くだけで癒されるからOKかな。(2013/04/13) |
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BILL WITHERS
/Still Bill (1972)
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ソウル界の良心BILL WITHERSが72年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、BILL自身にJAMES
GADSON、MELVIN DUNLAP等。ドラムにJAMES GADSON、ベースにMELVIN
DUNLAPが参加。代表曲の「Lean On Me」を含む傑作アルバム!リズムが効いたグルーヴィーな1.Lonely
Town, Lonely Street、ブレイクビーツとしても有名な3.Who
Is He(And What Is He To You)?、ポップスでも大ヒットし、CMでも使用されたファンキー定番曲4.Use
Me、CLUB NOUVEAUのリバイバルヒットでもお馴染みのポップスNo.1ヒットの5.Lean
On Me、イントロのブレイクビーツから即死確実で、ファンキーなワウ・ギターも最高な6.Kissing
My Love、ブルージーな9.I Don't Want You On
My Mind、グルーヴィーなTake It All In And
Check It All Outがお気に入り。R&B好きなら聴いておくべき基本盤ですね。(2013/08/23) |
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BILL WITHERS
/Live at Carnegie Hall(1973)
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BILL WITHERSが73年にリリースしたライブ・アルバム。ドラムには職人JAMES
GADSONが参加。アットホームな雰囲気がビンビン伝わるライヴで、音楽だけでなく、MCで爆笑をとりにいくところなんかは、BILLの意外な一面が見れて(聴けて)面白かったですね。CMにも使われた大名曲1.
Use Me、もの哀しい名曲3. Ain't No Sunshine、染み渡る5.
World Keeps Going Around、鬼渋くてファンキーな7.
Better off Dead、大名曲の10. Lean on Me、パーカッションとピアノが効いた14分にも及ぶノリの良いファンキーなトラックに聴衆も手拍子で応えた14.
Harlem/Cold Baloneyと聴きどころたっぷり。オススメのアルバムです。(09/11/22) |
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BILL WITHERS
/+'Justments(1974) |
BILL WITHERSが74年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BILL
WITHERS、JAMES GADSONとMELVIN DUNLAP。BILL
WITHERの代表的なアルバムではないが、なかなか聴かせる曲があって、昔から愛聴しています。グルーヴィーなA1.You、アップテンポのA5.Rudy
Lee、ファンキーなビートにほのぼのしたメロディのB1.Hearbreak
Road、JOSE FELICIANOのギターをフィーチャーしたブラジリアン・テイストのB2.Can
We Pretend、CURTIS MAYFIELD/Superflyのイントロで一曲作り上げたようなB5.Railroad
Manがお気に入り。BILL WITHERSみたいな大物のアルバムが全てCD化されていないのにも驚きましたが・・・、ぜひCD化して欲しいアルバムです。(09/05/02)
(追記:CD化されました!) |
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BILL WITHERS
/Making Music (1975)
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ソウル界の良心BILL WITHERSが75年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、BILL自身とLARRY
NASH。ドラムにHARVEY MASON、ギターにDAVIT
T.WALKER、パーカッションにRALPH MACDONALD等といつもながら凄い面子がバックアップ。フリーソウルど真ん中の優しげな2.
The Best You Can、ドラマチックかつファンキーな3.
Make Love To Your Mind、タイトルどおり切ない系の5.
She's Lonely、ドラム・ブレイク入りの鬼ファンキーな6.
Sometimes A Song、アップテンポでグル―ヴィーな8.
Family Table、これ聴くと絶対にBIZ MARKIE/Romeo
and Julietを思い出す寂しげな9. Don't You
Want To Stay?がお気に入り。派手さはないけど好きなアルバムですね。(2013/11/20) |
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BILL WITHERS
/Naked & Warm (1976)
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ソウル界の良心BILL WITHERSが76年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、BILL自身。粒揃いなアルバムで、小気味良くて渋いファンキー・チューン1.
Close To Me、じわじわと熱くファンキーになる2.
Naked & Warm (Heaven! Oh! Heaven!)、イントロのドラム・ブレイクがイカす「Lean
On Me」タイプのグルーヴィーな3. Where You
Are、ピアノが効いた郷愁感漂う4. Dreams、躍動感溢れてグルーヴィーな5.
If I Didn't Mean You Well、優しく包み込むような6.
I'll Be With You、 BILLらしくないアーバンというか洗練された10分を超えるダンス・ナンバー7.
City Of The Angelsとほとんど聴けるね。特に「City
Of The Angels」なんてBILLの新たな一面を見れて驚いたな。BILL好きはもちろんR&B好きなら聴いておくべきアルバムだと思う。(2014/04/10) |
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BILL WITHERS
/Menagerie (1977)
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ソウル界の良心BILL WITHERSが77年にリリースした6thアルバム。プロデュースは、BILL
WITHERS、KENI BURKE、CLARENCE MCDONALD、CLIFF
COULTER。なんといっても1. Lovely Dayに尽きるでしょう!その瑞々しさや優しいメロディはエバーグリーンな輝きを持っているよね。ほんとこの曲に出会えたことに感謝したいね。他にもリズミカルで明るい気分にさせる3.
Lovely Night for Dancing、ほっこりと温かみのあるミディアム4.
Then You Smile at Me、郷愁感があってグルーヴィーな6.
It Ain't Because of Me Baby、タイトルどおりBILLの優しい人柄がにじみ出ている7.
Tender Thingsがお気に入り。まだ聴いたことがない人はLovely
Dayだけでも聴いてほしいな。(2014/06/21) |
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BILL WITHERS
/'Bout Love (1978)
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ソウル界の良心BILL WITHERSが78年にリリースした7thアルバム。温かみがあってグルーヴィーな1.All
Because Of You、BILLの人柄がにじみ出ているミディアム2.Dedicated
To You My Love、南部風味のグルーヴィー・チューン3.Don't
It Make It Better、小気味良いファンク4.You
Got The Stuff、ほっこり系スロウ6.Love、AORっぽいライトなメロウ・グルーヴ7.Love
Isがお気に入り。実にBILLらしいアルバムですね。(2014/08/09) |
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BILL WITHERS
/Greatest Hits(1981)
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ベテランR&BシンガーBILL WITHERSが81年にリリースしたベスト盤。誰もが聴いたことのある曲ばかりで、特に人気があるのがGLOVER
WASHINGTON JR.の曲にゲスト参加したとびっきりメロウな1.Just
The Two Of Usとフリーソウル・シーンでもお馴染みの陽だまり系メロウ・グルーヴの最高峰ともいえる4.Lovely
Dayの2曲でしょう。これ嫌いな人に未だかつて出会ったことないですね。ほんと完璧です。他にもCMでも使われたファンキー・チューン2.Use
Me、寂しげな3.Ain't No Sunshine、CRUSADERSの曲にゲスト参加した大人の哀愁がにじみ出ている6.Soul
Shadows、大ヒットし、CLUB NOUVEAUのカバーもヒットした7.Lean
On Me、ULTIMATE BREAKS & BEATSにも収録されたファンキー・ナンバー10.Who
Is He What Is He To You等聴きどころ満載。残念なのはベスト盤にしては全10曲とかなり物足りないことぐらい。BILL
WITHERS入門として最適なアルバムでしょう。(09/02/22) |
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BLUE MAGIC
/The Best Of Blue Magic:Soulful Spell(1996)
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Sideshowで有名なフィリーのコーラスグループBLUE
MAGICの72年の1stから83年の7thから選曲したベスト盤。レーベルは安心のRHINO。とにかく1stからのSpellとSideshowはスウィート好きなら避けては通れない名曲中の名曲!76年のNot
On LPのGratefulもハートウォーミングで良いですね〜。小気味良いトラックにウキウキする18.I
WaitedとBUTCH INGRAMらしいアーバン・ディスコな20.Magicもなかなかのもの。スウィート好きはレア物ばかり追いかける傾向が強いと思うが、このような基本盤も絶対に聴くべき!(07/08/04) |
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BOBBY WOMACK
/Everything's Gonna Be Alright (1975) |
「シングル・レコード・レビューの日」の初回は、ラスト・ソウルマンことBOBBY
WOMACKが1975年にリリースした8thアルバム『Safety
Zone』からのシングル。
A面の「Where There's a Will, There's a Way」は、ちょっと軽すぎてイマイチですが、B面の「Everything's
Gonna Be Alright」は、イントロのワウギターから引き込まれるトラックに熱いボーカルが最高な土臭くてスリリングなファンキー・ナンバー。このイントロ使ってトラックメイキングした思い出もありますね。(2022/11/07) |
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BROTHER TO BROTHER
/Let Your Mind Be Free(1976) |
SYLVIA ROBINSONのALL PLATINUMの系列レーベルに所属するBROTHER
TO BROTHERが76年にリリースした2ndアルバム。中心人物は、POSITIVE
FORCEのクラシックWe Got The FunkをプロデュースしたBILLY
JONESという人物。元々このグループのことを知ったきっかけは、UKのSTREET
SOUNDSからレア・グルーヴ流行期にリリースされた『Rare
Grooves Vol.1』にA3.のChance With Youって曲が収録されていたからです。ディスコ系ファンクのA1.Let
Your Mind Be Free、B1.Groovy Day、B3.Leavin'
Me、ファンキーな前述のA3.Chance With Youもなかなかですが、今聴くならフリー・ソウル系でどことなくラテン・タッチの寂しげなミディアムA2.Visionsだろうね。後半のフュージョンっぽいギターも雰囲気にマッチしていて最高ですね。フリー・ソウル好きならVisionsは聴いて損はないでしょう。(10/01/11) |
| C |
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CLARENCE REID
/Running Water (1973)
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マイアミのR&Bシンガーでド助平ラッパー"BLOWFLY"として有名なCLARENCE
REIDが73年にリリースしたアルバム。プロデュースは、STEVE
ALAIMOとWILLIE CLARKE。ギターにWILLIE"BEAVER"HALEも参加。ニューソウルの名盤として人気が高いとのことで、確かに充実した内容ですね。ニューソウル・フレイヴァ溢れてグルーヴィーな1.Living
Together Is Keeping Us Apart、温もりのある2.New
York City、ISAAC HAYESっぽいファンキー・チューン3.If
It Was Good Enough For Daddy、シリアス・モードで緊張感のある6.The
Truth、まるでJACKSON 5なポップ・ソウル7.Ruby、グルーヴィーな8.Love
Who You Canが特に好きですね。評判に偽りなしの好盤ですね。(2013/07/15) |
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CURTIS MAYFIELD
/Curtis(1970)
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SOUL界の良心"CURTIS MAYFIELD"が70年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。CURTISは自分にとって別格の存在ですね。その別格となった理由は、このアルバムに収録されている5.Move
On Upと出会ったからなんです。元気一杯なイントロのホーン・セクションから始まり、パーカッションを大々的に取り入れたアップテンポで最高にグルーヴィーなトラックにCURTISの力強いメッセージが込められた歌詞のこの曲との出会いがなければ、今の自分の音楽人生はなかったかもしれません。ほんとに言葉で説明しきれないくらい最高で、元気が出て、明日もまた生きようって気持ちになれる曲です。今まで聴いた曲のなかでも1番で、これからも1番であることは間違いないですね。この曲だけでもうほんと十分なんですが、力強くグルーヴィーな1.(Don't
Worry)If There's A Hell Below We're All Going
To Go、ハートウォーミングな3.The Making Of
You、もの哀しい曲だが、2分頃に突如ファンキーなパーカッションが唸りをあげる4We
The People Who Are Darker Than Blue、温かみのある6.Miss
Black America、ファンキーな7.Wild And Freeとほとんど全曲聴かせてくれます。R&B聴いているなら絶対にこのアルバムは聴いて下さい!そしてCURTISのSOULを感じて下さい!(09/07/02) |
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CURTIS MAYFIELD
/Live !(1971)
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SOUL界の良心"CURTIS MAYFIELD"が71年にリリースしたライブ・アルバム。ホーンセクションのないシンプルな演奏だが、コンガ、ボンゴ等のパーカッションを大々的に取り入れていて、グルーヴ感バッチリ。ファンキーな1.
Mighty Mighty (Spade and Whitey)、染み渡る3.
I Plan to Stay a Believer、元気が出て自然に体が動き出すファンキー・ナンバー4.
We're a Winner、有名曲の7. People Get Ready、アップテンポでファンキーな10.
Check Out Your Mindと11. Gypsy Woman、しんみりとしたミディアム12.
Makings of You、語りかけるようなスロウからアップテンポに転調する14.
We the People Who Are Darker Than Blue、鬼ファンキーな名曲15.
(Don't Worry) If There's a Hell Below, We're
All Going to Go、ファンク・クラシックの17.
Superflyと最後まで聴かせてくれます。あまりライブ盤は好きではないのですが、このアルバムはCURTISの人柄が出ていて、ライブ盤のイメージを変えてくれましたね。欲を言えば大好きなMove
On Upも収録して欲しかったなー。一生聴き続けるアルバムの一つ。SOULファンなら聴くべきでしょう。(09/11/07) |
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CURTIS MAYFIELD
/Superfly (1972)
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SOUL界の良心"CURTIS MAYFIELD"が72年に映画『Superfly』のサントラとしてリリースした4thアルバム。このアルバムは、CURTISのというより70年代R&Bの傑作ですね。20数年前に初めて聴いたときも衝撃を受けたんですが、改めて聴き返してもその衝撃、感動は変わらないですね。ニュー・ソウルな雰囲気のイントロから始まる少しもの哀しげな1.
Little Child Runnin' Wild、イントロのベースから惹き込まれるグルーヴィーなファンク2.
Pusherman、代表曲の一つの3. Freddie's Dead、疾走感溢れるスリリングなインスト・ファンク4.
Junkie Chase (Instrumental)、ソウルフルかつ哀愁溢れる5.
Give Me Your Love (Love Song)、諭すようなCURTISの歌に聴き惚れる6.
Eddie You Should Know Better、タイトルとは逆に明るく幸せにしてくれそうなニュー・ソウル7.
No Thing On Me (Cocaine Song)、優しいギターのメロディに包まれる8.
Think (Instrumental)、2.と同じような感じだけど、ベースとパーカッションがカッコ良すぎるファンク9.
Superfly、ここからはボーナス・トラックで、1.のデモ・バージョンでファンク度が少しアップした10.
Ghetto Child、2.のロングバージョン11. Pusherman(alternate
mix)、4.のロングバージョン13. Junkie Chase(instrumental,
full-length version)、地味ながらファンキーな18.
The Underground(demo)、カッティング・ギターがイカしたアップテンポでグルーヴィーな19.
Check Out Your Mind(instrumental version)と珠玉の名曲満載!やっぱり、この時代のCURTISは最高の一言。一生聴き続けるアルバムの一つ。(2011/05/28) |
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CURTIS MAYFIELD
/Back To The World (1973)
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ソウル界の良心CURTIS MAYFIELDが1973年にリリースしたアルバム。このアルバムもカーティスの代表作ですね。ベトナム帰還兵問題を取り上げた歌詞はもちろんだけど、やっぱり曲も素晴らしい!この頃のカーティスは最強ですね。小気味良いリズムの1.
Back To The World、ワウワウ・ギターのイントロもネタ使いされる鬼ファンキーな傑作2.
Future Shock、じわじわ熱くファンキーになる3.
Right On For The Darkness、心染み渡るミディアム4.
Future Song (Love A Good Woman, Love A Good
Man)、アップテンポでグルーヴィーな5. If
I Were Only A Child Again、優しく爽やかな7.
Keep On Trippin'がお気に入り。(2021/12/04) |
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CURTIS MAYFIELD
/Give, Get, Take And Have (1976)
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ソウル界の良心、CURTIS MAYFIELDが76年にリリースしたアルバム。シリアスな前作から一転して愛を語り始めたということだけど、それは別にどうでもいいんだけど、トラックが酷過ぎ… 軽めのファンキー・チューン1.In
Your Arms Again、「Give Me Your Love」にも似た雰囲気の5.Get
a Little Bitあたりは何とか聴けたけど、残りがね… 二度と聴き返すことはないと思う。(2011/11/19) |
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CURTIS MAYFIELD
/Never Say You Can't Survive (1977)
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ソウル界の良心、故CURTIS MAYFIELDが76年にリリースしたアルバム。前作から引き続き愛を語っているけど、これもトラックが酷過ぎだな。スウィート・ソウルっぽい4.Never
Say You Can't Surviveやメロウ・ミディアムの5.I'm
Gonna Win Your Love、スロウの8.Sparkleが辛うじて聴けたくらい。これも二度と聴き返すことはないと思う。(2013/06/20) |
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DAVID T. WALKER
/Press On (1973)
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数々の名作に参加した名ギタリストDAVID T.
WALKERが73年にリリースした5thアルバム。HARVEY
MASONやJOE SAMPLE等が参加。最高傑作ともいわれるアルバムみたいで、ソロ・アルバムを初めて聴いたんだけど、ギターの技術を知らない自分でも聴き惚れてしまうねこりゃ。オープニングのISLEY
BROTHERSの名曲の素晴らしいカバー1. I Got
Work To Do、CAROL KINGのカバーで優しく愛おしい(ビートも最高!)2.
Brother Brother、味のあるボーカルも披露した小気味良いファンキー・ナンバー3.
Press On、DELFONICSの名スロウのカバー4. Didn't
I Blow Your MInd、STEVIE WONDERの「迷信」のグルーヴィーなカバー6.
Superstition、EDDIE KENDRICKSのカバー10.
If You Let MeがGOOD。全体の雰囲気はまさにニュー・ソウル。当時のニュー・ソウルが好きならぜひチェックしてください。(2011/02/03) |
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DAVID T. WALKER
/On Love (1976)
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名ギタリストのDAVID T. WALKERが76年にリリースした6thアルバム。世界中のギタリストから敬愛されているギタリストで様々な表情を浮かべるプレイには聴き惚れてしまいますね。ギターのメロディにウットリする甘美なスロウ1.On
Love、MINNIE RIPERTONのカバーでちょいラテン風味で味付けした3.Lovin'
You、DIONNE WARWICKのカバーで少し寂しげな5.Windows
Of The World、グルーヴィーでファンキーな7.Kinda
Sorta、SLY STONEのカバーでファンキーな9.I
Got High On Youがお気に入り。心和ませる素敵なアルバムだね。(2013/05/16) |
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THE DELFONICS
/Tell Me This Is a Dream (1972)
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甘茶ソウル・グルーヴの代表格THE DELFONICSが72年にPHILLY
GROOVE RECORDSからリリースした4thアルバム。うーん、スウィート・ソウルの名盤ですな!タイトル曲のB5.
Tell Me This Is A Dreamの切なさといったら… 出だしのストリングスから胸キュン度マックス。途中の"語り"もツボを押さえているね。ほんと最高なスウィート・ソウル・クラシック。これだけで、虫歯ができそうだけど、寂しげなA1.
Hey Love、ドラマチックなA2. I'm A Man、切ないA3.
Too Late、これまた胸キュン・スロウのB1. Walk
Right Up To The Sun、情感たっぷりにドラマチックに歌い上げるB4
Delfonics ThemeもGOOD。スウィート・ソウル好きなら基本中の基本かな。(2014/03/23) |
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DENNIS COFFEY
/Instant Coffey(1974) |
"Scorpio"の定番ブレイク・ビーツで知られるデトロイトの白人セッション・ギタリスト"DENNIS
COFFEY"が74年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MIKE
THEODOREとDENNIS自身。ドラムにED GREENとJAMES
GADSON、キーボードにJOE SAMPLE、ホーンにERNIE
WATTS等が参加。Scorpio級のブレイク・ビールは全くなく、また、結構イージーリスニングっぽい軽めのトラックが目立つのですが、あのブルース・リーの『ドラゴンへの道』のカバーA3.Theme
From Enter The Dragonは流石にカッコイイ!他にはタイトルからしてWAR/Cisco
Kidに影響を受けたと思われるラテン風味のB1.Chicano、郷愁感あるギターが印象的なスロウB2.A
Time For Love、妖しげなファンキー・チューンB4.Outrageous(The
Mind Excursion)がお気に入り。DENNIS COFFEYの代表作ではないので、あまりオススメしないが、気になった方は聴いてみて下さい。(09/05/17) |
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DONNY HATHAWAY/Same(1971)
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The Ghetto等のクラシックを持つニューソウルの代表的存在のDONNY
HATHAWAYが71年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、DONNY
HATHAWAY、JERRY WEXLER、ARIF MARDIN。オリジナルの10曲に2曲のボーナス入りの再発盤。The
GhettoやLittle Ghetto Boy等が大好きなので、この2ndを購入してみましたが、ほとんどの曲がカバーでしかもスロウ、それもかなり暗いときていて、とても聴けたものじゃない・・・ 聴けたのは、ファンキーなビートにゴスペルのコーラスが入る5.Magnificent
Sanctuary Bandとボーナスの11.This Christmas
のみ。ファンの間ではソウルフルな傑作と評されているが、確かにソウルは感じてもファンクは感じられないな。今まで購入した中でかなり失望したアルバムの一つ。本物のソウルを聴きたいって人にはオススメですが、ファンキーなものを聴きたい人には全くオススメできません。(09/06/20) |
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DONNY HATHAWAY
& JUNE CONQUEST
/ I Thank You(1972) |
ニューソウルの代表的存在のDONNY HATHAWAYが72年に女性シンガーJUNE
CONQUESTととのデュエットでリリースした7インチ・シングル。録音自体は69年頃ですが、DONNYが有名になった後にリリースしたとのこと。収録曲は、A面I
Thank You、B面Just Another Reasonの2曲。高揚感に溢れ、元気が出てくる素晴らしくソウルフルなトラックにDONNYとJUNEの素晴らしい歌声が実にマッチしたI
Thank Youにはノックアウト!フリーソウル、ニューソウル好きなら聴いておくべきでしょう!(09/11/25) |
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DRAMATICS
/Be My Girl : Their Greatest Love Songs(1998)
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ベテラン・コーラス・グループDRAMATICSのラブ・ソングだけを集めたコンピ。ファンキーな面も大好きですが、やはり人気は名曲In
The Rainに代表されるスロウではないかと思います。72年にNo.1に輝いた甘茶スロウの代表曲1.In
The RainをはじめBILLY PAULのヒット曲Me And
Mrs.Jonesのカバー3.、美しいアコースティック・ギターとキラキラ・シンセが耳を惹くスロウ7.Just
Shopping(Not Buying Anything)、まろやかなギターのイントロから惹き付けられるミディアム11.Once
Of Thoughts And Dreams、ドリーミーなスロウ14.You're
The Best Thing In My Life、ネタにも使われたメロウな15.Be
My Girl等聴きどころ満載。今からアルバムを買い揃えるのは大変なので、こういったコンピから聴いていくのをオススメします。(07/09/07) |
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THE DYNAMICS
/What A Shame (1973)
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デトロイトのスウィート・ソウル・グループTHE
DYNAMICSが73年にリリースした2ndアルバムにシングルオンリー曲と未発表曲を収録した再発盤。名盤の誉れ高いアルバムですが、その評価に相応しい素晴らしい内容ですね?。胸キュンスロウの
1. What A Shame、フリーソウル的な心躍らせる2.
She's A For Real (Bless You)、これもフリーソウル的なエバーグリーンって言葉が似合う4.
You'll Never Find A Man Like Me、高揚感を感じる6.
Voyage Through The Mind、ホーンがイカしたファンキー・チューン8.
Funkey Key、美しいスロウ9. Count Your Chips、シングルオンリー曲でハピネス感たっぷりの12.
Show The World (We Can Do It)、未発表曲でスウィートなスロウ14.
Let's Start Over、15. Baby, Baby I Love You、21.
Get Myself Highと聴き応え十分。これはP-VINEからの再発で、甘茶ソ
ウル界の重鎮テリー、ムーニー、ビリー各氏による詳細な解説とおしゃべりを堪能できるので、甘茶フリークならぜひともゲットしてほしいですね。
(2018/01/20) |
| E |
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THE EBONYS
/Same(1973)
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男性3名、女性1名からなるフィリーの名コーラス・グループTHE
EBONYSが73年にリリースしたアルバム。プロデュースは、フィリーといえばもちろんGAMBLE&HUFF。専門誌や評論家の間ではかなり絶賛されているアルバムですね。スロウの2.It's
Foreverが人気ですが、個人的にはよりスウィートな9.You're
The Reason Whyが好みです。正直、思っていたよりはイマイチかな。確かに歌とコーラスは完璧なんですが、トラックが洗練されすぎというか、自分好みのスウィート・ソウルとかけ離れているというか・・・ それでもSOULフリークなら一度は聴くべきアルバムだと思います。(07/03/03) |
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EVELYN"CHAMPAGNE"KING
/Smooth talk(1977)
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EVELYN"CHAMPAGNE"KINGが77年(若干17歳!)にリリースしたデビューアルバム。プロデュースはフィリーのT.LIFE、バックバンドにはINSTANT
FUNKやDEXTER WANSELも参加。このアルバムの目玉は何と言ってもZHANEもカバーしたB1.Shameに尽きます!文句なしの完璧なダンス・クラシック!これ嫌いな人に出会ったことないですね、いまだかつて。もう一つの目玉は、ICE
CUBE/You know how we do itネタでおなじみのメロウ・チューンB4.The
show is overですね。これもメロウHIPHOPフリークならぜひ聴いていただきたい名曲の一つです!(05/01/29) |
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EVELYN"CHAMPAGNE"KING
/Music box(1979) |
NY生まれの歌姫EVELYN"CHAMPAGNE"KINGが79年にリリースした2ndアルバム。バックグラウンド・ヴォーカルにはLUTHER
VANDROSS、IRENE CARAも参加しています。EVELYN"CHAMPAGNE"KINGと言えばZHANEも使ったクラシックShameが有名ですね。個人的にBPM早めのディスコ・ナンバーは苦手で、このアルバムも大半はそういった曲ばかりで厳しいですが、哀愁ミディアムのB3.I
think my heart is tellingは彼女の隠れクラシックと言えるほど素晴らしい曲です!イントロのギターの音色から泣けてきますね。この曲以外には同系統のA2.Let's
start all over againもGOOD。アルバム全体としてはかなり微妙ですが、ネタ好きならI
think my heart is tellingだけでもぜひ聴いて欲しいです。(04/09/18) |
F
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STAIRSTEPS (THE 5 STAIRSTEPS)
/Stairsteps (1970)
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シカゴのファミリー・グループTHE 5 STAIRSTEPSが6人組としてSTAIRSTEPS名義で1970年にリリースしたアルバム。プロデュースは、STAN
VINCENT。メロウ・クラシック「Keep Risin'
to the Top」で有名なKENI BURKEが在籍していたことで知られてますね。このアルバムはメロウ・クラシック、フリーソウル・クラシックで数々のアーティストにカバーされた名曲「O-O-H
Child」収録!ビートルズのカバーが2曲あることからもシカゴ・ソウル色は薄いが、なかなか聴かせてくれ、ビートルズのカバーでファンク・テイストのA2.
Dear Prudence、SLY & THE FAMILY STONEを意識したであろうファンク・ナンバーA4.
Vice The Lights、STAN VINCENT作曲で前述の高揚感溢れる名曲A5.
O-O-H Child、ドラマチックなバラードB1. Because
I Love You、超低音ボイスで攻めたスロウB2.
What About Your Wife、寂しげなスロウB3. Up
& Down、高揚感のあるミディアム・ナンバーB4.
Who Do You Belong Toがお気に入り。(2023/12/09) |
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FREDDIE NORTH
/Friend (1971)
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サザン・ソウル・シンガーのFREDDIE NORTHが71年にリリースしたアルバム。SWAMP
DOGGがプロデュースしたZ.Z. HILL/The Brand
New Z.Z. Hillとカップリングで収録。プロデュースは、SWAMP
DOGG、バックバンドは、あの有名なマッスルショールズの面々。CURTIS
MAYFIELDやBILL WITHERSを思い切りどん臭くした感じのシンガーといった印象、また、曲もカントリー・タッチのほのぼのとした感じのものが主なんで、聴いていて退屈でしたね。少しファンキーなニューソウル系の19.Ain't
Nothing In The News (But The Blues)、おとなしい序盤から転調し、ワウギターがイイ味を出す中盤以降が耳を惹く21.My
Whole World Has Ended (Without You)、郷愁感のある22.Cuss
The Windくらいかな印象に残ったのは。(2012/09/25) |