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アーティスト/タイトル |
レビュー |
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ABOVE THE LAW
/Untouchable (1990) |
NWAの弟分としてデビューしたABOVE THE LAWの90年の記念すべきデビュー・シングル。プロデュースは、DR.DREとLAYLAW。
A1. Untouchable
YOUNG-HOLT UNLIMITED/Light My Fire、JAMES
BROWN/Funky Drummer、QUINCY JONES/Ironsideネタで、シングルにもなったけど、イマイチかな。
A2. What Cha Can Prove (Mega Mix)
たぶん今ではこれが一番目玉になるんじゃないかな。アルバム未収録曲で、JAMES
BROWN/Funky Drummerにサイレン音、不穏なベースをプラスしたPUBLIC
ENEMY的なハーコー・シット!なんでアルバムに収録しなかったんだろうね。
B1. Menace To Society
定番JAMES BROWN/Funky Drummerの逆回しにサイレンを絡めた緊張感のあるトラックはマジでドープ!
(2014/07/27) |
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ABOVE THE LAW
/Livin' like a hustlers (1990)
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NWAの弟分としてデビューしたABOVE THE LAWの90年の記念すべき1stアルバム。メンバーは、COLD
187UM、KMG、GO MACK、DJ TOTAL K-OSS。プロデュースは、DR.DRE、A.T.LとLAYLAW、ギターにMIKE"CRAZY
NECK"SIMS、キーボードにANDRE"L.A.DRE"BOLTONという鉄壁な面々。1stシングルの1.Murder
Rapを初めて聴いた瞬間、鳥肌立ったのを今でも覚えてますね。
1. Murder Rap
定番JAMES BROWN/Funky Drummerの逆回しにサイレンを絡めた緊張感のあるトラックはマジでドープ!アルバムの掴みの一発には十分すぎ!
2. Untouchable
YOUNG-HOLT UNLIMITED/Light My Fire、JAMES
BROWN/Funky Drummer、QUINCY JONES/Ironsideネタで、シングルにもなったけど、イマイチかな。
3. Livin' Like Hustlers
JAMES BROWN/HotとQUINCY JONES/Hykky Burrネタの渋い曲。
4. Another Execution
FUNKADELIC/Good Old MusicとLYN COLLINS/Do
Your Thingネタのトラックにレゲエ・フロウもバッチリはまった鬼渋すぎる一曲。これ大好きな人結構いるはず。地味ながらカッコイイね!
5. Menace to Society
DYKE & THE BLAZERS/Let a Woman Be a WomanのビートにB.T.
EXPRESSの3曲Do You Like It、Once You Get
It、This House Is Smokin'をあわせたファンキー・チューン。このビート大好きなんで無条件でOKだね。
6. Just Kickin' Lyrics
JOE TEX/Papa Was TooのビートにDJ QUIKでもお馴染みのISAAC
HAYES/Hyperbolicsyllabicsesquedalymisticをあわせたファンキー・ナンバー。これまた渋いね。
7. Ballin'
CAMEO/Why Have I Lost Youネタのハートウォーミングなメロウ・ナンバー!これ最高だね〜。嫌いな人多分いないでしょ?
8. Freedom of Speech
VICKI ANDERSONの定番ネタThe Message from
the Soul Sisters使いが最高!
9. Flow On (Move Me No Mountain)
LOVE UNLIMITED/Move Me No Mountainネタの少し寂しげな曲。普通かな。
10. Last Song
N.W.A.のクラシックExpress Yourself似のビートに生楽器をのせたトラックにDR.DRE、MC
REN、EAZY-Eをフィーチャーしたポッセカット・クラシック!シメでも盛り上げてくれるね。
HIPHOP好きなら聴いておくべきアルバムの一つ。(10/06/12) |
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ABOVE THE LAW
/Black Mafia Life(1992)
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WESTの大御所グループABOVE THE LAWが92年にリリースした2ndアルバム。ATLというと『Uncle
Sam's Curse』だけが異常に評価が高いですが、個人的にはこのアルバムもWEST
COAST HIPHOPを語る上で外せない重要なアルバムだと思います。不穏な雰囲気のイントロ1.Black
Triangleから惹きつけられ、Knee DeepとFlashlightといった大ネタ使いのファンク2.Never
Missin' A Beat、Atomic Dogネタでグラウンドビーツ風の3.Why
Must I Feel Like Dat、イルなループがイカす4.Commin'
Up、2PACをフィーチャーした6.Call It
What
U Want、BOOTSYのFat Cat使いで明るい感じの9.Pimp
Clinic、HALL&OATES/I Can't Go For
Thatネタの10.V.S.O.P.、T.S.MONKのクラシックBon
Bon Vie使いの12.G's & Macaronies、TAANA
GARDNERの定番Heartbeatネタの14.G-Rupies
Best
Friend、アウトロなのが勿体ないほど哀愁溢れる素晴らしいトラックの15.Outro等々聴きどころ満載。ネットをみていると意外に評価が低いのがとても信じられない・・・ WEST好きなら一度は聴いておくべきアルバムです!(08/02/22)
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AFRIKA BAMBAATAA&SOULSONIC FORCE
/Planet Rock・The Album (1986)
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Peace, Love, Unity & Having fun!ZULU
NATIONのボスでHIPHOP界のゴッドファーザーAFRIKA
BAMBAATAAとそのクルーSOULSONIC FORCEが86年にリリースしたアルバム。このアルバムは過去にリリースしたシングルに未発表曲を3曲追加してリリース。高校生の頃、高い国内盤のLP買いに行ったなー。そういえば。Planet
RockとLooking For The Perfect Beatだけが、称賛されて、残りはあまり取り上げられない(実際、専門誌の評価も散々だったしね)けど、耳が詰まってんじゃねーの
!?って思うね。どの曲も最高だぜ、まったく!
1. Planet Rock
82年にリリースされたARTHUR BAKERプロデュースのエレクトロ・ヒップホップの草分け的存在で、KRAFTWERK/Trans
Europe Expressと『夕陽のガンマン』のテーマ曲がネタというある意味なんでもありの精神で作られた名曲!
2. Looking For The Perfect Beat
82年リリースで、プロデュースは、ARTHUR BAKERとJOHN
ROBIE。これまたエレクトロ・ヒップホップの草分け的存在で、イントロのエレクトロ感っていったら!体が黙ってられないね。ブレイクダンスをもう一度練習したくなるね、マジで。
3. Renegades Of Funk(Remix)
82年リリースで、プロデュースは、ARTHUR BAKERとJOHN
ROBIEでリミックスはTHE LATIN RASCALS!。エレクトロ感は残しつつ、よりファンク寄りにした攻撃的なクラシック!途中のアフロチックなコーラスやパーカッションも良いアクセントになっているね。
4. Frantic Situation(Frantic Mix)
これも84年リリースで、プロデュースは、ARTHUR
BAKER。3と同系統だけど、少し地味かな。でも、好きな感じだね。
5. Who You Funkin' With
5曲目からが日本の(自称)評論家に不評な未発表曲たち。プロデュースは、AFRIKA
BAMBAATAAとシュガーヒルのお抱えバンドFATS
COMET!重量級のビートがとにかく強烈なファンク・トラックにGRANDMASTER
MELLE MELをフィーチャー!これで何も感じないなんてヒップホップ・インポじゃね?
6. Go Go Pop
RAE SERRANOとLEROI EVANSプロデュースでワシントン・ゴーゴーの雄TROUBLE
FUNKをフィーチャーしたエレクトロ・ゴーゴーとでも表現できそうな曲。ゴーゴー感もバッチリでていてゴーゴー好きにもアピール十分。
7. They Made A Mistake
FATS COMETのプロデュース、ミックスがON-UサウンドのADRIAN
SHERWOOD。UKの感覚がプラスされた刺激的なファンク・トラックにM.C.G.L.O.B.E.とPOW
WOWのオールド感たっぷりのライミングが最高!
とにかくHIPHOP好きなら聴いておくのが筋だと思うぜ!(2011/11/18) |
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AFRIKA BAMBAATAA & FAMILY
/Beware (The Funk Is Everywhere)
(1986)
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Peace, Love, Unity & Having fun!ZULU
NATIONのボスでHIPHOP界のゴッドファーザーAFRIKA
BAMBAATAAがAFRIKA BAMBAATAA & FAMILY名義で86年にリリースしたアルバム。高校生の頃、月の小遣いの半分以上もするほどバカ高い国内盤のLPを購入して毎日のように聴いていたアルバムで、一般的には全く評価の対象外のアルバムですが、自分にとっては忘れられない思い出が詰まったアルバムなんです。お得意のエレクトロから、ハードロック、ファンクと幅広く、当時BAMが目指していたものが単なるラップ・ミュージックじゃなく、もっと広い意味でのファンクだったてのが感じられるんじゃないかな。
1. Bambaataa's Theme (Assault on Precinct
13)
RAE SERRANO&LEROI EVANS、BAMによるクールなエレクトロHIPHOP。お馴染みのフレーズも飛び出し、エレクトロ好きには堪らないんじゃないかな。
2. Tension
力強いビートに寂しげなメロディのトラック上で緊張した現代を嘆くシリアスなメッセージを歌った(ラップじゃないよ)佳曲。BAM自身が歌っているのかな?
ERIC CALVI制作。
3. Rock America
GAVIN CHRISTOPHERプロデュースのハードロック・ファンク!これも歌もので、GAVINの意外な一面を見ることができますね。ギターがキマッてるね。
4. Kick out the James
デトロイトのロックバンドMC5のカバー。これは要らないな。でもこの曲の後に、30秒ほどの短いボーナス・トラックがあって、これはファンキーでイカす。
5. Funk Jam Party
ワシントンGO-GOを取り入れたエレクトロ・ファンク・トラックにBAMのシャウトが映えるね。自身のヒット曲のフレーズもふんだんに盛り込んでいるところもGOOD。プロデュースは、RAE
SERRANO&LEROI EVANS、BAM。
6. Funk You
これよこれ! BAMに期待しているのは! お馴染みFATS
COMETプロデュースによる強靭なファンク・トラック上でBAM、EVERLOVIN'
DUST、PRINCE IKEY C.が力強くラップ。荒っぽいスクラッチやQUEEN/We
Will Rock Youをもじったサビも最高だね。トラックも凄いがこのラップだけで何回もイケるね。
7. Bionic Kats
JONZUN CREWのMICHAEL JONZUNによるスクラッチ入りのエレクトロ・ファンク。これもラップじゃなく歌ってます。なかなかクセになる曲かな。
8. What Time Is It
キター! これこそこのアルバムのハイライト。FATS
COMETプロデュースのシンプルだけどファンキーなトラック上でMR.BIGGS、POW
WOW、G.L.O.B.E.、BUSY BEE、MASTER IKE、MONTI、GRANDMASTER
MELLE MEL(BAMは?)のオールド・スクール・スターがマイクを回すポッセ・カット!
イントロのBUSY BEEで即死じゃね? これ聴いて何も感じないのはヒップホップ・インポだと思うぜ。トリのMELLE
MELのカッコ良さもさすがだね。
昔、三流日本人ラッパーが酷評していたが、そんなの関係ないね。誰がなんて言おうとクラシック!一人でも多くのHIPHOPファンに聴いて欲しい。(10/02/17) |
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AFRIKA BAMBAATAA & FAMILY
/Funk You ! (1986) |
ZULU NATIONのボスでHIPHOP界のゴッドファーザーAFRIKA
BAMBAATAAがAFRIKA BAMBAATAA & FAMILY名義で86年にリリースしたアルバム『Beware
(The Funk Is Everywhere)』からのシングル。プロデュースは、BAMとお馴染みFATS
COMET。
A1. Funk You !(Radio Mix)
オリジナルとほぼ一緒だけど、ビートを分厚くし、ラップも新しく吹き込んでいるね。どちらかといえばオリジナルが好みかな。
A3. Funk You !(Club Mix)
アルバム・バージョンで、FATS COMETによる強靭なファンク・トラック上でBAM、EVERLOVIN'
DUST、PRINCE IKEY C.が力強くラップ。荒っぽいスクラッチやQUEEN/We
Will Rock Youをもじったサビも最高!
B1. Funk You !(All The Way Live)
ほぼ基本のヘビー・ビートのみのトラック上でフリースタイルをかますリミックス。このビートとフリースタイルがあれば、軽くご飯3杯はいけるね!
B2. Funk You !(Dub Instrumental)
ラップがなくてもこのアバンギャルドなダブ処理でノックアウト確実!
(2015/02/21) |
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AFRIKA BAMBAATAA
/Death Mix2(2007)
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HIPHOP史に残るライブミックス"Death Mix"の続編!TREACHEROUS
3/Spoonin Rap、MOHAWKS/The Champ、BILLY SQUAIRE/Big
Beat、RUSH/Tom Sawyer等々を2枚使いした当時のブロックパーティーの臨場感溢れるミックスにはただただ涙・・・ "古い"の一言で片付けて欲しくない最高の一枚!必聴です!(07/07/07) |
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ARRESTED DEVELOPMENT
/3 Years, 5 Months &
2 Days in the Life Of (1992)
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SPEECH率いるARRESTED DEVELOPMENTが92年にリリースしたデビュー・アルバム。一大ブームを巻き起こしたグループですよね。(その後、急激に失速したが…)毛嫌いしているリスナーもいたけど、このアルバムがクラシックというのは異論の余地はないはず。
1. Man's Final Frontier
ENOCH LIGHT/Perhaps, Perhaps, Perhaps、FRED
WESLEY AND THE J.B.’S/Introduction to the
J.B.'s、FRED WESLEY AND THE J.B.’S/More
PeasネタのDJミックス的なイントロ。
2. Mama's Always On Stage
ブルースのJUNIOR WELLS/We're Ready使いの曲。イマイチかな。
3. People Everyday
2ndシングル。土着的なリズムにラガマフィンのイントロ、フックのSLY
& THE FAMILY STONE/のEveryday Peopleの歌が最高な曲。この大らかさも彼らの持ち味だね。12’シングルのBOB
JAMES/Tappan Zeeを使ったMetamorphosis Mix、レゲエ色濃くしたJOHNNY
OSBOURNE/Buddy Bye使いのMaroon Mixも収録してほしかったな。
4. Blues Happy
インタールード。
5. Mr Wendal
3rdシングル。四つ打ちぽいドラムにSTEELY DAN/Pegっぽいメロディのシンプルなナンバー。シングルにするには少し弱かったかな。
6. Children Play With Earth
DJのスクラッチやSPEECHのしゃべり等を入れたファンキーなインタールード的な曲。せっかくナイスなビートなのにきちんとしたラップも入れて欲しかったな。シングル「People
Everyday」のB面にも収録。
7. Raining Revolution
雨音、雷音入りの寂しげなトラックが胸に響く好曲。トーンを押さえたSPEECHのラップも光るね。
8. Fishin' 4 Religion
BANBARRA/Shack Up使いのBPM早めの佳曲。ビートを変えたリミックスはシングル「Natural」のB面にも収録。
9. Give a Man a Fish
MINNIE RIPERTON/When It Comes Down to ItをBPM速めにして使ったノリの良いナンバー。
10. U
RAMSEY LEWIS/The Mighty Quinn (Quinn the
Eskimo)、FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep使いのBPM速めのジャジーな好曲。イントロから転調する展開もなかなか。
11. Eve Of Reality
鳥の鳴き声、小川のせせらぎ等を取り入れたのどかな田舎の風景が浮かぶインタールード。
12. Natural
5thシングル。軽めのドラムにEARTH, WIND &
FIRE/Sunshine、MFSB/Sexy使いのスピリチュアルな雰囲気漂う佳曲。
13. Dawn Of The Dreads
ドラムがイマイチなんでパス。
14. Tennessee
デビュー・シングル。問答無用のクラシック!このビート聴いただけでKOされたな〜。おまけにSPEECHの何とも言えないラップスタイルも新鮮そのもの。そしてスピリチュアルなその雰囲気も流石。余談だが12’シングルにはSHOWBIZのリミックスも収録されていて、それも人気みたいだけど、オリジナルの足元にも及ばないな。ビートがダサすぎでしょ。
15. Washed Away
THE PERSUADERS/Thin Line Between Love and
Hate使いみたいだけど、引っかかりどころがない曲だなぁ。
(2015/04/29) |
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ARRESTED DEVELOPMENT
/Tennessee (1991) |
SPEECH率いるARRESTED DEVELOPMENTが92年にリリースしたデビュー・アルバム『3
Years, 5 Months And 2 Days In The Life
Of...』からのファースト・シングル。プロデュースは、SPEECH。
A1. Tennessee (The Mix)
記念すべきデビュー・シングルで、問答無用のクラシック!このビート聴いただけでKOされたな〜。おまけにSPEECHの何とも言えないラップスタイルも新鮮そのもの。そしてスピリチュアルなその雰囲気も流石。
A2. Tennessee (Remix)
SHOWBIZのリミックスだけど、オリジナルの足元にも及ばないな。ビートがダサすぎでしょ。
A3. Tennessee (For DJ's Only)
ほぼインストなんだけど、KRAFTWERK/Trans Europe
Expressっぽいエレクトロの小技も効いていてナイス。
B1. Tennessee (Dubb Mix)
A1.のダブ・エディット
B2. Natural
軽めのドラムにEARTH, WIND & FIRE/Sunshine、MFSB/Sexy使いのスピリチュアルな雰囲気漂う佳曲。5thシングルにもなっているね。
(2015/06/19) |
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ARRESTED DEVELOPMENT
/People Everyday (1992) |
SPEECH率いるARRESTED DEVELOPMENTが92年にリリースしたデビュー・アルバム『3
Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of...』からの2ndシングル。プロデュースは、SPEECH。
A1. People Everyday (Metamorphosis Mix)
BOB JAMES/Tappan Zeeを使ったリミックス。
A2. People Everyday (LP Version)
土着的なリズムにラガマフィンのイントロ、フックのSLY
& THE FAMILY STONE/のEveryday Peopleの歌が最高な曲。この大らかさも彼らの持ち味だね。
A3. People Everyday (Maroon Mix)
レゲエ色濃くしたJOHNNY OSBOURNE/Buddy Bye使いのリミックス。
B2. Children Play With Earth (LP Version)
DJのスクラッチやSPEECHのしゃべり等を入れたファンキーなインタールード的な曲。せっかくナイスなビートなのにきちんとしたラップも入れて欲しかったな。
(2015/07/06) |
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ARRESTED DEVELOPMENT
/Mr. Wendal (1992) |
SPEECH率いるARRESTED DEVELOPMENTが92年にリリースしたデビュー・アルバム『3
Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of...』からの3rdシングル。プロデュースは、SPEECH。
A1. Mr. Wendal (Album Version)
四つ打ちぽいドラムにSTEELY DAN/Pegっぽいメロディのシンプルなナンバー。好きだけど、シングルにするには少し弱かったかな。
A2. Mr. Wendal (Radio Edit)
A1.のラジオエディット。
B1. Mr. Wendal (We Forget 'Em)
ウワモノを変えたリミックスだが、少し暗くなっているのが残念。
B2. Mr. Wendal (For D.J.'s Only)
ビートのみのトラック。
B3. Mr. Wendal (Ain't No Bass Line)
オリジナルのドラムとベースラインだけの簡素な曲。うーん、必要だったかな…
(2016/10/23) |
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A TRIBE CALLED QUEST
/People's Instinctive Travels
and the Paths of Rhythm (1990)
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A TRIBE CALLED QUESTが90年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。DE
LA SOULと共にニュー・スクールの代名詞的存在で、このアルバムも聴き狂ったな、ほんと。DE
LA SOULほどの衝撃はなかったけど、クラシックには間違いないね。
1. Push It Along
ジャジーかつファンキーで、どこか屈折した感じがツボだね。
2. Luck Of Lucien
ファンキーな佳曲。
3. After Hours
ビートだけで十分ファンキー!このアルバムはビートがカッコいいのが多いね。これって自分にとってはとっても重要だな。
4. Footprints
スぺーシーなメロウ・ナンバー。こういう感じの曲は彼等が最初だったんじゃないかな?この浮遊感はたまらんね。
5. I Left My Wallet In El Segundo
12'シングルが有名かと思うけど、一風変わったネタ使いでこれもなかなか。
6. Public Enemy
カッコいいけどビートが変則なのがもったいない。
7. Bonita Applebum
シタールとスぺーシーなエレピが存在感たっぷりなクラシック!気持ち良すぎるね。マジで。
8. Can I Kick It?
LOU REED/Walk On The Wild Side使いの人気曲。
9. Youthful Expression
REUBEN WILSON/Inner City Bluesのオルガン・ジャズ・ファンク使いがカッコ良すぎ!
10. Rhythm (Devoted To The Art Of Moving
Butts)
スペーシーなメロウ・ナンバー。
11. Mr. Muhammad
日本語の声ネタ使いだけど、曲自体は普通。
12. Ham 'N' Eggs
使いのアーシーなファンキー・チューン。
13. Go Ahead In The Rain
SLAVE/SlideというATCQに似合わないファンク・クラシック使いのファンキーな佳曲。
14. Description Of A Fool
ROY AYERS/Running Awayネタのクラシック!アルバムで一番この曲が好きだなー。
(2013/09/30) |
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AWESOME DRE' & THE HARDCORE COMMITTEE
/You can't hold me back(1989)
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デトロイトのO.G."AWESOME DRE'"が89年にPRIORITY/BENTLEY
RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。PRIORITYからリリースされたオールドスクールGANGSTA
RAPの中でも特に忘れることができないアルバムの一つです。当時主流だったBPM早めのファンキー・トラックもカッコ良いですが、ICE
Tにも似たクールな語り口もGOOD!お気に入りは当時の定番ネタISACC
HAYES「シャフトのテーマ」を使ったファンキーなOn
the rampage、SADE/Turn my back on youネタのトラックにエフェクトをかけたスクラッチがドープなMaster
of philology、BAR-KAYS/Holy ghostネタの鬼ファンキーなSex
fiend、HASIM/Al-Naafiysh (The Soul)のエレクトロ・クラシックを使いながらも決してミーハーにならず、ハードテイストに仕上げたSackchaser、AVERAGE
WHITE BAND/Cut the cake使いのタイトル曲です。その後2ndをリリースしたらしいですが、お持ちの方はぜひ詳細をお願いします!(04/05/15) |
| B |
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THE B BOYS
/Two, Three, Break (1983) |
NYのKISS FMのDJとして活躍したCHUCK CHILL
OUT所属していたグループTHE B BOYSが83年にリリースしたシングル。打ち込みビートにCHUCKのスクラッチを合わせたDJミックス・クラシック!各パートでネタを変えているところもニクい。使用ネタは、CERRONE/Rocket
In The Pocket、TROUBLE FUNK/Pump Me Up、JUICE/Catch
a Groove、COMMODORES/Assembly Line、VAUGHN
Mason & CREW/Bounce, Rock, Skate, Roll、CHUCK
BROWN & THE SOUL SEARCHERS/Bustin' Loose、LA
PREGUNTA/Shangri La等。(2014/09/08) |
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BEASTIE BOYS/Licensed to Ill(1986)
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MIKE D、KING AD-ROCK、MCAの悪ガキ3人組"BEASTIE
BOYS"が86年にDEF JAMからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、初期DEF
JAMといえばもちろんRICK RUBIN!このアルバムがリリースされた時の衝撃は凄かったね。ロックしか聴かない奴らも"これからはラップだ、ヒップホップ"なんて騒いでいたからね。巷ではオルタナ・ヒップホップだとかラップ・ロックとかにカテゴライズされているが、やれやれ・・・って感じだね。これがヒップホップじゃなかったら一体何なの?確かにROCK色濃いが、紛れもないヒップホップだよこれは。それも最高にイカして、遊び心に溢れているヒップホップ!RICKのLL
COOL J/Radioでも聴けるシンプル&ハードなトラックに3人の個性溢れるラップが絶妙にマッチしていて最高だね、ホント。
1.Rhymin & Stealin
LED ZEPPELIN/When The Levee Breaksの強烈なドラムにBLACK
SABBATH/Sweet Leafのハードなギターが最高!この曲ですでにノックアウト必死!
2.New Style
強烈な打ち込みドラムにギター・リフのシンプルな曲ながら、ブレイクでビートが変わるとこなんてニクイね。ラスト近くで曲が変わるところが実は最高で、REDMANも使っていたね。
3.She's Crafty
小気味良いビートにLED ZEPPELIN/The Oceanのギターを合わせた佳曲。
4.Posse in Effect
これだよこれ!このビート最高だね〜!定番JUICE/Catch
A Grooveも効果的に使われてます。とにかく"ドープ"な逸品!
5.Slow Ride
WAR/Low Riderを使った軽めのナンバー。
6.Girls
唯一嫌いな曲。こんな曲調一生聴けない。
7.Fight for Your Right
BEASTIE'Sの代表曲の一つ。トラックはまんまハードロック。それほど好きじゃないかな。
8.No Sleep Till Brooklyn
AC/DC/T.N.T.ネタのロック色濃い曲。Fight for
Your Rightよりはむしろこっち。
9.Paul Revere
逆回転っぽいビートにUNCLE LOUIE/I Like Funky
Musicあわせた人気の逸曲。
10.Hold It Now, Hit It
THE JIMMY CASTOR BUNCH/The Return of LeroyをはじめKURTIS
BLOW、KOOL & THE GANG、BOB JAMES等の大ネタを使ったノリの良いトラックがいいね。
11.Brass Monkey
WILD SUGAR/Bring It HereネタのBPM早めのトラックがファンキーでご機嫌!
12.Slow and Low
ローテンポのドープ・ビーツにスクラッチであわせるギターがとにかく最高!
13.Time to Get Ill
BARRY WHITE、SCHOOLLY D、STEVE MILLER BAND、KOOL
& THE GANG等色々なネタをブッこんだILLでご機嫌な好曲。
HIPHOP好きならとやかく言う前に聴くべき名盤の一つ! |
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BIG DADDY KANE
/Long live the kane(1988)
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HIPHOP界の伊達男BIG DADDY KANEが88年にCOLD
CHILLIN' RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。オールドスクールから聴いているフリークにとっては説明不要の名盤ですね。シングル・カットされたRaw(このアルバムではなぜかREMIXを収録。オリジナルが良かったのに…)とSet
it offで聴けるKANEのファスト・フロウのカッコ良さと言ったら!Rawなんてどれだけ声ネタに使われたことか。また歴史的HIPHOPムービー『WILD
STYLE』ネタのOn the bugged tip、Blind
alley使いのAin't
no half-steppin'、BIZ MARKIEのはじけっぷりも聴きどころのJust
rhymin' with BIZ、ブレイクビーツにDENNIS
EDWARDS/Don't look any furtherのベースラインを合わせたトラックにポジティブなリリックが光るWord
to the mother(land)もドープの一言!メロウ・フリークには80'Sテイストのメロウ・トラックにフックのヘタウマVo.が妙にイカすThe
day you're mineもオススメ!ただ残念なのは大傑作Wrath
of kaneとJBネタのGet into itが未収録なところ。これはぜひ収録して欲しかった!いずれにしてもクラシックの中のクラシック。必聴!!!(04/06/12) |
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BIZ MARKIE
/Goin' off(1988)
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HIPHOP界の山下 清こと奇人BIZ MARKIEが88年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースは職人MARLEY
MARL。もうBIZには敵いません。バカと天才は紙一重と言いますが、それはまさにBIZのためにある言葉でしょう。なんてったてリリックの内容が鼻くそをほじることについてとかなんですから(笑) ISACC
HAYES/Ike's moodネタのトラックにBIZのヒューマン・ビートボックスとT.J.
SWANの歌をフィーチャーしたMake the
music
with your mouth,BIZ、鼻くそソングPickin'
boogers、STEVE MILLER BAND/Fly like
an eagleネタのNobody
beats the BIZ等々クラシックのオンパレード!WEST好きにはSNOOPもカバーしたVaporsが収録されていると知れば少しは興味が湧くのでは? とにかくこれを聴かずには死ねない名盤中の名盤。必聴!(04/03/20) |
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BIZ MARKIE
/I Need a Haircut (1991)
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HIPHOP界の山下清ことBIZ MARKIEが91年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、BIZ自身、CO-PROにDJのCUTMASTER
COOL V。GILBERT O'SULLIVANのAlone Againを無断でサンプリングしたとして裁判沙汰になって敗訴し、結果、CD回収といういわくつきのアルバム。このゴタゴタにはウンザリだったけど、内容は比較的単調なループ中心のトラックにいつもどおりのBIZ節全開で最高ですね。(まあ1st、2ndには及ばないけど)
1.To My Boys
ファンキーなネタのループにCUTMASTER COOL
Vがシャウトアウトするイントロ。このネタかっこいいね。誰の曲だろう?
2.Road Block
CRUSADERS/Listen And You'll SeeとGUESS WHO/American
Womanネタのほのぼのしてユルユルな曲。トラックはそれほど好きではないけど、BIZのラップだけどOKって気分にさせられるね。
3.Let Go My Eggo
ALLEN TOUSSAINT/Louieのピアノの部分をループしたちょいと地味な曲。
4.What Comes Around Goes Around
EMOTIONS/A Feeling Isネタのチャーミングでほんわかした佳曲。いいね〜。和ませるね。
5.Romeo And Juliet
BILL WITHERS/Don't You Want To Stay使いの寂しげな曲。ちょっとBIZには似合わないかも。
6.T.S.R. (Toilet Stool Rap)
BOBBY BLAND/Sad Feeling使いの曲。まあまあ。
7.Busy Doing Nothing
うーん…、このドラム・パターンは好きじゃないな。
8.I Told You
DONOVAN/Get Thy Bearingsネタの泥臭くて地味な曲だけど、なぜか惹かれるね〜。
9.Buck Wild
JAMES BROWN/You Mother You使いの鬼ファンキーな逸曲!これ最高だわ、マジで。
10.Kung Fu
JOE TEX/Papa Was TooとQUINCY JONES/Sweet
Soul Sisterネタのドープなクラシック!途中のBIZのヘタウマな歌も最高だな。
11.Take It From The Top
BRETHREN/Outside Loveのビートのみのシンプルなトラック上でDIAMNOD
SHELL等とマイクを回すポッセカット。ラップ力があるから飽きないで聴けるね。
12.Alone Again
これが裁判沙汰になった問題の曲。ほのぼのしたトラックにBIZの絶妙に下手な歌が脱力感を与えるよね。
13.On And On
シンプルな曲。イマイチ。
やっぱBIZの声を聴くだけでホッとするな〜。このキャラは誰にもマネが出来ないね。HIPHOP界の宝だと思うな。(2011/04/03) |
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THE BOOGIE BOYS
/Rappin' Ain't No Thing(1981) |
KOOL SKI、KID DELIGHT、DISCO DAVEのTHE BOOGIE
BOYSが81年にA MIKE AND DAVE PRODUCTIONからリリースした12'シングル(再発盤)。収録曲はRappin'
Ain't No Thingのみ。EXPERIENCE UNLIMITED/Knock
Him Out Sugar-Rayネタのパーティ・ナンバーで、イントロの"We
Are Willin'"がPEで使われているのも有名ですね。(09/12/14) |
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THE BOOGIE BOYS
/City Life (1985) |
『A fly girl』のクラシックで知られるTHE BOOGIE
BOYSが85年にリリースしたアルバムからのシングル。プロデュースは、DAVID
SPRADLEYとTED CURRIER。巧みにラップと歌を織り交ぜたスタイルでR&B的なグルーヴィーなトラックも最高ですね〜。確かにこの曲をクラシックにあげる人は少ないと思うけど、当時、FMでかかっていて、思い入れがあるんだよな〜。このあたりもCD化されてほしいですね。(2015/07/07) |
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BOOGIE DOWN PRODUCTIONS
/Criminal minded(1987)
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故SCOTT LA ROCKとBLASTMASTER KRS-1のコンビ(後にメンバー増員)BOOGIE
DOWN PRODUCTIONSが87年にB-BOY RECORDSからリリースした記念すべきデビューアルバム。プロデュースにはULTRAMAGNETIC
MC'SのCED GEEも関わっています。このアルバムを聴いてトラックやラップに影響を受けなかったラッパーは多分いないんじゃないでしょうか。それだけ当時のKRS-1の影響力は凄かった。JAMES
BROWNネタのPoetryやSouth bronx、レゲエ・トラックにラガ・フロウがドープな9mm
goes bang、P is free、QUEENSのMC SHAN/The
bridgeのアンサーソングでイルなピアノ・ループがヤバイBridge
is over、ESTER WILLIAMS/Last night change
it allとCAPTAIN SKY/Super spermネタのファンキーなSuper-hoe、ISACC
HAYES/Breakthroughのヘビーなドラムが唸るタイトル曲等クラシックのオンパレード。EASTだのWESTだのSOUTHだの言う前にHIPHOP好きなら聴かずには済まされない名盤中の名盤!(04/05/08) |
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BOOGIE DOWN PRODUCTIONS
/By All Means Necessary (1988)
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KRS-ONE率いるBOOGIE DOWN PRODUCTIONSが88年にリリースした2ndアルバム。『Criminal
Minded』の衝撃には及ばないけど、クラシックには間違いないね。
A1. My Philosophy
STANLEY TURRENTINE & MILT JACKSON/Sister
Sanctifiedネタのファンキーな佳曲。
A2. Ya Slippin'
DEEP PURPLE/Smoke On The Water使いの鬼ドープな逸品!ロック好きにはたま
らんね。
A3. Stop The Violence
レゲエ・スタイルだけど、イマイチ惹かれないかな。
A4. Ilegal Business
JEFFERSON STARSHIP/Rock MusicのヘビーなビートにKRS-ONEの辛辣なリリ
ックが光るドープ・チューン。
A5. Nervous
RHYTHM HERITAGE/Sky's The Limit、WAR/GalaxyネタのBPM早めのトラック
上でKRS-ONEがしゃべりまくるファンキーな曲。
B1. I’m Still #1
ALL THE PEOPLE/Cramp Your Style使いの問答無用のクラシック!できれば
12 インチの別バージョンも収録してほしかったな〜
B2. Part Time Suckers
レゲエ・フレイヴァ溢れる佳曲。
B3. Jimmy
WINGS/Let Em In、THE SEQUENCE/Funk You Upネタのファンキー・シット。
B4. T-Cha, T-Cha
YELLOWMAN/Zungguzungguguzungguzeng使いのレゲエ・フレイヴァ溢れるハー
コーなナンバー。
B5. Necessary
KRS-1によるポエット・リーディング。
「Im Still #1」のリミックス、「Jack Of Spade」を収録して再発して欲しいですね。
(2018/04/14) |
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BOOGIE DOWN PRODUCTIONS
/Ghetto Music:
The Blueprint of Hip Hop(1989)
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故SCOTT LA ROCKとBLASTMASTER KRS-1を中心としたブロンクスのHIPHOPグループBOOGIE
DOWN PRODUCTIONSが89年にJIVEからリリースした3rdアルバム。BDPは1stのインパクトが強すぎるが、1stから4thくらいまでの影響力は疑う余地なし。その影響力はPUBLIC
ENEMYと双璧で、ほんと新作のリリースとなるとワクワクして落ち着かなかった思い出がありますね。
1.The Style You Haven't Done Yet
ファンキーなギターをサンプリングした軽快で軽めのナンバー。結構好きかも。
2.Why Is That?
REDD HOLT UNLIMITED/Do It Babyをネタが渋い。ドープな逸品。
3.Blueprint
定番GWEN McCRAE/Funky SensationにP is Freeを効果的に合わせたファンキーな佳曲。
4.Jack of Spades
BRENTFORD ALL-STARSの人気曲Greedy Gネタのドープでイカした一発!いやー、カッコイイね。12インチのリミックスも最高だったね。できればCDにも収録して欲しかった!
5.Jah Rulez
レゲエ色濃い曲。悪くはないけど、それほどでもないかな。
6.Breath Control
ヒューマン・ビートボックス好きには堪らないね〜!このヒューマン・ビートボックスはD-NICEだったんだ。意外に上手いね。カッコイイっす。
7.Who Protects Us from You?
これはビートが良くない。パス。
8.You Must Learn
オールドスクールの定番ネタCAPTAIN SKY/Super
Spormのあのパーカッションが効いたビートだけで盛り上げていくところが最高にドープ!
9.Hip Hop Rules
これもビートが酷過ぎる。パス。
10.Bo! Bo! Bo!
レゲエをサンプリングし、ところどころダブ処理している楽しい曲。こんな感じも好きだなあ。
11.Gimme, Dat, (Woy)
またまたREDD HOLT UNLIMITEDのI Shot The Sheriffをサンプリングしたファンキー・チューン。
12.Ghetto Music
これもビートがダメ。パス。
13.World Peace
女性コーラスが効果的な少し郷愁を感じる曲。聴き覚えあるメロディだけどなんだったかな?
1stに比べるとインパクトは弱いかもしれないけど、クラシックに相応しい曲は十分備えていると思う。HIPHOP好きなら聴いておくべきでしょう。(10/03/22) |
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BRAND NUBIAN
/One For All (1990)
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GRAND PUBA、SADAT X、LORD JAMAR、DJ ALAMOからなるNYのグループBRAND
NUBIANが1990年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、BRAND
NUBIAN、DANTE ROSS、DAVE "JAM"
HALL、SKEFF ANSELM、STIMULATED DUMMIES。いやー、このアルバム、聴き狂いましたね!ほんとぐうの音でないとはこのこと。メンバーの個性が相まったマスターピースに相応しい出来映え!
1. All For One
JAMES BROWN/All for One、Can Mind、Funky
President、LOWELL FULSON/Tramp、GUY/Goodbye
Loveネタのファンキーなクラシック!比較的、音数少ないシンプルなトラックだからこそメンバーのラップが引き立ちますね。
2. Feels So Good
WAR/Sing a Happy Song使いの超涼しげなクラシック!この曲、マジ大好き!何度聴いたことか。
3. Concerto in X Minor
CANNONBALL ADDERLEY/Walk Tall使いの軽快なファンキー・ナンバー。
4. Ragtime
THE GAP BAND/Tommy's Grooveネタの小気味良くファンキーな佳曲。
5. To The Right
JAMES BROWN/Funky Presidentを少し変則的に使ったファンキー・チューン。
6. Dance To My Ministry
EARTH, WIND & FIRE/Bad Tuneネタの疾走感溢れるトラックが素晴らしい!緊張感のあるラップも最高!
7. Drop The Bomb
KOOL &THE GANG/Jungle Jazz直球使いにトラブル・ファンクよろしく「ドロップザボム!」のコールアンドレスポンスも最高な逸品!
8. Wake Up (Stimulated Dummies Mix)
NITE-LITERS/Tanga Boo Gonk、THE METERS/Cissy
Strutネタのファンキーで陽気な雰囲気の佳曲。
9. Step To The Rear
CANNONBALL ADDERLEY/Oh Babe、LOWELL FULSON/Tramp、MAR-KEYS/Plantation
Innネタだがイマイチかな。
10. Slow Down
EDDIE BRICKELL &NEW BOHEMIANS/What I
Am、FUNKADELIC/Let's Take It to the Stage、KOOL
&THE GANG/Kool It (Here Come the Fuzz)、N.T.ネタだが、少し地味だね。
11. Try To Do Me
ど定番SYL JOHNSON/Different Strokes使いだけど、ニュージャックスイング的なトラックが苦手…
12. Who Can Get Busy Like This Man...
JAMES BROWN/Popcorn with Feeling使いのファンキーなトラックにプーバのレゲエ・フレイヴァ溢れるラップが最高だね〜!
13. Grand Puba, Positive And L.G.
STEVE ARRINGTON/Nobody Can Be You使いのファンク・トラックにプーバ、ポスK、L.G.でマイクを回すポッセカット。この元ネタやっぱ好きだわ〜
14. Brand Nubian
CAMEO/Rigor Mortis、J.J. JOHNSON/Rosita、PARLIAMENT/Flash
Light、SLAVE/Slideのファンク・クラシックを惜しげもなく使ったファンク・ナンバー!
15. Wake Up (Reprise In The Sunshine)
ROY AYERS/Everybody Loves the Sunshine、RCY,
GOODMAN & BROWN/Another Day、PARLIAMENT/Flash
Lightのネタの組み合わせが秀逸なメロウなクラシック!ニュースクールの最高の部分が溢れ出てるよね。
16. Dedication
JAMES BROWN/Say It Loud - I'm Black and I'm
Proud使いのファンキーな小品。
(2021/11/11) |
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BREEZE
/The Young Son Of No One (1989)
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KING TEEのクラシック「Played Like A Piano」や「Freestyle
Ghetto」に参加したウエスト・コーストのMC”BREEZE”が89年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、当時のL.L.COOL
Jを手掛けて名を上げたL.A.POSSEとD.J.
POOH。的確なライミングを聴かせる良いMCだったけど、アルバムはこれ1枚なのかな?トラックも高水準なのになぜかスルーされた悲しきアルバムの一つだね。
A1. T.Y.S.O.N.
フルートのサンプリングが効いた渋いファンキー・シット!
A2. Pull A Fast One
LYN COLLINS/Thinkのビートが弾けた鬼ファンキーな一発!イントロのラテンビートも最高!
A3. Steadily Tryin' To Flow Like.....
ジャジーな感じだけど、イマイチかな。
A4. Goin' Through A Phase
WILSON PICKETT/Get Me Back on Time, Engine
#9を使った不穏な雰囲気を感じるナンバー。うーん、渋いね。
A5. Loungin'
GEORGE DUKE/Reach for Itネタだけど、ビートがイマイチかな。
B1. L.A. Posse
ZAPP/More Bounce to the Ounce、BOOTSY COLLINS/Hollywood
Squares、HANK BALLARD & THE MIDNIGHTERS/From
the Love Sideを使ったまさにウェッサイ・ファンクなクラシック!
B2. Girls On My Mind
FRED WESLEY AND THE J.B.’S/Same Beatネタだけど、これもドラムがね…
B3. Scene Of The Homicide
HEADHUNTERS/God Made Me Funkyにハードなギターを絡めたスリリングかつドープなナンバー!
B4. Great Big Freak
THE CHAKACHAS/Jungle Fever、JAMES BROWN/Funky
Drummer使いの疾走感溢れるファンキー・チューン!
B5. Watch The Hook
ヒップホップ国家INCREDIBLE BONGO BAND/ApacheにROGER/So
Ruff, So Tuffを合わせた鬼ファンキーな傑作!
(2014/10/07) |
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BREEZE
/Great Big Freak (1989) |
ウエスト・コーストのMC”BREEZE”が89年にリリースしたシングル。プロデュースは、L.A.POSSE。
A1. Great Big Freak (Remix)
リミックスは、BIG DAD、BREEZE、JAM MASTER
JAY、MUFFLA。オリジナルに比べてマイルドになっているかな。オリジナルが好みだね。
A2. Great Big Freak (LP Version)
THE CHAKACHAS/Jungle Fever、JAMES BROWN/Funky
Drummer使いの疾走感溢れるファンキー・チューン!
B1. T.Y.S.O.N. (LP Version)
フルートのサンプリングが効いた渋いファンキー・シット!
B2. T.Y.S.O.N. (Censored Version)
オリジナルにファンクネタを合わせて分厚く仕上げていてカッコイイね!
(2014/10/07) |
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BUSHWICK BILL
/Little Big Man (1992)
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GETO BOYSの小さな巨人BUSHWICK BILLが1992年にRAP-A-LOT
RECORDSからリリースしたソロ・デビュー・アルバム。プロデュースは、JAMES
SMITHとJOHN BIDO。ホラー映画調の不気味な1.IntroからBUSHWICKらしいさ炸裂!ブルージーな2.Little
Big Man、Impeachビートに泥臭いウワモノの3.Stop
Lying、MELVIN BLISS/Synthetic Substitutionビートのアーシーなファンク
4.Call Me Crazy、JOE TEX/Papa Was Tooネタの泥臭い6.Don't
Come To Big、BRENDA & THE TABULATIONS/Right
on the Tip of My Tongue使いのソウルフルなメロウ・ナンバー7.Ever
So Clear、BILL WITHERS/Kissing My Love、ALBERT
KING/Breaking Up Somebody's Home、THE O'JAYS/For
the Love of Moneyネタのブルージーなファンク8.Copper
To Cash、OHIO PLAYERS/Funky Worm、THE HEADHUNTERS/God
Made Me Funkyネタの9.Dollars And Sense、CURTIS
MAYFIELD/(Don't Worry) If There's a Hell
Below, We're All Going to Go使いの疾走感溢れる10.Letter
From KKK、(多分)生ベースが効いた攻撃的なファンク11.Take
'Em Off、LONNIE LISTON SMITH/Voodoo Womanネタのトラックに地下室のようなエコーがかかったラップがマッチした12.Skitsoと好曲満載。これこそまさにブルージー・ヒップホップ。BUSHWICKのアルバムの中ではベストかな。(2014/06/20) |
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BUSHWICK BILL
/Ever So Clear (1992) |
GETO BOYSの小さな巨人BUSHWICK BILLが1992年にRAP-A-LOT?RECORDSからリリースしたソロ・デビュー・アルバム『Little
Big Man』からのシングル。
A1. Ever?So Clear
BRENDA & THE TABULATIONS/Right?on the Tip
of My Tongue使いのソウルフルなトラックにBIG
DADDY KANEの声をかぶせた郷愁感溢れるナンバー。この雰囲気最高だね〜
B1. Call Me Crazy
MELVIN BLISS/Synthetic Substitutionビートにアーシーな音をかぶせたファンキー・チューン。
それにしても唯一無二なMCを失ってしまったね…
初期の頃から応援していたので残念でなりません。R.I.P.
(2023/11/12) |
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BUSY BEE
/Running Thangs (1988)
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伝説的なオールド・スクーラーBUSY BEEが88年にリリースしたアルバム。プロデュースは、これまた伝説的なJAZZY
JAY。BUSY BEEのコミカルなラップが最高だね!
A1. Running Thangs
TYRONE BRUNSON/The Smurf、JAMES BROWN/Funky
Drummer使いの小気味よいファンキー・チューン。
A2. Suicide
JAMES BROWN/Say It Loud, I'm Black and I'm
Proudネタだけど、ドラムがイマイチかな。
A3. Murder
TROUBLE FUNK/Pump Me Upを擦りまくったご機嫌なファンキー・ナンバー!
A4. Converse
E.U./ Knock Him Out Sugar Rayネタの最高にイカしたファンキー・シット!
A5. Get Busy
JAZZY JAYのイナたい擦りに耳を奪われるパーティ・チューン!
B1. I Don't Play
派手さはないけどファンキーで好きですね。
B2. Kickin' Flavor
ワシントンGO-GOっぽいけど、イマイチかな。
B3. Express
B.T. EXPRESS/Express、BOOTSY’S RUBBER BAND/Bootzilla、AFRIKA
BAMBAATAA & SOULSONIC FORCE/Renegades
of Funkネタの小気味よい佳曲。
B4. Old School
INCREDIBLE BONGO BAND/Apache、CYMANDE/Bra、SAMBA
SOUL/Mambo No. 5等の二枚使いの上でフリースタイルをかます最強のオールドスクール・クラシック!これ聴いて感じないやつはヒップホップ・インポだな。
B5. Jazzy On The Mix
JAZZY JAYのソロでネタをスクラッチするDJナンバー。
(2018/12/22) |
| C |
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CAPTAIN ROCK
/Cosmic Glide (1982) |
CAPTAIN ROCKが82年にNIA RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、TAHARQA
ALEEMとTUNDE-RA ALEEM。当時の「インベーダー・ゲーム」感丸出しなパーティ・トラックに軽快なライミングが最高!もっと評価されるべきオールド・スクーラーの一人。(2014/08/24) |
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CHUBB ROCK WITH HOWIE TEE
/And The Winner Is… (1989) |
ジャマイカ出身、ブルックリン育ちで、ユーモアたっぷりのラップで人気を博した太っちょMC"CHUBB
ROCK"が 1989年にSELECT RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、CHUBBと盟友HOWIE
TEE。いやー、このアルバムの充実っぷりと言ったら!1stより格段にネタ選びと使い方がアップしていて驚かされます。
A1. Stop That Train
JAMES BROWN/I Don't Want Nobody to Give Me
Nothing (Open Up the Door I'll Get It Myself)、Night
Train、Talkin' Loud & Sayin' NothingのJBネタ炸裂のファンキーな一発。初っぱなからご機嫌だね!
A2. What A Difference
SLY & THE FAMILY STONE/Stand!、Sing a
Simple Song使いの小気味良いファンキー・チューン。
A3. Same Old Thing
リズミカルでファンキーなドラムに重たいベースが効いてるね。
A4. Bump The Floor
JOHNNY JENKINS/I Walk on Guilded Splinters、JAMES
BROWN/Funky Drummer、COMMODORES/The Assembly
Line、LYN COLLINS/Think (About It)の大ネタを組み合わせた鬼ファンキーなクラシック!
A5. And The Winner Is...(The Grammys)
BLACK HEAT/Zimba Ku使いで、グラミー賞をパロったインタールード的な曲。
A6. He's Funky
MARVA WHITNEY AND JAMES BROWN/You Got to
Have a Job、JOHNNY PATE/Shaft in Africa (Addis)、JAMES
BROWN/Funky President (People It's Bad)使いのアフロ・ファンキーなビートが最高にドープなクラシック!このグルーヴ感堪らないね〜
A7. Blow The Whistle
JAMES BROWN/Funky Drummer、TOM BROWNE/Funkin'
for Jamaicaネタのファンキー・ナンバー。SPOONIE
GEE AND TREACHEROUS THREE/Love Rapの声ネタが効いてるね。
A8. Caught Up (Remix)
INNER LIFE/I'm Caught Up (In a One Night
Love Affair)、EVELYN "CHAMPAGNE"
KING/We're Going to a Party、JAMES BROWN/I
Got Ants in My Pants、BRICK/Dazz使い。人気あるみたいだけど、1st収録のオリジナルが好みだね。
B1. She's With Someone
THE BROTHERS JOHNSON/Strawberry Letter 23、FUNK,
INC./Kool Is Backネタのメロウ・ミディアム。Strawberry
Letter 23使われたら弱いな〜
B2. Mr. Nobody Is Somebody Now
THE METERS/Cardova使いのネタ感そのままのアーシーなファンキー・チューン。
B3. Ya Bad Chubbs
LYN COLLINS/Think (About It)、JIMMY "BO"
HORNE/It's Your Sweet Loveネタのご機嫌ファンキーなクラシック!
B4. Hip Hop Rodeo
JIMMY "BO" HORNE/You Get Me Hot、MALCOLM
McLAREN/Buffalo Gals使いのノリの良いファンキー・チューン!
B5. Gonna Do It For You
ALVIN CASH/Keep on Dancing、RUFUS THOMAS/The
Breakdown (Part II)使いのBPM早めのファンキーな佳曲。
B6. Nothing Can Stop Us Now
BOB JAMES/Take Me to the Mardi Gras、FUNKADELIC/You'll
Like It Too、JAMES BROWN/Can I Get Some Helpネタのファンキー・ナンバー。
B7. Talkin' Loud, Ain't Sayin' Jack
JAMES BROWN/Talkin' Loud & Sayin' Nothing、Funky
Drummer、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/Blow
Your Head、PRINCE/Housequake使いで、P.E.でお馴染みのウネウネしたシンセが耳を惹くナンバー。
B8. Don't Trespass
OHIO PLAYERS/Find Someone to Loveネタの疾走感のあるファンキー・ナンバー。
(2024/06/15) |
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CHUBB ROCK
/The One (1991)
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ジャマイカ出身、ブルックリン育ちのおデブMC”CHUBB
ROCK”が91年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、従兄弟でヒップホップ界の名プロデューサーHOWIE
TEE。聴いた回数からいうと前作『And
The Winner
Is …』が一番かなと思うけど、これもクラシックには間違いないね。
1. The One
THE J.B.'S/The Grunt、9TH CREATION/Bubble
Gum、THE D.O.C./It's Funky Enough使いの鬼渋い一発。トラックが地味なだけにCHUBBのフロウが引き立つね。
2. Just The Two Of Us
ALBERT KING/Cold Feet、CHIC/Good Times使いのブルージーなトラックにラガMCをフィーチャーした佳曲。
3. Treat 'Em Right
人気がある曲だけど、個人的には普通かな。軽すぎだな。
4. The Big Man
BILL COSBY/Get Out of My Life, Woman、REDD
HOLT UNLIMITED/Do It Baby使いのヘビーな一発。重いピアノのループが効いてるね。
5. The Night Scene
ISAAC HAYES/Breakthrough等を使ったファンキー・ナンバー。
6. The Bad Boyz
ダンスホール感も取り入れた不思議な感覚の曲。アルバムの中では異質だけど、悪くはないな。
7. What's The Word
定番THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President使いだけど、ドラム部分を使っていないところがニクイね。
8. Organizer
THE EMOTIONS/Blind Alleyネタのファンキー・チューン。
9. The Chubbster
THE GRASS ROOTS/You and Love Are the Same、THE
JIMMY CASTOR BUNCH/Let's Party Now使いのアップテンポでノリの良い一発。「Treat
'Em Right」より断然こっちだな。
10. Cat
悪くないけど、もう少しネタ入れても良かったんじゃないかな?
11. Another Statistic
BUDDY MILES/Train使いだけど、つまらないな。
12. Enjoy Ya Self
SUPER LOVER CEE & CASANOVA RUD/Gets No
Deeper (Remix)とドラムが似ているね。SLY &
THE FAMILY STONE/Love Cityがネタかな。
13. The Five Deadly Venoms
鬼ドープなトラック上でA.T.E.E.M.、RED HOT
LOVER TONEとマイクを回すポッセカット。比較的シンプルなトラックだけど、カッコ良さはハンパない!
14. Bring 'Em Home Safely
もろR&Bなトラック上で3RD BASS、ROCKIN
ROBIN(後のTHE LADY OF RAGE)、LUCASとマイクを回すスムーズなメロウ・グルーヴ!この曲の女性MCがTHE
LADY OF RAGEだったって初めて知ったな〜。
15. Keep It Street
THE MOHAWKS/The Champ、ALL THE PEOPLE/Cramp
Your Style、BOB JAMES/Nautilus、20TH CENTURY
STEEL BAND/Heaven and Hell Is on Earth、GAZ/Sing
Sing、GEORGE CLINTON/Atomic Dog使いの地下室で録音したかのような音処理が面白い佳曲。
16. The Regiments Of Steel
WEATHER REPORT/125th Street Congress、STEVE
MILLER BAND/Fly Like an Eagleネタのトラック上でマイクの巨人達を称える鬼渋ファンキー・チューン!
この質感はこの時代にしかだせないものがあるよな、やっぱり。ミドル好きなら絶対に聴くべきアルバムだと思う。(2013/02/09) |
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COLD CRUSH BROTHERS
/Fresh, Wild, Fly And Bold (1984) |
凄腕ラップ・チームCOLD CRUSH BROTHERSが84年にTUFF
CITY RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、AARON
FUCHS。打ち込みビート主体の緊張感溢れるトラックに危機迫るラップ、スクラッチがカッコ良過ぎ!(2015/03/24) |
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COLDCUT
/Untitled (1989) |
UKのDJ/プロデューサー・ユニットCOLDCUTが89年にリリースした6曲入りEP。レア・グルーヴが流行った時に出てきたグループで、そのセンスの良いミックス/エディットはほんと芸術的!
A1. Beats & Pieces (Mo Bass Remix)
彼等の代表的な曲のリミックスで、LED ZEPPELIN/When
the Levee Breaks、AFRIQUE/House of Rising
Funk、EDDIE BO AND THE SOUL FINDERS/We're
Doing It (The Thang) Pt. II、ESTER WILLIAMS/Last
Night Changed It All (I Really Had a Ball)、MAGIC
DISCO MACHINE/Scratchin'、THE WILD MAGNOLIAS/Soul,
Soul, Soul、KOOL & THE GANG/Funky Stuff等を絶妙に組み合わせたトラックに様々な(声)ネタをトッピングした問答無用のクラシック!この曲に感化されて色々なメガミックスを作っていたのを思い出すな〜。
A2. Stop This Crazy Thing (Hedmaster Mix)
TROUBLE FUNK/Super Giftを使ったGO-GO風味のトラックにレゲエ・シンガーJUNIOR
REIDが歌う彼等の代表曲の一つ。リミックスは、ADRIAN
SHERWOOD。
B1. Maker Brake、B2. Greedy's Back、B3. Drawmasters
Squeeze
ブレイクビーツを編集したインスト。
(2015/04/13) |
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CMW
/It's A Compton Thang (1990)
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コンプトンのOGラッパーMC EIHT率いるCOMPTON'S
MOST WANTED(CMW)が1990年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、THE
UNKNOWN DJとDJ SLIP。いやー、このアルバム、聴き狂いましたね〜
MC EIHTの個性溢れるラップはもちろんだが、サウンドが渋くてカッコいいの一言!このアルバムの影響で、東高西低とバカにしていた日本の雑誌、ライターの認識もだいぶ変わってきたと思う。(もちろんこれ以外にも西には素晴らしいアルバムがたくさんあるけどね!)
どの曲も最高だから、耳の穴かっぽじってよーく聴け!
1. One Time Gaffled Em Up
FRED WESLEY AND THE J.B'S/You Can Have Watergate
Just Gimme Some Bucks and I'll Be Straight使いのトラックにYELLOWMAN/Nobody
Move, Nobody Get HurtやKURTIS BLOW/Christmas
Rappin'をコスった鬼渋い一発。MC EIHTの声が若いな〜
フロウは相変わらずだけどね。
2. I'm Wit Dat
大大大好きなISAAC HAYES/Joyネタの郷愁感溢れるトラックにTHE
D.O.C./It's Funky Enoughを声ネタに使った佳曲。
3. Final Chapter
THE J.B.'S/(It's Not the Express) It's the
J.B.'s Monaurail & The Grunt & Gimme
Some More、FRED WESLEY AND THE J.B'S/Introduction
to the J.B.'s、JAMES BROWN/The Payback &
Hot Pants Pt. 1 (She Got to Use What She
Got to Get What She Wants) & Funky DrummerのJB関連
にFUNK, INC./Kool Is Backのドラムの一部を組み合わせたファンキー・シット!
4. I Give Up Nuthin
ROY AYERS UBIQUITY/Brother Green (The Disco
King)、FUNK, INC./Kool Is Back、SOUND EXPERIENCE/Devil
With the Bust使いのアップテンポなファンキー・チューン!
5. This Is compton
LEE DORSEY/Get Out of My Life, Womanネタの小気味よくファンキーな佳曲。
6. Rhymes Too Funky Pt. 1 (Live At Lonzo's
1988)
FRED WESLEY AND THE J.B'S/Blow Your HeadというかPUBLIC
ENEMYを使ったであろうロウなトラックに若々しいラップが耳を惹く。
7. Duck Sick
BILLY COBHAM/Red Baron、PLEASURE/Celebrate
the Good Thingsネタがチルモード。
8. Give It Up
LEE DORSEY/Give It Up、SYL JOHNSON/Different
Strokes使いのアーシーな佳曲。LEE DORSEYの「ギビラァ〜
ギビラァ〜」が効いてるね。
9. Late Night Hype
ANITA BAKER/Will You Be Mine、RICK JAMES/Mary
Janeネタの最高にジャジーでメロウな逸品!ANITA
BAKERのこの曲を使うセンスの良さ!
10. I Mean Biznez
LEE DORSEY/Everything I Do Gonh Be Funky
(From Now On) & A Lover Was Born使いのファンキーな一発。
11. It's A Compton Thang
JUICY/Sugar FreeにTHE S.O.S. BAND/Just the
Way You Like Itを合わせた都会的なメロウ・ナンバー。
(2022/08/08) |
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COMPTONS MOST WANTED
/Straight Checkn 'Em (1991)
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ウエストコーストを代表するベテランMCのMC
EIHT率いるCOMPTON’S MOST WANTEDが91年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、DJ
SLIPとUNKNOWN、ターンテーブルは、DJ
MIKE
TとDJ SLIP。1stも最高だけど、それに勝るとも劣らない傑作ですねこれは。西の底力を感じたな。
1. Intro
QUINCY JONES/Slum Creeper等を使ったサスペンス映画の予告のようなイントロ。
2. They Still Gafflin'
GEORGE McCRAE/I Get Lifted、FUNKADELIC/Good
Ole Music、ISAAC HAYES/Do Your Thing使いの渋いファンキー・チューン。
3. Growin' Up in the Hood
ブラック・ムービー『Boyz N The Hood』のサントラにも収録された東にも負けないくらい良質でドープなクラシック!この曲のクオリティの高さで西を見直したリスナーも多かったはず。サンプリング・ネタは、FUNK
INC./Kool is Back、CURTIS MAYFIELD/Kung Fu、JOE
SIMON/Cleopatra Jones等。
4. Wanted
JAMES BROWN/Funky Drummer、BARRY WHITE/I'm
Gonna Love You Just a Little More Baby、FUNKADELIC/(Not
Just) Knee Deep、ISAAC HAYES/Buns O Plenty、THE
J.B.’S/Blow Your Headネタの激渋な一発。
5. Straight Checkn 'Em
THE FIVE STAIRSTEPS/Don't Change Your Love使いのBPM早めの勢いのあるナンバー。シングルにもなったね。リミックスもできれば収録してほしかったところ。
6. I Don't Dance
ZAPP/ I Can Make You Dance、SLY & THE
FAMILY STONE/Sing a Simple Song、GEORGE CLINTON/Atomic
Dog、PARLIAMENT/Aqua Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop)ネタのドープ・ファンク!VANILLA
ICEなんてのも飛び出すところもニクイね。
7. Raised in Compton
YOUNG-HOLT UNLIMITED/People Make the World
Go Round使いのセンス溢れるファンキー・チューン!MC
EIHTのラップもいつにもましてサグ感溢れて最高だし、BIZ
MARKIEの声ネタも最高だね。
8. Driveby Miss Daisy
LOU DONALDSON/Pot Bellyネタのおどろおどろしいトラックに生ピアノ、銃声、映画『SCARFACE』からアル・パチーノの怒声、女性の泣き声等を合わせたクラシック!この激しさ、ドープさは彼らにしかできないよね。
9. Def Wish
THE BLACKBYRDS/Wilford's Gone使いのうら寂しいナンバー。このネタ使うところにセンスを感じるね。MC EIHTのラップにとても相性がイイね。
10. Compton's Lynchin'
JOHNNY “GUITAR” WATSON/Superman Loverネタのファンキー・チューン。
11. Mike T's Funky Scratch
DJ MIKE Tのコスりを堪能できるナンバー。
12. Can I Kill It?
TEDDY PENDERGRASS/Love T.K.O.、THE ISLEY
BROTHERS/Footsteps in the Dark、SHALAMAR/This
Is for the Lover in You、LITTLE FEAT/Fool
Yourself使いの哀愁溢れるクラシック!
13. Gangsta Shot Out
CHICAGO GANGSTERS/Gangster Boogieネタのトラック上でシャウト・アウトするアウトロ的ナンバー。
全体的にネタ使いが光るアルバム。もちろんMC EIHTのラップも最高の一言。ヒップホップ好きなら聴いておくべきアルバムの一つ。(2015/10/04) |
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CRASH CREW
/We Want To Rock (1981) |
CRASH CREWが81年にSUGAR HILL RECORDSからリリースしたシングル。オールドスクールの良さを再認識させられる極上のパーティ・クラシック!これ聴いてノれない奴いるのか
!? (2014/08/04) |
| D |
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DAS EFX
/Dead Serious (1992)
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EPMDに見出されたSKOOBとDREのコンビDAS EFXが92年にリリースしたデビュー・アルバム。「ディギディ」スタイルのラップで一躍、時代の寵児となったよね。最初聴いたときには「なんじゃこりゃ!?
ヘンテコだけどカッコイイじゃん」って思ったな〜。ICE
CUBEなんかも意識的に真似していたくらい影響力あったな。トラック自体は、とりたてて革新的な事をやっているわけでもなく、オーソドックスなんだけど、逆にこれが彼らのラップを引き立てているんだよね。
1.Mic Checka
JAMES BROWN/Payback、Soul Power、LYN COLLINS/Think等を使った曲で12'シングルにもなったね。比較的地味なんだけど、悪くはないかな。
2.Jussummen
THE EMOTIONS/Blind AlleyネタのファンキーなトラックにSLICK
RICKの声ネタが上手くマッチしているね。大好きな曲ですね。
3.They Want Efx
JAMES BROWN/Blind Man Can See It使いの渋すぎる一発。地味だけどなぜか惹きつけられるね。
4.Looseys
HEAVY Dのクラシック「Don't Curse」と同じBOOKER
T.&THE M.G'S/Hip Hug-Her使いのファンキー・ナンバー。ネタがネタだけに間違いないよね。
5.Dum Dums
OTIS REDDING/The Happy Songネタのファンキー・シット!イントロの歌の部分はOTIS
REDDINGを使っているけど、どこかレゲエ風に感じるのは自分だけかな。
6.East Coast
SKULL SNAPS/It's a New DayのビートにJAMES
BROWN/Funky President、ESG/UFOを合わせた曲。まずまずかな。
7.If Only
うーん、これはビートがちょっと苦手なんで、パス。
8.Brooklyn To T-Neck
ZAPP/I Can Make You Dance、JOE TEX/Papa Was
Too、JAMES BROWN/Payback使いのEPMDを彷彿させるヘビーな一発!
9.Klap Ya Handz
これもTHE EMOTIONS/Blind Alleyネタなんだけど、2.よりは劣るかな。
10.Straight Out The Sewer
これもZAPP/I Can Make You DanceにBIZ MARKIEやBOBBY
BYRDの声ネタを合わせたヘビー・ファンク!カッコ良過ぎ〜!
これより優れたトラックがあるアルバムはたくさんあるけど、言葉遊びを含めたラップの面白さやオリジナリティを強く感じることのできるアルバムはそうないはず。そう言った意味でクラシックに相応しいアルバムだと思う。(2011/07/27) |
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DAVY DMX
/One For The Treble (Fresh) (1984) |
「Action」のクラシックを持つORANGE KRUSHのメンバーでもあったDAVY
DMX(後にDAVY D)が84年にリリースしたシングル。プロデュースは、DAVY
DMX自身。打ち込みトラックに女性の掛け声、そしてDAVY
DMXのスクラッチをのせたDJミックス・クラシック!擦りネタは、THE
SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、BESIDE/Change
the Beat (Female Version)、BOB JAMES/Take
Me to the Mardi Gras、GAP BAND/Burn Rubber
on Me、RUN-DMC/Sucker M.C.'s (Krush Groove
1)。(2015/09/08) |
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DAVY D.
/Davy's Ride (1987) |
「One For The Treble」のクラシックを持つDAVY
D. aka DAVY DMXが87年にDEF JAMよりリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、DAVY
D.とRUSSELL SIMMONS。先行シングルでBABE
RUTH/Keep
Your Distance使いのクラシック「Keep
Your
Distance」が鬼カッコ良かったんでPUBLIC
ENEMYみたいなハーコー路線を期待していたところ、歌物も3曲ほどあって意外にポップチャートを意識した作りで驚いた覚えがありますね。
A1.Davy's Ride
「One For The Treble」の続編ともいえるDJインスト。GAP
BAND/Burn Rubber On Meのブレーキ音のスクラッチが効いてるね。
A2.Get Busy(We Ain't New To This)
DJ HURRICANEのラップをフィーチャーしたラフ&ロウな佳曲。
A3.Keep Your Distance
BABE RUTH/Keep Your Distanceを使ったハーコー・チューン!DJ
HURRICANEのラップはもちろんトランスフォーマー・スクラッチもGOOD!
A4.Feel For You
一転してALYSON WILLIAMSとデュエットしたメロウなR&Bナンバー。DAVY
D.の歌も上手くはないけど悪くないね。メロウでナイスだけどスクラッチは不要だったかな。
A5.Bustin' Loose
CHUCK BROWN&THE SOUL SEARCHERS/Bustin'
LooseネタのGO-GOラップ。うーん、打ち込みドラムがダサいかな・・・
ネタのドラムそのまま使えばよかったのにね。
A6.Your Love Is Like Money On The Bank
インタールード的なナンバー。
B1.Live On Hollis Day
初期のRUN D.M.C.みたいなほとんどビートのみのトラックとDJ
HURRICANEのラップだけでグイグイ引きつけるファンキー・チューン!
B2.Ohh Girl
シングルにもなったR&Bなメロウ・グルーヴ。DAVY
D.の歌も雰囲気に合ってるね。
B3.Have You Seen Davy
これも「One For The Treble」の続編ともいえるDJインスト。
B4.Do Ya Do
DAVY D.の寂しげな歌が光るR&B。ほんと上手くはないけど、どこか引きつける魅力があるねDAVY
D.の歌は。
B5.Bring It
ファンキーなトラック上でRUSSELL SIMMONSのラフなしゃべりがカッコイイ佳曲。
B6.Let's Rock
インタールード的なナンバー。
個人的にクラシックといえるアルバムだけど、悔やまれるのが、「Ohh
Girl」のB面に収録されたJAMES BROWNを使った鬼ファンキーなトラック上でDJ
HURRICANE、NIKKI D、DAVY D.の兄弟TOMMY T(D?)とマイクを回すライブ仕立てのポッセカット「Clap
Your Hands」が未収録なところ!ほんとラジオで初めて聴いたときはそのカッコ良さに一発でノックアウトされた覚えがあるな。できればこの曲を収録して再発して欲しいね。(2012/09/15) |
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DAVY D.
/Ohh Girl w/Clap Your Hands (1987) |
87年のアルバム『Davy's Rid』からのシングル。
A. Ohh Girl
R&Bなメロウ・グルーヴ。DAVY D.の歌も雰囲気に合ってるね。
B. Clap Your Hands
JAMES BROWNを使った鬼ファンキーなトラック上でDJ
HURRICANE、NIKKI D、DAVY D.の兄弟TOMMY T(D?)とマイクを回すライブ仕立てのポッセカット!リリース当時、ラジオで初めて聴いたときはそのカッコ良さに一発でノックアウトされたな〜。 |
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DE LA SOUL
/3 Feet High And Rising (1989)
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NYはロングアイランド出身のPOSDNUOS、TRUGOY、MASEのトリオDE
LA SOULが89年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、元STETSASONICのPRINCE
PAUL。ニュースクールの旗手の一つで、ヒップホップが持つ”なんでもあり感”を体感できる素晴らしすぎるアルバムで、ほんと、聴き狂った思い出のアルバムですね〜。
1. Intro
イントロ。
2. The Magic Number
BOB DOROUGH/Three Is a Magic Number、DOUBLE
DEE & STEINSKI/Lesson 3等を使ったコミカルかつファンキーな一発!
3. Change In Speak
THE MAD LADS/No Strings Attached、CYMANDE/Bra、THE
MONKEES/Mary Maryネタの地味ながら惹きつけられる佳曲。
4. Cool Breeze On The Rocks
「ROCK」という単語を含んだ短いフレーズをつないだメガミックス的なインタールード。
5. Can U Keep A Secret
THE NEW BIRTH/Got to Get a Knuttを使ったファンキー・トラック上で囁くインタールード。このトラック好きだな〜。インタールードでは勿体ないね。
6. Jenifa (Taught Me)
MAGGIE THRETT/Soupyを巧く料理した楽しいナンバー。
7. Ghetto Thang
SARAH JOSEPHA HALE/Mary Had a Little Lamb、JAMES
BROWN/Funky President、THE BLACKBYRDS/Rock
Creek Park、KRAFTWERK/Trans-Europe Expressネタのナイスなナンバー。KRAFTWERK使いがとてもクール!
8. Transmitting Live From Mars
フランス語の語学教材をネタにした奇天烈なインタールード。この自由な発想が素晴らしい!
9. Eye Know
THE MAD LADS/Make This Young Lady Mine、STEELY
DAN/Peg、OTIS REDDING/(Sittin' On) the Dock
of the Bay、LEE DORSEY/Get Out of My Life,
Woman、SLY&THE FAMILY STONE/Sing a Simple
Song使いだけど、そのネタのどれもが自然に溶け込んでいて驚かされる!DE
LA SOULの中でも屈指の名曲だと思う。
10. Take It Off
THE HEADHUNTERS/God Make Me Funky使いのインタールード。
11. A Little Bit Of Soap
短いインタールードだけど、面白くはないな。
12. Tread Water
PEOPLE'S CHOICE/I Likes to Do Itネタの軽快な佳曲。
13. Potholes In My Lawn
ERIC BURDON AND WAR/Magic Mountain、PARLIAMENT/Little
Old Country Boy、BARRY WHITE/I'm Gonna Love
You Just a Little More Baby、MELVIN BLISS/Synthetic
Substitution、BROTHER SOUL/Cookies使いのクラシック。
14. Say No Go
THE TURTLES/I'm Chief Kamanawanalea (We're
the Royal Macadamia Nuts)、DETROIT EMERALDS/Baby
Let Me Take You (In My Arms)、SLY STONE/Crossword
Puzzle、THE EMOTIONS/Best of My Love、FUNKY
4+1/That's the Joint、HALL&OATES/I Can't
Go for That (No Can Do)ネタのノリの良いクラシック!
15. Do As De La Does
インタールードだけど、ドラムがダメだな…
16. Plug Tunin' (Last Chance To Comprehend)
THE INVITATIONS/Written on the Wall、BAR-KAYS/Son
of Shaft/Feel It、BILLY JOEL/Stiletto、MANZEL/Midnight
Theme使いのクラシック。比較的地味だけど温かみがあって好きだね。
17. De La Orgee
BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little
More Baby上での乱交パーティー!?
18. Buddy
BO DIDDLEY/Hit or Miss 、THE INVITATIONS/Written
on the Wall、COMMODORES/Girl I Think the
World About You使いのパーティー・ナンバー!JUNGLE
BROTHERSとQ-TIPもゲスト参加!
19. Description
SLY&THE FAMILY STONE/Poet、MANZEL/Midnight
Themeネタだけど、少し地味かな。
20. Me, Myself And I
FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep 、OHIO PLAYERS/Funky
Worm、EDWIN BIRDSONG/Rapper Dapper Snapper、DOUG
E. FRESH/The Original Human Beatbox、LOOSE
ENDS/Gonna Make You Mineネタの大クラシック!ファンク・クラシックをほんと楽しく料理しているね~。
21. This Is A Recording 4 Living In A Fulltime
Era (L.I.F.E.)
THE NEW BIRTH/Got to Get a Knutt 、THE SEQUENCE/Funk
You Up使いのドープな一発!アルバムの中では少し異質な感じがするけどね。
22. I Can Do Anything (Delacratic)
高速ヒューマンビートボックス上で軽くラップするインタールード
23. D.A.I.S.Y. Age
AVERAGE WHITE BAND/School Boy Crush 、THE
RASCALS/My World、T-SKI VALLEY/Catch the
Beatネタだけど、ビートがイマイチかな。
24. Plug Tunin' (Original 12” Version)
16.の12インチバージョン。それほど変化はないかな。この曲の後にシークレット・トラックとして2曲収録しているのは嬉しいね。
Me, Myself And I(Oblapos Mode)
20.のリミックスでGQ/Disco Nightネタ。悪くはないけど、オリジナルには到底及ばないかな。
Buddy(The Heartbeat Remix)
TAANA GARDNER/Heartbeatネタのトラック上でDE
LA SOUL、JUNGLE BROTHERS、Q-TIP、QUEEN LATIFAH、MONIE
LOVEとマイクを回すポッセカット・クラシック!
(2015/01/25) |
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DIGITAL UNDERGROUND
/Sex Packets (1990)
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SHOCK G、CHOPMASTER J、MONEY-B、DJ FUSE、そして2PACも在籍していたオークランドのグループDIGITAL
UNDERGROUNDが90年にTOMMY BOY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。HIPHOP版P-FUNKを展開し、そのコミカルなキャラで人気に火が付き、一躍HIPHOP界のスターになりましたね。もちろんリアルタイムで聴いていたけど、かなり人気があってマスコミにもかなり取りあげられていたね。熱心なファンというほどでもないけど、やはりこのアルバムはクラシックに相応しいと思う。
1. The Humpty Dance
SLY&THE FAMILY STONE/Sing a Simple Song、PARLIAMENT/Let's
Play House等を使った彼等の代表曲にしてクラシック。このファンクネス堪らんね〜!
3. Rhymin' On The Funk
PARLIAMENT/Flash Lightを使ったファンキーな佳曲。
5. Underwater Rimes (Remix)
HERBIE HANCOCK/Chameleon、PARLIAMENT/Aqua
Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop)、BEASTIE
BOYS/Paul Revereを使った彼等のデビュー曲のリミックス。派手さはないけどChameleonのベースラインが効いてるね。
6. Gutfest '89 (Edit)
DEXTER WANSEL/Theme From the Planetsを使ったファンキー・チューン。だけど、彼等らしくないって思うのは自分だけかな?
7. The Danger Zone
BOOTSY'S RUBBER BAND/Bootzillaネタだけど、イマイチかな。
8. Freaks Of The Industry
DONNA SUMMER/Love to Love You Babyネタがとても絶妙な粘着ファンク!このアルバムの中では一番好きかな。
9. Doowutchyalike
PARLIAMENT/Flash Light、VAUGHAN MASON&CREW/Bounce,
Rock, Skate, Roll、CHIC/Good Times、GEORGE
CLINTON/Atomic Dogの大ネタを惜しげもなく使ったアップテンポのトラックにDOUG
E. FRESHの声ネタを合わせたクラシック。
11. Sex Packets
PARLIAMENT/Dr. Funkenstein (Live)、PRINCE/She's
Always in My Hairネタのアダルトなムードのスロウ。こういう曲もやれるのが彼等の強みだと思う。
13. Packet Man
FRED WESLEY & THE HORNY HORNS/Four Playネタのご機嫌なファンキー・ナンバー!
14. Packet Reprise
11.の続き。
93年頃からかなり失速し、今じゃ話題にもあがらないのは残念だけど、これはHIPHOP好きなら聴いておくべきアルバムだと思う。(2010/07/29) |
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DISCO DAVE AND
THE FORCE OF THE FIVE MCS
/High Power Rap(1980) |
80年にA MIKE AND DAVE PRODUCTIONからリリースされたDISCO
DAVE AND THE FORCE OF THE FIVE MCS(後にCRASH
CREWとなる)の12'シングル(再発盤)。収録曲は、High
Power Rapのみ。スチャダラで一躍有名になったFREEDOM/Get
up and danceをネタにしたご機嫌なパーティ・ナンバー!イントロのラップもよくネタに使われていますね。オールド・スクール・フリークなら必聴でしょう!(07/03/17) |
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D.J. CHUCK CHILLOUT & KOOL CHIP
/Masters Of The Rhythm (1989)
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「Two, Three, Break」のクラシックで知られるTHE
B-BOYSのメンバーであったD.J. CHUCK CHILLOUTとソロマイカーのKOOL
CHIPのデュオが1989年にMERCURY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。お目付け役は、EDDISON
ELECTRIとVAN GIBBS。プロデュースは、D.J.
CHUCK CHILLOUT、KOOL CHIP、ROB "BOY
WHITE" LEWIS。これも思い出深いアルバムで、定番ネタを使ったトラックが多くて、聴きまくりましたね!今聴くとKOOL
CHIPはTHE FRESH PRINCE(WILL SMITH)に声質やラップ・スタイルが結構似てるね。レーベルもDJ
JAZZY JEFF &?THE FRESH PRINCE路線を期待してたのかな?
A1. Rhythm Is The Master
STRAFE/Set it Offの80'sビートにTALKING HEADS/Once
in a Lifetimeの印象的なメロディ、そしてフックにGRACE
JONES/Slave to the Rhythmを使ったファンキーなクラシック!中学の頃、MTVで観て好きだったTALKING
HEADSが使われていてニヤッとした記憶があるな。
A2. No DJ Like Chuck
いきなりヒップハウスのあのクソみたいな電子音メロディで一瞬ギョっとするが、ビートは四つ打ちではなくヒップホップ寄りなので、意外と聴けるナンバー。
A3. Gimme Minze
DJ JAZZY JEFF &?THE FRESH PRINCEのヒット曲「Girls
Ain't Nothing but Trouble」の雰囲気に似ている。どっちも嫌いなタイプだけど…
A4. Roll Call: Bronxwood Productions
KOOL & THE GANG/Music is The Messageもろ使いの鬼ファンキーなトラックに仲間とマイクを回すポッセカット!クレジットがないけど、クルーが誰なのか気になるな。
A5. The Mic I Grip
INCREDIBLE BONGO BAND/Apacheの定番ビートに、これまた定番PLEASURE/JoyousとBLOOD,
SWEAT & TEARS/Spinning Wheel、KOOL &
THE GANG/Funky Manを合わせた誰もが好きであろうファンキーなクラシック!
B1. I'm Large
TOMMY ROE/Sweet PeaのビートにJOHN BARRY AND
MONTY NORMAN/Theme from James Bondのお馴染みのフレーズを合わせ、THE
B-BOYS/Two, Three, Breakのあの「ブレイク!」のフレーズもぶち込んだドープなクラシック!
B2. That's Life
COMMODORES/The Assembly Lineの定番ビートにCAMEO/Rigor
Mortisを乗せ、フックでBABE RUTH/Keep Your
Distanceのギターも絡ませたファンキー・チューン。
B3. No Holding Back
R&BというかAORっぽい哀愁メロディのアルバム唯一のメロウ・ミディアム。Whosampledにもなかったけど、これサンプリングかな?特にフックのメロディは聴き覚えありありだけど。TOTOっぽい気もする。
B4. Time To Rhyme
ドカドカしたドラムにCYMANDE/BraとESG/UFOを合わせた佳曲。
B5. Son Of A Gun
BLOOD, SWEAT & TEARS/I Can't Quit Herやカントリーっぽい牧歌的なフレーズも合わせた軽めのナンバー。
B6. Chuck Is Chillin'
HERBIE HANCOCK/Palm Grease使いのトラックにFLAVOR
FLAVの声ネタ等を合わせた短いDJナンバー。あと1曲くらいこういったの収録して欲しかったな。
(2024/11/02) |
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DJ HOLLYWOOD
/Hollywood's World (1987) |
レジェンドのDJ HOLLYWOODが87年にAbdull-Akbar
Records Inc.からリリースしたシングル。A.
Hollywood's Worldは、ISAAC HAYES/Ike's MoodからSPYDER
D/Placin' The Beat、MFSB/Love Is The Messageと変わるトラック上で元祖ヘタウマな歌とラップを披露する永遠のクラシック!B.
Smoking Jumbosもシンプルなエレクトロ・ファンクがナイス。(2014/04/07) |
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D.J. JAZZY JEFF &
THE FRESH PRINCE
/Rock The House (1987)
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今やすっかりハリウッドスターとして超有名人となったWILL
SMITHがTHE FRESH PRINCEとしてD.J. JAZZY
JEFFと組んでリリースした記念すべきデビュー・アルバム。これも思い出深いアルバムだな〜。高校生の頃、国内盤のLP買いに行ったなー。その時にWHODINIも一緒に買ったっけ。CDで買い直してクレジットを見たら、あのPHILLYのゴッドファーザー"LAWRENCE
GOODMAN"が一部プロデュースしていたんだね。目から鱗だな。メイン・プロデューサーのDANA
GOODMANは、彼の兄弟かな? このアルバム、当時も思ったけど、聴ける曲とそうでない曲の差が激しいね。にもかかわらずクラシックと思うのは、やはり聴ける一部の曲がずば抜けてカッコイイから。
1. Girls Ain't Nothing But Trouble
全然面白くないし、ビートがまず、クソだね。
2. Just One of Those Days
これもビートがクソ。聴くに堪えないね。基本、このパターンのビートが多いよな、このアルバム…
3. Rock the House
これよこれ!ヒューマン・ビート・ボックス好きには堪えられないね!READY
ROCK Cのビート・ボックス最高!(ヒップホップ好きならボイパなんて絶対に言うなよ)
4. Taking It to the Top
マジでこのビートだめだ… 1秒も聴いてられない。
5. Magnificent Jazzy Jeff
ビートは、好きじゃないけど、JAZZY JEFFのスクラッチがカッコ良すぎ!まさにタイトルどおりマグニフィセント。
6. Just Rockin'
これもビートがイマイチなんだよなあ… だけど、スクラッチが前面に出ているから好き。
7. Guys Ain't Nothing But Trouble
これまたビートがう○こ… パス。
8. A Touch of Jazz
いまも人気のあるインストHIPHOPのクラシック!MARVIN
GAYE/T Plays It CoolをベースにBOB JAMES/Westchester
WESTCHESTER LADY Lady、BOBBI HUMPHREY/Haharlem
River Drive、DONALD BYRD/Change、Places &
Spaces、GROVER WASHINGTON JR./Mister Magicのジャズ・ファンクを絶妙にブレンドしていて、ほんと最高の一言!
9. Don't Even Try It
ビートは許容範囲だけど、曲自体が面白くない。
10. Special Announcement
DANA GOODMANとFRESH PRINCEがスペシャル・サンクスを言うだけなんだけど、バックでBig
BeatをビートをキープしながらスクラッチしているJAZZY
JEFFがヤバい。これ聴いてどれだけ練習したことか。全然できなかったけどね。
FRESH PRINCEもコミカルで軽快な語り口で良いがやっぱ主役はJAZZY
JEFFのスクラッチだよな。あの頃、彼やCASH
MONEYに憧れたのは自分だけじゃないはず。トータルでは微妙だけど、Rock
the HouseとA Touch of Jazzだけは聴いておくべきだろうね。(10/04/29) |
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D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
/He's The D.J ., I'm The Rapper (1988)
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今やすっかりハリウッドスターとして超有名人となったWILL
SMITHがTHE FRESH PRINCEとしてD.J. JAZZY JEFFと組んで88年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、BRYAN
“CHUCK” NEW、DJ JAZZY JEFF & THE FRESH
PRINCE、PETE Q. HARRIS。1stと共に思い出深いアルバムだね。当時ラジオで聴いた「Live
At Union Square (November 1986)」でのJAZZY
JEFFのスクラッチの凄さといったら!マジで彼に憧れたもんだよ。
1. Nightmare On my Street
1stシングルだったけど、ビートがクソだな。こういった曲調のもの当時多かったけど、全く受けつけない。
2. Here We Go Again
BOB JAMES/Westchester Ladyネタの佳曲。ビートがもう少しカッコ良かったらなあ。
3. Brand New Funk
JAMES BROWN/Make It Funky、My Thang、DONALD
BYRD/Dominoes、PLEASURE/Bouncy Ladyネタのファンキーなクラシック!イントロからカッコイイね。
4. Time To Chill
GEORGE BENSON/Breezin’使いのほのぼのとした曲。
5. Charlie Mack(1st Out Of The Limo)
うーん、これもビートがダメだね… 聴いてられない。
6. As We Go
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President、THE
HEADHUNTERS/God Make Me Funky、DOUG E. FRESH/La
Di Da Diネタだけど、普通かな。
7. Parents Just Don't Understand
これもシングルカットされたけど、1.と同じようなビートで聴いてられない。どう考えてもシングルの選曲間違えているよな。
8. Pump Up The Bass
JAMES BROWN/Funky Drummer、THIN LIZZY/Johnny
The Fox、MOHAWKS/The Champ使いのファンキーな一発。JAZZY
JEFFのテクニカルなスクラッチが最高!
9. Let's Get Busy Baby
うーん、これもビートがダメだね…
10. Live At Union Square (November 1986)
これよこれ!これ聴いて血が騒がない奴いるのか!?
CHERYL LYNN/Got To Be Real、INCREDIBLE BONGO
BAND/Apache、HERMAN KELLY AND LIFE/Dance
To The Drummer's Beatの二枚使いに圧巻のスクラッチの数々。そのサウンドをバックにお客を絶妙に煽るFRESH
PRINCE。DJとは何かを教えてくれるクラシック中のクラシック!
11. D.J On The Wheels
THE COLD CRUSH BROTHERS/Punk Rock RapをネタにしたDJメインのインスト。スクラッチは抜群にカッコイイけど、ビートがあまり好きじゃないかな。
12. My Buddy
イントロのREADY ROCK Cのヒューマン・ビート・ボックスがとにかくカッコイイの一言!ただ、曲に入ると少しテンションが下がるかな。
13. Rhythm Trax(House Party Style)
WILLESDEN DODGERS/122BPMのトラック上で、JAZZY
JEFFの超絶スクラッチが冴えわたるエレクトロ・ヒップホップ!FRESH
PRINCEの煽りも最高!
14. He's The D.J ., I'm The Rapper
STEVE MILLER BAND/Jungle Love、ISAAC HAYES/Breakthrough、JOHN
DAVIS AND THE MONSTER ORCHESTRA/ I Can't
Stop、T-CONNECTION/Groove to Get Downをつないだライブ仕立てのトラック上で繰り広げられるJAZZY
JEFFのスクラッチがとにかく最高!
15. Hip Hop Dancer's Theme
BOB JAMES/Take Me to the Mardi GrasをベースにJAZZY
JEFFのスクラッチをメインに聴かせるDJインスト・ナンバー。Mardi
Gras使われた時点で弱いのにこのスクラッチときたらノックアウト間違いなしでしょ!
16. Jazzy's In The House
これもJAZZY JEFFのスクラッチを聴かせるDJインストだけどビートがイマイチかな。
17. Human Video Game
ビートがダメだ…
「Summertime」だけが取りあげられるけど、このアルバムこそ彼等の最高傑作相応しいと思う。ヒップホップ好きを自負しているなら聴くべし。(2012/08/20) |
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THE D.O.C.
/No One Can Do It Better (1990)
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テキサス出身でFILA FRESH CREWのメンバーとして活動していたが、今やWEST
COAST HIPHOP界の重鎮的存在といえるTHE
D.O.C.が89年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースはもちろんDR.DRE。全盛期の勢いのある声やファンキーなサウンドで未だに愛されているクラシック中のクラシック!
1. It's Funky Enough
FOSTER SYLVERS/Misdemeanorという可愛らしいネタ使いながら、このラフ&タフな感覚は凄いね。主役のラップもカッコ良すぎ!
2. Mind Blowin'
大好きなブレイクMELVIN BLISS/Synthetic Substitutionをビートに使い重々しいピアノが絡むドープな一発!
3. Lend Me An Ear
ローテンポの前曲から一転して、BPM早めでサイレンやLYN
COLLINS/Think、MOHAWKS/The Champ、EDDIE BO/Hook
and Slingが飛び出すブチアゲ・ハーコー・チューン!
4. Comm. Blues
インタールード。
5. Let The Bass Go
ISAAC HAYES/No Name Barネタのアーシーな佳曲。
6. Beautiful But Deadly
FUNKADELIC/Cosmic Slopをベースにハードなギターをフィーチャーした当時らしい”ロック”な曲。まずまずか。
7. The D.O.C. & The Doctor
FUNKADELIC/Good Ole Musicネタのファンキー・シット!THE
D.O.C.のラップが光るね。
8. No One Can Do It Better
うーん、ドラムがイマイチだな。苦手な部類の曲。
9. Whrilwind Pyramind
PARLIAMENT/Getting to Know You使いにトランスフォーマー・スクラッチもイカすアゲアゲ・ナンバー!貫録たっぷりなラップも最高だね。
10. Comm. 2
MOHAWKS/The Champ使いのインタールード。
11. The Formula
MARVIN GAYE/Inner City Blues (Make Me Wanna
Holler)ネタの郷愁感漂うプレG-FUNK的なクラシック!
12. Portrait Of A Master Piece
TEDDY PENDERGRASS/You Can't Hide from YourselfとJ.B.'S/Blow
Your Headネタのハイパーな佳曲。
13. The Grand Finale
PARLIAMENT/Chocolate City使いのトラック上でICE
CUBE、MC REN、EAZY-E、THE D.O.C.とマイクを回すポッセカット・クラシック!
ヒップホップ好きなら聴いておくのが筋でしょう!(2011/12/01) |
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DON BARON
/Young, Gifted And Black (1988)
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GRAND PUBAが在籍したNYのヒップホップ・グループMASTERS
OF CEREMONYのサブメンバーとして活動を共にしたラガMC"DON
BARON"が1988年にNYの名門STRONG CITY
RECORDSからリリースした唯一のアルバム。お目付け役はレジェンドJAZZY
JAY、プロデュースは、MASTERS OF CEREMONYのD.J.
SHABAZZとGRAND PUBA(MAXWELL DIXON)、エンジニアは、SKEFF
ANSELM。DON BARONと言えば「Action」だね、やっぱり!ラジオで初めて聴いたときにはぶっ飛んだな〜!すぐにアルバム買いに行ったな。それにしてもWhosampledでもネタ元が全然載ってないのは何故だろう?あまり聴かれていないアルバムなのかな?
A1. Young, Gifted And Black
シンプルなドラムにJBネタを合わし、スクラッチを全編にわたって繰り広げられるファンキー・シット!DON
BARONのヨレヨレなラガ・ラップも最高!
A2. Funky Reggae
ドラムパターンがイマイチだが、ちょっと近未来的なシンセはイイ感じのナンバー。
A3. DJ Imitators
サックスを取り入れたレゲエ寄りの曲だがドラムがダメだな…
A4. Spanish Fly
ネタ使いの緊張感のあるドープなナンバー。カッコ良くて好きだねこの曲!
A5. Mike Chanter
JACKIE MITTOO AND THE SOUL VENDORS/One Step
Beyond使いのもろにレゲエな楽しい曲。
B1. Let's Dance
「Action」と同じくらい好きな曲!ラテンタッチの軽快なファンキー・ドラムにHERMAN
KELLY & LIFE/Dance To The Drummer’s
Beatの「Let's Dance」を縦横無尽にコスりまくった鬼ファンキーな一発!DON
BARONの少しヨレた歌うようなラガ・ラップもフレッシュ!ガヤもバッチリだね。
B2. Fast Talk Man
ドラムが嫌だな… イマイチ。
B3. Western Style
ISAAC HAYES/Walk On By使いのローテンポなナンバー。アベレージかな。
B4. The Girl's Irie
可憐な女性コーラス入りの軽めの曲だけど、ビートがな…
B5. Action
やっぱこれだな〜!多分ネタ使いと思われるパーカッションにLED
ZEPPELIN/The Crungeのドラム、KOOL & THE
GANG/Ladies' Nightのベースライン、そして女性コーラスが「ギビトゥミ?ギビトゥミ?ギビトゥミ?ギビトゥミ
オ〜ナイロン、アクション♪」とキュートに歌うトラックにQUEEN「地獄へ道づれ」の替え歌を交えた軽快なラガ・ラップを披露する超絶ファンキーなクラシック!MURO/Chain
Reactionの元ネタとして有名ですね。
(2025/03/22) |
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DOUGE FRESH
/Just having fun(1984) |
84年にENJOY RECORDSからリリースされたGREATEST
ENTERTAINERことDOUGE FRESH(現在はDOUG
E FRESH)の12シングル。ボコーダー入りのエレクトロ系トラックで当時流行したJam
on itタイプの好曲ですが、注目すべきは1分半の短いボーナス・トラックで聴けるDOUGのヒューマン・ビート・ボックス!上手すぎ!まさにオリジナル・ヒューマン・ビート・ボックス。オールド・スクール好きなら聴き逃し厳禁です!(04/07/10) |
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DOUG E. FRESH AND THE GET FRESH CREW
/The Show w/La-Di-Da-Di (1985) |
85年にREALITY RECORDSからリリースされたMR.
GREATEST ENTERTAINERことDOUG E. FRESH AND
THE GET FRESH CREWの12シングル。大ヒットしたホラー調のA1.
The Showが有名だけど、このビート・パターン嫌いなんだよな…
この手のパターンの曲多いけど、多分この曲のヒットが影響しているんだろうな。なので聴きどころは、DOUGの名人技のヒューマンビートボックスをバックにM.C.
RICKY D(SLICK RICK)の巧みなラップが最高なB1.
La-Di-Da-Diで決まりでしょう!SLICK RICKの人を食ったようなユルユルなラップには全てもっていかれること間違いなし。声ネタとして使われるフレーズの多さはこの曲が一番だろうね。(2015/06/10) |
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DOUG E. FRESH & THE GET FRESH CREW
/The World's Greatest Entertainer (1988)
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オリジナル・ヒューマン・ビートボックス、ワールド・グレイテスト・エンターテイナーことDOUG
E. FRESHとそのクルーが1988年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、DOUG
E. FRESH、OLLIE COTTON、そして2曲には飛ぶ鳥を落とす勢いだったHANK
SHOCKLEE、CARL RYDER、ERIC SADLERのTHE BOMB
SQUAD!いやー、このアルバムの充実度といったら!ほんと聴きまくりましたね〜
でも、今、ネット検索しても日本のブログ等で紹介している記事は皆無…
こんだけのクラシック、聴き逃すのは勿体ない!ぜひともヒップホップ好きなら聴いて欲しい!
1. Guess? Who?
イントロのライブ仕立てから引き続き
JAMES BROWN/Give It Up or Turnit a Loose
(Remix)、THE MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'、PLEASE/Sing
a Simple Songネタの鬼ファンキーなトラック上でのDOUGの巧みなラップが光るクラシック!
2. Every Body Got 2 Get Some
BAD BASCOMB/Black Grass使いのノリノリ・ファンキーな逸曲!
3. D.E.F. = Doug E. Fresh
THE METERS/Hey Pocky A-Wayネタのブルージーな佳曲。
4. On the Strength
JAMES BROWN/Mother Popcorn、AVERAGE WHITE
BAND/Pick Up The Pieces使いの切れ味鋭いファンキー・チューン!
5. Keep Risin’ to the Top
KENI BURKE/Keep Rising To The Top、HEATWAVE/Ain't
No Half Steppin'ネタのDOUGの中でも特に人気なメロウ・クラシック!
6. Greatest Entertainer
うーん、ビートがイマイチかな…
7. I'm Gettin’ Ready
THE BROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Nowを隠し味に使ったワシントンGO-GOな明るく楽しいファンキー・ナンバー。
8. Cut That Zero
大好きなLEVERT/Casanovaを使っているが、ビートがダメだな…
9. The Plane (So High)
メンフィスの666MAFIAにも影響を与えた(はず)ホラー映画調シンセが耳に残る佳曲。
10. Ev’rybody Loves a Star
KID DYNAMITE/Uphill Peace of Mindビート、JACKSON
5/One More Chanceの声ネタのファンキー・チューン。このビート好きだな〜
11. Crazy ’Bout Cars
BILLY JOEL/Stiletto、MACEO & THE MACKS/Soul
Power 74、WILLIAM DeVAUGHN/Be Thankful for
What You Got、E.U./Knock Him Out Sugar Ray使いの小気味良いナンバー。
12. Africa (Goin’ Back Home)
BABE RUTH /The Mexican、RUFUS THOMAS/Do the
Funky Penguinネタで、ファンキーだけど、少しパンチ不足かな。
(2022/05/28) |
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DR. DRE
/The Chronic (1992)
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DR. DREが92年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DR.
DRE、ゲストMCは、SNOOP、RBX、DAZ、KURUPT、RAGE、BUSHWICK
BILL等。シーンに革命を起こしたエポックメーキング的なアルバム!今聴くとダークな部分を感じるけど、そのピーヒャラ・シンセを主体とした音作りには脱帽したな。
1.The Chronic(Intro)
ピーヒャラ・シンセが効いたダークなトラック上でSNOOPが語るイントロ。ただ喋っているだけだけど、SNOOPの存在感には圧倒されるね。
2._ Wit Dre Day
FUNKADELIC/ ネタのG-FUNKクラシック!P-FUNKに劇薬を混ぜたような仕上がりにはKO必至。
3.Let Me Ride
PARLIAMENT/Mothership Connection使いの郷愁G-FUNK!この郷愁感の出し具合も最高の一言。
4.The Day The Niggaz Took Over
ダークな曲だけど、イマイチかな。
5.Nuthin' But a "G" Thang
LEON HAYWOOD/I Wanna Do Something Freak to
youネタの郷愁感溢れるクラシック!
6.Deez Nuuuts
ブリブリ・シンセが効いたダークG-FUNK!
7.Lil' Ghetto Boy
DONNY HATHAWAY/Little Ghetto Boy使いのニューソウル的な佳曲。
8.A Nigga Witta Gun
ダーク&ハードな好曲
9.Rat-Tat-Tat-Tat
雰囲気はダークで良いけど、ビートがイマイチかな。
10.The $20 Sack Pyramid
インタールード
11.Lyrical Gangbang
LED ZEPPELIN/When The Levee Breaksのヘビーなビートを使ったハーコー・シット!
12.High Powered
ダークな曲だけど普通かな。
13.The Doctor's Office
インタールード
14.Stranded On Death Row
ISAAC HAYES/Do Your ThingとEPMD/ と同じ ネタ使いの渋いファンキー・チューン。BUSHWICK
BILLの不気味なイントロから惹きつけられるね。
15.The Roach(The Chronic Outro)
モロP-FUNKなアウトロ。
16.Bitches Ain't Shit
MC SHAN/The Bridgeを使ったダークなクラシック!クレジットは7曲目だけど、実際は16曲目に収録されているのはなぜ?自分のCDだけかな?
(2014/12/30) |
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DR.JECKYL AND MR.HYDE
/Genius Of Love (1981) |
スーツでビシっときめたヒップホップ界の紳士DR.JECKYL
AND MR.HYDEが81年にPROFILE RECORDSからリリースしたシングル。TOM
TOM CLUB/Genius Of Loveを使ったクラシック中のクラシック!(2014/09/19) |
| E |
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EAZY-E
/Eazy-Duz-It (1988)
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ギャングスタ・ラップの立役者EAZY-Eが88年にRUTHLESS/PRIORITY
RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、DR.DREとYELLA。
NWAの『Straight Outta Compton』にはかなり衝撃を受けたなー。ラップ自体はICE
CUBEの方が好きだったけど、EAZYの甲高い声も嫌いじゃないな。
1. (Prelude) / Still Talkin'
イントロから続く軽めの曲だけど、好きじゃないな。
2. Nobody Move
RUFUS THOMAS/Sixty Minute Man、BLOWFLY/Blowfly's
Rapp、YELLOWMAN/Nobody Move, Nobody Get Hurt使いのアーシーなナンバー。
3.Ruthless Villain
ドラムとスクラッチの簡素なトラック上でMC
RENとがっちりタッグを組んだ一発。どうしてもMC
RENの方に耳が行くんだよな(苦笑)
4. 2 Hard Mutha's
生楽器使用と思われるシンプルなトラックで、これもMC
RENをフィーチャー。
5. Boyz-N-The Hood (Remix)
EAZYを有名にしたG-RAPクラシックのリミックス。THE
STAPLE SINGERS/I'll Take You There、JOESKI
LOVE/Pee-Wee's Dance、THE REAL ROXANNE f/HOWIE
TEE/Bang Zoom (Let's Go-Go)、JIMMY CASTOR/Hey
Leroyを使用。これは12インチを買ってほんと聴きこんだな〜。電子音が結構可愛らしいね。
6. Eazy-Duz-It
SLY & THE FAMILY STONE/ Sing a Simple
Song、DETROIT EMERALDS/Baby Let Me Take You
(In My Arms)等を使ったメガミックス的なトラックが最高!
7. We Want Eazy
BOOTSY’S RUBBER BAND/Ahh...The Name Is Bootsy,
Baby ! を使ったご機嫌なウェッサイ・ファンク・クラシック!
8. Eazy-Er Said Than Dunn
RUFUS THOMAS/The Breakdown (Part I)、THE
MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'ネタの勢いのあるファンキー・チューン!EAZYのラップもカッコイイね。
9. Radio
KID DYNAMITE/Uphill Peace of Mind、E.U./Knock
Him Out Sugar Ray、BILLY SQUIER/The Big Beat、TAANA
GARDNER/Heartbeat、MALCOLM MCLAREN/World's
Famousネタのドープな一発!
10. No More ?'s
THE KAY-GEES/I Believe in Music、BAR-KAYS/Let's
Have Some Fun使いのファンキー・チューン。疾走感があってカッコイイね。
11. I'mma Break It Down
SUGARHILL GANG/Rapper's Delight使いのシンプルでノリノリな佳曲。
12. Eazy Chapter 8 Verse 10
GAZ/Sing Sing使いのアウトロ。できればラップも入れて欲しかったな。
改めて聴くと派手さはあまり感じないけど、やっぱカッコイイね。西好き以外でも聴いておくべき。(2013/04/22) |
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THE EGYPTIAN LOVER
/Egypt, Egypt (1984) |
西海岸ヒップホップのパイオニアの一人THE EGYPTIAN
LOVERが84年にFREAK BEAT RECORDSリリースしたシングル。プロデュースは、THE
EGYPTIAN LOVER自身。エレクトロ・ヒップホップのクラシック「Egypt
Egypt」に尽きるね!中学生の頃、ラジオの藤原ヒロシのマスターミックスでかかっていたのが出会いで、この曲かけながらブレイクダンスの練習に励んでいたな〜、懐かしい!
A. Egypt Egypt
「ハァー、ハァー」って女性の喘ぎ声とともにKRAFTWERK/Numbersのビートで始まるイントロから最高だね。ヴォコーダーやTHE
EGYPTIAN LOVERのラップと言えない語りもバッチリ。AFRIKA
BAMBAATAA/Planet Rockの影響大というか、構成を含めてほとんど同じなんだけど、独特な妖しさが充満しているね。
B1. And My Beat Goes Boom
ほとんどビートとスクラッチのみの簡素なトラック。「Egypt
Egypt」よりはしっかりラップしているかな。
B2. What Is A D.J. If He Can't Scratch?
「Egypt Egypt」に近い感触のエレクトロ・ヒップホップ。
B3. The Ultimate Scratch
ICE-T/Recklessのようなドラムマシン乱れ打ちのトラックに究極?のスクラッチをフィーチャーしたインスト。究極のスクラッチと謳っているが、この時代でも明らかに下手でしょ
? D.STと聴き比べると一目瞭然。
エレクトロに興味がないとゴミみたいな扱いされると思うけど、ヒップホップの歴史の一部なんで、一度は聴いてほしいと思う。(2014/04/08) |
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EPMD
/Strictly Business (1988)
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ERICK SERMON aka E-DOUBLE-EとPARRISH SMITH
aka PMD(当時の表記はPEE MD)のレジェンド・コンビEPMDが1988年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、EPMD自身。いやー、EPMDの登場は衝撃的でしたね!最初のシングルIt's
My Thing聴いたときには、なんじゃこのモゴモゴしたラップは!?ってかなり新鮮でしたね〜
もちろんネタ使いも渋くて最高だね!
1. Strictly Business
ERIC CLAPTON/I Shot the Sheriff、KOOL &
THE GANG/Jungle Boogieネタのクラシック!元ネタはBOB
MARLEYのカバーで、もちろんレゲエなんどけど、レゲエ感を感じさせないファンクネスが流石だね!
2. I'm Housin'
ARETHA FRANKLIN/Rock Steady使いのファンキーな一発!元ネタが大好きなんで、無条件に降伏だな。
3. Let The Funk Flow
THE J.B.'S/(It's Not the Express) It's the
J.B.'s Monaurail、OTIS REDDING/Nobody Knows
You (When You're Down and Out)使いの渋いファンキー・トラックにBEASTIE
BOYS/Slow and Lowの声ネタを合わせた佳曲。
4. You Gots To Chill
ZAPP/More Bounce to the Ounce、KOOL &
THE GANG/Jungle Boogie、JUICE/Catch a Grooveを使った鬼ファンク!このZAPP使いがウエストコーストに強い影響を与えたのは間違いないね。
5. It's My Thing
THE WHOLE DARN FAMILY/Seven Minutes of Funk、MARVA
WHITNEY/It's My Thing、SYL JOHNSON/Different
Strokes、MOUNTAIN/Long Redネタのクラシック!この曲の衝撃は今でも忘れない!出だしの「MCs
out there, you better stand clear EPMD is
a world premier」のラインがかっこ良くて好きだな〜
6. You're A Customer
独特なドラムにZZ TOP/Cheap Sunglasses、STEVE
MILLER BAND/Fly Like an Eagle、KOOL &
THE GANG/Jungle Boogieを合わせたシンプルながら耳に残るクラシック。
7. The Steve Martin
OTIS REDDING/Let Me Come on Home、JOESKI
LOVE/Pee-Wee's Dance、CLOUD ONE/Patty Duke使いのアーシーな佳曲。
8. Get Off The Bandwagon
シンプルなドラムにアシッドな感じなウワモノが強烈。なぜか引き込まれる曲。
9. D.J. K La Boss
KASHIF/The Mood、7TH WONDER/Daisy Lady、L.T.D./Cuttin'
It Up、MICHAEL JACKSON/Thriller、STEVE MILLER
BAND/Take the Money and Run、THE COLD CRUSH
BROTHERS/Fresh, Wild, Fly and Bold、STEADY
B/Bring the Beat Back、UTFO/Roxanne Roxanne、FANCY/Feel
Good、BESIDE/Change the Beat (Female Version)、FAT
BOYS/Human Beat Box、WHISTLE/(Nothing Serious)
Just Buggin'を使ったDJのテク見せナンバー。昔のアルバムにはこういったのがよく入ってたな。アルバムのアクセントには丁度いい。
10. Jane
EPMDではお馴染みのJaneシリーズのスタートがこれ。RICK
JAMES/Mary Jane、JOE TEX/Papa Was Tooネタが最高だね!
(2021/07/24) |
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EPMD
/Unfinished Business (1989)
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ERICK SERMON aka E-DOUBLE-EとPARRISH SMITH
aka PMD(当時の表記はPEE MD)のレジェンド・コンビEPMDが1989年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、EPMD自身。
1. So Wat Cha Sayin'
B.T. EXPRESS/If It Don't Turn You on (You
Oughta Leave It Alone)、FUNKADELIC/One Nation
Under a Groove使いのクラシック!モゴモゴラップ健在!好きすぎてどんだけ聴き狂っただろうか…
2. Total Kaos
FUNKADELIC/I Bet You、THE HONEY DRIPPERS/Impeach
the President、STEVE MILLER BAND/Fly Like
an Eagle、JAMES BROWN/Soul Powerネタの渋くてファンキーな佳曲。
3. Get the Bozack
B.T. EXPRESS/Everything Good To You (Ain't
Always Good for You)使いの鬼ファンキーなクラシック!緊張感溢れていて最高だね!
4. Jane II
お馴染みのシリーズ。ビートはJOE TEX/Papa
Was Tooなのはモチのロン!
5. Please Listen to My Demo
FAZE-O/Riding High使いのまったりメロウ・チューン。
6. It's Time 2 Party
MFSB/Love Is the Message、MILLIE JACKSON/I
Had to Say It、GIL SCOTT-HERON AND BRIAN
JACKSON/The Bottleネタのタイトル通りのパーティー・ナンバー。あまり似合ってないのもイイね。
7. Who's Booty
FRED WESLEY AND THE J.B.'S/Same Beat、FREDERICK/Gentle
(Calling Your Name)、FUNKADELIC/Loose Booty、LYN
COLLINS/Think (About It)使いだが、あまり好きではないかな。
8. The Big Payback
JAMES BROWN/The Payback & Baby, Here
I Come & Soul Powerネタのファンキーなクラシック!スクラッチのキレに痺れるね〜
9. Strictly Snappin' Necks
地味すぎてあまり引っ掛かりがないかな。
10. Knick Knack Patty Wack
2PACでお馴染みのJOE COCKER/Woman to WomanネタのヘビーなトラックにK-SOLOをフィーチャー。K-SOLOのラップがドープ過ぎ!
11. You Had Too Much to Drink
ポップ・ロックなトラックには当時聴いてもドン引き…
この曲だけマイナスだな。
12. It Wasn't Me, It Was the Fame
THE STYLISTICS/People Make the World Go Round、DAVID
BOWIE/Fameネタだけど地味かな。
(2021/12/25) |
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EPMD
/Business Never Personal (1992)
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ERICK SERMON aka E-DOUBLE-EとPARRISH SMITH
aka PMDのレジェンド・コンビEPMDが92年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、EPMD、CHARLIE
MAROTTA、DJ SCRATCH、MR. BOZACK。3rdの『Business
As Usual』に比べて不当に低い評価を受けているのはなぜ?これほど男臭いファンク臭をだしているアルバム他にはないぜ!
1. Boon Dox
EARTH, WIND & FIRE/I Can Feel It in My
Bonesby、JAMES BROWN/The Payback、B.T. EXPRESS/If
It Don't Turn You on (You Oughta Leave It
Alone)、COMMODORES/The Assembly Lineを使った血圧アップ間違い無しの攻撃的ファンク!初っ端からやってくれるぜ!
2. Nobody's Safe Chump
BOBBY WOMACK/Nobody Wants You When You're
Down and Out、YOUNG-HOLT UNLIMITED/Wah Wah
Manネタの渋いファンク佳曲。
3. Can't Hear Nothing But The Music
Give Me Your Loveby Barbara Mason (1972)
SKULL SNAPS/It's a New Day、AVERAGE WHITE
BAND/School Boy Crush、KOOL & THE GANG/Jungle
Boogie使いのヘビー・ファンク!
4. Chill
FOREIGNER/Street Thunder、ESG/UFOをフックで使ったホラーテイストなナンバー。
5. Head Banger
JOE TEX/Papa Was Too、PARLIAMENT/One of Those
Funky Things、THE HONEY DRIPPERS/Impeach
the Presidentネタの鬼ファンキーなトラック上でK-SOLO、REDMANとマイクを回すクラシック!このファンクネスたまらないね〜。
6. Scratch Bring It Back, Pt. 2 [Mic Doc]
THE EMOTIONS/I Like It、ESG/UFO使いのトラック上でDJ
SCRATCHのコスりがうなる佳曲。2分過ぎのTHE
HONEY DRIPPERS/Impeach the Presidentのビートのトラックだけで良かったかもね。
7. Crossover
IDRIS MUHAMMAD/Say WhatネタのトラックにROGER/You
Should Be Mineのトークボックスを合わせたファンク・ナンバー。
8. Cummin' At Cha
ドス黒いトラックにDAS EFXをフィーチャーしたドープな一発!CYPRESS
HILLの声ネタも効いてるね。
9. Play The Next Man
PARLIAMENT/Sir Nose D'Voidoffunk使いの勢いのあるファンク。
10. It's Going Down
MOUNTAINの定番ブレイクLong RedにMARVIN GAYE/I
Want You、BILLY SQUIER/The Big Beat使いの呆れるほどドープな一発!
11. Who Killed Jane
JOE TEX/Papa Was Too、RICK JAMES/Mary
Jane使いの定番シリーズ完結編!? 遂にJANEも殺されたのか?
久しぶりに聴いてもこのカッコ良さには脱帽ですな。1st、2ndと並ぶ彼等のクラシックに間違いなし。(2015/09/01) |
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ERIC B. & RAKIM
/Follow The Leader (1988)
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ヘタウマDJのERIC B.とカリスマMCのRAKIMのコンビが88年にリリースした2ndアルバム。傑作デビュー・アルバム『Paid
In Full』でぞっこん惚れ込んでいたところに待望の2ndリリース!といった感じだったな、あの頃。RAKIMのラップもよりディープさを増し、「Microphone
Fiend」で、昇天したファンやMCも多いのでは。
1.Follow The Leader
アップテンポでファンキーなクラシック!ミステリアスな雰囲気も最高だね。
2.Microphone Fiend
AVERAGE WHITE BAND/School Boy Crush使いのトラックにRAKIMの鬼のようなラップがドープ過ぎるクラシック!RAKIMのラップがマジでヤバい。神がかってるよ、ほんと・・・ このネタを聴いていて、"これ使える"なんて思っていた矢先にこの曲が出てきて、"やられたー"なんて思った覚えもあるな。
3.Lyrics Of Fury
Funky Drummer使いの鬼気迫る一発。RAKIMカッコ良すぎでしょ!
4.Eric B. Never Scared
どんよりと不穏なインスト。
5.Just a Beat
定番ブレイク使いのインストのインタールード。このネタ好きなんでラップをのせて欲しかったな。
6.Put Your Hands Together
メランコリックなピアノから一転してファンキーなホーンのサンプリングが飛び出す佳曲。
7.To The Listners
ファンキーだけど地味すぎるかな。
8.No Competition
アップテンポなファンキー・ナンバー。当時プチ流行した逆回転を取り入れているね。
9.The R
THE BLACKBYRDS/Rock Creek Parkネタの好曲。メロウ感もあってイイね。
10.Musical Massacre
JIMMY CASTOR BUNCH/It's Just Begunネタの鬼ファンキーな一発!ネタがネタだけに最高だね。
11.Beats For The Listeners
7.のインスト。なんでこの曲のインスト収録したのか少し疑問。
ヒップホップ好きなら聴くべき基本盤だね。(2013/05/31)) |
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ERIC B. & RAKIM
/Don't Sweat the Technique (1992)
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ヘタウマDJのERIC B.とカリスマMCのRAKIMのコンビが92年にリリースした4thアルバム。この頃になるとRAKIMのラップも神がかってますな。相変わらず最高っす。
1. What's On Your Mind
MIDNIGHT STAR/Curious使いの極上の80’sメロウ!こういったトラックにもRAKIMは似合うね~。
2. Teach The Children
流れるようなファンキー・トラックにRAKIMのフロウがナイス。
3. Pass The Hand Grenade
EUGENE McDANIELS/Headless Heroesネタのトラックがドープ!
4. Casualties Of War
THE WINSTONS/Amen, BrotherのドラムにJOHNNY
HAMMOND/Breakoutを合わせた鬼ドープなクラシック!鬼気迫るRAKIMのラップも鬼!
できれば12インチのリミックスも収録して欲しかったな~。
5. Rest Assured
ROTARY CONNECTION/ Life Could、OLYMPIC RUNNERS/Dump
the Bump、 LYN COLLINS/Think (About It)使いの渋い佳曲。
6. The Punisher
BOB JAMES/ Take Me to the Mardi Gras 、CHICAGO
GANGSTERS/Gangster Boogieネタのアップテンポでハードなナンバー。
7. Relax With Pep
うーん、これはイマイチかな。
8. Keep The Beat
KMD/Peach Fuzzと同じBOBBI HUMPHREY/ Blacks
and Bluesネタのジャジー・メロウ・グルーヴ!RAKIMの声質にとてもマッチしているね。
9. What's Going On
HARLEM UNDERGROUND BAND/ Smokin Cheeba-Cheeba、LAFAYETTE
AFRO ROCK BAND/Hihache使いの鬼渋ドープな一発!このトラック最高だね~。渋さ爆発って感じ。
10. Know The Ledge
2PAC主演映画「Juice」収録曲。NAT ADDERLEY/Rise,
Sally Rise、SYL JOHNSON/I Feel an Urge、PLEASURE/Celebrate
the Good Things使いでアップテンポで良いけど、それほど好きじゃないかな。
11. Don't Sweat The Technique
KOOL & THE GANG/ Give It Up、YOUNG-HOLT
UNLIMITED/Queen of the Nileネタのジャジーな曲。これも人気あるけど、個人的には普通かな。
12. Kick Along
MELVIN VAN PEEBLES/ Come on Feet Do Your
Thing、GRANT GREEN/Upshotネタの高速ファンキー・チューン。
(2014/07/17) |
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THE EVASIONS
/Wikka Wrap (1981) |
THE EVASIONSが81年にSAM RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、CIRRUS
PRODUCTIONS。TOM BROWNE/Funkin' For JamaicaとCHIC/Good
Timesを引用したノリノリなディスコ・トラックにラップというより"しゃべり"と女性コーラスをのせたディスコ・ラップ・クラシック!COOLIO/1,
2, 3, 4 (Sumpin' New)で使われていましたね。純粋なヒップホップ・グループじゃなく、当時のラップ人気にあやかったディスコ・バンド的な存在かもしれないけど、このノリの良さは最高だね。(2014/08/23) |
| F |
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FAB 5 FREDDY/BESIDE
/Change The Beat (1982) |
グラフィティ・アーティスト、MTV「Yo! MTV
Raps」のVJでも知られるFAB 5 FREDDYとフランス人の女性ラッパーBESIDEが82年にCELLULOIDからリリースしたシングル。プロデュースは、MATERIAL。
A.FAB 5 FREDDY/Change The Beat
打ち込みドラムに妖しげなシンセ、ディレイ処理、フランス語と英語を混ぜたラップがじわじわと脳内を刺激するクラシック。一度聴いただけでは分からないが、何回か聴くと病みつきになるね。
B.BESIDE/Change The Beat
最後のヴォコーダー「Ahhhhh, this stuff is
really fresh」のフレーズがこの曲の全て!当時のDJは全員もっていたんだろうな。D.STの真似して普通のターンテーブルでスクラッチ練習したなぁ、そういえば。曲自体はFAB
5 FREDDYバージョンとほとんど同じだけど、フランス語と英語を混ぜたラップ、ヴォコーダー、妖しげな日本語(?)も飛び出すこの曲の方が面白いかな。
(2014/10/13) |
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FAT BOYS
/Same (1984)
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PRINCE MARKIE DEE、KOOL ROCK-SKI、THE HUMAN
BEAT BOX(R.I.P.)のおデブ・トリオのFAT BOYSが84年にSUTRA
RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、彼等の師匠にあたるKURTIS
BLOW。ヒューマンビートボックスが売りのトリオだったけど、BEACH
BOYS/Wipe Outのカバー・ラップがポップ・ヒットしたばっかりにセルアウト扱いされ、いつしか消えていった悲しきグループ。(PRINCE
MARKIE DEEだけは、その後、R&Bプロデューサーとしても活躍し、ソロ・アルバムもリリース) 84、5年頃からラップを聴いている人にとっては、絶対に無視することができないグループの一つで、個人的にもこのアルバムは愛聴してましたね。
A1.Jail House Rap
彼等の代表曲の一つで、監獄ロックならぬ「監獄ラップ」の邦題で国内シングル盤もリリース。少し暗めのトラックで、後半のDON
BLACKMANのピアノソロも耳を惹くね。もちろんラップも勢いがあって良いし、ヒューマンビートボックスもバッチリ。
A2.Stick 'Em
ヒューマンビートボックスがメインのクラシック!ヒューマンビートボックス好きならこれは絶対押さえておいて欲しい!マジでカッコ良すぎ。
A3.Can You Feel It
もの哀しげな女性コーラスもバッチリはまったクラシック。
B1.Fat Boys
彼等がDISCO 3名義でリリースした実は2ndシングル。当時らしいエレクトロな雰囲気もでていてカッコイイね。ヒューマンビートボックスは少々控えめ。
B2.The Place To Be
ちょいシンプルすぎか。
B3.Human Beat Box
タイトルどおりヒューマンビートボックスがメインのクラシック!これまたヒューマンビートボックス好きなら基本中の基本。
B4.Don't You Dog Me
コミカルな印象だけど普通かな。
「Wipe Out」のイメージが強すぎで、再評価される気配も全くないけど、ヒップホップ・フリーク、ヒューマンビートボクサーなら絶対に聴いて欲しいアルバムの一つ。(2012/09/14)
※最近CD再発されました!それもピザボックス! |
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Feelin' James (年代不明) |
NYのブートレッグ専門レーベルT.D. Records,
Inc.からリリースされたブレイクビーツ・ミックス・レコード。エディットしたのは、ハウス界で有名なDANNY
KRIVITらしいですね。JAMES BROWNを中心にARETHA
FRANKLIN、FUNKADELIC、JUICE等を繋げたトラックはレア・グルーヴ好きには堪らない!(2014/06/09) |
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4-EVER FRESH
/I got a good thing (1988) |
4-EVER FRESHが1988年にTOMMY BOY RECORDSからリリースした唯一のシングル。プロデュースはK.C.
AND SHEIK、スクラッチはDJ FINESSEとJ.D. SUPREME。当時、たぶん近田春夫のFMでI
Got A Good Thangがかかっていて、THE METERS/Cissy
Strut、STETSASONIC/4 Ever My Beat、JAMES
BROWN/Stone to the Bone使いの鬼ファンキーなトラックに独特なフロウのラップに完璧にノックアウト!今、聴いても興奮するね〜 もう1曲のJAMES
BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、AFRIQUE/House
of Rising Funk使いのA3. Urban Sound
Surgeonはビートがイマイチ。アルバムがリリースされなかったのが残念でならない。(2019/12/28) |
| G |
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GARY BYRD AND THE G.B. EXPERIENCE
/The Crown (1983) |
ラジオDJとして活躍し、NASのデビュー・シングル「Halftime」の元ネタSoul
Traverin'も大人気のGARY BYRDが1983年にSTEVIE
WONDERのプロデュースでリリースしたラップ曲。オールドスクール・クラシックとして有名で、自分は、確か88年頃にカセットに録音して良く聴いていましたね。CHIC/Good
Timesをモチーフにしたダンス・トラックにオールドスクール・ラッピン、そしてSTEVIEの軽やかな歌も最高な逸曲。懐かしい気持ちに浸れる曲ですね。(2022/06/18) |


オリジナル |
GETO BOYS
/Grip It ! On That Other Level (1989)
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ヒューストンのベテランGETO BOYSが89年にRAP-A-LOT/PRIORITYからリリースした2ndアルバム。メンバーは、DJ
AKSHEN(SCARFACE)、WILLIE DEE、BUSHWICK
BILL、DJ READY REDの鉄壁のカルテット。プロデュースは、DJ
READY RED 、DOUG KING、J. SMITH、BIDO、JOHNY
C。90年にRICK RUBINのレーベルDEF AMERICAN
からリリースされた『The Geto Boys』のオリジナル。これは『Grip
It ! On That Other Level 』としてはPRIORITYからの再リリース版で、CDには12曲収録されているけど、クレジットはなぜか「Gangster
Of Love」が抜けて11曲になっている。余談だけど、PRIORITYが配給につく前のオリジナルの表記は『GHETTO
BOYS』でジャケも違っているね。(これもファンとしてはゲットしたいところ。)個人的にはラップに迫力が増した『The
Geto Boys』が大好きなんだけど、これも味があって好きだな。
1. Do It Like It G.O.
INCREDIBLE BONGO BAND/ApacheネタのバタバタしたドラムにCURTIS
MAYFIELD/Super flyネタを合わせた彼等らしいファンキー・シット。このイモ臭いところに惹かれるね。DJ
READY REDのレアなラップも聴けるところも○。
2. Gangster Of Love
SHAGGY/Angelでお馴染みのSTEVE MILLER BAND/The
jokerネタのクラシック! SHAGGYと聴き比べたら分かりますが、同じネタ使っているとは思えないな。でも『The
Geto Boys』のLPバージョンの方が断然ラップがカッコイイね。。(『The
Geto Boys』のCDではなぜかLYNYRD SKYNYRD/Sweet
Home Alabamaを使ったリミックスを収録)
3. Talkin' Loud Ain't Saying Nothin'
OHIO PLYERS/Skin Tight使いのファンキー・チューン。ドラム少し弱いかな。
4. Read These Nikes
JAMES BROWN/Funky Drummer、FRED WESLEY AND
THE J.B.'S/You Can Have Watergate Just Gimme
Some Bucks and I'll Be Straight、JAMES BROWN/Funky
Presidentネタだけど、ドラムがイマイチかな。
5. Size Ain't Shit
BUSHWICK BILLのソロ曲で、PIECES Of A DREAM/Mt.
Airy Groove、FRED WESLEY AND THE J.B.’S/
Blow Your Head使いの少しコミカルなナンバー。
6. Seek And Destroy
AKSHENのソロ曲で、LYN COLLINS/Think (About
It)、GEORGE McCRAE/I Get Lifted使いのファンキーなナンバー。『The
Geto Boys』未収録。
7. No Sell Out
MALCOLM MCLAREN/World Famousネタのヘビーなナンバー。『The
Geto Boys』未収録。
8. Let a Ho Be a Ho
Impeach The President使いだけどドラムがバタバタし過ぎかな。
9. Scarface
THE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、DENNIS
EDWARDS/Don't Look Any Further使いのドープなトラック上でAKSHENの渋いラップが光る!でも『The
Geto Boys』のバージョンがベスト!
10. Life In The Fast Lane
AKSHENのソロ曲で、THE SOUL BROS INC./Hot
Pants、PARLIAMENT/The Big Bang Theoryネタのカントリー調のファンキー・シット!
11. Trigga Happy aggiN
KING CURTIS/Memphis Soul Stew使いだけどこれもバタバタし過ぎかな。
12. Mind Of a Lunatic
THE J.B.'S/Givin' Up Food for Funk 、JAMES
BROWN/Funky Drummerネタの渋いファンキー・チューン。
通して聴いてみるとその地味さ加減を改めて感じるけど、そこは3名のラップ力で聴かせてくれますね。(2012/11/08) |
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THE GETO BOYS
/Same (1990)
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GETO BOYS(当時GHETTO BOYS)の2nd『Grip it
! On that other level』を初期DEF JAMの仕事で知られるRICK
RUBINのレーベルDEF AMERICAN/RAP-A-LOTから再リリースしたアルバム。再リリースといっても収録曲が数曲異なっており、またリレコーディングし、さらにラップもかなりパワーアップ!監修はレーベルオーナーのRICK
RUBIN、プロデュースは、DJ READY RED、DOUG
KING、JOHN BIDO、PRINCE JOHNNY C。GETO
BOYSの代表的なアルバムと言えばおそらく『We
can't be stopped』を挙げるかと思いますが、個人的には絶対このアルバムですね!(曲単位ではMind
playing tricks on meですが) 裏ジャケの4名の風貌見て下さいよ。まさしくGHETTO
BOYS。絶対に道端で出会いたくないです(笑)
1. F#@* 'Em
新曲その1。ISAAC HAYES/Breakthrough、FUNK
INC./Kool Is Back、CERRONE/Rocket in the
Pocket (Live)使いのハーコー・トラックに1番手のWILLIE
DEEの荒くれラップで血圧アップ間違い無し!スタート映画『SCARFACE』のトニー・モンタナのカース・ワードもすげーハマってるぜ。
2. Size Ain't Shit
BUSHWICK BILLのソロ曲で、PIECES Of A DREAM/Mt.
Airy Groove、FRED WESLEY AND THE J.B.’S/
Blow Your Head使いの少しコミカルなナンバー。
3. Mind Of a Lunatic
THE J.B.'S/Givin' Up Food for Funk 、JAMES
BROWN/Funky Drummerネタの渋いファンキー・チューン。
4. Gangster Of Love
なんと!このアルバムのLPとバージョンが違う!CDは最近購入したんで初めて知ったなー。LYNYRD
SKYNYRD/Sweet Home Alabamaがネタって色んなサイトに書かれていた理由が分かったよ。これはこれでサザン・フレイヴァ溢れていてカッコ良いけど、STEVE
MILLER BAND/The jokerネタを使ったLPバージョンがベストだな〜、やっぱ。でもこのSTEVE
MILLERバージョンのCDは初版にしか収録されていないレアなんだって。いつかはゲットしたいなー。
5. Trigga Happy Nigga
KING CURTIS/Memphis Soul Stew使いだけどこれもバタバタし過ぎかな。
6. Life In The Fast Lane
AKSHENのソロ曲で、THE SOUL BROS INC./Hot
Pants、PARLIAMENT/The Big Bang Theoryネタのカントリー調のファンキー・シット!
7. Assassins
1st『Making Trouble』収録の同名曲のリメイク。ほとんど808ビートと銃声のみのシンプルなオールド・スクール・トラックだけど、ラップ力でグイグイ攻めるところが最高だね。
8. Do It Like a G.O.
INCREDIBLE BONGO BAND/ApacheネタのバタバタしたドラムにCURTIS
MAYFIELD/Super flyネタを合わせた彼等らしいファンキー・シット。このイモ臭いところに惹かれるね。DJ
READY REDのレアなラップも聴けるところも○。
9. Read These Nikes
JAMES BROWN/Funky Drummer、FRED WESLEY AND
THE J.B.'S/You Can Have Watergate Just Gimme
Some Bucks and I'll Be Straight、JAMES BROWN/Funky
Presidentネタだけど、ドラムがイマイチかな。
10. Talkin' Loud Ain't Saying Nothin'
OHIO PLYERS/Skin Tight使いのファンキー・チューン。ドラムが少し弱いかな。
11. Scarface
THE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、DENNIS
EDWARDS/Don't Look Any Further使いのドープなトラック上でAKSHENの渋いラップが光る!SCARFACE(AKSHEN)のラップがカッコ良すぎてしびれるぜ!
12. Let a Ho Be a Ho
Impeach The President使いだけどドラムがバタバタし過ぎかな。
13. City Under Siege
新曲その2。VICKI ANDERSON/The Message
from
the Soul Sisters使いのドラマチックな隠れクラシック!SCARACE(AKSHEN)の出だしの「Born
in the ghetto as a street thug」からゾクゾクするぜ、マジで!
セールスは散々だったけど、これぞギャングスタな快作。心して聴くべし。(2012/11/09) |
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GETO BOYS
/We Can't Be Stopped (1991)
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ヒューストンのベテランGETO BOYSが91年にRAP-A-LOTからリリースした4thアルバム。メンバーは、SCARFACE、WILLIE
D、BUSHWICK BILLの3名にクレジットはないけどDJ
READY REDも参加。(余談だけどREADY
REDはニュージャージー出身で、現在も元気に活動しているとのこと。) プロデュースは、JAMES
SMITH、JOHN BIDO、SIMON、SCARFACE、WILLIE
D、BUSHWICK BILL、JOHNNY C、ROLAND。ゲットーに暮らすギャングスタのエグさをリリカルに表現した傑作「Mind
Playing Tricks On Me」収録の問答無用のGクラシック!で、グロいジャケも話題になったね。年代的に多少の古臭さは感じるけど、それも持ち味の一つでしょう。
1.Rebel Rap Family
ホラー調のトラック上でドスの利いた声で意気込みを語るイントロ的な曲。クレジットがないけど声から判断するとWILLIE
D、それともDJ READY RED?メンバー紹介でDJ
READY REDの紹介があるのにクレジットがないのはなぜだろう?DJ
READY REDのマイスペースでもクレジットがないことに不満だったことを書いてるね。
2.We Can't Be Stopped
ドタバタしたドラムにAVERAGE WHITE BAND/Love
Your Lifeを合わせた曲。うーん、ドラムがドタバタし過ぎで減点かな。
3.Homie Don't Play That
WILLIE Dのソロで、GEORGE CLINTON/Atomic Dog、FUNKADELIC/Knee
Deep、P-FUNK ALL STARS/Pumpin' It Up、ZAPP/More
bounce to the ounce等のメガミックス的なファンク!WESTみたいに全然洗練されていないのもGETO
BOYSらしいね。
4.Another Nigger In The Morgue
ドラムがダメだ… パス。
5.Chuckie
チープなホラー・トラック。これもドラムが糞過ぎる…
6.Mind Playing Tricks On Me
ISAAC HAYES/Hung Up On My Babyネタの郷愁感溢れるトラックに各々のギャングスタの深層心理を深くエグったリリックがドープなクラシック!GETO
BOYSといえばやっぱりこれだよね。
7.I'm Not a Gentleman
ドラムがダメだ… パス。
8.Gota Let Your Nuts Hang
SCARFACEのソロで、WILD MAGNOLIAS/Corey Died
On The Battlefield使いの鬼渋い一発!SCARFACEカッコ良過ぎだね。
9.Fuck A War
BUSHWICK BILLのソロで、SOUND EXPERIENCE/Devil
With The Busネタのファンキーな曲だけど、ドラムがドタバタしていて少し聴き辛いかも。
10.Ain't With Being Broke
うーん、ネタは良いがドラムがイマイチ…
11.Quickie
定番メロウDELEGATION/Oh Honeyネタに喘ぎ声も挿入。このネタ使われると弱いね。
12.Punk-Bitch Game
ライブのコール&レスポンスのみのインタールード。
13.The Other Level
BUSHWICK BILLのソロで、DIANA ROSS/Love Hangover使い。BUSHWICK
BILLスタイルでグイグイ惹きこまれるね。
14.Trophy
ドラムがダメだ… パス。
(2011/06/10) |
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GETO BOYS
/Uncut Dope (1992)
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92年にRAP-A-LOTからリリースされたヒューストンのベテランGETO
BOYSのベスト・アルバム。88年の『Making Trouble』、89年の『Grip
It! On That Other Level』、90年の『The Geto
Boys』、91年の『We Can't Be Stopped』からセレクトされ、それに未発表曲をプラス。
1. Do It Like It Go
バタバタしたドラムにCURTIS MAYFIELD/Super
flyネタを合わせた彼等らしいファンキー・シット。このイモ臭いところに惹かれるね。DJ
READY REDのレアなラップも聴けるところも○。
2. Assassins
ドラム・マシンと銃声のサンプリングのみで押しまくるハーコー・チューン。88年作とはとても思えないな(笑)
3. Mind Of A Lunatic
The J.B.'S/ Givin' Up Food for Funk 、JAMES
BROWN/Funky Drummerネタの渋いファンキー・チューン。
4. My Mind Playin' Tricks On Me
ISAAC HAYES/Hung Up On My Babyネタの郷愁感溢れるトラックに各々のギャングスタの深層心理を深くエグったリリックがドープなクラシック!GETO
BOYSといえばやっぱりこれだよね。
5. Size Ain't Shit
BUSHWICK BILLのソロ曲で、PIECES Of A DREAM/Mt.
Airy Groove、FRED WESLEY AND THE J.B.’S/
Blow Your Head使いの少しコミカルなナンバー。
6. The Unseen
未発表曲その1。新メンバーのBIG MIKEを迎えたアップテンポでファンキーな曲。
7. And My Word
1stの『Balls and My Word』と同じ曲で、ドラム・マシンに映画『SCARFACE』の銃声やアル・パチーノのセリフをサンプリングした鬼ドープなインスト!
8. Scarface (Original)
THE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、DENNIS
EDWARDS/Don't Look Any Further使いのドープなトラック上でSCARFACEの渋いラップが光る!できれば、90年の『The
Geto Boys』のバージョンを収録して欲しかったな。
9. Action Speaks Louder Than Words
未発表曲その2。CHOCOLATE MILK/Action Speaks
Louder than Wordsネタだけどイマイチかな。GANKSTA
NIPも参加。
10. Damn It Feels Good To Be A Gangsta
未発表曲その3。セピア色のトラックに静かに語り出す3名が渋いね。隠れクラシックの一つ。
11. Chuckie
BUSHWICK BILLの代表曲だけど、ちょっとこれはダメだな。
12. Gotta Let Them Hang
SCARFACEのソロで、WILD MAGNOLIAS/Corey Died
On The Battlefield使いの鬼渋い一発!SCARFACEカッコ良過ぎだね。
セレクトの基準に若干違和感があるけど、代表曲は概ね網羅されているんで、初期のGETO
BOYSを聴きたいならオススメですね。(2012/11/05) |
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GETO BOYS
/Till Death Do Us Part (1993)
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ヒューストンのベテランGETO BOYSが93年にRAP-A-LOT/PRIORITYからリリースした4thアルバム。メンバーは、SCARFACE、BUSHWICK
BILL、そして怒れる男WILLIE Dに代わってMR.
3-2とのコンビCONVICTSで活動していたニューオーリンズのベテランBIG
MIKEが参加。プロデュースは、N.O. JOE、JAMES
SMITH、JOHN BIDO、TONY RANDLE、ギター、ベース、キーボードにMIKE DEAN、スクラッチにD.J.
DOMINATION等が参加。WILLIE Dの脱退は残念だったけど、大好きなBIG
MIKEが参加ということで渋さ倍増!
1. Intro
THE STAPLE SINGERS/Love Comes in All Colorsネタのスクリュー気味のトラック上でプロデューサーのJAMES
SMITHが不気味に語るイントロ。イントロからこのアクの強さ!流石です。
2. G.E.T.O.
FUNKADELIC/ Good Old Music使いの泥臭いナンバー。SCARFACEのラップも流石のカッコ良さ!
3. It Ain't
BILL WITHERS/Lonely Town, Lonely Streetネタのファンキーな佳曲。ビートは跳ねない方が良かったかな。
4. Crooked Officer
2ndシングル。アーシーかつファンキーなナンバー。
5. No Nuts No Glory
MILLIE JACKSON/I Cry使いの鬼渋いファンキー・チューン!とにかくネタ使いが渋さに尽きる!
6. Six Feet Deep
1stシングル。COMMODORES/Easy、MARVIN GAYE/What's
Going Onネタのほっこりした佳曲。
7. Murder Avenue
BUSHWICK BILLのソロ曲。アーシーな感じだけど、アベレージかな。
8. Raise Up
SCARFACEソロ曲。どたばたしたドラムがRAP-A-LOTらしいファンキー・チューン。
9. Murder After Midnight
CURTIS MAYFIELD/Hard Timesネタが激渋い!この渋さがたまらないね!
10. Straight Gangstaism
PARLIAMENT/ (You're a Fish and I'm A) Water
Sign使いの軽めのトラックに旧友MR. 3-2が参加した、ある意味CONVICTS復活作。
11. Cereal Killer
SCARFACEソロ曲。KOOL & THE GANG/N.T.のドラムが効いた重たい一発。
12. This Dick's for You
3名のラップはもちろんだけど、郷愁感溢れるトラックも素晴らしすぎる一発!
13. Street Life
SCARFACEのソロ曲で、ソウルフルかつ郷愁感溢れるトラックが素晴らしいクラシック!フックのTHE CRUSADERS/Street
Lifeもバッチリはまっているね。
14. Bring It On
DONNY HATHAWAY /Voices Inside (Everything
Is Everything)ネタのファンキーなトラック上で、2-LOW、SEAGRAM、TOO
MUCH TROUBLE、5TH WARD BOYZ、ODD SQUAD、GANKSTA
N-I-P、DMG、MR. 3-2、BIG MELLO、SCARFACEの豪華なRAP-A-LOTファミリーでマイクを回すポッセカット・クラシック!
15. Outro
1.と同じトラックのアウトロ。
ウエストコーストの爽やかな音に慣れたファンには厳しいかと思うけど、これぞまさに”ゲットーのヒップホップ”だと思うので、一度は聴いてもらいたい。(2016/02/07) |
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GRANDMASTER CAZ
/Get down grandmaster(12)(1987) |
伝説のオールド・スクール・グループCOLD CRUSH
BROTHERSのメンバーでSUGARHILL GANG/Rapper's
delightのゴーストライターであったことで有名なGRANDMASTER
CAZが87年にTUFF CITY RECORDSからリリースした12シングル。プロデュースはULTRAMAGNETIC
MC'SのCED GEE!この頃のCED GEEが悪い訳ないです!KOOL&THE
GANG/Jungle boogieをフックに使ったGet
down
grandmasterはもちろんですが、JAMES
BROWNネタのI'm
cazはドープの一言!テクニカルなCAZのラップもマジでヤバイ!このレコードには相当ヤラれましたね。レコードの溝が擦り切れるくらい聴き込んだ覚えがあります。ULTRA好きはもちろん、TUFF
CITYフリークにも必聴の一枚です!(04/06/05) |
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GRANDMASTER FLASH
& THE FURIOUS FIVE
/The Birthday Party (1981) |
GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVEが81年にSUGARHILL
RECORDSからリリースしたシングル。臨場感あふれるパーティ・トラックがはもちろんだけど、ラップ巧者のマイク・リレーも素晴らしいクラシック中のクラシック!(2015/05/05) |
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GRAND MASTER FLASH
/Flash To The Beat (Part1) (1982) |
レジェンドGRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS
FIVE(クレジットはGRAND MASTER FLASHのみ)が82年にSUGAR
HILL RECORDSからリリースしたシングル。ビートボックスをメインにFATS
COMETのベース等の生楽器をプラスしたファンキーなトラックにレジェンドたちの熱いラップ、コーラスがのる最高のパーティ・クラシック!(2014/05/02) |
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GRANDMASTER & MELLE MEL
/White Lines (Don't Do It) (1983) |
GRANDMASTER FLASH & MELLE MELが83年にSUGARHILL
RECORDSからリリースしたシングル。LIQUID LIQUID/Cavernネタの問答無用なクラシック!MELLE
MELのカッコ良さにはシビれるね〜。(2015/04/04) |
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GRANDMASTER FLASH
/They said it couldn't be done(1985)
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伝説のDJ、GRANDMASTER FLASHが85年にリリースしたアルバム。GRANDMASTER
FLASH名義ですが、実際はFLASH、KIDD
CREOLE、RAHIEM、LAVON、MR.BROADWAY、LARRY
LOVEの6人がメンバーとなっています。このアルバムとの出会いは中学生の頃、HIPHOPなんかラジオで滅多にかからなかった時にNHKの『クロスオーバー11』を必死にエア・チェックして、Girls
love the way he spinsとSign of the
timesの2曲を知ったのがきっかけでした。今まで聴いたことがあるHIPHOPに比べて落ち着いた感じのこの曲がとても気に入って、一月分のお小遣いをはたいて高い国内盤のLPを購入したんですね。当時国内盤のLPはバカ高く、中学生の身分じゃ大金だったんですけど、好きな曲が聴ける喜びにはかえられなかったです。そんな大切な思い出があるからこそFLASH好きには評価の低いアルバムですが、自分にとっては忘れられない思い出が詰まったアルバムなんです。だからこのアルバムは一生聴き続けるし、絶対に中古屋に売ることもありません。思い出までは簡単に捨てられませんから...
(04/04/03) |
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GRANDMASTER FLASH
/The Source(1986)
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伝説のDJ、GRANDMASTER FLASHがグループ名義で1986年にリリースしたアルバム。プロデュースは、GRANDMASTER
FLASHとVINCENT CASTELLANO、ドラムプログラミングは、GRANDMASTER
FLASH、RAHIEM、GUY VAUGHN。メンバーは、GRANDMASTER
FLASH(DJ)、THE KIDD CREOLE(MC、ボーカル)、RAHIEM(MC、ボーカル)、LA
VON(MC、ボーカル、ベース)、BROADWAY(MC)、LARRY
LOVE(ダンサー)、SHAME(MC、DJアシスタント)。当時、FMラジオでAFRIKA
BAMBAATAA/Bambaataa's Theme (Assault on Precinct13)と「Style
(Peter Gunn Theme)」がミックスされていて、そのカッコ良さにかなり衝撃を受けましたね!それからアルバムを購入すると、「あれ?なんか違う…」って思っちゃったんですね。もちろん「Style
(Peter Gunn Theme)」と「Freelance」は最高なんだけど、当時人気だったRUN-D.M.C.、BEASTIE
BOYS、PUBLIC ENEMYと比べるとハードさに欠けているように感じたんですが…、20数年ぶりに聴き直してみると全然悪くないですね。
1. Street Scene
緊張感のあるサウンド上でメンバーが自己紹介をするイントロ。
2. Style (Peter Gunn Theme)
打ち込みドラムにCOMMODORES/Rapid Fireのイントロをスクラッチで合わせた後にHENRY
MANCINIの映画『ピーターガン』のテーマを弾き直したメロディが飛び出し、その上でメンバーがスキルフルなラップをかますクラシック!フックではFREEDOM/Get
Up and Dance、CAMEO/Single Life、JAZZY 5/Jazzy
Sensationをスクラッチ。
3. Ms. Thang
派手な打ち込みドラムにシンプルなオーケストラ・ヒットを入れた小品。
4. P.L.U. (Peace, Love And Unity)
タイトなビートに寂しげでミステリアスなメロディに「ピース、ラブ、アンド
ユ〜ニティ」の爽やかなコーラスもマッチしたR&Bテイストのナンバー。今聴くとしっくりくるね〜
5. Throwin' Down
ほぼビートのみで、フックにシンセが入る展開だけど、あまり特徴ないかな。
6. Behind Closed Doors
5と同じ感じだが、郷愁感のあるメロディはいいね。全編に配しても良かったかも。
7. Larry's Dance Theme (Part 2)
前作から引き続くダンサーLARRY LOVEのテーマ曲のパート2。良くもなく悪くもなくって感じかな。
8. Lies
ウッディー・ウッドペッカーの鳴き声も取り入れた曲。あまりピンとこないかな。
9. Fastest Man Alive
乾いたドラムにApacheを弾き直したメロディをのせ、JAMES
BROWNの「1,2,3」の声ネタ・スクラッチからラップがスタートし、フックでJOHN
DAVIS AND THE MONSTER ORCHESTRA/I Can't Stop、20TH
CENTURY STEEL BAND/Heaven and Hell Is on
Earthを組み合わせたFLASH賛歌。
10. Freelance
定番ブレイクビーツBOB JAMES/Mardi Gras、JUICE/Catch
A?Groove、INCREDIBLE BONGO BAND/Apacheの2枚使いのうえに6MCが矢継ぎ早にフリースタイルをかますライブ!この曲でノレないやつはHIPHOP聴く資格ないよ…って感じですね。FLASHのコスリに血が湧き、MCのラップに肉踊る!当時のブロック・パーティはこんなにもピースだったのか。こういうのを聴くとHIPHOPってやっぱり素晴らしいものだと再認識させられますね。オールドスクール万歳!
全面改訂(2025/10/11) |
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GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE/Flash
It To The Beat B/W Fusion Beats Vol. 2 (1981) |
81年にBOZO MEKO RECORDSなる怪しげなレーベルからリリースされたシングル。A面にはブロンクス・リバー・センターにおけるレジェンドGRANDMASTER
FLASH & THE FURIOUS FIVEのライブを収録。チープかつ荒々しいドラム・マシンのみのトラックがドープの一言。イントロの掛け声やドラムはよくネタ使いされているよね。ラップ巧者によるマイクリレーも最高だね。B面は、JAMES
BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved 、THE
MOHAWKS/The Champ、DYKE & THE BLAZERS/Let
a Woman Be a Woman, Let a Man Be a Manを繋げたライブミックス仕立て。(一説にはAFRIKA
BAMBAATAA、AFRIKA ISLAM、JAZZY JAYによるテープ・ミックスと言われていている)(2014/01/04) |
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GRANDMASTER FLASH
&THE FURIOUS FIVE
/The Message(1982)
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HIPHOP DJのレジェンドGRANDMASTER FLASHとGRANDMASTER
MELLE MELを含む最強MC集団THE FURIOUS FIVEが82年にSUGAR
HILL RECORDSからリリースしたアルバム。これはUK編集盤でボーナスで8.The
Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels
Of Steel収録!今までのパーティ向けのリリックから一変してストリートの現実を鋭く抉った大クラシック7.The
MessageとBLONDIE/Rapture、CHIC/Good Times、SUGARHILL
GANG/8Th Wonder等を矢継ぎ早にミックスした問題作8.The
Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels
Of Steelの2曲が最強!これを聴かずしてHIPHOPなんて語れないですよ・・・
もちろんTOM TOM CLUB/Genius of loveネタの2.It's
Nasty、エレクトロ・ファンクの3.Scorpioも最高!RUFUS/Sweet
Thingを思い出させるメロウな5.Dreamin'とピアノだけのバックで歌う6.You
Areなんて歌者も入れているあたりは時代を感じさせますが。とにかく、HIPHOP好きを自認しているなら聴かずには死ねない名盤中の名盤!(07/03/03) |
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GRANDMASTER MELLE MEL
& THE FURIOUS FIVE
/Step Off (1984) |
トラブルで脱退したGRANDMASTER FLASH抜きのFURIOUS
FIVEが84年にSUGAR HILL RECORDSからリリースしたシングル。THE
O'JAYS/For the Love of Moneyネタの緊張感溢れるトラックが素晴らしい快作!イントロのCHAKA
KHAN/Feel For Youのラップを再演したMELLE
MELも激渋いぜ!(2014/11/29) |
| H |
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HEAVY D & THE BOYZ
/Big Tyme (1989)
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ポップフィールドでも活躍したHEAVY D.が89年にグループ名義でリリースした2ndアルバム。1stの『Living
Large』があまりにも酷い内容だったんで全然期待していなかったんだけど、聴いてみると、一部の糞なニュージャックスイングを除くとバラエティに富んでいて、しかもファンキーなんでかなり驚いた記憶があるな。
1. We Got Our Own Thang
TEDDY RILEYが手掛けたニュージャックスイング。もう、このビート聴くだけで吐き気がするね…
2. You Ain't Heard Nuttin Yet
DJ EDDIE F.プロデュースのGROVER WASHINGTON,
JR./ Mister Magic 、LYN COLLINS/Think (About
It)ネタのファンキー・チューン。
3. Somebody For Me
これまたニュージャックスイング… こんなビートのどこがいいんだか。
4. Mood For Love
ダンス・ホールスタイル!ジャマイカ生まれのHEAVY
D.の本領発揮。この力の抜け具合最高だね。プロデュースはDJ
EDDIE F.。
5. EZ Duz It, Do It EZ
MARLEY MARLプロデュースだけど、信じられないくらいダサい。ニュージャックスイングなんて意識する必要ないのにね。
6. A Better Land
MAIN INGREDIENT/Everybody Plays The Fool使いだけど、普通かな。
7. Gyrlz, They Love Me
THE METERS/Thinking、JAMES ROWN/Hot Pantsネタのファンキー・チューン。プロデュースはMARLEY
MARLとHEAVY D.
8. More Bounce
PARLIAMENT/Give Up the Funk (Tear the Roof
Off the Sucker)、ZAPP/More Bounce to the
Ounce、FAB 5 FREDDY/Change the Beat (Female
Version)ネタの最強ファンク!HEAVY D.のラップも力強くてナイス!プロデュースはDJ
EDDIE F.。
9. Big Tyme
JAMES BROWN/Sex Machine、CAMEO/Rigor Mortisネタのファンキー・シット!CAMEOネタが上手くハマってるね。プロデュースはDJ
EDDIE F.。
10. Flexin'
JAMES BROWN/Get Up, Get into It and Get Involved、LYN
COLLINS/Think (About It)使いの最高にファンキーな一発!プロデュースはDJ
EDDIE F.。
11. Here We Go Again, Y'all
これもMARLEY MARLプロデュースだけど、全然面白くない。ビートが信じられないくらいダサい。ポップチャートを意識したのか?
12. Let It Flow
DJ EDDIE F.プロデュースのKOOL &
THE GANG/Chocolate
Buttermilk、THE WINSTONS/Amen Brotherネタの疾走感溢れるファンキー・ナンバー!スクラッチも最高にカッコイイね。
ポップなイメージが邪魔していると思うけど、初期作は聴いておくべき。(2013/02/23) |
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HERBIE HANCOCK
/Future Shock (1983)
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JAZZ/クロスオーバー界の重鎮HERBIE HANCOCKが83年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BILL
LASWELL率いるMATERIALとHERBIE自身、参加ミュージシャン/シンガーは、BILL
LASWELL(ベース)、GRAND MIXER D.ST(ターンテーブル)、DWIGHT
JACKSON, JR.(シンガー)、BERNARD FOWLER(シンガー)、SLY
DUNBAR(ドラム)等。スクラッチを世界的に広めたクラシック「Rockit」収録!2008年5月4日の記事でも書いているけど、MICHAEL
JACKSONブームで洋楽に興味が出てきた中学1、2年の頃、グラミー賞のTVで見たのが「Rockit」との初めての出会いなんだけど、この時のD.STのスクラッチはもちろん、バックダンサーのブレイクダンスが凄かったな〜!翌日、クラス中の男子が、ブレイクダンスの練習していたぐらいだからね(笑) ほんと、この曲と出会わなければ、今の自分はなかったかもしれないな。そういえば、グラミー賞を見た後、速攻で近所のレコ屋に「Rockit」を注文しに行ったんだけど、届いてみたら「Funky
Town」で有名なLIPPS INC.の「Rock It」… まあ、懐かしい思い出だね(苦笑)
1. Rockit
説明不要の大クラシック!ミステリアスなHERBIEのシンセ、D.ST存在感のあるスクラッチ等全てが最高!これがなければ、現在のヒップホップはないと断言できる。
2. Future Shock
DWIGHT JACKSON, JR.のボーカル入りの都会的なファンク。
3. TFS
エレクトロ、BASSミュージックの元祖ともいえるエレクトロ・ファンク!イントロ聴いただけで、当時のブレイクダンサーなら即死じゃね?
4. Earth Beat
オリエンタルなムードたっぷりのヘビー・ファンク!イントロのドラムだけで、鷲掴みにされるぜ。
5. Autodrive
ライト感覚のエレクトロ・グルーヴ。
6. Rough
D.STのスクラッチが効果的な近未来的なファンク。
ある種、キワモノ的な扱いをされている印象を受けるけど、間違いなくクラシックに相応しいアルバム。聴くべし。(2011/10/14) |
| I |
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ICE CUBE
/Amerikkkas Most Wanted (1990)
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N.W.A.と喧嘩別れしてソロとなったICE CUBEが90年に満を持してリリースしたソロ・デビュー・アルバム。制作に関わったのが、PUBLIC
ENEMYのプロデューサーとして地位を築いていたTHE
BOMB SQUADと聞いてリリースが待ち遠しかった思い出があるな。針を落としていきなりICE
CUBEが処刑されるイントロにも度肝を抜かされたが、何よりTHE
BOMB SQUAD、SIR JINXのサウンドとICE
CUBEのスキルがハンパなく、聴き終わった後の興奮ったらなかったな。
1. Better Off Dead
問題のイントロ。最後の言葉の"響き"が強烈!
2. The Nigga Ya Love To Hate
GEORGE CLINTON/Atomic Dog、STEVE ARRINGTON/Weak
at the Kneesをネタにした挨拶代りの強烈な一発!ネタの組み合わせ等は今聴いても凄いよな。
3. AmeriKKKa's Most Wanted
シングルにもなったけど、ドラムがバタバタし過ぎてイマイチかな。
4. What They Hittin' Foe?
AVERAGE WHITE BAND/ The Jugglers、STANLEY
TURRENTINE/Sister Sanctifiedネタのインタールード的な曲。
5. You Can't Fade Me/JD's Gaffilin' (Medley)
KOOL AND THE GANG/ Pneumonia、PARLIAMENT/Rumpofsteelskin使いのドープ・トラックにのるICE
CUBEのラップがカッコ良すぎ!
6. Once Upon A Time In The Projects
BETTY DAVIS/Shoo-B-Doop and Cop Himネタのアーシーなトラックが地味ながらカッコイイね。ICE
CUBEのラップも前曲とスタイルを変えていて飽きさせないね。
7. Turn Off The Radio
KOOL AND THE GANG/ Rated X使いのP.E.タイプのハーコー・チューン。
8. Endangered Species (Tales From The Darkside)
FUNKADELIC/Standing on the Verge of Getting
It On、PARLIAMENT/Bop Gun (Endangered Species)、JAMES BROWN/Funky
Drummerネタのアップテンポなトラック上で鋼のようなCHUCK
Dのラップと攻め合うドープな一発!
9. A Gangsta's Fairytale
これはドラムがダメだね…
10. I'm Only Out For One Thang (Feat. Flavor
Flav)
FLAVOR FLAVのキャラが強すぎて全部持っていかれているね。まあ、インタールード的な曲なんだろうね。
11. Get Off My Dick And Tell Yo Bitch To
Come Here
1分にも満たないインタールードだけど、オールド・スクール的な簡素なトラックが逆にカッコイイ。もっと長くして欲しかったところ。
12. The Drive-By
インタールード。
13. Rollin' Wit The Lench Mob
PARLIAMENT/Aquaboogieネタの地味な佳曲。
14. Who's The Mack?
THE J.B.’S/I Wanna Get Down、MARVIN GAYE/"T
Stands for Trouble使いの鬼渋いファンキー・チューン。
15. It's A Man's World (Explicit) (Feat.
Yo-Yo)
LAURA LEE/Crumbs Off the Table、ROY AYERS/Brother
Green (The Disco King)ネタのトラックにYO-YOをフィーチャーしたファンキーな佳曲。ビッチを連呼するイントロが強烈だね。
16. The Bomb
THE COMMODORES/Assembly Line、ESG/UFO、THE
SOUL SEARCHERS/Funk to the Folks、ZAPP/More
Bounce to the Ounceネタのハイパーなハーコー・トラック上で力強いラップをかますICE
CUBEに痺れるぜ!
HIPHOP好きなら聴かずに死ねない名盤の一つ。黙って聴くべし。(2012/07/13) |
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ICE CUBE
/Kill At Will (1990)
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ICE CUBEが90年にリリースしたミニ・アルバム。次作までの繋ぎだったかもしれないけど、かなりのインパクトだったね〜。
1. Endangered Species (Tales From The Darkside)
(Remix)
1stに収録の曲のSIR JINXによるリミックス。オリジナルもドープだが、これもGOOD!
2. Jackin' For Beats
当時ヒットしたD-NICE/Call Me D-Nice、EPMD/So
Wat Cha Sayin、PUBLIC ENEMY/Welcome to the
Terrordome、DIGITAL UNDERGROUND/The Humpty
Danc、L.L. COOL J/Big Ole Butt、X-CLAN/Heed
the Word of the Brotherをつなげたメガミックス的なトラックはかなり衝撃的だったなー。いつ聴いてもヤバイね!
3. Get Off My Dick And Tell Yo Bitch To Come
Here (Remix)
1stに収録の曲のSIR JINXによるリミックス。TOM
SCOTT & L.A. EXPRESS/Sneakin' In The Backを使っているね。オリジナルが短かったので、このリミックスは嬉しい。
4. The Product
JAMES BROWN/Give It Up Or Turnit A Loose
(Remix)をはじめ、KOOL&THE GANG/Good Times、KOOL&THE
GANG/Rated X、KOOL&THE GANG/Jungle Boogie、SLY&THE
FAMILY STONE/You Can Make It if You Try等ブレイクビーツてんこ盛りの鬼ファンキー・チューン!
5. Dead Homiez
SMOKEY ROBINSON/Do Like I Doネタの郷愁感溢れる曲。こういうしんみりモードのICE
CUBEも魅力的だね。
6. JD's Gaffilin' (Part 2)
JDによるスキット。
7. I Gotta Say What Up!!!
ISAAC HAYES/Hyperbolicsyllabicsesquedalymisticを使った、おそらくPUBLIC
ENEMY/Black Steel in the Hour of Chaosを意識したであろうファンキー・トラック上で仲間にシャウト・アウトするアウトロ。ラップじゃないけど、ICE
CUBEのしゃべりはカッコ良すぎ!
1stとセットで聴いておくべき!(2012/09/07) |
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ICE CUBE
/Death Certificate (1991)
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ICE CUBEが91年にリリースした2ndアルバム。前作の傑作EPじらしてからの待望の2ndフルアルバム。今作はPUBLIC
ENEMY勢の参加はなく、プロデュースは、SIR
JINXとD.J. POOH、BOBCAT、RASHADからなるTHE
BOOGIE MENの身内となってるね。期待が大きかったせいか、1stやEPほどはのめり込まなかったけど、傑作には間違いないね。
1. The Funeral
イントロ。
2. The Wrong Nigga To Fuck Wit
JAMES BROWN/The Payback、PARLIAMENT/Flash
Lightの大ネタ使いのファンキー・チューン。
3. My Summer Vacation
GEORGE CLINTON/Atomic Dog、ROGER/So Ruff,
So TuffというWESTではど定番ファンク・ネタ使いのウェッサイ・ファンク!やっぱこういうのを期待してしまうね。
4. Steady Mobbi’
Deep" by Parliament
PARLET/Love Amnesia、MARVIN GAYE/After the
Dance、AVERAGE WHITE BAND/Reach Out、PARLIAMENT/Sir
Nose D'VoidoffunkとTheme from The Black Holeネタのヘビー・ファンク。
5. Robin Lench
しゃべりのみのインタールード。
6. Givin' Up The Nappy Dug Out
BOOKER T. & THE MG’S/ Hip-Hug-Her 、ROGER/Do
it Roger、PARLIAMENT/Mr. Wiggles、THE STAPLE
SINGERS/I'll Take You There、MANDRILL/Fencewalk使いのご機嫌なファンキー。シット!
7. Look Who's Burnin'
PARLIAMENT/The Freeze (Sizzaleenmean)、 ZAPP/More
Bounce to the Ounce、STANLEY TURRENTINE/Sister
Sanctified、SLICK RICK/La Di Da Diネタの小気味良いファンキー・チューン。
8. A Bird In The Hand
B. B. KING/ Chains and Things、JAMES BROWN/Take
Some. . . Leave Some、PARLIAMENT/Bop Gun
(Endangered Species)、THE FIVE STAIRSTEPS/Don't
Change Your Love、GEORGE CLINTON/Big Bang
Theory使いのアーシーな佳曲。
9. Man's Best Friend
PARLIAMENT/Flash LightとSir Nose D'voidofunk、GEORGE
CLINTON/Atomic Dogネタのドープなウェッサイ・ファンク!トラックがカッコ良すぎ!
10. Alive On Arrival
DAVID BOWIE/Fame、PARLIAMENT/The Big Bang
Theory、JAMES BROWN/Hot (I Need to Be Love,
Love Loved)の少し地味な曲。これはちょっとイマイチか。
11. Death
RIPPLE/A Funky Songネタ上でKHALID MUHAMMAが演説?するインタールード。
12. The Birth
MOUNTAIN/Long Red (Live)、THE CRUSADERS/Mystique
Blues、BABY HUEY/Hard Times使いのインタールード。これも12.と同じKHALID
MUHAMMAによる演説。
13. I Wanna Kill Sam
PARLIAMENT/Chocolate CityとOne Of Those Funky
Things、JAMES BROWN/Funky President、THE
BLACKBYRDS/Rock Creek Park、DONALD BYRD/(Fallin'
Like) Dominoes、JOE TEX/ I Almost Got to
Heaven Once使いの硬質なファンク。これもトラックがイカしてるね。
14. Horny Lil' Devil
SLY & THE FAMILY STONE/Don't Call Me
Nigger, Whitey、JAMES BROWN/Funky President、LOU
DONALDSON/Pot Bellyネタだけど、割と普通かな。
15. Black Korea
ファンキーでイカした曲だけど、46秒しかなくて残念。
16. True To The Game
THE GAP BAND/Outstanding 、GEORGE DUKE/Reach
for It、SLY & THE FAMILY STONE/You Can
Make It if You Try使いのトラックにQUEEN LATIFAHの声ネタもイイ感じ。Outstandingネタだとメロウに仕上げがちだけど、ビターにしたあたりがGOOD。
17. Color Blind
THE METERS/Pungee、JACO PASTORIUS/Opus Pocus使いの鬼ドープなトラック上でDEADLY
THREAT、KAM、THE MADD CIRCLE、KING TEE、J-DEEとマイクを回すポッセカット・クラシック!この面子が集まればカッコイイに決まってるっしょ!
18. Doing Dumb Shit
FUNKADELIC/Cosmic Slop、PARLIAMENT/Funkentelechy使いのP-FUNK的なファンク。
19. Us
PARLIAMENT/Gamin' on Ya!、MELVIN BLISS/Synthetic
Substitutionネタのヘビー・ファンク。
20. No Vaseline
BRICK/Dazz、GEORGE CLINTON/ Atomic Dog、MARVA
WHITNEY/It's My Thing使いのノリの良いファンク・トラック上でN.W.A.勢をディスったキツ〜い一発!
かなりP-FUNKネタが多くてトラックに変化があまりないのがイマイチのめり込まなかった原因かもしれないけど、聴くべきアルバムには間違いないと思う。(2013/05/04) |
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ICE CUBE
/Lethal Injection (1993)
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ICE CUBEが93年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、QDIII,
MADNESS 4 REAL、SIR JINX、BRIAN G等。ラップのカッコ良さも増し、ウエストコーストの大物の風格溢れる傑作だね。
1. The Shot (Intro)
しゃべりのみのイントロ
2. Really Doe
THE POINTER SISTERS/ You Gotta Believe、SLICK
RICK/Lick the Balls使いの不穏な曲。
3. Ghetto Bird
GEORGE CLINTON/Atomic Dog、OHIO PLAYERS/Funky
Wormネタのヘビー・ファンク!
4. You Know How We Do It
EVELYN KING/The Show Is Over、MARY JANE
GIRLS/All Night Long、KOOL & THE GANG/Summer
Madnessネタの郷愁感溢れるクラシック!
5. Cave Bitch
どことなくERICK SERMONあたりのサウンドを感じるハーコー・チューン。
6. Bop Gun (One Nation)
FUNKADELIC/One Nation Under A Groove使いのP印ファンク・トラックにオリジネーターのGEORGE
CLINTONをフィーチャーしたクラシック!
7. What Can I Do?
軽い目のドラムに寂しげなメロディの佳曲。
8. Lil Ass Gee
重たいドラムを活かしたドープ・ナンバー。
9. Make It Ruff, Make It Smooth
もの哀しげなメロディのトラックにK-DEEをフィーチャーした佳曲。
10. Down For Whatever
ホラー調だけど、ドラムがダメだな…
11. Enemy
泥臭いファンキー・チューン。NY好きにはウケそうだな。
12. When I Get To Heaven
MARVIN GAYE/ Inner City Blues使いの郷愁感漂う曲。ドラムがもう少し良ければね。
(2016/10/22) |
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ICE T
/Rhyme Pays (1987)
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ギャングスタMCのパイオニアの一人ICE Tが87年にリリースしたデビュー・アルバム。元々はニュージャージー出身のICE
Tですが、MCとして活動したのはロスだったと思います。プロデュースはAFRIKA
BAMBAATAA直系のAFRIKA ISLAM。当時の西海岸産HIPHOPといえばエレクトロ系って感じで、NY好きには無視されがちだったんですが、このアルバムでかなり注目を集めるようになったはず。個人的に思い入れのある曲は、当時、近田春男か誰かのラジオで流れた5.
409で、NYと全く引けをとらないプロダクションにはかなり衝撃をうけましたね。
1. Intro/Rhyme Pays
BLACK SABBATH/War Pigsネタのハーコー・シット!
2. 6 'N The Morning
ギャングスタなリリックが話題となったクラシック。トラックがシンプルなのが逆にイイのかもね。
3. Make It Funky
タイトルどおりJAMES BROWN/Make It Funkyネタのアゲアゲ・ファンキー・チューン!
4. Somebody Gotta Do It (Pimpin' Ain't Easy!!!)
BOOGIE DOWN PRODUCTIONS/South Bronx使いの佳曲。
5. 409
FUNK INC./Kool Is Back、BOB JAMES/Nautilus、COMMODORES/The
Assembly Line、WHISTLE/(Nothing Serious)
Just Buggin'、ORIGINAL CONCEPT/Pump That
Bassと豪華なネタ使いの鬼ファンキーなクラシック!カッコイイぜ、ICE-T!
6. I Love Ladies
ハンドクラップが耳を惹くファンキー・ナンバー。
7. Sex
うーん、これはイマイチかな。
8. Pain
これも特に印象には残らないかな。
9. Squeeze The Trigger
不穏なシンセが耳を惹くけど、普通かな。
10. Make It Funky (12' Mix)
3. のリミックスだけど、違いはほとんどないかな。
11. Sex (Bonus Beat)
7. が嫌いなんで×。
12. Somebody Gotta Do It (Pimpin' Ain't Easy!!!)
(12' Mix)
4. のリミックスだけど、違いはほとんどないかな。
13. Our Most Requested Record (Long Version)
LED ZEPPELIN/Heartbreaker&Whole Lotta
Love、AC/DC/Flick of the Switch、JAMES BROWN/Soul
Power等を使ったメガミックス的な曲。あまり面白いとは言えないかな。
今さらICE Tを聴く人はいないかもしれませんが、クラシックには間違いないので、ぜひ聴いて欲しいものです。(2012/02/19)) |
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ICE T
/Power (1988)
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ギャングスタ・ラップのパイオニアの一人ICE-Tが1988年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは盟友AFRIKA
ISLAMとICE-T自身。ジャケットの当時の奥さんダーリーン嬢のダイナマイト・バディの鼻血ブーなセクシーショットにはお世話になったもんです。映画『カラーズ』での主題歌提供で波に乗った勢いを感じる快作!
1. Intro
イントロ。
2. Power
THE JIMMY CASTOR BUNCH/It's Just Begun、ISAAC
HAYES/Joy、JAMES BROWN/I Don't Want Nobody
to Give Me Nothing (Open Up the Door I'll
Get It Myself)ネタのファンキーなトラックには血圧アップ間違いなし!
3. Drama
不気味な電子音メインだがイマイチ。
4. Heartbeat
WAR/Heartbeat使いのファンキー・ナンバー。
5. The Syndicate
PARLIAMENT/Aqua Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop)、THE
TREACHEROUS THREE/Gotta Rock、JAMES BROWN/Talkin'
Loud & Sayin' Nothingネタのウェッサイ・ファンク・トラック上で仲間のDONALD
D、DJ HEN Gとマイクを回すポッセカット・クラシック!
6. Radio Suckers
BAR-KAYS/Do You See What I See?ネタの緊張感溢れるトラック上で当時のぬるま湯ラジオ局をディスたハーコー・シット!CHUCK
Dの「radio… suckers never play me!」声ネタもナイス!
7. I'm Your Pusher
CURTIS MAYFIELDのクラシックPushermanをカバーしたシリアスなナンバー。
8. Personal
DYKE & THE BLAZERS/Let a Woman Be a Womanの定番ビーツにHEART/Magic
Manのギターを合わせたロッキッシュなナンバー。このギターってあのHEARTだったのね!知らなかったな〜
9. Girls L.G.B.N.A.F.
ビートがダメだな…
10. High Rollers
EDWIN STARR/Easin' In使いの地味ながらアーシーでファンキーな佳曲。
11. Grand Larceny
ファンキーだけど、少し散らかった印象を受ける。
12. Soul On Ice
イマイチかな。
13. Outro
アウトロ
(2021/02/06) |
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ICE-T
/The Iceberg
/Freedom Of Speech...
Just Watch What You Say (1989)
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ギャングスタMCのパイオニアの一人ICE Tが89年にリリースした3rdアルバム。前作『Power』あたりから注目され始めたんだけど、このアルバムで一気にWESTのボスになった感があるね。アルバムもほんとカッコ良くて、レコードからテープに録音して擦り切れるくらい聴いたな〜。
1. "Shut Up, Be Happy"
BLACK SABBATH/Black Sabbathのおどろおどろしいトラックに伝説のパンクバンドDEAD
KENNEDYSのボーカルJELLO BIAFRAのスポークン・ワードを載せた過激なイントロ。
2. The Iceberg
FRED WESLEY & THE J.B'S/Same BeatとB.T.EXPRESS/Do
You Like Itネタのファンキー・チューン。
3. Lethal Weapon
LITTLE ROYAL & THE SWINGMASTERS/Razor
Blade使いのアップテンポのファンキー・チューン!RAKIMの声ネタもナイス。
4. You Played Yourself
JAMES BROWN/The Bossネタが光るファンキー・シット!少し抑えたラップもGOOD!
5. Peel Their Caps Back
不穏な雰囲気がイイね〜。惹き込まれるぜ。
6. The Girl Tried To Kill Me
RUN D.M.C.を意識したであろうモロROCKなナンバー。当時はこういったロックン・ラップは食傷気味だったけど、今聴くと不思議にカッコよく聴こえるね。
7. Black 'N' Decker
しゃべりだけのインタールード。
8. Hit The Deck
トランスフォーマー・スクラッチ等を活かした鬼ファンキーな一発!ICE-Tのファスト・ラッピンもイカす!
9. This One's For Me
JAMES BOWN/Slaughter's Themeネタのファンキーな曲だけど、少し地味かな。
10. The Hunted Child
サイレンやレコード逆回転音主体のアッパーなトラックにCHUCK
Dの声ネタもばっちりハマったドープな一発!
11. What Ya Wanna Do?
KC&THE SUNSHINE BAND/Do You Wanna Go
Party使いのご機嫌でノリノリなトラックにRHYME
SYNDICATEのRANDY MAC、NAT THE CAT、DONALD
D、BRONX STYLE BOB、HEN-GEE、SHAQUEL SHABAZZ、TODDY
TEE、EVERLAST、MC TASTE、DIVINE STYLERとマイクを回すポッセカット・クラシック!当時のRHYME
SYNDICATEの勢いが伝わるね〜。
12. Freedom Of Speech
JAMES BROWN/Can I Get Some Help使いのファンキーな曲。当時は好きだったけど、今聴くとビートが弱いなー。
13. My Word Is Bond
これもポッセカットだけど、ドラムが好きじゃないなー。
久々に聴くと、血がたぎるね!今さらICE Tを聴く人はいないかもしれないけど、やっぱICE-Tはカッコイイゼ!(2013/10/20) |
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I.R.T.
/Watch The Closing Doors (1983) |
正体不明のグループI.R.T.が83年にリリースしたシングル。今ではテクノ/ハウス/ガレージ好きからも支持されているエレクトロ・クラシック。ラップが結構、大味なので使うならB面のDub
Versionですね。プロデュースには、ジャズ畑のRANDY
KLEINもいるので、純粋なヒップホップ・グループじゃないかもしれませんね。(2014/07/04) |
| J |
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THE JAZ
/Ya Don't Stop (1991)
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JAY-Zの兄貴分的存在のTHE JAZが91年にリリースした6曲入りEP。デビューから、かなり好きなMCだけど、その実力に見合う評価を与えられていないのが悲しいね。このEPは当時の敏腕クリエイターによるトラックもさることながらTHE
JAZのキレの良いラッピンも最高な一枚。できればフルアルバムにして欲しかったと思ったのは自分だけではないはず。
1. Sign Of The Crimes
DJ MARK THE 45 KINGプロデュースによるアップテンポな激ファンキーな一発!出だしから飛ばすね〜。
2. Hypocritters
LARGE PROFESSORによる地味ながら渋い佳曲。
3. A Groove (This Is What U Rap 2)
WAR/Slippin into darknessネタの70年代ソウル・テイストのクラシック。
4. Rhymes Fo Da Funny Farm
DJ MARK THE 45 KINGプロデュースでKOOL &
THE GANG/Music Is the Message、JAMES BROWN/Funky
Presidentを使った鬼ファンキー・シット!
5. It's Your Nature
LARGE PROFESSOR制作の小気味良い曲。
6. It's That Simple
PRINCE PAULが手掛けた明るく楽しいニュー・スクール・トラックに若きJAY-Zをフィーチャーしたクラシック!
(2015/02/20) |
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JIMMY SPICER
/The Bubble Bunch (1982) |
オールドスクーラーJIMMY SPICERが82年にMERCURY
RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、LARRY
SMITHとRUSSELL SIMMONS。生演奏のディスコ・トラックに電子音がコミカルなパーティ・クラシック!(2015/01/09) |
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JOESKI LOVE
/Pee-Wee's Dance (1986) |
JOESKI LOVEが86年にリリースしたシングル。プロデュースは、VINCENT
DAVIS。ヘビーなビートにTHE CHAMPS/Tequilaをあわせたクラシック!ヒップホップに目覚めた中3の頃にラジオでかかっていたのをテープに録音して聴きまくったな〜。懐かしい!イントロの「ゲッ、ビジー、ヨー!」はヒップホップ好きなら一度は聴いたことがあるかもね。(2014/06/24) |
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JUNGLE BROTHERS
/Done By the Forces of Nature (1989)
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MIKE G、AFRIKA BABY BAM、DJ SAMMY BのJUNGLE
BROTHERSが89年にリリースした2ndアルバム。88年のデビュー・アルバム『Straight
Out the Jungle』ももちろんクラシックなんだけど、このアルバムを初めて聴いた衝撃は1st以上だったな〜。近所のレコ屋で偶然売られていて、「おお、もう2ndがでたのか」なんて軽い気持ちで聴いたら、そのネタ使いとラップに完璧にノックアウトさせられたね。
1. Beyond This World
JIMMY "BO" HORNE/Is It In、JIMMY
SPICER/Adventures of Super Rhymeネタのファンキー・チューン!AFRIKA
BAMBAATAA AND SOULSONIC FORCE/Looking for
the Perfect Beatを合わせたところには20数年経っても股間が反応するね〜。
2. Feelin' Alright
CAMEO/Rigor Mortis使いがナイス。シンプルだけどそこが逆にイイね。
3. SunShine
JOHNNY HAMMOND/Fantasy、ROY AYERS/Life Is
Just a Moment - Part 2、PARLIAMENT/Flash
Light、ALEXANDER O'NEAL/Sunshineネタのアフリカを感じさせる佳曲。
4. What 'U' Waitin' '4'?
PARLIAMENT/Give Up the Funk (Tear the Roof
Off the Sucker)、PEOPLE'S CHOICE/Do It Any
Way You Wanna、Music Is The Messageを使った70年代ディスコ的なトラックに80年代初期のオールドスクール・ラッピンが映える!
5. 'U' Make Me Sweat
ZAPP/Dance Floorをストレートに使ったJB'S流ファンク!INDEEP/Last
Night a DJ Saved My Lifeをさり気なく挿入しているところもニクイ。
6. Acknowledge Your Own History
THE FATBACK BAND/Let the Drums Speakネタのシンプルなドープ・トラックに自分たちの歴史を知ることを力説するシリアスなナンバー。トラックがマジでカッコイイね!
7. Belly Dancin' Dina
OHIO PLAYERS/Funky Worm、ALPHONSO JOHNSON/On
the Case、FUNKADELIC/You Scared the Lovin'
Outta Me使いのダークなピアノが耳を惹くファンキー・チューン。
8. Good Newz Comin'
OSIBISA/Ayiko Bia、E,W&F/Moment of Truth、DONALD
BYRD/Street Lady、BLUE SWEDE/Hooked on a
Feeling、THE O'JAYS/I Love Musicネタのご機嫌なインスト・ファンキー・シット!構成も良く出来てるし、マジでカッコイイわ。
9. Done By The Forces Of Nature
日本人のオリジネーター高木完のMeet the Rhythmをネタにした渋いウッドベースのループが光る佳曲。
10. Beeds On A String
BLACK SABBATH/Behind the Wall of SleepとAVERAGE
WHITE BAND/School Boy Crushという対極にあるような2曲を絶妙にブレンドしたセンスあふれるファンキー・シット!ドラムだけでもっていかれるぜ!
11. Tribe Vibes
PARLIAMENT/Big Footin'、BEE GEES/You Should
Be Dancing、MALCOLM McLAREN/Buffalo Galsネタの鬼ファンキー・チューン!これでノレない奴なんているの!?ってくらいファンキーだね。
12. J. Beez Comin' Through
SLY&THE FAMILY STONE/Sing a Simple Song、FRED
WESLEY&THE J.B.'S/Introduction to the
J.B.'s、FRED WESLEY&THE J.B.'S/Same Beat、STEVE
MILLER BAND/Fly Like an Eagle、THE JIMMY
CASTOR BUNCH/The Return of Leroy (Part 1
& 2)使いのトライバルな好曲。
13. Black Woman
COMMODORES/The Assembly Line、RAY,GOODMAN&BROWN/Special
Ladyネタだけど少々地味な曲。アルバム中、最も地味かも。
14. In Dayz '2' Come
S.O.U.L./Soul、JUNIOR/Mama Used to Say使いの力強い曲。少しメロウなところにもセンスを感じるね。
15. Doin' Our Own Dang
BOB MARLEY AND THE WAILERS/Jammin'、COMMODORES/I
Like What You Doネタのライト・ファンキー・トラック上でDE
LA SOUL、A.T.C.Q.、MONIE LOVE等のNATIVE TONGUEでマイクを回すポッセカット・クラシック!涼しげなトラックも秀逸!
16. Kool Accordin '2' A Jungle Brother
お遊び的なインタールード。これはスルー。
CDで買い直して久しぶりに聴いたんだけど、あの時、受けた衝撃はそのままだったな。HIPHOP史上に残る傑作だと思う。聴くべし(2012/04/07) |
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JUST-ICE
/Kool & Deadly(1987)
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スクラッチを発見したといわれるGRAND WIZARD
THEODOREの実弟JUST-ICEが87年にFRESH
RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースは同郷のKRS-1。このジャケどうですか!?
一目見たら絶対に忘れられないですよ。まさにOriginal
Gangster Of Hiphop。唾がかかってきそうな激しいラップ、ドープなトラック、そして相棒DMX(あのDMXとはもちろん別人)のヒューマン・ビート・ボックスが渾然一体になったら、後は死ぬしかないでしょ!?
重たいビートにJ.J.JOHNSON/Willie hutchを効果的にサンプルしたドープなトラックにHIPHOPがどこから生まれたかをラップしたGoing
way back、DMXによるラフなヒューマン・ビート・ボックスにヤラれるThe
original gangster of hiphopとKool &
Deadly、叩きつけるようなビートにシンプルなウワモノが最高にイカすBooga
bandit bitch等々...まさにNYハードコアHIPHOPの真骨頂。聴くべし!(04/04/24) |
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J.V.C.FORCE
/Doin' damage(1988)
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CURT CAZAL、AJ ROK、MC B-LUVからなるSTRONG
ISLAND(LONG ISLAND)の2MC1DJ"J.V.C.FORCE"が88年にB-BOY
RECORDSからリリースしたデビューアルバム。タイトル曲"Strong
island"のカッコ良さといったら!イントロのホーンのサンプル、FREDA
PAYNE/Easiest way to fallのブレイクの全てが最高!どれだけターンテーブルの上を占拠したことか。ライムを全部覚えられるほど聴き狂いましたね(笑) でもStrong
islandだけ語られますが、MONKIES/Mary
maryのブレイクにファニーなピアノをループ&スクラッチしたタイトル曲、VAUGHAN
MASON/Bounce,rock,skate,rollネタのTake
it
away、ISACC HAYES/Ike's mood使いのStylin'
lyrics、レゲエDJ"TIGER"のヒット曲Puppy
loveのカバーも最高ですよ!ケミカルウォッシュを着込んだなんとも時代を感じさせるダサダサのジャケは突っ込みどころですが(笑)、HIPHOP好きなら聴かずには死ねない名盤中の名盤!(04/04/10) |
| K |
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KAOS
/Court's In Session(1987) |
ブルックリンのヒップホップ・チームKAOSが87年にBAD
BOY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。MCはKING
GRAND(RUSSELL D.COLE)、DJはクレジットはないがハウス界の大御所KENNY"DOPE"GONZALEZがやっているみたいです。プロデュースは、そのKENNY
DOPEともう一人のハウス界の大物TODD
TERRY。制作にかかわっているG
WIZ TONY"D"ってあのトレントンの故TONY
D.(TONY DEPULA) !? ドラムを聴く限り彼じゃない気がするが…
(知っている方教えて下さい。) このアルバムは、ミドル・スクールを代表するハーコーかつドープなクラシックだと確信しているが、何か異論はあるかな?
そんな奴はB1.Crank Up The Bassを聴いてみるべし。この質感は、この時代にしか生み出せないよな。当時、ラジオでこの曲がかかった瞬間、そのカッコ良さに鳥肌立ったもんな〜。
A1.Court's In Session
LYNN COLLINS/Thinkをベースにしたトラックにロックなギター(サンプリング?)をあわせたハード・ナンバー。つかみの一発には十分すぎるカッコ良さ!
A2.You Got The Time
「2001年宇宙の旅」ネタがバッチリはまったヤバすぎる一発!
A3.Kaos Era
イントロから伝わってくるドープネス。曲が始まるとさらに増すダークネス。マジでカッコ良すぎ!
A4.Let's Do It Again
こんなドープな奴らもヒットチャートを狙っていたのか?
と思わず微笑ましくなるL.L. COOL Jの胸キュン・ラブ・ラップI
Need Love路線を狙ったスウィートなラブ・ラップ。ドラム・パターンはクソだけど、メロディはとてもグッとくるね。
B1.Crank Up The Bass
LED ZEPPELIN/Black Dogのイントロのボーカルから続く強烈なビートに荒っぽいスクラッチ…ここまでで6秒、この僅か6秒間だけですでにノックアウト!こんな曲他にあるかね…
HIPHOP史上最強のドープネス。これは80年代が生んだマジックだね、マジで。リアルタイムでこの曲に出会えたことに感謝。
B2.Let The People Dance
MADNESS/One Step BeyondのイントロのボーカルからDEXTER
WANSEL/Theme From the Planetsネタになだれ込んでいくところが最高!
B3.What Have You Done Lately
THREE TIMES DOPE/From Da Giddy Upと同じビートにFunky
Dummerをあわせた好曲。ビートだけで満腹になるね。
B4. Play It In The Day
この曲だけなぜかインスト。ちょっと手抜きしたのか?
80年代後期の荒々しさに満ち溢れた傑作なんでぜひともCD化して欲しい!(10/02/26) |
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KID CAPRI
/The Tape (1991)
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ミックステープの父の異名を持つオールド・スクールDJ"KID
CAPRI"が91年にCOLD CHILLIN' RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、BIZ
MARKIE、COプロデュースは、CUTMASTER
COOL
V。自らラップも披露しており、BIZプロデュースのソウル、ジャズ・ネタのトラックとの相性は抜群!このアルバム、マジでカッコイイぜ!トラックはもちろんだけど、ラップも意外(失礼!)に上手いんだよな〜。
1.News Story
JOHNNY"GUITAR" WATSON/Superman
LoverネタのトラックにANTONの生ベースを合わせた渋すぎる一発!この地味な感じが逆にツボだな。
2.Billy
DeBARGE/Stay With Me使いだけど、メロウにしていないところがらしさかな。
3.This Is What You Came Here
ヴァイブも最高な落ち着いたスロウ・トラックにT.J.SWANの歌をフィーチャー。この落ち着いた感じ、最高やね。T.J.SWANの歌が聴けるところもナイス。
4.Get 'Em
AL GREEN/I'm Glad You're Mineネタのシンプルなファンキー・チューン。
5.Apollo
JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、LAFAYETTE
AFRO ROCK BAND/Darkest Light使いのファンキー・チューン。まずまずか。
6.Hang Em High
たぶんネタ使いだと思うけど、メロウで良いね〜。一体誰の曲だろう?
7.Lord's Party
アップテンポでファンキーな佳曲。
8.You Know My Style
ジャジーでファンキーだけど、まずまずか。
9.Whisper
これもネタ使いだと思うけど、ジャジーかつメロウで最高!ネタが知りたいな。
10.Joke's On You Jack
LOU DONALDSON/Pot Belly使いのファンキー・チューン。このネタ使って悪い訳ないよね。
11.Pay Attention
HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES/Hope We
Can Be Togetherネタだけど、イマイチかな。
12.Don't Sweat Me
このトラックヤバい!ドープって言葉がピッタリだな。
13.Step Off
小気味良いビートにHEATWAVE/Mind Blowing Decisionsを合わせた曲。普通かな。
14.Shout Outs
アウトロ扱いだけど、トラック自体はソウルフルかつドープ!
改めて聴いても最高っすね、やっぱり。ミドル好きなら聴いておくべきだね。(2011/08/19) |
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KID 'N PLAY
/2 Hype (1988)
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軽快でコミカルなラップで一世を風靡したCHRISTOPHER
"KID" REID & CHRISTOPHER "PLAY"
MARTINのラップ・デュオKID 'N' PLAYが1988年にSELECT
RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、HURBY
LUV BUGとTHE INVINCIBLES。ラップ/ヒップホップにのめり込んでいった1987年(高校生の頃)、彼らの「Last
Night」を聴いてすぐにトリコになったんだよな〜
ネタ選びや軽快なラップも最高だったな。今調べると1985年にFRESH
FORCEとしてシングル「Oh Sally」をリリースしていることが判明!知らなかったな…
でも曲は、ほとんどUTFO/Roxanne Roxanneだ笑
1. Rollin' with Kid 'N Play
このアルバムからの4thシングル。CHUCK BROWN
AND THE SOUL SEARCHERS/We Need Some Money、SLUG-GO/Crazyを使ったご機嫌なワシントンGO-GOサウンドにRIPPLE/I
Don't Know What It Is, but It Sure Is Funkyの「オ〜ラオ〜ラエ〜」の掛け声もバッチリなパーティー・チューン!
2. Brother Man Get Hip
WILSON PICKETT/Mustang Sally、THE SOUL SEARCHERS/Funk
to the Folksネタのファンキーな小品。
3. Gittin' Funky
このアルバムからの3rdシングル。BOBBY BYRD/I
Know You Got Soul、THE BLACKBYRDS/Reggins、THE
BLACKBYRDS/The Runaway、BAR-KAYS/Holy Ghostを使った自然に腰が動くパーティ・ラップ・クラシック!後述する「Last
Night」と同様にネタの組み合わせが最高だね!
4. Soul Man
SAM & DAVE/Soul Manをヒップハウス風にリメイクかもしれないが、ヒップハウス嫌いなんでパス。
5. Damn That DJ (The Wizard M.E.)
お抱えDJのTHE WIZARD M.E.の擦りを堪能できるファンキー・チューン。使用ネタはROXANNE
SHANTE AND BIZ MARKIE/The Def Fresh Crew、DYKE
& THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman
- Let a Man Be a Man、UPP/Give It to You。
6. Last Night
このアルバムからの先行シングルで、ESTHER
WILLIAMS/Last Night Changed It All (I Really
Had a Ball)、DEXTER WANSEL/Theme From the
Planets、RUFUS & CHAKA KHAN/Ain't Nobody、THE
BROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Now、JAMES
BROWN/Funky Presidentの豪華なネタを絶妙に組み合わせたパーティ・ラップ・クラシック!ほんとネタの合わせ方が抜群だね!今聴いても最高にカッコイイ!
7. 2 Hype
このアルバムからの5thシングル。STEVIE WONDER/Uptight
(Everything's Alright)ネタで、SALT 'N PEPA/Push
Itチックなイケイケなナンバー。イケイケ物はマイアミ系有名だけど、当時はNYでもあったんだよね。
8. Can You Dig That
DENNIS COFFEY AND THE DETROIT GUITAR BAND/Getting
It On、PAUL SIMON/50 Ways to Leave Your Loverネタの少しハード・テイストのナンバー。悪くはないけど、もう少しドラムが強ければな。
9. Undercover
GRACE JONES/My Jamaican Guyを使った寂しげなトラックにTHE
REAL ROXANNEをフィーチャー。渋いけど良い曲だね。
10. Do the Kid 'N Play Kick Step
THE J.B.'S/Pass the Peas、JAMES BROWN/Super
Badネタで、シャウトを含めJB満載のファンキーな佳曲。
11. Do This My Way
このアルバムからの2ndシングル。LYN COLLINS/Think
(About It)、MACEO & THE MACKS/Cross the
Track (We Better Go Back)使いのご機嫌なパーティー・ラップ・クラシック!これも毎日のように聴いてたな〜
懐かしい!
(2023/05/06) |
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KING SUN
/Righteous But Ruthless (1990)
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ART OF NOISE/Moments In Loveネタの『Hey Love』がヒットしたことによりシーンに知られた鬼渋声のMC"KING
SUN"が90年にPROFILE RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、KING
SHAMEEK、TONY D.、TROY WONDER。この2ndの充実っぷりといったら!1stとは比べ物にならないね。TONY
D.が関わったことが影響しているんだろうな。ほんと捨て曲なし!
1.Be Black
重たいピアノのループがクセになるファンキー・チューン!
2.The Gods Are Taking Heads
いかにもなTONY D.印のトラックにPOOR RIGHTEOUS
TEACHERSをフィーチャー。ドラムだけでマジやばいぜ!
3.Big Shots
BOB JAMES/Nautilus、CHICAGO GANGSTERS/Gangster
Boogie使いだけどビートが好みじゃないかな。FUNKMASTER
FLEX&SLAAM REMIがリミックスしたMARVINE
GAYE/T Plays It Cool、BOB JAMES/Mardi Grasを追加した12インチの方が好みかな。
4.Stunts
これもTONY D.印の鬼ファンキーな一発!このビートたまらんな〜。
5.Undercover Lover
STEVIE WONDER/Hey Loveネタのソウルフルなトラックに女性ボーカルもフィーチャー。こういった曲も入っているとメリハリがあってイイね。
6.Kng Sun With The Sword
JAMES BROWN/Funky Drummerネタの最強ファンキー・シット!
7.Pure Energy
BOBBY BYRD/Hot Pants, I'm Comingネタで、BIG
DADDY KANE/Rawと似た感触を持っているね。
8.Soft Shoe Booty
ファンキーなトラックに攻撃的なリリックがバッチリはまってるね。
9.Universal Flag
アップテンポでハイパーなファンキー・チューン
10.Cold New Yorkin'
TIM DOGでも使われたビートのハーコー・チューン。
ぜひCDの再発を望みたいアルバムの一つ。(2013/06/15) |
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KING TEE
/Act a Fool (1988)
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ウェスト・コースト・ヒップホップ・シーンのパイオニアの一人KING
TEEが88年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、KING
TEEと盟友DJ POOH。この不穏な雰囲気のジャケからヤバさが伝わってくるね。
A1. Act A Fool
JOHNNY “GUITAR” WATSON/Lover Jones 、JOE
TEX/Give the Baby Anything the Baby Wants、I
Gotchaを使った鬼渋いタイトル曲。JOE TEXの声ネタが効いてるね〜。
A2. Ko Rock Stuff
THE METERS/Cardovaネタのこれまた渋すぎるファンキー・チューン。LL
COOL J/Three The Hardwayの声ネタを使ったDJ
POOHのスクラッチもバッチリ。
A3. The Coolest
THE METERS/Cissy Strut使いのドープなクラシック!カッコ良すぎるぜ、まったく。
A4. Flirt
BRICK/Dazz、KURTIS BLOW/AJ Scratchネタのファンキーな佳曲。
A5. Baggin' On Moms
短いインタールード。
B1. Bass (Remix)
BRASS CONSTRUCTION/Get Up to Get Down使いの強烈なウェッサイ・ファンク・クラシック!オリジナルも良いがホーンを効かして派手目に仕上げたリミックスも最高!
B2. Let's Dance
PLEASURE/Let's Danceネタのノリノリ・ナンバー。
B3. Guitar Playin'
少しダレ気味のギターが耳を惹くトラックにEPMD、DEZO
DAZ等の声ネタを合わせているけど、少し弱いかな。
B4. Payback's A Mutha
JAMES BROWN/The Payback、My Thang、JOE TEX/
I Gotcha、SYL JOHNSON/Different Strokesを使った鬼ファンキーなクラシック!JAMES
BROWNの声のスクラッチの入れ方とか全体的な構成が素晴らしい!数あるThe
Paybackネタの曲の中でもトップクラス。
B5. Just Clowning
PARLIAMENT/Aquaboogieネタのファンク・トラック上でM.C.
BREEZE、MIXMASTER SPADEとマイクを回すポッセカット。大好きなBREEZE(知っているかな?)が参加しているのもポイント高し。
B6. I Got A Cold
ヒューマン・ビート・ボックスをバックに咳や鼻声、鼻水をすする悪ふざけの曲だけど、好きだなーこういうの。
初期のシングルや未収録曲も収録してぜひCD再発してほしいね。(2012/06/29) |
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KING TEE
/Bass (12)(1987) |
87年にMACK DADDY RECORDSからリリースした12’シングル。BRASS
CONSTRUCTION/Get Up to Get Downネタのシンプルなウェッサイ・ファンク!RODNEY
Oの「Bass」の声ネタが効いてるね。(2012/06/29) |
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KING TEE
/The Coolest (12)(1987) |
87年にTECHNO HOP RECORDSからリリースした12’シングル。
A. The Coolest
THE METERS/Cissy Strut使いのドープなクラシック!
B. Ya Better Bring A Gun
TAANA GARDNER/Heartbeatネタのクラシック!アルバム未収録なんだよな、これ。収録して欲しかった!(2012/06/29) |
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KING TEE
/Act a Fool (12)(1988) |
A1. Act a Fool(Compton Mix)
オリジナルとビートは同じだけど、ウワネタを変えてきているね。うーん、オリジナルよりは劣るかな。
A2. Act a Fool(Street Mix)
アルバムと同バージョンで、JOHNNY “GUITAR”
WATSON/Lover Jones 、JOE TEX/Give the Baby
Anything the Baby Wants、I Gotchaを使った鬼渋い曲。
B. Can This Be Real ?
90年のアルバム『At Your Own Risk』に収録曲のオリジナル・バージョン。「Ko
Rock Stuff 」の続編っぽいTHE METERS/Cardova使いの渋い曲。(2012/06/29) |
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KURTIS BLOW
/Christmas Rappin' (1979) |
RAP/HIPHOP界のパイオニアの一人で、RUN D.M.C.の師匠にあたるKURTIS
BLOWが79年にリリースした記念すべきデビュー・シングル。プロデュースは、J.B.MOOREとROBERT
FORD,JR.。CHICタイプの王道オールドスクール・ファンク上で達者なラッピンを聴かせてくれるクラシック中のクラシック!クリスマスには、のんびりとこういったホノボノしたラップを聴くのもイイかな。(2013/ |
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KURTIS BLOW
/Same(1980)
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RAP/HIPHOP界のパイオニアの一人で、RUN D.M.C.の師匠にあたるKURTIS
BLOWが80年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、J.B.MOOREとROBERT
FORD,JR.。ボーナスとして収録されている8.Christmas
Rappin'のヒット、続く2.The Breaksの大ヒットを受けて製作されたアルバム。KURTIS
BLOWをリアルタイムで聴いたのは"Basketball"って曲が初めてで、これに衝撃を受けて、その後、The
Breaksのドーナツ盤を買ってアルバムの存在を知り、レンタル・レコード店でアルバムを借りてテープが擦り切れるくらい聴きまくった思い出深いアルバムですね。擬似ライブ仕立てでゆるーいグルーヴが魅力的な1.Rappin'
Blow(Part2)、イントロの"Clap Your Hands〜"ってラインも最高なクラシック2.The
Breaks、The Breaksのアレンジ違いみたいな3.Way
Out West、ピアノが効いたメロディアスな4.Throughout
Your Years、RUN D.M.C.のハードなリメイクでもお馴染みのローテンポの5.Hard
Times、ドリーミーなスロウ・トラックにど下手な歌を恥ずかしげもなく披露した6.All
I Want In This World(Is To Find That Girl)、デビュー・シングルの8.Christmas
Rappin'と聴きどころ満載。HIPHOP好きならこういった作品で歴史を感じるのも大切だと思います。(09/06/30) |
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KWAME THE BOY GENIUS
Featuring a New Beginning (1989)
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現在はプロデューサーとして活躍するKWAMEが89年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、HURBY
"LUV BUG" AZORとTHE INVINCIBLES。リリース時、KWAMEは弱冠16歳!2nd以降、ポップ路線で攻めていき、ストリートのプロップスは失ったけど、このアルバムは間違いなくクラシック!軽快な語り口のKWAMEに注目。
1. Boy Genius
THE METERS/Cardova、Thinkingを合わせたファンキー・チューン。
2. U Gotz 2 Get Down!
KOOL&THE GANG/N.T.使いのノリの良い一発。
3. The Rhythm
JAMES BROWN/Funky Drummer、THE STAPLE SINGERS/I'll
Take You There、BOB JAMES/Look-Alikeを巧く組み合わせた和み系ファンキー・ナンバー。BOB
JAMESがとても効いていて、好きだね〜、こういうの。
4. The Man We All Know and Love
RUFUS THOMAS/Do the Funky Penguin、BARRY
WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little More
Baby、MINNIE RIPERTON/Lovin' Youネタのパーティ・シット!KWAMEのオチャラケ感が巧くでているね。
5. The Mic Is Mine
KOOL&THE GANG/More Funky Stuff、THE STAPLE
SINGERS/I'll Take You There使いの攻撃的なファンキー・シット!
6. Keep on Doin' (What You're Doin' Baby)
BOBBY BYRD/I Know You Got Soul、Keep on Doin'
What You're Doin'ネタのファンキー・ナンバー。もうほとんどBOBBY
BYRDの曲だな、こりゃ(笑)
7. Push the Panic Button!!!
FUNK INC./Kool is Back、THE TREACHEROUS THREE/THE
NEW RAP LANGUAGE使いの派手さのあるファンキー・チューン。
8. Sweet Thing
RUFUS&CHAKA KHAN/Sweet Thingをモロに使ったスウィートなラブ・ラップ・クラシック!独断だけどSweet
Thing使いでこの曲に勝るものなし!
スルーされがちなMCだけど、せめてこれだけでも聴くべし(2014/02/03) |
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LAKIM SHABAZZ
/Pure Righteousness (1988) |
DJ MARK THE 45 KINGの秘蔵っ子でモズリムMCのLAKIM
SHABAZZが88年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、もちろんDJ
MARK THE 45 KING、DJはCEE JUST。顔は一見、美少年風のソフトな感じだけど、非常に男っぽい"ええ声"の持ち主で、言葉も非常に聴きとりやすく、さらにラップのキレ味も鋭くて驚かせます。THE
45 KINGの70年代ファンクを中心としたネタ使いのファットなトラックとの相性はもちろん抜群!90年の2nd「The
Lost Tribe Of Shabazz」以来、シーンから姿を消していったのが非常に悔やまれます。
1.Pure Righteousness
THE FATBACK BAND/Put Your Love (In My Tender
Care)、PLEASURE/Joyous、JAMES BROWN /Give
It Up Or Turnit A Looseをネタ使いした鬼ドープなクラシック!まさに45
KINGの真骨頂的なトラックだね。
2.Black Is Back
JAMES BROWN/Funky Drummerのビートにファンキーなネタ使いが光るドス黒いクラシック!LAKIMのラップもただただカッコイイ!
3.All True And Living
鬼渋いファットな佳曲。このネタなんだろう?
4.Adding On
当時プチ流行していたヒップハウスを意識したであろう曲。なぜかインスト。ネタは、D-TRAIN/You're
The One For Me。この曲だけスルーだな。こういったハウスはもう受けつけない。
5.First In Existence
これも中毒性のあるホーンのサンプリングにドープなビートでノックアウト確実!
6.Sample The Dope Noise
DENNIS COFFEY AND LUCHI DE JESUS/Main Theme
(Black Belt Jones)を使ったノリノリな逸品。ボーカルがあるところをサンプリングして曲に仕立てたのは聴いたことがなかったから新鮮だったな〜。
7.The Posse Is Large (Remix)
ビートだけでグイグイ聴かせる曲。BOZ SCAGS/Low
Downを薄っすらと使っているように聴こえるけど、どうだろう?
8.Don't Try Us
重たいビートをベースにしたトラックにMUSICAL
YOUTH/Pass The Dutchieを声ネタに使った鬼ドープな一発!この質感はこの時代にしかだせないよな〜。
9.Getting Fierce
MAZE F/FRANKIE BEVERLY/Before I Let Goをまんま使ったこのアルバムでは比較的マイルドな曲。
CDはヨーロッパだけでリリースされていたみたいで、現在はほとんど入手不可能。ぜひともCDでの再発を望みたいアルバムの一つ。(2012/02/25) |
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L.L. COOL J
/Radio(1985)
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NYの重鎮L.L.COOL Jが85年にDEF JAMからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、初期DEF
JAMといえばもちろんRICK RUBIN!RICKのロックの感性溢れるプロダクション能力とL.L.の類まれなライミング・センスが化学反応を起こして産まれた歴史に残る傑作!ほとんどが808ビートにCUT
CREATORがスクラッチを入れた極めて簡素なトラックだが、その荒々しさは一体どう表現していいのか!
1. I Can't Live Without My Radio
映画『KRUSH GROOVE』にも収録されたハーコー・シット!この曲がL.L.との初めての出会いだったな。この若さみなぎるラップのカッコ良さといったら!
2. You Can't Dance
INCREDIBLE BONGO BAND/Apacheとドラムマシン乱れ打ちがフレッシュ。
3. Dear Yvette
ドラムマシンだけの簡素なトラックだけど、このドラムパターンと"音色"好きだな〜。
4. I Can Give You More
不穏なピアノが耳を惹くけど、ドラムがちょっとダサいね。
5. Dangerous
PRINCE/Irresistible B****とT LA ROCK&JAZZY
JAY/It's Yoursネタの攻撃的な一発!
6. El Shabazz
「Three the Hard Way」とも呼ばれるアカペラ・ラップのクラシック。アカペラだけでグイグイ惹きつけられるってのは凄いよね。流石はL.L.。
7. Rock The Bells
こっちは確かリミックスで、TROUBLE FUNK/Saturday
Night Live From Washington D.C. Pt. 2、CERRONE/Rocket
in the Pocket (Live)、CHIC/Good Times、AC/DC/Flick
of the Switch使いが鬼ドープなクラシック!これにやられた人も多いはず。イントロの"L.L.COOL
J is Hard As Hell!"もバトルDJに使われまくってたね。
8. I Need A Beat
ドラムが少しドタバタしているけど、十分刺激的。
9. That's A Lie
YES/Owner of a Lonely Heartを効果的に使ったロック・テイストのトラックにL.L.のトラックに合わせたフロウがイカすぜ。
10. You'll Rock
これもT LA ROCK&JAZZY JAY/It's YoursとCERRONE/Rocket
in the Pocket (Live)使いの不良っぽさ溢れるクラシック!
11. I Want You
どことなくファニーな感じもする曲。少しパンチ不足か。
ヒップホップ好きなら聴かずには死ねない名盤中の名盤
!!!(2012/01/10) |
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L.L. COOL J
/Rock the Bells (1985) |
NYの重鎮L.L.COOL Jが85年にDEF JAMからリリースしたシングル。プロデュースは、もちろんRICK
RUBIN !
A. Rock The Bells
リミックス・バージョンで、TROUBLE FUNK/Saturday
Night Live From Washington D.C. Pt. 2、CERRONE/Rocket
in the Pocket (Live)、CHIC/Good Times、AC/DC/Flick
of the Switch使いが鬼ドープなクラシック!これにやられた人も多いはず。イントロの"L.L.COOL
J is Hard As Hell!"もバトルDJに使われまくってたね。
B. Rock the Bells (Original Version)
オリジナル・バージョンで、RICK RUBINによるミニマムながらこれ以上ないってくらいドープなトラックに10代だったL.L.の若さあふれるラップが化学反応を起こした金字塔的なクラシック
!
(2015/05/25) |
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L.L. COOL J
/Bad(Bigger and deffer)(1987)
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HIPHOP界の大御所L.L. COOL Jが87年にリリースした2ndアルバム。なんといってもI'm
badとI need loveの2曲に尽きますね!I'm badはRHYTHM
HERITAGE/Theme from S.W.A.T.使いの重たいファンキー・トラックに若さ溢れる攻撃的なL.L.のラップが圧巻!I
need loveは甘〜いトラックにささやく様な優しいラップにメロメロな甘茶ラップ火付け曲!この2曲はもはや基本ですが、他にもNO
LIMITにも通じるファンキー・トラックのKandy、CHUCK
BERRY/Johnny B. goodeネタのトラックにスクラッチ炸裂のGo
cut creator go、レア・グルーヴ使いの鬼ファンキーなGet
down、ISACC HAYES/BreakthroughネタのBreakthroughもGOOD。1stの『Radio』と共に荒々しいL.L.のラップに酔いしれて下さい!(04/03/20) |
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L.L. COOL J
/Walking With a Panther (1989)
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HIPHOP界の大御所L.L. COOL Jが89年にDEF JAMからリリースした3rdアルバム。プロデュースは。L.L.自身にDWAYNE
SIMON、HANK SHOCKLEE、ERIC"VIETNAM"SADLER、KEITH
SHOCKLEE、RICK RUBIN等。「I Need Love」路線のラブ・ラップを多数収録したことで、セルアウトの烙印を押され、駄作と当時評価されていたけど、そんな駄曲をスルーして聴くとかなりカッコイイ曲が多く、個人的には2nd『Bad』より好きだね。
1. Droppin Em
THE MEETERS/Doodle-Oop (The World Is a Bit
Under the Weather)、THE MEETERS/Groovy Lady使いのファンキー・トラックに定番The
Big Beatをスクラッチでぶち込んだドープな一発!特に1ヴァース目の「MC
soldiers, about face」に合わせたThe Big Beatのスクラッチのカッコ良さったら!
2. Smokin', Dopin
ほとんどドラムだけの簡素なファンキー・ナンバー。まずまずか。
3. Fast Peg
GRAHAM CENTRAL STATION/The Jamのファンキーなドラムがナイスなインタールード的な佳曲。
4. Clap Your Hands
アーシーかつファンキーだけど、フックの「イエ〜、ヨー!」って掛け声が少し気が抜けるかな。
5. Nitro
FUNKADELIC/Knee Deep使いのアップテンポでドープなクラシック!JAMES
BROWNの声ネタも最高だね。流石はTHE BOMB SQUADって唸らせるね。
6. You're My Heart
ラブ・ラップだとは思うけど、メロディが神秘的過ぎて合わないかな。
7. I'm That Type Of Guy
スパイ映画っぽいトラックにラップというより"しゃべり"をのせてた曲。当時は好きだったけど、今聴くとなんか掴みどころなくて微妙だな。
8. Why Do You Think They Call It Dope?
JAMES BROWN/You Got to Have a Mother for
MeとI Need Help使いの鬼ファンキーなクラシック!カッコ良すぎるぜL.L.!
9. Going Back To Cali
エレクトロと古いジャズを混ぜたような不思議な曲。
10. It Gets No Rougher
これもTHE BOMB SQUADの仕事でTHE J.B.'S/Gimme
Some Moreネタのドープ・チューン!BIG DADDY
KANE/Rawに続けて良く聴いていたなー。
11. Big Ole Butt
DENNIS COFFEY/Ride Sally Ride使いのファンキーな佳曲。
12. One Shot At Love
これもラブ・ラップだけど、曲が酷すぎ!全然聴けない…
13. I-900 L.L. Cool J
HERBIE HANCOK/Watermelon Manネタのストレートな曲。もう少しひねりが欲しかったな。
14. Two Different Worlds
これまたラブ・ラップで女性シンガーとデュエット。これまた最悪の曲で、これが原因でストリートの信頼を失ったんじゃないかな。
15. Jealous
IDRIS MUHAMMAD/Say What使いのファンキー・チューン。ドラムが最高だね。
16. Jingling Baby
DENNIS COFFEY/Scorpio、LAFAYETTE AFRO ROCK
BAND/Hihache使いのご機嫌ファンキーなクラシック。
17. Def Jam In The Motherland
M.F.S.B./Love Is The Messageをまんま使った曲。これも少しひねりが欲しかったな。
18. Change Your Ways
生ドラム使いだけど、ダサいね。聴いてられない。
改めて聴いても十分クラシックといえるアルバムだね。世間の評価なんて気にしないで聴くべきだと思う。(2012/04/16) |
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LOW PROFILE
/We're in This Together (1990)
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ウエスト・コーストのビッグ・ボスWCとDJ世界チャンプDJ
ALADDINのコンビLOW PROFILEが1990年にリリースしたデビュー・アルバムにして唯一のアルバム。プロデュースは、DJ
ALADDIN。先行シングル「Pay Ya Dues」はもちろんだけど、B面に収録された「The
Dub B.U. Just Begun」のマジくそヤバさにノックアウトされてアルバムのリリースが待ち遠しかったね。でもリリース当時は、ALADDINのスクラッチ・テクニックに注目が集まっていたけど、WCがこれほど大物になるとは思わなかったのが本音。それにしても「The
Dub B.U. Just Begun」が収録されていないのはなぜ!?残念過ぎる…
1. Funky Song
RIPPLE/A Funky Song、ONE WAY/Can I、JACKIE
ROBINSON/Pussyfooter、THE THE JIMMY CASTOR
BUNCH/It's Just Begun使いのファンク度数高めのクラシック!ALADDINのスクラッチがカッコ良すぎる!
2. That's Y They Do It
腰にグッとくるグルーヴ感溢れるファンキー・チューン。
3. Pay Ya Dues
Fred & the New J.B.'s/Rockin' Funky Watergate、ZAPP/More
Bounce to the Ounce、LYN COLLINS/Rock Me
Again & Again & Again & Again
& Again & Again (6 Times)ネタのウェスト・コーストらしさあふれるファンクなクラシック!
4. Easy Money
JAMES BROWN/Don't Tell a Lie About Me and
I Won't Tell the Truth on You、Funky President
(People It's Bad)使いだけど、ドラムがイマイチかな。
5. Keep Em' Flowin'
ド定番FAZE-O/Riding Highネタのメロウ・トラックにALADDINのキレッキレなスクラッチが映える佳曲。
6. Aladdin's On A Rampage
きました!ALADDINの超絶テクニックを味わえるDJナンバーの最高峰の一つ。THE
HEADHUNTERS/God Make Me Funky、THE MOHAWKS/The
Champ、WHODINI/Five Minutes of Funk、THE
BROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Now、EDDIE
BO/Hook and Sling - Part I、THE METERS/Hey!
Last Minute、BOOGIE DOWN PRODUCTIONS/South
Bronx、Jack of Spades、JUST-ICE/Booga Bandit
Bitch、EXTRA CURRICULAR/In Effect、JAMES
BROWN/Make It Funky、GRANDMASTER FLASH AND
THE FURIOUS FIVE/It's Nasty (Genius of Love)、RUN-DMC/My
Adidas、Peter Piper、Sucker M.C.'s (Krush
Groove 1)、Jam Master Jay、ROXANNE SHANTE
AND BIZ MARKIE/The Def Fresh Crew、WORD OF
MOUTH f/DJ CHEESE/Coast to Coast、KING TEE/Bass
(Original)、CASH MONEY & MARVELOUS/Ugly
People Be Quiet、Z-3 MC'S/Triple Threat、UTFO/Bite
It、DIVINE SOUNDS/Do or Die Bed Sty、ICE-T/Dog'n
the Wax、BIG DADDY KANE/Raw (Remix)、BESIDE/Change
the Beat (Female Version)、LL COOL J/Rock
the Bells、JOESKI LOVE/Pee-Wee's Danceをおかずに矢継ぎ早にコスりまくっていて、ほんと鬼カッコイイね〜
ALADDINの両手が欲しかったのは自分だけではないはず。
7. How Ya Livin'
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President、MACEO
& THE MACKS/Soul Power 74、HERMAN KELLY
& LIFE/Dance to the Drummer's Beat、STANLEY
TURRENTINE/Sister Sanctified、RUN-DMC/Here
We Go (Live at the Funhouse)、DEXTER WANSEL/Theme
From the Planets使いで、JB感溢れるファンキー・チューン。
8. Comin' Straight From The Heart
THE METERS/9 'Til 5、JAMES BROWN/The Payback、THE
MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'ネタの小気味良いファンキー・ナンバー。まずまずかな。
9. We're In This Together
ONE WAY/Mr. Groove、THE MOHAWKS/The Champ、JAMES
BROWN/Funky Drummer使いの比較的シンプルなファンク・チューン。ALADDINの高速スクラッチが光るね。
10. Make Room For The Dub.B.U.
THE MIRACLES/Mickey's Monkeyの「オーライ
ヒウィゴ!」のイントロから、SUGARHILL GANG/Sugarhill
Grooveのビートに乗せてJAMES BROWN/Funky Drummer、KID
'N PLAY/Last Night、RUN-DMC/Here We Go (Live
at the Funhouse)をコスりまくるファンキーな一発。
11. No Mercy
THE HEADHUNTERS/God Make Me Funky、BOB JAMES/Westchester
Lady使いの緊張感溢れるファンキー・ナンバー。
(2023/07/15) |
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MALCOLM McLAREN
/Duck Rock (1983)
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イギリスのファッションデザイナー、ミュージシャン、起業家、そしてSEX
PISTOLSやBOW WOW WOWの仕掛人として有名なMALCOLM
McLARENが1983年にリリースした1stアルバム。プロデュースは、THE
BUGGLESでの活動、ZTT RECORDSの設立者としても知られる名プロデューサーTREVOR
HORNとMALCOLM自身。THOMAS DOLBYはキーボードでも参加。80年代後半の学生の頃、HERBIE
HANCOCK/Rockitと双璧をなすヒップホップの元祖みたいなことが雑誌に書かれていたことから、中古レコ屋で購入。期待に胸を膨らませてワクワクして聴いたら、純粋なヒップホップはわずか2曲だけで、残りは意味不明なワールドミュージックで「なんじゃこりゃ!?」って思った苦い思い出がありますね(苦笑)しかしながら、「Buffalo
Gals」と「World's Famous」は紛れもないクラシック。それと曲と曲の間のWORLD'S
FAMOUS SUPREME TEAMのラジオDJなしゃべりとスクラッチもヒップホップ感出していて、これだけでも購入した価値はあったかな。できれば、ウェッサイ物の定番ネタ化している「Hobo
(Scratch)」も収録してほしかった!
A1. Obatala
キューバ音楽が元になっているヒーリング・ミュージック的なインストルメンタル。
A2. Buffalo Gals
ドラムマシンにニューウェーブなシンセ、スクラッチ、MALCOLM
McLARENのラップ、WORLD'S FAMOUS SUPREME TEAMの煽りが絶妙にミックスされたクラシック!こんなのがもっと欲しかった!
A3. Double Dutch
陽気なエスニック・ナンバーだが、ちょっと無理かな。
A4. Merengue
陽気なワールド・ミュージック。カリビアン?無理だ…
A5. Punk It Up
アフリカン?な曲。ノーコメント。
B1. Legba
キューバの音楽をシンセで表現した曲。うーん、良さが分からない…
B2. Jive My Baby
カリプソっぽい曲。ダメだ…
B3. Song For Chango
アフリカンの土着的な曲。無理です…
B4. Soweto
当時、サントリーのCMで使用されたアフリカンをポップにアレンジしたナンバー。これはなんとか聴ける。
B5. World's Famous
美しいピアノから重たいビートに入り、そして軽快なビートに変わり、その上を流麗なピアノが流れ、WORLD'S
FAMOUS SUPREME TEAMが達者なオールドスクール・ラッピンを披露するクラシック!曲が短いのが残念。
B6. Duck For The Oyster
カントリーの一種のマウンテン・ミュージック。まったく受け付けない…
(2025/10/18) |
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MANTRONIX
/The Album (1985)
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DJのKURTIS MANTRONIKとMC TEEのコンビMANTRONIXが85年にSLEEPING
BAG RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。エレクトロ・
ヒップホップのオリジネーターとしても有名ですよね。聴いてすぐMANTRONIX
と分かるサウンドはエレクトロ好きには堪らない。個人的には「Who
Is It?」を収録した翌年の2nd 『Music
Madness』が彼らの最高傑作だと思うけど、もちろん、このアルバムもクラシックに相応しいのは確か。ただ、収録曲が7曲だけなのは残念。
A1. Bassline
ウネウネしたシンセにドラムマシンの乱れ打ち、それに乗っかるMC
TEEの甲 高い声のラップのすべてが最高なクラシック!!
A2. Needle To The Groove
ボコーダー、スクラッチを取り入れたエレクトロ・クラシック!
A3. Mega-Mix
Needle To The Groove、Fresh Is The Word等のミガミックス。
A4. Hardcore Hip-Hop
ハードコアなエレクトロ・ヒップホップ。スクラッチとドラムの重なりが絶妙!
B1. Ladies
少しポップかつメロウに歩み寄った曲。それほど好きじゃないかな。
B2. Get Stupid "Fresh Part 1"
スカスカだけど荒々しさを感じるドラムにリバーヴを効かせたボーカルがばっ
ちりハマったドープな逸品。
B3. Fresh Is The Word
軽快なエレクトロ・ヒップホップ。MOHAWKS/The
Champのエフェクトが効い ているね。
ボーナストラック入りのCDが再発されているので、エレクトロ好きなら、ぜひともゲットしたところ。(2018/06/30) |
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MARLEY MARL
/In Control Volume 1 (1988)
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レジェンドDJ"MARLEY MARL"が88年にリリースしたアルバム。JUICE
CREWが勢いのあった頃で、とにかくラップ巧者!ほんとカッコ良すぎるね。シーンにかなりの影響を与えた名盤だねやっぱり。
1.Droppin' Science f/CRAIG G.
JAMES BROWNを使ったトラックだけど、今聴くとドラムが少しダサいかな。
2.We Write The Songs f/HEAVY D. & BIZ
MARKIE
重たいピアノのループが効いたクラシック!BIZのラップが聴けるだけでOKなんだが、唯一JUICE
CREW外で参加しているHEAVY D.のラップもカッコ良くて好きだな。
3.The Rebel f/PERCY/TRAGEDY
鬼ファンキー!
4.Keep Your Eye On The Prize f/MASTER ACE
& ACTION
これまた鬼ファンキー!
5.The Symphony f/MASTER ACE、CRAIG G.、KOOL
G. RAP、BIG DADDY KANE
鬼ファンキーなトラック上でJUICE CREWの精鋭4名がマイクを回すポッセカット・クラシック!いやー、マジでラップがカッコ良すぎ!しびれるねホント。
6.Live Motivator f/PERCY/TRAGEDY
ドラムが少しダサいかな。
7.Duck Alert f/CRAIG G.
ファンキーな佳曲。
8.Simon Says f/MASTER ACE & ACTION
アップテンポでファンキー!
9.Freedom f/M.C. SHAN
FREEDOM/Get Up And Danceネタだけど、原曲のノリが活かされていないのが残念。
10.Wack Itt f/ROXANNE SHANTE
J.J. FADに対するDIS曲だけど、まるでSALT-N-PEPAの「Push
It」だなこりゃ。MARLEY MARLがどうしてこんなトラックを作ったのが不思議なくらいダサい。J.J.
FADに文句言えるレベルじゃないと思う。
一部聴けない曲もあるけど、ラップの凄さは確実に伝わるアルバムなんで、ヒップホップ好きなら聴いておくべきアルバムだと思う。(2013/12/8) |
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MASTERS OF CEREMONY
/Dynamite (1988)
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GRAND PUBAが在籍したNYのヒップホップ・グループMASTERS
OF CEREMONYが1988年に4TH & BROADWAY/STRONG
CITY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバムにして唯一のアルバム。メンバーは、D.J.
SHABAZZ、GRAND PUBA MAXWELL、DR. WHOの3名にサブメンバーとしてラガMCのDON
BARON、プロデュースは、GRNAD PUBA(MAXWELL
DIXON)とD.J. SHABAZZ、お目付け役は、ROCKY
BUCANOとJAZZY JAY!近田春夫のFM 『ミュージック・ワークショップ』をエアチェックしていて、おそらく「Master
Move」を聴いたのが出会いだったかな。そのカッコ良さにはシビれたな〜
A1. Dynamite
J.J. JOHNSON/Parade Strutのドラムにトランスフォーマー・スクラッチを散りばめたトラックにタイトなラップがイカしたクラシック!
A2. Keep On Moving
KOOL & THE GANG/Give It Up by Kool &
the Gang、YELLOWMAN/Zungguzungguguzungguzeng使いのアーシーなファンキー・チェーン。
A3. Redder Posse
跳ね気味の打ち込みドラムと春っぽい心地よいメロディに女性コーラス、そしてDON
BARRONのラガ・ラップをフィーチャーしたメロウ・ナンバー。今聴くと、意外にもR&B色濃い曲だね。
A4. One To The Knot
ワンループのファンキー・トラックにトランスフォーマー・スクラッチのシンプルさがラップを引き立てるナイス・チェーン!後のBRAND
NUBIANを思い起こさせるね。
B1. Rock Steady
WILSON PICKETT/Get Me Back on Time, Engine
Number 9、ARETHA FRANKLIN/Rock Steady、UFO/ESGのド定番ネタを組み合わせた最強にファンキーなクラシック!このカッコ良さよ、最高だぜ!
B2. Sexy
KENNY ROGERS AND DOLLY PARTON/Islands in
the Stream、BROOK BENTON/EndlesslyネタにDON
BARRONをフィーチャー。ドラムがちょっと好みじゃないかな…
B3. Master Move
MANDRILL/Fencewalk、BOB JAMES/Take Me to
the Mardi Gras、QUEEN/Flash's Theme使いの鬼ファンキーなトラックにDON
BARRONをフィーチャー。DON BARRONの存在感が際立ってるね。カッコ良すぎ!
B4. Cracked Out
FATBACK BAND/I Found Lovin'、GEORGE CLINTON/Atomic
Dog、BESIDE/Change the Beat (Female Version)
、WILLIAM RAY/You Are What You Areネタだけどドラムがダメだね…
B5. Rock With The Master
女性コーラスを交えた軽めの可愛らしいトラックにDON
BARRONをフィーチャー。これもドラムがな…
(2025/05/03) |
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M.C. BREED & DFC.
/Same (1991)
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ミシガン州フリントのOGラッパー、故M.C. BREEDとその舎弟DFC.がICHIBAN
RECORDS傘下のS.D.E.G. RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、M.C.
BREED、HERMAN LANG、S.HARRIS。この口を半開きにして鉄柵から何かを訴えかけるように見つめるBREEDのジャケ、凄いよね。しかもピンボケ(笑) これぞインディーの鏡といえるジャケットだと思わない? このジャケのせいで、評価が低くなっているのは誠に遺憾だな。「Ain't
No Future In Yo' Frontin'」の登場がG-FUNKやウエスト・コーストGラップに与えた影響は計り知れないことは覚えておいた方がいいぜ。
1. Underground Slang
ICE-Tを思い起こさせるシリアス・モードのトラックがなかなかカッコイイ。
2. Job Corp
JOHNNY 'GUITAR' WATSON/Superman Loverネタの渋い一発。このネタ、地味だけど惹かれるね。
3. That's Life
JAMES BROWN/Blind Man Can See It使いのファンキー・チューン。BREEDの声質にマッチしていてイカすぜ。
4. Ain't No Future In Yo' Frontin'
ZAPP/More Bounce to the Ounce、OHIO PLAYERS/Funky
Worm、PUBLIC ENEMY等をネタ使いした問答無用のクラシック!ここで聴けるFunky
Wormのシンセは世界一ドープ!
5. Just Kickin' It
EDDIE KENDRICKS/If You Let Me by使いのアーシーでソウルフルな佳曲。こういう雰囲気も似合うね。
6. Better Terms
J.B'S/The Grunt使いの豪快なファンキー・チューン!ヤバい、カッコ良すぎるぜBREED!
7. I Will Excell
80年代中期っぽいドラム・マシーンにスクラッチといった曲。ちょっと厳しいかも。
8. Get Loose
これもドラム・マシーンに微妙なヒューマン・ビート・ボックスっぽいものを合わせた曲。イマイチ。
9. Black For Black
うーん、これはパス。
10. Guanja
アフリカや中近東っぽい意味不明な曲。これは全然面白くない。
11. More Power
打ち込みトラックにSLICK RICKの声ネタがはまるシリアスな曲。割と好きな感じかな。
若くして亡くなってしまい、その声がもう聴けないのは本当に寂しいね…
愛すべきMCの一人だね。(2011/09/05) |
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M.C. MIKER "G" & DEEJAY SVEN
/Holiday Rap (1986) |
オランダから突如飛び出したラップ・デュオM.C.
MIKER "G" & DEEJAY SVENが86年にリリースしたシングル。タイトルで分かるようにマドンナの大ヒット曲「Holiday」のカバー・ラップで、そのキャッチャーさからディスコで火が付き、瞬く間に全国的なヒットとなっていたね。実は、自分が初めて買ったラップのレコードがこの国内盤の7インチ・シングルなんだよね。まあ、当時のディスコ好き以外にはたんなる一発屋のキワモノ的な扱いなんだろうけど、そのノリの良さは捨てがたいよね。クラシックとはいえないかもしれないけど、思い出の曲なんで…
(2015/04/05 |
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MC SHAN
/Down By Law (1987)
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NYはクイーンズの偉大なMC、そして伝説的なグループJUICE
CREWのメンバーのMC SHANが87年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、もちろんMARLEY
MARL。ラップに飢えていた高校生の頃、出会ったアルバム。当時、ラップのアルバムはあまり売っていなかったので、かなり聴き狂った覚えがあるな〜。
1.Jane, Stop This Crazy Thing
ビートがダメだな・・・
2.Project Ho
ほとんどドラムのみのシンプルさが逆に良いね。
3.The Bridge
ブロンクスをディスした偉大なクラシック!このローファイ感がたまらないね。THE
HONEY DRIPPERS/Impeach the President、THE
MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'使い。
4.Kill That Noise
GWEN McCRAE/I Get Liftedメイン使いのファンキー・チューン。他のネタはJAMES
BROWN/Funky President、THE SOUL SEARCHERS/Ashley's
Roachclip等。
5.Down By Law
イントロでのドラムマシン乱れ打ちが最高だね!7TH
WINDER/Daisy Lady、QUEEN/Another One Bites
the Dust、THE MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'、JAMES
BROWN/Say It Loud, I'm Black and I'm Proudネタ。
6.Left Me Lonely
ラブ・ラップ・クラシック!TJ SWANのナヨ声が雰囲気を惹きたてるね。
7.Another One To Get Jealous Of
レゲエしているけど、普通かな。
8.MC Space
当時の西海岸にありそうなエレクトロ・ヒップホップ。意外にもカッコイイね。
9.Living In The World Of Hip Hop
JUICE/Catch a Groove、MOUNTAIN/Long Red、CAPTAIN
SKY/Super Sporm、FIRST CHOICE/Love Thangネタの鬼ドープなクラシック!「ヒッハー!」の雄叫びも有名だよね。
たった9曲しかないけど、シーンに与えた影響は計り知れない名盤中の名盤。聴くべし。(2017/05/05) |
| N |
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NEWCLEUS
/Jam on it(12)(1984) |
84年にリリースされたNEWCLEUSの12シングル。まさにエレクトロHIPHOPのクラシックに相応しい曲で、イントロのシンセベースが頻繁にネタとして使われているので、この曲を知らない方でも聴くと『あのネタか!』と思うはず。オールドスクールに興味がないGフリークやチカーノ・フリークでもCOMRADS/Speak
on it、DBA FLIP/Flip on this、LIL ROB/Wickie
wicked等で使われた曲と言えば少しは興味が湧くのでは。EASTだけでなくWEST、SOUTH、NORTH、CHICANO等の多くのMC達がこのようなオールドスクールを聴いて育ったと思います。OLD
2 THE NEW、NEW 2 THE OLD、"古いものから新しいものへ、新しいものから古いものへ"〜オールドスクールに偏見がある方にこそぜひ聴いて欲しいものです。(04/05/01) |
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NAIROBI AND THE AWESOME FOURSOME
/Funky Soul Makossa (1982) |
NAIROBI AND THE AWESOME FOURSOMEが82年にSTREET
WISE RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、ARTHUR
BAKERとJOHN ROBIE。MANU DIBANGO/Soul Makossaを「PLANET
ROCK」で味付けしたエレクトロ・クラシック!(2015/3/12) |
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NICE & SMOOTH
/Same (1989)
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T LA ROCKのヒューマン・ビート・ボクサーとして活動していたGREG
NICEとSMOOTH BEEのコンビNICE & SMOOTHが1989年にFRESH
RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、NICE
& SMOOTH、DJは、D.J. TEDDY TEDD。シングル「More
And More Hits」や「Funky For You」が大のお気に入りだった頃に待望のアルバムをドロップ!期待に違わぬ快作で、バラエティーに富んだトラックと二人のスタイルの異なるラップにもガツンと衝撃を受けました!
1. Early To Rise
イントロにED FOURNIER AND RICKY SHELDON/Fat
Albert Theme、メイン・トラックにTOMMY ROE/Dizzyを使った明るく楽しくファンキーなクラシック!
2. Something I Can't Explain
R&Bなスロウ・トラックにラップではなく語りが入るナンバー。6分以上あるし、収録した意図がちょっとわからないね…
3. Perfect Harmony
KING FLOYD/Groove Meネタの弾けるようなファンキー・チューン!楽しくて好きだね〜
4. We Are No.1
JOE COCKER/Woman to Woman、THE WHISPERS/You
Are Number One、PARLIAMENT/Sir Nose D'Voidoffunk使いのハード・トラックに男性コーラスが絡む佳曲。
5. No Delayin'
PRINCE/Starfish and Coffee、BOB JAMES/Nautilusネタのファンキー・チューン。
6. Funky For You
定番Impeach The PresidentドラムにPARLIAMENT/Do
That Stuff、WAR/Heartbeatを合わせ明るく楽しいファンキーなクラシック!
7. Skill Trade
「More & More Hits」以前にインディから「Dope
On A Rope」とのカップリングでリリース。SKULL
SNAPS/It's a New Day 、FUNK, INC./Kool Is
Back、MELVIN BLISS/Synthetic Substitutionの大ネタてんこ盛りの鬼ファンキーなクラシック!このノリノリ加減、最高過ぎる〜
8. More And More Hits
MARY JANE GIRLS/All Night Longを使ったユル〜いグルーヴが最高なクラシック!
9. Ooh Child
ドープなビートにSTAIRSTEPS(FIVE STAIRSTEPS)/O-O-H
Child、BOBBY BROWN/My Prerogativeを合わせたシンプルなトラックに二人のラップが映えるクラシック!
10. Hit Me
FUNK, INC./Kool Is Back、JAMES BROWN/It's
a New Day So Let a Man Come in and Do the
Popcornネタの2 LIVE CREWっぽいイケイケなトラックに体も自然に動き出す!
11. Gold
I'm Gonna Love You Just a Little More Baby、LYN
COLLINS/BARRY WHITE/Think (About It)使いの鬼渋い佳曲。BARRY
WHITEネタをもっと全面に出して欲しかったな。
12. Dope Not Hype
THE WINSTONS/Amen, Brother、ESG/UFO使いのハイパーなイケイケ・チューン!このUFO使い、ヤバいっしょ!
13. Nice & Smooth
MELVIN BLISS/Synthetic SubstitutionビートにYELLOWMAN/Zungguzungguguzungguzengを合わせたシンプルなファンキー・シット。
14. Dope On A Rope
「More & More Hits」以前にインディから「Skill
Trade」とのカップリングでリリース。これもYELLOWMAN/Zungguzungguguzungguzeng使いのファンキー・チューン!
15. Sum Pimped Out Shit
JAMES & BOBBY PURIFY/I'm Your Puppetネタのかわいらしいトラック上でスペシャル・サンクスを述べるアウトロ。
久しぶりに聴いたけど、やっぱり最高だぜ!ヒップホップ・フリークは聴き逃し厳禁!(2024/01/13) |
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PARIS
/The Devil Made Me Do It (1990)
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サンフランシスコ出身でネイション・オブ・イスラムにも所属している硬派MC"PARIS"がTOMMY
BOYから90年にリリースしたデビュー・アルバム。このどんよりした漆黒のグルーヴの中にPARISの怒りに満ちた聴き迫るラップが炸裂した問題作で、リリース当時、「TOMMY
BOYも凄いのと契約したなー」って驚いたもんです。日本、特に専門誌での評価は酷評に近かったんだけど、明らかに非NY産ってだけで判断されているよな。この重苦しい統一感、普通のラッパーには真似できないぜ。
1. Intro
アメリカ国歌を使ったイントロ。
2. Scarface Groove
ファンキーなドラムにのっかる重くて暗いベースラインがたまらんね。スクラッチもかっこよす。
3. This Is A Test
ブレイクビーツにどんよりしたベース、うねうねしたシンセベースのグルーヴに引きづり込まれる!
4. Panther Power
BPM早めでサイレン、ド派手なスクラッチが効いたハーコー・シット!
5. Break The Grip Of Shame
BOBBY BYRD/Hot Pants. . . I'm Coming, I'm
Coming, I'm Coming、GEORGE CLINTON/Man's
Best Friend、LYN COLLINS/Think (About It)ネタの暗いけどファンキーな一発。
6. Warning
ほぼブレイクビーツのみの簡素なトラック上でのフリースタイル的なインタールード。
7. Ebony
ディスコの王道HEATWAVE/Boogie Nights使っているんだけど、このダークネスは凄いね。派手なスクラッチもGOOD。
8. Brutal
これはパンチ不足かな。
9. On The Prowl
サイレンと猛獣(?)の呻き声のみのインタールード。
10. The Devil Made Me Do It
Funky Drummer逆回転にLAFAYETTE AFRO ROCK
BAND/Hihacheのドラムを合わせたPARISの代表曲。最初聴いた時はP.E.と同じように男気を感じたな。
11. The Hate That Hate Made
ブレイクビーツにファンキーなギターが効いたインタールード。
12. Mellow Madness
SADE/Siempre Hay Esperanza使いが鬼渋いね〜!
13. I Call Him Mad
Funky Drummer早回しに意外にもエレクトロ的なネタを合わせた曲。結構ハイパー感があって今の世代には受けるかもね。
14. Escape From Babylon
愁いを帯びたトラックにPARISのビターな語り口がマッチしていて最高だね!
15. Wretched
LYN COLLINS/Think (About It)をベースにDON
BARON/Actionと同ネタを合わせた好曲。
16. Break The Grip Of Shame(The Final Call)
5.のロングバージョン。
17. The Devil Made Me Do It(Poach A Pig Mix)
10.のロングバージョン。
PARISの硬派なラップに酔いしれてください!(2011/12/25) |
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PENTHOUSE PLAYERS CLIQUE
/Paid The Cost (1992)
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PLAYA HAMMとTWEED CADILLACのデュオPENTHOUSE
PLAYERS CLIQUEが1992年にリリースした唯一のアルバム。お目付け役はEAZY-E、プロデュースは、DJ
QUIK、PENTHOUSE PLAYERS CLIQUE、DJ BATTLECAT。G-FUNK前のウエスト・コースト・ヒップホップの傑作の一つで、かなり聴き狂いましたね!
1. N-Trance
OHIO PLAYERS/Introducing the Players使いのイントロ。
2. Undaground Bos
JAMES BROWN/The Bossにファンキーな生ギターを合わせたファンキー・ナンバー。こういったベーシックなタイプの曲が多いから安心して聴けるね。
3. Chekmate
SLY STONE/Life of Fortune & Fame、AVERAGE
WHITE BAND/I'm the Oneネタの小気味良いファンキー・チューン。
4. Trust No Bitch
OHIO PLAYERS/Funky Worm、FANCY/Feel Good使いの鬼ファンキーなトラックにAMG、DJ
QUIK、EAZY-Eの甲高声ラッパー衆とマイクを回すクラシック!Funky
Wormの使い方も基本にして最高峰!これ嫌いならGラップ聴くの止めた方がいいよ…
5. U Cain't Check Me
THE VOICES OF EAST HARLEM/Can You Feel It、THE
HEADHUNTERS/God Make Me FunkyネタにROBERT
"FONKSTA" BACONのキーボード、ギター、ベースが効いたファンキー・チューン!
6. Jealous Knukle Heads
インタールード的な短い曲だけど、ファンキーなギターが最高!もったいないな〜
7. Jus 2 Kep Yo Attenchun
GROVER WASHINGTON JR./Knucklehead、BLOWFLY/Convoy使いの鬼渋い佳曲。
8. P L F
THE WATTS PROPHETS/Pimpin', Leaning' and
Feanin'、FRED WESLEY & THE HORNY HORNS/Four
Playネタの小気味良いファンキー・チューン。
9. Blak Iz a Poet
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President、BOBBY
BYRD/I Know You Got Soul、THE SYLVERS/Fool's
Paradise、JAMES BROWN/Funky President使いの渋いヘビー・ファンク!
10. Explanation of a Playa
KOOL & THE GANG/N.T.ビートにLITTLE FEAT/Fool
Yourself、RUN-DMC/Peter Piperを合わせたファンキーなクラシック!
11. They Don't Know
JIMI HENDRIX/Who Knows使いにSTAN "THE
GUITAR MAN" JONESのギター&ベースを合わせたアーシーな佳曲。
12. Nathen's Changed
LED ZEPPELIN/When the Levee Breaksのヘビー・ビートにMIKE
"CRAZY NECK" SIMSのワウ・ギターが最高にカッコ良すぎる一発!このビートだけで、ノックアウトだよ、まったく…
13. P.S. Phuk U 2
MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、RUFUS
THOMAS/The Breakdown (Part II)使いの鬼ファンキーなトラックに
DJ QUIKをフィーチャーしたまんまNWAなドープ過ぎるナンバー!
14. Smooth
THE EMOTIONS/So I Can Love Youネタのキュートなメロウ・チューン!これ好きだな〜
15. Handle Yo Bizness
ROBERTA FLACK/Sunday and Sister Jones使いのブルージーなトラック上で語るインタールード。
16. Pimp Lane
OHIO PLAYERS/Who'd She Coo?ネタのライトなファンキー・チューン。
17. X-It
OHIO PLAYERS/Introducing the Players使いのアウトロ。
(2024/04/13) |
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POOR RIGHTEOUS TEACHERS
/Holy Intellect(1990)
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ニュージャージーのWISE INTELLIGENT、CULTURE
FREEDOM、FATHER SHAHEEDからなるトリオ"POOR
RIGHTEOUS TEACHERS"が90年にPROFILE
RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、1曲を除いてあのTONY
D.が担当。TONY D.の高いプロダクション能力とネイション・オブ・イスラムに強い影響を受けた3名の才能がぶつかり合って生まれた傑作!ほんとこのアルバムは聴き狂いましたね〜。聴いてすぐにTONY
D.と分かる独特なサウンド(特にドラム)、レゲエを取り入れたWISE
INTELLIGENTのラップ等聴きどころたっぷり。TONY
D.をフィーチャーしたノリの良いオープニング・ナンバー1.Can
I Start This?、WAR/Slippin into darknessネタでこれを超えるものはないと確信できるクラシック2.Rock
Dis Funky Joint、ZAPP/Be alright使いのトラックにフックの気の抜けた歌もイイ味出しているクラシック5.Shakiyla、自然と腰が動くファンキー・チューン6.Time
To Say Peace、アフロ度高いドラムに女性Vo.をループしたトラックが秀逸な7.Style
Dropped/Lessons Taught、ERIC A."I.Q."GRAYプロデューでJAMES
BROWN/The Bossネタの10.Word From The
Wise、MANU
DIBANGOの人気ブレイクSoul Makossa使いのノリノリな11.Butt
Naked Booty Blessが特にお気に入り。宗教的ではあるが説教臭いところはなく、どことなくファニーな感じもしてかなり聴きやすくなっているところもGOOD。HIPHOPフリークなら避けることのできない名盤!(07/11/30)
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PRINCE JOHNNY C
/It's Been a Long Rhyme Coming (1992)
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GETO BOYS(GHETTO BOYS)の1988年のアルバム『Making
trouble』ではメンバーとしてジャケットに右端に写っていたオリジナルGETO
BOYSメンバーのPRINCE JOHNNY Cが1992年にRAP-A-LOT
RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュース等のクレジットがまったくないのは初期RAP-A-LOTらしさか笑
プロデューサーとしても活躍していたので、おそらくセルフ・プロデュースかも。ラップ巧者で、トラックもバラエティに富んでいて、ギャングスタ系ではなく、ニュースクール系なんだけど、あまり売れなかったみたい。しかし、
個人的には、RAP-A-LOTの初期の名盤だと思う。これがNYあたりのレーベルからリリースされていればかなり話題になったかもね。当時、偏執的にNYしか評価しなかったライターがすべての元凶だね。
1. Young Girlies Want Nothing but Sex
SYL JOHNSON/Different Strokes、DYKE &
THE BLAZERS/Let a Woman Be a WomanをネタにしたビートにBEASTIE
BOYS、BESIDE/Change the Beat (Female Version)を合わせたファンキー・ナンバー。おそらく同じネタ使いのKOOL
G. RAP & DJ POLO/Talk Like Sexを意識しているはず。
2. Gotta Be Me
BO DIDDLEY/Hit Or Miss使いの小気味良いファンキー・チューン。
3. Sunshine
LYN COLLINS/Think (About It)、THE BLACKBYRDS/Rock
Creek Park、THE NEW BIRTH/Got to Get a Knuttネタのノリノリなトラックに女性コーラスも絡む佳曲。
4. Momma Shoulda Poppa Woulda
SOUTHSIDE MOVEMENT/Save the World使いで、サビのジャズっぽさもセンス溢れるトラックにチビッ子(?)ラッパーとマイクを回すお気に入り曲!これなんか当時のNYの連中と比べても全然負けてないと思う!
5. Kevey Kev Is a Dancer with Soul
定番ブレイクHERMAN KELLY & LIFE/Dance
To The Drummer's BeatやJAMES BROWN/Funky
Drummer等を使ったご機嫌なファンキー・チューン!歌詞にMC
HAMMERも出るあたりが、NYにはない人の良さがにじみ出てるよね。
6. Ain’t Nobody Bad Like Me
MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、PUBLIC
ENEMY/Don't Believe the Hypeネタで明るくてファンキーだが、まずまずか。
7. Love Crazy
定番ブレイクMELVIN BLISS/Synthetic SubstitutionやBABY
HUEY/Hard Times使いの鬼渋い佳曲。
8. For the Love of Hip-Hop
JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、B.T.
EXPRESS/Express、BEASTIE BOYS/The New Style、T
LA ROCK AND JAZZY JAY/It's Yoursネタでファンキーだが、ドラムの音がイマイチかな。
9. Who’s in Power
インタールード
10. Comin’ to Get Ya
曲名は思い出せないが有名ネタに定番ブレイクJAMES
BROWN/Funky Drummerを合わせBOB JAMES/Take
Me to the Mardi Grasもチラッと使ったノリの良いファンキー・チューン!
11. From the Ghetto to the Get Mo
ブルースハープやピアノのメロディも南部らしさ溢れている素晴らしくブルージーで心を打つ名曲!アルバムで一番好きな曲だな〜
この曲ってネタ使ってるのかな?誰か教えて欲しい!
12. Ready to Give It All to You
この曲もネタが思い出せない…
アップテンポで神秘的さも感じるトラックにソウルフルな男性シンガーも絡むポジティブなクラシック!これも大好き!最高!
13. Searching for Momma Feel Good
BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little
More Baby、JAMES BROWN/Funky Drummerネタのもの哀しげな佳曲。
14. Pop You Need to Stop Drinking
THE SHADES OF BROWN/The Soil I Tilled for
You使いで家庭でのアルコール問題を嘆くシリアスな一発。この曲も存在感あって好きだな〜
15. A Thing for Big Women
ほぼビートだけでシンプルすぎるかな。
16. Me and Baby Brother
ファンキーだが、いまいちピンとこないかな。
最近知ったけど2018年にソロで「Every Ghetto’s
My Home」をデジタル・リリースしている!SPOTIFYで聴けるみたいだけど、登録していないんだよなぁ…
気になる〜 (2023/02/18) |
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PRIORITY ONE
/Total Chaos (1989) |
ROB DELIGHTとLOUIE LOUIEのコンビ"PRIORITY
ONE"が89年にTUFF CITY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバムにして唯一のアルバム。プロデュースは、LOUIE
LOUIEに一部DJ MARK THE 45 KINGが担当。MCは少し力不足なんだけど、トラックが45
KING直系なんで、かなりカッコ良く、相当聴き込んだアルバムだね。
A1.Total Chaos
BOB JAMES/Night Of Bald Mountain、THE MOHAWKS/Champ、WILSON
PICKETT/Get Me Back On Time,Engine No.9を使った疾走感溢れるハーコー・シット!
A2.You Know The Outcome
STEVIE WONDER/Superstitionネタのファンキーな佳曲。
A3.It's Groovy
JIMMY CASTOR BUNCH/It's Just Begun使いの鬼ファンキーな一発!このネタ使えばまず間違いないね。
A4.Turn It Up
STRAFE/Set It Off使いのエレクトロなファンキー・ナンバー。
A5.Priority One In Full Effect
インスト・ハウス。これは無理だな。
B1.This Stage Is My Stage
Funky Drummer使いのダーク&ドープな一発!カッコ良すぎっす。
B2.Tuff City Material
HERBIE HANCOCK/Wiggle Waggleネタのファンキーなインスト。
B3.Bust The Rhythm I'm Givin'
もろ45 KINGなネタ使いが光るアーシーな佳曲。こういう感じ好きだね〜。
B4.Something Mellow But Hype
少しメランコリックな曲。まずまずかな。
CD化されていないみたいなんで、ぜひともCD化して欲しいアルバムの一つ。(2012/05/14) |
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PUBLIC ENEMY
/Yo! Bum Rush the Show(1987)
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"民衆の敵"ことPUBLIC ENEMYが87年にDEF
JAMからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、BILL
STEPHNEY、COプロデュースがHANK SHOCKLEEとCARL
RYDER(CHUCK D)。PEの傑作は2ndで間違いないと思うが、思い入れの強いのはやっぱりこのアルバムだね。CHUCK
Dの鋼のような強靭なラップ、FLAVOR-FLAVのおどけっぷり、TERMINATOR
Xの切れ味鋭いスクラッチ、BOMB SQUADによるノイジーなトラックのどれもがショッキングだった。今のリスナーには考えられないと思うが、PE以上のグループ、ラッパーなんて絶対にありえなかった。それだけ影響力が凄まじかった。20年近くたって改めて聴いてもやっぱ"ドープ"の一言だね。DEAD
OR ALIVE/You Spin Me Roundなんて大嫌いな軟弱なユーロビートをネタにした曲が大ヒットする今のシーンにいる連中、PEの爪の垢を煎じて飲めよ、まったく!
1.You're Gonna Get Yours
DENNIS COFFEY&THE DETROIT GUITAR BAND/Getting
It Onを使ったクラシック中のクラシック!車のスリップ音(GAP
BAND/Burn Rubber?)を効果的に使ったスクラッチもバッチリ。でも一番最高なのはCHUCK
Dのラップ!しびれるぜ。つかみの一発ですでにノックアウト!
2.Sophisticated Bitch
HEATWAVEのディスコ・ナンバーThe Groove Lineを思い切りテンポを落とし、それにLIVING
COLORのVERNON REIDのギターをフィーチャーした不穏な雰囲気のするロック・ヒップホップ。
3.Miuzi Weighs a Ton
MELVIN BLISS/Synthetic Substitution使いのトラックに派手なスクラッチ、ブレイクにはARETHA
FRANKLIN/Rock Steadyを使ったちょっとハイパーな佳曲。
4.Timebomb
THE METERS/Just Kissed My Babyをモロ使いしたファンキー・チューン!
5.Too Much Posse
乱れ打ちのドラムにFLAVOR-FLAVがソロでラップ。FLAVOR-FLAVはサブで光るタイプなんでこの曲はイマイチ。
6.Rightstarter (Message to a Black
Man)
TROUBLE FUNK/Grip Itを使ったノリの良いトラックにパーカシッブなスクラッチがカッコイイ!かなり好きな曲。
7.Public Enemy No. 1
お馴染みTHE JB'S/Blow Your Headネタの代表曲の一つ。ドラムマシンとBlow
Your Headのイントロだけでこんなに緊張感溢れる曲に仕上げれれるのは流石。
8.M.P.E.
サイレン音が異様な雰囲気を醸し出しているね。シンプルながら惹きつけられるね。
9.Yo! Bum Rush the Snow
BANBARRA/Shack Upを使ったヘビーでドープな佳曲。
10.Raise the Roof
You're Gonna Get Yoursに次いで大好きな曲。シンプルなドラムに不穏なウワモノ、ブレイク時のノイジーなスクラッチがシビれる!拡声器を使っているような処理を施したCHUCK
Dのラップもバッチリ。ドープ!!!
11.Megablast
とてもBPMが遅い曲。まあまあかな。
12.Terminator X Speaks With His Hands
TimebombとM.P.E.を繋げたトラック上でFLAVOR-FLAVが煽る曲。収録された意図があまり良くわからないが・・・
聴かずには死ねない名盤中の名盤 !!! |
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| Q |
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QUEEN LATIFAH
/All Hail The Queen (1989)
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NATIVE TONGUEのママQUEEN LATIFAHが89年にTOMMY
BOYからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、当時ノリにノっていた45
KINGやPRINCE PAUL、LOUIS"LOUIE
LOUIE"VEGA、DADDY-O、KRS-1。QUEEN
LATIFAHの実力、45 KING等のクリエイティブな創作能力がガチッっとはまった傑作で、このアルバムにはかなりヤラれたね〜!
1.Dance For Me
シングル・カットされたSLY&THE FAMILY
STONE/Dance To The Musicネタの佳曲。
2.Mama Gave Birth To The Soul Children
定番DENNIS COFFEY/Scorpio使いのファンキー・トラックに"息子"のDE
LA SOULをフィーチャーした好曲。Scorpioのファンキー感とほのぼのした部分との対比が面白いね。
3.Come Into My House
当時流行していたヒップハウス。これだけは不要だった。
4.Latifah's Law
TREACHEROUS 3のビートを使った渋すぎる傑作!今聴いても最高だね、ほんと。
5.Wrath Of My Madness
フックの歌がアフリカを感じるファンキーな傑作!
6.The Pros
ダブっぽい処理が施されたヒップホップ・レゲエで、STETSASONICのDADDY-Oをフィーチャー。
7.Ladies' First
UKのNATIVE TONGUEメンバーMONIE LOVEをフィーチャーしたアップテンポで攻撃的なファンキー・チューン。これもかなりカッコイイ!
8.A King And Queen
45 KINGらしら溢れるトラックに45 KING自身もMCとして参加。
9.Queen Of Royal Badness
疾走感溢れるファンキー・トラックがGOOD。
10.Evil That Men Do
KRS-1製作でSouth Bronxをポップにした感じのトラックがナイス。
11.Princess Of The Posse
これはイマイチ。
12.Inside Out
郷愁感漂うトラックにフックのコーラスも耳を惹きつけるクラシック!
13.Dance For Me(Ultimatum Remix)
オリジナルには敵わないかな。
14.Wrath Of My Madness(Soulshock Remix)
オリジナルよりスクラッチを多くしただけかな?これもオリジナルよりは劣るかも。
15.Princess Of The Posse(45 King Remix)
ファンキーなリミックスでオリジナルよりはこっちが好き。
ミドル好きなら聴いておくべきアルバムだよね。(2011/01/28) |
| R |
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RAPPIN' DUKE
/Rappin' duke(12)(1985) |
85年にリリースされたRAPPIN' DUKEの12シングル。ローテンポのビートにシンセベース、スクラッチをのっけたダルいトラックに一度聴いたら忘れない強烈なラップ。キメのフレーズ『ダッ、ハー、ダッーハ、ダッ、ハッハー、ハッハーハ』は凄すぎ!キワモノ扱いされたMCですが、個性溢れる点は評価すべきところ。再評価されることは絶対にないと思うが、絶対に忘れることができない最高の一発屋!(04/05/01) |
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ROB BASE & D.J. E-Z ROCK
/It Takes Two (1988)
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NYはハーレムのデュオ” ROB BASE & D.J.
E-Z ROCK”が88年にPROFILE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、WILLIAM
HAMILTON、ROB BASE、D.J. E-Z ROCK、THOMAS
DEAN、DONALD DEE。代表的ヒット曲「It Takes
Two」に尽きるのかなやっぱり。
1. It Takes Two
Galactic Force Band/Space Dustネタのイントロから、LYN
COLLINS/Think (About It)になだれ込むノリノリなパーティ・グルーヴ!Think使いではやっぱこれが一番かな。
2. Joy And Pain
ハネ気味のドラムがダサすぎ… せっかくMAZE
f/FRANKIE BEVERLY/Joy and Pain使っているのにこれはないなー。
3. Don't Sleep On It
COMMODORES/The Assembly Line、JACKIE ROBINSON/Pussyfooterの定番ブレイク使いのファンキーな一発!
4. Check This Out
イントロではせっかく世界最強のブレイクビーツTHE
JIMMY CASTOR BUNCH/It's Just Begunを使っていながら、曲に入ると当時のTODD
TERRYみたいなヒップハウスに変化して拍子抜け…
当時は最先端だったけど、今聴くには到底無理だな。
5. Crush
ドリーミーな甘茶ラブ・ラップ!女性コーラスもバッチリだね。甘茶好きなら要チェック!
6. Get On The Dance Floor
THE JACKSON 5/Shake Your Body (Down to the
Ground) ネタだけど、4.と同じヒップハウス(実際にTODD
TERRYが関わったBLACK RIOTをサンプリング)でがっかり…
クソすぎて聴いてられない。
7. Times Are Gettin' Ill
KID DYNAMITE/Uphill Peace of Mind使いだけど、地味だなー。
8. Keep It Going Now
THE WINSTONS/ Amen, Brother、ESG/UFOの定番ブレイク使いがドープ!こういうのを待っていたんだよな〜。
9. Make It Hot
JAMES BROWN/Say It Loud, I'm Black and I'm
Proud、THIN LIZZY/Johnny The Fox使いのカッコ良すぎるファンキー・チューン!
10. Creativity
JAMES BROWN/ Give It Up or Turnit a Loose
(Remix)を使ったアウトロ的な曲。ラップをきちんと入れても良かったと思うけどな。
正直、トータルではヒップハウスみたいなゴミもあって玉石混交なんだけど、LYN
COLLINS/Think (About It)を世界的に流行らせた功績に敬意を表したいと思う。(2012/12/16) |
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ROCK MASTER SCOTT AND THE DYNAMIC THREE
/The Roof Is On Fire (1985) |
ROCK MASTER SCOTT AND THE DYNAMIC THREEが85年にREALITY
RECORDSからリリースしたシングル。
A. The Roof Is On Fire
アップテンポのトラックに活きの良いラップ、イナたいスクラッチ、「ザ、ルーフ、ザ、ルーフ、ザ、ルーフィズ オン ファイヤ〜」の合の手も最高なエレクトロ・クラシック!
B1. The Roof Is On Fire (Scratchin')
オリジナルのビートにスクラッチを多めにトッピングし、その上でフリースタイルをかますバージョン。フリースタイル具合が最高にイカしているね。
B2. The Roof Is On Fire (Jivin')
B1の別バージョンで、フリースタイルが若干異なっているけど、これも最高にカッコイイね。
(2015/04/21) |
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Rock The House (年代不明) |
NYのブートレッグ専門レーベル からリリースされたブレイクビーツ・ミックス・レコード。エディットしたのは、ハウス界で有名なDANNY
KRIVITらしいですね。JAMES BROWN/In The Jungle
Groove、MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'等を繋げたトラックにTHE
B BOYS、STRAFEの声ネタを合わせたレア・グルーヴ好きには堪らないメガミックス・クラシック!(2014/12/17) |
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RODNEY O & JOE COOLEY
/Me And Joe (1988)
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ウエスト・コーストヒップホップ界のパイオニア的存在のRODNEY
O & JOE COOLEYが88年にEGYPTIAN
LOVERのレーベルEGYPTIAN
EMPIRE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。メンバーには第3の男として知られるGENERAL
JEFFも参加。プロデュースは、RODNEY
O、JOE
COOLEY、GENERAL JEFF。ケミカルウォッシュのダッサダサなジャケで引かれがちですが、彼等抜きでは当時のシーンを語ることはできないはず。
A1.We've Arrived (Oh But Yes!)
ライブ仕立てのイントロ
A2.This Is For The Homies
シンプルなビートにJOEの絶妙なスクラッチが絡むクラシック!
A3.Me And Joe
Big Beatっぽいビートが印象的な佳曲。
A4.Let's Have Some Fun
MALCOLM McLAREN/Buffalo Gals使いのシンプルなファンキー・チューン。
A5.Supercuts (Yeah Boy)
HERMAN KELLY&LIFE/Dance To The Drummer's
Beatネタのアゲアゲ・トラックにJOEの超絶スクラッチが絡むクラシック!カッコ良すぎるな〜、マジで。JEFFのイントロの煽りもナイス。
B1.Give Me The Mic
KOOL&THE GANG/Summer Madness使いの佳曲。
B2.It's My Rope
少し暗めのトラックが印象的。
B3.Cooley High
JOEのスクラッチがイカしたアゲアゲなファンキー・シット!
B4.Nobody Disses Me
寂しげなシンセが耳を惹くね。
B5.Everlasting Bass
BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just
A Little
More, Baby使いのトラックに「エバラスティン・ベーース」のお馴染みのフレーズも印象的なクラシック。
最近はアルバムのリリースはないけど、DJ QUIKのアルバムにもゲスト参加したりして存在感をアピールしていますね。彼等が残した功績に比べて評価が低すぎるのはとても残念。もっと正当な評価されて欲しいですね。(2013/08/05) |
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RODNEY O & JOE COOLEY
/DJ's And MC's (1988) |
RODNEY O & JOE COOLEYが88年にリリースした12'シングル。
A1.DJ's And MC's
シンプルなビートに暗めのシンセを合わせたクラシック。JOEのスクラッチも相変わらずカッコイイ。これなんでアルバム未収録なんだろうね?
B1.Supercuts (Yeah Boy)
HERMAN KELLY&LIFE/Dance To The
Drummer's
Beatネタのアゲアゲ・トラックにJOEの超絶スクラッチが絡むクラシック!カッコ良すぎるな〜、マジで。JEFFのイントロの煽りもナイス。
(2013/08/05) |
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RODNEY O & JOE COOLEY
/Get Ready to Roll (1991)
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ウエスト・コーストヒップホップ界のパイオニア的存在のRODNEY
O & JOE COOLEYが91年にSIR MIX-A-LOTでお馴染みのシアトルのNASTY
MIX RECORDSからリリースした3rdアルバム。メンバーには第3の男として知られるGENERAL
JEFFも参加。プロデュースは、RODNEY
O、JOE
COOLEY、GENERAL JEFF。
1. Hit List
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the PresidentビートにFUNK
INC./Kool Is Back、KURTIS BLOW/The Breaksを合わせた渋い一発!
2. Get Ready To Roll
OHIO PLAYERS/Love Rollercoaster、EARTH,WIND&FIRE/Devotion
(Live)、BILLY SQUIER/The Big Beat、ZAPP/More
Bounce to the Ounce、PARLIAMENT/Theme From
the Black Hole使いのヘビーファンク!DREW
ROCKをフィーチャー。
3. You Don't Wanna Run Up
GEROGE CLINTON/Atomic Dog、LL COOL J/3 The
Hardwayネタのウエスト・コースト・ファンク。
4. Oldie But Goodie
ONE WAY/Cutie Pie、PARLIAMENT/Up for the
Down Stroke使いのウエスト・コースト・ファンク。
5. Nutty Block
AVERAGE WHITE BAND/School Boy Crushネタのファンキーな佳曲。
6. Fo Funky Stories
MALCOLM McLAREN AND WORLD’S FAMOUS SUPREME
TEAM
/Hobo Scratch使いのドープ・ファンク!
7. Let's Do It Like This
うーん、ドラムがあまり好きじゃないな…
8. Miss Crenshaw
DEXTER WANSEL/Theme From the Planets、KOOL
& THE GANG/Funky Stuffネタの鬼ファンキー・シット!
9. Dose Of Dope
ZAPP/ Heartbreaker (Part I, Part II) 使いのウエスト・コースト・ファンク。
10. My Hood
JOE COOLEYの超絶スクラッチも堪能できるファンキー・チューン。
11. D.J. Nightmare
ZAPP/Dance Floor使いのノリノリなウエスト・コースト・ファンク!
12. Roll Call (Hip Hop Mafia)
ラテン・フレイヴァのイケイケ・ファンキー・トラック上でD.J.
STREAK、DREW ROCK、LYRICAL PIMP EMDEE、SHAKESPEAREとマイクを回すポッセカット!
とても充実した内容で彼等のベストと思っているが、日本では全く評価されなかった悲しきアルバムの一つ。今こそ、彼等の再評価を求む!(2014/05/18) |
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RUN D.M.C.
/Same(1984)
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RUN D.M.C.が84年にリリースした記念すべきデビュー・アルバムにHIPHOPライブのマスターピースともいえるHere
We Go [Live at the Funhouse] を含むボーナス4曲入りのデジパック仕様再発盤。プロデュースは、LARRY
SMITHとRUSSELL SIMMONS。一般的にこのアルバムでは皆、Rock
BoxやSucker M.C.'sを挙げますが、個人的には、絶対にHard
Timesですね〜。ブレイクダンスが流行りだした25年前の中坊の頃、ラジオでTHE
EGYPTIAN LOVER/Egypt, Egyptなんかと一緒にミックスされているのを聴いてガツンとやられて、一体誰の曲だろうと思っていたが、当時は今のように情報が発達してなくて分からなかったが、『Walk
This Way』のヒットでRUN D.M.C.を知り、国内盤の『Raising
Hell』を聴いてRUN D.M.C.にハマり、そして1stを購入したら、Hard
Timesが収録されているじゃないですか!1曲知るのに2年がかり、今じゃ考えられないけど、当時のHIPHOPなんて何の情報も無いからそんなのが当たり前だったな。それ故、心に深く刻まれたアルバムなんだよな。アルバムに戻りますが、リズムボックスにスクラッチをアクセントにしたシンプル極まりない音で今聴くと"スカスカ"に思われて当然だが、当時は衝撃的で、KURTIS
BLOWのリメイクで、独特のフロウを展開する1.Hard
Timesで幕を開け、EDDIE MARTINEZのギターが唸るハードロックHIPHOP2.Rock
Box、JAM MASTER JAYのスクラッチをアピールした3.Jam-Master
Jay、クラシックの5.Sucker M.C.'s (Krush-Groove
1)と6.It's Like That、俺を忘れるなとばかりにJAM
MASTER JAYが擦りまくる9.Jay's Gameで幕を閉じます。4曲収録されたボーナスで嬉しいのは、ライブ音源としては最高峰に位置すると思う11.Here
We Go [Live at the Funhouse]だね、やっぱり!Big
Beat2枚使いのバックにRUN D.M.C.の若さ溢れるラップがマジでカッコ良過ぎ!これで何か感じなきゃHIPHOP聴く資格なんてないね。Sucker
M.C.'sのライブ12.ももちろん最高。HIPHOP好きなら聴いて当たり前の基本盤!(09/07/04) |
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RUN D.M.C.
/King Of Rock(1985)
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RUN D.M.C.が85年にリリースした2ndアルバムにボーナス4曲入りのデジパック仕様再発盤。プロデュースは、LARRY
SMITHとRUSSELL SIMMONS。個人的な評価は、1st、3rd、4thより劣りますが、忘れることのできないアルバムですね。基本的には1stと同じくシンプルな作りですが、よりバラエティに富んでいます。
1.Rock the House
アルバムのオープニングを告げるインタールードっぽい小品。
2.King of Rock
ご存知RUN D.M.C.の代表曲の一つ。1stのRock
Boxと同様EDDIE MARTINEZのギターが唸るハードロックHIPHOPクラシック!
3.You Talk Too Much
BPM早めで、独特な雰囲気を持った曲。
4.Jam-Master Jammin'
BILLY SQUIRE/Big Beatのギター部分を使用したドープ・チューン!
5.Roots, Rap, Reggae
レゲエDJのYELLOWMANをフィーチャーしたレゲエ・ヒップホップ。YELLOWMANってところが渋すぎる!
6.Can You Rock It Like This
BPM早めのロックとエレクトロを合体させたような曲。あまり好きではないが、何となく聴けてしまうところが不思議。
7.You're Blind
重くて暗めのハードロックHIPHOP。こんな雰囲気大好きだね〜。カッコ良すぎ!
8.It's Not Funny
1stのHard Timesっぽい感じ。まあ普通かな。
9.Darryl and Joe (Krush-Groove 3)
神秘的なシンセとJAM MASTER JAYのコスリが印象的。
以下の4曲はボーナス。
10.Slow and Low([Demo Version)
BEASTIE BOYSの1stでお馴染みの曲で、なんとRUN
D.M.C.がオリジナルとは・・・ これはちょっと衝撃的ですね。BEASTIE
BOYSとは少し雰囲気が異なりますが、これはこれでカッコイイ!
11.Together Forever (Krush-Groove 4)(Live)
RUN D.M.C.の中でもかなり好きなクラシック!このシンプルの極みみたいなトラックに2人のラップがマジでカッコ良すぎ!これ聴いて熱くならないヤツはHIPHOP聴く資格ないね!
12.Jam-Master Jammin'(Long Version)
4.のリミックスで、よりギターが強調されていてドープ!
13.King of Rock(Live)
King of RockのLIVE AIDでのライブ。2人のツバが飛んできそうな熱いライブで、当時の人気の凄さが窺えますね。
HIPHOPを聴くなら聴くべきアルバムの一つでしょう!(09/09/05) |
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RUN D.M.C.
/Raiging Hell(1986)
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RUN D.M.C.が86年にリリースした3rdアルバムにボーナス入りのデジパック仕様再発盤。プロデュースは、RICK
RUBINとRUSSELL SIMMONS。当時、大ヒットしていたWalk
This WayでHIPHOPを知らない一般層に知らしめた功績は計り知れないね。自分もこの大ヒットからどっぷりとHIPHOPにのめり込んでいくことになり、レコ屋ですぐにLPを購入し、中古屋でシングルの12インチを買い漁った懐かしい思い出が蘇りますね。
1.Peter Piper
BOB JAMESの定番ブレイクTake Me To The Mardi
Grasをネタにした大クラシック!これ聴いて何も感じない奴はHIPHOPインポだな。
2. It's Tricky
一発屋THE KNACK/My Sharonaネタの曲。それほど好きじゃないかな。
3. My Adidas
トレードマークで大流行したADIDAS賛歌。スーパースター、バカみたいに売れてたねー。自分ももちろん買ったけど。
4. Walk This Way
説明不要だね。AEROSMITHの再浮上にも一役買ったラップ・ロックの代名詞的なクラシック。
5. Is It Live?
GO-GOも意識したと思われるパーカッシブな曲。まあまあお気に入り。
6. Perfection
生ドラムだけをバックにラップした曲。イマイチ。
7. Hit It Run
JAM-MASTER JAYのスクラッチとヒューマン・ビートボックスが最高にイカしたドープな逸品!最高だね、まったく!
8. Raising Hell
RICK RUBINのギターをフィーチャーしたラップ・ロック。この不良っぽさがなんとも堪んないね。今聴くならWalk
This Wayより絶対こっち。
9. You Be Illin'
リリックは面白いけど、イマイチかな。シングル・カットしたのがちょっと不思議。
10. Dumb Girl
ドラム・マシーンのみのシンプルなトラック。結構惹き付けられるかな。
11. Son Of Byford
ヒューマン・ビートボックス好きに人気のある隠れた名曲。もっと長い尺で聴きたかった!
12. Proud to Be Black
ドラム・マシンとJAM-MASTER JAYのスクラッチが鬼カッコ良い傑作!ドープ過ぎ!
15. Lord of Lyrics
ボーナスで収録された未発表曲。(多分)RICK
RUBINのギターをフィーチャーしたシンプルでドープな逸品。なんでアルバムに入れなかったのかが不思議なくらい。
HIPHOPが好きなら避けることのできない傑作!絶対に聴くべし。(09/11/22) |
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RUN D.M.C.
/Tougher than leather(1988)
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RUN D.M.C.が88年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、RUN
D.M.C.とDAVY D. aka DAVY DMX。数々のクラシックを持つRUN
D.M.C.ですが、このアルバムではなんと言っても4.Beats
to the rhymeでしょう!BOB JAMES/Nautilus使いのドープなトラックに故JAM
MASTER JAYのトラックに絶妙にマッチしたスクラッチが絡む名曲中の名曲!これ以外でもシングルカットされたFunky
drummer使いの1.Run's house、MONKEYSのMary,maryという意外性のあるネタを使った2.Mary,mary、定番ブレイクJUICE/Catch
a beatネタの鬼ファンキーな3.They call us
RUN D.M.C.、これも定番ブレイク使いの9.How'd
ya do it deeがお気に入りです。HIPHOP好きなら聴いて当たり前の基本盤!(05/12/03) |
| S |
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SALT 'N PEPA
/Cool, Hot & Vicious(1986)
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SALT、PEPAそしてDJのSPINDERELLAからなるベテラン・フィーメール・トリオSALT
'N PEPAが86年にリリースしたデビュー・アルバムに大ヒットしたPush
Itのリミックスを追加した再リリース盤。イケイケなPush
Itのイメージが大きくて純粋なHIPHOPフリークから無視されている哀しい存在のSALT
'N PEPAですが、真のHIPHOPフリークならこのアルバムはチェックすべき!HURBY
LUV BUGによるロウでドープなトラック、SALTとPEPAによる男勝りなラップ。METERS/Handclapping
Song使いの2.Beauty And The Beat、PARLIAMENT/FlashlightとYES/Owner
Of A Lonely Heart使いでLL COOL J/Rock The
Bellsを意識したかのような4.I'll Take Your
Man、リズムボックスと荒いスクラッチだけのローテンポ・トラックが最高にドープな5.It's
Allright、7TH WONDER/Daisy Lady、WILSON PICKETT/Get
Me Back On Time, Engine No.9、WINSTONS/Amen
Brother等定番ブレイクてんこ盛りのファンキー・チューン7.I
Desire、GO-GOビーツにGROVER WASHINTON JR./Mister
Magicをあわせた9.My Mic Sounds Niceとクラシックの数々。オールド〜ミドル好きなら聴くべきアルバム!(07/03/24) |
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SCARFACE
/Mr. Scarface Is Back (1991)
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元GETO BOYSで稀有のリリシストとしてリスペクトされるSCARFACE(旧名AKSHEN)が1991年にRAP-A-LOT
RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・ソロ・アルバム。プロデュースは、DOUG
KING、JAMES SMITH、SCARFACE、BIDO、CRAZY
C、ROLAND、SAM。当時のRAP-A-LOTのラフ&タフなファンキー・トラックにSCARFACEのエグるようなラップが最高で、テープに録音して擦りきれるくらい聴き込みましたね。
A1. Mr. Scarface
童謡「カッコーの歌」の不気味な替え歌のイントロから、TONY
ALVON & THE BELAIRS/Sexy Coffee Pot、LE
PAMPLEMOUSSE/Gimmie What You Got、SYL JOHNSON/Different
Strokes、BO DIDDLEY/Hit or Missを使ったファンキー・トラックになだれ込むドープなクラシック!SCARFACEの貫禄たっぷりなラップも最高!
A2. The Pimp
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the Presidentの定番ビートにJAMES
BROWN/Sportin' Lifeを合わせた渋い佳曲。SCARFACEの呟くようなラップも新鮮。
A3. Born Killer
THE NITE-LITERS/Theme From Buck & the
Preacher、COMMODORES/The Assembly Line、JAMES
BROWN/Funky Drummer使いのアップテンポのファンキー・チューン!
A4. Murder By Reason Of Insanity
MELVIN BLISS/Synthetic Substitutionのド定番ビートにJAMES
BROWN/Untitled Instrumentalをのせた渋いファンキー・ナンバー。
A5. Your Ass Got Took
WAR/Four Cornered Room、PLEASURE/Sing a Simple
Song、BLOODSTONE/The Traffic Cop (Dance)ネタの鬼ファンキーな一発!STEADY
B/Let The Hustlers Playと同じネタなのがニヤリとするね。
A6. Diary Of A Madman
SKULL SNAPS/It's a New Day、JAMES BROWN/The
Payback使いの緊張感溢れるドープ・チューン!SCARFACEのラップがカッコ良すぎだろ…
B1. Body Snatchers
JAMES BROWN/Think 73'ネタの割とライトなファンキー・ナンバー。
B2. Money And The Power
BARRY WHITE/Love Serenade、ESG/UFO使いの緩めのトラックに余裕寂々なラップがいい感じ。
B3. P D Roll 'Em
SOUTHSIDE MOVEMENT/I' Been Watching You、THE
EMOTIONS/Blind Alleyネタにサイレン音も合わせた佳曲。
B4. Good Girl Gone Bad
FUNKADELIC/Good Old MusicのビートにSMOKEY
ROBINSON/Do Like I Doを乗せた土臭いナンバー。
B5. A Minute To Pray And A Second To Die
MARVIN GAYE/Inner City Blues (Make Me Wanna
Holler) & What's Going Onネタの郷愁感漂うトラックにSCARFACEの語りかけるようなラップもグッとくるね〜
アルバムの中で一番好きかな。
B6. I'm Dead
THE METERS/Thinking、FAT LARRY'S?BAND/Down
on the Avenue、MANDRILL/Mango Meatという渋いネタ使いの佳曲。
(2025/01/01) |
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SCHOOLLY D
/Saturday Night! ? The Album (1987) |
フィラデルフィアのリアルOGラッパーで、ギャングスタ・ラップの元祖とも評されるSCHOOLLY
Dが1987年にJIVE RECORDSからリリースした2ndアルバム。自身のレーベルSCHOOLLY
RECORDSからリリースしたアルバムに3曲追加してのメジャー再リリース盤。プロデュースは、SCHOOLLY
D自身。スクラッチは、相棒D.J. CODE MONEY。エンジニアは、JOE
THE BUTCHER NICOLO。当時、ラジオで「Saturday
Night」や「Do It, Do It」が流れていて、そのなんとも言えないラップスタイルや荒っぽいトラックに魅了されて、LP買いに行った覚えがあるな。
A1. Housing The Joint
新たに追加された曲で、重たい打ち込みドラムにINCREDIBLE
BONGO BAND/Apacheのパーカッションを合わせたファンキービートにRUFUS
THOMAS/Itch and Scratch Pt. 2の不気味な笑い声やSLY
& THE FAMILY STONE/Thank You (Falettinme
Be Mice Elf Agin)を組み合わせたドープな逸曲!この荒っぽさ最高だぜ!
A2. We Get Ill
ポコポコとパーカッシブな打ち込みドラムにTHE
JACKSON 5/I Want You Backの一部分を合わせたファンキー・トラックにBESIDE/Change
the Beat (Female Version)を荒っぽくコスりまくった佳曲。
A3. Do It, Do It
FUNKADELIC/You'll Like It TooのドラムにMARY
MODER, DOROTHY COMPTON, PINTO COLVIG AND
BILLY BLETCHER/Who's Afraid of the Big Bad
Wolf使いのファンキー・トラックにKURTIS BLOW/AJ
Scratchの「1,2,3,4,Hit It!」も取り入れたクラシック!SCHOOLLYの良い意味で緊張感のないラップがマッチしているね。
A4. Dedication To All B-Boys
打ち込みドラムにCOMMODORES/Young Girls Are
My Weaknessのフレーズを合わせたファンキー・チューン。
A5. Get N' Paid
ハードな打ち込みドラムにCODE MONEYの「Hit
Me」の荒々しいコスりが印象的な佳曲。
A6. Dis Groove Is Bad
新たに追加された曲で、SLY & THE FAMILY
STONE/Sing a Simple Song &?I Want to
Take You HigherとBRICK/Dusicを使ったCODE
MONEYのコスりを堪能するファンキーなインスト・ナンバー。
B1. Parkside 5-2
新たに追加された曲で、OTIS REDDING/Good to
Meの調有名なフレーズ「We're Gonna Do a Song,
That you never heard before」のイントロからパーカッシブな打ち込みドラムになだれ込む鬼ファンキーかつハーコーなクラシック!このロウな感じわかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ。
B2. B-Boy Rhyme And Riddle
硬めの打ち込みドラムにFUNK, INC./Kool Is
Back、SYL JOHNSON/Different Strokesを合わせたファンキー・トラックにBESIDE/Change
the Beat (Female Version)をスクラッチ。
B3. Saturday Night
キター!これよこれ!SCHOOLLY Dの真骨頂!MELVIN
BLISS/Synthetic Substitutionのビートのスクラッチから、カウベル(?)のイントロ、THE
WILD MAGNOLIAS/(Somebody Got) Soul, Soul,
SoulのループにSCHOOLLY Dの普段着のラップが最高にDEFな一発!これ聴いてノれないやつはヒップホップ聴く資格なし!
B4. It's Krack
STEVE MILLER BAND/Jungle Love使いのイントロからヘビーな打ち込みドラムにPARLIAMENT/Mr.
WigglesやBESIDE/Change the Beat (Female Version)のスクラッチを入れたインスト・ナンバー。
(2025/02/08) |
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SCHOOLLY D
/Am I Black Enough For You? (1989)
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GANGSTA RAPのパイオニアの一人"SCHOOLLY
D"が89年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、SCHOOLLY
D、スクラッチは、DJ CODE MONEY。SCHOOLLY
Dの最高傑作と思うが、何か異論はあるかな?JAMES
BROWNをサンプリングしたトラックが、当時のJBネタのヒップホップの中でも飛び抜けてドープ!SCHOOLLY
Dのラップも最高の一言。
1. Black
CHUBUKOS/House Of Rising Funkネタの短いイントロながら、十分カッコイイ。
2. Gangster Boogie
CHICAGO GANGSTERS/Gangster Boogie、J.B.'S/Blow
Your Head、JAMES BROWN/You Got To Have a
Mother For Meを使った鬼ファンキーな一発!このトラックでノれない奴はいないでしょ?
3. It's Like Dope
J.B.'S/To My Brotherネタのファンキー・チューン。J.B'S使えば間違いないね。
4. D. Is For
JAMES BROWN/I Can't Stand It使いのトラックにCODE
MONEYのヘタウマ・スクラッチがナイス。
5. Black Is...
ブレイクビーツ使いのインタールード。ラップを入れてもよかったかも。
6. Gucci Again
自身のクラシック"Gucci Time"にピアノをループしたBDP/The
Bridge Is Over的な曲。地味ながらジワジワ効いてくるね。
7. Pussy Ain't Nothin'
MOUNTAIN/Long RedビーツにJIMI HENDRIX/Voodoo
Child (Slight Return)を合わせたロッキシュなハーコー・チューン!
8. Black Attack
ビートにスクラッチを合わせたインタールード。
9. Who's Schoolin' Who?
JAMES BROWN/Coldblooded、Give It Up Or Turnit
a Loose、Sayin' It And Doin' ItとJBオンパレードなファンキー・ナンバー。
10. Mama Feel Good
J.B.'S/Damn Right, I Am Somebody、LYN COLLINS/Mama
Feel Good、Think(About It)、AFRIKA BAMBAATAA
& THE JAZZY FIVE/Jazzy Sensation使いのご機嫌なファンキー・シット!
11. Get Off Your Ass
FUNKADELIC/Get Off Your Ass And Jam、JAMES
BROWN/ Get Up, Get into It, Get Involvedネタの鬼ファンキーなインタールード。
12. Education Of A Black Man
BILL WITHERS/Kissin' My Love使いのファンキー・トラックにKING
SUNの声ネタを合わせた佳曲。
13. Black Education
MAHAVISHNU ORCHESTRA/Planetary Citizenネタのファンキーなインタールード。
14. Livin' In The Jungle
GRAHAM CENTRAL STATION/The Jam、J.B.'S/Damn
Right, I Am Somebody使いの鬼ドープなクラシック!SCHOOLLY
Dのラップがカッコ良すぎ!
15. Black Jesus
BRASS CONSTRUCTION/Changin、IDRIS MUHAMMAD/Crab
Appleネタの鬼渋い佳曲。
16. Super Nigger
PARLIAMENT/Aquaboogie、RICHARD PRYOR/Jailネタのインタールード。
17. Am I Black Enough For You?
MACEO&THE MACKS/Soul Power 74、EDDIE
BO/Hook and Sling、BILLY PAUL/Am I Black
Enough for You、MANDRILL/Fat City Strut、UPP/
Give It to You使いのファンキー・チューン。JBが歌い出しそうな感じだね。
18. Don't Call Me Nigger
ROY AYERS/Lonesome Cowboy、RUFUS THOMAS/Do
The Funky Penguin、SLY & THE FAMILY STONE/Don't
Call Me Niggerネタの3rdアルバムっぽい曲調のハーコー・チューン。アルバム内では少し異質かな。
19. Black Power
ROY AYERS/Brother Greenネタのファンキーなインタールード。
20. Godfather Of Funk
JAMES BROWN/Get Up, Get into It, Get Involved、Untitled
Instrumental、PARLIAMENT/Give Up The Funk、Sir
Nose D'voidoffunk使いのJB臭プンプンするファンキー・チューン。
1stも凄いが、トータルの完成度ではこれがNo.1.聴くべし。(2013/01/07) |
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THE 7A3
/Coolin' In Cali (1988)
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L.A.をベースにしたグループTHE 7A3が88年にリリースしたデビュー・アルバム。(この後のアルバム・リリースはないけどね…) メンバーには現CYPRESS
HILLのDJ MUGGSとラッパーのBOULDIN兄弟の3名。このアルバム以前には『7A3
Will Rock You』等のシングルのリリース(国内盤オムニバス『LAラップ』に収録)もあって地元では割と人気のあったグループだったみたいです。某ガイド本で糞ライターにダサいって酷評されていたけど、いったい何を聴いているの!?って笑っちゃったね。生ドラム、ギター、ベースをうまく取り入れたトラックは時代を先取りしていたと思うけどね。
1.Coolin' In Cali
SLY&THE FAMILY STONE/Stand、KOOL&THE
GANG/Hollywood Swingin'等の大ネタ使いの攻撃的な曲。でも今聴くとビートは結構ダサダサかな。プロデュースは、HANK
SHOCKLEE、KEITH SHOCKLEE、ERIC SADLERのBOMB
SQUAD。
2.That's How We're Livin'
当時、結構HIPHOPのトラックでドラムを叩いていたANDY"FUNKY
DRUMMER" KRAVITZによるイカしたドラムにDR.JOHN/Right
Place, Wrong Timeネタを合わせた不穏な雰囲気のトラックがヤバい!
3.Everybody Get Loose
アソシエイト・プロデュースにSCHOOLLY-D!まんまSCHOOLLY-Dトラックといえるトラックが最高!ビートだけどもっていかれるね。ネタはCOMMODORES/Slippery
When Wet。
4.A Man's Gotta Do What a Man's Gotta Do
面白くない。
5.Freestyle '88
生楽器だけのトラック。割と普通かな。
6.Express The Mind
JAZZY JAYとWON-Dがビーツを提供したネタてんこ盛りなファンキー・チューン!
7.Hit 'em Again
DADDY-OとDBCのSTETクルー製作でNITE-LITERS/Afro
Strutネタのファンキーな佳曲。
8.Drums Of Steel
WAR/Cisco Kidネタのアルバム中ラテン色が特にでた曲。シングル・カットされていたけど、何でこれにしたのかな?
もっとカッコイイ曲あるのにね。
9.Goes Like Dis
DJ CASH MONEYが制作に関わったBRENTFORD ALL
STARS/Greedy G、LYN COLLINS/Think使いのファンキー・チューン!
10.1/2 Bouldin', The Other 1/2 ince
面白くない
11.Groovin'
面白くない
12.Lucifer
HIPHOP国歌Apacheを基にしたビートにBAR-KAYS/Son
Of Shaftを合わせた鬼ファンキーなクラシック!最高っすね、マジで!(3:30過ぎに別の曲に切り替わる。この曲はつまらん。)
このアルバムのリリース後、MUGGSはCYPRESS
HILLを組むため、解散したと思うけど、個人的にはCYPRESS
HILLは別に好きじゃないんで、このグループを続けて欲しかったな。残念。(2011/02/23) |
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SNOOP DOGGY DOGG
/Doggystyle (1993)
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祝リリース30周年ってことで、ヒップホップ界の重鎮SNOOP
DOGGが1993年にDeath Row Recordsからリリースした記念すべきデビュー・アルバムを紹介。プロデュースは、もちろんDR.
DRE!もう今さら細かい説明は不要ですが、SNOOPの登場は当時、かなりの衝撃でしたね〜
DR. DREの傑作『The Chronic』に参加してたSNOOPのソロアルバムってことで、期待値はマックス!その期待を裏切らない内容となってます。
(カットされた12インチ・シングルも全部買ったしね。)
まあ、リリックの内容は(住む世界が違うから)共感できないけど、そのサウンドは、いわゆるG-FUNKの完成形なんじゃないかな。このアルバム、リリース直後、権利の関係でGz
Up, Hoes Downが削除されていますが、今回は1stプレス・バージョンで紹介します!
1. Bathtub
CURTIS MAYFIELD/Give Me Your Love (Love Song)をバックにお風呂でイチャつく寸劇のスキット。
2. G Funk Intro
FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep、PARLIAMENT/Aqua
Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop)をネタにした完全P-FUNKモードのトラック上で、豪傑女THE
LADY OF RAGEを中心にラップするG-FUNKの始まりを伝える真のイントロ。このサウンドだけでもノックアウト寸前だね、マジで!
3. Gin and Juice
GEORGE McCRAE/I Get Lifted、SLAVE/Watching
You使いの妖しげなG-FUNKサウンドには完全ノックアウト!SNOOPの飄々としたラップも最高だね!
4. W Balls
スキット
5. Tha Shiznit
BILLY JOEL/The Stranger、PARLIAMENT/Flash
Light、SONS OF CHAMPLIN/You Can Flyネタの危険な雰囲気たっぷりのG-FUNKを聴かせてくれる。決してメロウ一辺倒じゃないのがわかるね。
6. Untitled
スキット
7. Lodi Dodi
DOUG E. FRESH AND SLICK RICK/La Di Da Diのカバー。G-FUNKにアレンジして、スキヤキはNANCY
FLETCHERが歌う最高にドープな仕上がり!当たり前だけど、西のラッパーもNYのヒップホップを聴いて育ったんだなぁって改めて思ったな。
8. Murder Was the Case
DAT NIGGA DAZをフィーチャーしたデンジャラスな空気感満載な曲。
9. Serial Killa
OHIO PLAYRS/Funky Wormネタの鬼気迫るトラック上でTHE
D.O.C.、THA DOGG POUND、RBXとマイクを回すポッセ・カット!危険な香りプンプンだな。
10. Who Am I? (What's My Name?)
THE COUNTS/Pack of Lies、GEORGE CLINTON/Atomic
Dog、PARLIAMENT/Give Up the Funk (Tear the
Roof Off the Sucker)使いのP-FUNKを意識した鬼ファンクが最高な逸曲!ブリブリ・シンセも最高すぎるぜ!
11. For All My Niggaz & Bitches
THA DOGG POUNDとTHE LADY OF RAGE参加だけど、これはイマイチかな。
12. Ain't No Fun (If the Homies Can't Have
None)
ISAAC HAYES/A Few More Kisses、Lyn COLLINS/Think
(About It)を使ったスムーズ・メロウG-FUNKクラシック!これ最高に心地よいね〜
NATE DOGGとWARREN G.との213勢ぞろいに加えてKURUPTも参加!NATEの喉も冴えわたってるね〜
13. Untitled
インタールード
14. Doggy Dogg World
KOOL & THE GANG/Summer Madness、RICHARD
"Dimples" FIELDS/If It Ain't One
Thing...It's Another、GEORGE CLINTON/I Didn't
Come Rhythmネタのディープ・メロウ・トラックにTHA
DOGG POUNDのラップ、そして大ベテランTHE DRAMATICSが豪華にコーラスで参加したG-FUNKクラシック!
15. Untitled
インタールード
16. Gz and Hustlas
BERNARD WRIGHT/Haboglabotribin'使いのファンク・トラックにピーヒャラ・シンセが絡み、そしてNANCY
FLETCHERがコーラスで参加した佳曲。比較的、大ネタ使いだけど、地力があるから飽きさせないね。
17. Untitled
インタールード
18. Gz Up, Hoes Down
ISAAC HAYES/The Look of Love (Live at the
Sahara Tahoe)ネタの70年代ソウルの雰囲気漂うもの哀しげな佳曲。
権利の関係で2ndプレスからは省かれてるのは残念な限り。
19. Pump Pump
QUINCY JONES/Kitty With the Bent Frame使いの鬼気迫る攻撃的なトラックにLIL
MALIKをフィーチャー。
クレジットには「The Next Episode」があるけど、この曲、今まで収録されたことがない幻の曲なんだそうな。YouTubeで聴いたけど、あのDR.
DREの代表曲「The Next Episode」の原型でしたね。収録して欲しかったな。(2023/11/23) |
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SPARKY-D
/This is sparky-d's world(1988)
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オールドスクール・フィーメールMC"SPARKY-D"が88年にB-BOY
RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、仲間のSPYDER-DでCOプロデュースにDJ
DOC。甘茶ソウル百科事典に掲載されていた寂しげなコーラス入りのラブ・ラップA5.Changes(In
love)が有名だと思いますが、むしろ聴くべきはBOZ
SCAGGS/Low downネタのファンキーなB5.Throwdownと定番ブレイクJUICE/Catch
a beat使いのB6.Sparky's backでしょう!クラシックと言える曲でSPARKY-Dの貫禄たっぷりのラップもGOOD!また、DJのGRAND
CREATOR K-WIZのスクラッチを前面に出したA2.Grand
creator K‐Wiz、JACKSON 5/I want you backネタのB2.I
want you backもナイス。オールドスクール・フリークなら聴くべきアルバムです!(05/06/04) |
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SPECIAL REQUEST
/Salsa Smurph (1983) |
TOMMY BOY RECORDSから83年にリリースされたSPECIAL
REQUESTのシングル。プロデュースは、JOSE"ANIMAL"DIAZ。ビートはKRAFTWERK/Trans
Europe Expressと同じパターン。エレクトロ・クラシックだとは思うけど、このエレクトロにしては遅すぎるBPM、脱力感あふれるメロディ、ヴォコーダーの全てが異質だな〜。個人的には45回転にした方がしっくりくるかな。(2015/02/22) |
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STEADY B
/Let The Hustlers Play (1988)
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フィリー・ヒップホップのパイオニアSTEADY
Bが88年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、LAWRENCE
GOODMAN、KRS-1、DJ TAT MONEY等。そのドープなトラックとラップはかなり衝撃的だったなー。今聴いても身震いするくらいカッコイイ!
A1. Let The Hustlers Play
JAMES BROWN/Give It Up Or Turn It Loose、NATURAL
HIGH/Searchin’を使ったクラシック中のクラシック!イントロのベースラインとビートからノックアウト確実。JAMES
BROWNの声ネタのハメ具合も最高だね。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとCHUCK NICE。
A2. Certified Dope
AVERAGE WHITE BAND/Pick Up the Pieces使いのファンキーな佳曲。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとSTEADY B。
A3. The Undertaker
KRS-ONEプロデュース&参加だけど、ビートがイマイチなんだよな。
A4. I Got Cha
JOE TEX/I Gotcha使いのドープな一発!これもJOE
TEXの声ネタのハメ方が抜群!でも12インチ・バージョンが数倍カッコ良いけどな。プロデュースはLAWRENCE
GOODMAN。
A5. Turn It Loose
ちょい渋めのファンキー・ナンバー。プロデュースはKRS-ONE。
B1. Ya Know My Rucka
うーん、ビートのハネ具合がイマイチかな。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとCHUCK NICE。
B2. Serious
KRS-ONEプロデュース&参加でTHE TURTLES/I'm
Chief Kamanawanalea (We're the Royal Macadamia
Nuts)ネタの鬼ドープなクラシック!
B3. Do What You Wanna Do
HILLTOP HUSTLERS印のイントロのビートとスクラッチでノックアウト間違いなしの鬼ファンキー・チューン!ノリの良さもバッチリ!プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとCHUCK NICE。
B4. Who's Makin' Ya Dance
アルバム中最も異色な感じがするねこの感じは。あまり好きじゃないかな。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとCHUCK NICE。
B5. On The Real Tip
これといってインパクトはないかな。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとSTEADY B。
B6. Through Thick-N-Thin
これも特に印象はないかな。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとSTEADY B。
シングルのリミックスを収録したCDでの再発を望む!(2013/03/16) |
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STEADY B
/Serious (12')(1988) |
HILLTOP HUSTLERSの看板MCだったSTEADY Bの3rdアルバムからのファ-ストシングル。
A1. Serious (Ceereeus BDP Remix)
KRS-ONEプロデュース&参加でTHE TURTLES/I'm
Chief Kamanawanalea (We're the Royal Macadamia
Nuts)ネタの鬼ドープなクラシックのオリジナルにDR.JOHN/
Right Place, Wrong Timeを追加。リミックスはDJ
DOCとKRS-ONE。
A2. Serious (LP Mix)
やっぱオリジナルが一番かな。最高にドープ!
B1. I Got Cha (Philly Extended Remix)
JOE TEXの声ネタのイントロから続くドープなビート、オリジナルにはないファンキーなギターが最高にドープ!これアルバムに収録して欲しかったなー、マジで。
B2. I Got Cha (LP Mix)
JOE TEX/I Gotcha使いのオリジナル。これもドープなんだけどリミックスには及ばないな。
(2013/03/16) |
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STEADY B
/Let The Hustlers Play (12')(1988) |
HILLTOP HUSTLERSの看板MCだったSTEADY Bの3rdアルバムからのファ-ストシングル。
A1. Let The Hustlers Play (Extended Remix)
LPバージョンとあまり変わらないけど、元がカッコイイだけにカッコ良さも倍増されている気がするね。リミックスはLAWRENCE
GOODMAN。
B1. On The Real Tip
これといってインパクトはないかな。プロデュースはLAWRENCE
GOODMANとSTEADY B。
(2013/03/16) |
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STETSASONIC
/On Fire (1986)
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NYブルックスの伝説的はヒップホップ・グループSTETSASONICが1986年にTOMMY
BOY RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバムにボーナストラックを3曲収録した再発盤。すべてセルフ・プロデュース。THE
ROOTS以前にヒップホップ・バンドを名乗っていたことで知られ、生楽器を使ったロウな質感の曲が多いですね。このアルバムは高校生の頃、レンタル・レコーダー店で借りて聴いて、そのまま店の人に懇願して売ってもらった思い出深いものでもありますね〜
解散した後に紆余曲折を経て、一部のメンバーがWU-TANG
CLANを結成したのは有名な話。
1. 4 Ever My Beat
TROUBLE FUNK/Drop the Bomb、EASTSIDE CONNECTION/Frisco
Disco、PLEASURE/Let's Dance使いのヘビーなクラシック!勢いがあるね〜
2. My Rhyme
ミステリアスなトラックにBOB JAMES/Take Me
to the Mardi Grasを擦りまくったドープな一発!アルバムの中で一番好きな曲!
3. Just Say Stet
打ち込みドラム乱れ打ちにスパイ映画っぽいメロディ、JAMES
BROWN/Funky President (People It's Bad)、PLEASURE/Celebrate
the Good Things、HUGO MONTENEGRO/Moog Powerをスクラッチで合わせた佳曲。途中で挟まれるヒューマン・ビート・ボックスもナイス。
4. Faye
ヒューマン・ビート・ボックスにYELLOWMAN/I'm
Getting Married、SONNY JAMES/Endlesslyのフレーズを合わせた楽し気な曲。
5. 4 Ever My Mouth
ヒューマン・ビート・ボックスのインタールード。
6. Rock De La Stet
当時のロックなヒップホップ人気にあやかった一発。打ち込みドラムにハードなギター、暗くミステリアスな雰囲気が最高だね〜
7. Go Stetsa I
シンプルなドラムにTOM JONES/Looking Out My
Window、CUTMASTER D.C./Brooklyn's in the
House、THE MAGIS DISCO MACHINE/Scratchin'を組み合わせたストリート感たっぷりのクラシック!荒々しいスクラッチもイカすぜ!
8. On Fire
80年代特有の打ち込みドラムに定番BESIDE/Change
the Beat (Female Version)のスクラッチ乱れ咲きのシンプル極まりないトラックにラップ力でグイグイ聴かせるクラシック!
9. Bust That Groove
THE METERS/Handclapping SongをベースにTHE
WINSTONS/Amen, Brother、JUICE/Catch a Grooveの王道ブレイクビーツを合わせた鬼ファンキーな一発!
10. Paul's Groove
On Fireのトラック上でPRINCE PAULがラップするインタールード的な曲。悪くはないね。
11. 4 Ever My Beat [Beat Bongo Mix]
4 Ever My Beatのインストで、ボンゴをプラス。なんでラップを入れなかったんだろうね?もったいないな〜
12. Go Stetsa I [Remix]
Go Stetsa Iのリミックスというかロング・バージョンかな。トラックはほぼ同じ。
13. A.F.R.I.C.A. [Norman Cook Remix]
シングルオンリーの「A.F.R.I.C.A.」のNORMAN
COOKによるリミックス。THE METERS/Just Kissed
My Babyネタだけど、オリジナルの方が好みかな。なんでオリジナル収録しなかったんだろう…
(2022/09/10) |
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STETSASONIC
/In full gear(1988)
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THE ROOTSより前にHIPHOP BANDを名乗っていたNYのSTETSASONICが88年にTOMMY
BOY RECORDSからリリースした2ndアルバム。メンバーはDADDY
O、DELITE、DBC、FRUITKWAN、PRINCE PAUL、WISEの6人。(FRUITKWANとPRINCE
PAULは後のGRAVEDIGGAZ) 1stは当時酷評されていたのですが、この2ndは誰もが認めるクラシック!HIPHOPフリークにはROY
AYERS/Expansions (最高!)ネタのTalkin' All
That Jazzが有名ですね。JAZZ使いの曲でこれを超える曲はそうないはず。また甘茶フリークにはコーラスに甘茶グループFORCE
M.D.'SをフィーチャーしたFLOATERS/Float Onのカバーが有名で、このネタ使いの曲では、(思い入れも含めて)これを超える曲はないね。
1.In Full Gear
JOHNNY HAMMOND/Shifting Gears、COMMODORES/Assembly
Line、KOOL & THE GANG/Who's Gonna Take
The Weightの定番ネタ使いだけど、ビートがイマイチ。
2.DBC Let The Music Play
MACEO&THE MAX/Cross The Track使いのファンキーな一発。
3.Freedom Or Death
パーカッションのみのトラック上でラップするインタールード的な曲。
4.Float On
FLOATERS/Float Onをカバーした甘茶ラップの金字塔!FORCE
M.D.'Sのコーラスもバッチリ。
5.Stet Troop '88 !
ヒューマンビートボックスをフィーチャーした曲だけど、ビートが酷過ぎ…
ヒューマンビートボックスだけでよかったのに。
6.Pen And Paper
ドラムがドタバタし過ぎだな。
7.Music For The Stetfully Insane
FUNKADELIC/Atmosphereネタだけど、全然良くない。
8.We're The Band
JAMES BROWN/Funky Drummer使いのファンキー・チューン。
9.Rollin' Wit Rush
ファンキーなトラック上でスクラッチでメンバー紹介。こういう曲好きだね〜。
10.This Is It, Y'all(Go Stetsa II)
アーシーさも感じるファンキー・ナンバー。
11.Extensions
短いインタールード
12.Sally
ビートだけで満腹になれる鬼ファンキーなクラシック!DYKE&THE
BLAZERS/Let a woman be a woman,let a man
be a manネタ。
13.Talkin' All That Jazz
LONNIE LISTON SMITH/Expansionsを使ったジャジー・ヒップホップの完成系!各方面から評価されているのも頷けるね。
14.It's In My Song
SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple
Song使いのファンキー・チューン。
15.The Odad
レゲエ物だけど、アベレージかな。
16.Miami Bass
ISAAC HAYES/BreakthroughのビートにMOHAWKS/The
Champを合わせた鬼ファンキーな一発!タイトルどおりミックスにマイアミのLUKEとMR.MIXX(2LIVE
CREW)も参加しているところもミソ。
17.Showtime
HANK BALLARD/From The Love Sideネタのファンキー・ナンバー
駄曲もあるけど、聴いておくべき名盤に間違いなし。(2013/03/30) |
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STYLE
/In Tone We Trust (1990)
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TONY TONEとDJ MICK NICEのコンビSTYLEが90年にSELECT
RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、KING
SUN、TWIN HYPE等で名を上げたTHE HOLLYWOOD
IMPACT。THE HOLLYWOOD IMPACTが手掛けた骨太のトラックもさることながら、TONY
TONEの切れの良いラップがイカした快作!
A1.What A Brother Know
グラウンドビートを100倍重たくしたようなビートにKOOL&THE
GANG/Life Is What You Make Itネタを合わせたSTYLEのデビュー・シングル。とにかくビートが重くてカッコイイね。
A2.Hiphop Blues
たぶんネタ使いと思われるブルース臭溢れるトラックにTONY
TONEのリラックスしたラッピンがナイス。でも、このネタなんだろう?
A3.Set The Mood
ヒップハウス調のトラックなんで今聴くには辛いね。
A4.The Assassinator
イントロにKING SUNをフィーチャーしたミステリアスかつドープな逸曲!JACKSON
5/It's Great To Be Hereを使ってこの雰囲気は凄いね。
A5.Who Do You Love?
うーん、R&Bを狙ったかと思うけど、だめだねこりゃ…
B1.Release Your Body
JOHHNY HAMOND/Shifting Gear、SYL JOHNSON/Different
Strokes使いのファンキーな一発。
B2.Pray For Death
HERBIE HANCOCK/Watermelon Manネタのダーク・ナンバー。すげードープで好きだね。
B3.How You Livin'
JOHNNY HAMMOND/Shifting Gearネタのファンキーな佳曲。
B4.Victim To The Vinyl
MARVA WHITNEY/It's My ThingとJAMES BROWN/Funky
Drummer使いのハードエッジなナンバー。
B5.Loverboy
少し暗いけどR&Bテイストの好曲。A5.よりははるかに良いね。
CDは結構高値で取引されているみたいなんで、シングルのリミックスも収録して再発して欲しいですね。(2013/07/07) |
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STYLE
/What A Brother Know (12')(1990) |
TONY TONEとDJ MICK NICEのコンビSTYLEが90年にSELECT
RECORDSからリリースしたアルバム『In Tone
We Trust』からの先行シングル。プロデュースは、THE
HOLLYWOOD IMPACT。
収録曲は、「What A Brother Know」のみ。
グラウンドビートを100倍重たくしたようなビートにKOOL&THE
GANG/Life Is What You Make Itネタを合わせたヘビーなSTYLEのデナンバー。とにかくビートが重くてカッコイイね。
(2013/07/07) |
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STYLE
/The Assassinator (12')(1990) |
TONY TONEとDJ MICK NICEのコンビSTYLEが90年にSELECT
RECORDSからリリースしたアルバム『In Tone
We Trust』からの2ndシングル。プロデュースは、THE
HOLLYWOOD IMPACT。
A1. The Assassinator (Paralyzing Mix)
イントロにKING SUNをフィーチャーしたミステリアスかつドープな逸曲!JACKSON
5/It's Great To Be Hereを使ってこの雰囲気は凄いね。LP収録バージョン。
B1. The Assassinator (Killer Mix)
オリジナルより軽くなったけど、疾走感があって十分ファンキー。
(2013/07/07) |

シングルジャケ表

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THE SUGARHILL GANG
/Same (1980)
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ヒップホップの歴史を語る上で欠かすことの出来ないグループTHE
SUGARHILL GANGが80年にリリースしたデビュー・アルバムにボーナスをプラスした30周年記念盤。プロデュースは、レーベル・オーナーのSYLVIA
ROBINSON等。ブレイクダンスがブームになっていた83、84年頃、貸レコード店で「ラップの本命盤」ってことで宣伝されていたこのレコードを借りて聴いたのが最初の出会いで、RUN
D.M.C./Hard Times、AFRIKA BAMBAATAA/Planet
Rock、EGYPTIAN LOVER/Egypt,Egyptなんかのエレクトロっぽいものを期待して聴いたんだけど、いきなり歌物のラブソングみたいな曲が1曲目だったんでかなりずっこけた思い出があるな。
1.Here I Am
ドリーミーでメロウなR&Bだけど、ファットなビーツがカッコイイね。
2.Rappers Reprise(Jam-Jam)
レーベルメイトのTHE SEQUENCEをフィーチャー。P-FUNKっぽいファンク・トラックがナイス。
3.Bad News(Don't Bother Me)
ラブリー&メロウなR&B。歌は下手だけど雰囲気出てて好きだな。
4.Sugar Hill Groove
軽めのイントロから重たく変化するファンク・トラックが最高!Catch
a Grooveに似た部分が効いてるよね。
5.Passion Play
メロウなR&B。味があるね。
6.Rappers' Delight(Single Version)
CHIC/Good Timesを使ったエバーグリーンなクラシック!今のヒップホップがあるのも、全てはここから始まったといっても言い過ぎではないはず。
7.On The Money
パーティ・ファンク!歌じゃなくラップだったらもっと最高だったのに。
8.Be a Winner
コズミック・なファンク・ナンバー。
9.I Like What You're Doing
ドナ・サマーなんかのミュンヘン・ディスコっぽいな。これは厳しい。
10..Rappers' Delight(Long Version)
6.のロング・バージョン。この7'シングルも持っていて、それに歌詞がびっしり書かれていたのを思い出した。
ヒップホップ界では、他人のスタイルを盗んだやつらみたいな言われ方をするけど、彼らの功績は誰よりも大きいと思う。もっと正当な評価をして欲しいですね。(2013/12/21)
シングルジャケ裏
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SUPER LOVER CEE & CASANOVA RUD
/Girls I Got 'Em Locked (1988)
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NYのイケメン・デュオSUPER LOVER CEE &
CASANOVA RUDが88年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、SUPER
LOVER CEE & CASANOVA RUDと1曲のみ、あの伝説のプロデューサーPAUL
C!Do The James...やSuper-Casanovaのクラシック満載のアルバムで、当時リリースされた12インチも全部買い漁ったな〜。
1. I'm Back
JAMES BROWN/Funky Drummer使いのファンキーな佳曲。
2. Girls Act Stupid-aly
COMMODORES/The Assembly Lineネタが効いたファンキー・ナンバー。
3. All You MC's
ISAAC HAYES/Hyperbolicsyllabicsesquedalymistic使いがイカしてるぜ。
4. Gets No Deeper
BAD BASCOMB/Black Grass使いと思われる、ファニーな佳曲。
5. Pump It Back
BPMが超早くて苦手だな…
6. Girls I Got 'Em Locked
JOE TEX/Papa Was Too、I Gotcha、THE O’JAYS/When
the World's at Peaceネタのファンキー・チューン。
7. I Gotta Good Thing
PAUL CがプロデュースしたJAMES BROWN/Blues
and Pants、Stone to the Bone、THE KAY-GEES/Who's
the Man? (With the Master Plan) 使いの鬼ファンキーな一発!ドラムがカッコ良すぎだぜ。
8. Come And Get Some
後にTIM DOG/Set To Meも使ったESG/UFO使いのドープ・ビート使いのファットなクラシック!
9. Super-Casanova
JOE TEX/You Said a Bad Word、CAPTAIN SKY/Super
Sporm、LEVERT/Casanovaネタの鬼ドープなクラシック!フックのCAPTAIN
SKYとLEVERT、そして叫び声のトランスフォーマー・スクラッチの組み合わせの見事さには脱帽!
10. Do The James...
11. THE HONEY DRIPPERS/Impeach the Presidentのビートを一躍有名にした鬼ドープなクラシック!JAMES
BROWN/Funky Drummerのさり気なく組み入れているのもニクイぜ。
マスターから掘り起こして12インチ・オンリーの曲を収録したブートレッグのCDもあるみたいなんで、ぜひ再発して欲しいね。(2012/06/02) |
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SUPER LOVER CEE & CASANOVA RUD
/Do the james...(12)(1987) |
NYのイケメン・デュオSUPER LOVER CEE &
CASANOVA RUDのデビューシングル。タイトルのとおりJAMES
BROWNをサンプリングしてます。この曲のヒットでJBをネタにした曲がたくさん出てましたねその当時は。この曲のほかにも何曲かクラシックをもつ彼らの1stアルバムは要チェックです! |
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SUPER LOVER CEE & CASANOVA RUD
/I Gotta Good Thing (12)(1988) |
NYのイケメン・デュオSUPER LOVER CEE &
CASANOVA RUDが88年にリリースしたデビュー・アルバム『Girls
I Got 'Em Locked』からの12インチ・シングル。
A1.I Gotta Good Thing (Remix)
PAUL Cによるリミックスで、オリジナルよりアップテンポにし、パーカッションをプラスしたリズムにノックアウト間違いなしのクラシック!リミックスとはこうあるべきお手本って感じかな。
A2. Gets No Deeper (Remix)
SUPER LOVER CEE & CASANOVA RUD
によるリミックス。SLY
& THE FAMILY STONE/Love Cityの一部分を使った”お見事”なリミックスで、BPMもかなりアップされていて、リミックスというより別曲って感じもするね。最初ラジオで聴いた時はぶったまげたな、マジで。(2012/06/02) |
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SUPER 3
/Philosophy Rappin' Spree (1980) |
SUPER 3が80年にDELMAR INTERNATIONAL RECORDS
INC.からリリースしたシングル。正体不明のグループだけど、ほぼワン・ループのオールドスクール・トラックに達者なマイク・リレーを聴かせてくれますね。コレクターから高い評価を受けるのも分かりますね。(2015/05/18) |
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SUPREME NYBORN
/Style(1991)
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老舗レーベルNEXT PLATEAU RECORDSから91年にリリースされたSUPREME
NYBORN唯一のアルバム。伊達男ぶったジャケとは裏腹に高水準なトラック満載でかなり聴かせてくれます。CYMANDE/Braを初め大ネタてんこ盛りのファンキー・チューン2.What
If I Was Serious?、Don't look any furtherっぽいベースラインが効いた5.I
Love Them All、エロい喘ぎ声をループしたトラックにフックでのサックスのループも鬼渋い7.Freak
the sax、グラウンド・ビーツっぽいメロウ・グルーヴ9.Can
you handle it?、定番MOHAWKS/The champ使いの10.Born
Don't Play That、LYN COLLINS/Thinkネタの11.The
Uno、ISAAC HAYSE/Joy使いの12.Put Me Down等ミドル・スクール好きならノックアウト必至の好曲揃い!オススメの一枚です!(05/10/22) |
| T |
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3RD BASS
/The Cactus Album (1989)
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MC SEARCHとPRIME MINISTER PETE NICEの白人MCとDJ
RICHIE RICHのトリオ3RD BASSが89年にDEF
JAM
RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、PETE
NICE、MC SERCH、SAM SEVER、PRINCE PAUL、THE
BOMB SQUAD。かなりの完成度を誇るアルバムで、リリース当時、これが白人によるヒップホップとは到底信じられなかった記憶がありますね。
1. Stymie's Theme
イントロ
2. Sons Of 3rd Bass
BLOOD, SWEAT & TEARS/Spinning Wheelネタの勢いのあるファンキー・チューン。
3. Russell Rush
インタールード
4. The Gas Face
PRINCE PAULによるTHE EMOTIONS/I Like It、ARETHA
FRANKLIN/Think、FATBOYS/Beat Box Is Rockin’使いのハイセンスなファンキー・シット
! デビュー前のKMDのZEV LOVE Xも参加しているところもミソ。
5. Monte Hall
GROVER WASHINGTON, Jr./Black Frost、JIM MORRISON
AND THE DOORS/Latino Chrome、HUGH MASEKELA/Stopとジャズネタを多用した渋い佳曲。
6. Oval Office
BOMB SQUADが手掛けたSIR JOE QUARTERMAN &
FREE SOULI(I Got) So Much Trouble In My Mind、I'm
Gonna Get You、BOBBY BYRD/Hot Pants-I'm Coming,
Im Coming, I'm Coming
ネタの血圧アップなファンキー・チューン !
カッコ良すぎ !
7. Hoods
インタールード
8. Soul In The Hole
STANLEY TURRENTINE/Sister Sanctified、INCREDIBLE
BONGO BAND/Bongo Rock '73、20TH CENTURY STEEL
BAND/Heaven And Hell Is On Earth、UNCLE LOUIE/I
Like Funky Music、STEVE MILLER BAND/Take
The Money And Run使いのダークなドープ・ナンバー
!
9. Triple Stage Darkness
B.T. EXPRESS/This House Is Smokin'、ESG/UFOネタの鬼ドープなトラックにRAKIMの声ネタがばっちりハマってるね
!
10. M.C. Disagree
インタールード
11. Wordz Of Wisdom
THE WINSTONS/Amen, Brother、GARY WRIGHT/Love
Is Alive、Dream Weaver、STEELY DAN/Everyone's
Gone To The Movies使いの鬼ドープなクラシック
! GARY WRIGHTネタとLL COOL Jの声ネタが最高だね~。
12. Product Of Environment
EBONY RHYTHM FUNK CAMPAIGN/Get Off Me、E.U./Knock
Him Out Sugar Ray、FAT LARRY'S BAND/Down
On The Avenueネタのねちっこいファンキー・チューン
! これもセンスいいね〜。
13. Desert Boots
インタールード
14. The Cactus
THE DOORS/Peace Frog使い。イマイチかな。
15. Jim Backus
インタールード
16. Flippin' Of The Wall Like Lucy Ball
インタールード的な曲。
17. Brooklyn-Queens
EMOTIONS/Best Of My Love、EBONY RHYTHM FUNK
CAMPAIGN/Get It Onネタのクラシック ! 永遠のダンクラ「Best
Of My Love」使いだけでも満足なのに、とぼけた味付けもトッピングしていて最高ですな。
18. Steppin' To The A.M.
BOMB SQUAD制作のKOOL & THE GANG/Mother
Earth、PINK FLOYD/Time、JAMES BROWN/Stone
To The Bone、GARY WRIGHT/Can't Find The Judge、
BANBARRA/Shack Up、THE TIME/Wild And Loose、SPOONIE
GEE/Spoonin' Rap、B.T. EXPRESS/Do You Like
Itネタのクラシック ! これがデビュー・シングルで、初めて聴いた時には、そのカッコ良さにノッ
クアウトされ、これが白人と聞いた時には再度ノックアウトされたね。BEASTIE
BOYS、PUBLIC ENEMY、BIG DADDY KANEの声ネタの繋ぎも技ありだね。
19. Episode #3
インタールード
20. Who's The Third
PLEASURE/Bouncy Lady使いのアウトロ。曲としてもなかなかカッコイイ。
21. Wordz Of Wisdom (Remix)
COMMODORES/The Assembly Lineネタで、オリジナルとは違う雰囲気で、これもイカすね。でもオリジナルには及ばないかな。
(2018/09/22) |
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THREE TIMES DOPE
/Original stylin'(1989)
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Philly is back!『HILLTOP HUSTLERS』に所属するE.S.T.、CHUCK
NICE、D.J.WOODY WOODの渋いトリオ"THREE
TIMES DOPE aka 3-D"が89年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースは『HILLTOP
HUSTLERS』の親分"LAWRENCE GOODMAN(LG)"。この時期のLGの作るトラックはマジでドープ!このアルバムにもかなりハマリましたね〜。ほとんど捨て曲無しで、特にメロウ・ネタの定番DELAGATION/Oh
honey使いのFunky dividends(このネタ使いは3-Dが最初かも?)、MARVINE
GAYEネタのソウルフルなトラックにポジティブなリリックが光るIncrease
the peace/What's going on、DYKE&THE
BLAZERS/Let
a woman be a woman,let a man be a manのドープなブレイクにJAMES
BROWNの声ネタをスクラッチした鬼ファンキーなFrom
da giddy up、当時主流だったBPB早めのファンキー・シットOnce
more you hear the dope stuffは永遠のマイ・クラシック!From
da giddy upとOnce more you hear the
dope
stuffは兄貴分のSTEADY Bも共同プロデュース。フィリーのレベルの高さを再認識させられる一枚。必聴!(04/04/17) |
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T LA ROCK
/It's Yours (1984) |
レジェンドT LA ROCKが84年にPARTY TIME RECORDS/DEF
JAMからリリースしたシングル。プロデュースは、RICK
RUBIN、ターンテーブルは、JAZZY JAY。打ち込みビートにガヤ、JAZZY
JAYのイナたいスクラッチが最高なクラシック!(2015/03/09) |
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T LA ROCK
/Lyrical King (1987)
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ブロンクスのレジェンドMC ”T LA ROCK”が1987年にFRESH
RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、T
LA ROCK、DJ LOUIE LU、MANTRONIK。DJ担当はDJ
LOUIE LU、随所に飛び出すヒューマン・ビート・ボックスは若かりし頃のGREG
NICE!
A1. Lyrical King (From The Boogie Down Bronx)
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。TR-808の打ち込みドラムにTHE
HEADHUNTERS/God Make Me FunkyのビートのスクラッチとJAMES
BROWN/Give It Up or Turnit a Loose (Remix)のJBのシャウトをミックスした荒々しいトラック上で「俺こそがブロンクスの王様」と雄叫びをあげるクラシック!
A2. Back To Burn
MANTRONIKプロデュースで、エディットはCHAP
NUNEZ。MANTRONIKとCHAP NUNEZらしいエディットを駆使したエレクトロなトラックにGRACE
JONES/Operattack、PLEASURE/Celebrate the
Good Things、BRASS CONSTRUCTION/Movin'を効果音としてトッピング。このハイパー感、今聴くと刺激的だね〜
A3. Tudy Fruity Judy
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。GREG
NICEのヒューマン・ビート・ボックスをバックにスクラッチでアクセントをつけたファンキー・チューン。
A4. Having Fun
T LA ROCKがAL PACHINO、GREG NICEが日本人に扮した寸劇から、GREGがヒューマン・ビート・ボックスを始め、次曲に繋げる。
A5. Three Minutes Of Beat Box
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。GREG
NICEがヒューマン・ビート・ボックスで、THE
WHOLE DARN FAMILY/Seven Minutes of Funk、DYKE
& THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman - Let
a Man Be a Manなどの様々なビートを披露するご機嫌なナンバー。改めてGREG
NICEってヒューマン・ビート・ボックスが上手だなって思う。
A6. Bust These Lyrics
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。打ち込みのハードなビートに攻撃的なリリックを放つハーコー・シット!
B1. This Beat Kicks
T LA ROCK、DJ LOUIE LU、MANTRONIKプロデュース。JUICE/Catch
a Groove、THE MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'、JOHN
DAVIS AND THE MONSTER ORCHESTRA/I Can't Stop使いのヘビーかつファンキーな一発!
B2. Big Beat In London
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。MALCOLM
MCLAREN/World's Famousの独特のビート部分を惜しげもなく使ったヘビー・チューン。
B3. It's Time To Chill
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。THE SOUL
SEARCHERS/Funk to the Folksネタでファンキーなんだけど、ドラムの音色がこれだけ硬いね。そこがちょっと不満かな。
B4. Live Drummin' With The Country Boy
T LA ROCKとDJ LOUIE LUプロデュース。生ドラムをバックにラップって感じだけど、9分は長すぎだな。演奏もあまり良くないし。これ収録するくらいならクラシックの「It's
Yours」、「Breakdown」、「Breaking Bells」、「Bass
Machine」を入れて欲しかった!
(2024/09/14) |
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T LA ROCK
/Flow With The New Style (1988) |
ブロンクスのレジェンドMC ”T LA ROCK”が1988年にFRESH
RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、ハウス/テクノ界からの刺客TODD
TERRY!
A1. Flow With The New Style (Vocal Mix)
SPOONIE GEE AND THE TREACHEROUS THREE/Love
Rapをエレクトロ化したビートにNEWCLEUS/Auto
Man、THE ARMADA ORCHESTRA/For the Love of
Moneyを組み合わせたMANTRONIXのお株を奪うドープなエレクトロ・ヒップホップにノックアウト!TODD
TERRYらしさ爆発。もちろん、T LA ROCKのオールドスクール・ライミンもカッコ良すぎ!1989年リリースのアルバム『On
A Warpath』に収録されてます。
A2. Flow With The New Style (Dub Mix)
サイレン鳴り響くイントロからオリジナルのトラックにエレクトロ度数アップしたシンセもぶち込んだトラックが最高過ぎるエレクトロ・ヒップホップ・クラシック!FRESH
RECORDSのダブの中では一番好きだな。
B1. You Got The Time (Vocal Mix)
打ち込みビートに定番KID DYNAMITE/Uphill Peace
of Mindを合わせたドープ・チューン!これもカッコいいね〜 『On
A Warpath』には未収録。
(2025/10/12) |
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TONE LOC
/Loc'Ed After Dark (1989)
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LAのOGラッパーTONE-LOCが89年にDELICIOUS VINYLからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、MATT
DIKE、MICHAEL ROSS、THE DUST BROTHERS。DONALD
BYRDを模した渋すぎるジャケットもセンスを感じるよね。最初に『On
Fire B/W I Got It Goin' On』の12'シングルを聴いて、その一度聴いたら忘れない低音塩辛ボイスのラップに魅了されていて、大学受験で東京に行った際に渋谷のWAVEでLPを買った思い出がありますね。巷の評価では『Wild
Thing』や『Funky Cold Medina』だけのただのポップ・ラッパーで一発屋って感じなんだけど、アルバムちゃんと聴いてんの?って言いたいね。この2曲がミーハーなだけで、残りは十分ドープなんだけどな。(ABOVE
THE LAWのアルバムにもゲスト参加していたことでも、きちんとリスペクトされているのが分かるよね。)
1.On Fire(Remix)
RUFUS&CHAKA KHAN/You got the loveネタのファンキーなクラシック!12'インチで聴き狂ったよ、ほんと。カッコ良すぎるぜTONE-LOC!
2.Wild Thing
VAN HALEN/Jamie's Cryin'ネタの大ヒット曲。ちょっとやり過ぎた感もあるかな。当時は聴けたけど、今は厳しいね。
3.Loc'ed After Dark
EDWIN STARR/Easin' Inネタの渋くてファンキーな一発。こういう感じ大好きだな。
4.I Got It Goin' On
TOM BROWNE/Funkin' For Jamaicaネタがナイス!『On
Fire』12'シングルにカップリングで収録されていて、これもまた聴き狂ったな。
5.Cutting Rhythms
BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just A Little
More, Baby使いの渋い好曲。後半にGARY WRIGHT/Love
Is Alive使っているのもニクい。このネタ使われると弱いなー。
6.Funky Cold Medina
これも『Wild Thing』と同路線で、ROLLING STONES/Honky
Tonk Woman等ロック・ネタで大ヒットしたね。これも当時は聴けたけど、今は…って感じ。
7.Next Episode
SLAVE/Slideを前半と後半に使ったファンキーな曲。どうせならSLAVEだけでいっても良かったのでは?
8.Cheeba Cheeba
COMMODORES/I'm Ready、STEVIE WONDER/Maybe
Your Babyネタに生ギター、ベースをトッピングしたファンキー・トラックに女性コーラスをフィーチャーした大好きな一発!
9.Don't Get Close
パンチ不足かな。
10.Loc'in On The Shaw
チープなドラムマシンにKOOL&THE GANG/North,east,south,westを合わせた不穏な雰囲気たっぷりのインスト曲。どうせならラップを入れて欲しかったな。
11.The Homies
BIG DADDY KANE/Log Live The Kaneと同じMETERS/Hey,
Last Minuteネタをループしたトラックでフリースタイルっぽくラップ。まずまずかな。
一般的な評価に惑わされることなくきちんと聴いて欲しいアルバムだね。(2011/06/25) |
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TONY D.
/Droppin' funky verses(1991)
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ニュージャージー州トレントンの白人プロデューサー兼MCのTONY
D.が91年にリリースしたソロ・アルバム。POOR
RIGHTEOUS TEACHERS、YZ.G-ROCK(後にYZに改名)、TOO
KOOL POSSE、MINISTERS OF BLACK、BLVD.MOSSE等数々のクラシックをプロデュースしたにもかかわらず、彼ほど過小評価された男はいるだろうか?このアルバムもリリース当時メディアから無視されてましたね… シングルカットされたHOT
CHOCOLATEネタの1.Check the elevationよりもむしろそのB面に収録のSADE/Siempre
Hay Esperanzaネタの重たいベースラインが印象的なドープ・トラックにRAKIMの声ネタもイカす4.E.F.F.E.C.T.や疾走感溢れるトラックにフックでの女性コーラスとCHUCK
Dの声ネタもばっちりハマった8.Listen to me
brotherをぜひ聴いてもらいたい!ほんとカッコイイです。他にはグラウンド・ビーツ系のドラムにKRS-1の声ネタも絡めたゆったり系グルーヴのタイトル曲7.、BARRY
WHITEネタの哀愁系10.Keep on doin' what you're
doin'、アップテンポなクール・ナンバー11.I
know who I amもGOOD!ミドル・スクール好きならぜひとも聴いて欲しいアルバムの一つです!(05/02/12) |
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TOO KOOL POSSE
/Give 'Em A Sample (1988) |
ニュージャージーのMC MARQUISとDJ KAYのコンビTOO
KOOL POSSEが1988年にPROFILE RECORDSからリリースした唯一のシングル。プロデュースは、ニュージャージーの巨人TONY
D.!アルバムがリリースされなかったのが最高に悔やまれるグループの一つ。
A1. Give 'Em A Sample
MIAMI/Chicken Yellowネタの鬼ファンキーなトラックに高めの声の歯切れの良いラップがナイスなオールドスクール・クラシック!
A2. Do You Wanna Get Hype
TONY D.らしいドラムにKOOL & THE GANG/Funky
Manを合わせたハーコーな一発!これまた最高だな〜!
(2025/10/12) |
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TRUE MATHEMATICS
/Greatest hits(1988) |
88年にSELECT RECORDSからリリースされたTRUE
MATHEMATICSのデビュー・アルバム。タイトルは『Greatest
hits』なんですが、実際はこれがデビューです。プロデュースは、HANK
SHOCKLEE、CARL RYDER、ERIC SADLERの本家BOMB
SQUAD、スクラッチにKINGS OF PRESSUREのJOHNNY"JUICE"ROSADO。詳しいことは全く不明の謎のMCですが、軽快な語り口が魅力的ですね。当時小ヒットしたA1.For
the moneyをはじめ定番ブレイクJUICE/Catch
a beatとKC&THE SUNSHINE BAND/That's the
wayを合わせたA2.K.A.O.S.S.(Greeks in effect
Pt.2)、暗めのトラックにフックでのGO-GOビート、メロウ・キーボードがイカすA3.After
dark、Funky drummerにSHALAMAR/For the lover
in youのコーラスをピッチアップして使ったA4.For
the lover in you、メロウ度は低いが澄んだキーボードが耳を惹くラブ・ラップB2.Be
my girl、ULTRAMAGNETIC MC'SのCED GEEを彷彿させるドープなB4.Greeks
in the house等聴きどころ満載!オールド好きならぜひ聴いてもらいたいアルバムの一つです!(05/10/15) |
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T-SKI VALLEY
/Catch the Beat (1981) |
NYはブロンクスのMC"T-SKI VALLEY"が81年にGRAND
GROOVE RECORDS からリリースしたシングル。TAANA
GARDNER/Heartbeat使いのパーティ・ラップ・クラシック!ネタとしても使われる基本中の基本ですね。(2015/07/08) |
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TUFF CREW
/Back to the wreck shop(1989)
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フィラデルフィア出身のラッパー、DJは何名もいるが、こいつらのことを忘れてはいないか?ICE
DOG、 L.A. KID、 TONE LOVE、MONTY G、DJ
TOO
TUFFの男汁溢れる5人組"TUFF CREW"。デビューは86年で現在までに(多分)4枚アルバムをリリースしているが、全く日本のメディアに取り上げられなかった悲しき男達…
どのアルバムもストリート直結のハードコアHIPHOPだが、その中でもこの89年にリリースされた3rdは彼等の最高傑作に相応しい素晴らしい内容!RUN
D.M.C./Sucker M.C.を使ったイントロから耳を惹きつけられ、続く鬼ファンキーなShow
'em hellでノックアウト!SPOONIE GEE/Love
rapネタのMountain's worldやJBネタのGot
to
be funky、超ドープなDown with the program、KOOL&THE
GANG/Jungle boogie使いのWreck shopも最高の一言!とにかくオールド〜ミドル好きには絶対に聴いてもらいたいアルバムの一つ。必聴!!!(04/03/27) |
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2 PAC
/Strictly 4 My N.I.G.G.A.Z... (1993)
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2 PACが93年にリリースした2nd アルバム。2
PACのアルバムの中で、どれが1番好きかと言われたら、迷わずこのアルバムと答えるでしょう。ほとんどのファンは完璧に西仕様となった3rdと4thをあげると思うけど、個人的にはこの頃のバランスがベスト。
1. Holler If Ya Hear Me
STRETCHプロデュースでGEORGE CLINTON/Atomic
Dog、PEOPLE'S CHOICE/Do It Anyway You Wanna、FUNKADELIC/Get
Off Your Ass And Jamネタのドライブ溢れるファンク・ナンバー!勢いがあるね。
2. Pac's Theme
少しノイジーなインタールード。
3. Point The Finga
BIG D THE IMPOSSIBLEプロデュースでPARLIAMENT/Bop
Gun、KOOL & THE GANG/N.T、MONK HIGGINS/One
Man Band使いのトラックにSALT-N-PEPAの声ネタもばっちりハマったハーコーな一発!カッコ良すぎ!
4. Something 2 Die 4
寂しげなインタールード。
5. Last Wordz
BOBCATとJAM MASTER JAY制作でBAR-KAYS/Holy
Ghost、LOWELL FULSON/Tramp、PARLIAMENT/Flash
Light、THE J.B.'S/The Grunt、EMOTIONS/Blind
Alley、FUNKADELIC/Good Old Musicネタの鬼ドープなトラックにICE
CUBEとICE-Tをフィーチャーしたハイテンションな一発!
6. Souljah's Revenge
BOBCATプロデュースでSLY & THE FAMILY
STONE/Sing A Simple Song、JAMES BROWN/The
Payback使いの重苦しい曲。こういうの結構好き。
7. Peep Game
BOBCAT制作でSYL JOHNSON/Different Strokes、THE
FIVE STAIRSTEPS/Don't Change Your Love、SLY
& THE FAMILY STONE/Sing A Simple Song、ESG/UFO、LYN
COLLINS/Think等ネタのファンク・チューン。
8. Strugglin'
LIVE SQUAD が制作&ゲスト参加したTHE SOUL
SEARCHERS/Ashley's Roachclip使いのフ ァンキー・ナンバー。まずまずか。
9. Guess Who's Back
SPECIAL EDプロデュースでTOM JONES/Looking
Out My Window、QUINCY JONES/Ironside ネタの癖のある佳曲。少しCYPRESS
HILLっぽいかな。
10. Representin' 93
JOE PUBLIC/This One's For You使いの郷愁感漂うメロウ・ナンバー。
11. Keep Ya Head Up
DJ DARYL制作でZAPP/Be Alrightネタのメロウ・クラシック!THE
FIVE STAIRSTEPS/O-0-h Child使いのコーラスもナイス。
12. Strictly 4 My NII.G.G.A.Z.
LAY LAWプロデュースでESG/UFO、FUNKADELIC/Good
Old Music、JIMI HENDRIX EXPERIENCE/Are You
Experienced ?ネタの怪しげな佳曲。こういう雰囲気、結構好きだね。
13. The Streetz R Deathrow
STRETCH制作でMELVIN BLISS/Synthetic Substitution、BARRY
WHITE/You're The One I Need使いの夕暮れモードの郷愁ナンバー。これも好きだね〜。
14. I Get Around
THE D-FLOW PRODUCTION SQUADプロデュースでZAPP/Computer
Love、THE HONEY DRIPPERS/Impeach The PresidentネタのDIGITAL
UNDERGROUNDマナーのメロウ・トラックに SHOCK
GとMONEY-Bをフィーチャー。
15. Papa'z Song
BIG D THE IMPOSSIBLEプロデュースでLITTLE
FEAT/Fool Yourself、CRUSADERS/Soul Shadow使いの哀愁トラックにWYCKEDとPOPPIをフィーチャー。ドラムがイマイチなのが惜しい。
16. 5 Deadly Venomz
STRETCH制作でJOE SIMON/The Chokin'
Kindネタの勢いがあるトラックにTREACH、LIVE
SQUAD、APACHEをフィーチャー。
2 PAC好き以外でも聴いておくべきアルバムでしょう!(2018/08/25) |
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U.G.K.
/Too Hard To Swallow (1992)
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テキサスというかHIPHOP界の重鎮UGK(UNDERGROUND
KINGZ)が92年にJIVEからリリースしたメジャー・デビュー・アルバム。プロデュースは、PIMP
C、BUN B.、BERNIE BISMARK、SHETORO HENDERSON。少々チープなところを差し引いても重要なクラシックには間違いなし。
1. Something Good (Extended Version)
THE ISLEY BROTHERS /Summer BreezeネタのトラックにフックはRUFUS
AND CHAKA KHAN/Tell Me Something Goodをぶっ込んだクラシック!
2. Use Me Up
BILL WITHERS/Use Meまんま使いのファンキー・チューン。
3. Pocket Full Of Stones
EUGENE McDANIELS、LL COOL J/Going Back To
Cali、MELLOW MAN ACE/Gettin’ Funky In The
Joint使いの軽めのナンバー。
4. Short Texas
LAW/Another Executionと同じネタLYN COLLINS/Do
Your Thingをベースにしたアーシーな一発。
5. Cocaine In The Back Of The Ride
CURTIS MAYFIELD/Freddie's Dead、BOB MARLEY/Them
Belly Full (But We Hungry)、JAMES BROWN/Funky
Drummer使いのファンキー・チューン。
6. It's Too Hard To Swallow
生楽器を使ったローテンポな曲だけど、つまらないかな。
7. Cramping My Style
THE ISLEY BROTHERS/Between the sheets使いのトラックにビアッチMCのINFINITYをフィーチャー。メロウ感を活かしきれてないのが少し残念。
8. Feel Like I'm The One Who's Doin' Dope
ROSE ROYCE/6 O'Clock DJ (Let's Rock)ネタのトラックにGETO
BOYSの声ネタをスクリュー気味に入れた鬼ドープな一発!
9. I'm So Bad
THE ISLEY BROTHERS/I Turned You On使いの曲だけど、イマイチかな。
10. Trill Ass Nigga
LAFAYETTE AFRO ROCK BAND/Darkest Lightネタのファンキーな佳曲。
11. 976-Bun B
ドラムはノリがあって良いけど、全体的にインパクト弱めか。
12. Something Good (Pimp C's Remix)
1. のリミックスで基本は変わらないけど、音数が多くなったかな。どちらかというと1.が好み。
(2014/04/25) |
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ULTRAMAGNETIC MC'S
/Critical beatdown(1988)
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銀河系で一番ファンキーなグループULTRAMAGNETIC
MC'S aka MC'S ULTRAが88年にリリースした記念すべきデビューアルバム。彼等はサンプリング技術だけでなく、HIPHOP自体をネクストレベルに持って行った最重要グループです。CED-GEEの作るファンキーでドープなトラックに変態KOOL
KEITHのクールなラップとCED-GEEの吐き捨てるようなラップとのコンビネーションは当時聴いても、今聴いても、いや、未来の何時聴いても自分の心に光り輝くことでしょう。このアルバムを聴くとHIPHOPの素晴らしさが改めて分かります。全てのHIPHOPファンに聴いてもらいたいですね。細かい解説はいりません。聴けば分かるさ!(03/03/23) |
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UPTOWN
/Dope on plastic(12)(1989) |
89年にTOMMY BOY RECORDSからリリースされたUPTOWNの12シングル。気付いた方がいるかわかりませんが、このコーナーはこのシングルのタイトルをもじって付けたものです。知る人ぞ知る職人C.J.MOOREとD.ROSS(DANTE
ROSS)プロデュースのタイトル曲は、KOOL &
THE GANG/Give It Upのドラム・ブレイクにPARLIAMENT/Chocolate
City、KOOL & THE GANG/Funky Manのイルなループがガシッとはまったドープな一品!MC
SHANにも似た甲高い声のUPTOWNのラップも最高!カップリングのIt's
my turnはSTETSASONICのドラマー(後にメンバーとなる)BOBBY
SIMMONS制作で、WAR/Slippin into darknessからサンプルしたと思われるウワモノにフックでのホーンもイカした佳曲。このシングルをリリースした後は消息不明だったのですが、94年にリリースされたBUCKSHOT
LeFONQUEのアルバムに参加しているではないですか!その後どうなったかはわかりませんが、TOMMY
BOYからアルバムがでなかったことが非常に悔やまれるラッパーの一人です。(04/06/05) |
| V |
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V.A.
/Hip-Hop Greats (1990)
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RHINO編集のヒップホップ・クラシック集。
1. SUGARHILL GANG/Rapper's Delight
CHIC/Good Timesを使ったエバーグリーンなクラシック!今のヒップホップがあるのも、全てはここから始まったといっても言い過ぎではないはず。
2. FAT BOYS/Fat Boys
DISCO 3名義でリリースした実は2ndシングル。当時らしいエレクトロな雰囲気もでていてカッコイイね。ヒューマンビートボックスは少々控えめ。
3. GRANDMASTER FLASH & MELLE MEL/White
Lines (Don't Do It)
LIQUID LIQUID/Cavernネタのドープなクラシック!MELLE
MELのカッコ良さといったら!
4. UTFO/Roxanne, Roxanne
FULL FORCEプロデュースで、シーンに「ロクサーヌ」ブームを巻き起こしたクラシック!BILLY
SQUIER/The Big Beatを使ったトラックとMIXMASTER
ICEのスクラッチがカッコ良過ぎ!中3の頃、この曲聴いてブレイクダンス練習しまくったな〜。
5. NEWCLEUS/Jam On It
まさにエレクトロHIPHOPのクラシックに相応しい曲で、イントロのシンセベースが頻繁にネタとして使われているね。
6. RUN-DMC/It's Like That
大御所によるハードなエレクトロHIPHOP。嬉しい12インチバージョンを収録。
7. GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE/The
Message
今までのパーティ向けのリリックから一変してストリートの現実を鋭く抉った大クラシック!
8. THE SEQUENCE/Funk You Up
ANGIE STONEがいたグループによるファンキーなクラシック!クラップビーツとベースが効いてるね。DR.DRE/Keep
Their Heads Ringin'で使われたコーラス収録。
9. KURTIS BLOW/The Breaks
イントロの"Clap Your Hands〜"ってラインも最高なクラシック!
10. SUGARHILL GANG/8th Wonder
7TH WONDER/Daisy Ladyネタのパーティ・グルーヴ!最高だね。
(2014/11/03) |
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V.A.
/N.Y.-Philly Rap Connection (1987) |
「WORD UP」なるレーベルから87年にリリースされたコンピ。仕掛人は、フィリーの重鎮LAWRENCE
GOODMAN。このアルバムの最大の聴きどころはROXANNE
SHANTEとBIZ MARKIE(クレジットなし)のコラボによるA2『Free
Style』でしょ、やっぱり!当時ラジオで聴いた時は、ぶっ飛びましたね、マジで。速攻でレコ屋に買いに行ったのを思い出すね。
A1.Pay Back/ROXANNE SHANTE
LAWRENCE GOODMANによるヘビーなビート、定番ネタのスクラッチ、そして勝気なSHANTEのラップが最高にマッチしたドープ・ナンバー!この質感はこの時代にしか出せないよな。
A2.Free Style/ROXANNE SHANTE(With BIZ MARKIE)
80年代中頃にリリースされたヒューマンビートボックス(HBB)ものの傑作。これぞまさしくフリースタイル!主役はラッパーのSHANTEではなく、HBBのBIZ。聴きどころは、なんといってもBIZのHBBとメチャクチャなボイスサンプリングだ。BIZはやぱり天才だと再認識させられる一曲。
A3.My Sister The Trip/MC TOMMY T
ビートが糞!以上。
A4.Munchies/MC TOMMY T
これもビートが糞!以上。
B1.Get Busy/D.J. GROOVE
これまたビートが糞!以上。
B2.Cold Trippen/D.J. GROOVE
ビートは好きじゃないけど、CERRONE/Rocket
in the Pocketを使ったところは○。ビートが良かったら満点なんだけどな。
B3.Games We Play/SHOCK-WAVE
なかなかカッコイイね。もう少しスクラッチとかがあればな。
B4.Man Behind Groove/D.J. GROOVE
DEXTER WANSEL/Theme From The Planetsをピッチを落として使ったインスト・ヒップホップ。このネタだけで食指が動く人も多いかも。
とにかくA2.Free Style/ROXANNE SHANTEだけでも聴いて欲しいね。HIPHOPの素晴らしさがそこにあるから。(2012/03/14) |
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V.A.
/TOMMY BOY THE INFAMOUS HEAVY BEATS (2001)
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2001年に日本のトイズファクトリー監修のTOMMY
BOY RECORDSのコンピレーションアルバム。80年代後期から90年代のクラシックや隠れクラシックも収録しているのはファンとして嬉しいけど、欲を言えばFRESH
GORDON/I Believe In Music、4-EVER FRESH/I
Got A Good Thang、L.L. COOL J/I Need
Loveのアンサーソングでキュートな声の女性MC"FROSTY"によるI
Need Llove Nowも収録して欲しかったな〜
1. FRESHCO/R U Ready?
1989年のニューミュージック・セミナーのMCチャンピオンに輝いたFRESHCOが1989年にリリースしたデビュー・シングルのB面曲。SLY
& THE FAMILYTONE/Are You Readyを使った勢いのあるファンキー・チューン!アルバムをリリースできなかったのが悔やまれます。
2. PARIS/Break The Grip Of Shame
怒れる漢PARISの1990年にリリースのデビュー・アルバム収録で、TOMMY
BOYからの初のシングル。(これ以前にインディからシングルをリリースしています。)BOBBY
BYRD/Hot Pants. . . I'm Coming, I'm Coming,
I'm Coming、GEORGE CLINTON/Man's Best Friend、LYN
COLLINS/Think (About It)ネタの疾走感&スナイパー感溢れるファンキーなクラシック!
3. WHOOLIGANZ/Put Your Handz Up
HOUSE OF PAINの二匹目のドジョウを狙った白人デュオが1993年にリリースしたシングル。正直、こういった白人の悪ガキ・スケーターのノリは全然ダメだね。CYPRESS
HILL風のトラックも食傷気味だったしね。メンバーの一人はその後、トップ・プロデューサーTHE
ALCHEMISTに化けたのには驚いたけど。
4. QUINTON/I'm Not An MC
1994年リリース。プロデュースはJ-SWIFT。ROY
AYERS UBIQUITY/Feel Like Makin' Loveネタだけど、うーん、引っかかりがないかな。
5. DE LA SOUL/The Mack Daddy On The Left
アルバム未収録曲。1989年リリースのシングル「Say
No Go」のB面に収録。(Eye KnowのB面にも収録されてます。)
THE VILLAGE CALLERS/Hectorの定番ビーツにSLAVE/Watching
You、CRASH CREW/High Power Rapを合わせた楽し気なファンキー・チューン!当時のDE
LA SOULのシングルはほとんど購入してたけど、こういったシングル・オンリーもあって最高だったな〜
6. LESHAUN/Ready Or Not
1993年リリース。プロデュースは、BROTHERS
UV DA BLAKMARKETのE. MENAL。EDDIE BO/Hook
and Sling - Part Iの掛け声使いの攻撃的なトラックに勝気な女性MCのラップで人気があったけど、個人的にはアベレージかな。
7. GROOVE GARDEN/You're Not Coming Home (Mase's
Funkey Recall)
1992年リリース。フロント・ブラスト誌で執筆していた沼田氏が所属していたグループですね。オリジナルはLARRY
YOUNG/Turn Off the Lightsネタで、これはDE
LA SOULのMASEによるリミックス。オリジナルよりファンク度がアップしていてこっちが好みかな。
8. TOO POETIC/God Made Me Funky
J. TINSLEYとPOETIC PRODUCTIONSプロデュースで、MELVIN
BLISS/Synthetic Substitution、MARVIN GAYE/Inner
City Blues、THE HEADHUNTERS/God Make Me Funky、BILLY
SQUIER/The Big Beatネタの人気曲。
9. UPTOWN/Dope On Plastic
1989年にリリースされたUPTOWNの12シングル。気付いた方がいるかわかりませんが、メインのホームページはこのシングルのタイトルをもじって付けたものです。知る人ぞ知る職人C.J.
MOOREとD. ROSS(DANTE ROSS)プロデュースで、KOOL
& THE GANG/Give It Upのドラム・ブレイクにPARLIAMENT/Chocolate
City、KOOL & THE GANG/Funky Manのイルなループがガシッとはまったドープな一品!MC
SHANにも似た甲高い声のUPTOWNのラップも最高!1994年にリリースされたBUCKSHOT
LeFONQUEのアルバムに参加しているまでは知ってますが…
その後どうなったかはわかりませんが、TOMMY
BOYからアルバムがでなかったことが非常に悔やまれるラッパーの一人です。
10. BLACK BY DEMAND/Dearly Beloved
1989年リリース。ファンク魂溢れる好グループでしたね〜
これはメンバーのCHRIS MOORE(C.J. MOORE)プロデュースで、YES/Owner
of a Lonely Heartというポップなネタを使っているが鬼ファンキーな仕上がりには完全ノックアウト!アルバムがリリースされなかったのが本当に悔やまれます。
11. THINK TANK/Hack One
1990年リリース。KRAFTWERK/Home Computer、JAMES
BROWN/Super Bad、BEASTIE BOYS/The New Styleを使ったブレイクダンサー受けするであろうインスト・ダンス・ナンバー。最近知ったけど、INFORMATION
SOCIETYと同じ人で、アルバム『Hack』に同じ曲入っていたんですね!ほんと知らない事ばかりだな。
12. PRINCE RAKEEM/Ooh I Love You Rakeem
ご存じWU-TANG CLANのRZAのデビュー・シングル。プロデュースは、EASY
MO BEE。RICHARD ”DIMPLES” FIELDS/I've Got
Learn to Say No!、MAVIS STAPLES AND EDDIE
FLOYD/Piece of My Heart使いのWU-TANGとは似ても似つかぬほのぼのとした曲。解説にもあったけどRZAにとっては黒歴史かもね。
13. STETSASONIC/Peace
STETSASONICの3rdアルバム『Blood, Sweat &
No Tears』からのシングル「So Let The Fun
Begin」に収録のアルバム未収録曲。BOBBY SIMMONSプロデュースのファンク度数高めの一発!これまじでかっこいいね〜
ついでにこのアルバムからのシングル「Speaking
Of A Girl Named Suzy」収録のアルバム未収録曲でブルージーで熱苦しいファンク「Anytime,
Anyplace」も収録してほしかった!
14. WAYNE SMITH/Under Me Sleng Teng (Muggs
Old School Remix)
1993年リリース。TOMMY BOYのレゲエ・コンピ『Big
Blunts』収録で、ダンスホール・レゲエ・シンガーWAYNE
SMITHの1985年のヒット「Under Me Sleng Teng」をDJ
MUGGSがリミックス。ネタにはBOOGIE DOWN PRODUCTIONS/9mm
Goes Bangを使用していて、B-REALのラップもフィーチャーしていてオールドスクール好きには堪らない仕上がり!(別に”そっち系”にはまったく興味はないけどね。)
15. NAUGHTY BY NATURE/Nothing To Lose(Naughty
Live)
1997年のサントラ『Nothing To Lose』収録。THE
24-CARAT BLACK/Synopsis One: In the Ghetto/God
Save the Worldネタのジャジーなトラックに活きの良いラップが映える佳曲。
16. BIG NOYD/Usual Suspect (Stretch Armstrong
Remix)
MOBB DEEPとの共演で名を上げたBIG NOYDが1996年にリリースのデビュー・アルバム『Episodes
Of A Hustla』収録。STRECH ARMSTRONGによるリミックスでISAAC
HAYES/Medley: Ike's Rap III/Your Love Is
So Doggone Goodのエレピをサンプリングした心地よいナンバー。オリジナルも悪くはないけど、断然こっちかな。
(2023/01/28) |
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V.A.
/U-Rock Posse In Effect (1988) |
知る人ぞ知るNYの名門URBAN ROCK RECORDSから88年にリリースされたコンピ。RED
ALERT、CHUCK CHILL OUT、HANK LOVE、VANDY
C、P FINE等伝説的なアーティストが制作に関わってるね。
A1. THE DISMASTERS/Small Time Hustler
プロデュースは、CHUCK CHILL OUT。同レーベルの看板グループによるLIGHTNIN’
ROD/Sport使いのドープな一発!
A2 .FREAK-L/Buggin In The Crib
プロデュースは、VANDY C。うーん、ビートがちょっとね…
A3. THE DBL CREW/Bust It
プロデュースは、IVAN HAMPDEN, Jr.、リミックスは、HANK
LOVE。MALCOLM McLAREN AND WORLD’S FAMOUS
SUPREME TEAM/Hobo Scratchネタの鬼ドープなクラシック!
A4. MAJESTIC PRODUCTIONS/We Can Do This
プロデュースは、MAJESTIC PRODUCTIONS、リミックスは、HANK
LOVE。HEATWAVE/Ain't No Half Steppin'、CHICAGO
GANGSTERS/Gangster Boogie、THIN LIZZY/Johnny
the Fox Meets Jimmy the Weed使いのファンキー過ぎる一発!
B1. FREAK-L/Slammin
プロデュースは、VANDY C。ハネ気味のドラムがダメだな…
B2. THE DISMASTERS/You Must Be Crazy (Brutus)
プロデュースは、RAVEN T & A JENKINS、RAVEN
T。不良的なハーコー・トラックにBESIDE/Change
the Beat (Female Version)を擦りネタにしたドープ・シット!
B3. MR X & MR Z/Kick It Wicked
プロデュースは、P FINE。酔いどれコンビによるレアグルーヴのミックス的なファンキー・チューン。ラップがないのがちょっと残念。
B4. THE DISMASTERS/Keisha
プロデュースは、CHUCK CHILL OUT。DAVY D/Keep
Your Distanceと同じBABE RUTH/Keep Your Distanceネタのハード・ナンバー。
B5. THE DBL CREW/Hype Beat
プロデュースは、IVAN HAMPDEN, Jr.、ミックスは、RED
ALERT。これもビートがだめだな…
当時の空気感をギュッと詰め込んだ感じで最高だね。(余談だが、当サイトのデザインは同レーベルのデザインを模したもの。)(2013/11/13) |
| W |
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WHODINI
/Same (1983)
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ECSTACYとJALIL、そしてサブメンバーとしてDJのGRANDMASTER
DEEからなるブルックリンのHIPHOPチーム"WHODINI"が83年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースにUKのシンセ・ポップの名プロデューサーTHOMAS
DOLBYやドイツのCONNY PLANKも参加しているところが当時のラップ・アルバムとは一線を画していて、正直ストリート臭はあまり感じられないけど、このエレクトロ感には随分衝撃を受けたなー。高校生の頃、貸レコード屋(知ってるかな?)でラップのオムニバスを借りたら、「Magic's
Wand」が収録されていて、そのエレクトロ感もあるけど、しっかりHIPHOPした音にはぶったまげた思い出があるね。
1. Haunted House of Rock
ハロウィンをテーマにしたラップで、代表曲の一つ。特に好きではないかな。普通。
2. Nasty Lady
ART OF NOISE/Beatboxの雰囲気にも似たトラックが結構ツボな佳曲。
3. Underground
ミッド・テンポのエレクトロ・ヒップホップ。それにしてもラップが入っていないのは何でだろう?
4. It's All in Mr. Magic's Wand
「Magic's Wand」のインスト・バージョン。ラップがなくても聴かせてくれるね。
5. Magic's Wand
WHODINIの中でもかなり好きな曲。ポップなシンセもかなりイイ感じ。
6. Your for a Night
爽やかなシティ・ポップって感じのトラックに歌も絡んでいて割と好きな感じ。
7. Rap Machine
安っぽいロボットが笑えるPVも見所なエレクトロ・クラシック。このチープな感じ最高だね。
8. Haunted House of Rock [Vocoder Version]
1.のボコーダー・バージョン。
今では忘れ去られているグループかもしれないけど、HIPHOPファンなら一度は耳を傾けて欲しいね。(2010/11/06) |
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WHODINI
/Escape(1984)
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ECSTACYとJALIL、そしてサブメンバーとしてDJのGRANDMASTER
DEEからなるブルックリンのHIPHOPチーム"WHODINI"が84年にリリースした2ndアルバム。当時、RUN
D.M.C.とライバル関係にあって物凄い人気でしたね。このアルバムの聴きどころはやはり多くのアーティストがネタにしているクラシックのB2.Friendsだと思いますが、個人的にはシンプルなビートとベースのトラックに寂しげなメロディのA1.Five
Minutes Of Funkなんです!この曲との出会いは、当時NHKの『クロスオーバー11』が最初で、今まで聴いたHIPHOPとは異なるサウンドにすぐにノックアウトされましたね。それから必死にタイトルとアーティストを調べてレコ屋に走っていった記憶があります。今とは違ってHIPHOPなんてほとんどラジオでかからない時代だったから、探し当てて購入したときの喜びはほんと言葉には表せなかったな〜(しみじみ) HIPHOPを聴いている方ならぜひ一度は耳を傾けて欲しいアーティストの一つ。(07/03/10) |
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WHODINI
/Back In Black (1986)
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ECSTACY、JALIL、GRANDMASTER DEEのトリオWHODINIが86年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、LARRY
SMITH。このアルバム、高1の頃、レコ屋に行ってRUN
D.M.C.やAFRIKA BAMBAATAAなんかと一緒にバカ高い(1枚2800円!)国内盤のLP買った記憶がありますね〜。高かったけど、好きな曲が聴ける喜びにはかえられなかったからね。そんな思い入れがあるから、評価は甘めだけど、クラシックに間違いないアルバムだよね。
1.Funky Beat
ヘビーなビート主体で存在感をアピールした佳曲。
2.One Love
当時の他のヒップホップ・アーティストと一線を画すメロディアスなラブ・ソング。ラブ・ソングといっても甘々って感じじゃないからクラシックとして人気があるんだろうね。大好きな曲の一つ。
3.Growing Up
寂しげなメロディに覚えやすいサビが印象的な曲。ベースも効いていてGOOD。
4.I'm a Ho
EAZY-E/Boyz-N-Da-Hoodにも使われた電子音系ビートが耳を惹くコミカルな曲。不思議と惹かれる曲だね。
5.How Dare You
うーん、普通かな。
6.Fugitive
ロック・ギターをフィーチャーしたトラックにエコーが効いたラップをのせたドラマチックな曲。それほどロックしてないんで聴きやすいかも。
7.Echo Scratch
ほぼビートだけのシンプルなトラックにボコーダーも絡む曲。普通かな。
8.Last Night(I Had a Long Talk With Myself)
イマイチ。
9.The Good Part
イマイチ。
10.The Whodini Mega Mix
5 Five Minutes of Funk、Friends、Freaks Come
Out At Night、Nasty Lady、Big Mouth、Magic's
Wand、Haunted House of Rockを繋いだメガミックス。もっと派手にミックスして欲しかったかな。
11.One Love(Extended Version)
ボーナスとして収録されたOne Loveのリミックス。オリジナルよりビートを強調した感じでなかなか良いね。
それほど再評価されていないグループだと思うけど、このアルバムあたりまでは聴いておくのをオススメします。
(2011/05/02) |
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WORD OF MOUTH f/D.J. CHEESE
/King Kut (1985) |
86年のDMCチャンプのD.J. CHEESEがメンバーのWORD
OF MOUTHが85年にPROFILE RECORDSからリリースしたシングル。オリジナルはBEAUTY
AND THE BEAT RECORDSからのリリースだと思うんで、再発かな?
プロデュースは、DUKE BOOTEE、エディットは、THE
LATIN RASCALS。DUKE BOOTEE特有のハンマービートに絶妙なスクラッチが絡むドープな逸品
!!! とにかく、このビートだけで軽くご飯3杯おかわりできるね。B1.
King Kut (New Remix)は、THE LATIN RASCALSのエディットかな?
多少いじっているけど、オリジナルとあまり変化なし。(2016/03/27) |
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THE WORLD'S FAMOUS SUPREME TEAM
/Hey D.J.(12)(1984) |
MALCOLM McLARENに見出されてデビューしたグループ。この曲も有名ですが、若いファンにはA
LIGHTER SHADE OF BROWN/Hey D.J.の方が有名かな?RAW
FUSION/Yo daddy yoもこの曲を使っています。とにかく20年前(!)の曲とは思えないほど素晴らしい曲で今でもフロアで人気のクラシック!A
LIGHTER SHADE OF BROWNがオリジナルだと思っていた方にこそオリジナルを聴いてもらいたいです!(04/05/01) |
| X |
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| Y |
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YZ/EP (1991)
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YZ.G-ROCKでデビューしたニュージャージーのYZが91年にTUFF
CITY RECORDSからリリースしたEP。プロデュースは、YZと盟友TONY
D.。1stと2ndの間の繋ぎの一枚だけど、十分カッコイイね。
1. When The Road Is Covered With Snow
TONY D.らしいビートにISAAC HAYES/Joyをただループしただけど、YZのフロウが光るクラシック!
2. Taggin' It Up
1stアルバムのCDオンリーで収録だったファンキーなトラック上でグラフティのことを語った好曲。
3. Thinking Of A Master Plan (Remix Instrumental)
1st収録曲のリミックス・インスト。できればラップを入れて欲しかったね。
4. Mixel Plic (Remix)
これも1stアルバムのCDオンリーで収録だったシンプルなループが光るアップテンポのファンキー・ナンバー。
5. Go YZ
STEELY DAN/Pegを使った短いインタールード。もっと長くてもよかったな〜。
6. Crocodile Dundee
1st収録曲Diss Fe Liarのリミックスで重たいファンキー・チューン。
ミドル好きなら聴いておくべきアルバムですね。(2013/07/22) |
| Z |
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| VARIOUS |
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V.A.
/DEF JAM CLASSICS Vol.1 (1989)
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89年にリリースされた初期DEF JAMのオムニバス。今のDEF
JAMがどういう存在なのか全く知らないし、興味もないが、80年代のDEF
JAMは、本当に熱くてカッコ良くて凄くて前衛的なレーベルだった!初期の頃のエンジ色のジャケットの12インチなんて憧れの的だったしな。このオムニバスも選曲には少し不満(なんでORAN
JUICE JONESがないの?)があるが、未発表曲なんてのもあって十分聴きごたえあるね。
1. Rock the Bells/L.L. COOL J
まさかこの曲知らないHIPHOPフリークはいないだろうな?
RICK RUBINによるミニマムながらこれ以上ないってくらいドープなトラックに10代だったL.L.の若さあふれるラップが化学反応を起こした金字塔的な傑作!
2. Can U Feel It?/ORIGINAL CONCEPT
YO MTV RAPSでお馴染みのDOCTOR DREが在籍していたグループの代表的な曲で、JACKSON
5/It's Great To Be Here、MOHAWKS/The Champ、JBを豪華に使ったインストHIPHOPの傑作!。
3. Rhymin & Stealin/BEASTIE BOYS
LED ZEPPELIN/When The Levee Breaksの強烈なドラムにBLACK
SABBATH/Sweet Leafのハードなギターが最高!ノックアウト必死!
4. Fight for Your Right/BEASTIE BOYS
BEASTIE'Sの代表曲の一つ。トラックはまんまハードロック。それほど好きじゃないかな。
5. Cold Chillin' in the Spot/RUSSELL RUSH
AND JAZZY JAY
RICK RUBIN制作によるドラム・マシーン上でJAZZY
JAYが控えめにコスるトラックにRUSSELL RUSH(RUSSELL
SIMMONS)のしゃべりがのっかる佳曲。
6. Son of Public Enemy [Flavor Whop Version]
/PUBLIC ENEMY
PUBLIC ENEMYの1stシングル『Public Enemy No.1』のB面に収録されていた曲で、『Public
Enemy No.1』と同じJB'S/Blow Your Headを使ったサイケ度高いトラック上でFLAVOR
FLAVがしゃべりまくるアルバム未収録曲。
7. Are You My Woman? (Tell Me So)/BLACK FLAMES
面白くない。パス。
8. Rebel Without a Pause/PUBLIC ENEMY
PUBLIC ENEMYの代表曲。JB'S/The Grunt使いの中毒性高いトラックにCHUCK
Dの鋼のようなラップが炸裂するクラシック!HIPHOP好きでこれ知らないのは相当なモグリ。
9. Jack the Ripper/L.L. COOL J
イェ〜!これだよこれ!L.L.は。『Going Back
To Cali』のBb面に収録されていたSOUL SEARCHERS/Ashley's
Roachclip使いの鬼ファンキーかつドープなトラックに当時、ビーフ状態にあったKOOL
MOE DEEをディスったリリックがバッチリはまった傑作!正直、KOOL
MOE DEEなんてトラックも糞だし、ざまあみろって思ったね。(そういえば、なにかとKOOL
MOE DEEを持ち上げていた泉○真○美ってファッキン野郎なんてのもいたね(笑)
)
10. I'm Bad/L.L. COOL J
RHYTHM HERITAGE/Theme from S.W.A.T.使いの重たいファンキー・トラックに若さ溢れる攻撃的なL.L.のラップが圧巻なL.L.の代表曲!
11. I'm a Girl Watcher/POPPA RON LOVE
ゆるーいラガ・ラップが印象的なラッパーの未発表曲。イマイチ。
12. Have You Seen Davy?/DAVY D
裏方として活躍してきたDAVY D(DAVY DMX)の唯一のアルバム『Davy's
Ride』からのインストHIPHOP。彼の代表曲One
for the Trebleタイプ。アベレージかな。これよりは、Keep
Your DistanceかOoh GirlのB面に収録されたアルバム未収録のファンキーな傑作Clap
Your Handsを収録して欲しかったな〜。
13. Ruler's Back/SLICK RICK
このドラム・パターン大嫌いだね。パス。
(10/04/12) |
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V.A.
/Do You Know Grand Groove ? (1997)
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97年にP-VINEからリリースされたNYの伝説のオールド・スクール・レーベル「GRAND
GROOVE RECORDS」の貴重な音源を集めたレコード。オリジナルの12インチの入手はおそらく困難なので、こういったリリースはとても嬉しいね。オールド・スクールの楽しさ満載の素晴らしすぎる内容!
A1. Real Rocking Groove (Rap & Breaks)/CHAPTER
III
CHERYL LYNN/Got To Be Realネタのパーティー・ラップ!定番ネタだけに間違いないね。
A2. Catch The Beat/T-SKI VALLEY
TAANA GARDNER/Heartbeat使いのパーティ・ラップ・クラシック!ネタとしても使われる基本中の基本。
A3. Girls Of The World (Genius Rap &
Breaks)/THE JUST FOUR
TOM TOM CLUB/Genius Of Love使いなので、安心して聴けるね。
B1. Jam To Remember/JUST FOUR
SHALAMAR/A Night To Rememberネタのノリノリなパーティ・ラップ!
B2. Smurf Trek/CHAPTER III
スペーシー・ファンク・ラップ!他の80'sダンクラ・ネタ物とは違うけど、これも最高!
B3. Never Let Go/T-SKI VALLEY
MAZE/Before I Let Goをベースにしたパーティ・ラップが最高だね〜。
CDはアナログより、曲数が多いから手に入れるなら絶対にCDですね。(2016/06/11) |
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V.A.
/Hip Hop Don't Stop (1997) |
1997年にUKのSOLID STATE RECORDSからリリースされた2枚組のオールドスクール・コンピ。
DISC1
1. ERIC B. & RAKIM/Paid In Full (Coldcut
Remix)
彼らの代表曲にCOLDCUTが大胆にリミックスを施した傑作クラシック!このリミックスをきっかけにレア・グルーヴ・ブームが起きたね、そうえいば。あと、オフラ・ハザが無断使用で怒っていたらしいね。主なネタはOFRA
HAZA/Im Nin'Alu、THE SALSOUL ORCHESTRA/Ooh,
I Love It (Love Break)、RICK JAMES/Bang on
a Drum、LYN COLLINS/We Want to Parrty, Parrty,
Parrty、MIKEY DREAD/Saturday Night Style、SOUND
EXPERIENCE/Boogie Woogie、JAMES BROWN/Hot
Pants、PEECH BOYS/Don't Make Me Wait、ORIGINAL
CONCEPT/Pump That Bass。
2. BEASTIE BOYS/Hold It Now, Hit It
THE JIMMY CASTOR BUNCH/The Return of LeroyをはじめKURTIS
BLOW、KOOL & THE GANG、BOB JAMES等の大ネタを使ったノリの良いトラックがいいね。
3. A TRIBE CALLED QUEST/Can I Kick It?
LOU REED/Walk On The Wild Side使いの人気曲。
4. J.V.C. F.O.R.C.E./Strong Island
イントロのホーンのサンプル、FREDA PAYNE/Easiest
way to fallのブレイクの全てが最高のクラシック!どれだけターンテーブルの上を占拠したことか。ライムを全部覚えられるほど聴き狂ったな〜。
5. ROB BASE & DJ E-Z ROCK/It Takes Two
Galactic Force Band/Space Dustネタのイントロから、LYN
COLLINS/Think (About It)になだれ込むノリノリなパーティ・グルーヴ!Think使いではやっぱこれが一番かな。
6. DOUG LAZY/Let It Roll (Vocal Mix)
ヒップハウスのクラシックだけど、ヒップハウス嫌いなんでパス。
7. TWIN HYPE/For Those Who Like To Groove
(Club Groove Remix)
これも大嫌いなヒップハウスなんだよな…
8. HOUSE OF PAIN/Jump Around
うーん、この曲、全然好きじゃない。
9. DIGITAL UNDERGROUND/Doowutchyalike (Playhowyalike
Mix)
PARLIAMENT/Flash Light、VAUGHAN MASON&CREW/Bounce,
Rock, Skate, Roll、CHIC/Good Times、GEORGE
CLINTON/Atomic Dogの大ネタを惜しげもなく使ったアップテンポのトラックにDOUG
E. FRESHの声ネタを合わせたクラシック。
10. CAVEMAN/I'm Ready
UKの隠れた雄によるJIMI HENDRIX/Crosstown
Traffic、EDDIE BO/Hook and Slingネタのハード&ファンキーな快作。
11. BOOGIE DOWN PRODUCTIONS/My Philosophy
STANLEY TURRENTINE/Sister Sanctifiedネタのメッセージ色溢れるクラシック!
12. NAUGHTY BY NATURE/O.P.P.
大ヒット曲だけど、別に好きじゃないな。
13. STETSASONIC/Talkin' All That Jazz (Original
12")
ROY AYERS/Expansions(最高!)ネタの最強クラシック!JAZZ使いの曲でこれを超える曲はそうないはず。
14. DEL THA FUNKEE HOMOSAPIEN/Mistadobalina
THE MONKEES/Zilch、JAMES BROWN/Stone to the
Bone、PARLIAMENT/Gloryhallastoopid (Pin the
Tail on the Funky)ネタのファンキー・チューン。
DISC2
1. SUGARHILL GANG/Rapper’s Delight
CHIC/Good Timesを使ったエバーグリーンなクラシック!今のヒップホップがあるのも、全てはここから始まったといっても言い過ぎではないはず。
2. DE LA SOUL/Eye Know (Know It All Mix)
THE MAD LADS/Make This Young Lady Mine、STEELY
DAN/Peg、OTIS REDDING/(Sittin' On) the Dock
of the Bay、LEE DORSEY/Get Out of My Life,
Woman、SLY&THE FAMILY STONE/Sing a Simple
Song使いだけど、そのネタのどれもが自然に溶け込んでいて驚かされる!DE
LA SOULの中でも屈指の名曲だと思う。
3. ERIC B. & RAKIM/I Know You Got Soul
(Double Trouble Remix)
彼等の代表曲のリミックス。使用ネタはTHE JACKSON
5/I Want You Back、BABY HUEY/Listen to Me、THE
J.B.’S/The Grunt、DENNIS EDWARDS/Don't Look
Any Further、KOOL & THE GANG/Funky Stuff。
4. GANG STARR/Just To Get A Rep
人気曲だけど、好きじゃないな。
5. RUN-DMC/Peter Piper
BOB JAMESの定番ブレイクTake Me To The Mardi
Grasをネタにした大クラシック!これ聴いて何も感じない奴はHIPHOPインポだな。
6. KING BEE/Back By Dope Demand (Funky Bass
Mix)
UKオールドスクーラーによるHERBIE HANCOCK/Wiggle
Waggle、LYN COLLINS/Think (About It)ネタのファンキー・チューン。
7. MANTRONIX/Who Is It? (Dance Mix)
エレクトロ・ヒップホップの雄によるエレクトロ全開のクラシック!ラジオで流れた時、その独特なサウンドに興奮したのを覚えているな。
8. THE 45 KING/The 900 Number
トラック職人によるMARVA WHITNEY/Unwind Yourselfネタのクラシック!
9. CHUBB ROCK/Treat 'Em Right (Original 12"
Mix)
人気がある曲だけど、個人的には普通かな。軽すぎだな。
10. GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE/The
Message
今までのパーティ向けのリリックから一変してストリートの現実を鋭く抉った大クラシック!
11. KID 'N' PLAY/Last Night
コミカルなコンビによるパーティ・クラシック!ネタの合わせ方が抜群だね。使用ネタは、ESTHER
WILLIAMS /Last Night Changed It All (I Really
Had a Ball) 、DEXTER WANSEL /Theme From the
Planets、RUFUS & CHAKA KHAN/Ain't Nobody、THE
BROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Now、JAMES
BROWN/Funky President。
12. YOUNG MC/Know How
ラップ業界の一発屋の代表格によるヒット曲。ISAAC
HAYES/Theme From Shaft、INCREDIBLE BONGO
BAND/Apacheという鉄板ネタなので聴きやすい。
13. ROXANNE SHANTE/Have A Nice Day
姉御によるノリノリなクラシック!使用ネタはTHE
J.B.’S/Hot Pants Road、KING ERRISON/Well,
Have a Nice Day、FAT LARRY’S BAND/Down
on
the Avenue。
(2017/07/22) |
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V.A.
/Monster TV Rap Hits (1989)
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TOMMY BOY RECORDS監修のオムニバス。80年代後期の重要曲が収録されており、中にはこれでしか聴けない貴重な12シングル曲もあってとてもお得
! ほとんどが有名曲なので、アルバムがリリースされていない7.、11.、13.、15,を紹介。
1. Me Myself And I/DE LA SOUL
2. Joy And Pain (World To World Remix)/ROB
BASE & DJ E-Z ROCK
3. Doowutchyalike/DIGITAL UNDERGROUND
4. If It Ain't Ruff/N.W.A.
5. Wrath Of My Madness/QUEEN LATIFAH
6. Brand New Funk/DJ JAZZY JEFF & THE
FRESH PRINCE
7. It's My Turn/UPTOWN
STETSASONIC第3のメンバーBOBBY SIMMONSプロデュースで、TOWER
OF POWER/Soul Vacination、THE REAL ROXANNE
f/HOWIE TEE/Bang Zoom (Let's Go-Go)使いのファンキーな佳曲。94年のBUCKSHOT
LeFONQUEのアルバム以後の活動はないのか !?
8. Move Somethin' /THE 2 LIVE CREW
9. Talkin' All That Jazz/STETSASONIC
10. We Want Eazy/EAZY-E
11. 4 At A Time/FRESHCO
89年のニューミュージックセミナーのMCチャンピオンに輝いたMC。JERRY
CALLENDER AND SHAWN CONRADプロデュースで、QUINCY
JONES/Hikky-Burr使いのノリの良いファンキー・チューン。95年にもインディでリリースしているけど、それはイマイチだったな。今は何処へ
!?
12. Pump It Up (Here's The News)/MC HAMMER
13. All Rappers Give Up(Can't Get Enoughではなくタイトル間違い)/BLACK
BY DEMAND
CHRIS MOOREプロデュース、PAUL C.ミックスで、ZAPP/So
Ruff So Tuff使いのクラシック ! できればCan't
Get Enoughも収録して欲しかったな〜。
14. Posse' On Broadway/SIR MIX-A-LOT
15. God Made Me Funky/TOO POETIC
J. TINSLEYとPOETIC PRODUCTIONSプロデュースで、MELVIN
BLISS/Synthetic Substitution、MARVIN GAYE/Inner
City Blues、THE HEADHUNTERS/God Make Me Funky、BILLY
SQUIER/The Big Beatネタの人気曲。
16. Rollin' With Kid 'N Play/KID 'N' PLAY
17. Stop The Violence/BOOGIE DOWN PRODUCTIONS
ミドル好きなら要チェックのオムニバス ! (2013/01/21) |
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V.A.
/Old School Rap Volume 2 (1995)
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95年にUKのDEEPBEATSがリリースしたオールド・スクール・ヒップホップのコンピ。定番だけでなく少しコアな選曲をしているところがニクイね。
1. GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVE/The
Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels
Of Steel (Original 12" Mix)
BLONDIE/Rapture、CHIC/Good Times、SUGARHILL
GANG/8Th Wonder等を矢継ぎ早にミックスしたDJミックス・クラシック!!!
2. TROUBLE FUNK/Hey Fellas (Original 12"
Mix)
ワシントン・GO-GOミュージックの大御所による重量級ファンク!
まさにファンクの洪水とはこの事。
3. DIMPLES D & MARLEY MARL/Sucker DJ
MARLEY MARLの出世作かもしれないけど、別に好きじゃないかな。
4. TRICKY TEE/I've Got It Good (Good Club
Mix)
SLEEPING BAG RECORDSで活動したオールド・スクーラーの曲だけど、ドラムがイマイチ好きになれないな。
5. 12:41/$ucce$$ I$ The Word (Original 12"
Mix)
FRESH RECORDSで活動したグループの曲。ヒューマンビートボックスも取り入れているけど、少し軽すぎるかな。
6. DISCO 3/Fat Boys (Original 12" Mix)
ご存じFAT BOYSがDISCO 3名義でリリースした実は2ndシングル。当時らしいエレクトロな雰囲気もでていてカッコイイね。ヒューマンビートボックスは少々控えめ。
7. WUF TICKET/Ya Mama (Original 12"
Mix)
NYの名門PRELUDE RECORDSからリリースされたシングル。ミドルテンポのエレクトロ・ファンク・トラックにオールド・スクール・ラッピンが絡む佳曲。
8. PLAYGIRLS/Our Picture Of A Man (Original
12" Mix)
SPARKY-Dが所属していた女性グループが84年にSUTRA RECORDSからリリースしたシングル。SPYDER-D制作で当時らしい軽快なエレクトロ・トラックがナイス。
9. SYLVIA/It's Good To Be The Queen (Original
12" Mix)
セクシー・ソウル姉さん、またはSUGARHILL RECORDSの社長として有名なSYLVIAが82年にSUGAR
HILL RECORDSからリリースしたシングル。当時らしい生演奏のパーティー・グルーヴが最高!SYLVIAのエロいラップもたまらないネ。
10. SPOONIE GEE & THE SEQUENCE/Monster
Jam (Dave Lee & Mark Ryder Remix) (Original
12" Mix)
マイクを持ったサオ師SPOONIE GEEとANGIE STONEがメンバーのTHE
SEQUENCEが80年にSUGAR HILL RECORDSからリリースしたシングル。KURTIS BLOWにも似たファンキー・トラックが最高っすね。
(2016/12/04) |
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V.A.
/Posse All Stars Rap Classics (1988) |
古くからのラップ/ヒップホップ好きにはお馴染みのN.Y.のマイナー・レーベルPOSSE
RECORDSから88年にリリースされたコンピ。ディスコを賑わした名曲中心のセレクト。
A1.The Beach/AFRIKA & THE ZULU KINGS
メンバーは、AFRIKA ISLAM、ICE T、GRANDMASTER
MELLE MEL、BRONX STYLE BOB、プロデュースは、AFRIKA
ISLAMとGRANDMASTER MELLE MEL。86年リリースで、当時ディスコに通っていた人もそうでない人も知っていたラップの定番曲。ERIC
CLAPTON/Laylaが元ネタだね。これ相当流行っていたな〜。これとWORLD
CLASS WRECKIN' CRU/The Flyが2大ラップ巨頭だったね。懐かしい!
A2.To Whoever It May Concern/DJ HOLLYWOOD
伝説のオールド・スクーラーDJ HOLLYWOODが86年にリリースしたJACKSON
5/I Want You Back使いのパーティ・ソング。トレードマークの「ウンテーウンテー」も披露する脱力系ラップが最高!
A3.Super Trooper/EXTRA CURRICULAR
88年作。JAMES BROWN/Funky President使いだけど、ビートがイマイチ。
A4.Money (Dollar Bill Y'all)/JIMMY SPICER
初期DEF JAMでのリリースもある伝説的なオールド・スクーラーJIMMY
SPICERが83年にリリースしたクラシック!プロデュースは、LARRY
SMITHとRUSSELL SIMMONS。ファンク・ビートに電子音がカッコイイっす。でもオリジナルはSPRING
RECORDSからのリリースだったけど…
A5.Magic's Message/MR. MAGIC
これまた伝説的なオールド・スクーラー故MR.
MAGICが84年にリリースしたシングル。プロデュースは、SPYDER-D、ミックスにはあのPATRICK
ADAMSも参加。打ち込みビーツに寂しげなメロディのシンセ、そして女性コーラスが絡む隠れクラシック。このメロディ好きだな〜。
B1.Woppit/B. FATS
制作にTEDDY RILEYも関わった86年のB. FATSのヒット曲。うーん、これといって良くはないかな。
B2.Don't You Sit Back Down/CHERYL THE PEARL
87年作。DOUG E. FRESH/The Showっぽいビートが糞ダサい… 聴いてられない。
B3.Cars/AFRIKA & THE ZULU KINGS
「The Beach」と同じ面子で87年にリリースした第2弾。Funky
Drummer、Mardi Gras等の定番ブレイク・ビーツを使った「The
Beach」よりヒップホップ度数高めのクラシック。「The
Beach」よりはこれが好きって人も多いかもね。
B4.I'm Hot/THE RANGERS
あのC.J.MOOREが所属していたグループによる88年のシングル。JAMES
BROWN/The Paybackを使ったファンキーな佳曲。普通にカッコ良いね、これ。
(2012/01/31) |
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V.A.
/Rap Declares War (1996)
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1992年にAvenue Recordsからリリースされたコンピレーションの国内盤。(なぜか1996年にリリース) ロングビーチ出身で、ラテン、ファンク、R&B等をミックスした伝説的なファンク・バンドWARをサンプリングした曲をコンパイル。WARのレコード結構持っていて元ネタも知ってることもあってかなり楽しめましたね
1. War & A Lighter Shade Of Brown, Hispanic
M.C.'s, Proper Dos, Hi-c, Kid Frost/Rap Declares
War
WAR/All day music, Slippin' into darkness,
Summer, The world is a ghetto, Why can't
we be friendsネタやそのWAR自身の演奏によるファンキー・トラック上でチカーノの重鎮ラッパーがマイクを回すポッセカット。
2. Nice 'N Smooth/Funky 4 U
ブロンクスの人気デュオのデビュー・アルバムからの人気曲。WAR/Heartbeat、PARLIAMENT/Do
that stuffネタが最高にファンキー!まあ、この二人のラップがあればどんなトラックでもOKなんだが笑
3. Poor Righteous Teachers/Rock Dis Funky
Joint
ニュージャージーの人気トリオのクラシック!敬愛するTONY
D.制作で、WAR/Slippin' into darknessネタでこれを超えるものはないと確信できるほど完成度高いです。
4. Wrecks N' Effect/New Jack Swing
WAR/Get downネタだが、タイトルどおり嫌いなニュー・ジャック・スイングなのでパス。
5. Brand Nubian/Feels So Good
ニュースクールの代表格のデビュー・アルバムからのシングル。WAR/Sing
a happy song使いの心地よいグルーヴが最高!彼等の曲の中では一番好きで、シングル買ったときはずーっと聴きまくってたな〜。
6. De La Soul/Potholes In My Lawn
ニュースクールの代表格のデビュー・アルバムからの曲。ERIC
BURDON AND WAR/Magic Mountain、PARLIAMENT/Little
Old Country Boy、BARRY WHITE/I'm Gonna Love
You Just a Little More Baby、MELVIN BLISS/Synthetic
Substitution、BROTHER SOUL/Cookies使いのクラシック。ヨーデルとかも取り入れていて聴いていて楽しいね。
7. Too $hort/Short But Funky
オークランドのレジェンドの曲だか、これはWAR/Heartbeatネタのリミックス。初めて聴いたけど、オリジナルのクール感が損なわれてる気がする。
8. Ice-T/Heartbeat
ギャングスタ・ラップのOGのによる曲で、WAR/Heartbeat使いだが、WAR自身もフィーチャーしたリミックス。オリジナルよりラテン度アップして好きかな。
9. 2pac/Young Black Male
カリスマ2PACのデビュー・アルバム収録曲。
FUNKADELICビートにWAR/Where was ya atネタの渋いファンキー・チューン。
10. War f/Hispanic M.C.'s/Don't Let No One
Get You Down
ニューソウル的な人気曲WAR/Don't Let No One
Get You DownのリメイクにHispanic M.C.'sのラップをフィーチャー。温もりを感じるメロディが素晴らしいね。
11. Latin Alliance f/War/Lowrider (On The
Boulevard)
代表曲のWAR/Low riderのリメイクにKID FROST、ALT、MELLOW
MAN ACEがマイクを回すラテン色濃いナンバー。
12. Kid Frost/Ya Estuvo (That's It)
チカーノ界の大御所によるWAR/Smile happyネタのラテン色濃い明るいナンバー。それほど好みではなきかな。
13. Beastie Boys/Slow Ride
悪ガキ・トリオによるWAR/Low rider使いの軽いファンキー・チューン。
14. The 7A3/Drums Of Steel
DJ MUGGSがCYPSESS HILL以前に組んでいたグループによる、WAR/Cisco
kidネタのラテン色濃いファンキー・ナンバー。PVで観れる若いMUGGSが微笑ましい。
15. Mellow Man Ace/Rhyme Fighter
キューバ出身のラティーノMCによるDYKE AND
THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman、WAR/Galaxy、JAMES
BROWN/Get Up, Get into It, Get Involved使いのノリの良いファンキー・チューン。
16. Brotherhood Creed/Summatymz Ova
WAR/Summerネタのソフトな曲。好みではないかな。
17. A Lighter Shade Of Brown/Spill The Wine
WAR/Spill The Wine使いの軽めのファンキー・チューン。
18. Mantronix/Join Me Please (Home Boys Make
Some Noise)
エレクトロ・ヒップホップの雄によWAR/Slippin'
into darknessネタのエレクトロ・ファンク。ほとんどWARを感じさせないエレクトロなトラックには脱帽!
(2020/02/29) |
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V.A.
/Rap Masters 5 (1989)
 |
PRIORITY RECORDSからリリースされているオールドスクールのオムニバス。シリーズ化されてるね。定番ものが多いけど、たまにマイナーを収録するのはポイント高し。
1. Strictly Business/EPMD
ERIC CLAPTON/I Shot the Sheriff、KOOL &
THE GANG/Jungle Boogieネタのドープなトラックも凄かったが、モゴモゴしたラップにもヤラれた!まさにクラシック中のクラシック!
2. It's Tricky/RUN-D.M.C.
一発屋として有名なTHE KNACK/My Sharonaネタのポップ感のあるロック・ラップ。ヒットしたけど、それほど好きではないかな。
3. Ya Cold Wanna Be with Me/U.T.F.O.
ドラムがイマイチだな〜
4. Ego Trippin'/ULTRAMAGNETIC M.C.'S
銀河系で一番ファンキーなグループによる定番ビートMELVIN
BLISS/Synthetic SubstitutionにJAMES BROWN/The
Boss & Make It Good to Yourselfの声ネタ、そしてFREEDOM/Get
Up and DanceやT LA ROCK/It's Yoursをスクラッチしたドープな逸品!いつ聴いても最高だな!
5. Hey Love/KING SUN-D MOET
ART OF NOISE/Moments In Loveネタの暗めの曲。あまり好みではないな。
6. I Ain't No Joke/ERIC B. & RAKIM
THE J.B.'S/Pass the Peas、DEXTER WANSEL/Theme
From the Planet使いのクラシック!この頃の彼らは神がかってたよ、マジで!ERIC
B.のヘタうまスクラッチ、RAKIMのフロウともに身震いするぜ!
7. Don't Be Stupid/THE FAT BOYS
ハードなギターも入ったシリアス・モードな佳曲。80年代中期、彼らはヒップホップ界のスーパースターだったことは忘れないでほしいところ。
8. Barbara's Bedroom/WHISTLE
歌もラップも器用にこなすWHISTLEの隠れクラシック。ラテン・ヒップホップ感のあるダンス・トラックに少し頼りない歌がナイス!高校の頃、レンタルレコード屋で借りたラップのコンピに入っていて、テープに録音して聴いてたな〜
懐かしい!
9. Rock the Beat/DEREK B
UKラッパーのパイオニア的存在によるJAMES BROWNの定番Funky
Drummerネタのファンキーな佳曲。
10. Pushin' Too Hard/M.C. CHEBA B.
初めて聴いたけど、DJ QUIK関係で知られるCOURTNEY
BRANCH & TRACY KENDRICKのTOTAL TRAK PRODUCTIONSによるものなんだね。チープな打ち込みビートにロックっぽさを狙ったギターを取り入れているが、アベレージかな。
(2021/06/17) |
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V.A.
/Rap's New Generation (1988) |
TEDDY RILEYがプロデュースしたTHE CLASSICAL
TWOの「New Generation」のリリースで知られるROOFTOP
RECORDSから88年にリリースされたコンピ。ラップ/ヒップホップのリリースが少なかった当時、あるものは何でも購入して聴いていたけど、このレーベルにはほとんど思い入れがないんだよね(苦笑) 正直、聴けるのは4曲だけで、残りは10秒も聴いてられないポンコツ皿なんだけど、ZULU
NATONのファースト・レディQUEEN LISA LEEのA2
. I'm A Pioneerのカッコ良さといったら!プロデュースは、なんとダサダサとしか思っていなかったB.
FATS。80年代らしいクールでファンキーなトラックが秀逸!やればできるじゃんB.
FATS !
A1 . The Assassin/COOL RON
ビートが糞すぎ…
A2 . I'm A Pioneer/QUEEN LISA LEE
先に書いたとおり、B. FATSプロデュースのクラシック!
A3 . In '88/RASHIEN
これもビートが糞すぎ…
A4 . How's Everybody Feelin'?/B. FATS
ビートがダッサダサ… 自分の曲となるとこんな曲多いよなB.
FATS。
A5 . Crazy About Cars/DISCO FOUR
ENJOY RECORDSでも活躍したバリバリのオールドスクーラーDISCO
FOUR。KOOL&THE GANG/Hollywood Swingin'とJAMES
BROWNを使ったファンキーなトラックにGAP BAND/Burn
rubber on meのあのブレーキ音をスクラッチ。これもプロデュースは、B.
FATS。
B1 . Five Fingers Of Death, Part I/D.J. ROB
HANNA
CHERYL LYNN/Got to be real、RUN D.M.C.、OHIO
PLAYERS等を使ったDJミックス。タイトル負けしてないね。カッコよす。
B2 . The Composer/TONY TEE
B. FATS制作でJAMES BROWNを使ったかなり地味な曲。悪くはないけど、地味すぎるね。
B3 . I'm In Control/LORD O.J.
マジでビートが糞…
B4 . Cold Get Wild/RAMEL
これまたマジでビートが糞…
うーん、QUEEN LISA LEEだけで、DOPE ON CLASSIX入りにしたのはどうかと思うけど、思い出の分だけサービスってことで。(2012/01/25) |
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V.A
./The Rap Pack (1987) |
1987年にFRESH RECORDSからリリースされたレーベルのショーケース的なコンピレーション・アルバム。いやー、このアルバムには滅茶苦茶お世話になったなー!たぶん高校卒業後の1988年か1989年頃に行き付けのレコ屋で買ったと思うけど、当時はヒップホップなんか数えるほどしかなかったから、毎日のように聴き狂ったね。ジャケットに描かれたMANTRONIK、MC
TEE、JUST-ICE、T LA?ROCK、TRICKY TEEも味があっていいね。
A1. MANTRONIX/Fresh Is The Word
1985年リリースのデビュー・アルバム『The Album』収録。MANTRONIKプロデュースのハードコアなエレクトロ・ヒップホップ。スクラッチとドラムの重なりが絶妙!
A2. JUST-ICE/Put That Record Back On
1986年リリースのデビュー・アルバム『Back
To The Old School』収録。BIGGY RATとITCHY
BROTHERプロデュースで、DMX(もちろんあのDMXとは別人)のヒューマン・ビート・ボックスと打ち込みドラムがメインのシンプルながらハードコアなエレクトロ・ヒップホップ・クラシック!JUST-ICEのラフ&タフなラップにノックアウト必至!
A3. T LA?ROCK/Breakdown
1985年リリースで、デビュー・アルバム『Lyrical
King』未収録。SPECIAL KとT LA?ROCKプロデュースで、打ち込みドラムにTHE
SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、FUNK,
INC./Kool Is Back、JOHN DAVIS?AND THE MONSTER
ORCHESTRA/I Can't Stopを合わせたトラックに「12345、ブレイ?
ダウン!」の掛け声もキマったファンキー・チューン。
A4. TRICKY TEE/Johnny The Fox
1985年リリース。MANTRONIKプロデュースで、跳ね気味の打ち込みドラムにTHE
KAY-GEES/I Believe in MusicとTHIN LIZZY/Johnny
The Foxのスクラッチをプラス。今聴くとドラムがちょっと惜しいね。TRICKY
TEEは、ラップは小気味良いけど人気なかったのか残念ながらアルバムは出なかったね。
A5. JUST-ICE/Latoya
1986年リリースのデビュー・アルバム『Back
To The Old School』収録。MANTRONIKのプロデュース。DMXのヒューマン・ビート・ボックスと軽めの打ち込みドラムをバックにJUST-ICEがラップし、途中でPETER,
PAUL & MARY/Leaving On a Jet Planeをゆるーく歌う。前年のDOUG
E. FRESH f/MC RICKY D(SLICK RICK)/La-Di-Da-Diを確実に意識したよね。歌の部分もSLICK
RICKは「スキヤキ」に対抗した感じだしね。
B1. T LA?ROCK/Nitro
このコンピが初出で、プロデュースは、QUINCY
JONES III(QD III)とT LA?ROCK。QD IIIってT
LA ROCKにも関わっていたんだ!当時気にしていなかったけど、今更ながらビックリ!打ち込みドラムにMELVIN
BLISS/Synthetic Substitution、BRASS CONSTRUCTION/Movin'を使ったハーコーなクラシック!カッコイイね〜
なんでアルバムに入れなかったんだろうね?
B2. JUST-ICE/Cold Gettin' Dumb II
1987年リリースで、デビュー・アルバム『Back
To The Old School』収録曲の続編。MANTRONIKプロデュースのハードアタックなエレクトロ・トラックに唾を吐きかけるようなラップが最高なクラシック!REDMANもネタに使っていたね。
B3. MANTRONIX/Hardcore Hip Hop
1985年リリースのデビュー・アルバム収録。MANTRONIKプロデュースの軽快なエレクトロ・ヒップホップ。MOHAWKS/The
Champのエフェクトが効いているね。
B4. 12:41/Success Is The Word
1985年リリース。プロデュースは、DAVID ENGとKENNY
BECK。マニアには有名だけど、この12:41は、あのBOOGIE
DOWN PRODUCTIONS(BDP)のKRS-ONEとDJ SCOTT
LA ROCKが組んでいたBDPの前身にあたるグループ。ヒューマン・ビート・ボックスと打ち込みドラムに陽気なシンセのメロディが印象的な曲。正直、このアルバムの中では一番劣るかな…
でも、この曲聴いて後のBDPをイメージできた人っていないんじゃないかな?
B5. T LA?ROCK/Breaking Bells
1986年リリースで、デビュー・アルバム『Lyrical
King』未収録。MANTRONIKとDJのLOUIE LOUによるプロデュースで、BOB
JAMES/Take Me to the Mardi Gras、ROY AYERS
UBIQUITY/Brother Green (The Disco King)使いのファンキー・チューン。これもアルバムに収録してほしかったな〜
(2025/05/24) |
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V.A.
/Rap wit' cha (1990)
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コンピ物でよく見かけるレーベルK-Telから1990年にリリースされたヒップホップ・コンピレーション。今聴くとクラシック満載ですね〜
1. Me So Horny/The 2 Live Crew
ベース界のレジェンドによる大ヒット曲で、MASS
PRODUCTION/Firecrackerネタの鬼エロなアゲアゲ・ナンバー。
2. Me Myself And I/De La Soul
ニュースクールの代表格による大ヒット曲。
FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep 、OHIO PLAYERS/Funky
Worm、EDWIN BIRDSONG/Rapper Dapper Snapper、DOUG
E. FRESH/The Original Human Beatbox、LOOSE
ENDS/Gonna Make You Mineネタのクラシック!ファンク・クラシックをほんと楽しく料理しているね~。
3. My Name Is Young/Young MC
VANILLA ICEと並ぶ一発屋のデビュー・アルバム収録。打ち込みビートにQUINCY
JONES/The Dude、KURTIS BLOW/Christmas Rappin'を合わせたファンキー・チューン。普通にカッコいい。
4. Dance To The Drummer’s Beat/Body &
Soul
タイトル通り大ネタHERMAN KELLY & LIFE/Dance
to the Drummer's Beat使いで、しかもワシントンGO-GOの大御所TROUBLE
FUNKがゲストで演奏したご機嫌なナンバー。どうせならTROUBLE
FUNKだけでよかったかもね。
5. Five Dollar High/Gucci Crew II
マイアミのレジェンドBASSグループのヒット曲。
GRANDMASTER MELLE MEL/White Lines (Don't
Don't Do It)使いのアップテンポなファンキー・ナンバー。高速BASSじゃないから聴きやすいね。
6. Funky Dividends/Three Times Dope
フィリーのレジェンド・トリオのヒット曲にしてメロウ・ヒップホップ・クラシック!
定番DELAGATION/Oh honey使いは誰よりも早かった。
7. Get On The Dance Floor (The “Sky” King
Remix)/Rob Base & DJ E-Z Rock
クラシックIt takes twoでお馴染みのコンビによるものだけど、当時流行したヒップハウスなのでスルー。
8. More And More Hits/Nice & Smooth
ブロンクスの人気デュオのデビュー・アルバムからの人気曲。MARY
JANE GIRLS/All Night Longまんま使いに歌心あるユルーいラップが最高ですね!
9. Think About It/Special Ed
16歳でデビューしたブルックリンのレジェンドによる人気クラシック!
ERIC B. & RAKIMのクラシックMicrophone
Fiendと同じAVERAGE WHITE BAND/School Boy
CrushSchool Boy Crush使いのファンキー・ナンバー!
10. Court Is Now In Session/Chill Rob G
ニュージャージー出身で、WILD PITCHからデビューした人気MCのアルバムからのシングル。
MACEO & THE MACKS/Soul Power 74、GRAHAM
CENTRES STATION/The Jamネタでファンキーだけど、アベレージかな。
(2020/01/25) |
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V.A.
/Street Jams:Hip-Hop From The Top Pt. 3 (1994)
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信頼のRHINOから1994年にリリースされたオールドスクール・ヒップホップ・オムニバス・シリーズ「Street
Jams」のパート3。なかなか渋い選曲だね。
1. The Show/Doug E. Fresh & the Get Fresh
Crew
1985年にリリースされたDOUG E. FRESHの代表曲。昔はこのドラムパターンが大嫌いだったけど、30年以上聴いてると慣れるもんだね笑 でも、B面だったLa
Di Da Diの方が圧倒的なクラシックには間違いないね。
2. Romeo (Part 1)/The Real Roxanne With Hitman
Howie Tee
1985年にSELECT RECORDSからリリース。プロデュースは、もちろんFULL
FORCE。重たいドラムにキレのあるスクラッチ、THE
REAL ROXANNEの勝ち気なラップ、そしてFULL
FORCEのコーラスの佳曲。
3. Step Off/The Furious Five f/Cowboy, Melle
Mel & Scorpio
トラブルで脱退したGRANDMASTER FLASH抜きのFURIOUS
FIVEが1984年にSUGAR HILL RECORDSからリリースしたシングル。THE
O'JAYS/For The Love Of Moneyネタの緊張感溢れるトラックにマイクリレーが素晴らしい快作!CHAKA
KHAN/Feel For Youのラップを再演したMELLE
MELも激渋いぜ!
4. Jail House Rap/The Fat Boys
1984年リリースの彼等の代表曲の一つで、監獄ロックならぬ「監獄ラップ」の邦題で国内シングル盤もリリース。少し暗めのトラックで後半のDON
BLACKMANのピアノソロも耳を惹くね。もちろんラップも勢いがあって良いし、ヒューマンビートボックスもバッチリ。
5. Freaks Come out at Night/Whodini
1984年の2ndアルバム『Escape』からのヒット曲。プロデュースは、LARRY
SMITH。弾けたビートにボコーダー(たぶん)が印象的なエレクトロ・ヒップホップ。
6. You Ain't Fresh/Boogie Boys
「A Fly Girl」のヒットを持つ彼らの1985年のアルバム『City
Life』からのシングル。ラップなしのメガミックス的なリミックスで、なんとも時代を感じる派手な作りだけど、まずまずか。できれば歌とラップを何の違和感もなく融合させた隠れクラシック「City
Life」を収録して欲しかった!
7. Here We Go (Live at the Funhouse)/Run-D.M.C.
ライブ音源としては最高峰!Big Beatの2枚使いのバックにRUN-D.M.C.の若さ溢れるラップがマジでカッコ良過ぎ!これで何か感じなきゃヒップホップ聴く資格なんてないね。
8. Leader of the Pack/UTFO
1985年のデビュー・アルバムからのシングル。プロデュースは、FULL
FORCEなのはモチのロン。MIXMASTER ICEお得意のキレッキレのスクラッチのイントロから血圧アップするノリノリなクラシック。ほとんどビートとスクラッチのみなシンプルさがフレッシュ!
9. AJ Scratch/Kurtis Blow
ラップの帝王と呼ばれていたKURTIS BLOWが1984年にリリースした5thアルバム『Ego
Trip』収録。このアルバム収録の「Basketball」にどハマリして、レンタル・レコード・ショップでアルバム借りてテープに録音してよく聴いてたな〜 ドラムマシンにマルディグラなどをスクラッチし、気だるい女性コーラスも絡むハードな逸曲。余談だが、『Ego
Trip』もCD化して欲しいな〜!
10. Runaway/Roxanne Shante
SHANTE姉さんが1985年にリリースしたシングル。プロデュースは、MARLEY
MARL!打ち込みドラムにGAP BAND/Burn Rubber
On Meの車のスリップ音のスクラッチ、SHANTE姉さんの舌足らずのラップが耳を弾く佳曲。
11. Marley Marl Scratch/Marley Marl f/MC
Shan
名プロデューサーMARLEY MARLが1985年にリリースした記念すべきデビュー・シングル!ラップするのは若き日のMC
SHAN!ロウな打ち込みドラムに荒々しいスクラッチがドープなクラシック!SHANの甲高い声のラップもフレッシュ!
12. Bad Boys/Bad Boys f/K Love
1985年にリリースしたシングル。女性MC兼ビートボクサーのK
LOVEをフィーチャー。DOUG E. FRESH/The Showのパクり的な曲。イマイチかな。
(2022/11/19) |
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V.A.
/Yo! MTV Raps: The CD (1989)
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1989年にJIVE RECORDSからリリースされたヒップホップ・コンピレーション。リリースがJIVEなので、JIVE所属アーティスト中心だけど、やっぱり役者が揃ってますね〜
聖なる夜はクラシックなヒップホップで決まりだね!
1. DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince/Parents
Just Don't Understand (Extended Remix)
1988年の傑作2ndアルバム『He's The DJ, I'm
The Rapper』からのシングルだけど、ビートがまったく好みじゃないな…
パス
2. Rob Base & DJ E-Z Rock/It Takes Two
Galactic Force Band/Space Dustネタのイントロから、LYN
COLLINS/Think (About It)になだれ込むノリノリなパーティ・グルーヴ!Think使いではやっぱこれが一番かな。
3. Salt 'N' Pepa/Shake Your Thang (Club Mix)
ベテラン・フィーメール・トリオSALT 'N PEPAが1988年リリースの2nd『A
Salt with a Deadly Pepa』からのヒット曲で、E.U.をフィーチャーしたファンキーなGO-GOナンバー。
4. Ice-T/High Roller
ギャングスタ・ラップのパイオニアの一人ICE-Tが1988年にリリースした2ndアルバム『Power』収録。EDWIN
STARR/Easin' In使いの地味ながらアーシーでファンキーな佳曲。
5. Too Short/Life Is...Too Short (Clean Extended
Remix)
オークランドのレジェンドTOO SHORTが1988年にリリースしたアルバム『Life
Is Too Short』からのシングル。AVERAGE WHITE
BAND/School Boy Crushネタのファンキーなクラシック!
6. De La Soul/Potholes In My Lawn
NYロングアイランド出身のDE LA SOULが1989年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム『3
Feet High And Rising』収録。PRINCE PAULが手掛けたERIC
BURDON AND WAR/Magic Mountain、PARLIAMENT/Little
Old Country Boy、BARRY WHITE/I'm Gonna Love
You Just a Little More Baby、MELVIN BLISS/Synthetic
Substitution、BROTHER SOUL/Cookies使いの脱力感満載なファンキー・クラシック!
7. Kid 'N' Play/Gittin' Funky
ボックスカットのヘアスタイルでお馴染みのコミカル・ラップ・デュオKID
'N' PLAYが1988年にリリースしたデビュー・アルバム『2
Hype』からのシングル。THE BLACKBYRDS/Reggins
& The Runaway、BAR-KAYS/Holy Ghost使いのノリノリなファンキー・シット!
8. Kool Moe Dee/Wild Wild West (Special Extended
Remix)
あー、当時のKOOL MOE DEE大嫌い!この曲もクソすぎる。
9. Boogie Down Productions/My Philosophy
(Extended Remix)
KRS-ONE率いるBOOGIE DOWN PRODUCTIONSが1988年にリリースした2ndアルバム『By
All Means Necessary』収録。STANLEY TURRENTINE/Sister
Sanctifiedネタのファンキーかつメッセージ色溢れるクラシック!
10. Stetsasonic/Talkin' All That Jazz (Extended
Vocal)
ヒップホップ・バンドの元祖STETSASONICが1988年にリリースした2ndアルバム『In
full gear』からのシングル。ROY AYERS/Expansions(最高!)ネタの最強クラシック!JAZZネタの曲の完成形だろうね。これを超える曲はそうないと信じている。
11. Steady B/Serious (Ceereeus BDP Mix)
フィリー・ヒップホップのパイオニアSTEADY
Bが88年にリリースした3rdアルバム『Let The
Hustlers Play』からのシングル。KRS-ONEプロデュース&参加、ついでにリミックスでTHE
TURTLES/I'm Chief Kamanawanalea (We're the
Royal Macadamia Nuts)ネタの鬼ドープなクラシック!
(2022/12/24) |
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THE WILD BUNCH
/Story Of A Sound System:Mixed By DJ MILO
(2002)
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UK はブリストルの伝説的なグループWILD BUNCH
(後のMASSIVE ATTACK)のDJで日本でもお馴染みのDJ
MILOのミックスCD。RUSSELL BROTHERS/Party
Scene、CRASH CREW/On The Radio、SPOONIE GEE/Love
Rap、T LA ROCK/It's Yours、TECHNO SCRATCH/Knights
Of The Turntables、NEWCLEUS/Jam On Revenge、MICRONAWTS/Smurph
Across The Surf、 MAN PARRISH/Hip Hop Be
Bop、DIMPLES D/Sucker DJ、YOUNGER GENERATION/We
Rap More Mellow、ODYSSEY/Inside Out、EVELYN"CHAMPAGNE"KING/I'm
In Love、TEENA MARIE/Behind The Groove、MONTANA
SEXTET/Who Needs Enemies With Friends Like
You、MR.FINGERS/Can You Feel It等のオールドスクール・ヒップホップ、エレクトロ、R&B、ハウスのクラシックにWILD
BUNCHの数曲を織り交ぜながらミックス。いやー、これだけのクラシックをミックスすれば悪いものができるはずないよね。当時のUKの息吹がビンビン伝わってくるね。素晴らしいミックスCDだと思う。(2018/01/27) |
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OST 『Colors』 (1988)
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88年に公開されたLAを舞台にしたカラーギャングの映画『Colors』のサントラ。ヒップホップの重要曲が収録されているクラシックとしても有名ですね。このサントラは当時、聴きまくったな〜。
1.Colors/ICE-T
ICE-Tを有名にしたクラシック!このおどろおどろしいトラックが新鮮だったね。
2.Six Gun(44 Mag Mix)/DECADENT DUB TEAM
正体不明の白人グループの曲だけど、全く面白くない。
3.Let The Rhythm Run/SALT-N-PEPA
METERS/Here Comes the Meter Man使いの渋いファンキー・チューン。こういうのを聴くと彼女らがただの売れ線女性ラッパーじゃないことが分かるよね。
4.Raw/BIG DADDY KANE
BDKによる永遠のクラシック!MARLEY MARLが手掛けたなかでもトップ3に入るカッコ良さ!BDKのラップも尋常じゃないな。これに影響を受けていないMCはいないんじゃないかな?
5.Paid In Full (Seven Minutes Of Madness-The
Cold Cut Re-Mix)/ERIC B. & RAKIM
これも永遠のクラシック!オリジナルもカッコイイけど、レア・グルーヴ・ブームの火付け役となったこのCOLDCUTによるリミックスもとにかく最高の一言!オフラ・ハザを使うアイディアなんて誰にも思いつかないよ。
6.Butcher Shop/KOOL G. RAP
MARLEY MARLプロデュースのファンキーな佳曲。
7.Mad Mad World/7A3
DJ MUGGSがいたウエストのグループによる独特な雰囲気な曲。JAMES
BROWN使いだけど、あまりそう感じさせないところが独特かな。
8.Go On Girl/ROXANNE SHANTE
MARLEY MARL制作で、SHANTEの名を一躍シーンにアピールしたノリノリなクラシック!かわいい声だけど結構攻撃的なラッピンも魅力的だね。
9.A Mind Is A Terrible Thing To Waste/MC
SHAN
これもMARLEY MARLによるシンプルだけどファンキーな佳曲。LP未収録。
10.Everywhere I Go (Colors)/RICK JAMES
このサントラ唯一の歌物。ファンクなんだけど、いまいち印象に残らないかな。
ミドルスクールのヒップホップを味わいたい人にはうってつけなんじゃないかな。(2013/09/10) |
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OST『Krush Groove』 (1985)
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85年に公開されたブラック・シネマ『Krush Groove』のサントラ。キャストは、SHEILA
E.、FAT BOYS、RUN-D.M.C.、KURTIS BLOW等、当時のNYを代表するメンバー。日本未公開で、しかもビデオでしかリリースされてないですね。なんかの雑誌でヒップホップの本命盤ってことで、高校1年の時に近所のレコ屋で高い国内盤のレコードを買いに行ったな〜。ヒップホップ関係のレコードなんか数えるくらいしかリリースされていなかったから、テープに録音して歌詞を覚えるまで聴き込んだな。
A1. (Krush Groove) Can't Stop The Street/CHAKA
KHAN
イントロでラップを入れた明らかに「Feel For
You」の路線を狙ったダンサブルな曲。ラップをしているのは、なんとCHICのNILE
RODGERS。個人的には、「Feel For You」よりもカッコイイと思うな。
A2. I Can't Live Without My Radio/L.L. COOL
J
この曲がL.L.との初めての出会い。ラップの勢い、切れ、トラックのカッコ良さ、今まで聴いていたラップはなんだったんだ!?
って思えたほど衝撃的だったな〜。
A3. If I Ruled The World/KURTIS BLOW
後にNASがネタ使いして再評価された、ワシントンGO
GOを取り入れた曲。TROUBLE FUNK/Pump Me Up を使ってる。正直、あまり好きじゃないかな。
A4. All You Can Eat/FAT BOYS
R&BプロデューサーのMARK MORALES(PRINCE
MARKIE DEE)を含むおデブトリオによるファンキーな曲。イントロがなんかの曲で使われていたかな。トレードマークのヒューマンビートボックスも最高だね。
A5. Feel The Spin/DEBBIE HARRY
元BLONDIEのリードシンガーによるラテン・ディスコっぽい曲。プロデュースは当時、引っ張りだこだったJELLYBEAN。JELLYBEANらしい愁いを帯びたラテン・ディスコだけど、別に好きじゃないかな。
B1. Holly Rock/SHEILA E.
PRINCEファミリーのパーカッション奏者SHEILA
E.によるラテン・ヒップホップって感じのアップテンポな曲。少しヒップホップ感を出しているところがポイントかな。まあまあ好き。
B2. She's On It/BEASTIE BOYS
永遠の悪がきBEASTIE BOYSによるハードロック・ヒップホップ。彼等らしいけど、ヒップホップ感が薄めなのがちょっと残念。ちなみに『Licensed
To Ill』には未収録。
B3. Love Triangle/GAP BAND
GAP BANDは大好きだけど、この曲は全然ダメ!こんな曲調のものは反吐が出る。
B4. Tender Love/FORCE M.D.'S
このアルバム最大の目玉といっても過言じゃないFORCE
M.D.'Sによる胸キュンな一発。JAM&LEWISがプロデュースした曲の中で一番美しい曲じゃないかなと思ってる。この曲を聴いて涙した"あの頃"を思いだすね…
B5. Krush Groovin'/FAT BOYS、RUN-D.M.C.、SHEILA
E. AND KURTIS BLOW(THE KRUSH GROOVE ALL
STARS)
このサントラのテーマ・ソングともいうべきポッセ・カット。各パートによってトラックに変化をつけているところもナイス。特にRUN-D.M.C.のパートがカッコイイ。SHEILA
E.の少し舌足らずな感じの可愛らしいラップも聴きどころかな。できれば、L.L.も参加して欲しかったな。
27年ぶりにLPを引っぱり出してきて聴いたけど、やっぱ色褪せないね思い出は。我が心の名盤の一つ。CDは廃番みたいなんで、ぜひ再発して欲しい!(2012/04/26) |