アーティスト/タイトル レビュー
TROUBLE FUNK
/Trouble Over Here,
Trouble Over There(1987)

WASHINGTON D.C.の"GO-GO"musicの大御所TROUBLE FUNKが87年にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム。プロデュースにBOOTSY COLLINSやKURTIS BLOWも参加。GO-GOのみならずファンクやレゲエにも挑戦した意欲作だと思うのですが、熱心なGO-GOフリークには失敗作の烙印を押されたアルバムで、おまけにセールスも振るわず、これのみで再びマイナー落ちになってしまいました。個人的には、BOOTSYがプロデュース参加した重量級ファンクA1.TroubleやTROUBLE FUNK流エレクトロ・ファンクのA2.Woman Of Principleは十分満足できる出来なんですが、肝心のA3.Hey Tee BoneやB3.SexyのGO-GO曲が以前に比べると何か物足りないかなと。GO-GOフリークよりもむしろBOOTSYが好きなファンク・フリークが気に入るかもしれませんね。(09/03/15)
TROUBLE FUNK
/Trouble(1987)
TROUBLE FUNKの来日記念としてリリースされた企画盤。この年にリリースされた『Trouble Over Here, Trouble Over There』からBOOTSY COLLINSプロデュースのファンク1.Troubleと4.Woman Of Principleも収録されていますが、目玉は、CHAD JACKSONがリミックスした3.Still Smokin'(Razor Mix)でしょう。Still Smokin'のスタジオ・テイクにライブをミックスした技ありな逸品!2.Good To Go(Remix)、5.Bust Your Bubble"Go Go Style"、6.Drop The Bomb、7.Say What?の定番曲ももちろん最高の一言。GO GO好きならぜひチェックしたいアルバム。(09/05/19)
TROUBLE FUNK
/Live(1996)

WASHINGTON D.C.の"GO-GO"musicの大御所TROUBLE FUNKが79年(?)にリリースしたライブアルバムの再発盤。"GO-GO"って知ってますか?多分若いリスナーは聴いたことないと思いますが、ニュー・ジャック・スイングの原型になったファンク・ミュージックとして知られています。そのTROUBLE FUNKですが、"パン パン パン パンピ アッ!"や"セイワッ!"といったスクラッチの声ネタのグループといえば"あのグループか"と気づく方もいることでしょう。"GO-GO"といえばLIVE!もうこれでノレないやつはいないんじゃないの!?というくらい熱い演奏とファンキーなコール&レスポンスが兎に角最高!今の音楽とは全くかけ離れているのでオススメはしませんが、興味がある方は聴いてみてください。(03/06/01)
TROUBLE FUNK
/Early Singles(1997)

ROLLINS BANDのボーカリストHENRY ROLLINSの再発専門レーベルINFINITE ZEROからリリースされたWASHINGTON D.C."GO-GO"musicの大御所TROUBLE FUNKのレアな初期シングル・コンピ。HENRY ROLLINSが相当なGO-GO好きとは聞いていたのですが、これは相当なマニアですね(笑) 初期のTROUBLE FUNKに悪い曲があるわけなく、汗がほとばしる、濃厚な音楽を聴かせてくれます!特にどこかクールなインスト・ファンク2.E-Flat Boogie、ノリのよい3.Hollyrock、ご機嫌なラテン風味のGO-GO5.Latin Funk、重量級ファンクの6.Get Down With Your Get Down、KRAFTWERK/Trans-Europe ExpressをGO-GOでアレンジした7.Trouble Funk Expressがオススメ!今こそ彼らに再評価を!(09/01/29)
V.A.
/Go Go Crankin'(1985)
85年にISLAND RECORDSからリリースされたGO-GO musicのお披露目的コンピ。このコンピはGO GOフリークなら是非とも聴いてもらいたい内容なんです!エレクトロ・ビーツ+GO-GOって感じのA1.Good To Go/SLIM、ブレイクビーツとしても有名な、これぞGO-GOって感じのA3.Let's Get Small/TROUBLE FUNK、GO-GOのパイオニアCHUCK BROWN & THE SOUL SEARCHERSによるクラシックのA4.We Need Some Money、80年代に一世を風靡したE.U.による少しクールなA5.Ooh La La La、これまたクラシックのB1.Drop The Bomb/TROUBLE FUNKとB4.Say What?/TROUBLE FUNK、ライトタッチのGO-GOB5.Happy-Feet/MASS EXTENSIONとGO-GO好きには堪らない好曲揃い!CD化されているか確認できなかったが、されていなければ、是非ともして欲しい!(09/03/12)
V.A.
/Go-Go The Sound Of Washington D.C. (1985)
1985年にLONDON RECORDSからリリースされたワシントンGO-GOの2枚組オムニバス。こんな国内盤がリリースされていたのも驚きですが、これを昨年、近所のブックオフで見つけたことの方が驚きですね〜 近所にワシントンGO-GOなんて、今やドマイナーなもの聴いていた人がいると思うとワクワクするね笑
収録されているアーティストもREDDS以外、全然聞いたことがないけど、もう、GO-GO大好きなんで、無条件にOK!
A、B面はREDDS AND THE BOYSによるライブ”Hitt'n And Holding Live”。
以前にレビューした1985年のオムニバス『Go Go Crankin'』にも収録されていたグループですね。
A1. Introduction
A2. Hear Any Noise It's Just Redds And The Boys
A3. Hitt'n And Holding
A4. What You Say - Love Boat, Love Boat
クレジットは4曲だけど、メドレー形式なので実質1曲。パーカッション、ピュンピュン・マシーン、ホーンのワシントンGO-GO必須のバック隊に活きの良いコールアンドレスポンスがマジで最高過ぎるぜ!曲によってホーンのアレンジを変えてるので、まったく飽きないで聴けるよね。ライヴに行ってREDDSの「右手を空に上げろ!左手はパンツの中だ!Put Your Right Hand In The Air, Put Your Left Hand Down In Your Underwear!」を一緒に叫びたいよマジで!
B1. Bop Gun
B2. Oops Si Do
B3. Lock It In The Pocket
B4. Funk Your Body "Redds"
これもクレジットは4曲だけど、実質1曲。
基本、A面と変わらないけど、それがワシントンGO-GOたる所以(笑) このREDDSって男、かなりの盛り上げ上手だね!アルバムはリリースされてないのかな?
C. SHADY GROOVE/On The Move Live
ヴァージニアのGO-GOグループだけど、ボーカルがやる気がない感じで少し萎えるね。演奏は軽めながら最高なだけに少し残念。
D.?PETWORTH/Special Dedication Live
ラストはPETWORTHなるグループ。軽快なギターを活かしたライト・ファンクなGO-GOからホーンセクションがイカしたサウンドなどバラエティに富んだトラック上で客を煽る塩辛ボイスがGOOD!これはカッコいいね!
(2025/05/05)
WASHINGTON GO-GO