C of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
CAFFEINE
/Things in the game done changed(2000)

SPICE 1/Black bossaliniに客演していたCAFFEINEが2000年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースは、MR.PAYBACK、JAZZE PHA、BATTLECAT等。良くも悪くもメジャー路線の内容で、個人的には平均的な内容だと感じました。ベスト・トラックはKURUPTをフィーチャーしたメロウ・ファンクの15.Holla at your partnerで、他にはJAZZE PHAがプロデュースしたBOBBY CALDWELL/What You Won't Do for Love似のメロディーラインがグッとくる哀愁トラックにJAZZE PHAがバッキングVo.も務めた5.Ride with me、タイトルどおりKOOL&THE GANG/Hollywood swingin'ネタのウェッサイ・ファンク14.Hollywood swingin'等がGOOD。悪くはないので聴いて損はないアルバムです。(15/12/20)
CALI LIFE STYLE
/Mexican invasion(1996)

TEE DRE&DELUXのチカーノ・ラップ・デュオ"CALI LIFE STYLE"(CLS)が96年にリリースした1stアルバム。その爽やかなトラックで今やすっかりチカーノHIPHOPの人気者となったCLSですが、この1stはこれ以上ないといっても過言でないくらいに大ネタ満載の超爽やかなアルバムに仕上げられています。1.Ordinary dayではVAUGHAN MASON/Bounce,rock,skate,roll、2.Time to glideではPATRICE RUSHEN/Remind me、5.Coastin'ではCON FUNK SHUN/By your side、7.Sucka freeではJUICY/Sugar free、9.Float onではFLOATERS/Float on、10.LostではDELEGATION/Oh honey等々誰でも一度は聴いたことがあるネタばかりです。早口のラップもGOOD!WEST COASTやチカーノを聴きたいけど何を聴いていいか分からない初心者の方に特にオススメです。(03/09/13)
CALI LIFE STYLE
/Sun up 2 sun down(2001)

96年の1st『Mexican invasion』ですっかりチカーノHIPHOPの人気者となったCALI LIFE STYLEが01年にリリースした3ndアルバム。今作は大ネタ使用の曲はないもののWEST・チカーノ好きなら間違いない好曲揃いで好感が持てました。特にオススメはFINGAZZのトークボックスが最高なメロウ・グルーヴ5.1st thangs 1stとゆったりしたメロウ・チューン11.California girlzの2曲。他にもサウス風味の哀愁バウンス6.Winnin' ain't everythang、哀愁ファンクの8.Makin' it known等もGOOD。でもAFRIKA BAMBAATAAネタのエレクトロ系が突然でてきたのにはビックリしましたけど(笑) とにかく明るいWEST COASTサウンド好きならMUSTでしょう!(04/04/10)
CANDYMAN
/I thought u knew(1993)

Knockin' bootsのヒットで知られるCANDYMANが93年にリリースした3rdアルバム。プロデュースはみんな大好きDJ QUIKにWESTの中堅JAMMIN' JAMES CARTER、IROC、JOHNY J、NYからはDE LA SOULのプロデューサーで知られる元STETSASONICのPRINCE PAUL。CANDYMANというと巷では一発屋扱いされてまともな評価をされていないのが悲しいところ。今回紹介するアルバムは前2作よりもWEST COASTファンに受け入れられる内容で、特に心温まるメロディ(これ絶対にネタですよね?)にSLICK RICKの声ネタもナイスな8.Don't cry dry your eyesとQUIKが手掛けたYOUNG&COMPANY/I like what you're doing to me使いの超ノリノリなタイトル曲10.なんて最高ですよ!この他にもRAY PARKER JR./It's your night使いの小気味良い3.Wat eva u lyke、QUIKらしいミッド・ファンク4.Candyman, do me right、DeBARGE/I like itネタの5.First date、バッキングVo.にSHIROを迎えたファンキーな7.Life goes onも平均点以上はあると思います。このアルバム地元の中古屋では捨て値同然で売られているんですよね... しかも誰も買わない... MC HAMMERのレコードがウン千円で取引されるのにこのアルバムが聴かれないのは個人的には納得できないところ。先入観に囚われないで色々と聴いて欲しいです。安くても良い皿はあるので。(05/05/22)
CAPONIAC
/D.A.B.O.M.B.(12)(2001)
WEST COASTのラッパーCAPONIACのアルバム"Caponiac"からの12'シングル。収録曲は、A1.D.A.B.O.M.B.B1、A2.Inst、A3. Lead Vocal Mix、A4.Vocal&Chorus Mix Ver.2、B1..D.A.B.O.M.B.(Remix)、B2.Remix Inst、B3.Remix Mix、B4.Remix Mix Inst
プロデュースは(多分)SEKRET SERVICE、フィーチャリング・シンガーにEBONI FOSTER。オリジナルは、P-FUNK系のシンセベースにクラシック系のウワモノがのっかるトラックにEBONI FOSTERのコケティッシュなVo.をフィーチャーしたウェッサイ・ファンク。オリジナルもGOODですが、Remixはビートがウェッサイ特有のファンク・ビートに差し替わっていてよりフロア向きのトラックに変身!Remixの方がかなり好み!気に入りました。(03/08/23)
THE CARTEL f/SHAKE G
/From Jack To King (1991)
SHAKE G率いるマイアミのギャングスタ・グループTHE CARTELが1991年にMIAMI BASS RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、G-RAPの名盤THE BALLERS『A Day Late And A Dollar Short』に関わったANDREW JOHNSON、CORY DAVIS、THE CARTEL。DJは、KID FURY aka DJ FURY。監修は、マイアミ・ベースのボスFRESH KID ICE(2 LIVE CREW)!ラッパーがICE CUBEそっくりなのは時代柄か(笑)
A. From Jack To King
SADE/All I Wantを使ったメロウ・グルーヴ!ちょっと音数が多いのは残念だけどね。
B. Pass' Da Mac 10
B.T. EXPRESS/Once You Get Itを使ったICE CUBE/AmeriKKKa's Most Wantedを意識したであろう攻撃的な一発。

アルバムがリリースされなかったのが残念ですね。(2024/07/12)
THE CAST
/Show me the money(2000)

テキサスの3人組THE CASTが2000年にリリースしたアルバム。EXECTIVE PRODUCERはあのLETHAL T! 内容もLETHAL T並みの鬼凄!と言いたいところですが、残念ながらあまり良くないです... それでもキラキラシンセをまぶした哀愁スロウ・トラックにKOKANEにそっくりな男性Vo.をフィーチャーした6.Supa fly 2000とSTEPHANIE嬢のお歌が絡むアップテンポの哀愁系8.Eye for an eyeの2曲にはノックアウト! もっとこういう曲があれば印象も違ってきたと思うのですが... (04/03/06)
CUSTOM MADE GANGSTAS(CMG)
/If you ain't hungry,
Don't come to the table(2006)

LIL KEKE率いるH-TOWNのラップ集団CUSTOM MADE GANGSTAS(CMG)が06年にリリースしたアルバム。今時なトラック中心ながら硬軟織り交ぜた内容で、ベスト・トラックは、早回し使いのメロウ・グルーヴ9.Appreciate Love。これかなり好きですね〜。早回しも嫌味がなくバッチリはまってます。他にはバウンシーなファンキー・チューン3.I'm A Dog、心地良いキーボードが耳を惹くメロウ・トラックにQ.B.が参加した4.Calculated Step、BIG POKEYをフィーチャーしたダークな5.84's、ソウル・ネタ使いの7.I'll Be Aroundが気に入りました。現行H-TOWN好きならぜひどうぞ。(06/05/08)
CAZ
/Thundadome(2000)

L.A.のCAZが2000年にリリースしたアルバム。プロデュースは、RICH"E"BLAZE、PLATINUM BROTHERS、DAMIZZA、BATTLECAT、TIM FEEHAN、SUPER SAKO、ROD NORMAN等、ゲストは、KURUPT、C-BO、ICE T、LAYZIE BONE、KRAYZIE BONE、LV、BAD AZZ、JAYO FELONY、SHADE SHEIST、BABY S、GANGSTA RIDDとなかなか豪華な面々。目玉となる曲がないのは残念なんですが、なかなか聴き応えある内容で、EPMDのクラシックKnick Knack Patty Wack ネタのトラック上でLAYZIE BONE、GANGSTA RIDD、MENENSKIとマイクを回す3.Headknockas、C-BOをフィーチャーした女性コーラス絡みの静けさが漂うメロウ・チューン6.Nobody Luvs You、DAMIZZA制作の軽快なファンク・トラックにSHADE SHEISTをフィーチャーした7.Big Caz、BABY S参加で男性コーラス入りの明るめのファンク11.All Nite、BATTLECATプロデュース&ラップ参加の陽だまり系キーボードが心地良い13.Flossing、LONDON JONESがコーラスで参加したドープな17.Take Me Homeがお気に入りです。ドスの効いたラップ・スタイルが好みなんで評価は甘いですが、WEST好きならチェックして損はないアルバムです。(06/01/10)
CAZ
/Pop pop(12)(2000)
WEST COASTのラッパーCAZが2000年にリリースしたデビューアルバム"Thundadome"からの12シングル。収録曲は、A1.Pop pop(Radio)、A2.Pop pop(Explicit)、A3. Pop pop(Inst)、B1.Pop pop(TV)、B2.Pop pop(Acapella)、B3.Pop pop(BIG CAZ Explicit ver.)  オリジナルVer.は、暗めのシンセベースが特徴のバンギン・トラックにJAYO FELONY&L.A.NASHをフィーチャー。ダーク好きでないと辛いかもしれませんが、BIG CAZ Explicit ver.はテンポアップしたナイスビートに差し代わっていてかなり好みのトラックに仕上がってますね。CAZのラップはIMPの故COUGNUTに似ていてかなりドスが効いてます。(04/11/20)
CAZ
/Goin head up(2002)

L.A.のCAZが02年にリリースしたアルバム。プロデュースは、SIMON TOCCLO、FINGAZ、DAMIZZA等、ゲストには、KURUPT、SPICE1、ROSCOE、YUKMOUTH、TQ、SHADE SHEIST、CJ MAC、RAS KASS、GANXTA RIDD等。ドスが効いた力強いラップ・スタイルに合わせてか、トラックもかなり男汁溢れるものが多いですね。ベスト・トラックは、SIMONプロデュースによる女性コーラス絡みでノリノリなメロウ・グルーヴ8.Baby you knowと同じくSIMONによる泣きのギターが胸を打つトラックに寂しげな男性コーラスもバッチリはまった12.I don't know whyの2曲。男臭い中にこのような哀愁・メロウが不意に挿入されると、ほんとヤラれてしまいますね〜。他にもFINGAZプロデュースのファンク9.N a real wayと14.Pop yo colla、SIMON制作でクセのあるキーボードが耳に残るファンク11.City 2 cityが気に入りました。トラック云々より、声とラップ・スタイルがかなり気に入っているので、評価は甘めですが、オススメできるアルバムです!(05/06/11)
CAZ
/Undisputed(2006)

LAのサモアンMC"CAZ"が06年にMO THUG RECORDSからリリースしたアルバム。ドスの利いたラップが魅力的なMCで、ゴリゴリからメロウとバラエティに富んだ内容に仕上がっています。ベスト・トラックはBATTLECATプロデュースでMARK ANTHONYをフィーチャーしたメロウ・チューンの14.Affection。他にはJOSE SANTANA参加のゴリゴリな4.Make Noize、ノリノリな7.Don't Stop、重たいバンギン・シット8.Ain't Hard To Find、EVEをフィーチャーしたメロウな15.Coast To Coast、DAMIZZAが手掛けたBONE THUGS-N-HARMONYとマイクを回すメロウ・グルーヴ17.Fly Da Coupがお気に入りです。WEST好きなら要チェックなアルバムです。(06/11/10)
C-BABE
/Babe's Eyes(2000)
2000年にZERO 9/MECCA RECORDSからリリースされた女性ラッパーC-BABEのアルバム。数年前に安価で売られていたので購入したんですが、今改めて聴いてみるとそのショボさに愕然・・・ メロウな5.Make It Funky、ファンキーな10.In Your Faceが辛うじて聴ける程度。かなりのポンコツ盤なんで余程のB級マニア以外聴く必要なし。(06/03/04)
C-BO
/Gas chamber(1994)

サクラメントのもう一人のボスC-BOが94年にリリースしたデビューアルバム。レーベルは信頼のSMG。プロデュースはMIKE MOSLEY&SAM BOSTIC。C-BOも近年はハードコアなトラック中心で聴き手を選ぶアルバムが多いですが、この1stは、ドラムが少し弱い点を除けばバラエティに富んだ好盤に仕上がっています。特に叩きつけるようなビートに哀愁帯びたキーボードが絡むタイトル曲2.、PATRICE RUSHEN/Remind me似のキーボードが気持ちイイ3.Realer than real、POOH-MAN/Fuckin' wit dankと同ネタのウェッサイ・ファンク5.Marked for death、FUNKADELIC/Knee deepネタの8.Bald head nut、80'S R&B使いの9.Play 4G、ROY AYERS/Everybody loves the sunshineネタの哀愁溢れる13.Shots outがお気に入りです。C-BOを聴くならまずこのアルバムか『'Til my casket drops』をオススメします。(04/02/14)
C-BO
/Tales from the crypt(1995)

C-BOが95年にリリースした3枚目のアルバム。プロデュースはMIKE MOSLEY&SAM BOSTIC、DJ DARYL、D-WIZ、RODNEY。このアルバムではやはりメロウ・ファンクの9.Groovin' on a Sundayが人気ですね。C-BOお抱えシンガーMISSISSIPPIと女性コーラスもフィーチャーされていてかなり気持ちイイ仕上がり。これ以外でも何故かMARVALESSが主役を取り、C-BOはフックでのみ参加するもの哀しいピアノが胸を打つ6.Stompin' in my steel toes、ちょい暗めのトラックにスペーシーなキーボードが絡む7.Birds in the kitchen、ダークな10.Who rideも好曲です。確実に一般受けしない暗めの内容ですが、SAC好きにはMUSTな一枚でしょう!SACが苦手な方でも一度はGroovin' on a Sundayは聴いた方がよいかも。(04/05/01)
C-BO
/One life 2 live(1997)

サクラメントのボスC-BOが97年にAWOL RECORDSからリリースしたアルバム。この頃のAWOLはトラックがほとんど似かよっていて、面白味に欠けていたのですが、正直このアルバムも良い出来ではないです。強いて言えばMARVALESS&LUNASICC参加のアーシーなワウギターが効いた渋いファンク9.I'm gonna get mine、BIG LURCHがコーラスで参加したMIKE MOSELY制作のメロウ・チューン10.Break'um offとDJ DARRYLによるダーク・ファンク・トラックにMISSISSIPPIの歌が絡む11.Survival 1stが気に入った程度。余程のC-BOフリーク以外にはオススメできないです。(06/02/25)
C-BO
/Till my casket drops(1998)

サクラメント出身の大物C-BOが98年にリリースしたアルバムです。もはや貫禄たっぷりで、ゲストもSPICE 1,E-40,BIG SYKE,JT THA BIGGA FIGGA,MAC MALL&etcと超豪華!内容も負けておらず、いつものようにダークな曲中心ですが、フックでのMISSISSIPPIの男臭い歌声もGOODな怒渋哀愁曲4.Money by the ton、哀愁系の9.Desperado outlaws、スペーシーな哀愁メローの12.Big gangsta(マジでこの曲最高です!C-BOのベストトラックか!?)、ヘビーウェッサイFUNKの16.Till my casket drops等はかなり聴き応えあります!ダーク系ラッパーなので敬遠しがちですが、ぜひチェックして欲しいアルバムです。
C-BO/Enemy Of The State(2000)

サクラメントのドンC-BOが2000年にリリースしたアルバム。サクラメント・クラシックの呼び声高いアルバムで、RICK ROCK制作のダークなトラックに鬼気迫るC-BOのラップに圧倒される1.Enemy of the Stateから耳を奪われます。MIKE DEANが手掛けたドープ・トラック上でDAZとマイクを回す2.Crippin'、DJ SQUEEKYによるファンキー・ビートにピアノが絡む哀愁ナンバー3.Death Rider's、MIKE MOSLEYプロデュースのヘビー・ファンク4.Paper Made、BEEZYによるメロウ・グルーヴ8.Forever Thugin'、MIKE MOSLEY制作でピアノの音色が胸を打つ16.Tycoonあたりが聴きどころ!後半は多少ダレますが、SACフリーク、WESTフリークなら聴き逃し厳禁の定番アルバムです!(06/10/23)
C-BO
/Money To Burn(2006)

サクラメントのボスC-BOが06年にリリースしたアルバム。かなりサウス寄りのトラック中心にはちょっと驚きました。EYESLOWをフィーチャーした70'sネタらしきファンキーな7.On Top、EYESLOWとBOH HAGENを迎えたもの哀しげな8.Danger Music、RHYTHM D制作のナイス・ビートに寂しげなメロディの12.I'm So Hood、EAZY-E/Boyz N Tha Hood使いの15.Wordは気に入りましたが、かなり地味な印象は拭えません。余程のC-BOフリーク以外は厳しいかもしれません。(07/02/24)
THA CELLMATES
/Stories of the damned(1996)
THA KAPTIN&KING TWEETからなるメンフィスのGスタデュオTHA CELLMATESが96年にリリースしたデビューアルバム。かなりマニア好みというかイナタいというか、好き嫌い分かれる音作りだなというのが第一印象でした。個人的には全然OKで、もの哀しい4.Hands of tha enemy、哀愁溢れる7.Gee's-n-enemies、哀愁スロー・トラックの8.Ghetto cruizin'は満足できる出来でした。マイナーGラップをこよなく愛するフリークにはオススメです。(03/09/13)
THA CELLMATES
/A busta's no hustla(プロモ12)(1996)
GANGSTA LUV誌でも紹介されていたTHA CELLMATESが96年にリリースしたアルバムStories of tha damnedからのプロモ12'シングル。タイトル曲オンリーで、ダークピアノ&ベースにピーヒャラシンセが絡んだ暗めの曲です。ちょっとパンチ不足ですね。
THA CELLMATES
/Big ballin(1997)
以前紹介したメンフィスのGスタデュオ"THA CELLMATES"が97年にリリースした2ndアルバム。1stもかなりのイナタさでしたが、この2ndも負けず劣らずかなり怪しいサウンド全開ですね。正直かなりキツイ曲もありますが、チープなドラムにキラキラシンセをまぶしたスウィートなスロー・チューン9.The national athemにはかなりやられました!またファンキービートにスペーシーなキーボードが絡む11.DominoesもGOOD! オールドSOULフリークには、BILL WITHERSの名曲Ain't no sunshineを原曲に忠実にカバーしたトラックにBILL似のVo.までフィーチャーした6.When they goneも気に入るはず。個人的には9.と11だけでもう満足でした。というか残りはちょっと受けつけなかったですね(苦笑) マイナーGラップマニアの方のみにオススメします。(03/10/11)
CELLY CEL
/Heat 4 Yo Azz (1995)

ベテランCELLY CELが95年にSICK WID' ITからリリースしたアルバム。プロデュースは、MIKE MOSLEY、SAM BOSTIC、STUDIO TON。ベイ物のなかでも傑作とはいかないまでもベーシックな部類に入るアルバムで、特にONE WAY/Cutie Pie使いのダーク・ファンク1.Heat 4 Yo Azz、KRS-1の声ネタもバッチリはまった、これよこれ!って唸らされる80'sテイストのベイ・ファンク3.Waht Am I Supposed To、LEVITTIをフィーチャーしたベイ・ファンク5.Funk 4 Life、LEVITTI、MARJUNA、KIM LARSONをフィーチャーした夕暮系哀愁ナンバー10.Hot Sunny Day、80'sネタと思われるベイ・ファンク12.Zig Zags & Body Bag'sがお気に入り。(2011/08/13)
CELLY CEL
/It'z real out here(2005)

ベテランCELLY CELが05年にリリースしたアルバム。存在感のあるラップなんで、それだけで聴かせてくれますね。RHYTHM X、G-MAN STAN、CELLY CELプロデュースでPARLIAMENT/Flashlight使いの3.Whatu gone do?、KCMOのHOBO TONEプロデュースで怪しげなシタール系楽器が印象的なMIDWESTテイストのトラックにHOBO TONE、YOUNG KEV、MO CHEEZをフィーチャーしたタイトル曲8.、GAP BAND/I don't believe you want to get up & dance(Oops!)使いのナイス・ファンク12.Real ni**az、BINKY MACK&DAM FUNK制作のファンキー・チューン13..They go 2 wayz、SAM BOSTICプロデュースで哀愁漂うギターが印象的なトラックにART N SOULの素晴らしい歌をフィーチャーした15.I want you、ファンク・ビートにスペーシーなキーボードを合わせた17.Keep it realが気に入りました。派手さには欠けますが、WESTフリークなら押えて損はないアルバムだと思います。(06/05/30)
THE CELLYZ/Same

アリゾナのチカーノ・デュオCELLYZが02年にリリースしたアルバム。MC MAGIC絡みということで当時話題となったアルバムで、マイナーとは思えない充実作に仕上がっています。MC MAGICとZIG ZAGをフィーチャーしたメロウ・グルーヴ2.Nothing But a Party、男性Vo.入りのしっとりとした4.A Little X2z、FRANK VとMC MAGICのトークボックスをフィーチャーしたメロウ・チューン6.Show Love、80'Sネタらしき9.Wahh、80'Sテイストのファンク・ナンバー12.4 U Hatters、メロウ・グルーヴ13.City of Heatがオススメです。誰にでも楽しめるアルバムといえるでしょう。(06/10/23)
CENTRAL COAST CLIQUE
/Here comes the triple c(1999)

CENTRAL COAST CLIQUE(TRIPLE C)が99年にリリースしたアルバム。プロデュースは、D.J.DOMINATOR、DY THE D.J.、そしてFLEXX、LA ROCKCO TEE等を手掛けたMADDBALL TONY D。日本で人気が爆発したのもうなずけますね。かなり聴きやすい曲ばかりです。個人的には大好きなネタSURFACE/Closer than friends使いのトラックに歌姫SARA Sをフィーチャーした7.Our dedicationがベスト!まあこのネタ使えば悪いわけないですね。この他にもSARA Sの歌声が心温まるメロウ・トラックに映える2.The curb、有名ネタ(曲名はど忘れしました...)の6.Do you wanna get high?、ノリノリ・ウェッサイ・ファンクの13.Female dogsも最高!EARTH,WIND&FIRE/Brazilian rhymeネタの9.Triple C groove、SOULネタの10.Playa congratulator、チカーノの十八番オールディーズ使いの12.805 Afternoonなんてのもあります。チカーノ入門盤にぴったりな一枚だと思います。(04/08/14)
CENTRAL COAST CLIQUE
/Tha mastapiece(2000)

CALI LIFE STYLEと共にチカーノ・ウェッサイ・フリークに絶大な人気を誇るCENTRAL COAST CLIQUEが2000年にリリースしたアルバム。ホント聴きやすい爽やかな曲が多くて素晴らしいアルバムです! 色々なサイトで絶賛されてる理由が分かりました。良い曲が多いですが、特に名曲3.Lowridin'、80'S FUNK調のメロウ・ファンク・トラックにトークボックスをフィーチャーした2.Playas come&go、KEITH SWEAT/Don't stop your loveネタのメロウ・トラックに歌姫SARA Sをフィーチャーした5.The westside、S.O.S.BAND/Just the way you like it使いのタイトル曲12.は絶品! 最近は比較的流通が良くなってきているので、見つけたら是非GETして下さい! (SPECIAL THANX TO MR. YMB)(03/11/29)
C-FUNK
/I'm Out 2 Stoages (1992)

E.P.A.CityのCHUNK、SEAN-T等のクルーC-FUNKが92年にリリースした(たぶん)デビュー・アルバム。時代柄ニュースクール系のトラックも多く、WESTフリーク以外にもニュースクール好きにも十分受け入れられるのかなと思いますね。ファンク・ビートにAVERAGE WHITE BAND/School boy crush、そして物静かなウワモノを合わせた1.Smoke Tru、ほのぼの調ファンキー・チューン2.Oh, You Make Me Go、DEBURGE/I Like It使いの3.S.H.、DE LA SOUL/Plug Tunin'と同じMANZEL/Midnight Themeネタのファンキーな4.Lisa、A TRIBE CALLED QUEST/Scenario(Remix)と同じKOOL&THE GANG/Soul Vibrationネタの5.You Ain't Heard Nothin'、DIGITAL UNDERGROUND/Doowhatchalike似のパーティ・ファンク6.Yabba, Dabba, Doo、DIANA ROSS/Love Hangoverネタのメロウな8.Don't You Know I'm Good 4 U、PARLIAMENT/Flash Light使いの分かりやすい11.Play My Song On The Radioがお気に入り。(2011/10/26)
C-FUNK
Lime in ya coconut(プロモ12)(1995)
95年にリリースされたC-FUNKのアルバムThree dimensional ear pleasureからのプロモ12シングル。A面はRadioバージョン、B面はインストです。PARISプロデュースで、スペーシーメローのトラックに女性コーラスが絡む極上の仕上がり!オススメできます。(03/01/07)
CHAMILLIONAIRE
/The sound of revenge(2005)
H-TOWNのCHAMILLIONAIREのメジャー・デビュー・アルバム。かなり売れているアルバムですね。MCの実力は申し分なしと思いますが、肝心のトラックが酷すぎ!ハッキリ言って全然好みじゃない。一度聴いて、もう二度と聴くことはないなと思いましたね。中古で安く買えたのだけが唯一の救い。定価で買っていたら、速攻中古屋行きでした。かなり期待外れの残念なアルバム。(06/01/31)
CHAMP MC
/Keep It On The Real (1994)
ブロンクス出身でWU-TANG一派のフィーメールMC集団DEADLY VENOMSのメンバーCHAMP MCが1994年にリリースしたシングル。同年のアルバム『Ghetto Flava』からのカット。しかし、このアルバム、全然見かけないですね。イーストとウエストのサウンドが半々の珍しい内容みたいなので聴いてみたいところ。
A1. Keep It On The Real (Album Version)
ウエストコーストの重鎮E-A-SKIとCMTによる打ち込みビート&シンセのもろウエストコーストなレイドバックG-FUNKサウンドに勝ち気なラップがばっちりハマった快作!NY好きはPETE ROCKリミックスに騒ぐだろうけど、圧倒的にこっちを支持するね。
A2. Keep It On The Real (E-A-Ski/CMT Remix)
よりウエストコーストらしくファンク臭濃くし、泥臭いSYL JOHNSON/Different Strokesを違和感なく組み合わせたリミックス。これも最高だね〜!
B1. Keep It On The Real (Pete Rock Remix)
PETE ROCKによるリミックスで、GEORGE BENSON/Face It Boy, It's Over使いのユルいジャジー・ヒップホップに仕上げる。MCの迫力を活かしてない気もする。
B3. Stressin' Me (Album Version)
NYのベテランTONY DOFATが手掛けたファットなビートに浮遊感溢れるキーボードの佳曲。
(2024/12/12)
CHAP CHEEZEE
/Life iza gamble(1999)

(おそらく)L.A.のCHAP CHEEZEEが99年にリリースしたアルバム。中ジャケでは何故かニューヨーク・ヤンキースのキャップとベースボール・シャツを着ている不思議なCHAP CHEEZEEですが、このアルバムはなかなか聴かせる好盤に仕上がっています。ベスト・トラックは、鬼スウィートなスロウ・トラックにトークボックスも絡む5.Rhyme or crimeでしょう!メロウ好きなら絶対に聴いてもらいたい絶品ですね、これは。この他にもソウルフルなイントロ1.Intro-Ghetto news reporter、哀愁溢れる7.Niggas will be niggas、トークボックス入りのダーク・ファンク8.G-String(Holiday inn)がお気に入りです。この皿かなり格安で売られているのでWESTフリークならぜひチェックして下さい!(04/09/04)
CHEEKY BLAKK
/Let me get that outcha(1995)
ニューオーリーンズのTOMBSTONE RECORDSなるドマイナーから95年にリリースされた姉御ラッパー"CHEEKY BLAKK"の実質5曲入りのミニアルバム。第一印象としてやはりジャケに触れなければならないでしょう(笑) 思い切りローカル丸出し、低予算なショボイジャケで、おまけに主役のCHEEKYも普段着(笑)  しかし、このアルバムのプロデューサーが、あのMANNIE FRESHと聞いたら食指が動くのでは? 2.Twerk something Pt.2なんてMIDNIGHT STARのメロウネタCuriousを使いながらもお祭り系バウンスに仕上げるあたりはさすがMANNIE。続く3.Bitch get off meも8分近くに渡るファンキー・バウンス! 能天気もここに極まれリといった感じです(笑) MANNIE好きなら是非ともチェックして欲しい珍盤です。(04/01/24)
CHEEKY BLAKK
/Whores pimp niggaz 2(1997)
CHEEKY BLAKKが97年にリリースした6曲入りミニアルバム。貫禄たっぷりに肥えましたね(笑) ジャケもPEN&PIXELへとランクアップ。しかし、残念なことにMANNIEとは決別したみたく、SAMMY BUI(INFAMOUS 1)というやつがプロデューサーとなっています。このSAMMYというやつ中々やりまして、ベスト・トラックはMS.TEEをフィーチャーした哀愁たっぷりの5.Why you lied。意外な好曲ですねこれは。他にもDR.DRE激似のダーク系4.U done did it、スペーシーなキーボードがGOODな6.Some real shit(この曲にJOE COOLEYの名があるがあのJOE COOLEYか!?)が気に入りました。悪いアルバムではないので購入するなら上よりこのアルバムですね。(04/01/24)
CHICO&COOLWADDA
/Wild 'n tha west(2001)

ロスの出身のCHICO&COOLWADDAが01年にリリースしたデビューアルバム。BATTLECATがプロデュースしたEVELYN KING/Love come downネタの5.High come downはNATE DOGGをフィーチャーしたメローグルーヴ!この曲につきますね。他にもメインストリームのウェッサイ系のトラック中心で、ファンキーな4.Central bookin'、MINNIE RIPERTONの名曲Inside my love(良い曲ですよ!)ネタの哀愁溢れる7.Godzilla like、一風変って琴?のサンプルが印象的なYou don't know opera等はかなりイケます。メジャーなので外すことはないと思います。(03/04/13)
CHILL
/Smoke dis F-N-J(プロモ12)(2003)
MC EIHT率いるCOMPTON'S MOST WANTED(CMW)のメンバー"CHILL"が03年にリリースしたプロモ12シングル。収録曲は、A1.Smoke dis F-N-J(Radio)、A2.Smoke dis F-N-J(Street)、B1.Smoke dis F-N-J(Inst)、B2.Late night hype
Smoke dis F-N-Jは何とニュー・ジャージーのPOOR RIGHTEOUS TEACHERSのクラシック"Rock dis funky joint"をウェッサイ風味に料理したトラックにMC EIHT&JAYO FELONYをフィーチャーした佳曲。Late night hypeはKOKANEの泥臭いVo.が絡む哀愁曲!かなり渋い1枚ですね。カミン・スーン・アルバムとして"The chill factor"がクレジットされていますがお蔵入りとならずにきちんとリリースされるかが気になるところです。(03/09/13)
CHILEE POWDAH
/Richmentality (1998)

ベイエリアはリッチモンドのベテランCHILEE POWDAHが98年にリリースしたアルバム。微妙な曲が多いけど、スムーズかつグルーヴィーなファンク4. Stimulated、DeBARGE/I Like Itを弾き直したメロウ・チューン5. Playa Ta Playa、寂しげな6. Richmentality、THE SYSTEMの名曲Don't disturb this groove使いの9. Pleasure、寂しげなシンセのメロディが耳を惹く10. Ghetto Games、ホーンも効果的な郷愁感溢れる11. Dirty Ride IIは今でもよく聴いてるね。このギリギリなチープ感はやっぱ魅力的だな。(2011/02/05)
CHINGO BLING
/Walk Like Cleto (2004)
テキサスのメキシカン・ラッパー/コメディアンCHINGO BLINGが2004年にリリースしたアルバム『The Tamale Kingpin』からの4曲入りシングル。コミカルなラップが持ち味で、なかなか聴かせるね。
A2. Walk Like Cleto (Street Version)
ニワトリの鳴き声を入れたMANIE FRESHばりのイケイケ・バウンスなトラックに5TH WARD WEEBIEをフィーチャーしたバカチョンなファンキー・シット!
B1. Waca, Waca, Waca (Street Version)
電子音なトラックに「ワカワカワカ!」と素っ頓狂なラップが耳を離れない佳曲。
B2. American Pie (Street Version)
これも不穏な電子音に(意図的に)荒っぽいスクラッチが耳を惹くトラックにMIKE JONESとPAUL WALLの強力なメンツをフィーチャーしたハーコー・シット!
B3. Swang On Deez Nutz (Street Version)
チカーノ系特有の哀愁のスパニッシュ・ギターを取り入れたトラックにRUSSELL LEEの歌をフィーチャーした哀愁ナンバー!
(2025/05/12)
CHINGY
/Jackpot (2003)

セントルイスの人気MC"CHINGY"が2003年にリリースしたアルバム。大ヒットしたアルバムなので、いまさら特に書くことはないですが、ヒットしたどこか懐かしいメロディが耳を惹くトラックに男性コーラスをフィーチャーした9.One call away 、LUDACRIS&SNOOPとマイクを回す12.Holidae in、DA QUIKSTA aka DJ QUIKプロデュースでCURTIS MAYFIELD/Ain't got time使いの80'Sディスコチックな16.Bagg upあたりが大好きですね。(2012/04/11)
CHINGY
/Powerballin' (2004)

セントルイスの人気MC"CHINGY"が2003年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、THE BEATSTAZ、LIL' MACK、VUDU、THE TRAK STARZ、DAVID BANNER。前作『Jackpot』が大ヒットしたんで、少し評価が低いけど、小気味良いトラックにコミカルなフロウも映える2. Give Em Some Mo、大物JANET JACKSONがセクシーな歌声で添えるメロウ・チューン9. Don't Worry、MUSICAL YOUTH/Pass the Dutchieの声ネタも懐かしいノリの良いファンキー・トラックにDAVID BANNERとNATE DOGGをフィーチャーした10. All The Way To St. Lou、カッティング・ギターがイカしたファンキー・トラックに単純なフックも最高な12. We Clubbin'は大好きだね。人気も衰えてきてるみたいだけど、個性溢れるCHINGYのラップは魅力的なんで、もういちど表舞台に出てきて欲しいな。(2012/09/27)
CHINGY
/Hoodtsar (2006)

セントルイスの人気MC"CHINGY"が2006年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、JERMAINE DUPRI、MR. COLLIPARK、MANNIE FRESH、THE TRAK STARZ、TIMBALAND、DJ PAUL & JUICY J、PAULY PAUL、KWAME。1分弱の短いイントロながら電子音も印象的な1. Intro (Rid'in Wit Me)、THREE 6 MAFIAをフィーチャーしたメンフィス・マナーのジクジクした3. Club Gettin' Crowded、独特なウワモノがファンキーな5. Bounce That、サザン流儀の落ち着いた6. Cadillac Door、重苦しい雰囲気の7. Dem Jeans、TYRESEの歌も雰囲気を惹き立てる和み系メロウ8. Pullin' Me Back、MR. COLLIPARKらしいイケイケ・サウス・チューン9. U A Freak (Nasty Girl)、オールドスクーラーKWAMEが手掛けたアゲアゲ番長FATMAN SCOOPをフィーチャーしたアゲアゲな13. Let's Ride、ボーナスとして収録されたファンキーな14. How We Rollがお気に入り。やっぱCHINGYのラップには華があるね。インディでいいからリリースを続けて欲しいですね。(2013/03/28)
CHINGY
/Hate It Or Love It (2007)

セントルイスの人気MC"CHINGY"が2007年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、CO-STARS、MICHAEL DAVIS、L.T.MOE、JARED GOSSELIN、CALVO DA GR8、KEVIN"KHAO"CATES、HARDLEY DAVIDSON、WYSHMASTER等。LUDACRISと再び組んだアルバムで、セールスは悪かったけど、個人的には全然悪くないと思うけどね。AMERIE嬢の歌声も可憐な優しいメロディのメロウ・グルーヴ4. Fly Like Me、ヘビーなビートと電子音が病みつきになる5. Kick Drum、STEPH JONESをフィーチャーしたマイアミ・ベースのノリのイケイケな7. All Aboard (Ride It)、捉えどころがなく不思議な感じがするけど腰にグっとくるファンキー・シット10. 2 Kool 2 Dance、どこか郷愁感を漂わす11. Lovely Ladies、ANTHONY HAMILTONをフィーチャーしたJON B./They Don't Knowネタの素晴らしくまろやかなメロウ・ナンバー12. How We Feel(ベスト・トラック !)、ボーナスではBOBBY VALENTINOをフィーチャーしたメロウな16.Remember WhenがGOOD。全然売れず、その後、マイナー落ちしてミックステープやストリートアルバムしかリリースしていない状況は寂し過ぎるね。もういちど表舞台に浮上して欲しいですね。(2014/01/27)
CHINGY
/Success & Failure (2010)

セントルイスの人気MC(だった…)"CHINGY"が2010年にベイエリアの駆け込み寺(?)REAL TALK ENTERTAINMENTからリリースした5thアルバム。プロデュースは、ベイエリアといえばこの人”BIG HOLLIS”。かつての人気はどこへやら… こんなストリート・アルバムしかリリースできない状況は寂しいものがあるけど、熱心なサウス・フリークなら概ねOKじゃないかと思う。重鎮8BALL参加のミステリアスな雰囲気の2. Iced Out、サウスの不穏感たっぷりの3. Thurr Dey Go、チープなドラムに寂しげなメロディの8. Feelin LIke a Million、男性シンガーも絡むR&Bマナーなメロウ・トラックにLIL’ FLIPをフィーチャーした9. Anythang、ART OF NOISE/Moments In Love使いの寂しげな10. Money Brought Me BackあたりがGOOD。(2015/01/13)
CHOCOLATE
/Life-n-a-day(1993)
93年にリリースされたCHOCOLATEなる謎のラッパーのアルバム。クレジットからLA出身でしょうか。SNOOP DOGG、C.P.O.、B.O.X.、TRE DEUCE、BOO-YAA TRIBE(懐かしい!)も参加。これは隠れ名盤ですね!かなり質が高く、スムーズ&メローかつMANFOODなる男性シンガーをフィーチャーした1.Sleeping beautyから聴かせてくれます!続くタイトル曲の2.も2PAC/Definition of a thug niggaと同じネタを使った好曲、3.もBOBBI HUMPHREYのメロージャズを使ったメロ〜な曲、SNOOPがゲストの7.Niggaz iz lyke datもファンキージャズを使ったカッコイイ一品、8.もPATRICE RUSHENの定番メローネタ使用...ふう〜、全曲良すぎて書くのが疲れますね。とにかく必聴です!!!(03/01/09)
CHOICE
/The big payback(1990)
初期RAP-A-LOTのビアッチMC"CHOICE"が90年にリリースした1stアルバム。プロデュースはJAMES SMITHとCLIFF BLODGET。気になる内容はというと、WILLIE DEEの1st同様、どうしょうもなく古臭く、洗練のかけらさえ見当たらないB級盤です。しかし、このB級加減がマニア心をくすぐるんですよね〜(笑) ONE WAY/Cutie pieネタの3.Down with my manやJAMES BROWNの定番ブレイクFunky drummerを使った6.Bad A** B****なんかにゃオールドスクールから聴いているオヤGは血沸き肉踊るんですが、若いファンにはきっと「古くせー!」の一言で片付けられてしまうんでしょうね... (04/01/24)
CHOICE
/Stick-n-moove(1992)
CHOICEが92年にリリースした2ndアルバム。これだけ股間に低刺激な下着ジャケも珍しいです(笑) プロデュースはDJ CRAZY C、PRINCE JOHNNY C、BIG MELLO等。1stよりはまだ聴けるが、かな〜りオールド・スクールで今の洗練された音に慣れたファンには退屈に思えるかもしれませんが、自分みたいなオヤGにはこのイナたさこそがRAP-A-LOTなんですよね〜。お気に入りはISACC HAYESネタの70'S SOULの哀愁感が良くでているタイトル曲の5.、曲名はど忘れしましたが、有名ネタを使ったファンキー・トラック上で男性MCと痴話喧嘩するThank It's a game、BROTHERS JOHNSON/Strawberry letter 23ネタの11.All about that payで、他にもレア・グルーヴ使いの曲も収録されています。メロウネタのStrawberry letter 23を使っても全然メロウじゃないところがRAP-A-LOTらしさですね(微笑) 初期RAP-A-LOTコレクターやビアッチ・ラッパー・マニアの方だけ聴いて下さい。(04/01/24)
CHOSEN FEW
/Climbin' thru amerikka's window(2000)

LOS ANGELS近郊のRANCHO CUCAMONGAを拠点とするFROM THE GROUND UP ENT.に所属するBAGGとQUARTA-SPOONのコンビ"CHOSEN FEW"が2000年にリリースしたアルバム。ディストリビュートはPOINT B.L.A.C.K.と同じPR ENT.。このアルバムは派手さはないが、駄曲が少ない好盤で、特にLISA嬢の歌がメインで、時折トークボックスも絡む気だるい3.Fuckin' u slow、3.をテンポアップさせたメロウ・トラックにMR.MOSSBERGをフィーチャーした4.Fuckin' u、レイドバックしたメロウ・トラックにKOKANEの歌がバッチリはまる6.Freak、タイトなビートに泥臭いギターが絡む7.Head(On the dance floor)、LISA嬢のソロ曲で哀愁溢れるスロウ8.Yey-Yo、SCOOPIE LOCC参加で重たいビートに男性コーラスも絡む夕暮れ系の9.This ain't living、ぶっといビートにフックでのBDP/9mm goes bangのフレーズも効いたもの哀しい13.Fuck the police 2Gがお気に入りです。ずば抜けた曲がないのは残念ですが、高い完成度を持っているアルバムですので、WESTフリークはぜひチェックして下さい!(05/04/23)
CHUCK NUTT
/You got issues(2005)

ベイエリアで活動するCHUCK NUTTが05年にFCA ARTISTS INC.からリリースしたアルバム。プロデュースは、STIX IN THE MIXとCAP。このアルバムの目玉はなんと言っても3.The Summerと4.Redemptionに尽きるでしょう!The Summerは、クラップ・ビートに流麗なギターがバッチリあったトラックにCAZとCAPをーフィーチャーしたタイトルどおりの極上サマー・アンセム!Redemptionもギターを活かしたソウルフルなメロウ・チューン!最近の曲の中ではズバ抜けて良いですね〜。これ以外にはゴリゴリな1.Shift Dance、クラップ・ビートとピアノのシンプルなメロウ・チューン5.Your Party、CELLY CEL参加の暗めのファンキー・チューン12.Break You Off、しっかりしたビートに寂しげなメロディの14.Daddy's Not Home(2002)が気に入りました。結構駄曲も多いですが、3.The Summerと4.Redemptionだけでも十分満足できるアルバムです!(05/09/17)
CHUNK
/Menace To The Game (1991)

E.P.A.CityのCHUNKが91年にTANDEM RECORDSからリリースした(たぶん)デビュー・(ミニ)アルバム。プロデュースは、クルーのC-FUNK(MARCUS McKINLEY)。うーん、どうなんだろうこれ。リアルタイムで聴いていたけど、今聴いてもラップが弱いなー。トラックは、G-FUNK以前のNWAやP.E.系の路線で悪くないんだけどね。ハードコアな3.This Is How It's Done、イントロ長過ぎだけど、有名ネタ(ど忘れ…)使いの軽めのファンキー・チューン4.Act Right、ファンク・ビートにアーシーかつファンキーなネタを合わせた5.Menace To The Game、KOOL&THE GANG/Hollywood Swingin'ネタの6.Black Man Homicideあたりが聴けたくらい。よほどのマニア以外にはおススメしないかな。94年の『Break' Em Off A Chunk』から聴くのが一番だと思う。(2011/09/03)
CHUNK
/Marked For Death(1992)

E.P.A.CityのCHUNKが92年にTANDEM RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、DAVE CHRISTIANとMARCUS McKINLEY。CHUNKといえば94年の『Break' Em Off A Chunk』が代表作ですが、このアルバムもリアルタイムで聴いていたんで、凄く好きなんです。確かに古臭い曲も多いですが、BOZ SCAGGS/Herculesをベースに使用した郷愁感溢れるメロウ・ナンバー10.Dying Black Raceと甘酸っぱいラブ・ラップ11.Be My Girlの2曲は絶品!いつ聴いても惹かれますね〜。他にもCARL CARLTON/She's Bad Mama Jamaネタの8.Mickey、寂しげなピアノが印象的なトラックで諭すようにラップする8.Marked For Death、P-FUNK使いの8.Money Comes Fastもナイス。哀愁メロウ好きならDying Black RaceとBe My Girlはチェックして損はないでしょう。(08/02/15)
CHUNK
/Break 'Em Off a Chunk (1994)

E.P.A.CityのCHUNKが94年にMURDER ONE RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、SEAN-T(1曲だけG-MAN STAN)、スクラッチにSEAN-T、ギターはG-MAN STAN。ブレイクビーツに生楽器(特にベースが効いてる)を上手く合わせた快作!リリース時から愛聴していて、ほとんど全曲好きだけど、特にラガMCをフィーチャーした渋いファンキー・チューン1.Straight Murderin'、CAUS参加のこれまた渋すぎる2.Hoo Ride、落ち着いたメロウ・ナンバー3.Ain't No Love、フックでのピーヒャラ・シンセもナイスなベイ・ファンク4.It's On Like That、LEON HAYWOOD/I Wanna Do Something Freak to youネタの5.The Game Don't Last、郷愁感溢れる6.Break 'Em Off a Chunk、夕暮系メロウの11.Watch Out For The Set Up、GANGSTA G、SCRIB、DOUBLE-O、D VILLAINとマイクを回すベイ・ファンク12.Get Off On ThemがGOOD。派手さはないんで、期待しすぎると拍子抜けするかもしれないけど、長く聴くならこれくらいが丁度良いかと思う。(2012/03/01)
THE CIRKLE
/360°of uncut game (2000)

テキサスのトリオTHE CIRKLEがMY WORLD ENT.から2000年にリリースしたアルバム。プロデュースには、あのSOLOも参加。ゲストには、地元からはLIL KEKE、BIG MOE、BILLY COOK、PAPA REU、ベイからはB-LEGIT、RICHIE RICH、ルイジアナからはC-LOC、YOUNG BLEEDとかなり豪華。哀愁・メロウ路線の曲が良い出来で、特にPAPA REUの哀愁を帯びた歌が耳に残る4.Must be the money、BILLY COOK参加の80'Sテイストのメロディのメロウ・グルーヴ6.Life of luxury、郷愁を感じるメロディの7.Ghetto anthem(f/LIL KEKE&BIG REMI)と9.On a day like todayがお気に入りです。ずば抜けた曲がないのは、残念ですが、安心して聴けるアルバムといえます。(2015/01/19)
CJ MAC
/Platinum game(1999)

MAD CJ MACのチームとして以前RAP-A-LOTからアルバムをリリースしたこともあるCJ MACが99年にリリースしたソロアルバム。いい声してますね、惚れ惚れします。かなりカッコイイアルバムです!気に入りました。WC&FAT JOEゲストのファンキーな1.Heaから血圧アップ!続くSLICK RICK/Lick the ballのクラシックネタを大胆に使った2.Imagine that(f/TQ)でヘロヘロに…サントラにも収録されていた4.King of LAもかなりヤバイです。ハード系が続いた後にメローな5.Gangsta bitchでchill、引き続きウェッサイファンクの10.Playaでノリノリにという具合で飽きさせません。オススメできる好盤です。(03/01/10)
CLEE DOGG
/It's been a long time comin'(1992)
92年にEBEE/RIGHTEOUS RECORDSからリリースされたCLEE DOGGのアルバム。プロデュースは、CLEE DOGGとGINO BLACKNELL。詳細は、あまり分かりませんが、おそらくオークランドあたりのMCだと思います。全10曲入りとボリュームも少ないうえに92年作とあってかなりオールド・テイストが色濃く残る内容で今聴くにはちょっと厳しいですが、軽めの打ち込みドラムにBROTHERS JOHNSON/Strawberry letter 23ネタをあわせた2.Riches to rags、BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just A Little More, Baby使いのトラックに男っぽい歌声のシンガーをフィーチャーした4.Shanice、BPM早めのファンク9.Crap game、ラップではなくアウトロの語りなのが惜しい80'Sテイストのメロウ・チューン10.For those that countはなかなか良いです。でも当時聴いた印象でもパッとしなかったですが、今改めて聴いても同じ印象ですね。あまり見かけないアルバムですが、高くで購入する価値はほとんどないです。よほどのマニア以外は必要ないと思います。(05/09/24)
THE CLICK
/Down And Dirty (1994)

VALLEJOのE-40、B-LEGIT、MAC D SHOT、SUGAR T、LIL BRUCE、KEV-V-O、MUGSEYからなる集団THE CLICKがメジャーになる前のSICK WID' IT RECORDSから94年にリリースしたアルバム。プロデュースは、STUDIO TONとMIKE MOSLEY。少々癖のあるチープなトラックが多く、聴き手を限定させるけど、マイナーから這い上がろうと息巻いていたE-40等の熱いラップが聴ける重要作で、特にCRUSADERS/Street Lifeネタの寂しげな4.Street Life、ドラムがダサダサなのが難点だけど、寂しげなピアノのメロディが胸を打つB-LEGIT/Dank Roomの原曲と思われる7.Tramp Dog、生楽器仕様でシンプルさが逆にカッコイイ8.Old School、70年代テイストたっぷりでフルートのサンプリングがイカす12.Sohabs、ファンク・ビートにBILL WITHERS/Use Meを合わせた13.Daily Routine、ネタ使いの80'sファンク15.Porno StarがGOOD。メジャー前の微妙なダサさ加減が個人的にはツボだな。(2012/01/12)
THE CLICK
/Hurricane (1995)
カリフォルニア州ヴァレーホのE-40、B-LEGIT、D-SHOT、SUGA TからなるTHE CLICKが1995年にJIVE RECORDSからリリースした2ndアルバム『Game Related』からのシングル。
A1. Hurricane (LP Version)
全米ラップ・チャート4位の大ヒットした、STUDIO TONプロデュースで、カチッとしたビートにシンプルなベース、中盤以降にBELL BIV DEVOE/Poisonの声ネタも効いた夕暮れモードのメロウ・ナンバー。安定の出来だね。
B1. Hurricane (Remix)
オリジナルより、ビートやキーボードがファンク度アップしたリミックス。これも最高だね。
B3. Actin' Bad
KEVIN GARDNERが手掛けた、MC EIHTが似合いそうなドラマチックな郷愁感溢れるナンバー。これもいいね〜!
(2025/07/12)
THE CLICK
/Money & Muscle (2001)

E-40、B-LEGIT、D-SHOT、SUGA Tのお馴染みのグループTHE CLICKが2001年にリリースした3rdアルバム。ツボを押さえた作りで人気のグループで、特にTONE CAPONEプロデュースのベイ・ファンク・トラックにBABYとWCをフィーチャーした2.It's All The Same、BOSKO制作でトークボックスもナイスなベイ・ファンク4.Victor Baron、DJ FINGAZが手がけた郷愁感漂う7.Family、ANT BANKSプロデュースの重たいピアノが耳を惹くファンク8.Num Num Num、STUDIO TON制作の重たいファンキー・チューン9.Hector Da Ho' Protectorがお気に入り。キラー・チューンはないけどバランスのとれたアルバムだと思う。(2012/05/20)
CLI-N-TEL
/Shinin' on the funk(1996)
WORLDCLASS WRECKIN CREWのメンバーでDR.DREのラップの先生だと言われるCLI-N-TELが96年にリリースしたアルバム。恥ずかしげもなくエレクトロ全快の曲を収録するのには苦笑しますが、聴ける曲は結構良い感じで、PARLIAMENT/Aqua boogieネタの軽快なウェッサイファンクの2.Never learned to smokeをはじめチカーノラッパーのA.L.T.をフィーチャーした物哀しい7.Studio gangsta、DR.DRE/Nuthin' But A "G" Thangのまんまパクリの11.Concrete rootsもGOODですが、ベストトラックはレイドバックした哀愁トラックに女性Vo.が絡む15.Studio gangsta Ver.3.2.0です!明るめのメロー系が1曲もないのが残念なところですが聴いて損はないアルバムだと思います。(03/04/27)
C-LOC/Block Burner(2004)

ルイジアナ州バトンルージュの顔役C-LOCが04年にリリースしたアルバム。プロデュースは、1曲を除いてHAPPY PEREZとC-LOCが担当。安定してアルバムをリリースしているのに全くブレイクしないのは寂しいところですが、個人的にはかなり好きなラッパーですね。早回しを取り入れた哀愁ナンバー6.I Need to Know、カッティング・ギターもイカすファンキー・チューン7.Glad to Be Out Here、ブルージーな味わいの10.Crazy Bitch、流麗なギターが耳を惹くメロウ・グルーヴ・トラックに男性コーラスも参加した13.Get Out My House(ベスト・トラック!)、J.D.がプロデュースした心地良いギターのメロウ・ファンク14.Win Some Lose Some、寂しげなトラックにゲストのTRAEのアダルトなラップも絶妙にマッチした16.Get Your Ownがお気に入りです。かなりの力作だと思うので、ぜひ聴いて欲しいアルバムの一つです!(06/10/23)
C-LOC
/Gangsta beats and gutta sh*t(2004)

ルイジアナ州バトンルージュのベテランC-LOCが05年にリリースしたアルバム。表記は04年となっていますが、実際のリリースは、05年2月だったと思います。プロデュースは、C-LOC自身にHOWARD M.とHAPPY PEREZ。この自信みなぎる表情のジャケがなぜか気になって購入。内容はクランク調のトラックが大半で、現行サウス好き以外には好き嫌いハッキリ分かれそうですが、C-LOC自身のラフ&タフなラップはかなりカッコイイ!クラップ・ビートのファンキー・トラック上でPu**yを連呼するお下劣ダーティ・シット8.You Pu$$Y、HAPPY PEREZ制作でナイス・ビートに郷愁ギターの9.It Ain't Easy、ISLEY風ギターも時折絡む女性コーラス入りのメロウ・チューン10.100 Wit Ya、ファンキー・ビートにもの哀しいメロディの14.Around Hereが特に気に入っています。サウス・フリークなら聴いて損は無いアルバムでしょう。(05/11/19)
C-MURDER
/Life or death(1998)
MASTER Pの実弟C-MURDERが98年にリリースしたデビューアルバム。このアルバムはかなり聴けません... お決まりのNO LIMITサウンド全開です。NYクラシックSPECIAL ED/I got it madeネタの曲なんかには驚きましたが、他には特筆できるようなものはないです。余程のNO LIMITフリーク以外にはオススメしません。(04/07/17)
C-MURDER
/Trapped In Crime (2000)

NO LIMIT RECORDS総裁MASTER Pの実弟C-MURDERが2000年にNO LIMIT/TRU/PRIORITY RECORDSからリリースした3rdアルバム。プロデュースは、NO LIMITやニューオーリンズ諸作でお馴染みのCARLOS STEPHENS、KE-NOE、XL、EZEL SWANGなどに、外部からLT、JERMAINE DUPRIも参加。相変わらず曲数多くて、なかなかの体力がいりますね(苦笑) パンチ不足な感じはしますが、ノイジーなギターが耳を惹く暗めの2. Forever TRU、もの哀しげなトラックにSNOOP DOGG、GOLDIE LOC、KOKANE、TRAY DEEEをフィーチャーし、フックのKOKANEの枯れた歌声もマッチした3. Concrete Jungle、JERMAINE DUPRIによるバウンシーなファンキー・トラックにDA BRATの小生意気なラップも光る5. How A Thug Like It、YOUNG GUNS傘下で、ボコスカ・バウンスビートに不穏な電子音でグイグイ飛ばす9. On Da Block、ガナリ男MYSTIKALにすべて持っていかれたダーク・バウンス10. What You Want、バウウス・ビートに寂しげなメロディのトラックにSILKK THE SHOCKERとMACをフィーチャーし、フックで男性コーラスが歌う12. Where Do We Go、軽いビートに寂しげなメロディ、真逆な派手派手シンセのトラックにMASTER Pが参加した14. Too Much Noise、MACとMAGIC参加で、澄んだキーボードの寂しげなメロディに涙する15. Damned If They Murder Me、郷愁感のある暗めのトラックにKRAZYとMASTER Pをフィーチャーし、フックの70'sソウルを感じさせるコーラスもナイスな16. Hustlin、伝統的なニューオーリンズ・イケイケ・バウンス・ビートの能天気な17. That Calliope、たぶんこのアルバムで一番人気があると思われるPOPEYE、HOLLAWAY OF THE GC参加のソウルフルで寂しげなメロウ・ナンバー18. Young Thugs、KRAZYをフィーチャーしたカントリーっぽさを感じる男性コーラス入りの郷愁ナンバー22. Thug In Yo Lifeがお気に入り。(2023/10/28)
C-NOTE
/Network'n(2006)

H-TOWNで活動するBOTANY BOYZのC-NOTEが06年にリリースしたアルバム。なかなか聴かせてくれる好盤で、特に骨太なダーク系トラックがイカした1.King Of Da Clover、ブリッとしたシンセベースが耳を惹く郷愁感漂うトラックにBILLY COOKをフィーチャーした2.Network'n、サザン・フレイヴァ溢れるギターが染み渡るメロウ・チューン7.Ride 4 My Homiez、80'Sネタと思われるメロウ・トラックにPIMP Cが参加した8.Holla At Botany、ギターが効いたメロウ・グルーヴ・トラック上でDAZ、D-RED、GETOとマイクを回す10.Get Crunk、定番メロウ・ネタISLEY BROTHERS/Make me say it again girl使いの13.Throwed Lil Momma、流麗なギターが耳を惹くメロウ・トラックにSHOOK&WILL LEANをフィーチャーした14.Still Push'nがお気に入りです。H-TOWN好きにオススメです!(07/05/26)
COBRA
/Playaz in paradise(1997)

(たぶん)オークランド出身のCOBRAが97年にリリースしたアルバム。リリース当時BMR誌でも紹介されていたことからも分かるようにかなり良質なアルバムで、しかも全てセルフ・プロデュース(1曲はWHOLE 9との共同)っていうのも驚きです。オススメ曲が多くて書ききれませんが、特に女性コーラス絡みのソウルフルな哀愁曲2.Get it together、AL B. SUREの名曲Nite & Dayまんま使いの3.Mary J.、哀愁トラックにOTIS & SHUGのコーラスも冴える4.Secret loversの4曲は絶品!他にもBaby come to meネタ(誰の曲か知っている方情報提供お願いします)の1.All nightや哀愁ファンクの7.People make the world go round、P系ビートにピーヒャラシンセがイカしたダーク系の13.Jealous M.F.等々好曲揃い。ウェッサイ・フリークなら必聴です!(03/10/18)
C.O.C.
/Through da midwest(12)(年代不明)
以前紹介したミルウォーキーのLIL' RAWが所属するグループC.O.C.がD&D RECORDSからリリースした3曲入りプロモ12シングル。収録曲は、Through da midwest、For my ladies、Give it upの3曲。郷愁を感じるトラックに時折出てくるシタール(?)もイイ感じのThrough da midwestがGOOD!残りの2曲は、個人的には×。LIL' RAWのラップも相変わらずカッコイイので気になる方は聴いてみて下さい!(05/08/27)
COCO CAPONE
/Hard to kill a G(12)(2001)
ジョージアのCOCO CAPONEが01年にリリースしたアルバム『Hi cappin'』からの12シングル。収録曲は、Hard to kill a G、Getto place、Whacha about、Whacha about(Remix)の4曲。プロデュースは、DRUMAJOR、ゲストにはPLAYA POOHとTANKDOG。南部臭漂う哀愁歌Getto placeとAFRIKA BAMBAATAA/Planet rockをサウス風にした感じが独特なWhacha about(Remix)が好みですが、マニア以外にはちょっとキツイかもしれません。(05/04/09)
C.O.D.
/Straight From The Underground (1993)

アトランタ州バンクヘッドのITCH BOUNDとB-HARDからなるデュオC.O.D.が93年にSELECT STREET RECORDSからリリースしたアルバム。お目付け役はオールドスクール・グループTREACHEROUS THREEのDJ EASY LEE、プロデュースは、CUZ'N BLACK、THE REAL RICHIE RICH、WILLIAM L. GRIFFIN。NWAやGETO BOYSに影響を受けたであろういわゆるG-FUNK以前のハーコー・ギャングスタ。OHIO PLAYERS/Pride And Vanityネタの渋すぎる3. One Bad Brother、勢いがあってファンキーな4. Run Nigga Run、ファンク・ビートにアーシーなギターを合わせた8. House Nigga、GETO BOYSのクラシック「F#@* 'Em」に影響を受けたであろうISAAC HAYES/Breakthrough等使いの荒くれハーコー・シット !9. Don't Fuck Wit Me、ブルージーな10. Crime Don't Pay、P-FUNKネタのインタールード11. Lifestyles、GANGSTA PATを思い起こさせる生楽器使いのファンキー・チューン12. C.O.D. On the Loc、サイレンや銃声鳴り響くダーク・ナンバー13. Straight from the Undergroundがお気に入り。力作だけど、全く評価されなかった悲しきグループの一つだな。(2013/10/13)
COLD WORLD HUSTLERS
/Everyday Thang (1995)
サンフランシスコのCOLD WORLD HUSTLERSが1995年にリリースしたアルバム『Iceland』からのシングル。G好きには有名なグループですね。
A1. Everyday Thang (Original)
REGGIEプロデュースのSLAVE/Just a Touch of Loveをピッチダウンして使ったベースラインにピーヒャラ・シンセ入りの郷愁感溢れるまろやかなトラックにONE TYMEによる熱い男性コーラスもバッチリはまったクラシック!余談だけど、WHOSAMPLEDによるとネタみたいだけど、どう聴いても使ってないような気がする。
A3. Everyday Thang (Original - Remix)
硬めの叩きつけるようなドラムに寂しげなピアノ、キーボードのメロディのトラックにGスタの哀愁を感じる好リミックス!これも最高だね〜 ちなみにサクラメントのBLACK MARKET RECORDSのコンピ『Best of Black Market Records Verse 1』に収録されてます。
B3. Cold Day In Hell (Remix)
THE ENHANCER制作でクルーの11/5が参加した暗闇に引きずり込まれるようなダーク・ナンバー。
(2025/09/12)
COLLGE BOYZ
/Nuttin'less,Nuttin'mo'(1994)

LAの大学生グループCOLLEGE BOYZが94年にリリースした2ndアルバム。1stでは4名だったメンバーが3名に減っていますね。1stも個人的には結構好きだったんですが、この2ndはG-FUNKの波を受けてかトラックが洗練されてより聴きやすい好盤に仕上がっています。特にメロ〜な2.Moment of truth、心地良いギターが印象的な5.Easy、FLOATERSの定番ネタFloat on使いのメローな8.No sets,No drama,No stress、BOOTY COLLINS/Excon of love使いの哀愁溢れる10.Conscious weep、ソウルフルなタイトル曲12.Nuttin'less,Nuttin'mo'がオススメです。爽やかウェッサイ好きな方ならぜひ聴いて下さい!(03/09/27)
COMPTONS MOST WANTED
/Music To Driveby (1992)

コンプトンのOGラッパーMC EIHT率いるCOMPTONS MOST WANTED(CMW)が92年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、DJ SLIP、DJ MIKE T、MASTER RIC ROC、MC EIHT、UNKNOWN等。90年の1stアルバムから愛聴しているグループで、この3rdも1stや2ndには及ばないものの、なかなか聴きごたえあって、特に70'sネタのファンキーな2.Hit The Floor、CHASE/Bochawaネタで鬼ファンキーな8.Dead Men Tell No Lies、LYN COLLINS/Do Your Thing使いのファンキー・トラックにSCARFACEをフィーチャーした9.N 2 Deep、DJ MIKE Tのスクラッチが最高なトラック上で当時ビーフ状態にあったTIM DOGを含むサウス・ブロンクスに宣戦布告した10.Who's Xxxxing Who?、EPMD/You're a customer使いの11.This Is a Gang、MICHAEL HENDERSON/Let Me Love You、ISAAC HAYES/Blue's Cribネタの夕暮系哀愁トラックにサックスも雰囲気を引き立てる12.Hood Rat、ISAAC HAYES/The Look Of Loveネタにピアノとサックスをプラスαしたもの哀しい13.Niggaz Strugglin'、ソウルフルな16.Another VictimがGOOD。やっぱMC EIHTのラップはいつ聴いてもカッコイイね!その声だけで十分って感じかな。(2011/12/15)
COMRADS
/Wake up & ball(2000)

MACK 10一派のCOMRADSが3年ぶりにリリースした2ndアルバム。どうでもいいですけど結構老け顔の二人ですね(笑) 内容はというと期待を裏切る好盤!素直に面白かったです。特にエレクトロクラシックNEWCLEUS/Jam on itネタのウェッサイファンクトラックにSNOOPをフィーチャーした3.Speak on it、哀愁溢れるトラックに女性Vo.をフィーチャーした4.Wanna b gangsta、FREE SOULシーンでも大人気のHEATWAVE/Mind blowing decisionsネタのハートウォーミングな7.Eazy breezy、ヘビーファンクの8.Street is talkin'は最高でした。他にもMC EIHT参加のファンキーな13.Bom bomも好きですね。オススメできるアルバムです。(03/05/04)
CONCRETE JUNGLE
/Get paid (1999)
ロサンゼルスのグループCONCRETE JUNGLEが1999年にPACIFIC RECORDSからリリースしたシングル。収録曲はA面のみで、B面は何も収録されていません。溝も何もないです(笑) こんなレコードは初めてですね。 最近DISCOGS見て分かったんだけど、あの”半分死んだ男”ことLIL 1/2 DEADが本名DON(DONALD)SMITH名義でプロデュースしてるじゃない!なるほど、だからのレイドバック感なんだね〜納得。
A1. Get paid 軽めのビートに浮遊感のあるキーボード、女性コーラス入りのレイドバックしたメロウ・ミディアム。
A2. Keyed ROY AYERS/Everybody loves the sunshineを使った哀愁溢れるトラックにセクシーな女性Vo.が絡み、オヤGは咽び泣き必至!レコ派の方みつけたらGETしましょう!
(03/10/18) 追記(2023/10/08)
THE CONSCIOUS DAUGHTERS
/Ear to the street(1993)

PARISのプロデュースでデビューした肝っ玉母さん系ビアッチ・デュオ"THE CONSCIOUS DAUGHTERS"が93年にリリースしたデビューアルバム。ハードコアなPARIS制作なので、全体的に暗くて重めのトラック中心で、爽やかウェッサイ系が好きなファンはおそらく拒絶反応を起こすかもしれません。しかしながら、ヘビービートにスペーシーなキーボードがのっかるメローファンクの5.We roll deepやブリブリ哀愁ファンクの6.Showdownはカッコよくてオススメできます。PARIS好きな方には勿論アップテンポで攻撃的な1.Princess of poetryやチョイ暗めだがP系ネタを弾き直したヘビーファンクの3.TCD in da front、アップテンポのファンキーチューンの10.Da mac flow等も気に入るはずです。ダーク&ヘビーなものが好きな方にはオススメできます。(03/03/30)
CONVICTED FELONS
/The year of the ho niggas is over(1993)

オハイオ州シンシナティのGラップ集団CONVICTED FELONSが93年にROCK-A-FELLA/ICHIBAN RECORDSからリリースした(多分)1stアルバム。DETROIT'S MOST WANTED(DMW)のアルバムに関わったJOEL H.BRYANTがプロデュース。年代的にオールド・テイストが色濃く残る内容ですが、捨て難い魅力がありますね。MAZE f/FRANKIE BEVERLY/I need youネタの渋いファンキー・チューン1.Mr.Robster's neighborhood、寂しげな3.G's for life、ファンク・ビートに70'Sの渋いネタを合わせた6.Project child、P-FUNK系の8.Creep moveあたりは今でも良く聴いています。間違いなくマニア向けですが、好きなグループなんで一度は聴いて欲しいです。(05/05/21)
CONVICTED FELONS
/The crookedest crooks in the country(1995)

知る人ぞ知るオハイオ州シンシナティのGラップ集団CONVICTED FELONSが95年にリリースした(多分)2ndアルバム。DETROIT'S MOST WANTED(DMW)のアルバムに関わったJOEL H.BRYANTが制作に関わっていますね。かなり泥臭くイナたいアルバムですよこれは。通好みというかマニアックというか、20-2-LIFEに雰囲気は似ていると思います。お気に入りは物哀しい1.Bump that you pumpと6.Cincinnati g's roll、悲壮感漂う3.Tip the bottle、"Summer breeze"をネタにした4.Psycho and half dead、1stアルバムにも収録されていたファンキーな10.C-town projectです。GANGSTA PATによる超スローなホラー系もあります。絶対に万人向けのアルバムではないです。興味がある方だけ聴いてください。(03/04/06)
CONVICTS
/Same (1991)
BIG MIKEとLORD 3-2のデュオCONVICTSが91年にRAP-A-LOTからリリースしたアルバム。この二人が組んでいたことは案外知らない方が多いのでは? BIG MIKEの安定したフロウはあまり変わらないですが、3-2は『Wicked buddha baby』のようなヨレたラップ・スタイルではなくかなりハードコアなスタイルで攻めていてまるで別人の様です。プロデュースはJAMES SMITH、JOHN BIDO、DOUG KING、JOHNY C(PRINCE JOHNNY C)、SIMON。改めて聴いてみると、二人の掛け合いの曲は少なく、それぞれのソロ曲的なものが目立ちますね。そこらへんは一時的なコンビだったのかもしれませんね。(二人ともすぐにソロ出したしね。)GETO BOYSをさらに煮詰めたようなイナたさがRAP-A-LOTの真骨頂。数あるRAP-A-LOTクラシックの中でも外せない一枚!

A1. Free World
ウッドベースが効いたトラックに随所でWILSON PICKETT/Get Me Back on Time, Engine Number 9を合わせたファンキー・チューン。
A2. Peter Man
重たいビートに極悪ベース、そしてJUST-ICE/Going Way Backと同じKID DYNAMITE/Uphill Peace of Mindを組み合わせたドープな一発!BIG MIKEのソロ曲。
A3. This Is For The Convicts
LORD 3-2によるTHE O'JAYS/Brandyの悪ふざけな替え歌から、LYN COLLINS/Think(About It)の定番ドラムにSLAVE/Son Of Slideのベースライン、JAMES BROWNの声ネタを織り交ぜたファンキーなトラック上でBIG MIKEの安定のラップがイカしたクラシック!
A4. F... School
THE NITE-LITERS/Damn使いのブルージーなナンバー。LORD 3-2のソロ曲。
A5. Penitentiary Blues
BAR-KAYS/In the Holeネタの泥臭いファンキー・トラックにフックでBOB MARLEY AND THE WAILERS /Three Little BirdsとZAPP/Be Alright by Zappを合わせているけど、無理やり感があってあまり馴染めないかな。むしろ無い方がよかったかも…
A6. 1-900-Dial-A-Crook
バースごとにBIG MIKE、LORD 3-2、SCARFACE、WILLIE D & BUSHWICK BILLがラップするナンバー。マイクリレーではなくバースの前にスキットを挟んでいるのがもったいないな。
BIG MIKEのパートはブルージーで泥臭いトラック、LORD 3-2のパートはJAMES BROWN/Popcorn With a Feeling使いのファンキーなトラック、SCARFACEのパートは、自身のソロアルバムからBLOODSTONE/The Traffic Cop (Dance)ネタの鬼ファンキーな「Your Ass Got Took」のトラック、WILLIE D & BUSHWICK BILLのパートはSOUND EXPERIENCE/Devil With the BustとESG/UFO使いのハードなトラック。
B1. Whoop Her Ass
AL GREEN/All BecauseネタをメインにMONK HIGGINS/One Man Band (Plays All Alone)をアクセントで入れたファンキーなトラックに仲間のフィーメール・ラッパーCHOICEをフィーチャーした佳曲。BIG MIKE→LORD 3-2→CHOICE→BIG MIKEの順にラップ。
B2. I Ain't Goin' Back
ERNIE K-DOE/Lawdy Mama使いの軽めのアーシーなファンキー・チューン。BIG MIKEはフックで合の手を入れるだけで、ほぼLORD 3-2のソロ曲。
B3. I Love Bonin'
JAMES BROWN/Funky Drummer &Funky President (People It's Bad)ネタのイナたいファンキー・チューン。BIG MIKEのソロ曲。
B4. DOA
BIG MIKEのソロ曲で、BILL WITHERS/Kissing My Loveのビートに重々しいベースが効きまくった鬼ドープなトラックにBIG MIKEのGなラップ、フックのBIG DADDY KANE/Dance With the Devilの声ネタも最高なクラシック!
B5. Wash Your Ass
LORD 3-2のソロ曲で、ズシッっと重たいビートにどんよりとしたベース、CYPRESS HILLのようなイルな金切音のループがクセになる佳曲。
B6. Illegal Aliens
FUNKADELIC/Good Old MusicのビートにMARVIN GAYE/Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)のベース、アクセントにBRASS CONSTRUCTION/Movin'の定番ホーンがカッコ良すぎるトラックにLORD 3-2とBIG MIKEのラップもクソヤバいクラシック!個人的にRAP-A-LOTの中でもベスト10に入るくらい好きだな。
全面改訂(2025/02/22)
COO COO CAL
/Walkin' Dead(1999)

ミルウォーキーのCOO COO CALが99年にリリースした(たぶん)2ndアルバム。プロデュースはHANK、ゲストにはTWISTA、SPICE 1、MACK 10等。01年のヒット・アルバム『Disturbed』が割りと気に入っていて、そこから聴き始めたんですが、COO COO CALのラップにはかなり惹かれますね〜。このアルバムも微妙な曲はあるものの、なかなか聴き応えある内容で、特にファンク・ビートに重たいベースと郷愁メロディの3.Take It How You Like、TOO SHORT/Stay with meやDANGEROUS DAME/Stay with meと同じ80'Sネタ(このネタ分かる方是非ご一報を!)の6.A Penny 4 Your Thoughts、シンプルなビートにブヨブヨ・シンセの哀愁ファンク・トラックにSPICE 1(ハマリすぎ!)とOZNOLAをフィーチャーした8.Real G'sの3曲にはG好きは食指が動くのでは? 他にも妖しげな13.Game Still Recognize Game、タイトなビートに寂しげなメロディの17.No Mercyあたりがお気に入り。派手さがないぶん長く聴けるアルバムだと思います。(07/10/19)
COO COO CAL
/Disturbed(2001)

ミルウォーキー出身のCOO COO CALが01年にTOMMY BOY RECORDSからリリースしたアルバム。インディ時代も合わせるとこれが3枚目にあたるみたいですね。このアルバムからは2.My projectが大ヒットしたみたいですが、チャートに疎いもんで初めて聴きました(汗) My projectは個人的にはイマイチでしたが、NAUGHTY BY NATUREのKAY GEEが手がけたEARTH,WIND&FIRE/Love music使いの暖かくメロウなトラックにKOFFEE BROWNの優しいコーラスとMIDWIKIDをフィーチャーした4.How does it feel to yaがベスト・トラック! 気持ち良すぎ! 他にはDOG POUND/NY,NYに激似のファンキー・トラックにKOKANE似のVo.が絡んだ7.Dedication、CAMEO風シンセが印象的なダーク・トラックに早口男TWISTAをフィーチャーした9.Still ride till we dieが気に入りました。G好きにアピールする要素はあまりないですが、How does it feel to yaだけでも一度は聴いてもらいたいです。(04/02/28)
COO COO CAL
/Still Walkin'(2002)

COO COO CALが02年にリリースしたアルバム。プロデュースは2曲がDREで残りはBIGG HANKが担当。トラックはかなり地味で、哀愁・メロウって騒いでいるリスナーには全く受け入れられないものではあるが、ラップに存在感があるところが気に入っています。アクション映画のワンシーンで使われそうなファンキー・チューン2.Why They Call Him Crazy、ベースが効いているダーク・トラックにOZNOLAをフィーチャーした6.Stealing Hoes、昔のGETO BOYSを思わせるJBネタのファンキー・トラックにOZNOLAとCAPRICORNが参加した12.Fuck Your Vest、ブリブリ・ベースに寂しげメロディの13.I Remember、なぜか前作からの再録となるタイトなビートに寂しげなメロディの17.No Mercy、ボーナスとして収録された、MR.DO IT TO DEATHのファンキー・チューン17.Get Down Or Lay Down、ビアッチMCのKELAによるダーク・ファンク19.Bad Ass Bitchあたりがお気に入り。(いるかわからないが)地味好きなら聴いておくべきアルバム。(07/10/19)
COO COO CAL
/All Or Nothin'(2005)

COO COO CALが05年にリリースしたアルバム。プロデュースは全てBIGG HANK。前作『Still Walkin'』よりも地味なせいか、一般的なG-RAPリスナーから"糞皿"扱いを受けているアルバムみたいですが、COO COO CALのラップ自体に惚れ込んでいる自分にとってはその地味さは全く気にならないですね。ベスト・トラックはタイトなビートに郷愁メロディのG度高いトラックにMR.DO IT TO DEATHをフィーチャーした3.By Stormとナイス・ビートにスペーシーなキーボードがイイ感じのトラックにLIL NIQUEとGAGEが参加した10.Made Awayの2曲。とくに3.By StormはSPICE 1が似合いそうなトラックでかなり好み。他にはもの哀しい2.Block To Block、BABY DREW、BIGG HANK、D-NOTEが参加したファンキーな5.Off The Heeza、BOOGIE BOYSのFly Girlっぽいビートが印象的な7.Ride On My Enemies、P-FUNKっぽいコーラスが絡むファンキー・トラック上でMR.DO IT TO DEATH、BIGG HANK、KELA、MR.LEE、BLUE JAYとマイクを回す12.A Mobがお気に入り。万人にはオススメできませんが、興味のある方はぜひどうぞ。(07/10/19)
COOL E
/Welcome 2 Hell(1995)

以前に紹介したNORTH SIDEのメンバーCOOL Eが95年にTACT OUT RECORDSからリリースしたアルバム。ゲストには、SPICE 1と187FAC。全9曲とかなり少ないですが、それなりに聴かせてくれ、特に郷愁感溢れる2.Death Ain't Nothin' But A Party、定番TOM BROWNE/Funkin' for jamaicaネタの6.Bitch Shit、NORTH SIDEのアルバムにも収録されたHERBIE HANCOCK/Chameleonネタにピーヒャラ・シンセが絡むファンキー・チューン7.Sick Wit It、これまた定番TOM TOM CLUB/Genius of love使いの9.Land Of FunkがGOOD。多少好みが分かれるかもしれませんが、熱心なWESTフリークなら聴いて損はないでしょう。(07/11/14)
COOL-E
/Funk fo' life(1997)

NORTHSIDEというGラップグループのラッパーCOOL-Eが97年にリリースしたアルバム。ゲストはB-LEGIT、LEVITTI、OUTLAWZ等。これといった名曲はないですが、普通に良いアルバムです。お気に入りは、ロニー・ハドソン使いのパーティーファンク5.Take the case、哀愁系の6.Lady、初期のAMGやDJ QUIKを思わせるアッパーウェッサイファンクの7.Dodge city、スペーシーメローの8.Animosity、80'S R&Bを弾き直した(サンプル?)ブリブリメローグルーヴの12.In da bayです。OUTLAWZをフィーチャーした13.Gamesはイマイチでした。(03/03/23)
COOLIO
/The Very Best (2001)

COOLIOの1stから3rdアルバムからセレクトされたベスト盤。ただのポップラッパーと思われがちだけど、もっと評価されてもいいはず。LAKESIDEのダンス・クラシックをファンク度アップした1. Fantastic Voyage、THE EVASIONS/Wikka Wrap、TOM BROWNE/Thighs High (Grip Your Hips and Move)、MUSIQUE/In the Bush、THE S.O.S. BAND/Take Your Time (Do It Right)ネタのご機嫌なファンク2. 1,2,3,4 (Sumpin' New)、GRACE JONES/Pull Up to the Bumper使いのグルーヴィーなファンク3. Ooh La La La、MARVIN GAYE/Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)、EDDIE KENDRICKS/Body Talk、THE DRAMATICS/Get Up and Get Down、BLACK HEAT/Zimba Kuネタの少し泥臭くファンキーな4. N Da Closet、HERBIE HANCOCK/Chameleon、BEASTIE BOYS/Time to Get Ill使いの渋いトラック上でLEEK RATT、PS、RAS KASS、MALIKA、WC、SHORTYとマイクを回す5. Get Up Get Down、BAR-KAYS/She Talks to Me With Her Body、WHODINI/Five Minutes of Funk、SUGARHILL GANG/Rapper's Delightネタのノリノリなファンク・トラックに舎弟の40 THEVZが参加し、フックのトークボックスも最高な6. One Mo、ROY AYERS UBIQUITY/Mystic Voyage、KOOL & THE GANG/Summer Madness、THE ISLEY BROTHERS/Coolin' Me Out使いの優しげなトラックにLESHAUNをフィーチャーした7. Mama, I'm in Love With Gangsta、KOOL & THE GANGのダンス・クラシックToo Hotネタに本家J.T. TAYLORが歌う8. Too Hot、RAY PARKER Jr. AND RAYDIO/For Those Who Like to Groove使いで本家RAY PARKER Jr.もプロデュースで参加したメロウ・ファンク9. Can I Get Down One Time、BAR-KAYS/Hit and Run、MANDRILL/Mango Meat、ZAPP/More Bounce to the Ounce、ROY AYERS UBIQUITY/The Boogie BackネタのZAPP臭プンプンなファンク10. Country Line、RAS KASS参加で哀しげなアコギが耳を惹く12. My Soul、GROVER WASHINGTON, Jr./It Feels So Good、JAMES BROWN/The Payback、MALCOLM McLAREN/Buffalo Gals使いの渋い13. Sticky Fingers、SLY & THE FAMILY STONE/(You Caught Me) Smilin'ネタの緩いグルーヴの14. Smilin'、ピーヒャラシンセもG-FUNKモードのFAT BOYS/Human Beat Box使いの15. Hit 'Em、AL GREEN/Tomorrow's Dream、THE INTRUDERS/Cowboys to Girls、MONK HIGGINS/One Man Band (Plays All Alone)、MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、THE BLACKBYRDS/Rock Creek Parkネタの温もりのあるトラックにJ-ROとBILLY BOYをフィーチャーした16. I Remember、THE ISLEY BROTHERS/Make Me Say It Again Girl (Part 1 & 2)使いの哀愁メロウ・ナンバー17. For My Sistas、クラシックの「カノン」使いの優しげな18. C U When U Get Thereがお気に入り。(2021/03/13)
COOLIO
/The Return Of
The Gangsta(2006)

ベテランCOOLIOが06年にリリースした最新アルバム。ベテランが頑張っている姿を見るのは嬉しいですが、肝心の内容は・・・ SNOOP DOGGをフィーチャーした3.Gangsta Walkが人気みたいですが、正直微妙で、LVをフィーチャーした曲も不発。個人的には、JAMMIN JAMES & I ROCプロデュースの重たいファンク・チューン18.Here Me Nowしか聴けませんでした。イタリア人プロデューサー起用は失敗だったかもしれません。(07/04/28)
COOL NUTZ
/Verbal porn(2002)
オレゴン州ポートランドの重鎮COOL NUTZが02年にリリースした(多分)3rdアルバム。プロデュースはBOSKOが数曲手がけ、ゲストもMAC DRE、C-BO、YUKMOUTH等豪華なんですが、どれも中途半端な感じなトラックばかり。あまり良い評判を聴いていませんでしたが、評判どおりのアルバムでした。長年Gラップを含むHIPHOPを聴いていて、糞みたいなアルバムの中にも1曲くらいはトキメク曲があるものですが、このアルバムに限っては1曲もありませんでした。他のアルバムは分かりませんがこのアルバムに限っては絶対にオススメしません。(03/05/04)
COOP MC
/Home of the killers(年代不明)

Fromテキサス、COOP MCのアルバム。絵ジャケがカッコイイですが、内容も最高です!COOP MCの冷めたラップにレイドバックしたトラックがバッチリはまってます。特に激哀愁曲が3.Home of the killas、4.Hangin at 2、5.Pressure、6.Blue Sundayと続いて完璧にノックアウトされました!そして渋い男性シンガーが絡む8.Funkytownのカッコよさときたら… GAP BAND/Yearning for your loveネタのメロー9.My woman(男性Vo.入り)、機関銃の乱射音がハマるダークな10.What's up nowなどもう玉乱です!Gラップの傑作だと思います。入手困難だと思いますが見つけたら絶対に買いましょう!!!(03/01/08)
CORRUPTED SEEDS
/Mack god(12)(1999)
フロリダのグループCORRUPTED SEEDSが99年にリリースしたアルバムTo hell in a hand basketからの12シングル。収録曲は、A:Mack god(Radio)、B:Mack god(Street)
フロリダということで最初はイケイケBASSかと思っていましたが、聴いてみると軽めの打ち込みドラムにスペーシーなキーボードが絡んだ佳曲で気に入りました。アルバムもチェックする価値はありそうです。(03/11/22)
COS
/The Whole Truth(2007)

SACの大御所BROTHA LYNCH HUNGを中心としてリリースするMADESICC MUZICCから07年にリリースされたCOSのアルバム。SAC特有の重苦しい雰囲気のトラック中心で、結構聴き手を限定させますが、DJ EPICプロデュースでWARREN Gも使ったCOMMODORES/Painted picturesネタの80'sメロウ6.Picture Dis、THE SHAPE制作でアコギとエレピを活かした郷愁メロディに胸が締めつけられる17.It Didn't Believe、PHONK BETAが手掛けたFUGEESでお馴染みTEENA MARIE/Ooo La La Laを使った極上メロウ・トラックにNICCI BLACCとMELISSA WHITNELをフィーチャーした19.I Got Problem'zの3曲は抜群!これ嫌いなメロウ・フリークはいないでしょう!? 他にもピアノが重苦しい雰囲気を醸し出すトラックにBALLIN ASS DAME、BLEEZO、SKITZOをフィーチャーした7.Tec 9'z And 44'z、男性コーラスが絡む爽やかなギターが耳を惹く9.Find A Way、BROTHA LYNCH HUNGが参加した寂しげな12.What's It Gonna BeもGOOD。SACフリークはもちろんメロウ・フリークも要チェックでしょう。(08/02/01)
CPO/To hell and black(1990) 90年にリリースされたCPOのアルバムです。プロデュースはNWAのMC RENで、ほとんどにMCとして曲に参加しています。1.のアイザック・ヘイズ使いの渋い曲から始まり、アップテンポのファンキーが多いですが、特にオススメはJIMMY SPICERのクラシックDollar bill y'allネタの9.です!初期のNWAファンにはバッチリだと思います。
CRAFTY
/The introduction(1997)

どう見ても普通のオッサンです(笑) このジャケでどれだけリスナーにアピールできるか考えたことはたぶん、いや間違いなくないですね(笑) SEA-TOWNことシアトルで活動するCRAFTYの97年のデビューアルバムには久々に笑撃を受けました。こんなCRAFTYですが地元では意外と人気があるのかプロデュースには大物のMIKE MOSLEYも参加しています。肝心の内容はというと、かなり地味ですが、MIKE MOSLEYによる渋いながらも味のある哀愁系7.Foe da nineと9.Bouga my loveの2曲がお気に入りです。FUNK DADDYプロデュースの渋いファンクの3.Mic checkaとダークな12.Letters of insanityもまずまずの出来。うーん...これといったセールスポイントがないんであまりオススメはできません。(04/03/20)
CRAZY
/I shed tears for the world(1998)

NOLAの2PACことCRAZYが98年にリリースした1stアルバム(これは04年にリリースされた再発盤)。名盤の誉れ高いアルバムですね。期待が高かっただけに少し物足りない印象を受けましたが、それでも好盤には間違いなく、寂しげな男性コーラスが絡む哀愁系の1.Shed tears、S.O.S.BAND/Take your timeネタのノリノリな2.Ballin' tonight、ISLEY BROTHERS/Make me say it again girl使いの鬼哀愁トラックに男性ボーカルも哀愁度をいっそう引き立てる7.Pray 4 meあたりは流石、人気があるもの頷ける出来ですね。再発されて購入も容易になりましたので、未聴の方はぜひ!(05/03/05)
CRAZY
/Please don't kill me(1999)

CRAZYが99年にRUFF ERA RECORDSからリリースした2ndアルバム。個人的には1stより断然2ndですね。メロウからダークまでバラエティに富んでいて非常に聴き応えあります!『風のシルエット』ネタのメロウ・グルーヴ5.Lets get freaky、LIL KEKEをフィーチャーした寂しげな7.Holla at me、ロック調のギターを活かした哀愁ファンク・トラックに男性コーラスを絡めた10.Going to make it、ゆったり系グルーヴの11.That's my dog、CHERYL LYNN/Encore使いのノリノリな12.You thugs、優しい歌声の男女コーラスも心地良いメロウ・チューン14.My mommaが特に最高!哀愁・メロウ好きなら必聴の一枚です!(05/04/16)
THE CREEPER
/Same(1994)

サンフランシスコのBUTT NAKED RECORDSからリリースされたTHE CREEPERのアルバム。プロデュースは、BILL SHANNONとJERRY JACK。なんといってもメロウなスロウ9.Be Trueで一躍有名になりましたね〜。E.S.G./I know I should changeやMESSY MARV/Bと同じDENNIS EDWARDS/(You're My) Aphrodisiacネタ使い!(やっと判明しました・・・)
Be True以外にもBARRY WHITEネタのメロウな3.Creepin、80'sネタ使いのメロウ・グルーヴ4.The Meller Bitch、OHIO PLAYERS/Pride And Vanityネタの5.Underground Mackin、JOHNNY TAYLOR/Disco lady使いのほのぼのとした14.Creepin Wit Da Creeper等が聴きどころ。決してBe Trueだけのグループではないことは聴けば分かるはず。古き良きWESTを感じることができるアルバムといえるでしょう。(07/04/28)
CRIME BOSS
/All In The Game (1995)

初期のEIGHTBALL & MJGでお馴染みのSUAVE HOUSE RECORDSから95年にリリースされたCRIME BOSSの1stアルバム。プロデュースはT-MIX。決して傑作ではないけど、こういったG物がマイナーだった時期に日本で"普通に"購入できたアルバムの一つだっただけに思い出深いですね。クレジットは11曲だけど、実際には12曲収録されており、タイトルも1曲ずれているといういい加減さもマイナーらしくて好きだね。コーラスをフィーチャーした暗めの3. Put 'Em Up、ホラー調のトラックにEIGHTBALLが参加した3. Story Goes、RODNEY ELLISの歌を大きくフィーチャーした郷愁感溢れるメロウ・チューン6. Big Chiefing、不穏なピアノループにピーヒャラシンセが絡むトラックにSOUTH CIRCLEをフィーチャーした9. Point Of No Return、MJGをフィーチャーした南部風情溢れる郷愁ナンバー10. 'The Chick'、アーシーなアウトロ12. Come And Get Some、ダーク&バンギンな13. Untitled Trackがお気に入り。このメジャーになりきれていないマイナー感はやっぱ好きだな〜。(2013/01/16)
CRIME BOSS
/Conflicts&confusion(1997)

97年にSUAVE HOUSEからリリースされたCRIME BOSSの2ndアルバムです。このアルバムではオークランドの敏腕EA-SKI&CMTが7曲でプロデュースをしているので(残りはT-MIX)、南部物を聴かない西好きの方にも興味が沸くところでしょう。SKI&CMTマニアの自分にとっては彼等がプロデュースしていることだけで評価が甘くなるところです。実際1stよりもレイドバックしたトラックが多く、完成度も高いと思うのですが、もう少しメローな曲があればというのが聴いた後の感想。しかしながら、SKI&CMTによる物哀しい8.What does it meanと10.Please stop、ダークな13.Get mineは最高ですし、なぜか女性ラッパーがメインを取る切ない7.Life is cryingもなかなか聴かせます。普通に良く出来たアルバムと言えるでしょう。
CRIME LINK
/Same(2004)

E-LOC(OF 918)とKLAYDOE(OF LETHAL)からなるオクラホマ州タルサのデュオCRIME LINKが04年にSMUGGLIN/WARLOCK RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、MR.LEEとMIKE DEAN。ハードなファンキー・チューン3.How we roll、TELAをフィーチャーした怪しげなシンセがイカすノリノリな4.Where yah atやJUVENILEが参加したバウンシーな6.Walk wit me、TOO SHORT参加で、LEVITTIが歌う陽だまり系の8.Anythang 4 a hoeまでは、十分期待させたんですが、中盤以降はかなり微妙な曲が多くてがっかり... しかし後半にまた盛り上げてくれ、Gフリークに人気のJOHNNY P.の歌声も魅力的な心温まる17.Do it again、人気者LIL FLIPをフィーチャーした西風味のファンク18.How we roll(Remix)、子供のコーラスが微笑ましいほのぼのした19.Ghetto childにはヤラれました!結構期待していた割には地味な内容でしたが、918やLETHALが好きな方なら楽しめるかと思います。(04/10/30)
CRIMINAL NATION
/Release the Pressure (1990)

ワシントン州タコマのラップ集団CRIMINAL NATIONが90年にNASTYMIX RECORDSからリリースしたデビューアルバム。メンバーは、D-ROB、SPADE、BUMPY、WOJACK、MC DEFF、CLEE-BONE、EUGENIUS。個人的には一流のB級感溢れる好盤だと思うが、どうか? JAMES BROWN/Make It Funky使いの緊張感溢れるハーコー・シット1. Positively Funkyから男汁全開モード。THE BROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Now、BRASS CONSTRUCTION/Movin'、BOBBY BYRD/Hot Pants (Bonus Beats)、JAMES BROWN/Funky Drummer、INCREDIBLE BONGO BAND/Apacheの大ネタてんこ盛りのファンキーシット4. Insane、YARBROUGH & PEOPLES/Don't Stop the Music、PARLIAMENT/Flash Light、JAMES BROWN/Funky Drummer使いのファンク5. I'm Rollin'、HASHIM/Al-Naafiysh (The Soul) (B-Side)、MICHAEL ZAGER BAND/Let's All Chantネタのイケイケ・ナンバー6. My Laboratory、WILLESDEN DODGERS/122 BPMネタのハーコー・エレクトロ7. Violent Sound、THE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、MANTRONIX/King of the Beats使いの不穏な空気感充満な8. Release the Pressure、JAMES BROWN/Funky President & Funky Drummerネタのファンキーな10. Criminal Hit、JAMES BROWN/The Payback使いの泥臭い11. Mission of Murderと好曲満載。リードラッパーのMC DEFFの声質、フロウもチンピラ感出ていて最高だね。(2016/04/23)
CRIPTANITE
/Talez from the crypt(1994)

正体不明のラッパーCRIPTANITEが94年にWRAP/ICHIBAN RECORDSからリリースしたアルバム。アトランタのミュージシャンBUZZ AMATOが制作に関わっているのでその地域のラッパーかもしれません。基本的に生楽器中心のトラックで、割とEASTっぽい感じがしますが、悪くはないです。定番ブレイクFunky drummer使いのアップテンポのファンキー・チューン4.Funk this country、ローテンポで泥臭い10.Watch ya back、P-FUNK系でじわじわ効いてくる12.Political assassination、メロウな14.Shut up bitch、重たいビート&BASSの17.A joint and a beerが特に気に入ってます。ファンキー好きなら聴いて損は無いアルバムです。(05/05/21)
CUETE
/Sounds of violence(2004)

HIT SQUADのメンバーCUETEが04年にリリースしたソロアルバム。それにしても凄いジャケですね。予備知識が無ければまず手を出さない類のジャケだと思います。内容はチカーノ・フリークが絶賛していることで分かりますが、かなり充実しており、特にTOTOの名曲Georgy porgyとJIMMY SPICER/Dollar bill y'allを合わせた4.? years old、80'Sテイストの都会的メロウ・グルーヴ5.My pretty baby、女性コーラス絡みの哀愁ファンク6.The time is right、メロウ・チューンの9.Pretty brown magic、懐かしいAORの定番曲CHRISTOPHER CROSS/Sailingネタの哀愁スロウ14.Love don't live no more(My story)がGOOD!CHICANOフリークのみならずWESTフリークも満足できる好盤だと思います。(04/10/30)
CURREN$Y
/Weekend At Burnies (2011)

ニューオーリーンズ出身で元504 BOYZのCURREN$Yが2011年にリリースした6thアルバム。プロデュースは、MONSTA BEATZとRHAKI。DEVINやBIZ MARKIEにも通じるユルユルなラップで人気ですね。トラックは浮遊感をだした一時期のNY物で聴けたメロウな感じのものが多いのも魅力の一つかな。浮遊感溢れるメロウ・ナンバー1.#Jetsgo、夕暮れ系メロウ・ナンバー3.She Don't Want a Man、70年代のロックっぽいピアノのメロディが耳を惹く7.This Is The Life、浮遊感のあるゆったりしたトラックにYOUNG RODDYとTRADEMARKをフィーチャした8.On G's、ハートに染み渡るメロウ・チューン9.Money Machine、ドープなビートに耳を奪われるスペーシー・メロウ10.What's What、メロウ&ファンキーなトラックにYOUNG RODDYとTRADEMARKをフィーチャした12.Get PaidがGOOD。ニューオーリンズ出身ってことを意識しなければ大満足なんだけど、できればニューオーリンズらしさを感じさせる何かが欲しかったな。(2013/03/04)
CYDAL/Cydalwayz(1998)

オークランド出身のTamarr HollywayとErick CarsonからなるCYDALが98年にリリースしたアルバム。CYDALはメジャーから"Sex,Money&Cydal"というアルバムをリリースする予定だったらしいですが、メジャーに切られてインディからリリースしたアルバムがこのアルバムみたいです。2枚のシングル(紹介済です)がかなり好みだったので期待していたんですが、その期待に応える好盤です!そのシングル曲は勿論のこと、BOSKOプロデュースの女性Vo.をフィーチャーした哀愁ファンク3.Curiosity、RICHIE RICH,LUNIZ,DRU DOWNをフィーチャーしたヘビー・ウェッサイ・ファンクの7.Make my livin'、哀愁漂うスペーシー・トラックに女性Vo.が絡んだ10.You and IもGOOD!ウェッサイ・フリークにはMUSTなアルバムといえるでしょう!(03/10/18)
CYDAL
/Hollywood&1/4 pound slicin'(12)(1996)
96年にリリースされたCYDALの12'シングル。アルバムSex,money and cydalからの1stシングルみたいです。A面HollywoodのプロデュースはBOSKOで、P-FUNKビートにRODNEY Oも使っていた超有名ネタ(曲名忘れました...)とART OF NOISE/Beatboxを上手く被せた超カッコいいウェッサイファンクに仕上がっています。B面の1/4 pound slicin'は聴いてビビリました!重厚なビートにスペーシーな上物、そして定番のピーヒャラシンセが絡んだ超メロ〜グルーブ!!! こんな最高の曲なら発売当時に買っとけばと後悔しました。でも200円でGETできたから良かったかも。ところでアルバムSex,money and cydalはりリースされたんでしょうか?知っている方教えて下さい。(03/01/05)
CYDAL
/Cuties&condoms(CDS)(1998)
オークランド出身のTamarr HollywayとErick CarsonからなるCYDALのアルバム"Cydalwayz"からのシングル。
収録曲は、1.Cuties&condoms、2.How long
Cuties&condomsはS.O.S.BANDのクラシック"The finest"をリメイクしたメローミディアムトラックにフックでゲストのADINA HOWARDが歌うかなりメロメロで玉乱一品!サントラ"BLUWORTH"にも収録されています。(PYNOさん情報提供ありがとうございます) How longは同郷の3×KRAZYをフィーチャーしており、P-FUNK系ネタをを弾き直したブリブリトラックにどこか物哀しいピーヒャラキーボードが絡む佳曲。両曲ともオススメできます。(03/03/23)
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