O of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
OAK CLIFF ASSASSIN
/A Hit On Da Hitman?(1995)

ダラスのOAK CLIFF ASSASSINが95年にリリースしたアルバム。ゲストにはGANGSTA NIP、CHAIN GANG等。これといって目玉曲もなく、ひたすらB級(US AMAZONではゴミ扱い)な内容ですが、なぜか昔から気に入っているアルバムで、Friends似のビートにネタ使いした7.Creepin' in Da' Motherload、グラウンド・ビーツっぽい8.En Luv With a Killa、チープなドラムに寂しげなピアノの11.O.C.A.'s Grooveがイイ感じです。絶対に一般受けする内容ではないので、マニアの方だけ聴いて下さい。(06/06/03)
OCP
/The game(2003)
マイアミのSOUTHSIDE RECORDINGS INC.から03年にリリースされた"OCP"による12シングル。収録曲は、Streets is no peaceとThe game。Streets is no peaceは鐘の音入りのダーク系。The gameは南部風味溢れるイナたい哀愁歌。The gameが好みですね。どなたかこのグループの詳細分かる方ぜひ教えて下さい。(05/04/09)
ODD SQUAD
/Fadanuf fa erybody(1994)

RAP-A-LOTの中でも異彩を放っていたODD SQUADの94年のアルバム。メンバーはD.J.STYLES,現在はソロで活躍中のDEVIN,JUGG MUGG,ROB QUESTの4人。プロデュースはROB QUEST,DJ STYLES,N.O.JOE,MIKE DEAN。JAZZネタを多用したそのスタイルは当時日本での評価もめずらしく高かったです。ベストトラックは渋いファンキートラックにDEVINの酔いどれボイスがサビで絡む12.Fa sho'で、他にもJAZZネタを絶妙に使用したアッパーファンキーの5.Here to say a lil'、9.Jazz rendition、13.I can see it、ダークな雰囲気が最高な15.Your p****'s like dopeがオススメです。いわゆるGラップとは異なっていてトラックは東系ですので、G系のピーヒャラ音が好きな方には厳しいと思いますが、興味があればぜひ聴いてください。(03/02/08)
OFF DA HOOK
/Same(1996)

(多分)オークランド出身のGラップデュオOFF DA HOOKが96年にリリースしたデビューアルバム。プロデューサーはANT BANKS、E-40、STUDIO TON等お馴染みの顔ぶれ。スローR&Bトラックの3.4 da hottiezとその別バージョン10.4 da b******はかなりメローで玉乱です!他にはS.O.S.BANDのクラシックJust be good to meネタの8.Off da hook、LVのソウルフルなボーカルをフィーチャーしたGROVER WASHINGTON JR.の名曲Just the two of usネタの13.Crew of thugsがグッときます。全体的には地味な感じがするので好き嫌いが分かれるかもしれません。(03/05/11)
OFF DA HOOK
/2001(2001)

2WICEと故HOLY QURANのデュオOFF DA HOOKが01年にリリースしたアルバム。このアルバムは、96年の1stからL.V.参加でGROVER WASHINTON JR./Just the two of usネタの4.L&25、S.O.S.BAND/Just be good to me使いの8.Off da hook 2001、極上メロウ・チューンの12.Strictly 4 the bitches等かなりの曲が再録されていて、かなりガッカリ… しかし、G-MAN STANプロデュースで、MEL-LOW等で有名なCON FUNK SHUN/Love's train使いのメロウ・トラックに男性コーラスが絡む2.Hoe trainやこれまた定番FAZE-O/Riding high使いの15.Can U feel dis or dat?の未収録曲はGOOD!トータルでは1stより良い曲多いかもしれませんね。1stを持ってない方は、こちらをオススメしたいです。1stを持っている方でも、Love's trainネタが好きな方ならぜひチェックして下さい!(06/02/15)
OFTB
/Straight up watts(1992)

From WATTSのハーコーGラップグループOFTBが92年にリリースしたデビューアルバム。このアルバム以外にはサントラ"ABOVE THE RIM","GRIDLOCK'D",GANG RELATED"等に参加していますが、この1stはかなりの力作です!西嫌いのライターにも好評価だったのを覚えています。男らしい無骨の作りで、1曲目のCriminal at largeから銃声やサイレンが飛び交うハードなトラックに荒々しいラップが絡み血圧アップ!ROBERT BACNプロデュースのど渋ファンキーの3.The land I roam、フックのラガマフィン節もバッチリはまる有名ネタを使ったファンキーな8.Ride dat monkey、MILLIE JACKSON/All the way lover使いの9.Poverty stricken、CURTIS MAYFIELD/Little child runnin wildをサンプルしたファンキーな10.Don't f**k wit my bizness、緊張感に溢れる11.Blacks divide by tracks等々好曲揃いです。これ以後アルバムがリリースされていないのが悔やまれます。(03/03/01)
O.G.STYLE
/I know how to play 'em!(1991)

ORIGINAL EとBIG BOSSの2人からなるO.G.STYLEが91年にRAP-A-LOTからリリースした1stアルバム。後にBIG BOSSは4DEEPなるナイスなGラップグループを結成します。内容はG-FUNK以前のファンキーラップですが、なんといってもラッパーのTHE Eの声が最高!やや高めの声でフローも滑らかでスキルも高く、東好きのリスナーにも結構人気があったのを覚えています。ウェッサイファンクにも通じるクールファンクトラックにRAKIMの声のサンプルが絶妙なThis is how it should be done、疾走感溢れるファンキートラックにスクラッチが絡むThe E以外にも泥臭いファンキーナンバーがたっぷり詰まってます。垢抜けないジャケで判断すると後悔しますよ!(03/01/20)
O.G.STYLE
/I still know how to play 'em!(2001)

91年にRAP-A-LOTからデビューしたO.G.STYLEのナント10年ぶりの2nd(?)アルバム。プロデュースはH-TOWNが誇るMIKE BとO.G.STYLE。ゲストにはJAZZIE REDD、オリジナルメンバーのBIG BOSS、KOO ROD等。祝復活!ってことでORIGINAL Eのラップが聴けるだけで1stに魅せられたオヤGにとっては感無量ですね。1st同様H-TOWNらしさ溢れる好盤で、特にドープビートにスパニシュギターが絡むダークな4.Smoke filled room、ナイスビートのファンキー・トラックにボコーダーも絡んだ6.Smoke it up、南部特有のゆったりした哀愁系の10.Exposing da game、スペーシーなキーボードが気持ちいい11.Ghetto swingがGOOD!EPMD/Manslaughterと同じネタを使った曲もあります。H-TOWN好きなぜひとも聴いて欲しいアルバムです。(04/03/06)
O.G.STYLE
/Return of da game(2005)

H-TOWNのベテランO.G.STYLEの最新作。プロデュースは、職人MIKE B。やっぱイイ声してますね〜。その声とフロウだけでヤラれてしまいますが、内容も地味ながら聴き応え十分に仕上がっていて、昔からのファンも満足できるはず。LIL DJ嬢のコーラスとトークボックスが絡むタイトルどおり寂しげな3.Don't Leave Me Lonely、西風シンセのイカしたファンク6.No!、ナイス・ビートにブヨブヨ・シンセ・ベース、ファンク・ギター、そしてLIL DJのコーラスもバッチリな7.You Do Me Too、EPMDのクラシックKnick Knack Patty Wack をモチーフにしたと思われるドープ・トラック上でRA-SOUL、VANDAL、SHADOW、KHALIF、SNAPがマイクを回す11.Freeze Stand Still、RA-SOULとSMURK参加のファンキー・ジョイント15.Get Yo Mind Right Bitch、X-MANNをフィーチャーしたソウルフルな哀愁曲16.If Only They Knewがお気に入りです。唯一残念なのは、BUN B、K-RINO、P.DOTをフィーチャーした14.Steppin on Toesがイマイチだったこと。いずれにしてもH-TOWNフリークなら聴き逃し厳禁の好盤です!(05/08/20)
OLE-E
/If the streets could talk(2003)

FIELD MOBのプロデュースもしていたアトランタのOLE-Eが03年にリリースしたアルバム。一時期注目を浴びていたアルバムですね。歌もラップもこなす器用なラッパーで、BOOTSY'S RUBBER BAND/Munchies For Your Loveネタの哀愁バウンス3.Gotcha Cool About It、ハンドクラップ・ビートに南部風情溢れるメロウ・ギターも最高なトラックにOLE-Eのシンギング・スタイルのラップがバッチリはまった5.Livin' Comfortable, But Not Good、ノリの良いファンキー・チューン7.We Country、哀愁系の13.To My Childrenがお気に入りです。サウス好きなら聴いて損はないでしょう。(06/04/15)
151
/Code Of Tha Street(2003)

シアトルの151がC-BOのWEST COAST MAFIA RECORDSから03年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。これまで結構客演していたので実力は証明済みですね。駄曲もあるが、ゴリゴリ、ダークから哀愁、メロウまで幅広い内容で飽きさせません!ダーク・ファンクのイントロ1.WCM (Intro)から惹きつけられ、DJ SILK制作のビートがイカしたダーク系6.Paranoid、SYKOプロデュースでONE DROP SCOTTのメロウなギターが素晴らし過ぎるトラックにFRAMEをフィーチャーした7.All I Ever Wanted, Pt. 2(ベスト・トラック!)、これも ONE DROP SCOTTのギターが効いた郷愁感溢れる9.All Began、メロウなギターの音色が耳を惹くトラックにDON.PとTIFFANY嬢のコーラスが絡む11.Thug It Up、PIZZOプロデュースでROBIN WILSONのギターとコーラスがバッチリはまったトラックにRIDAHをフィーチャーした13.Hustlaz Prayerがお気に入りです。メロウ好き、ゴリゴリ好きどちらにもバッチリなアルバムだと思います。オススメです。(06/07/17)
196 CLIQUE
/Money made Pt.2(2004)

テネシー州COLLIERVILLEの7人組196 CLIQUEが04年にリリースした2ndアルバム。はっきりとしたメンバーは、分からないですが、おそらくPIMP LIL-D(aka K.D.)、MR.LIL-E(aka E)、PIMP CC、X.P.、D.J.WILL PLAY、MAC KILLA、BOOKEYの7名かと思われます。トラックは、ほとんどメンフィス系に近く、かなりイナたくてチープ。しかしながら、何故か惹かれるものがあり、特にメンフィスの重鎮GANGSTA BLACがゲストながら主役を食う貫禄のラップをみせる暗くてもの哀しげな5.Paper chase、寂しげな6.Bouncin' wall to wall、渋めのベースラインが効いているもの哀しい9.Don't cha know no good、温もりを感じるトラック上で亡き仲間にメッセージを送る追悼歌16.R.I.P.Uがお気に入りです。メンフィス系が苦手な方でも、メロウな16.R.I.P.Uはきっと気に入ると思いますので、ぜひ聴いてみて下さい。(05/05/07)
DA ORGANIZATION
/Same(1997)

97年にWRAP/ICHIBAN RECORDSからリリースされたDA ORGANIZATIONのアルバム。アトランタのグループみたいでメンバーはVALENTINO、GEE ROCK、DADDY T、CEE-SMOOTH、BLACK DAVE、EDWARD DORSEY、そしてサウス系プロデューサーのCARL"COOLY C"DORSEY。これは思わぬ掘り出し物です!鬼凄まではいかないもののトータルでバランスの取れた好内容で、イントロの後の2.Can't stop no playerからISLEY BROTHERS/Summer breezeネタのイケイケ哀愁BASSを持ってくるあたり只者ではありません(笑) ベスト・トラックはT-CONNECTION/Best of my loveの哀愁溢れるギターをサンプルしたトラックにVALENTINOが寂しげに歌う4.Play onとファンキー・ビートにCHERYL LYNN/Encore似のベースライン、そしてスペーシーなキーボードをのっけたトラックにVALENTINOが歌いまくりの13.Da organizationの2曲。これにはかなりヤラれましたね!最高ですよ、こいつら。この他にも哀愁ピアノが胸を打つ3.Paper chase、哀愁ギター炸裂の7.The back door、そしてGUY/Tease meネタのトラックにまたまたVALENTINOが歌いまくる高速メロウBASSの11.Dance 4 meもお気に入りです。特にDance 4 meなんてBASS嫌いでも十分納得できるほどメロウでございます。でもCan't stop no playerとDance 4 meの2曲はネタが素晴らしいのでBASSじゃなければもっと良かったのに(笑) とにかく今ならまだ安くで手に入れられると思うので、哀愁・メロウ好きは要チェックです!(04/06/12)
ORGANIZED RHYME
/Who's to blame?(1993)
NASS T&ALLAN THE GREATからなるテキサスのGラップ・デュオORGANIZED RHYMEが93年にリリースしたアルバム。プロデュースには懐かしいDOPE EとEGYPT E(TERRORISTS)もいますね。93年という年代からオールド・スクール系トラックとピーヒャラG系トラックが混ざった内容です。これといって優れたアルバムではないですが、BASSコーナーで紹介している69 BOYZのRole modelという曲と同じLOOSE ENDS/Hold TightネタのI must be the greatest(Swingin' version)が収録されていたのでついでに紹介します(笑) この曲が私的ベスト・トラックで、SOULUSOUL系のグラウンド・ビーツ風の哀愁トラックがオヤGの自分には懐かしく感じられます。他にはアップテンポの哀愁系5.They be chemeing、SADE/Turn my back on you使いのもの哀しい9.We need peaceがお気に入りです。万人にはオススメできないですが、当時のRAP-A-LOTが好きな方は聴いても損はないでしょう。(03/10/30)
OSRIC
/Naturalism the movement(2002)

以前に12シングル"Pacific coast"を紹介したサクラメントの新鋭ラッパーOSRICが02年にリリースしたデビューアルバム。歌も器用にこなし、どこか知的な部分も感じさせますね。内容もSAC特有の暗くてドロドロした曲は一切なく、哀愁・メロウ・ファンキーとなかなかバラエティに富んだ構成となっています。オススメは先に紹介したメロウ・ファンクの4.Pacific coast、哀愁を感じさせるトラックにレゲエ色濃い男性シンガーYOUNG SELASSIEをフィーチャーした7.Sun shinen、小気味良いウェッサイ・ビートがイカしたメロウ・ファンクの11.Only a G、穏やかな感じのキーボードが心和ますメロウ・トラックにHOLLOW TIP、C-LIM、SCROOGEをフィーチャーした12.Pimpstrutsです。SACらしさが感じられないのは個人的に少し残念ですが、WESTフリークにはこの方が都合いいかも(笑) 好盤なので機会があればぜひ聴いて下さい。(04/05/01)
OSRIC
/Pacific coast(12)(2002)
サクラメントの新人ラッパーOSRICが02年にリリースしたデビューアルバムNaturalismからのシングル。収録曲は、A1.Pacific coast(LP mix)、A2.Pacific coast(Radio)、A3.Pacific coast(Inst)、A4.Pacific coast(Accapella)、B1.Xtortion party(LP mix)、B2.Xtortion party(Radio)、B3.Xtortion party(Inst)、B4.Xtortion party(Accapella)、B5.Life(LP mix)
ラップと歌の両刀使いの器用なラッパーです。A面のPacific coastはWARREN G.にも通じるメロー・トラックにB-LEGIT&LEVITTI、そして女性Vo.をフィーチャーした気持ちイイ〜一品。B5.Lifeは自慢の喉を披露したR&Bナンバー。アルバムはまだ未聴ですが、チェックする価値はありそうです。(03/08/23)
OTR CLIQUE
/The rap game(1996)

2 STILL、MACKU、DAMEKAの3名からなるオハイオ州シンシナティの男女混合グループ"OTR CLIQUE"が96年にリリースしたアルバム。マイナーながらも実にしっかりしたトラックを作っていますね。これなら十分メジャーで通用する実力はありますね。一押しはRAP-A-LOTでの数々の仕事で有名なJOHN BIDOとMIKE DEANが手掛けたブルージーでゲットーの哀愁を感じさせるナイス・トラックにフックでの男性コーラスもバッチリはまった11.Streets deeper than the graveとウェッサイ風味のブリブリ哀愁ファンクの13.Man huntUの2曲。この2曲にはマジでノックアウト!他にもBOBBY CALDWELL/What You Won't Do for Loveを隠し味に使ったもの哀しいタイトル曲1.、GAP BAND/Outstandingのベースラインををダーク調に弾き直した4.Much love、JOHN BIDO製作のファンキーな6.Back of the club等がGOOD。自信を持ってオススメできる好盤です!(03/09/27)
OUTLAWZ
/Neva surrenda(2002)

2PACのCREWであるOUTLAWZが02年にRAP-A-LOTからリリースしたアルバム。ウェッサイ系だと思っていたOUTLAWZが南部からリリースとは少し驚きました。プロデュースはMR.LEE&MIKE DEAN。ゲストにはWILLIE D,HOT BOYS,BIG SYKE,YUKMOUTH。MR.LEEやMIKE DEANの手掛けるトラックも意識的か西のフレイヴァを取り入れて、なかなか聴きやすいアルバムに仕上がっています。お気に入りは、そこはかとなくブルージーで哀愁漂うトラックに女性Vo.を絡めた5.Everything is alright、アグレッシブなハード・トラックの7.Stick 2 the plan、哀愁スローが玉乱9.Us、透き通るようなウワモノが心地良い10.Black diamond、女性Vo.絡んだ哀愁溢れる15.Lost and turned outです。一聴の価値はあると思います。(03/07/26)