Q of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
Q
/The man with the plan(1995)

ミシガン州フリントのQが95年にリリースしたアルバム。ちょっと前に話題に上がっていたアルバムですね。実質8曲とかなり少ない曲数ですが、ファンク系が多く、その辺が好きな方なら結構楽しめる内容だと思います。ベスト・トラックは、メロウ・グルーヴの8.Summer time。メロウ好きならまず間違いないかと。他にはFunkin' for jamaicaのベースライン使いのファンク1."Q"、P-FUNKテイストの2.My conscienceと5.Das how it is in tha ghettoが気に入りました。普通にオススメできるアルバムです。(05/06/25)
QUA BILLZ
/Kroo'se fik'shen(2001)

ニュージャージー州ニューアークのQUA BILLZが01年にリリースした(多分)デビュー・アルバム。土地柄EAST COASTテイストの曲が多く、G-RAPフリークにはちょっと厳しいかなと思いますが、数曲良いのがあるんです。MINNIE RIPERTON/Lovin youを下敷きにしたメロウ・トラックに男性Vo.のROMELをフィーチャーした3.Lay me down to sleep、メロウ・ネタの定番GAP BAND/Yearning for your love使いのトラックにシンガーのROMEL&PAUL SMITHをフィーチャーした6.Can I live、JUNIOR MAFIAのクラシックGet moneyと同ネタのSYLVIA STRIPLIN/You can't turn me away使いの(というよりほとんどカバー)9.Oh qua billzはメロウ好きなら食指が動くのでは。個人的には80年代中期のHIPHOPを意識したかのようなドラムだけのスカスカなトラックにスクラッチでアクセントをつけた4.Lika gurlも好きですね。気になった方はチェックしてみて下さい。(05/02/12)
QUANIE CASH
/Tha real testimony(1999)

テネシー州ナッシュビルのQUANIE CASHが99年にBOTTOM BOY RECORDZからリリースしたデビューアルバム。プロデュースは、D SMOOV、KRIZ KANG、CENTS、BABB等、ゲストにはCRAZY、KRIZ KANG、KOOL DADDY FRESH、RAWLO B、YOUNG BUCK、SOUTH 8TH MAFIA等。このアルバム、スキットを含む全25曲とかなり多目の曲数で、しかもメロウからダークまでバラエティに富んでおり、完成度も高くて驚かされます。お気に入りは、太いビートにもの哀しいメロディの3.It's a dirty game、KRIZ KANGプロデュースでファンキーなビートに寂しげなメロディ、そして女性コーラスも絡む4.Missing in action(R.I.P.)、SOUTH 8TH MAFIA参加の鬼ドープな6.Tha drought is over、EAZY-E/Boyz-N-hoodのビート使いのトラックに寂しげな女性コーラスがマッチした7.Hard tymes pt.2、BAAB製作でRAWLO Bをフィーチャーした心温まるメロウ・チューン18.Secret hustlas (ベスト・トラック!)、もの哀しい19.God bless me、クラブ映えしそうな80'Sテイストのメロウ・ファンク21.Thug in ya life、暗めの哀愁系25.Mrs.murdaです。トラックの出来もそうですが、少し高めの声のラップも存在感ありますね。サウス・フリークのみならず、G-RAPフリークにはぜひ聴いて欲しいアルバムです!(05/03/05)
QUANIE CASH
/Loyalty and respect(2006)


99年に傑作『Tha real testimony』をリリースしたナッシュビルのQUANIE CASH主演の映画『Loyalty and respect』のサントラ。その『Tha real testimony』と01年の『Loyalty and respect』から数曲プラス新曲という構成。ゲストには同郷のYOUNG BUCKも参加。アーシーなギターがイカしたファンキー・チューン2.I'm A Gangsta、郷愁感漂う5.See What Happens、KRIZ KANGプロデュースの男性コーラス絡みの寂しげな8.Ghetto Paid(『Tha real testimony』収録)がベスト・トラック。他にはD-SMOOVが手掛けた女性コーラス入りの哀しげな10.Prison Wallsとラテン・テイストの哀愁ナンバー13.Playin' Wit Ya Lifeが気に入りました。近々リリース予定の『Stash money』へのつなぎのアルバムといったところでしょうか。ラップの実力もあるんで、プロモーション次第では全国区で活躍できる素材ですね。好きなラッパーの一人なんで、ぜひ頑張って欲しいところ。(06/02/11)
QUARTER&1/2
/Million $ plan(1997)

OLE E&STRICK-9からなるジョージアのデュオQUARTER&1/2が97年にTANDEM ENTERTAINMENT/ICHIBAN RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースはBREAD&WATER、CARL"COOLY C"DORSEY等。全体的にどんよりと暗めの内容ながら、見過ごすには惜しいアルバムです。寂しげなトラックに女性コーラスが絡むタイトル曲2.、ナイス・ビートに切なくも儚いキーボードが絡む3.Game for real、軽めの打ち込みビートに哀愁系ピアノが絡んだうえ、フックで男性Vo.が歌う5.Heart full of anger、女性Vo.絡みの哀愁漂う10.Blind sideがお気に入りです。SAC物がOKな方なら十分イケると思います。(04/10/23)
QUEENS OF COMPTON
/West coast thang(12)(1995)
厳ついGANGSTA BITCH5人から成る"QUEENS OF COMPTON"が90年にリリースした12シングル。収録曲は、A1.West coast thang(Radio)、A2.Move your body(Dance mix)、A3.West coast thang(Inst)、B1.Move your body(Radio)、B2.Move your body(The Mix)
プロデュースはNWAの幻のメンバーARABIAN PRINCE。それにしても凄い女王達です… こんな女王怖すぎます(笑) 内容は厳つい容姿とは裏腹に、West coast thangはBETTY WRIGHTの定番メロウネタTonight's the night使いのほのぼのメロウ・チューン。Move your bodyはEGYPTIAN LOVERバリのエレクトロHIPHOPで今聴くとかなりキツイです。こういうのもリリースされていたということで、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。(03/11/08)
QUINT BLACK
/Shake dem haters(1999)

ダラス出身でTOO SHORT一派のQUINT BLACKが99年にリリースしたアルバム。おそろしく地味な内容で、確実に一般受けはしないでしょう。でもビートがしっかりしているので、それなりに聴かせてくれ、サザン・メロウの3.One freak、K.B.&SLINK CAPONEをフィーチャーした重たいビートのファンキー・チューン5.County line、CHUCK DOBEYのVo.を大々的にフィーチャーした8.Pimpin' fools、K.B.参加の渋めのギターが印象的な14.At the studioが特に気に入りました。渋好みならどうぞ。(06/01/31)