S of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
SAAFIR a.k.a. MR.NO NO
/Trigonometry(1998)

オークランドのアングラ集団HOBO JUNCTIONのメンバーSAAFIRが98年に今は亡きICHIBAN RECORDSからリリースした(多分)2ndアルバム。SAAFIR自体はGスタではないが、結構Gスタ系に客演したりしているので、Gスタ系で載せることにしました。1stもアングラファンからかなり支持を受けましたが、このアルバムもかなりドロドロしたファンキー・チューン満載です。特にフリーキーかつファンキーな3.Goin' home、ダーク系の4.Stay hi、ファンキービートに明るめのウワモノが絡む8.Birthday suitがカッコ酔いです!トラック的にはどちらかというと東系なので、ウェッサイGファンにはちょっとキツイかもしれませんが、フリーキーなラップは聴く価値ありですよ!(03/04/27)
SAN QUINN
/Live n direct(1995)

JT THE BIGGA FIGGAのレーベルGET LOW RECORDSから95年にリリースされたSAN QUINNの(おそらく)2ndアルバム。プロデュースはJT & G-MAN STANというお馴染みのメンツなのでJT好きな自分にとってはそれだけで評価が甘くなるが、ベストカットはスペーシーメロウなトラックにGET LOWクルーのマイク・リレーが激ヤバの14. How low can u goで、他には、もの哀しい3. Ya betta come on in、郷愁感のある4. A tight lacin'、MAC MALL参加のホーラーコア7. Young G's perspective、夕暮れモードの8. Time 2 rize、ピーヒャラシンセが効いた哀愁メロウ9. Havin' a ball、スペーシーなキーボードが心地よい11. Live-n-directがGOOD。(2003/01/03)
SAN QUINN
/The hustle continues(1996)

JT THE BIGGA FIGGA率いるGET LOW RECORDSから96年にリリースされたSAN QUINNの3ndアルバム。この頃のGET LOWはセールスが伸びてきて配給がPRIORITYになるなど昇り調子であり、このアルバムも傑作とはいかないまでも中々の好盤となってます。ベスト・トラックは、80'S FUNKネタを使ったパーティー・チューンの4.Hitz I'm makinと温かみのあるトラックに女性Vo.をフィーチャーした6.Now or neva、ウェッサイ・ファンクのタイトル曲7.、メロー・ファンクの8.No gloryで他にはLEVITTIをフィーチャーした哀愁系の5.Bread baka等佳曲揃い。トータルでは1stよりも上だと思います。オススメです。(03/07/05)
SAN QUINN
/Can't Take the Ghetto Out a Ni#@a (2011)

サンフランシスコの重鎮SAN QUINNが2011年にリリースした最新作。プロデュースは、COSMO、FLASHY BEATS、TOY SHOP PRODUCTIONS、DJ LOOT、J-SIN、J-INTELL、THE ROLLA、EKLIPS DA HUSTLA、BIG D、ROGE、L.FINGAZ等。バラエティに富んだ好盤で、特にNINO BLACKをフィーチャーした少しもの哀しげな4. Live Wit Dat Decision、派手なシンセが耳を惹くハーコー・シット5. Big Bank、(おそらく)80'sネタ使いのまろやかメロウ・チューン6. I'm Wet、BLUE MAGICの名曲SideshowをBPMを上げて使ったソウルフルな8. I'm Alright、E-4OとGOLDYが参加したエレクトロ・ナンバー9. On Dat Vodka、LACE LENOをフィーチャーした悪の匂いがプンプンする12. They Talkin' Bout Me、GUCEをフィーチャーしたMARY J BLIGE/Slow Downネタと思われるグルーヴィーなメロウ・チューン13. The Way We...、3RD DEGREEが参加した深みがあってソウルフルかつ哀愁漂う14. That Serious、MALOをフィーチャーしたBPM早めのメロウ・グルーヴ15. Whole Get Down、DO IT MOVINをフィーチャーしたサザン・テイストの少しアーシーなメロウ・ナンバー17. 2 Seater Sunday、少し暗くて寂しげな18. They Know Da Businessがお気に入り。ベテランの底力を感じたアルバムだね。(2011/11/25)
SAT N SMOOTH
/The awakening(1993)

テキサス州ヒューストンのGラップチームSAT N SMOOTHの93年のアルバムです。甘茶ソウル辞典の甘茶ラップとして紹介されていたALISHAなる女性Vo.をフィーチャーしたMamma never told meを収録しています。他の曲もファンキーなものが多く、特にオススメはダークなRed Tape、クインシー・ジョーンズの有名ネタで女性Vo.が絡むSame Thang〈remix〉等です。(03/01/06)
SAUCY(aka DANGEROUS DAME)
/Haven't you heard?(1999)

95年にNO LIMIT RECORDSから『Escape from the mental ward』をリリースして以来音沙汰のなかったDANGEROUS DAMEがSAUCYと名前を変えて99年にリリースした6曲入りEP。どっこい生きていたんですね〜。フルアルバムではないところもまたDAMEらしさでしょうか(笑) プロデュースはSAUCY自身にMONK、そしてあのANTHONY"A.K."WALKER。全体的に地味目ながらも暗めの哀愁トラックに女性Vo.をフィーチャーしたタイトル曲1.、まろやかなメロウ・トラックに男性Vo.が映える3.What I'll do、もの哀しい5.Nobody like himが気に入りました。それほどたいした内容ではないですが、デビューアルバムから愛聴している自分にとってはなぜか応援したくなる男です。(このアルバムを教えてくれたとん太さんに感謝!)(04/12/25)
SAUKRATES/Kalifornia
A/W MARVEL/Wordz Of (1996)
96年にリリースされたカナダのアングラMCのMARVELとSAUKRATESによるカップリング12'シングル。(ネットによると)KARDINAL OFFISHALLとSAUKRATESプロデュースによるジャジーな鬼渋いMARVEL/Wordz Of、2PACをディスったとされるD'ANGELO/Ladyまんま使いのSAUKRATES/Kaliforniaの2曲ともGOOD。(2013/12/9)
SCARFACE
/The fix(2003)

元GETO BOYSという肩書きもすでに過去のものとなっている重鎮SCARFACEが03年にリリースした6thアルバム。プロデュースはKANYE WEST、NEPTUNES、T.MIX、TONY PIZARROと豪華な面子。内容について一言で言えばメジャーの音です。アンダーグラウンドの雰囲気は微塵も感じられません。KANYE WESTによるDRAMATICS/That heaven kind of feeling使いのメロウ・トラックにKELLY PRICEの歌声が絡むHeavenや同じくKANYE制作のORIGINALS/SunriseネタのハートウォーミングなトラックにJAY-Z&BEANIE SIGELが参加したGuess who's backなんかは幅広いファンに受け入れられる好曲なのも確かですが、個人的にはT.MIXがプロデュースした哀愁曲のWhat can I doやP-FUNKテイストのSellout、TONY PIZARRO制作のW.C.をフィーチャーしたヘビー・ファンクのI ain't the oneあたりがお気に入りです。確かに素晴らしいアルバムだと思いますが、トラックにH-TOWNらしさが感じられない点が寂しく感じました... KANYE WESTやNEPTUNESなどの旬なプロデューサーを使うのも良いですが、MIKE DEANやN.O.JOE等のH-TOWN職人もぜひ参加させて欲しかったですね。(04/07/31)
SCARFACE
/Balls and my word(2003)

元GETO BOYSでDEF JAM SOUTHの社長SCARFACEが03年にリリースした7thアルバム。一説には新作ではなく今までの未発表曲の寄せ集めとも言われていますね。(事実タイトル曲の1.はGETO BOYS/Making troubleに収録) プロデュースは、ENSAYNE WAYNE、T-MIX、MIKE DEAN、N.O.JOE、7、SAM SNEED、MR.LEE。ゲストは、人気のZ-RO、BUN B、DEVIN、TELA等。う〜ん… どうなんでしょう、このアルバム。かなりダウナーで、余程のファン以外には必要ないかなって気がしますが... 強いて言えばZ-ROをフィーチャーしたもの哀しいピアノが印象的な3.On my mind、Z-RO、BUN B&DIRT BOMBが参加したファンキーな4.Bitch nigga、スペーシーなトラックに哀愁ギターが絡む9.Spend the nightが気になった程度。SCARFACEのラップは圧倒的な存在感があって昔から大好きなんですが、トラックがね... 某誌でかなり評価されていましたが、個人的にはあまり評価は高くないです...(04/03/06)
SCARFACE/Made(2007)

大御所SCARFACEが07年にリリースした待望の新作。プロデュースは、N.O.JOE、MIKE DEAN、DRUMMA BOY、TONE CAPONE、ONE DROP SCOTT等。トラックも派手さは全くないが、SCARFACEの雰囲気に合ったものが多く、非常に好感が持てました。RONNIE DYSON/Sara Smileネタのもの哀しげな2.Never、NINA嬢のコーラスもバッチリはまったWILLIE HUTCH/Theme Of The Mack使いのメロウ・グルーヴ6.Go、ゆったり系メロウ・トラックにTANYA HERRONの歌が絡む8.Boy Meets Girlの3曲が特にお気に入りです。G好きなら普通に聴くべきアルバムでしょう。(08/01/11)
SCOOB NITTY/Street Credentials(2004)

カリフォルニア州ピッツバーグのGHETTO STARZに所属するSCOOB NITTYが04年にリリースしたアルバム。モッサリとしたラップや癖のあるトラックが多いので、好き嫌い分かれるところですが、故FREAKOをフィーチャーした夕暮れ系の3.Da Familyと寂しげな6.Good X's Bad X'sの2曲にはかなりヤラれましたね〜。正直この2曲だけみたいな感じですが、哀愁好きなら聴いても損はないかと思います。(06/10/23)
SCRAPIRON
/Taking penitentiary chances(2003)

ルイジアナ州ニューオーリンズ(NOLA)の鉄屑男"SCRAPIRON"が03年にUPSOUTH/MALACO RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、PHUNK DAWG、SEAN GRIFFIN、PROVERB等。トータルでは、微妙なんですが、男性Vo.入りのノリノリな西風ファンク・トラックにBRIZE'&1-BOをフィーチャーした3.Rolling、タイトなビートにメロディアスなピアノが耳を惹くトラックにJOHNA嬢のコーラスが絡む7.Time That We Move On、UZIをフィーチャーしたブルージーな味わいの9.Paradise、CHERYL LYNNのダンス・クラシックGot to be realを弾き直したノリノリな13.Can We Kick It?には大満足!Got to be realネタが好きなら是非チェックして下さい!(05/07/16)
SEAGRAM
/The dark roads(1992)

今は亡きギャングスタラッパーSEAGRAMの92年のデビューアルバムです。レーベルはRAP-A-LOTですが、オークランド出身のラッパーです。GANGの隠語を使ってラップした哀愁系メローのStraight mobbin(英語訳有)、GRANDMASTER FLASHの名曲Messageを丸々使用した傑作The dark roads、その他GETO BOYS等RAP-A-LOT軍団、LAYLAWも参加。2ndはGANGSTA LUVでベスト100に選ばれてましたが、1stもGラップファンなら必聴です!
SEAGRAM
/Reality check(1994)

惜しくもDrive-byによって命を落としたSEAGRAMが94年にリリースした2ndアルバムです。大好きなラッパーだっただけにとてもショックでした…このアルバムはGANGSTA LUV詩でMUSTER BG氏がベスト50に挙げており、個人的にも傑作だと思いますし、BERNARD WRIGHT/haboglabotribin'使いのレイドバックした1. The Town、グラウンドビーツ風ドラムに哀愁漂うキーボードが絡む2. Gangsta livin、ISLEY BROTHERSの名曲For The Love Of Youをサンプリングした哀愁メロウの6. Birth、GUY/Tease Me Tonightネタに女性Vo.が切ない超恕級哀愁スロウ7. Where do we go from here、タイトなオークタウン・ファンクの8. Eastside、TEDDY PENDERGRASS/Love T.K.O.使いのメロウな12. The Old School、RICK JAMES/Ghetto Life使いの哀愁溢れる9. 13deep、男性Vo.を大々的にフィーチャーした切ない14. Peace to youと好き最曲多し!G好きは必聴です!
追記(2019/8/18)
SEAGRAM
/Souls on ice(1997)

97年にでた故SEAGRAMのラストアルバムです。ホントに惜しいラッパーを失いました… SEAGRAMのアルバムはどれも傑作ですが、このラストアルバムも非常に良く、特に女性Vo.が絡む哀愁メローの4.、オークタウンFUNKスタイルの8.が特にオススメです!ゲストにはSCARFACE、SPICE 1、YUKMOUTHです。Gラップファンは必聴の1枚です!
SEAN T
/Straight from the streets(1993)

イースト・パロ・アルト出身のSEAN-Tが93年にリリースしたアルバム。彼はウェッサイ物のプロデューサーとして有名ですね。このアルバムでもプロデュース、キーボード、ピアノとマルチぶりを発揮。G-MAN STANもプロデュース&ギターで参加。このアルバムも力作です!1,2曲を除く全てレベル高いです。特に哀愁系の3.Gangsta shit、13.Only the strong survive、70'S FUNKネタの11.Can't be touchedがお気に入りです。MURDER ONE RECORDSからはSEAN-T以外にもM.O.G.、CHUNK、ROOTS等良いものが多数リリースされているので要CHECKです。(03/01/03)
SEAN-T
/Pimp lyrics & Dollar signs(1996)





イースト・パロ・アルト出身のSEAN-Tが96年にリリースした2ndアルバム。傑作と誉れ高いアルバムですが、まさにその言葉に偽りなし!G-MAN STANもプロデュースに楽器にと八面六臂の活躍。WHODINI/5 minutes of funkネタのタイトル曲2.から惹きつけられ、夕暮れが似合いそうな哀愁溢れるトラックに女性Vo.が絡んだ7.Lyrical trip、透き通るようなキーボードにブリブリ・ベースが効いた哀愁ファンクの9.Reality、郷愁を感じさせるトラックにMAC&A.K.をフィーチャーした13.If you only knew、メロウ・ファンクの14.If it ain't geeあたりが特にお気に入りです。G好きの誰にでもオススメできるアルバムの一つです!(06/11/10)
2NDUNONE
/Classic 220(1999)

KK&DEEのデュオ2NDUNONEが8年ぶりにリリースした2ndアルバム。1stがかなりツボで、また、サントラ『AVOBE THE RIM』に収録のDidn't meant to turn you onがかなり好きだったので2ndを期待して待ってたんですよね〜。結論から言うと期待していた以上の傑作!QUIK関連作品のなかでも一番の完成度じゃないですか!? QUIK自身のアルバムより良い出来かもしれませんね。ほとんど全曲最高ですが、特にお気に入りは流麗なギターの音色が堪らないメロウ・ファンクの2.Up 'n da club、フックのフルートもナイスな哀愁系5.Meke 'em understand、ノリノリ・ウェッサイ・ファンクの6.Pawdy、定番ネタCON FUNK SHUN/By your side使いのメロウな8.Y?、STANLEY CLARKE/Vulcan princessネタの哀愁トラックにJAMES DeBARGEの歌も最高な11.Princessです。ヘタなレア盤やマイナー盤買うより、こういった定番アルバムを聴くべき!(05/07/23)
SECTION 8 MOB
/Controlled dangerous substance(1994)

以前に12インチシングルをレビューしたSECTION 8 MOBが94年にリリースしたアルバム。ワシントンD.C.のグループらしいですが、プロデューサーにD.O.C.やMC BREED等で知られるCOLIN WOLF、EROTIC D、レコーディングスタジオにDALLAS AUSTINのD.A.R.P.を使用しています。肝心の内容はというとかなり地味な曲が多く、万人には勧められませんが、FUNKYビートにサイレン音が鳴り響いたまるで警察に追われているかのような緊張感のある8.Family affair、ゆったり系の哀愁トラックに女性Vo.が絡む9.Only momma、ミドルテンポのナイスファンク10.Files of a gangster、ダーク系のピーヒャラシンセがイカした11.Caught up in the section、アップテンポのファンキーナンバー12.Break wideはなかなかの好曲です。個人的には好きなグループです。TOMMY BOYからのアルバムを聴いてみたいです。(03/02/18)
SECTION 8 MOB
/Repercussions
/I see da reaper&Sweet sticky
(プロモ12)(1998)
知る人ぞ知るワシントンD.C.のGラップ集団SECTION 8 MOBが98年にTOMMY BOYからリリースしたアルバムからの3曲入りプロモ12インチシングル。メインのRepercussionsは到底聴けない代物でガックシだが、もの哀しいB2.I see da reaper、OHIO PLAYERS/Sweet sticky thingネタの粘着性FUNKのB3.Sweet stickyはカッコよくて大満足!(03/01/24)
SECTION 8 MOB
/Guilty by association(1999)

ワシントンD.C.のGスタチームSECTION 8 MOBがデビューアルバムから5年を経てリリースした2ndアルバム。前作もそうでしたが、かなり地味なアルバムだなというのが素直な感想。とりあえずお気に入りはカッティング・ギターがイカしたファンキーな4.Bithc ass niggas、以前紹介した12インチに収録されていたOHIO PLAYERS/Sweet sticky thingネタのファンキーな9.Sweet sticky、ART OF NOISE/Moments in time使いのもの哀しいトラックにJAZZE PHAをフィーチャーした13.1 to da 2、ISLEY BROS風(ネタ?)哀愁トラックの21.Forever and a dayです。地味ながらも味わい深く、聴けば聴くほど味がでるアルバムといえるかもしれません。個人的には好きですが、間違い無く一般受けはしないと思います。(03/08/16)
SEFF THA GAFFLA
/Livin' kinda lavish(1995)

JT THA BIGGA FIGGAMのレーベルGET LOW RECORDSから95年にリリースされたSEFF THA GAFFLAのアルバム。プロデュースは1曲を除き全てJTが担当。全9曲と少ないですが、結構内容は良く、特に女性Vo.入りのスペーシーメローな3.Do you rememberはかなり気持ち良くて玉乱です!(この曲のみSEKRET SERVICEが製作)他はホラー調の1.Locked upと8.Choppaz、どことなくファニーな7.Skillz pay the billzが良かったです。(2001/12/31)
S.E.GA BOYS
/Business Bout Ya Self(2006)

ジョージアのKILLA、PALAY、BIG SMOOVE、STAR EASY、EARTHQUAKEの5人組(ジャケには4名しかいないが)"S.E.GA BOYS"が06年にATTITUDE RECORDSからリリースしたアルバム。DJ MAGIC MIKEがゲスト参加していることやインナー・スリーブに名前がでていることから彼の舎弟グループでしょうか。BEATDOWNプロデュースの寂しげなスロウ7.Can You Feel Me、MG PRODUCER制作でフックの男性Vo.もその雰囲気を引き立てる切ない11.I Miss You、WAYNOが手がけたピアノの旋律が胸を打つ15.What Was I、PIMPSTRESSをフィーチャーした70'S SOULを感じさせるアップテンポの16.When I Leave、クラップ・ビートのファンキー・チューン18.Georgiaがお気に入りです。残りはサウスど真ん中のクランク系トラックなんで熱心なサウス・フリーク以外には厳しそうですが、チンピラっぽいラップもイカしていて、十分聴くに値するアルバムといえるでしょう。(06/09/15)
SELFISH
/I.O.U.Nothin(1996)

カリフォルニア州SUISANのデュオ"SELFISH"が96年にBANK ON IT RECORDSからリリースしたアルバム。このアルバムは傑作には程遠いながら、味のある好盤に仕上がっています。ベスト・トラックは、みんな大好きBOBBY CALDWELL/What You Won't Do for Loveまんま使いの12.Sacraficeでしょう!ひねりがないと言えばそうですが、このネタには弱いんですよね… この他にもDELFONICS/Tell me this is a dreamにも似たSWEET SOUL系ネタ(SKIP MAHONY?)の哀愁スロウ3.Dank in bedroom、K-STONE/6.0.1.や2PAC/Ready 4 whateverと同じGIL SCOTT HERON/1980を使った7.I.O.U.You nothin'、TEDDY PENDERGRASS/Love T.K.O.ネタのメロウな8.Late night、ヘビー・ビートに重たいベースがイカすブリブリ・ファンクの14.Witch doctor、GIL SCOTT HERON/Angel dustネタの渋い16.Dustedがお気に入りです。聴いて損はないアルバムだと思います。(06/09/20)
SHADY NATE
/Based On a True Story (2007)

オークランドのSHADY NATEが2007年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DJ FRESH。クラップ・ビーツが効いたファンキー・チューン1.Young Man、TOWERをフィーチャーしたパーカッシブなビートにソウル・テイストのウワモノがセンスを感じる2.Acorn、重鎮MONEY Bが参加した近未来的な4.Beatin' They Ass、郷愁感溢れるトラックにJAY JONAHをフィーチャーした6.Put a Rush On Me、勢いのあるビーツにソウル・ネタをサンプリングした7.Blow Your Mind、80'sネタと思われるメロウ・ナンバー10.Profilin、ボコーダーも80年代中期を思い起こさせるエレクトロ・トラックにJ-STALIN、BEEDA WEEDA、TOWER、PHILTHY RICHとマイクを回す11.I Don't Rep The Bay、HOLLYWOOD、RICH、ROMINOWSKIが参加した涼しげメロウ12.Ride Wit Me、エレクトロ&メロウの14.Livewireがお気に入り。傑作まではいかないけど、バラエティに富んでいて聴きやすいアルバムだね。『Still Based On a True Story』のボーナスとしてはとてもお得感がありますね。(2012/01/29)
SHADY NATE
/Still Based On a True Story (2011)

オークランドのSHADY NATEが2011年にリリースしたアルバム。ボーナスとして2007年の『Based On a True Story』も収録したお得盤。プロデュースは、DJ FRESH。自分はこのアルバムで初めて知ったんだけど、これまでにアルバムを数枚リリースしている中堅ラッパーみたいですね。キレの良いラップもなかなかカッコ良く、DJ FRESHのトラックも随所にオークランド・マナーを感じさせてくれるね。アンビエント・ハウスっぽいトラックにCHRIS THE 5THをフィーチャーした1.That Good Life、MC SHANの声ネタが効いたもの哀しげな2.Acorn Part2、JAY JONAHが参加した近未来的な5.Real Nigga Recipe、S.O.S.BAND/No Ones Gonna Love Youの使い方にセンスを感じる極上80'sメロウ・トラックに男性ボーカルが映える8.Climbing、落ち着いたメロウ・ナンバー9.Miracle Baby、おそらく80'sネタのメロウ・トラックにJ-STALINとLIL' RUEをフィーチャーした10.Tell Me I Don't Go、L'JAYとPHILTHY RICHが参加したミステリアスな11.No Bustas、ファンク・ビートに妖しげなメロディの13.Spazzがお気に入り。S.O.S.BAND使いってだけで評価が甘くなるけど、バラエティに富んでいて良いアルバムだと思う。(2011/10/10)
SHAM PAIN
/Pimp of the century(2004)

SHAM PAINなるラッパーが04年にリリースしたアルバム。ダラスのラッパーということで購入したのですが、実際は、UK生まれで、レコード会社がダラスだということを知ってかなりガッカリしましたね(苦笑) どおりでプロデューサーがフランス人(AKIM BARIKA)なんですね。レゲエのダンスホール系を取り入れたトラックが目立つ作りで、ダンスホール系の裏打ちビートに免疫がなければちょっと厳しいかも。ベスト・トラックはメロウなギターが心地良い16.Hard knock(This is how we rock)。心地良い一発って感じでかなり気に入っております。これ以外でも、レゲエ・ビートのメロウ・グルーヴ6.Calling me like...WHOA!、CHANELLE嬢のコーラス入りのメロウ・ファンク7.Jam 4 me、これもレゲエ・ビートの明るいメロウ・トラックにSTEELOとCHANELLE嬢の男女コーラスが絡む13.The way you make me feelがお気に入りです。このアルバムに1曲追加した別ジャケの再リリース盤もでているので、気になった方は、チェックしてみて下さい。(05/05/07)
SHANK
/Standing on the corner(プロモ12)(1999)
メジャーレーベルQUEST RECORDSから99年にリリースされたSHANKなるラッパーのプロモ12シングル。SHANK&CHROMEやV.A./KARACHIにもSHANKってやつがいますが、このSHANKとは別人みたいです。テキサスのラッパーらしいという噂を聞いたこと以外全く詳細は不明です。メインのStanding on the cornerも哀愁溢れる好曲ですが、注目すべきはB面のHustlerです。鬼切ないトラックには思わず咽び泣き!一部で人気があるのも頷けますね。アルバム『Ghetto poet』もあるらしいとのことですが、知っている方ぜひ教えてください!(05/04/09)
SH'KILLA
/Gangstrez from da bay(1996)

SOUTH CENTRAL CARTEL(S.C.C.)のフィーメールGラッパーSH'KILLAが96年にリリースしたアルバム。プロデュースはもちろんS.C.C.。正直なところ普通のアルバム、当時のS.C.C.関連のアルバムからすると平凡な出来。楽曲は悪くないが、ドラムの音が妙に硬い(特に4,8,9,10)のが一番の難点。それでも、もの哀しい1.Got'em twisted、SPICE 1参加でDRAMATICSの猛烈ファンクGet up&get down使いの3.East bay gangstrez、哀愁系の7.Whatever it takes、11.Go down on it、12.Murder squad 4 hireは聴かせてくれます。ドラムの音さえ気にならなければ評価もまた違ったかも。(03/01/13)
SHO f/WILLIE D
/Trouble man (1993)

GETO BOYSのWILLIE Dが惚れこんだGスタラッパー"SHO"が93年にリリースしたデビューアルバム。そのWILLIE Dもまるで自分のアルバムかと思うくらい堂々とジャケに写ってます。しかもSHOより大きく(笑) このアルバムは悪名高いICHIBAN RECORDSからリリースされた数々のGラップの中でも個人的に思い入れのあるアルバムです。ベスト・トラックは、DAVID OLIVER/Msネタの哀愁溢れる素晴らしい9. Here today gone tomorrowでしょう!一生忘れることがないマイ・クラシックの一つです。他には甘茶SOUL"DELEGATION/Oh honey"ネタの8. Miss thang、レア・グルーヴ使いのファンキーなタイトル曲5.、DR.DRE/Nothin but a G thangそのまんまの4. Another day on the cutあたりがお気に入りです。ピーヒャラ系の曲がないので、その系が好きな方は物足りないと思いますが、ぜひ一度は聴いて欲しいアルバムです。(2003/06/29)
SHORTY
/Keepin' it roudy & cloudy(2001)

2-DEFも所属するヒューストンのG集団ZONE ARMYメンバーのSHORTYが01年にリリースしたアルバム。プロデュースはJOE TRAXXとJB MONEY。このアルバムはノーマークだったんですが、ほとんど捨て曲ない好盤でかなり驚きました!特に女性コーラス絡みの切ない哀愁曲12.R.I.P.と陽だまり系の18.Mamaにはノックアウト!これだけでも十分満足でしたが、アップテンポのR&B系トラックの1.Made it happen、ノリノリ・ビートに哀愁ピアノをのっけた6.I ain't worried about....、女性コーラス入りのメロウな10.No more gamesもGOOD!H-TOWNの層の厚さを再認識させられた一枚でした。G-RAPフリークで特にテキサス好きならぜひGETして下さい!(04/12/25)
SHUG/86 the madness(1996)

96年にでたSHUGのアルバムです。PRODUCED BY YOUNG D&MADBALL 正体不明のラッパーながらネタにはP-FUNK及びZAPPのFUNK系を多用し、またWILLIAM DEVAUGHN、LONNIE LISTON SMITHのメローjazz系も使っているのもあり侮れない内容です。ベースとギターはG物に多数参加しているMIKE"CRAZY NECK"SIMSとROBERT"FONKSTA"BACONですのでかなりファンク度数高いです!
SIC f/DWAYNE WIGGINS
/Tap dat ass(12)(2001)
California gameで有名なS-I-Cが01年にリリースした12シングル。収録曲はTap dat assのみですが、これがマジで最高なメロウ・グルーヴなんですよ!TONY TONI TONEのDWAYNE WIGGINSの歌も絡んでるときたら言わずもがなですね。レコード派の方ならぜひぜひGETして下さい!絶対に気に入ること間違いなし!(04/08/21)
SIDE 2 SYDE
/Sky ballin'(1997)

THUMPとL.C.からなる(おそらく)オークランドのGラップ・デュオ"SIDE 2 SYDE"が97年にリリースしたアルバム。プロデュースはLEV BERLAKとMIKE D、ゲストにはRICHIE RICH、KNUMSKULL、LEVITTI、MC.MAN等。ほとんどの曲を手掛けるLEV BERLAKがかなりイイ仕事してますね! 特にSURFACEの名曲Closer than friends使いの鬼メロ〜な4.Someone special to you、JAM&LEWISがプロデュースしたNEW EDITIONの大ヒット曲Can you stand the rainネタの甘酸っぱいトラックにLEVITTIのVo.をフィーチャーした10.Can you stand the pain、王道ネタDELEGATION/Oh honey使いのメロ〜トラックにRICHIE RICHをフィーチャーした2.Sky ballin'、そしてハートウォーミングな13.Sky ballin'(Remix)の4曲はホント玉乱です!他も好曲揃いで、MC EIHTも使ったTYRONE DAVIS/In the moodネタの曲もあります。ウェッサイ・フリークは必聴ですね!(03/11/01)
SILKK
/The shocker(1996)

MASTER Pの実弟SILKK THE SHOCKER(当時はSILKK)が96年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースはK-LOU、DJ DARYL、KLC、MO B.DICK、CRAIG B等。ラップ・スタイルにちょっと癖がありますねSILKKは。ちょっと苦手なタイプです。トラックは量産体制に入る前のものなので結構良質なものが多く、同時期にリリースされたPの『Ice cream man』までとはいかないまでも聴き応えある内容になっています。ベスト・トラックはK-LOU制作でMASTER PをフィーチャーしたGot em fiending。CAMEO/Single lifeに似たベースラインが印象的な80'Sテイストのファンク・トラックが最高!他にもMO B.DICKをフィーチャーした哀愁ファンクFree loaders、K-LOUらしさがでているファンク・チューンHow we mobb、WHODINIのクラシック5 minutes of funkを哀しげに弾き直したAin't nothing、夕暮れに似合いそうなGhetto tearsもお気に入りです。またスカスカなドラムがイマイチ気に入らないですがSECRET WEAPON/Must be the musicをネタにしたトラックにMO B.DICK&PURE PASSIONの歌とコーラスがばっちりはまるMy carや硬いドラムにがっかりだが哀愁溢れるメロディは最高なWhy my homieあたりはドラムの音色にこだわりがない方なら気に入るかもしれません。NO LIMITフリークなら聴いてあたりまえの基本盤でしょう!(05/08/20)
SILKK THE SHOCKER
/My world,my way(2000)

NO LIMITの総帥MASTER Pの実弟であるSILKK THE SHOCKERが2000年にリリースしたソロ4作目。以前ほどNO LIMIT物に興味がわかない自分としては特に期待しないで聴いたが、予想していたとおり良くもなく悪くもないってとこ。曲としては凝っていると思うんだけど何故か心に響かない… しいて言えばSNOOPをフィーチャーしたSOOPAFLY製作のウェッサイファンク6.Pop lockin'、MYSTIKALをフィーチャーしたアグレッシブな13.Them boyzやBetween the sheetsを変った使い方をしている15.Go downが気になったぐらい。(03/01/11)
SIMBO
/Walla walla(12)(1999)
テキサスのNEW ERA ENT.からリリースされたSIMBOの12'シングル。収録曲は、Walla walla、Street life、We the onesの3曲。メインのWalla wallaは軽快なドラムにベースラインと電子音のみのシンプルなトラックながら、なかなかノリの良い曲でかなり好みですね。残る2曲は最後まで聴けなかったです… まあこんなものもあるってことで。(05/11/26)
SINISTER
/Mobbin 4 life(1994)

94年にリリースされたSINISTERのアルバムです。まったく正体不明なGスタラッパーですが、内容はかなり良い(酔い)です!!特に夕暮れが似合う哀愁メローの2.Buck-Em down、哀愁メローに女性Vo.が絡む4.Life of a sinner、攻撃的な8.Mobbin 4 life、シングルカットされた悲しみを背負ったG男の哀愁が漂う9.I won't forget you G&同タイプの14.Young G、メランコリックな16.Put a snitch in the ditchがオススメです!
SIR JINX
/Chastisement(Deez dayz)(1995)

ICE CUBEの相棒として知られるSIR JINXが95年にリリースしたソロ。参加メンバーはMADD KD,AARON P,BIG CHIP,GOOCH等の身内ラッパー。ICE CUBEの神通力も無くなっていた頃でJINX自身の存在も忘れ去られた頃に出された本作ですが、これがまたオヤG殺しの傑作!哀愁系からダークでハードなものまでバラエティに富んでいます。なかでもオヤGソウルシンガーISAAC HAYESを迎えた哀愁系の2.All about money、ダークかつ哀愁漂う4.City never sleeps、JONES GIRLS/Night over egypt使いのメローグルーブ(最高!)の6.I ain't givin' up no love、GERALD LEVERTのセクシーな歌声と哀愁メローなトラックが咽び泣く8.Pic-a-nic(ベストトラック!)、タイトなビートとダークベースがカッコイイ9.Rally park、70'S SOUL風なソウルフルなトラックが胸を打つ11.Who da manと13.Sho-nuff、典型的なウェッサイメローファンクの16.Don't get it twisted、スペーシーメローな19.Who'z watchin' who、哀愁漂うピアノが印象的な21.Mind state、ハートウォーミングな23.Power to the peopleは絶品!これだけ充実したアルバムはそんなに無いはず。SIR JINXといって聴かず嫌いしてたら後悔しますよ!必聴です。(03/02/22)
SIR MIX-A-LOT
/Mack Daddy (1992)

シアトルの重鎮SIR MIX-A-LOTが92年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、SIR MIX-A-LOT、NATE FOX、STRANGE等。You Haven't Done Nothin'ネタのファンキーな1. One Time's Got No Case、ヘビービートがイカす2. Mack Daddy、軽快なファンク・ナンバー4. Swap Meet Louie、JAMES BROWN/There Was a Time、TUBEWAY ARMY/Zero Bars、PRINCE/Housequake使いの疾走感溢れる6. Lockjaw、おそらくPEのビートを使った7. The Boss Is Back、これも軽快なファンク9. A Rapper's Reputation、LIGHTNIN' ROD/Sportネタのヘビー・ファンク11. The Jack Back、ゴジラでも出そうな雰囲気の12. I'm Your New God、JAMES BROWN/Funky Drummer、SLAVE/Baby Sinisterネタの勢いのある13. No Holds BarreがGOOD。(2014/07/03)
SIR MIX-A-LOT
/Chief Boot Knocka (1994)

シアトルの重鎮SIR MIX-A-LOTが94年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、SIR MIX-A-LOT、EUGENIUS、STRANGE。ヒップホップ・フリークには確実にスルーされているけど、サントラ「TRESPASS」にも収録された、サイレン入りの鬼ファンキーな14.I Checks My Bankは一度聴いてみるべきだな。ビートもホットで、ラストのスクラッチも最高だよ、マジで。他にもBOOTSY'S RUBBER BAND/Pinocchio Theory使いのP印ファンク1.Sleepin' Wit My Fonk、これもP-FUNKを意識したであろう4.Take My Stash、BPM早めで下品の一歩手前といった感じのエレクトロ・ナンバー5.Brown Shuga、AVERAGE WHITE BAND/School Boy Crushネタと思われる6.What's Real、これも下品の一歩手前なイケイケ・ファンキー8.Put' Em On The Glass、どこかZAPPっぽい13.Just Da Pimpin' In Meがお気に入り。SIR MIX-A-LOT?ダサくて聴いてられない、って人もI Checks My Bankだけでも聴いて欲しいね。(2012/07/06)
SIR MIX-A-LOT
/Return Of The Bumpasaurus
(1996)

シアトルの重鎮SIR MIX-A-LOTが96年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、MIKE KUMAGAI、QUAZE、SIR MIX-A-LOT、FUNK DADDY等。SIR MIX-A-LOTの中では全然売れなかったアルバムだけど、WEST COAST HIPHOPフリークには、ファンクに根差した音造りから一番支持されていますね。ノリノリなファンク1.You Can Have Her、仲間のE-DAWG等が参加したボコーダー入りの重量級ファンク4.Mob Style、ブリブリ・シンセが耳を惹くP-FUNKマナーの9.Bumpasaurus、ヘビー・ファンクの11.Aunt Thomasina、SUGARHILL GANGのクラシック「Apache」ネタの12.Jump On It、エレクトロっぽさも感じるP-FUNKマナーの14.Sag、ZAPP似のライト・ファンク17.Playthang、E-DAWG参加のヘビー・ファンク19.Slideがお気に入り。ファンク好きなら聴いて損はないアルバムですね。(2011/10/31)
SIR SPEEDY
/Same(2000)

チカーノ・ラッパーSIR SPEEDYが2000年にリリースしたアルバム。MC MAGICが絡んでいるのでアリゾナ出身か? チカーノにありがちな大ネタまんま使いの曲はなく、バラエティに富んだ曲構成で好感が持てました。ベスト・トラックは間違いなく2.Summertimeでしょう!MC MAGICもアレンジで参加したこの曲はWARREN Gを思わせる極上のメロウ・グルーヴ!一発でノックアウト!この曲が強烈過ぎて残りの曲が普通に聴こえてしまうのが残念ですが、爽快ファンキーな4.Set up(MR.IROC's remix)やメロウ・ファンクの9.Get on the floorあたりはかなり聴かせてくれます。好盤には間違いないのでウェッサイ・フリーク、特にLBC系メロウG-FUNKが好きな方には必聴の一枚です!(余談ですが、SIR SPEEDYはドロンズの石本にそっくり!これは必見です(笑) )(04/06/12)
SKANLESS
/The Book Of Skanless(1996)

サクラメントのSKANLESSが96年にリリースしたアルバム。G-LUV誌にも掲載されていたのでかなり有名ですね。BIG HOLLISをメインとしたトラック群はチープ感はあるものの、割と聴きやすく、特にファンク・ビートに郷愁メロディの3.Bustas Can't Touch Us、ブリブリ・シンセ入りの寂しげな7.Stay True、ROY AYERS/Programmed For Loveネタのメロウ・チューン8.Ghetto Swang、S.O.S.BAND/Weekend Girl使いの11.One And Only、TOTALLY INSANEとSCOOT-DOGをフィーチャーしたBPM早めのノリノリな12.Skanless Shit、優しげなメロウ16.OutroがGOOD。SAC入門用にピッタリなアルバムだと思います。(08/03/28)
SKANLESS
/In the end we shall repent(1999)

SACのSKANLESSが99年にOUT OF BOUNDSからリリースしたアルバム。サブタイトルが『BOOK 2 The redemption』となっているので2ndアルバムでしょうか?プロデュースは、OUT OF BOUNDSといえばもちろんBIG HOLLIS!個人的にBIG HOLLIS大好きでして、このアルバムもHOLLISお得意のSAC流哀愁歌満載でかなり楽しめました!特に気に入ったのは、ナイス・ビートに胸が締めつけられそうなくらい切ないメロディの1.Comrades、夕暮れが似合いそうな哀愁ナンバー3.Kode red、郷愁を感じる4.Struggle 2 survive、BIG HOLLIS『Millennium』にも収録された軽めのビートに寂しげなキーボードを絡めた9.Ball n'chain、少し暗めながら時折でてくるフュージョンっぽいメロウなギターがイイ感じの10.Daddy koolです。SAC好きなら絶対に聴いて欲しいアルバムの一つです!(05/05/14)
SKEE-LO
/I Wish (1995)

シカゴ生まれ、NY育ちでLAで音楽活動を始めたSKEE-LOが95年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、SKEE-LOとWALTER"KANDOR"KAHN。リリース当時よりもウェッサイGラップが再評価(一過性のブーム?)になった2000年代初頭に人気が出たアルバム。(あれだけ在庫を抱えていたブックオフから一瞬にして消えたことも) 確かに大ネタ・メロウなトラックのオンパレードでメロウ、メロウと騒いでいた人にはピッタリかもね。まあ、やり過ぎ感もあるけど、気分や季節によっては最高のBGMになるよね。定番THE ISLEY BROTHERS/Between The Sheetsネタの1. Superman、BERNARD WRIGHT/Spinnin使いの明るくポップな2. I Wish、郷愁感のある3. Never Crossed My Mind、これも定番PATRICE RUSHEN/Remind Meネタの4. Top Of The Stairs、Impeachビートにまろやかなギター、心地良いシンセが包み込むメロウ・ナンバー5. Come Back To Me、The J.B.'S/More Peas使いのファンキーな6. Waitin' For You、SIMPLY RED/Holding Back The Yearsのサビを拝借した寂しげな7. Holdin' On、NYっぽいビーツにジャジーでメロウなメロディが最高な8. You Ain't Down、BOBBI HUMPHREYS/Harlem River Drive使いのジャジー・メロウ9. Crenshaw、DeBARGE/All This Loveネタの12. I Wish (Bonus 'Street' Mix)と聴いてみればほとんどの曲が平均点以上。普通に良いアルバムだと思うな。(2011/06/30)
SKEE 64OZ
/The struggle The hustle The hate(1999)

サクラメントの巨漢GスタSKEE 64OZが99年にリリースしたアルバム。ゲストにはGANGSTA DRE、3×KRAZY、MARVALESS等。これは噂に違わぬ快作ですね!SAC特有のドロドロ系はほとんどないので、WEST COASTフリークも十分満足できる仕上がりになっています。特に80'S FUNKテイスト(ネタ?)のトラックに女性コーラスをフィーチャーした2.C.O.D.、ウェッサイ・ファンクの7.Ride、哀愁ファンクの9.Chosen few、GLOVER WASHINGTON JR./Just the two of usのフレーズもバッチリなメロウ・チューン11.Just the two、S.O.S.BAND/Take your time使いの15.Floss modeがオススメですが、他曲もかなり良い出来です。SACが苦手な方にこそ聴いてもらいたいアルバムです。必聴!(04/05/01)
SKI&THE MAFIA
/Bitch gets nathan(1992)

オークランドのSKI&THE MAFIAが92年にリリースしたアルバム。長い間このSKIのことをEA-SKIだと信じていたんですが、見事に外れでした… まったくの別人ですね。収録曲も少なく、トラックも初期TOO SHORTで聴けるような一昔前の典型的なオークランド・スタイルなので今聴くにはかなりキツイですが、個人的には思い入れの深さもあって結構楽しめました。プロデュースは当時のオークランド物で結構見かけるGINO BLACKNELL、ゲストにはPOOH-MAN。QUINCY JONESやSLY&THE FAMILY STONE等の定番ネタを使った2.Oakland hustla、5.Streets of oakland、8.Bitch made niggaも良いですがDMWやJT MONEYでも使われたJOHNNY TAYLOR/Disco ladyネタのほのぼのとした6.Tyme to get highが一番のお気に入りです。哀愁・メロウ好きは間違っても購入しないで下さい。渋目がOKな方は機会があれば聴いてみて下さい。(05/09/10)
SKINNY PIMP
/Tha Classic(2004)

メンフィスの重鎮SKINNY PIMPが04年にリリースしたアルバム。ジクジク、ドロドロとした典型的なメンフィス・サウンド中心なので、かなり苦手な部類に入るのですが、211をフィーチャーしたもの哀しいピアノが耳を惹く1.Tha Classic、R&B風スロウ・トラックに男性Vo.とコーラスを配した6.To Nite、アゲアゲ・ビートと電子音だけのシンプルなファンキー・チューン13.Where I Came From、TOM SKEEMASKとYOUNG LOが参加したダーク・ナンバー17.City To Cityは気に入りました。メンフィス・フリーク以外にはたぶん厳しいかもしれません。(06/12/09)
SKOOTA
/NGA style(1996)

ジョージア州ニューナン(NEWNAN)のSKOOTAが96年にリリースしたアルバム。タイトルにあるNGAとは"Newnan, Georgi-A!"らしいです。ジャケからは、かなりの田舎者臭さプンプン漂ってますが、若々しい勢いあるトラックやメロウ・チューンも多くてかなり楽しめます。お気に入りは、女性コーラス絡みの哀愁ファンク3.A winner(N.RODGERSとB.EDWARDSのクレジットがあるのでCHICネタ?)、おそらくSOULネタを使ったメロウ・トラックに懐かしいTEARS FOR FEARS/Shoutのフレーズを男性Vo.が歌う4.Let it out、浮遊感あるキーボードも心地良いジャジーな5.Restless、80'Sテイスト(ネタ使い?)の8.Outta this world、重たいビートに美しいキーボードを絡めた11.NGA to NYC、ピーヒャラシンセ入りのメロウ・ファンク(これもSOULネタかも)12.Kaught up、YARBOROUGH&PEOPLES/Don't stop the musicネタの13.Grooveeがお気に入りです。話題にならないのが不思議なくらい"聴ける"アルバムですので、未聴の方はぜひどうぞ!(04/11/27)
SKULL DUGREY
/Hoodlum Fo Life(1996)

NO LIMITの骸骨男SKULL DUGREYが96年にリリースしたデビュー・アルバム。全20曲といつもながらNO LIMITの曲数の多さには呆れますが… 全体的にダークな曲が多くて辛いですが、4.T.S.O.、6.Mama why、9.Expressionの3曲は哀愁溢れる展開で思わず咽び泣き… 2/3を占めるダーク系の内5、6曲はカッコ良かったです。NO LIMITマニア向けだと思いますが、ダーク系でもOKだという方はチェックしてみて下さい。(03/08/09)
SKULL DUGGERY
/These wicked streets(1998)

NO LIMITの重鎮SKULL DUGGERYが98年にリリースした2ndアルバム。結構期待していたんですが、聴ける曲はDeBARGEの大ネタI like it使いの2.If it don't make $$$…、物哀しい3.The set up、小気味よいファンキーシット8.Shakin in the streets、ヘビービートにダークベースがバッチリな10.It's no limit、物哀しいピアノ胸を打つ11.Pain、ダークな15.What whatくらい。あまり良いアルバムではないです… むかしのNO LIMITにはもう戻れないのでしょうか…(03/03/01)
SLEEPY MALO
/The same streets(2004)

SLEEPY MALOが04年にリリースしたアルバム。自分みたいなチカーノ初心者からするとチカーノは大ネタ満載の甘いものかSAC系も真っ青なダーク系の両極端なものを想像してしまうんですが、このアルバムはファンキー系から哀愁系、オールディーズ・ネタ、G-RAPクラシックのカバーとバラエティに富んでいてかなり楽しめました。お気に入りは、GEORGE DUKE/Reach for it使いのファンク2.Fuck 'um、BROTHERS JOHNSON/Strawberry letter 23ネタの3.Something I love、ZAPP/So ruff,so tuffを使ったタイトル曲8.、GETO BOYSのクラシックMind Playing tricks on meと同じISACC HAYES使い(というかカバー?)の9.Mister dopeman、哀愁溢れるギターの音色が胸を打つトラックに女性Vo.を絡めた13.Gangster lifeです。捨て曲がほとんどないので、かなりオススメできます! (04/02/21)
SLICK
/Product of my environment(2004)

SAC系のコンピで時折見かけるラスベガスのSLICK(THE PALE PIMP)が04年にFIRST KUT ORGANIZATIONからリリースしたアルバム。お目付け役は、マニアに人気のBLACK RHINO(ジャケのグラフィックも担当)。今時の内容ながら、哀愁・メロウがかなり良く、とりわけ男性コーラスが絶妙に絡んだメロウ・トラックが心に染み渡る9.Gangster Ridin'、ファンキー・ビートに哀愁溢れるギターが絡む16.It's All Mine、BLACK RHINOプロデュースで、胸が締めつけられるような切ないトラックにROB Cの歌がマッチした19.Mommaの3曲は絶品!これ以外には、かなりポップだけど明るいアコースティック・ギターの音色がナイスな11.Ain't Life Somethin'、STREETZとCASINOをフィーチャーしたノリの良い12.Come on Playa'、MONE'参加でDRE風のG-FUNK15.Chronic Manが気に入りました。また、個人的には好みではないがオールディーズ・ネタの5.On the Block (Sunshine Day)は、チカーノ・フリークが気に入りそうな曲かもしれませんね。哀愁・メロウを求めている方は、9.、16.、19.の3曲はぜひチェックして下さい!(05/07/30)
SLIM
/Unmasked(1998)

オークランドのSLIMが98年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MIKE D.、SONNY B、DOYLE、TOURE等。G-LUV誌にも掲載されていたので、聴いた方も多いかと思いますが、生楽器を多用した伝統的なスタイルでほんと捨て曲のない充実した内容で驚かせます!このアルバムの目玉はやはり故ROGERのトークボックスが炸裂するメロウ・ファンクの1.Live From Oaklandだと思いますが、メロウ・グルーヴの3.Message、FATHA DOM参加でキラキラシンセをまぶした男性コーラス絡みのメロウ・ファンク5.Take a Look Around You、力強いビートにRONIECE嬢の歌をフィーチャーしたメロウ・ファンク8.Faultyも最高ですね!WEST COASTフリークにはオススメできる好盤です!(05/12/03)
SLIM THUG
/Already Platinum(2005)

H-TOWNの若頭SLIM THUGのメジャー・デビュー・アルバム。NEPTUNESプロデュースということで話題になっていましたね。メジャー感溢れる作品で、マイナー好きには興味が沸かないかと思いますが、哀愁メロウ系に好曲があり、なかでもCOOL&DREプロデュースで80'S風のドリーミーなMiss Maryは絶品!流石はCOOL&DRE、やってくれますね。他にもJAZZE PHA制作でサザン・フレイヴァ溢れるメロウ・チューン8.Everybody Loves A Pimp、NEPTUNES制作の爽快な10.Ashy To Classy、近未来的なファンキー・チューン12.Playa You Don't Know、哀愁溢れるピアノが耳を惹く16.Dedicateが気に入りました。H-TOWN色が希薄だったのは残念ですが、哀愁メロウ好きなら聴いて損はないアルバムでしょう。(06/09/23)
SLOW PAIN
/Baby OG(1995)

STREET MENTALITYというグループに所属していた大物チカーノSLOW PAINが95年にリリースしたソロデビューアルバム。SLOW PAINはアルバムが多くてどれ聴いていいか分からないと思っている方いるはずですが、そんな方にはぜひこのアルバムをオススメしたいです!ほとんど捨て曲なしで、当時のWESTフレーヴァー満載の好盤なんです。オススメは、ODMプロデュースでRICK JAMES/Dance with meネタのタイトル曲2.、JULIO G&TONY G制作でSPINNERSの名曲Could it be I'm falling in love使いの心温まるトラックに女性コーラスが絡んだ4. Money maid(Falin' in love)、ODMプロデュースでピーヒャラシンセ、ブリブリ・ベース、ボコーダーの三種の神器が揃ったファンク5. Ride with me、CARLO ZANELLAプロデュースでCHERRELLE/Saturday Loveネタのこれぞウェッサイ!って感じのメロウ・ファンク6. Saturday night ballin'、同じくCARLO制作でナイス・ビートの哀愁ファンク8. So many city'sです。チカーノ云々よりWESTフリークならぜひとも聴いて欲しいアルバムです。まだ未聴の方はぜひともチェックして下さい!(2004/12/18)
SNOOP DOGG
/No Limit Top Dogg (1999)

1999年にリリースした4thアルバム。MASTER P率いるNO LIMIT RECORDS移籍後の2枚目のアルバム。DR. DREプロデュースでONYXのSTICKY FINGERSをフィーチャーしたマカロニウエスタンの雰囲気もする2. Buck 'Em、BUD'DA制作でSYLK E. FINEとSUGA FREEが参加した小気味良いファンク3. Trust Me、ANT BANKSが手掛けたBRICK/Dazzネタのウェッサイ・ファンク6. Snoopafella、MEECH WELLS & DEF JEFプロデュースのウェッサイ・ファンク10. Betta Days、RAPHAEL SAADIQ& G-1制作でRAPHAEL自身も参加したりらリラックスモードのメロウ・チューン11. Somethin Bout Yo Bidness、KLCが手掛けたMARLEY MARLのクラシックThe symphonyのカバーでMIA X、FIEND、C-MURDER、SILKK THE SHOCKER、GOLDIE LOCとマイクを回す15. Ghetto Symphony、DJ QUIKプロデュースでPARLIAMENT/Black Hole Theme使いのウェッサイ・ファンク17. Buss'n Rocks、DJ QUIK & WARREN G.制作でWARREN G.、MAUSEBURG、NATE DOGGをフィーチャーした80'sメロウ19. Don't Tell、GOLDIE LOCが手掛けて暗めのファンク20. 20 Minutes、MEECH WELLSによる切ないメロウ・ナンバー21. I Love My Mommaがお気に入り。普通によくできたアルバムですね。(2020/03/28)
SNOOP DOGG
/Tha Last Meal (2000)

SNOOP DOGGが2000年にNO LIMIT RECORDSからリリースした5thアルバム。プロデュースはDR. DRE、TIMBALAND、JELLY ROLL、SCOTT STORCH、MEECH WELLS、BATTLECAT、SOOPAFLY等豪華な面々。スウィートなイントロ1. Intro、DR. DRE制作でKOKANEの存在感が際立ってるウェッサイ・ファンク2. Hennesey N Buddah、MAJOR HARRIS/What's the Use in the Truth使いのミステリアスなトラックにKOKANEのボーカルがマッチした4. True Lies、暗めのウェッサイ・ファンク6. Go Away、TIMBALANDによるロックを感じるトラックにMC REN、ICE CUBE、LADY OF RAGE、NATE DOGG、KURUPTの豪華な面子とマイクを回す7. Set It Off、湿った寂しげなトラックにKOKANEの枯れたボーカルもばっちりハマった8. Stacey Adams、SLAVE/Coming Soon使いの暗めのトラック上でMASTER P、NATE DOGG、BUTCH CASSIDY、GOLDIE LOC、TRAY DEEEが参加した9. Lay Low、エフェクトが効いたビートにブニュっとしたベースラインがクセになる12. Issues、GALT MACDERMOT/Space、KID 'N PLAY/FunhouseネタのリラックスモードのトラックにSOOPAFLYとBUTCH CASSIDYをフィーチャーした15. Loosen' Control、PARLIAMENT/Aqua Boogie使いの近未来的なファンク16. I Can't Swim、CAMEO/She's Strange使いのメロウ・トラックにSNOOPのユルい歌(?)も最高な17. Leave Me Alone、完全にNO LIMITのサウスモードのトラックにMASTER PとMR. MAGICが吠える18. Back Up off Me、デビューの頃のようなOHIO PLAYERS/Funky Wormを使った寂しげなG-FUNKなトラックにKOKANEのボーカルも映える19. Y'all Gone Miss Meがお気に入り。(2021/02/27)
SNOOP DOGG
/Dead Man Walking (2000)

2000年にDEATH ROW RECORDSからリリースされたSNOOP DOGGの未発表曲アルバム。SNOOPの許可を得ずに勝手にリリースされたみたいだけど、全編ウェッサイ・ファンクで最高じゃないですか!LIL MALIKをフィーチャーしたONE WAY/Can Iネタのご機嫌なファンク1. May I、ダーク・ファンク2. C-Walkin、SWOOP G参加の郷愁ファンク3. Head Doctor、THE GRAINGERS/Shine Your Lightネタの重たいファンク4. Hit Rocks、ビリージーンみたいなビートに寂しげメロディの6. Change Gone Come、BILL CONTI/Reflections使いの軽めのファンキー・チューン7. Too Black、タイトなビートに渋いベースラインが効いたトラックにTECHNIECとKURUPTをフィーチャーした10. I Will Survive、BIG HUTCH参加の硬派なファンク11. My Favorite Colorが特に気に入りました。ファンク好きならオススメですね。(2020/01/11)
SNOOP DOGG
/Paid tha Cost to Be Da Bo$$ (2002)

SNOOP DOGGが2002年にリリースしたアルバム。P-FUNKっぽいウネウネしたインタールード2. Da Bo$$ Would Like To See You、定番PARLIAMENT/Flashlightネタの3. Stopligh、THE NEPTUNES制作でPHARRELLをフィーチャーした攻撃的な4. From Tha Chuuuch To Da Palace、HI-TEKが手掛けた暖色系トラックにLATOYA WILLIAMS嬢の歌が絡む5. I Believe In You、BATTLECATプロデュースでDRAMATICSとLIL HALF DEADをフィーチャーしたDRAMATICS/Fell for Youネタの寂しげな7. Ballin'、アップテンポでグルーヴィーなトラックにCHARLIE WILSONとPHARRELLが参加した8. Beautiful、ERIC B. & RAKIMのクラシックPaid In FullのカバーでMR. KANEをフィーチャーした9. Paper'd Up、CHERRELLE /I Didn't Mean to Turn You Onを取り入れたCHERRELLE ファンキーな10. Wasn't Your Fault、FAZE-O/Ridin’ High使いの寂しげな11. Bo$$ Playa、CAMEO/ I Just Want to Be使いのノリノリな12. Hourglass、THE EVASIONS/Wikka Wrap" performed by 使いでREDMANとWARREN Gが参加した15. From Long Beach 2 Brick Cityあまりがお気に入り。ベテランだけにソツのないアルバムですね。(2016/12/23)
SNOOP DOGG
/Doggumentary (2011)

SNOOP DOGGが2011年にリリースした11thアルバム。プロデュースは、JAKE ONE、BATTLECAT、RICK ROCK、DJ KHALIL、LEX LUGER、FREDWRECK、THE CATARACS、SCOOP DEVILLE、GORILLAZ、MR. PORTER、WARRYN CAMPBELL、DAVID BANNER、MEECH WELLS、SCOTT STORCH、RIC RUDE、DAVID GUETTA、KANYE WEST等かなり豪華。BOOTSY COLLINSをフィーチ ャーしたFUNKADELIC/Knee Deepネタのご機嫌なファンク1. Toyz N Da Hood、CLUB NOUVEAU/Why You Treat Me So Bad使いの妖しげなファンク2. The Way Life Used To Be、BOZ SCAGGS/LowdownネタをベースにDELAGATION/Oh Honeyを絶妙に取り入れた最高にスムーズ&メロウ・ファンクにUNCLE CHUCCの歌をフィーチャーした4. Wonder What It Do、YOUNG JEEZYとE-40が参加したダーティ・サウス・スタイルな5. My Fucn House、TRACI NELSONをフィーチャーしたCRUSADERS/Street Lifeネタの80年代感たっぷりの郷愁メロウ6. Peer Pressure、DEVIN THE DUDEとKOBE HONEYCUTTが参加した大人の哀愁を感じる7. I Don't Need No Bitch、T-PAIN が参加したYAZOO/Situation使いの80'sエレクトロ・ポップ9. Boom、GOLDIE LOCとBOOTSY COLLINSをフィーチャーしたZAPP/Heartbreakerネタのメロウ・チューン10. We Rest N Cali、今っぽいメロウ・グルーヴ11. El Lay、PILOT が参加したピアノが印象的な12. Gangbang Rookie、WIZ KHALIFAをフィーチャーしたVICKY D/This Beat Is Mineネタの80'sグルーヴ13. This Weed Iz Mine、TOO SHORT、KOKANE、DAZ DILLINGERが参加したウェッサイ・マナーのメロウ・ファンク15. Take U Home、JOHN LEGENDとKANYE WESTが参加したJIMMY SPICER/Money (Dollar Bill Y'all)ネタのどこか泥臭い18. Evez Closed、電子音がクセになる19. Raised In Da Hood、少し寂しげな20. It's D Only Thang、MANDRILL/Gilly Hinesネタの優しげで心地良い21. Cold Gameがお気に入り。充実しているので、従来からのファンも大満足じゃないかな。(2018/08/31)
S.N.O.P.
/Nuttin' alll in your face(1994)

KILOとT-NUTという2名のラッパーからなるS.N.O.P.の94年のアルバムです。正体不明の2人ですが、内容はかなりGOODです!ZAPP"Computer love"ネタのメローな"Mackadamian nuts"、MARVIN GAYE"Sexal healing"ネタの"Hello"、BAR-KAYS/Girl I'm on your sideネタのファンキーなA nut like me、その他P-FUNK、LAKESIDE、ONEWAY等の大ネタFUNK満載!WESTフリークなら間違いないです。
SONNY SPOON
/Hustler (2000)

ジョージア州のSONNY SPOONが2000年にリリースしたアルバム。アルバムも数枚リリースしていて地元では結構な人気みたいですが、ここ日本では一部のフリーク以外にはあまり知られていない感じですね。とにかくラップがカッコイイ!スムーズなスタイルもいいですが、こんなサグな感じも好きですね〜。前半は哀愁系が続いて好感触なんですが、後半はチキチキ・バウンスの連続でちょっとキツイです。お気に入りはナイス・ビートにもの哀しいメロディがマッチした4. No nonsense、重たいビートもイカした寂しげな6. How it spose to be、「風のシルエット」に似たメロディ・ラインの7. Friend in need、STAXの渋いシンガーLUTHER INGRAM/If loving you is wrongを使ったブルージーな哀愁トラックに男性Vo.をフィーチャーした9. Loving the streets、ゴスペル調の男女コーラスをフィーチャーしたほのぼの系の16. Starting overです。かなり渋い内容なので好き嫌いわかれそうですが、個人的にはこういう作品ももっと注目されて欲しいものです。(2005/03/05)
SONYA C
/Married to the mob(1993)

初期NO LIMITで活躍したビアッチMC"SONYA C"が93年にリリースしたアルバム。この頃のNO LIMITには強い思い入れがあるので、これもぜひオススメしたいアルバムの一つです。特にSOULネタを使用したドリーミーな2.Life ain't nothing but a game、EA-SKI&CMT製作のファンキーな5.Watch your assU(これはMASTER P/Mama's bad boyにも収録)、もの哀しい6.Bitches die in the dope game、ブリブリ哀愁ファンクの7.Break it、初期TRUをフィーチャーしたファンキーな10.I ain't to be fucked withがお気に入りです。初期NO LIMITを語る上では外せないアルバムだと思うので、見つけたらぜひGETして下さい。(03/11/08)
SOOPAFLY
/Dat whoopty woop(2001)

数々のウェッサイ・クラシックを手がけたSOOPAFLYが01年にリリースしたソロデビュー(?)アルバム。プロデュースのみならずラップもなかなか聴かせますね。ゲストはSNOOP,DAZ,KURUPT,TRAY DEEE,BAD AZZ,RICHIE RICH,C-STYLE,GONZO等まさにウェッサイといった人選。バラエティに富んだトラックが多く、聴いていて飽きません。お気に入りはウェッサイ・ファンクの3.Hell ya、メロー・トラックにフックの女性Vo.もナイスな6.Everyday、哀愁ファンクの9.Like it or not、スペーシー・トラックに女性Vo.が絡む14.Why you wanna act this wayです。ウェッサイ好きならオススメできる好盤です。(03/06/22)
SOULISM
/Taste The Flava(12)(1995)
ジョージア州メーコンのグループSOULISMが95年にリリースした12シングル。はっきり言ってこれは大穴です!NYっぽいファンキーなREMIXは置いといて、A1.に収録のExtended Ver.に注目!定番ブレイクImpeach the presidentのドラムにWEST風ブリブリ・ベース、そしてメロウなキーボードが絡む最高のメロウ・ファンク!全然期待していなかったんですが、これにはシビレましたね。この曲はアルバムにも収録されているんですが、Ver.違いみたいで、12インチVERよりは良くないです。とにかくメロウ好きは見つけたら即GETです!(04/08/21)
SOUNDMASTER T&JAH-RISTA
/Redemption(2000)

シカゴで活動するSOUNDMASTER T&JAH-RISTAが2000年にリリースしたアルバム。Gフリークにはかなり有名なアルバムですね。SOUNDMASTER Tのドラム・プログラミングにかなりクセがあって好き嫌い分かれるところですが、個人的には全然OKでした。NINA ROSSをフィーチャーしたローテンポのもの哀しい7.What'cha Wanna Do、派手なドラムに70年代初期のFUNKADELICみたいなメロディの8.All Gravy、綺麗なピアノに暗めのベースラインが印象的なメロウ・チューン11.Future、DO OR DIEのBELO参加でDO OR DIEマナーのメロウ・グルーヴ13.Where They At?、STEVIE WONDER/All I doネタの高速BASSナンバー14.Show Some Love、ANGELA嬢の歌が絡むドリーミーなスロウ17.Smoke and Roll、ハートウォーミングなトラックに男性Vo.(DANNY BOY?)が絡む21.Behind da Gates(これは絶対に20.Momma's Smileの間違いじゃないかと思うんですが・・・)が気に入りました。万人にオススメできるものではないが、妖しいMIDWESTテイストが好きな方なら聴いて損はないアルバムでしょう。(06/03/11)
SOUTH BOY
/Bulldaggerz(プロモ12)(2003)
サウスの新人ラッパーSOUTH BOY(なんてストレートなネーミング!)が03年にリリースしたアルバム"Fed time"からの12シングル。収録曲は、Bulldaggerz(Club)、Fed time(Street)、Fed time(Radio)の3曲(両A面)
BulldaggerzはTEMPTATIONSか何かのオールディーズをネタにしたトラックに男性Vo.が絡んだ曲で悪くはないですが、一押しは軽めのドラムに哀愁ピアノ&シンセ、そして男性Vo.が絡むFed timeですね。サウス特有の哀愁感があってとても気に入っています。アルバムは未聴ですが、チェックする価値ありそうです。(03/11/22)
SOUTH BOY
/Fed Time(2003)

俳優としてローカルの映画に出演しているDARON"SOUTH BOY"FORDHAMが03年にOST『Black spring break』をリリースしたSOUTH BOY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。(4年程前に彼の12'シングルBulldaggerz W/Fed Timeを紹介したんですが、覚えている方はいるかな?) ゲストにはFIENDやGUCCI MANE等。なんともローカル丸出しなトラックが多く、主役のSOUTH BOYのラップもかなりクセがあって好き嫌い分かれそうですが、個人的には結構好きです。ベスト・トラックは、男性Vo.のJULIANをフィーチャーしたメロウ・グルーヴの6.Unconditional Love(I'm Her Thug)。メジャーでもヒットしそうな好曲ですね。他には渋いファンキー・トラックにFIENDの鬼渋いラップの1.D.R.U.G.S.、軽めのドラムに寂しげなメロディの2.Fed Time、男の哀愁漂う10.Streets Got The Best Of Meがお気に入り。哀愁メロウ好きなら6.Unconditional Love(I'm Her Thug)、2.Fed Timeあたりはチェックしてみて下さい。(07/09/20)
SOUTH CENTRAL CARTEL
/South central hella(2003)

03年にリリースされたS.C.C.のアルバム。ハードロック調のジャケ等にどこか不安を覚えてしまいますね。肝心の内容は、前半は微妙な曲が続いてガッカリでしたが、中盤から後半にかけてS.C.C.流の哀愁トラックが続いて個人的には満足できるアルバムでした。ベスト・トラックはソウルフルな哀愁トラックが泣かせる10.So many words。こういうのを待っていたんですよ、S.C.C.には!他にもギターを生かした哀愁溢れる9.Welcome to L.A.と15.Playing gamesも最高です。今風のゴリゴリ・ファンキー・チューンも多いので、S.C.Cのメロウネスな部分が好きな昔からのファンには評価は悪いと思いますが、個人的には十分及第点は付けられるアルバムでした。(06/08/09)
SOUTH CENTRAL CARTEL
/Westurrection(2005)

05年にリリースされたS.C.C.のアルバム。前評判が高いアルバムだったのですが、聴いてみるとイマイチなトラックが多くてガクッときましたが、BAD AZZと40GLOCCをフィーチャーしたメロウ・グルーヴの7.Flash & Cashと陽だまり系メロウ・トラックにERICA嬢のコーラスがバッチリはまった17.I'm Feelin' Uの2曲には大満足!この2曲以外、印象に残るものはなかったですが・・・、メロウ・フリークは聴いて損はないと思います。(06/08/09)
SOUTH CIRCLE
/Anotha day anotha balla(1995)

MR.MIKEとTHOROUGHからなるSOUTH CIRCLEの95年のアルバムです。レーベルはもちろんSUAVE HOUSEですので、内容については保証付です!ほんとに良くできたアルバムで、特にIt's going downやNew day等のメロー物はマジで玉乱です!駄曲はほとんどありません。8BALL&MJG,TELAも参加。
SOUTH CIRCLE
/New day(12)(1995)
MR.MIKEとTHOROUGHからなるSOUTH CIRCLEの95年のアルバム"Anotha day anotha balla"からの12'シングル。収録曲は、A1.Remix、A2.Album、B.Inst
Remixは硬めのビートに差替えており、ウワモノのピーヒャラシンセもより控えめな感じに仕上げています。オリジナルの持っている質感は損なっていませんが、オリジナルには及ばないといったところでしょうか。オリジナルはSUAVE HOUSEの最高峰の曲だと個人的には思っています。タイトなビートにメロ〜なピーヒャラシンセ、フックでの男性コーラス&トーク・ボックス全てが絶妙に絡み合った傑作!アルバムをまだ聴いたことがない方はぜひ聴くことをオススメします。SUAVE HOUSEだからといって無視していたら後悔しますよ!(03/08/23)
SOUTH COAST
/Southern comfort(1994)

94年にDJ SNAKEのプロデュースによってデビューした(たぶん)ダラスの3人組"SOUTH COAST"。哀愁・メロウ曲は一切ないですが、DJ SNAKE流G-FUNKがこってりと味わえるアルバムとなっています。ミーターズっぽいアーシーなウワモノが渋い2.One two,one two、HEADHUNTERS/God made me funkyのビートにピーヒャラシンセをのっけたWEST風FUNKの4.Funkfathablunt、小気味良いファンキー・チューンの11.Stay true、ヘビー・ファンク・トラックにピーヒャラシンセを絡めた13.Listen upがGOOD。ファンキー好きならぜひご賞味あれ。(04/01/31)
SOUTHERN AFFILIATE
/People say(12)(2001)
LOSO DIRTY、RED DON、DA GOD KUWAIT、PROBLEM 13等からなるフロリダのラップ集団SOUTHERN AFFILIATEが01年にリリースしたアルバム『AF-fil-iate』からの12'シングル。収録曲は、People sayとHustle hardの2曲。ナゴミ系ピアノが印象的なPeople say ♪が一押し!ラップも勢いあってGOOD。アルバムもチェックする価値はありそうですね。(07/12/13)
SOUTHERN PLAYERS
/DestineUshine(2000)

MAUGSBURG、RONN-G、WARDからなるテキサスのトリオSOUTHERN PLAYERSが2000年にリリースしたアルバム。プロデュースはメンバーのRONN-Gが担当。タイトなビートに哀愁キーボードが絡む7.Do what u feel、郷愁を感じるメロディに惹かれる9.What would u do、ドープビートにもの哀しいメロディが絡む12.Shakin'&Bouncin'の3曲はなかなか聴かせてくれますが、全体的に中途半端な曲が多いので熱心なテキサス・フリーク以外にはオススメしません。(05/04/30)
SOUHT-KAK
/'Til they get me gone(2001)

01年にリリースされたSOUTH-KAKのアルバム。サウス・キャロライナのラッパーでGUYを手がけたGENE GRIFFINの事務所に所属しています。以前このアルバムからのシングルで、故ROGERをフィーチャーした鬼凄メロウ・チューン"Freaky dreams(Midnight Mix)"を紹介しましたが、この曲に匹敵するような何かがあるかと期待していたんですが、コテコテのダーティ・サウス・スタイルのトラックのオンパレードでかなり辛いです… Freaky dreamsの12インチ持っている方ならアルバムは要らなですね。余程のサウス・フリークかROGERマニアを除いてはオススメできません。(05/02/05)
SOUTH-KAK
/Freaky dreams(12)(2001)
01年にリリースされたSOUTH-KAKのデビューアルバムTil they get me goneからのシングル。収録曲は、A1.Freaky dreams(radio)、A2.inst、B1.Midnight Mix、B2.ACAPPELLA
サウス・キャロライナのラッパーでプロデュースはなんとGUYを手がけたGENE GRIFFIN。特筆すべきは、故ROGERがフィーチャーされていること。オリジナルはコテコテのサウス系でちょっと無理ですが、B面のMidnight Mixは少しチキチキ入りますが、美しいメロディーのスロー・ナンバーにROGERのトークBOXが最高にマッチした快作!SOUTH-KAKのラップがMYSTIKAL系であまりトラックに合わないのが残念。いっそのことROGERだけでもよかったのに。とにかくROGER好きならどんなことしてでも探しましょう!(03/08/16)
SOUTHSIDE HUSTLAZ
/Tryin' 2 get it(2000)

(たぶん)アトランタ出身の3人組みSOUTHSIDE HUSTLAZが2000年にリリースしたアルバム。プロデュースはGHETTO MAFIAでの良質な仕事で知られるCARL"COOLY C"DORSEY他。ゲストには同郷のDRAMA等。個人的にCOOLY Cには注目しており、このアルバムでもバリバリのダーティー・サウス系トラックを提供していて、この辺の音が苦手な方には退屈なアルバムですが、聴き逃がし厳禁の鬼凄哀愁メロウ・グルーヴが収録されているんですよ!それは6.In decatur(そういえばGHETTO MAFIAのアルバムにも同名曲が収録されていますね)で、軽めの打ち込みドラムにGAP BAND/Wednesday loverをネタにした甘美なトラックに女性コーラスが絡んで咽び泣くこと必至!!! これだけでも"買い"だと思いますが、ナイス・ビートにもの哀しいピアノを絡めた5.365 daysやソルジャー・タイプの緊張感溢れるダークな3.Haters keep hating、WHODINI/Friendsを下敷きにした9.Friendzもナイス! トータルではたいした内容ではないので絶賛はできませんが、とにかくIn decaturだけでも聴いて欲しいです。(03/12/06)
THE SOUTH WEST CONNECTION
/C.W.B.(2006)

ナッシュビルのHAYSTAKとLEXX LUGER、ベイアリアのDUTCH THE GREATの白人トリオTHE SOUTH WEST CONNECTIONが06年にリリースしたアルバム。プロデュースはMC EIHT等を手掛けたVINCE V等。スムーズなギターが効いたファンキー・チューン3.Take Me As I Am、タイトなビートに郷愁感溢れるメロディのトラックにSIDEWAYSが参加した4.Just Like You、ピアノを活かしたメロウ・トラックにBIG FELLA、BULL、SHARIF IMANをフィーチャーした5.Hustlin'、ソウル・ネタ早回しのトラックに男性コーラスも絡む6.Sleepless、哀愁漂うギターが耳を惹くアップテンポの18.Hold Onもお気に入りだが、一番気に入ったのが、SIDEWAYS制作でブレイクダンサーが好きそうな80's初期っぽい打ち込みビートのトラックにSMIGG DIRTEEが参加した15.1 Nite Stand。聴いたら分かると思うが、かなりヘンテコなビート!こういうの大好きですね〜。もっと聴いてみたいと思わせますね。正直クセがあるので、一般受けはしないと思うが、ブレイクダンサーなら15.1 Nite Standはぜひ聴いてみて欲しい。(07/10/05)
SPACE HOG THE BOSS
/Vegas hog livin(2002)

ラスベガスのSPACE HOG THE BOSSが02年にFOSHO RECORDSからリリースしたアルバム。ゲストには、BONE THUGGS-N-HARMONY、B-LEGIT、LUNIZ、DRU DOWN等が参加。全体的にファンク系の骨太な楽曲が目立つ作りですが、BONE THUGGS-N-HARMONYが参加した哀愁溢れるギターが胸を打つスロウ17.Strictly for my grindもあってなかなか聴かせてくれますね。これ以外には、怪しげなファンク2.Behind the lights、スペーシー・ファンク4.Fast lane、ブヨブヨ・シンセのファンク・トラックにトークボックスも絡んだ11.All about my dollarsもお気に入りです。トータルでは、パンチ不足は否めませんが、聴いて損はないアルバムです。(05/08/06)
SPANISH F.L.Y.
/Crimes of agony(2003)

定番ネタDELEGATION/Oh honey使いのシングルSmoker's paradiseが話題になったチカーノ4人組SPANISH F.L.Y.が03年にリリースしたアルバム。DAZ DILLINGERをフィーチャーしたゴリゴリ・ファンクの3.Burning down the houseを含むファンク曲がイマイチ冴えなかったのが残念ですが、Oh honeyをまんま使わずにチョップして使ったところにセンスを感じる前述の4.Smoker's paradise、タイトなビートにもの哀しいメロディの5.Lust no love、ラテン・テイストの哀愁ファンク6.Tekillya with a twist、MICHAEL HENDERSON/Be my girlネタのほのぼのとした9.Loco por vidaはお気に入りです。トータルでは微妙なところもあるのですが、チェックして損はないアルバムだと思います。(05/07/02)
SPEEDKNOT MOBSTAZ
/Mobstability II: Nation Business (2008)

LIFFY STOKESとMAYZからなるSPEEDKNOT MOBSTAZが2008年にリリースしたアルバム。TWISTAの舎弟として知られてますね。TWISTA & SKOODAをフィーチャーした電子音とチープなドラムだけのシンプルなトラックがクセになる8. Money To Blow、RIKY CUTZをフィーチャーした郷愁感漂う10. Raised On the Block、TOXICが参加したダーク・チューン13. Killa、TWISTAをフィーチャーしたR&Bテイストのスロウ・ナンバー14. I'ma Speedknot Mobsta、RIKY CUTZが参加したアコースティック・ギターのまろやかなメロディが秀逸な15. Thug Outta Meが良かったかな。でも、明らかにパンチ不足なアルバムだね。(2013/06/04)
SPICE 1/Same(1992)

既にベテランの域に達しているオークランドギャングスタラッパー"SPICE 1"の記念すべき92年のメジャーデビューアルバムです。SOS BANDの名曲"No one's gonna love you"使いの"Welcome to the ghetto"(鬼メロー!)やP-FUNK使いのオークランドFUNK"Young nigga"等必聴です!プロデューサーもANT BANKS、EA-SKI&CMT、BLACK JACKですので安心して聴けます。Gラップの基本盤ですね。
SPICE 1
/187 he wrote(1993)

SPICE 1の93年の2ndアルバム。"Menace Usociety"のサントラに収録されてヒットした傑作"Trigga gots no heart"やMC EIHTをフィーチャーした"The murda show"等必聴の1枚です!プロデューサーも豪華でEA-SKI、TOO SHORT、ANT BANKS、MC EIHT、JOHNNY Z等です。Gラップの基本盤だと思いますので未聴の方はぜひ聴きましょう!
SPICE 1
/Amerikkka's nightmare (1994)

ベテランSPICE 1が94年にリリースした3rd(EPを含むと4th)アルバム。古き良き時代のウエスト・コースト・サウンド満載の傑作!個人的には2ndが最高傑作だと思うけど、これもそれに次ぐ傑作ですね。哀愁、メロウ、ファンク、ダークとかなりバラエティに富んでいて、特にANT BANKSプロデュースでROY AYERS/The Memory使いの寂しげな2.Face Of A Desperate Man、BLACKJACK製作でGAP BAND/I don't believe you want to get up & dance(Oops!)ネタの上質メロウ・ナンバー3.Strap On The Side、BLACKJACKが手掛けた哀愁溢れるピアノが最高な哀愁Gトラックに2PACをフィーチャーした4.Jealous Got Me Strapped、BLACKJACKプロデュースの哀愁を感じる男の背中を感じる哀愁Gシット5.Tell Me What That Mail Like、ANT BANKS製作でBARKAYS/You Can't RunawayネタのANTらしいファンク6.Doncha Runaway、BLACKJACKが手掛けたベースが効いたもの哀しいトラックにMETHOD MANをフィーチャーした7.Hard To Kill、BLACKJACKプロデュースで哀愁溢れるギターとピアノが耳を惹く8.Nigga Sings The Blues、SPICE 1自ら手掛けたヘビーかつダークな9.You Can Get The Gat For that、DJ SLIP制作のONE WAY/Mr.Groove使いのシンプルなファンク12.Stickin' To The "G" Code、ANT BANKSが手掛けたブリブリ・ファンク13.Give The "G" A Gatがお気に入り。(もちろん残りの曲も悪くはないですよ。) G-RAP好きなら聴いておくべきアルバムじゃないかな。(2011/05/05)
SPICE 1
/1990 sick(1995)

SPICE 1
/The black bossalini (1997)

SPICE 1
/The last dance(2000)

オークランドの重鎮SPICE 1が2000年にマイナーレーベルからリリースしたアルバム。SPICE 1でさえもマイナー落ちとは… 厳しいですねRAP GAMEは… マイナーだからと言ってクオリティが落ちたわけではなく、かなり充実したアルバムですねこれは!始まりは意外にもメンフィスのDJ SQUEEKYがプロデュースしたメンフィススタイルの1.Player pieces。トラックに合わせて3-6風のラッピンをかますSPICE 1はやはりRAP巧者。特にオススメはOUTLAWAZをフィーチャーしたスペーシーメローファンクの5.Got gunz、G-MAN STANプロデュースのスペーシーメローな7.Thug thang Y2G(f/PIMP C&BLACK C)と哀愁メローな11.Gunz&moneyの3曲。他にもBAD AZZをフィーチャーしたナイスなウェッサイファンクの2.20/20's、物哀しい6.G.A.M.E.、哀愁系の8.How we ride、C-BOが参加したダークな10.One luv、DJ SQUEEKYプロデュースのダークな12.Chocolate philliy(f/MJG)は聴かせてくれます。ウェッサイ好きならMUSTです!(03/03/09)
SPICE 1
/The ridah(2004)

精力的に活動するベテランSPICE 1が04年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BIG RAJ、BATTLECAT、COLD FUSION等、ゲストには、KURUPT、DRU DOWN、EASTSIDAZ等。疾走感溢れるビートにメロウなギター・ループが心地良いグルーヴを醸し出す3.Still hereや琴(?)をループした6.Reckless eyeballin、哀愁漂うギターのメロディが印象的なトラックに懐かしいPRINCE"ビートに抱かれて"のコーラスを合わせた7.Nature to rideまでは、"さすがはSPICE 1!"って思ったんですが、その後はひたすら地味な曲ばかりでかなり退屈でした。DRU DOWNやKURUPT等の大物が参加した曲も全然パッとしなくて残念な出来に。熱心なSPICE 1フリーク向けといったところでしょうか。(06/09/15)
SPICE 1
/The Truth (2005)

ベテランSPICE 1が05年にHIGH POWERED ENTERTAINMENTからリリースしたアルバム。プロデュースは、J SILVA。寂しげな2. No Real Gz、アコースティック・ギターを活かしたメロウ・トラックにトークボックスをフィーチャーした4. Heart Break Hotel、もの哀しげな6. Dear Haters、軽快でファンキーな14. What U Workin Witあたりは好きなんだけど、似た曲調の曲が多いね… うーん、これ聴くよりはやっぱ旧作だな。(2013/01/28)
SPICE 1 & MC EIHT
/The Pioneers(2004)

WESTのベテランSPICE 1とMC EIHTによるアルバム。どちらも大好きなMCなので、声を聴くだけでどこか安心しますが、DJ EPIK、GOLDFINGAZ、MARK KNOXX等の制作人によるトラックもツボを押さえていて、通して聴ける好盤に仕上がっています。一押しはファンク・ビートに浮遊感あるキーボードが絡む8.That's The Way Life Goes。控えめなメロウ具合もこの二人には似合ってますね。他にも80'sテイスト(ネタ?)のメロウ・チューン3.So Damn Crazy、ブリブリ・ファンクの7.Can't Stop Us、郷愁感あるメロウ・ナンバー12.Do BetterもGOOD。ボーナスとしてHOLLOW TIPのレア・グルーヴ調トラックが秀逸なThe mackも収録。基本盤だと思いますが、未聴の方はぜひ聴いて下さい。(これが気に入ったなら同時期に同レーベルからリリースされたHOLLOW TIP/Ghetto famousもぜひ!)(07/07/28)
SPORT-TEE KEV
/Ballalistic(1997)

97年にPOWER PLAY/ICHIBAN RECORDSからリリースされたSPORT-TEE KEVのアルバム。曲名以外のクレジットが全くないので、詳細は不明ですが、曲名にMIDWESTとあるので、その地域のMCでしょうか。全体的にドラムがショボイうえにスカスカでICHIBAN特有のB級感全開です(笑) でも数曲はかなり良いのがあり、特にGEORGE CLINTON/Atomic dogを下敷きにした西風味のファンク・トラックにトークボックスも絡めた1.All doggs go to heaven、切ないメロディに涙するトラックにISLEYを意識した歌い方の男性Vo.をフィーチャーした5.Living life blind、ブリブリ・シンセも効果的な哀愁曲8.Straight up balla、男性コーラス絡みのもの哀しい12.Think about itがお気に入りです。悪いアルバムではないので気になる方はチェックして下さい。(04/08/28)
STEFFON
/Trippin wit no luggage(1994)

94年にRUTHLESS RECORDSからリリースされたSTEFFONのアルバムです。プロデュースはRHYTHM D、ギター&ベースはお馴染みMIKE"CRAZY NECK"SIMS。A4.Uncut funk、A7.Where ya at、B2.P-hop hour、B6.Remember the dayzはかなりカッコいいG-FUNK!シングルにもなったA2.Frost bitは大ネタGAP BAND/Outsatandingwを使用しています。
STRANDED
/Same(1998)

BUZZとPAPOOSEからなるカリフォルニアのデュオSTRANDEDが98年にSTRAIGHT AL-CA-PAZZ RECORDSからリリースしたアルバム。ナイスビートにピアノを絡めたメロウ・グルーヴ・トラックに女性コーラスが参加した11.Stay truがかなり人気なんですが、アルバム全体としてもかなり充実していて大満足!サマー・マッドネス風シンセのメロウ・ファンク1.Intro、80'Sテイストのファンク・トラックにKRONIK&GANGSTA Kをフィーチャーした3.5 Minutes of Fame、澄んだキーボードが耳を惹くメロウ・トラックに男性コーラスが絡む5.Anotha Brotha Gone、スペーシーな6.Playa Playa、ZAPP/Dance floor似のブリブリ・ファンク10.Stranded、オーソドックスなWEST COASTファンク12.Do It How U Wannaが特に気に入っています。一時期の人気は衰えてきた感じもしますが、WEST好きならぜひ聴いて欲しいアルバムの一つです!(05/11/19)
STREET BOSS
/Superstar(12)(2004)
デトロイト州ミシガンのSTEEL CITY RECORDSから04年にリリースされたSTREET BOSSのアルバム『Directin' traffic』からの3曲入り12シングル。収録曲は、Superstar、Want me、Fight music。SuperstarはB.G.をフィーチャーしたサウス風味のバウンス・チューン。Fight musicも同じような感じの曲調で個人的にはイマイチでした。Want meは女性コーラスも絡んだメロウ・グルーヴ!これはオヤGも満足できる出来でした。アルバム『Directin' traffic』もなかなか渋い仕上がりなので、チェックして損はないでしょう。(06/02/18)
STR8-G
/Shadow of a g(1994)

94年にリリースされたサウス・セントラル出身STR8-Gのデビューアルバム。プロデュースはDAZZIE DEE、RASHAD COES、CLINTON SAND、DJ QUIK(1曲のみ)そしてTRAGEDY(あのNY出身のTRAGEDY aka INTELLIGENT HOODLUM!?) リリース当時シングルの3.Bring the funkが結構人気ありましたね。他曲もいい感じで、JAZZネタのファンキーなタイトル曲2.、KOOL&THE GANG/Summer madnessネタに哀愁ピーヒャラシンセがバッチリな前述3.、NICE&SMOOTH/Funky for youと同じPARLIAMENT/Do that stuffネタのオゲレツパーティ・シットの4.P***y today、哀愁溢れる5.Wild tripと7.Everything's fine、CYPRESS HILL風のフリーキートラックの6.Drama、DJ QUIKリミックスのトークボックス入りメローグルーヴ13.Bring the funk(remix)がお気に入りです。ジャケにクレジットはないですが14曲目としてBARRY WHITEをフィーチャーしたShadowが収録されています。(CDにはクレジット有り) 中古屋の定番アイテムと思われるこのアルバム、ウェッサイGラップファンなら絶対に気に入ると思います。(なんと91年に12インチシングル"Gettin' it straight"をリリースしているみたいです。聴きて〜!)(03/03/16)
SUAV TRE'
/Who Run It(12)(1996)
96年にSt.ルイスの怒マイナー・レーベルからリリースされたSUAV TRE'なるラッパーの12'シングル。
収録曲は、A1.Who Run It、A2.Inst、B1.How Blessed U Are、B2.Inst
全く謎のラッパーでして、ネットで検索したんですが詳細は分かりませんでした。A面のWho Run ItはZAPPかFUNKADELICネタのストレートなファンク・ナンバーでごく普通の出来ですが、注目すべきはB面のHow Blessed U Areです。MTUME/Juicy FruitとISLEY BROS./Groove With Youの豪華大ネタを組み合わせたトラックにピーヒャラと怪しくも切ないシンセが絡む極上の一品!おまけに女性Vo.絡みときたら... オヤGはソファで咽び泣いてしまいました... レコ派の方は要チェックですよ!(03/08/16)
SUAVE G
/Keep It On The D.L.(12)(1995)
キス・マークを大胆にあしらったデザインがどこかヨーロッパ的なSWEET SABLE RECORDS, INCから95年にリリースされたSUAVE Gの12シングル。収録曲はKeep It On The D.L.のみ。詳しいプロフィール等は全く不明です。Keep It On The D.L.はナイスビートにメロディアスなキーボード、そして女性コーラスを絡めたメロウ・ファンク!マイナーでこれだけ完成度も高いものを作るとはSUAVE G恐るべし。ユーロビートにありそうなレーベルデザインには惑わされますが、見逃すことなかれ!(05/08/27)
SUGA FREE
/Street gospel(1997)

DJ QUIK一派のSUGA FREEが97年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースはQUIK,G-1そしてROBERT"FUNKSTA"BACONでゲストには身内のHI-C,PLAYA HAM等。結論から言うとQUIK好きなら絶対に聴くべきアルバムです。ベスト・トラックは哀愁溢れるギターに涙する13.Dip Da、QUIK万歳!と思わず叫びたくなるような素晴らしいトラック。他にもLOOSE ENDS/Nights Of Pleasure使いのメロー・グルーヴ4.Doe Doe and da Skunk、メロ〜・ファンクの5.Don't Mo Suckaz Live Here、ファルセット・ボイスの男性シンガーがフックで歌うメロ〜な8.If U Stay Ready、スペーシー・メロー・トラックに女性Vo.が絡む10.On My Way、中近東系のウワモノが怪しくもカッコイイ2.Why U Bullshittin?と好曲満載。入手しやすいアルバムなので爽やかウェッサイ好きの方はぜひ聴いて下さい。(03/07/10)
SUGA FREE
/The New Testament(2004)

SUGA FREEが04年にリリースしたアルバム。DJ QUIKの仕事振りも冴えた好盤で、特にファンク・ビートにスペーシーなキーボードが心地良いメロウ・ファンク3.Thinkin'とFRANK NITTYが制作した優しいメロディのメロウ・グルーヴ9.Did I Do Datの2曲が抜群!他にはQUIKが手掛けたファンク・ナンバーの5.Angry Enuff、BIG SACCSプロデュースでBPM早めのノリノリな8.Get Loose、QUIK制作でONE WAY/Don't fight the feelin'ネタの10.Don't fight Da Pimpin'、CHINGYをフィーチャーしたQUIKプロデュースの渋めのファンク15.Circus Music等がGOOD。QUIK好きやWESTフリークなら聴いて当たり前といえるアルバムでしょう。(07/11/14)
SUGA FREE
/Just Add Water(2006)

リアル・ピンプ(ひも)のSUGA FREEの最新作。DJ QUIKは関わっていませんが、内容だけ聴けばQUIKが作ったんじゃないの!?って思えるくらい素晴らしいアルバムに仕上がっています!特にCAMEOの懐かしいヒット曲Back And Forth(中学生の頃を思い出させますね・・・)ネタの80'Sメロウ6.U Know My Name、心地良いキーボードが耳を惹くメロウ・グルーヴ・トラックにSNOOPをフィーチャーした8.So Fly、MARLONの歌がメインのメロウ・グルーヴ22.Happy、BLAQTHOVEN制作でキーボードの音色が気持ち良過ぎるメロウ・チューン23.Change、これもキーボードが心地良過ぎるグルーヴィー・トラックにBLAQTHOVENが参加した24.Boyfriend(Pimpin)の5曲が絶品!完全にノックアウトされましたね、ホント・・・ これ以外にもJAMES BROWNをパロった2.What U Want、郷愁溢れるギター(JOHNNY"GUITAR"WATSONネタ?)が耳を惹く9.The Ranger、男性コーラス入りの穏やかな16.How I Get Down、(おそらく)80'Sネタ使いの18.Person 2 Person、まろやかメロウ・ファンクの19.Don't Worry、ブリブリ・ファンク21.Where U Fromとほとんど全曲聴けます。こういう素晴らしいアルバムに出会うとHIPHOPってやっぱ最高だな〜って感じますね。QUIK好きで未チェックの方は今すぐ聴くべし!(06/09/11)
SUGA FREE
/Sunday School (2007)

リアル・ピンプ・ラッパーSUGA FREEが07年にSICCNESS/KOCHからリリースしたアルバム。プロデュースは、S.GROOVES、D.MOSS、A.RAYFORD、S.WHITE、TRON TREEZ、CASINO等。DJ QUIKの参加はないけど、従来のSUGA FREE路線から大きく外れない好盤で、特にまったり系メロウの4.How To Knock a Bitch、スムーズ&メロウの6.Suga Free、80'sのダンクラネタと思われるメロウ・グルーヴ・トラックにMESSY MARVをフィーチャーした7.Sexy Thang、女性コーラスも雰囲気を盛り上げる心地良いメロウ・ナンバー8.Choice Me、GRANDMSTER MELLE MEL&DUKE BOOTEEのクラシックMessage II(Survival)使いのエレクトロ・ダンサー10.Hello Hello Hello、EVELYN"CHAMPAGNE"KINGのダンス・クラシックI'm In Loveネタにノックアウトされる12.F*** Wit You、セピア色のメロウ・ナンバー13.Excuse Me Miss、RAY PARKER JR.&RAYDIO/For Those Who Like To Grooveネタのノリノリな17.Bonus 2(Can't Fade The Funk)がGOOD。これからの季節にピッタリなアルバムですね。(2011/07/10)
SUGBEAR
/Mr.hustlematic(1999)

SACで活動するSUGBEAR aka MR.HUSTLEMATICが99年にHILLTOP MUSIC&ENT.からリリースした(多分)1stアルバム。派手さには欠けるものの、SAC特有なダークな感じはなく、割と聴きやすい内容で、特にシンプルな打ち込みビートに寂しげなピアノが印象的な5.Bastard Child、男性シンガーLUCKYの男っぽい歌声もバッチリはまった哀愁溢れるスロウ7.Hell to Pay(ベスト・トラック!)、ファンク・ビートにピーヒャラ・シンセ、そして暗めのベースラインの8.Ghetto Stardom、夕暮れが似合いそうな10.Maja Facta、小気味良いビートに浮遊感あるキーボードが耳を惹く13.Dirty Damesが気に入りました。似たようなトラックが多いのが難点ですが、SACフリークなら聴いて損はないアルバムです。(05/07/30)
SUGA T/Paper chasin'(1996)

E-40のグループTHE CLICKの紅一点SUGA Tが96年にJIVEからだした2ndアルバムです。プロデューサーはKEVIN GARDNER,LEVITTI,TONE CAPONE,STUDIO TON,EXTRA-LARGE,そしてGラップフリークに人気の凄腕SEAN-Tと、かなり豪華!!!内容もGファンの期待を裏切りません。個人的にはSEAN-T作の鬼メローの4.、メランコリックなトラックにMIKE MARSHALLの歌が絡む5.等必聴です!
SUICYDAL
/Same(2001)

01年にPLATINUM WORLD RECORDSからリリースされたSUICYDALのアルバム。プロデュースはPLATINUM WORLD RECORDSのRENARD HUGHES。J.T.MONEYのプロデュースをしていたRENARD "CHURCH BOI" HUGHESか? プロフィールは全く不明ですが、録音等がアトランタなのでその周辺のラッパーでしょうか。正直B級丸出しのローカル・アルバムですが、南部風情溢れる哀愁メロディの8.It's Real、子供のコーラス入りのハートウォーミングな15.Mama、80'Sネタと思われるメロウ・チューン17.It Ain't Easyはかなりお気に入りです。サウス・フリークならチェックしても損はないでしょう。(06/08/05)
SUMTHIN TERRIBLE
/Turf Tested Hood Approved(2006)

故MAC DREのバックアップでデビューしたPHA SHO(CHUCK BEEZ)、SAUCE、BAD BIDNESSからなるサクラメントのトリオSUMTHIN TERRIBLEが06年にリリースしたアルバム。今のベイエリアを感じることのできる好盤で、特にRAZOR SHARPプロデュースでネタ早回しのハートウォーミングな1.Angel In Sky、SEAN T.制作によるタイトなビートにもの哀しいウワモノの6.Money Ova Here、SWAMP CATが手掛けた重たいファンキー・チューン8.Turf Tested Hood Approved、SEAN T.による枯れた味わいの哀愁トラックに女性コーラスも絡んだ9.Stunta's Do、これまたSEAN T.プロデュースでネタ早回しのソウルフルな10.On My Own、これもSEAN T.制作の陽だまり系ナンバー13.Seven Jeans、チンピラっぽい雰囲気たっぷりのファンキー・チューン16.Sho Or Chuck Beezがお気に入り。今のベイエリアが好きならオススメできるアルバムです。(07/10/05)
SWOSS
/Still in da game(2000)

フロリダの巨漢ラッパーSWOSSが2000にリリースした2ndアルバム。リリースがLIL JOEでプロデュースがDJ FURYなので高速BASS系かなと思ったんですが、全体の感じからは同郷のTRICK DADDYに似ていますね。全体的にはチキチキ・トラックが多くて苦手ですが、ホラー映画"ファンタズム"のテーマを使ったダークなA1.Chrome-N-Gold、チキチキビートの哀愁トラックで時折PROJECT PATのフローになるところが笑えるB3.Gotta get dat'paper、80'S R&B風のチャカポコ打ち込みドラムに哀愁ピアノをのっけて、裏でさり気なくSummer breezeを使った寂しげなB5.Why hate on me、STEVIE WONDER/All I do使いのD4.That someoneはGOODです。サウス好きなら全然OKでしょう。(03/08/30)
SYLK-E.FYNE
/Raw sylk(1998)

最近はDPG系の作品に結構フィーチャーされているフィーメールラッパーのSYLK-E.FYNEが98年にリリースしたデビューアルバム。以前試聴したときはたいして良いとは思わなかったんですが、300円セールで購入したら結構良い感じの曲が数曲あってビックリ。特にRENE&ANGELA/You don't have to cryネタのメローグルーヴ2.Romeo and Julietが絶品!原曲が良いから当たり前かもしれませんが、最高に気持ち良い一品です。続く3.Grand juryもRENE&ANGELAのヒット曲I'll be goodネタのファンク。他にはTOO SHORTをフィーチャーしたダーク系の1.Keep it real、ZAPP/More bounce to the ounceをストレートに使ったファンク4.Material girlが気に入りました。アルバムとしてはそれほどたいした出来ではないですが、Romeo〜は一度は聴いた方が良いです(03/04/27)
SYLK-E.FYNE
/Tha cum up(2000)

98年にメジャーデビューしたフィーメールラッパーSYLK-E.FYNEが00年にマイナー落ちしてリリースした2ndアルバム。ラップ力はあると思うのですが、如何せんトラックが微妙なものが多いように感じました。アップテンポのファンキー・ビートにピアノが絡んだ2.How hot!(f/CHILL)、SNOOP&BIZZY BONEをフィーチャーしたミドルテンポのメロウ・チューン9.Ya style、ちらっとでてくるボコーダーもナイスな10.Why,oh why? の3曲はかなり気に入りましたが残りは中途半端なチキチキ系とかであまり好きではないです。これ聴くなら絶対に1stでしょう。(04/01/24)
SYLK SMOOV
/Same(1991)

初期のDJ QUIKのクルー"SYLK SMOOV"が91年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースは初期のDJ QUIKを支えたTRACY KENDRICK、COURTNEY BRANCH&ERICH KRAUSEのTOTAL TRAK PRODUCTIONS。ゲストはBOSS、ベース&ギターはROBERT"FONKSTA"BACON。ヒットしたFEARLESS 4/Rockin' itネタの9.Bitch wit a good rapを始めFUNKADELIC/One nation under a groove使いのノリノリなウェッサイ・ファンク10.One nation、KURTIS BLOW/The breaksネタの17.An ya don't quit等々古き良きファンキー・ラップ満載です。DJ QUIKやAMGの1stが好きな方ならオススメです。ついでですがサントラ"HOUSE PARTY 3"に"Drop down"という鬼渋い曲を提供していますのでこちらもチェックして見て下さい。(03/09/06)