Z of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
ZENO GONZALEZ
/Black Spanish(2000)

(おそらく)テキサスのZENO GONZALEZが2000年にHACIENDA ENT.からリリースしたアルバム。見た目はブラックですが、タイトルから察するとブラックとチカーノの混血でしょうか。値段の安さ(アマゾンで新品900円程度)と哀愁トラックで数年前に話題になっていたアルバムですね。正直トラック自体はWEST風ファンクでカッコイイ15.Roll Like We Roll(Z-ROっぽいラッパーが登場するが、本人!?)以外は激チープ!ラップとトラックの全てがボンサグのパクリみたいな8.Thugz Get Lonely、男性Vo.メインの寂しげな9.Remain Silent、少しチキチキ入っているが、しっとりとしたメロウ・チューン18.Can't Stand Em、男性Vo.がリードをとるスロウ19.Sexyは何とか聴けましたが、残りは聴くに堪えないです。このチープさがG-RAPらしさという意見もあるかもしれませんが、個人的にはダメですね・・・ チープな音でもOKという方以外にはあまりオススメしません。(06/03/11)
Z-RO
/Look what you did to me(1998)

H-TOWNの新帝王と呼ばれる男Z-ROが98年にリリースしたデビュー・アルバム。多くのG-RAPフリークに絶賛されているアルバムですが、それに値する傑作ですねこれは!男の哀愁溢れるトッラクももちろんですが、Z-ROのラップが素晴らしすぎます!緩急自在なフロウ、おまけに歌までこなすスタイルがこの時点で確立されていて、こんな男がアンダーグラウンドに埋もれていたとは… まったくもって恐ろしいですねH-TOWNは。ドープビートに寂しげなキーボード、フックでのボンサグを思い起こさせるような早口ラッピンも最高な哀愁ファンク3.City of killers、ファンキービートに哀愁溢れる展開が最高な6.Pimp on、まろやかなメロウ・トラックにFIVE STAIRSTEPS/Ooh childのコーラスもばっちりハマった11.Lord tell me why、心落ち着くメロウ・チューン14.And 2 my G'sが特にお気に入りです。G-RAPフリークなら必聴の一枚です!(04/11/13)
Z-RO
/Z-Ro vs. the world(2000)

Z-ROが2000年にリリースしたアルバム(04年の再発盤)。Z-ROフリークのみならずH-TOWNフリークに人気が高いアルバムですね。おそらくネタ使いと思われるメロウ・チューンの1.Ni**a From the Hood、REGINA BELLE/Baby come to meネタの寂しげな5.Swang on 4's、夕暮れ系トラックにOoh childのコーラスもバッチリな9.Gonna Get Easier、澄んだキーボードの音色に耳を奪われる11.Still in My Life、GUY/Let's chillネタの80'Sメロウ12.Let's Chill、BETTY WRIGHT/Tonight's the nightをベースにレゲエDJ MAD COBRAのメロウ・クラシックFlexxを上手くブレンドした16.Smokers Anthemが特に気に入りました。Z-ROのスキルフルなラップも文句なしですね。Gフリークの定番といえるアルバムでしょう!(06/11/18)
Z-RO
/The life of JOSEPH W.
McVEY(2004)

今Gラップ・フリークに最も注目を集めているH-TOWNのMC"Z-RO"が04年にリリースした最新アルバム。プロデュースはH-TOWNの職人MIKE DEAN、MR.LEE、SOLO、BIGG TYME等。恥ずかしながらZ-RO初体験なんですが、いやはやこの男には参りました… トラックの素晴らしさはもちろんですが、緩急自在なフロウ、おまけに歌もこなすとはかなり驚き!さすがはH-TOWNの新帝王と呼ばれる男ですね。ほとんど捨て曲はないですが、とりわけ5.Umany ni***zから9.That'Z who I amまでの哀愁・メロウ路線は圧巻の一言!なかでもBOBBY CALDWELL/What You Won't Do for Love(風のシルエット)使いの8.So muchなんて嫌いな人いるの!?って感じです。こういう哀愁・メロウ系で攻めた後に鬼ドープなビートにもの哀しいギターを絡めた10.Everydayやダークな11.Crooked officerをもってくる流れもGOOD。間違いなく上半期最強のアルバム。必聴!!!(04/06/19)
Z-RO
/Let the truth be told(2005)

Z-ROが05年にリリースしたアルバム。BMR誌で年間ベスト10に入っていましたが、それも納得いく充実作で、ほんと聴けない曲が少ないです。ERIC B.&RAKIM/Paid in fullのオケでフリースタイルをかます1.Mo City Donから貫禄たっぷりで、MIKE DEAN制作でBRICK/Ain't Gonna Hurt Nobodyネタのファンキー・トラックにTRAE&LIL' BOSSをフィーチャーした3.Don't Wanna Hurt Nobody、BIGG TYMEプロデュースのまろやかなギターが印象的なメロウ・グルーヴ4.Platinum、故LUTHER VANDROSSの追悼も意味しているのかLUTHERのIf only for one nightを早回ししたメロウ・チューン7.1 Night、MR.LEEが手掛けたタイトなビートに寂しげなギター&ピアノの8.Help Me Please、MIKE DEANによる郷愁感溢れる10.Everyday, Samethang、ASHANTI/Love AgainとSCARFACE/Sex FacesネタのトラックにASHANTI嬢とDEVIN THE DUDEが絡むほのぼのメロウ12.1st Time Again、MIKE DEANプロデュースでSADE/Cherish The Day使いのハートウォーミングなトラックにZ-ROの温もりを感じるコーラスもバッチリはまった14.Respect My Mind、意外にもマイアミのBEATMASTER CLAY D.が制作に参加した哀愁系の17.It's A Shame等聴きどころ満載!G-RAPファンなら必聴でしょう!(06/02/09)
Z-RO
/I'm Still Livin(2006)

Z-ROが06年にリリースしたアルバム。SPANDAU BALLET/Trueをベタ使いした2.Continue 2 Rollが話題となったアルバムですね。(個人的にTrueが好きではないので、この曲はどうでもよいですが) 前作、前々作に比べると地味さは否めませんが、そこはZ-RO、ラップ力でグイグイ惹きつけてくれます。ベスト・トラックは、MIKE DEANが手掛けたメロウ・グルーヴ13.Homie, Lover, Friendで、他にはナイス・ビートのダーク系7.Keep On、寂しげなオルガンとキーボードが耳を惹くトラックにLIL KEKEをフィーチャーした9.Let The Truth Be Told、BIG TYMEプロデュースの南部風情溢れる哀愁曲11.No More Pain、DANI KARTEL制作のサザン・メロウ14.Love Ain't Liveがお気に入りです。PAT BENATAR/Love Is A Battlefieldなんて意外なネタ使いの曲もあります。Z-ROフリーク、H-TOWNフリークなら聴いとくべきアルバムでしょう。(07/03/03)
Z22
/Can you dig it(2000)

テネシー州ナッシュビル(かメンフィス)のトリオ"Z22"が2000年にリリースしたアルバム。なんとも意味不明なチープなジャケにもビックリですが、内容もドタバタしたドラムにヘタうまコーラスと"これぞマイナー!"って感じのイナたさ!しかしながら、3.This 1's for the mama'sの切なさといったら… これはまさに奇跡。泣き崩れること必至!この曲聴きたさに購入したので残りはどうでもいいですが(笑)、ドラマチックな5.Wake upと80'Sネタのフロア向けメロウ・グルーヴ6.My shortyは普通に聴けました。ちなみにEARTH,WIND&FIRE/Let's grooveまんま使いの4.Grooveってものもあります。This 1's for the mama's以外はかなり厳しいので10曲入りCDシングルと思って購入して下さい(笑)(04/05/28)