M〜R of 60'S〜70'S R&B



アーティスト/タイトル レビュー
M MAJOR LANCE/Wild And Free
b/w
RON BUTLER & THE RAMBLERS/Peace And Love

(1975)
ディスコ・レーベルのPLAYBOY RECORDSから1975年にリリースされたシングル。2組のアーティストを収録。
A. MAJOR LANCE/Wild And Free
BPM早めの軽いディスコ・ナンバー。まあまあかな。
B. RON BUTLER & THE RAMBLERS/Peace And Love
アフロチックな早めのドラムにファンキーなワウギターが効いたディスコ・ファンク。
(2024/05/07)
THE MANHATTANS
/With These Hands(1970)
コーラス・グループの大御所MANHATTANSが70年にリリースしたアルバムに4曲追加収録した日本のみの再発CD。まず、このジャケット、良い雰囲気出してますよね〜。このアルバムは70年に急死したリードシンガーGEORGE SMITH最後のアルバムで、6.If My Heart Could Speakの切なさといったら・・・ 最初聴いたとき涙が止まらなかったですね。また、鬼才GEORGE KERRプロデュースの小気味良い9.Give Him Up、IMPRESSIONSの名曲People Get Readyのカバー10.も聴きどころ。ちなみに最近頻繁に流れていたCan't Take My Eyes Off You(邦題"君の瞳に恋してる")も収録(個人的にこの曲苦手・・・)。70'S SOULに馴染みがないとキツイかもしれませんが、SWEET SOUL好きなら6.If My Heart Could Speakだけでもぜひ聴いて下さい!(06/11/01)
MARVIN GAYE
/What's Going on (1971)

MARVIN GAYEが71年にリリースしたアルバム。R&B史上に輝く名盤の一つというのは誰も疑う余地はないでしょう。MARVINのソウルフルな歌声もさることながら楽曲も素晴らしいね。知らない人はいないと思うソウル・クラシック1. What's Going On、1.と似ているが少し郷愁を感じる2. What's Happening Brother、歌と語りをうまく合わせた4. Save the Children、明るく高揚感のある5. God Is Love、これも知らない人はいないであろうソウル・クラシック6. Mercy Mercy Me (The Ecology)、ラテン色濃くてリズミカルな7. Right On、ベースラインがカッコ良すぎるソウル・クラシック9. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)が特に好きですね。(2013/10/14)
MARVIN GAYE
/Trouble Man (1972)

MARVIN GAYEが72年にリリースしたアルバムで映画『Trouble Man』のサントラ。プロデュースは、MARVIN自身。JAZZY JEFF等数々のアーティストにサンプリングされた郷愁感溢れるインスト・ファンクの傑作2. 'T' Plays It Coolと緊張感溢れる傑作インスト・ファンク8. 'T' Stands For Troubleの2曲に尽きる!最初聴いた時、そのカッコ良さにはノックアウトされたね。残りはかなり微妙でニューソウル的な12. Don't Mess With Mister 'T'が聴けた程度だけど、2.と8.だけで十分満足できたかな。(2014/01/13)
MARVIN GAYE
/Let's Get It on (1973)

MARVIN GAYEが73年にリリースしたアルバム。愛をテーマにしたアルバムみたいですね。全米No.に輝いたセックス賛歌1. Let's Get It On、 艶めかしくもグルーヴィーな2. Please Stay (Once You Go Away)、MARVIN流スウィート・ソウルって感じの3. If I Should Die Tonight、フリーソウル的で心地良いグルーヴが広がる4. Keep Gettin' It On、温もりを感じるスロウ6. Distant Lover、MOMENTSを意識したと思われるセクシーな吐息も入った官能的なミディアム7. You Sure Love To BallがGOOD。R&B好きなら聴いておくべき基本盤ですね。(2014/05/20))
MARVIN GAYE
/I Want You (1976)

MARVIN GAYEが76年にリリースしたアルバム。プロデュースは、メロウ大王の異名を持つLEON WARE。LEON WAREらしいメロウネスを感じることができるアルバムで、夜が似合うアルバムだね。メロウ・クラシックのタイトル曲1.I Want You、小気味良いビートに優しげなメロディの2.Come Live With Me Angel、優しげメロウの4.Feel All My Love Inside、ハートウォーミングで心躍る7.All The Way Around、ボサノヴァ(?)っぽいメロウ・ナンバー11.After The DanceがGOOD。(2013/03/20)
MAZE f/FRANKIE BEVERLY
/Golden time of day(1978)
Before I let go等のクラシックでお馴染みのMAZE f/FRANKIE BEVERLYが78年にリリースした2ndアルバム。MARVIN GAYEのフォロワーとも言われたFRANKIE BEVERLYの歌声と温もりを感じるトラックが人気のグループですね。このアルバムだとFREE SOULテイストのタイトル曲5.、心温まるメロウ・チューン6.I wish you well、CONVICTED FELONS/Mr.Robster's neighborhood等のネタで知られるファンキーな7.I need youが聴きどころでしょうか。機会があればぜひ聴いてみて下さい。(05/05/21)
McFADDEN & WHITEHEAD
/Same (1979)

ソングライターとしてO'JAYS等のフィリーソウルを支えたMcFADDEN & WHITEHEADが1979年にリリースした1stアルバム。BIZ MARKIE(R.I.P.)が一連のサンプリング騒動を嘲笑うように、あえてまんま使いしたことでも知られるダンス・クラシック1. Ain't No Stoppin' Us Nowがやはり白眉でしょう!ノリの良いリズムにフィリー特有の流麗なメロディが最高ですね〜。他にもドラマチックなピアノが耳を惹くメロウ・ミディアム2. I've Been Pushed Aside、ハンドクラップ・ビート入りのご機嫌なダンス・ナンバー3. Mr. Music、小気味良いホーンもナイスなファンク・チューン4. Just Wanna Love You Baby、郷愁感溢れるメロディが最高なダンス・チューン5. Got to Change、STYLISTICSばりのスウィートなスロウ6. You're My Someone to Love、ピュンピュン音も入った少しコズミックなディスコ・ナンバー8. Do You Want To Danceもお気に入り。(2021/09/04)
THE MIRACLES
/Don't Cha Love It (1975)
MOTOWNで多くの名曲を生み出したTHE MIRACLESが75年にリリースしたアルバム。看板シンガーのSMOKEY ROBINSONが脱退し、新たにBILLY GRIFFINが参加した後のアルバム。プロデュースは、FREDDIE PERREN。20数年前にラジオでタイトル曲がかかっていて、そのカッコ良さにノックアウトされて急いでLPを買いに行った思い出のあるアルバムですね。HEATWAVE/Mind Blowing Decisionsと似た感触のドリーミーなメロウ・ナンバーA1. Keep On Keepin' (Doin' What You Do、カッティング・ギターに爽やかなコーラスが心地良いブリージン・ソウルA2. Sweet Sweet Lovin'、甘いコーラスも最高なソウルフル・メロウ・グルーヴA4. Don't Cha Love It、ヒットしたB1. Gemini、スウィートなスロウB2. Brokenhearted Girl - Brokenhearted Boy、小気味良いラテンテイストのB3. Take It Allがお気に入り。好盤で人気もあるかと思うけど、全然CD化される気配がないのは残念。MOTOWNもCD化されてきているんで、この機会にぜひCD化してほしいね。(2014/02/10)
THE MONTCLAIRS
/Dreaming Out Of Season (1972)

今でも現役バリバリのシンガーPHIL PERRYが所属したセントルイスのコーラス・グループTHE MONTCLAIRSが72年にリリースした唯一のアルバムにLP未収録のシングル曲や未発表をコンパイルしたP-VINEの再発盤。プロデュースは、OLIVER SAIN&KEITH FRYE。甘茶好きには有名すぎるアルバムですね。スウィート・ソウルにはまった20数年前にこのグループの「Make Up For Lost Time」で衝撃を受け、再発LPをすぐに購入した思い出あるアルバム。切ないスロウ2. Do I Stand A Chance、甘美なスロウ3. Dreaming Out Of Season、パーカッションもナイスな瑞々しくてファンキーな6. Unwanted Love、しっとりとしたスロウ7. Grand Finale、LP未収録のシングルの中では前述の鬼スウィートな名曲8. Make Up For Lost Time、アップテンポで高揚感のあるフリーソウル・テイストの10. Hung Up On Your Love、切ないスロウ12. Baby(You Know I'm Gonna Miss You)、未発表の中では胸が締めつけられそうになるスロウ13. Ease The Pain、心ウキウキする15. Dawn Of My Lifeがお気に入り。いつ聴いても素晴らしいアルバムだね。(2013/02/16)
MOODS
/Same (1978)
レア盤としてマニアに知られていたMOODSが78年にリリースしたアルバム。特に騒ぐような内容じゃなかったけど、心地良いエレピが全体的にフィーチャーされていて良かったですね。ドリーミーな2. You Came Into My Life、ゆったりとしたグルーヴの3. Neither One Of Us、疾走感溢れてグルーヴィーな5. Live Today、落ち着いたスロウ6. Without Her、結構頑張ってファンクした7. Funk It OutがGOOD。(2015/02/14)
N NORMAN CONNORS
/You Are My Starship (1976)

ジャズ・ドラマー/プロデューサーのNORMAN CONNORSが1976年にBUDDHA RECORDSからリリースした全米ジャズ・チャ−ト2位、R&Bチャ−ト5位に輝いた9thアルバム。プロデュースは、JERRY SCHOENBAUM、SKIP DRINKWATER、NORMAN CONNORS、ONAJE ALLAN GUMBS。参加ミュージシャンは、GARY BARTZ(サックス)、ANTHONY JACKSON、MICHAEL HENDERSON(ベース)、NORMAN CONNORS(ドラム)、ONAJE ALLAN GUMBS(ピアノ)、ART WEBB(フルート)、KEITH LOVING、LEE RITENOUR(ギター)、HUBERT EAVES(ピアノ、チェンバロ)、TOM SCOTT(メロディカ)、DON ALIAS、NEIL CLARKE(パーカッション)、IAN UNDERWOOD、ONAJE ALLAN GUMBS(シンセサイザー)、大野俊三(トランペット)、NOEL POINTER(バイオリン)、MICHAEL HENDERSON、NORMAN CONNORS、PHYLLIS HYMAN(ボーカル)と豪華な面々。また、?バッキングコーラスにはPRELUDEの歌姫SHARON REDDも参加しています。このアルバムを知ったのはDAS EFXが「Real Hip Hop」で「The Creator Has A Master Plan (Peace)」を使っていたのがきっかけで、速攻で地元のレコ屋でLPを購入。このThe Creator〜もそうですが、タイトル曲の優雅なメロウネスにはホント、ノックアウトされましたね!こんな完璧な曲、そうそうないんじゃないかな。
A1. We Both Need Each Other
MICHAEL HENDERSONとPHYLLIS HYMANがボーカルを取ったジャジーで心落ち着かせるメロウ・ミディアム。
A2. Betcha By Golly Wow
ご存じTHE STYLISTICSのカバーで、PHYLLIS HYMANが歌い、GARY BARTZがサックスを吹いたジャジーなアレンジのスウィート・ソウル。
A3. Bubbles
トランぺッター大野俊三による作曲、トランペット演奏でラテン・タッチの爽やかなメロウ・グルーヴ。
B1. You Are My Starship
MILES DAVISとの共演で知られるベーシストMICHAEL HENDERSONの作曲、歌による全米R&Bチャート4位に輝いた美しくも切ない、究極のメロウネスと言い切れる傑作!ほんと異次元の美しさだよ、これは…
FUNKY AZTECS/XIV, XIII, K.J.、BLOODS & CRIPS/C-K Ride、CRIMINAL ELAMENT/Life of a Youngsta、HORACE BROWN/Taste Your Love、PLAYYA 1000/Feel Me、2PAC/Papa'z Song (Da Bastard's Remix)、ADINA HOWARD/You Can Be My Nigga、GURU/Insert B [The Real Deal] Nobody Knows、MASS 187/Outsyde、TERRY ELLIS/What Did I Do to You?、MOBB DEEP/Trife Life、TRU/Fuck Them Hoes、B.A.S.K.O./U-R、LIL RIC/Goin Crazy、LL COOL J/Tamia's Don't Be Late, Don't Come Too Soon、MC EIHT/Dayz of 89'、HAVOC THE MOUTHPIECE/Da Hard Way、ONYX/Gangsta、JAGGED EDGE/Visions等、数多のアーティストがサンプリング。
B2. Just Imagine
ブラジリア・フレイヴァの軽快なフュージョン・ナンバー。
B3. So Much Love
ドラムソロのインタールード的な曲。
B4. The Creator Has A Master Plan (Peace)
PHAROAH SANDERSのカバーで、イントロのベースから、なんと言ったらいいか、大海原を心地よくクルージングしているようなメロディが続く最高なメロウ・ミディアム。
KING TEE/Advertisement、DAS EFX/Real Hip Hop、JUNGLE BROTHERS/How Ya Want It We Got It (Native Tongues Remix)、JAMIROQUAI/Supersonic (Desert Eagle Discs Mix)、J-LIVE, Wordsworth and Soulive/Bosoms (Remix)、FIVE DEEZ/Sunny Day、9TH WONDER/Never Let Me Down (9th Wonder the Real Hip Hop Remix)等、数多のアーティストがサンプリング。
(2024/01/01)
O
P PATTI AUSTIN
/End Of A Rainbow(1976)

80年代にはQUINCY JONESのプロデュースでDo You Love Meのダンス・クラシックやJAMES INGRAMとのデュエットでのBaby Come To Meのヒットで有名なR&B/JAZZシンガーPATTI AUSTINが76年にCTIからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、CREED TAYLOR、参加ミュージシャンは、STEVE GADD(ドラム)、ERIC GALE(ギター)、WILL LEE(ベース)、RICHARD TEE(キーボード)、RALPH McDONALD(パーカッション)等凄腕揃い。CTIなのでR&Bというよりクロスオーバー路線で、R&Bフリークよりは、むしろフリー・ソウル好きに人気がありますね。ベスト・トラックは、なんといっても1.Say You Love Meに尽きますね〜。MINNIE RIPERTON/Lovin' YouやA TASTE OF HONEY/I Love Youと似た感触の爽やかでハートウォーミングなトラックにPATTIの瑞々しいボーカルがマッチしていてほんと夢見心地とはこのこと。正直この曲だけで十分だったんですが、小気味よくファンキーな4.More Today Than Yesterdayと5.Give It Timeもお気に入り。フリー・ソウル好きなら絶対にSay You Love Meは聴いておくべき。(10/02/07)
THE POINTER SISTERS
/How Long (1975)
「Yes We Can Can」のヒットで知られるPOINTER姉妹からなるR&Bコーラス・グループPOINTER SISTERSが1975年にリリースした3rdアルバム『Steppin'』からの1stシングル。
A面のHow Long (Betcha Got a Chick on the Side)は、QUEEN LATIFAHもカバーした小気味良いドラムが最高なファンキー・チューン。B面のEasy Daysは、DIAMOND D f/THE ALCHEMIST/Y'all Niggaz Need to Know、JAY ROCK f/KENDRICK LMAR/Hood Gone Love Itでサンプリングされたソウルフルなバラード。(2023/07/07)
Q
R RUFUS & CHAKA KHAN
/Stay b/w Take Time (1978)
CHAKA KHANを擁するファンク・バンドRUFUSが1978年にリリースした6枚目のスタジオ・アルバム『Street Player』からのシングル。
A Stay (邦題:心の鍵)
8BALL & MJG/Comin' Out Hard、THE WHORIDAS/Tru Riders、B.G. KNOCC OUT/All Day、SAMSON?AND SEJOUR/Struggle等でサンプリングされた憂いを帯びたメロディが素敵なトラックにCHAKAの歌が最高にマッチするメロウ・クラシック!特にイントロのCHAKAの歌い出しでメロメロ必至!
B Take Time (邦題:ウーマン・ジャック)
リズミカルなドラムにカッティング・ギター、シンセもナイスなダンサブルなインスト・ファンク。
(2024/04/07)
ROBERTA FLACK
Featuring
DONNY HATHAWAY(1979)

ROBERTA FLACKが79年にリリースしたアルバム。DONNY HATHAWAYとの2枚目のデュエット・アルバムということだったが、レコーディング中にDONNY HATHAWAYが自殺してしまったことからフィーチャリングという形でリリースしたということです。プロデュースはROBERTA FLACKとERIC MERCURY、バックVo.にはLUTHER VANDROSSやGWEN GUTHRIEも参加。このアルバムといえばなんといってもMTUMEとREGGIE LUCAS作の6.Back Together Againでしょう!BIZ MARKIE/Spring Againを初めて聴いたときから、ずーっと"このネタは何だろう?"って思っていたが、数年後にROBERTA FLACKの曲だと知った時にはちょっと驚きました。ROBERTA FLACKっていうと「優しく歌って」みたいな全然面白くない曲ばかり歌っていると思っていたから。とにかくイントロのホーンからヤラれるし、DONNYの歌声にもシビれるね。この曲が凄すぎて他はほんとどうでもいいですが、STEVIE WONDER作の3.You Are My Heavenと5.Don't Make Me Wait Too Longもファンキーな好曲。ダンス・クラシック好きなら聴いて当たり前のアルバム。(09/01/17)
ROSE ROYCE
/Greatest hits(1980)
西海岸はLAのバンドROSE ROYCEの1stから4thまでのBESTアルバム。NORMAN WHITFIELDが育て上げたグループで、ボーカルを務めるGWEN嬢の歌声が魅力的ですね。A面はラブソングを収録し、その中では、MASTER P、DIRTY、TRIPLE BEAM等で使われたA1.Love don't live here anymoreが最高!B面はファンキー路線で、超有名曲B2.Car washやイントロのベースとホーンも最高な鬼ファンキー・チューンB6.Put your money where your mouth isが最高ですね。ネタ好きなら聴いて損はないグループです!(05/01/29)