M〜R of 80'S R&B



アーティスト/タイトル レビュー
M MAC BAND
f/THE McCAMPBELL BROTHERS (1988)

デトロイト・フリントのMcCAMPBELL四兄弟を中心としたMAC BANDが1988年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、L.A. & BABYFACE、ATLANTIC STARRのDAVID LEWIS、WAYNE LEWIS等。だいぶ前に2ndアルバムを紹介しましたが、これもかなり良いですね〜 特に硬質なドラムが時代を感じさせるが、アップテンポのファンク1. Jealous、どことなくCAMEOっぽいコミカルな雰囲気のファンク2. Stuck、L.A. & BABYFACE製作でR&Bチャートを制したメロディアスなダンス・ナンバー3. Roses Are Red、少しニュージャックスイング系の5. Got To Get Over You、心地よいメロウ・グルーヴ6. Midnight Lady、ドリーミーてトロっトロに甘いスロウ7. Girl Your Love's So Fine、若草色をイメージする美しいスロウ8. You Plus Me、若さ弾けるダンス・チューン9. Stalemateがお気に入り。(2022/05/21)
MADAME X
/Same(1987)
KLYMAXXのBERNADETTE COOPERの後ろ盾でデビューした女性3人組グループMADAME Xが87年にリリースしたデビューアルバム。当時にしてはかなり先鋭的な音作りです。なので好き嫌いが分かれますね。個人的には哀愁ミディアムの2.I'm weak for you、CAMEOタイプのFUNKナンバー5.I want your body、フレンチテイストのミディアム6.Madame xは気に入りました。ちなみにICE Tのパートナー AFRIKA ISLAMが8.にDJで参加しています。まあ、万人向けのアルバムではないですね。(03/01/04)
MARY JANE GIRLS
/Same (1983)

RICK JAMESの秘蔵っ子ガールグループMARY JANE GIRLSが83年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースはもちろんRICK JAMES。みんな大好きなダンス・クラシック「All Night Long」収録。イントロからばっちりエレクトロ感溢れるファンク1. Candy Man、少々地味なエレクトロ・ダンサー2. Boys、しっとりと落ち着いたスロウ6. On The Inside、前述のサンプルネタとしても最強クラスの7. All Night long、郷愁系スロウ8. Musical Loveがお気に入り。(2016/07/30)
MAXX TRAXX
/Same (1982)

「BLACK MUSIC DISC GUIDE」のレア盤コーナーにジャケットのみ掲載されていたグループとしてマニアの間で話題のになったMAXX TRAXXが82年にリリースしたアルバム。捨て曲だらけで、1曲しか聴けないレア盤が多いけど、これは人気が出て納得の好盤で、爽やかさも感じるダンス・ナンバー1.Don't Touch It、STEVIE風のブリージンな2.You & I、疾走感溢れるダンス・ナンバー3.Tell Me、切ないスロウ4.Time Has Come、小気味良いパーティ・ダンサー5.Let's Have a Party、明るく楽しげなダンス・ナンバー7.To Be With Youと好曲満載。こういうレア盤の再発なら大歓迎ですね。(2013/02/06)
MAZE f/FRANKIE BEVERLY
/Live In New Orleans(1981)

SOULミュージック界の良心MAZE f/FRANKIE BEVERLYが81年にリリースしたライブ・アルバム。MAZEのなかでも名盤として評価されているアルバムで、Joy And Pain、Southern Girl、The Look In Your Eyes等の名曲のライブはもちろん最高ですが、ファンキーでノリノリな7.Running Away、メロウ好きが愛してやまないクラシック8.Before I Let Go、癒し系ミディアムの9.We Need Love To Live、心落ち着くメロディの10.Reasonの4曲の新曲もとにかく最高の一言。R&B好きなら聴くべきアルバムの一つ。(09/03/01)
MAZE f/FRANKIE BEVERLY
/We Are One (1983)

SOULミュージック界の良心MAZE f/FRANKIE BEVERLYが83年にリリースした5毎目のスタジオ・アルバム。MAZEのスタジオ・アルバムの中では唯一ゴールド・ディスクに達していないアルバムみたいだけど、内容はいつもどおり良質!。STEVIEを思い起こさせるハーモニカもナイスな躍動感あふれる1. Love Is The Key、メロウ・グルーヴの2. Right On Time、染み渡るスロウ3. Your Own Kind Of Way、温もりを感じるミディアム4. I Wanna Thank You、夕暮れに聴くと似合いそうな5. We Are OneがGOOD。癒されたいときに聴くとバッチリかもね。(2010/10/14)
MAZE f/FRANKIE BEVERLY
/Silky soul(1989)

SOULミュージック界の良心MAZE f/FRANKIE BEVERLYが89年にリリースした7thアルバム。傑作の誉れ高いアルバムで、偉大なMARVIN GAYEの名曲What's going onのメロディを取り入れてMARVINに対する愛情の深さを表したタイトル曲1.Silky soul、温もりのあるメロウ・ミディアムの2.Can't get over youと3.Just us、アップテンポのグルーヴィーなメロウ・チューン7.Change our ways等聴きどころ満載です!トラック云々より何よりもFRANKIE BEVERLYのソウルフルで優しい歌声にシビれますね。聴かずには死ねない名盤中の名盤。必聴です!(05/07/02)
MICHAEL JEFFRIES
/Same(1989)

元TOWER OF POWERのボーカルMICHAEL JEFFRIESが89年にリリースしたソロ・アルバム。プロデュースは、JELLYBEAN、DJ EDDIE F、JAM&LEWIS、DARRYL DUNCAN等と割と豪華な面々。89年作なので、ニュー・ジャック・スイング系全開で、しかもドラムが硬くてとても聴けたものじゃないですが、DARRYL DUNCANプロデュースの情感溢れるスロウ5.We Lovedとちょっとポップだが、心温まるメロディの8.Trade Dreamsの2曲はかなり気に入ってます。中古屋の常連アルバムだと思われるので、気になった方は聴いてみて下さい。(06/04/08)
MICHEL'LE
/Same(1989)
DR.DREの奥方MICHEL'LEが89年にリリースした1stアルバム。プロデュースもDR.DREで、ラップも少し披露しています。Hiphop寄りなトラックは思ったより少なく、純粋なR&Bアルバムとして楽しめます。ベストトラックはSOS BAND風な80'S メローの9.Close to meで、他にはアッパーなファンキーナンバーの2.Nicety、6.100% woman、8.Never been in loveが良いですね。
MIDNIGHT STAR
/No Parking On
The Dance Floor(1983)

CALLOWAY兄弟を中心として結成されたR&BグループMIDNIGHT STARが83年にリリースした4thアルバム。このアルバムではなんといってもダンス・クラシックでノリノリな5.No Parking(On The Dance Floor)(でも個人的にはBAR-KAYSのパクリFreak show(On the dance floor)の方が思い出深い)とボコーダーが印象的なブレイク・ダンス仕様のエレクトロ・ファンク6.Freek-A-Zoidでしょう!BABYFACE制作のスロウ7.Slow Jamも大人気ですが、悪くはないけどちょっとポップ過ぎかな。他にも6.Freek-A-Zoidと同感触のエレクトロ1.Electricity、ライト感覚のメロウ・グルーヴ2.Night RiderとWet My Whistle、Sexual Feelingっぽい3.Feels So Good、ミディアム・メロウの8.Playmatesと全曲イケます。80's好きなら聴いて当たり前のクラシック!(07/11/02)
MIDNIGHT STAR
/Planetary Invasion(1984)

CALLOWAY兄弟を中心として結成されたR&BグループMIDNIGHT STARが84年にリリースした5thアルバム。ヒットチャートでいえばR&B1位を記録したOperatorなんだけど、ヒップホップ、R&Bを聴いている人には絶対に4.Curiousだよね。打ち込みバリバリなトラックだけど、抜群にソウルフルでメロウなんだよね〜。80年代を代表するナンバーといっても大袈裟じゃないかも。数えきれないくらいのサンプリングがそれを証明しているよね。もちろん、それ以外も充実していて、ボコーダーがツボなエレクトロ・クラシック1.Body Snatchers と6.Operator、メロディアスなダンス・ナンバー2.Scientific Love、少々ポップ過ぎるが、なかなかイイ雰囲気のミディアム3.Let's Celebrate、1.や6.と比べると地味なエレクトロ・ファンクの5.Planetary Invasion 、メロウなダンス・チューン8.Can You Stay with Meがお気に入り。トータルでは前作の『No Parking On The Dance Floor』に軍配は上がるが、こちらもぜひチェックして欲しいアルバムですね。(10/02/27)
MIDNIGHT STAR
/Headlines (1986)

CALLOWAY兄弟を中心として結成されたR&BグループMIDNIGHT STARが86年にリリースした6thアルバム。プロデュースは、REGGIE CALLOWAY & MIDNIGHT STAR。どのアルバムも充実しているグループですが、このアルバムもかなり良いね〜。フロアで人気のメロウかつ軽快なエレクトロ・ダンサー1. Headlines、スムーズ・ジャズっぽいムードたっぷりのミディアム2. Stay Here By My Side、名曲「Curious」っぽい雰囲気のチャカポコ感溢れるメロウ・グルーヴ3. Close To Midnight、もろエレクトロ・ファンクな4. Get Dressed、これまたエレクトロ感バッチリなダンス・ナンバー5. Engine No. 9、MTUME/Juicy Fruitにも似た雰囲気のメロウ・ミディアム6. Close Encounter、RUN D.M.C./Hard Timesにも似たこの時代特有のドラムマシン乱れ打ちも微笑ましいエレクトロ・ファンク7. Dead End、少々ポップ寄りだがしっとりとしたスロウ8. Searching For Loveとほとんど良いね。MIDNIGHT STARはこのアルバムまでが良いから、1枚目からこのアルバムまでをボックスセットで販売して欲しいね。(2013/06/03)
MIDNIGHT STAR
/Same(1987)
Curiousなど数々のクラシックを持つ80年代を代表するグループMIDNIGHT STARが87年にリリースしたアルバム。80年代後期の作品なのでそれほど質は高くないですが、それでも哀愁メロースローの3.Heartbeatと7.Love song(かなりいい曲です!)、メローミディアムの4.I don't wanna be lonelyの3曲はツボを心得たさすがの出来です。その他はWHODINIのECSTACYをフィーチャーした1.Don't Rock the boat等がありますが、今聴くにはちょっとキツイですね。
MILES JAYE/Miles(1987) R&BガイドJUICY掲載。 MILESJAYEが87年にだした1stアルバム。このアルバムはHUBERT EAVESVがプロデュースした1曲目の美メロミディアム"Let's start over"につきます。初めて聴きましたが、TR-808のドラムの音色、ロイ・エアーズのヴァイブ、渋いMILESの歌声全てが最高にマッチした傑作です!この曲だけは絶対に聴きましょう。(しかしこの曲と2曲目のスローLazy love以外はまるで×なのが惜しいところ)
MILLIE SCOTT
/Love Me Right (1987)

MILLIE SCOTTが87年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。プロデュースは、BRUCE NAZARIAN、DUANE BRADLEY。かなりの苦労人らしく、このアルバム・リリース時の年齢は40歳!しかしながら、この瑞々しさはどうでしょう!歌唱力も流石の一言で、R&Bマニアに人気があるのも納得。80年代中期らしい、透き通るようなシンセが魅力的なアーバンなダンス・ナンバーの2. Ev'ry Little Bit、硬めのドラムが今聴くと結構時代を感じるが、ノリの良い3. One Stop Lover、しっとりとしたミディアム・トラックでエモーショナルに歌いあげる4. Don't Take Your Love、小気味良くてダンサブルな5. Love Me Right、モダンな雰囲気で哀愁も感じる6. Let's Talk It Over、エレクトロっぽさも感じるダンス・ナンバー8. Automaticが特に好きですね。(2011/06/13)
MILLIE SCOTT
/I can make it good for you (1988)

MILLIE SCOTTが88年にリリースした2ndアルバム。R&Bフリークには1st『Love me right』が人気ですが、この2ndも思ったより聴かせてくれます。前半は退屈な曲が多くてしんどいですが、中盤から好曲が続き、ナイス・ダンサーの6.To the letter、AVERAGE WHOTE BANDの曲でHAMISH STEWART&NED DOHENYのソングライティングによるスロウ・クラシック7.A love of your own、メロウ・ミディアムの8.Heaven、グルーヴィー・チューン9.The keyは80'S好きならきっと気に入りはず。『Love me right』よりは中古屋で見つかる確率が高いので、気になった方はぜひ聴いてみて下さい。(05/05/07)
MORRIS DAY
/Colors of success(1985)
ミネアポリスの有名グループ"THE TIME"のシンガーMORRIS DAYが85年にリリースしたソロアルバム。時代が時代だけにエレクトロ・ファンクがほとんどで、スロウは1曲のみ。肝心のスロウの出来が良くなく、エレクトロ・ファンクの1. Color of Success、3. The Oak Tree、4. Love Sign、優しげなミディアム6. Love / Addictionが良かったですね。昔は駄作かなと思ったけど、今聴くと、味があっていいね。(05/01/08)(追記あり)
MYSTIC MERLIN
/Full Moon(1982)

FREDDIE JACKSONが在籍していたグループMYSTIC MERLINが82年にリリースしたアルバム。B級感漂うグループでこれといったインパクトはないのですが、ノリの良い1.Mr.Magician、ミディアム・メロウの2.Perfectと7.Back To Zero、腰のあるファンク3.Rock The Worldは気に入りました。80'Sフリークならチェックして損はないでしょう。(06/07/09)
N NENEH CHERRY
/Raw Like Sushi (1989)

スウェーデン出身で、後にイギリスで活動する女性シンガー/ラッパーNENEH CHERRYが1989年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。イギリスのポスト・パンク・シーンにおいて、NEW AGE STEPPERS、RIP RIG + PANIC等の活動で知られてますね。このアルバムは確か、雑誌の宝島かFINEでタイニー・パンクスが紹介していたのをきっかけに購入した覚えがありますね。パンク、ニューウェーブ、R&B、ヒップホップをミックスしたUKならではの音作りにはかなり興奮しましたね〜 正直、これ以降、彼女のアルバムは追いかけていないけど、今聴いても十分刺激的ですね。BOMB THE BASS (TIM SIMENON) & MARK SAUNDERSによるプロデュースで、タイトなビートにアシッドなウネウネ・シンセ・ベースをベースにタイトルどおりMALCOLM McLAREN/Buffalo GalsやTHE ROCK STEADY CREW/Hey You (The Rock Steady Crew)のスクラッチ、MIAMI/Chicken Yellowの定番ブレイクちょろ使いしたトラックに勝気なラップ、奔放さを感じる歌が相まったダンス・クラシックA1. Buffalo Stance、BOOGA BEAR & THE BUBBLE BUNCH制作で、ダビーな感じの浮遊感のあるミディアム・トラックにTHE TREACHEROUS THREE/Feel the Heartbeatの声ネタ・スクラッチを加え、どこか懐かしむように歌う(ラップは不要だったかも)A2. Manchild、THE DYNAMIK DUO & NICK PLYTASのプロデュース、DJはMASSIVE ATACKのD.J. MUSHROOMが務め、THE JIMMY CASTOR BUNCH/Troglodyte (Cave Man)の声ネタのイントロから、弾けるピアノ、RALPH MACDONALD/Jam on the Grooveのパーカッションを使ったラテン・フリースタイルを意識したであろう明るいダンス・ナンバーA3. Kisses On The Wind、THE DYNAMIK DUO & D.J. MUSHROOM制作で、INCREDIBLE BONGO BAND/Apache、JUICE/Catch a Groove、THE WINSTONS/Amen, Brother、FUNKADELIC/You'll Like It Too、IN SEARCH OF ORCHESTRA/Phenomena Themeの定番ネタをテンコ盛りなストレート・ヒップホップA5. The Next Generation、THE DYNAMIK DUO、WIL MALONE、MARK SAUNDERSが手掛けたワシントンGO-GOっぽいビートに郷愁感溢れるメロディのR&BチューンB1. Love Ghetto、THE DYNAMIK DUO & MARK SAUNDERSプロデュースで、UKらしい近未来感もある寂しげなナンバーB3. Phoney Ladies、THE DYNAMIK DUOとJIVEのヒップホップ作品のプロデュースで知られるBRYAN 'CHUCK' NEWが手掛けたAFRIQUE/House of Rising Funk、JAMES BROWN/Think 73' & Get on the Good Foot & Give It Up or Turnit a Loose (Remix)、BOB JAMES/Farandole、THE MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'、LIGHTNIN' ROD/Sport、ESTHER WILLIAMS/Last Night Changed It All (I Really Had a Ball)の大ネタ使いまくりのヒップホップB5. So Here I Comeがお気に入り。(2025/09/20)
NENE CHERRY
/Kisses On The Wind (1989)
スウェーデン出身で、後にイギリスで活動する女性シンガー/ラッパーNENEH CHERRYが1989年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム『Raw Like Sushi』からのシングル。プロデュースは、NICK PLYTAS &?THE DYNAMIK DUO、ミックスにはJIVEのヒップホップ作品のプロデュースで知られるBRYAN "CHUCK" NEWも参加。
A. Kisses On The Wind (A Little More Puerto Rican)
大物DJのDAVID MORALESによるラテン・ハウス色濃いリミックス。オリジナルのビートを残し、完全なハウスにしていないところが好印象。
B1. Kisses On The Wind (Extended Album Version)
THE JIMMY CASTOR BUNCH/Troglodyte (Cave Man)の声ネタのイントロから、弾けるピアノ、RALPH MACDONALD/Jam on the Grooveのパーカッションを使ったラテン・フリースタイルを意識したであろう明るいダンス・ナンバー。
B2. Buffalo Blues
KOOL & THE GANG/N.T.使いの重たいビートに郷愁感たっぷりなピアノなどのトラック上でBUFFALO女子の憂いを歌ったNENEHの隠れクラシック!いやー、この曲、ほんと最高だね!(ラップは余計だったけど…) 残念なことに、この曲、CDには収録されていないんだよね…? 2019年にリリースされたアルバム『Raw Like Sushi』の30周年記念盤に収録されてることを知ったけど、なぜかCDボックスには収録なしで、3枚組レコードには収録されてるという… 「Buffalo Stance」のリミックスを何曲も入れるんだったら、この曲もCDボックスに入れても良かったんじゃないのかな? (ちなみに音楽配信では入手可能です)(2025/09/20)
NEW EDITION
/Candy Girl(1983)

BOBBY BROWN、RALPH TRESVANT、RICARDO BELL、MICHAEL BIVINS、RONALD DEVOEからなる全員10代の5人組"NEW EDITION"が83年にARTHUR BAKERのSTREETWISE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、発掘人でバブルガム・ソウルを扱わせたらピカ一のMAURICE STARRとMICHAEL JONZUN。当時はミーハーだなあ、とバカにしていたんですが、改めて聴き直してみると、MICHAEL JONZUNらしいエレクトロっぽい曲が多く、なかなか聴かせてくれますね。バブルガム・ソウルって感じの1.Gimme Your Love、もろエレクトロな4.Pass the Beat、、バブルガムらしいウキウキするような5.Popcorn Love、JACKSON5/ABCをモチーフにした大ヒット曲6.Candy Girl、都会的なダンサー9.Gotta Have Your Lovin'がお気に入り。ミーハーお子様グループとして侮るべからず。(09/06/06)
NEW EDITION
/Same (1984)

BOBBY BROWN、RALPH TRESVANT、RICARDO BELL、MICHAEL BIVINS、RONALD DEVOEからなる全員10代の5人組NEW EDITIONが1984年にMCAからリリースした2ndアルバム。全米チャート6位に輝いたアルバムですね。代表曲の「Mr. Telephone Man」かな、やっぱり!確か当時テレビで放送されたグラミー賞で観たのが彼等を知ったきっかけだったね。RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYプロデュースで、エレクトロ・ビートに親しみやすいメロディのトラックに可愛らしい歌声、そしてラップも披露するバブルガム・エレクトロ・ダンサー1. Cool It Now、RAY PARKER JR.制作で、彼のヒット曲「A Woman Needs Love」にかなり似た優し気なメロディのメロウ・ミディアムで、実は同じくキッズ・シンガーのJUNIOR TUCKERのカバーだった2. Mr. Telephone Man、RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYが手掛けたシンプルなリズムに寂しげなシンセサイザーのメロディが涙を誘うバラード3. I'm Leaving You Again、MICHAEL SEMBELLOとRICHARD RUDOLPHプロデュースで、80年代らしいブヨンとしたシンセサイザーのメロディが耳を惹くAORタイプのクール・ナンバー4. Baby Love、これもMICHAEL SEMBELLOとRICHARD RUDOLPHによるクールで涼しげなミディアム5. Delicious、BOBBY HART、RICK TIMAS、VINCENT BRANTLEYが制作した明るく楽しいエレクトロ・ポップ・ダンサー6. My Secret (Didja Gitit Yet?)、RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYプロデュースで、若さはじけるリズムにクールなシンセサイザーが光るエレクトロ・ファンク7. Hide And Seek、RICHARD JAMES BURGESSが手掛けたARTHUR BAKERをポップにした感じのエレクトロ感たっぷりなナンバー9. Kinda Girls We Like、PETER BUNETTAとRICK CHUDACOFFによるちょっとポップ寄りだが、クールなシンセサイザーが光るミディアム10. Maryannがお気に入り。(2025/06/14)
NEW EDITION
/Heart break(1988)
80年代を代表する有名R&BグループNEW EDITIONが88年にリリースした  アルバム。プロデュースはJAM&LEWISを中心にJELLYBEAN等。15年も前のアルバムなのでアップテンポの曲は今聴くにはかなりキツイものがありますが、TR808使いのスローやミディアム曲はやはりグッときますね。特に大ヒットした9.Can you stand the rainには泣けてしまいます… 美メロ・ミディアムの11.I'm comin' homeと12.Boys to menもGOOD。Can you stand the rainはSIDE 2 SYDE/Can You Stand The Painの元ネタなのでウェッサイGラップ・フリークの方は一度は聴いた方がいいでしょう。(03/11/01)
NEWKIRK
/Funk city(1989)
R&BガイドブックJUICY掲載のNEWKIRKの89年のアルバムです。1曲だけSTETSASONICのPRINCE PAULがプロデュースしていますが、後はセルフプロデュースです。全体的にニュージャック系のダンスチューン中心で全くダメですが、オススメなのは甘茶系スローでファルセットボイスがねっとりと絡むHopeless romanticとPRINCE PAUL製作のHiphopトラックにナスティなラップがのっかるNasty fat nastyです。まあ、この2曲だけですけどね。
NICOLE
/Rock the house(1989)
NY出身でマイアミで活動していたNICOLEが89年にリリースしたアルバム。プロデュースはLOU PACE、バックグラウンドVo.にはDONNA ALLENやBETTY WRIGHTも参加。正直このアルバム聴けない曲がほとんどで、強いて言えばミディアムの2.Desireがかろうじて聴けた程度。ほんとガッカリな出来でした… 興味がある方のみ聴いて下さい。(05/07/30)
NILE RODGERS
/Adventures In The Land
Of The Good Groove(1983)

CHICのNILE RODGERSが83年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。ソロとはいっても盟友BERNARD EDWARDSとTONY THOMPSONがベースとドラムで参加。過小評価されがちなNILEのソロ作ではありますが、これがなかなかの力作で、特にダンス・クラシックのA2.Yum-Yum、疾走感あふれるファンクA4.Get Her Crazy、イントロのメロウなギターでノックアウトされるメロウ・グルーヴ・トラックにNILEの囁くような歌がマッチしたB1.It's All In Your Hands、CHICファンクって感じのB2.Rock Bottom、切ないミディアム・トラック上でLABELLEのSARAH DASHとデュエットするB3.My Love Song For Youがお気に入り。最近CD化されたみたいなので、CHIC好きのみならずダンクラ好きはぜひチェックして下さい!(09/01/31)
NILE RODGERS
/B-Movie Matinee(1985)

CHICのNILE RODGERSが85年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、NILE自身とTOMMY'ROCK'JYMI。当時NHKのクロスオーバー11でかかっていた「オリシゲ・シズコ」さんなる謎の日本人女性の笑えるラップをフィーチャーしたエレクトロ・ポップ・ファンクの5.Let's Go Out Tonightが一番記憶に残っていますね〜。当時7インチのシングル盤も購入したくらい好きな曲ですね。他には、これもまたクロスオーバー11でかかっていたエレクトロ・ファンク・トラックにNILEのラップ調ボーカルがのっかる1.Plan 9、お得意のギターが効いたダンス・ナンバー2.State Your Mind 、メロウ・ミディアムの7.Wavelength、初期ハウスっぽいチープなトラックが妙に惹き付けられる8.Stay Out of the Lightがお気に入り。巷では駄作、失敗作と評価されているみたいですが、個人的には思い出深いアルバムの一つ。(09/06/07)
94 EAST
/Minneapolis Genius(1985)

PRINCEのいとこと結婚したPEPE WILLIEとPRINCEが組んでいたグループ94 EASTが77年頃に録音し、85年にリリースしたアルバム。PRINCEは、ギター、シンセ、キーボード、ドラム、クラビネット等で参加。ボーカルがなくインスト中心で、結構フュージョン色濃いですが、ノリの良い曲が多く、特にノリノリな1. If You Feel Like Dancin'、サックスをフィーチャーした夜が似合いそうなフュージョン・タッチのスロウ2. Lovin' Cup、ファンク・テイストの3. Games、自然に腰が動くノリノリな4. Just Another Sucker、明るい雰囲気のノリノリな6. One Man Jamがお気に入り。ダンス・クラシック好きにオススメのアルバムです。(09/11/29)
O ONE WAY/Push(1995)

95年にリリースされたONE WAYの編集盤。代表曲がほとんど収録されていないのに、なぜこの編集盤をリリースしたのか疑問ですが、値段の安さ(1,000円未満)に惹かれて購入してしまいました。スロウ中心の選曲で、そのどれもが素晴らく、流石ONE WAYって唸らされますね。胸が締めつけられるスロウ1.Something In The Past、E.W.&F/Devotionを思い起こさせるスロウ2.Lost Inside Of You、イントロで即死の鬼切ない3.Don't Do Me This Way、MC EIHTも使った流麗なスロウ6.If You play your cards right、美しいスロウ7.Call Me、80'sダンスクラシックの8.Pushと10.Pop It、陽だまり系メロウ9.Lady You Areとほとんど全曲いけます。(07/08/25)
ORAN"JUICE"JONES
/Same(1986)

ORAN"JUICE"JONESが86年にDEF JAMからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、VINCENT F.BELLとRUSSELL SIMMONS(1曲のみKURTIS BLOW)。ORAN"JUICE"JONESといえばやはりA1.The Rainしかないでしょう!高校のときに初めてこの曲聴いた時はかなり衝撃受けましたね〜。なにかちょっと大人になったような気がしたもんです。他にもスイートなスロウA3.Here I Go Again、ソリッドな打ち込みビートがイカしたファンキー・チューンA4.Curiosity、ミディアム・メロウのB2.Love Will Find A Way、フロア向けのノリノリなB4.1.2.1.、切ないスロウB5.Two Facesがお気に入り。R&B好きなら聴いておくべきアルバムの一つ。(09/01/28)
ORAN"JUICE"JONES
/To Be Immortal (1989)

『The Rain』のクラシックでお馴染みのORAN"JUICE"JONESが89年にリリースした3rdアルバム。1stが人気ですが、この3rdも質は劣るが、なかなか聴かせてくれる内容で、特にDONALD BYRD/Dominoネタのファンキーなタイトル曲5.、メロウ・グルーヴの6.Dollar and a dream、切ないスロウの7.Sacrificesがお気に入り。97年の「Player's Call」以来リリースがないのが寂しいところ。まだ隠居するには早すぎるよね。(2013/04/05)
P PATRICE RUSHEN
/Now(1984)

数々のクラシックを持つキーボーディストのPATRICE RUSHENが84年にリリースしたアルバム。プロデュースは、CHARLES MIMSとPATRICE RUSHEN。打ち込みドラムを新たに導入した新機軸のアルバムで、ネタにも使われるメロウ・グルーヴのA1.Feels So Real(Won't Let Go)とハートウォーミングなメロウ・ミディアムB4.High In Meの2曲が抜群!他にもメロウ・グルーヴのA3.Gotta Find It、しっとりとしたスロウA5.Heartache Heartbreak、エレクトロ・ファンクのGet Off(You Fascinate Me)、ベースが効いたファンク・ナンバーB3.Perfect Love、シンプルながらもメロウなB5.To Each His OwnもGOOD。決して彼女の代表的なアルバムではないが、聴いて損はないアルバムでしょう。(10/03/27)
PAULA ABDUL
/Forever You Girl (1988)

JANET JACKSONの振り付け師としても有名なPAULA ABDULが88年にリリースしたデビュー・アルバム。世界的に大ヒットしてるんで、普通に超有名なアルバムですね。J.COLE/Work Outで使われたメガ・ヒット曲7.Straight Upかな、やっぱり。当時は耳たこだったけど、今聴くと懐かしくてイイね。ノリの良い2.Knocked Outとしっとりとした8.Next To Youもナイス。(2013/12/15)
PAUL LAURENCE
/Underexposed(1989)
HUSH PRODUCTIONS所属でLILLO THOMASの作曲に携わったPAUL LAURENCEが89年にリリースした2ndアルバム。専門誌で評価が高かったので聴いてみたのですが、期待したほど良くなかったです。強いて言えば、明るめのA4.Main course、切ないB3.She's goneが気にいった程度。余程のファン以外は聴く必要はないかと思います。(05/08/20)
PHILIP BAILEY
/Chinese Wall (1984)

EARTH, WIND & FIREのボーカリストPHILIP BAILEYが1984年にリリースしたソロ3rdアルバム。プロデュースは、当時、世界で一番忙しい男と言われたPHIL COLLINS!世界的に大ヒットした「Easy Lover」でしょ、やっぱ!シングル・レコード買って聴きまくったな〜!この二人のタッグにはスタン・ハンセンとブルーザー・ブロディが合体したのと同じくらいの衝撃を受けたな。(言い過ぎ?)サウンド的にR&Bらしさは皆無だけど、良い意味でPHIL色濃いポップ・ロックで聴きやすいですね。アメリカではセカンド・シングルだけど、日本では「Easy Lover」のB面に収録されていて、「Easy Lover」と同じくらい聴きまくったボコーダーも取り入れたエレクトロでダンサブルなポップ・ロック1. Photogenic Memory、ファンクっぽさもある明るめのダンス・ポップ的趣の2. I Go Crazy、優し気なメロディのAORナンバー4. For Every Heart That's Been Broken、出ました!PHIL COLLINSとのデュエットで全米2位に輝き、自分の音楽人生にその名を刻んだ名曲6. Easy Lover、アドベンチャー映画のサントラに収録されそうな雰囲気の快活なポップ・ロック9. Woman、ニューソウルな雰囲気のミディアム10. Children of the Ghettoがお気に入り。(2025/02/02)
PHYLLIS HYMAN
/Living all alone(1986)
45歳の若さでこの世を去ったフィリーの歌姫PHYLLIS HYMANが86年にPHILADELPHIA INTERNATIONAL RECORDSからリリースした アルバム。プロデュースは、DEXTER WANSEL、THOM BELL、KENNETH GAMBLE、REGGIE GRIFFIN、NICK MARTINELLI、TERRY BURRUSとかなり豪華な面々。全体的に落ち着いた大人のアルバムで、しっとりとしたスロウA2.First time together、メロウ・ミディアムのA3.If you want meとB3.Ain't you had enough love、BOBBY CALDWELLの『風のシルエット』のカバーB5.What you won't do for loveがお気に入りです。かなりの実力がありながら、45歳という若さで亡くなったのが本当に惜しまれますね。R&Bファンなら是非とも聴いてもらいたいアルバムの一つです。(05/08/27)
PLUSH/Same(1982)

MICHAEL JACKSONとのデュエット、BRAND NEW HEAVIESへの加入、QUINCYの秘蔵っ子としても有名なSIEDAH GARRETが参加していたR&BグループPLUSHが82年にリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、RENE & ANGELA、そのRENEの兄でRUFUSのメンバーでもあるBOBBY WATSON。かなりのレア盤として有名だったらしく、奇跡のCD化とのことです。レア盤だとかそういったことには懐疑的で、中身が伴っていないものがほとんどだと思っているが、これは凄い!アーバン・ファンクの1.Burnin' Love 、郷愁感溢れるメロウ・ミディアム2.We've Got The Love、都会的でキレのあるダンス・ナンバー3.Free And Easy、しっとりとしたスロウ5.Stranger Again、男性ボーカルが熱く歌うアーバン・ファンク6.Livin For Your Love、メロウ・ミディアムの7.I Don't Know (Where Love Comes From)、軽快なダンス・チューン8.Coast To Coastと好曲のオンパレード!R&Bフリーク、ダンクラ好きならあるうちにGETすべきでしょう。(10/02/06)
Q
R
RANDY CRAWFORD
/Abstract Emotions(1986)

Street Lifeのヒット曲でお馴染みのRANDY CRAWFORDが86年にリリースしたアルバム。プロデュースがREGGIE LUCASということで結構期待していたんですが、R&Bというかほとんどポップスって感じでかなり期待外れ。小気味良いメロウ・グルーヴの4.Betchaあたりは凄く良かったんですが・・・、かなり残念なアルバムでした。(07/10/12)
RANDY HALL
/Love You Like a Stranger (1988)

MILES DAVISの81年のアルバム『The Man With the Horn』にギタリストとして参加(ボーカルも披露)、フュージョン/ファンク系グループのPLEASUREのメンバーでもあったRANDY HALLが88年にリリースした2ndアルバム。PRINCEの対抗馬として期待されていたみたいだけど、天才PRINCEと比べるとかなり分が悪かったかもしれないね。メロウ・グルーヴの1. Slow Starter、しっとりとセクシーにキメる官能的なスロウ4. Empty、ニュージャックスイングじゃない正統派80'sファンクでノリの良い5. Do You Still Love Me?、アダルトな雰囲気満点で夜が似合うスロウ7. Love You Like a Stranger、美しくも切ないスロウ8. Missing Childrenがお気に入り。特にスロウの出来は満点だね。マニアに人気があるのも頷けるな。スロウ好きはぜひ聴いてみて下さい。(2010/08/23)
READY FOR THE WORLD
/Same (1985)

ミシガン州フリント出身のR&BバンドREADY FOR THE WORLDが85年にリリースしたデビュー・アルバム。大ヒットした「Oh Shiela」が有名ですね〜。高校の頃、ラジオで聴いて「おお、PRINCEの新曲か !? SHIELAってSHIELA E ? アップテンポでカッコイイ ! でも、まてよ、声が違うな???」って思ったほどPRINCEからの影響を強烈に感じさせる曲でPRINCE好きな自分はすぐに近所のレコ屋にいって7インチ・シングルを買った思い出があるな。そういえばDigital Displayもそこそこヒットしたな。少し影のある雰囲気の曲で、どちらかといえばこっちが好きかな。その後、アルバムも購入したんだけど、結構面白くなくてガッカリした覚えがあるな。20数年後にCDで買い直して改めて聴いてみても上記の2曲は最高だけど、他は黄昏色したミディアム7. Slide Overが気にいったくらい。熱心なファン以外にはオススメできないけど、個人的には忘れられないグループですね。(2010/10/30)
REGINA BELLE
/Stay with me(1989)
REGINA BELLEが89年にリリースした アルバム。メジャーな女性シンガーで、1.Baby come to meがHIPHOPのネタに使われて初めて聴きました。全体的なイメージとしてはR&Bと言うよりむしろポップス。Baby come to me以外はちょっと無理です… ネタ物に興味がある方だけ聴けば十分だと思います。(05/02/19)
RENE&ANGELA
/Street called desire(1985)
RONALD ISLEYの奥方ANGELA WINBUSHとRENE のデュエットRENE&ANGELAが85年にリリースした2ndアルバム。SYLK-E.FYNE/Romeo and JulietとGrand juryの元ネタを収録しているアルバムということもあってHIPHOPファンにもわりと知られているアルバムですが、ほんと良く出来たアルバムですね。ヒット曲のKURTIS BLOWをフィーチャーしたA1.Save your love(For#1)とスロウのB2.Your smileも良いですが、ミディアム・ファンクのA2.I'll be good、Juicy fruitっぽいミディアム・グルーヴのA3.No how-No way、絶品スロウA4.You don't have to cryの3曲は格別!80年代中期の中でもかなり聴けるアルバムの一つです。80'S好きならぜひとも聴いて下さい!(06/03/03)
REVELATION
/Same(1980)
NYで結成されたコーラス・グループREVELATIONが80年にリリースしたアルバム。プロデュースは、ASHFORD & SIMPSONの弟JIMMY SIMPSON、CHICのNILE ROGERSやRANDY BRECKERもミュージシャンで参加。NILE ROGERSが参加しているからか、ダンス・ナンバーはかなりCHIC系で、特にピアノの感じなんかCHICの曲といってもおかしくないね。代表曲で都会的なダンス・チューンA1.Feel It、鬼切ないスウィート・ソウルA2.Love Comes Around、大嫌いなBEATLESのカバーだけど、オリジナルとは全く異なるアレンジでもろCHICサウンドなB2.Yellow Submarine、ライトなファンキー・チューンB4.I Don´t Want You Anymore、軽快なディスコ・ナンバーB5.Stand Upがお気に入り。CDは廃盤みたいなんで、ぜひ再発して欲しいですね。(10/02/11)
R.J.'S LATEST ARRIVAL
/Same(1985)
Hold onのヒットで知られるデトロイトのグループR.J.'S LATEST ARRIVALが85年にリリースしたアルバム。A面にはこの時代特有のエレクトロ・ファンクでラップをフィーチャーした曲もありますね。流石にファンク系は今聴くには厳しかったですが、DE DE嬢がリードを取るやるせないメロウ・ミディアムB1.Love is a rhythmと同じくDE DE嬢がメインで歌うスロウのB3.Baby I'm sorryの2曲は気に入りました。まあ最初に聴くならHold on収録のアルバム『Hold on』をオススメします。余裕があればこのアルバムもチェックして下さい。(05/01/15)
R.J.'S LATEST ARRIVAL
/Hold on(1986)
デトロイトのグループR.J.'S LATEST ARRIVALが86年にリリースしたアルバム。A面はダンスナンバーのみで、A3.Do you wanna be my girlがBPM早めのナイス・ダンサー!B面には、人気の80'SクラシックB1.Hold onとB3.Heaven in your armsを収録。GARRY GLENN絡みのHeaven in your armsもそれなりに良いですが、ちょっと曲調がポップすぎますね。なので、やっぱHold onに尽きます!ハートウォーミングなメロウ・トラックにDE DE嬢の歌がバッチリです!Hold onだけでも十分聴く価値はありますので、未聴の方はぜひ!(07/10/17)
ROCKWELL
/Somebody's Watching Me (1984)

ROCKWELLことKENNEDY WILLIAM GORDYが1984年にリリースしたデビュー・アルバム。MOTOWN RECORDSの社長ベリー・ゴーディの息子ですね。このアルバムだと、もう大ヒットした「Somebody's Watching Me」に尽きますね!洋楽に目覚めた中坊の頃、MTVで頻繁に流れていましたね〜 アップテンポのエレクトロなチープなダンス・トラックにラップ調のROCKWELLの歌、そして曲を印象付けたサビ「I always feel like somebody's watching me. And I have no privacy.(いつだって誰かに見られてる気がする。ちっともプライバシーがないのさ。(駆け出しの新人にも関わらずだよね笑)」と歌うのはあのマイケル・ジャクソン!当時でもスーパースターだったマイケルをサビで起用できるのはやはり親の権力だったんでしょうね。アルバム全体としては、R&Bというかアップテンポでポップな楽曲が多くてあまり好みは少なく、前述のA1. Somebody's Watching MeとエレクトロかつオリエンタルなB4. Foreign Countryが気になった程度。CDでも再発されて気になったけど、レコードで聴き返したら、購入する必要はないかなと…?(2024/07/13)
ROGER
/Unlimited!(1987)
トークボックス・マスターとして多くのファンから愛されている故ROGERが87年にリリースしたアルバム。詳しい解説は様々な方がやっているのここでは割愛させてもらいます。このアルバムはやはり多くのラッパーがサンプルしている名曲I want to be your manに尽きますね。名曲はいつ聴いても色褪せないものです。未聴の方はこの曲のためだけにでも購入して聴くべし。死してなお影響力を増す偉大なアーティストROGERに改めてRESPECTそしてREST IN PEACE… (0405/15)