アーティスト/タイトル レビュー
LAQUAN
/Notes of a Native Son (1990)

後にPOPPA LQと改名しRAP-A-LOTから『Your Entertainment My Reality』をリリースして名を上げたLAQUANが90年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、WOLF & EPIC。生ドラムを活かしたファンキーな1. Notes Of A Native Son、勢いがあってファンキーな2. Brother To Brother、女性ボーカル入りのド派手なファンク3. Now's The B-Turn、Impeach The Presidentビートの渋い6. Soul Soloist、FUNK INC./Kool Is Back、JAMES BROWN/Funky Presidentネタのアップテンポで鬼ファンキーな7. Swing Blue Sweat Black、PUBLIC ENEMYを意識したであろうノイジーかつファンキーな11. Imprison The President、アップテンポでファンキーな12. Lyrical Theory、ホーンもイカしたファンキー・チューン13. Puddin' Pieがお気に入り。(2015/02/26)
LARGE PRO
/Main Source (2008)

MAIN SOURCEで一世を風靡した名プロデューサーLARGE PRO aka LARGE PROFESSORが2008年にGOLD DUST MEDIAからリリースしたそろ3rdアルバム。1曲を除きセルフ・プロデュース。1996年のソロ・シングル「I Juswannachill」以来だから、20年以上ぶりのLARGE PROFESSORですね。作風が若干変わったのも時代なんだろうね。MAXINE NIGHTINGALE/Love Me Like You Mean It使いの勢いのあるファンキー・チューン1. The Entrance、過去作ではイメージがつかないエキセントリックな雰囲気の2. Hot - Sizzling, Scorching, Torching, Blazing、GUARDIAN LEEPとKILLAH SHAをフィーチャーしたどこか懐かしさを感じる3. Maica Living、時代は違えどMAIN SOURCEを支えたレジェンドMIKEY DとLOTTOが参加した小気味良いホーンが効いたファンキー・ナンバー4. Pump Ya Fist Like This、THE FATBACK BAND/PartyとBRICK/Dazzをアクセントにしたトラックに懐かしいTRAEDONYA(!)をバックコーラスでフィーチャーした5. Party Time、 THE RANCE ALLEN GROUP/See What You Done Doneネタのアーシーな6. In The Ghetto、MARCO POLOプロデュースではっちゃけ感もあるファンキー・シット7. Hardcore Hip Hop、小気味良いビートが耳を惹く9. Sewin' Love、MILTON NASCIMENTO/Journey to Dawn使いのクールなトラックにJERU THE DAMAJAをフィーチャーしたインタールード10. RuDopeDap-N-Noyd Pt.1、FOX/Love Letters使いの90年代らしさ満点のトラックにLIL' DAPが参加したインタールード11. RuDopeDap-N-Noyd Pt.2、HARRISON KENNEDY/Up-The Organizationネタのファンキーなトラックにこれまた懐かしいBIG NOYDをフィーチャーした12. RuDopeDap-N-Noyd Pt.3、FANTASY/What's Next使いの緊張感溢れる13. Classic Emergency、TIM DAVIS/Baby Won't You Come Out Tonightネタの高揚感があって最高なファンキー・チューン15. Large Pro Says、AZとSTYLES Pをフィーチャーした夕暮れにマッチする郷愁感もあるグルーヴィー・ナンバー17. The Hardestがお気に入り。(2025/06/28)
LARRY LARR
/Confused(12)(1991)
フィリーの3 TIMES DOPE(3-D)一派LARRY LARRが91年にリリースしたデビュー・アルバム『Da Wizzard Of Odds』からの12'シングル。Atomic Dogのビートにオリジナルよりメロウ度をアップしたメロディ、そしてSTEPHANIE嬢のコーラスが絡むA1.Confused(The Soul Convention Remake)がGOOD!MARK MORALESとCOREY ROONEYのThe Soul Conventionは、ニュージャック寄りのキツい曲が多いのですが、これはバッチリ。LARRY LARRの軽快なラッピンとも相性抜群。B2.には、3-DのCHUCK NICEがプロデュースし、同じく3-DのE.S.T.がゲスト参加したBPM早めのファンキー・チューンKeep On Y'allを収録。メロウ・フリークはチェックする価値ありです。(07/02/10)
L.A.STAR
/Poetess(1990)

B-BOY RECORDSの『B Girls Live And Kicking』に参加し、SALT 'N PEPAのディス曲も披露していたL.A.STARが90年にPROFILE RECORDSからリリースした(おそらく)唯一のアルバム。プロデュースは、DR.SHOCK、THE HOLLYWOOD IMPACT、KIRTH"DA1"ATKINS、LUIS"LUIE LUIE"VEGA。TWIN HYPE等のプロデュースをしていたTHE HOLLYWOOD IMPACTの曲を当時気に入っていて、このアルバムでもブレイク・ビーツ使いのファンキーな2Fade To Black、鬼渋いネタ使いの7.Swing To The Beatの2曲は今聴いてもグッときますね。他にもGROVER WASHINGTON JR.ネタの3.N.T.P.Posse、トランスフォーマー・スクラッチしたギター・フレーズに"カモン!"の声ネタをあわせた4.My Tale、これもブレイク・ビーツ使いのアップテンポのファンキー・チューン8.Once Upon A Time等聴きどころ多し。オールド、ミドルスクール好きならぜひともチェックしてもらいたいアルバムの一つ。(08/03/07
LIFERS GROUP
/Same (1991)

ニュージャージーの刑務所の終身刑受刑者で結成されたモノホンのギャングスタ・グループLIFERS GROUPが1991年にディズニー傘下(!)のHollywood BASICからリリースしたデビュー・ミニアルバム。後見人はFUNKEN-KLEIN、プロデュースは西モノを結構手掛けていたDR. JAMとPHASE 5。当時、FUNKEN-KLEINと交流のあるタイニーパンクスが雑誌FINEで取り上げていて話題になっていましたね。GWEN McCRAE/All This Love That I'm Givin'、THE DRAMATICS/Get Up and Get Downネタのアップテンポのハーコー・チューン1. The Real Deal、SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple Song使いで、ハードなギターも取り入れてロッキッシュに攻める3. Belly Of The Beast、1.と同じトラックだが、ラップではなく、まるで獄中からの叫びといった感じの6. Suckers Editがお気に入り。(2022/02/12)
LL COOL J
/Mr. Smith (1995)

ヒップホップ界の大ベテランLL COOL Jが95年にリリースした6th アルバム。プロデュースは、RASHAD SMITH、CHYSKILLZ、CHAD ELIOTT、TRACKMASTERS、EASYMO BEE。R&B仕様のトラックが多くて聴きやすく仕上げてますね。定番DEBARGE/Like Itネタのメロウ・ミディアム2. Make It Hot、THE S.O.S. BAND/Tell Me If You Still Care使いのクール・メロウ3. Hiphop、BOYZ II MENをフィーチャーしたモロR&Bなメロウ・チューン4. Hey Lover、LESHAUNが参加したGRACE JONES/My Jamaican Guyネタのちょいエロい5. Doin It、小気味よいファンキー・チューン6. Life As..、KEITH MURRAYをフィーチャーしたLYN COLLINS/Put It On The Line使いの東海岸好きのヘッズに大人気の7. I Shot Ya、定番AL B.SURE !/Nite And Dayネタのメロウ・チューン10. Loungin、KEITH MURRAY、PRODIGY、FAT JOE、FOXYBROWNと豪華な面々でマイクを回す7.のリミックス15. I Shot Ya (Remix)がお気に入り。(2018/10/20)
L of NO COAST