アーティスト/タイトル レビュー
QUEEN LATIFAH
/Nature Of a Sista' (1991)

QUEEN LATIFAHが91年にTOMMY BOYからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、NAUGHTY BY NATURE(NBN)、LUIS"LOUIE LOUIE"VEGA、SOULSHOCK&CUTFATHER、NEVELLE HODGE、K-CUT(of MAIN SOURCE)等。衝撃的な1stと比べると明らかに"売り"にきたアルバムで、当時は、その落差に愕然とした覚えがありますね。そうはいってもNBN制作とすぐに分かる少しメロウ&ポップな1.Latifah's Had It Up 2 Here、1stの路線を継承したファンキーな2.Nuff' Of The Ruff' Stuff'、CURTIS MAYFIELDの名曲「Give Me Your Love」をカバーしたSISTER LOVE/Give Me Your Love使いのメロウ・トラック上で歌とラップを巧みに使い分ける4.Give Me Your Love、JAMES BROWN/You Got To Have a Mother For MeやBROTHERS JOHNSON/Ain't We Funkin' Now使いの鬼ファンキーなトラックにPAUL SHAPIROのサックスも効果的なNature Of a Sista'、JAMES BROWN/The Payback使いのトラックにコーラスでポップに味付けしたIf You Don't Know、ラテン・ファンクっぽいビートにアンビエントな感じのウワモノのトラック上でLATIFAHがセクシーな語りを聴かせる12.How Do I Love Theeあたりはカッコ良くて最高なんだけどね。でも、ラストの12.なんかがそうだけど、LATIFAHなんてもともとセクシーさが売りじゃないでしょ?、誰がそれを求めているの?って思っちゃうんだよね、やっぱ。1stが凄かっただけに、これじゃセルアウトっていわれても仕方ないよね。(2012/03/19)
Q of NO COAST