アーティスト/タイトル レビュー
RAHZEL
/MTM 2000(1999)

THE ROOTSのメンバーである”RAHZEL”のソロアルバムです。彼はヒューマンビートボックス(HBB)の達人だね。マジ上手いよ。余談ですが、ヒューマンビートボックスがいまテレビでもてはやされているね。(ネ○チューンの番組でボイスパーカッション(ボイパ)とか言われているけど、なんか違和感を感じるね)
2曲目でいきなりBIZ MARKIEのクラシック”Make the music with your mouthをカバーしており、これもかなりかっこいいです。HBBだけで様々なビートをつなぎ合わせた曲があり、それもかなりヤバイ。
RAS KASS
/Rasassination (1998)

ウエスト・コーストのリリシストRAS KASSが1998年にPRIORITY RECORDからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、STU-B-DOO、KLEV、TWELVE、BIG JAZ、EASY MO BEE、FLIPなど。JOHNNY PATE/Shaft in Africa (Addis)ネタの高揚感のあるナンバー2.?Rasassination、KRAFTWERK/Trans-Europe Express使いのゴシック調のハーコー・トラックにDR. DREとMACK 10をフィーチャーした3.?Ghetto Fabulous、PRINCE/The Ballad of Dorothy Parkerの乾いたビートをメインにRUFUS & CHAKA KHAN/Do You Love What You FeelやEPMD/Janeを合わせ、フックで男性ボーカルが歌うダークな4.?Lapdance、気だるいアコースティック・ギターが印象的な6.?Conceited Bastard、張りつめた雰囲気のトラックに盟友SAAFIRが参加した9.?H2O Proof、ALEXANDER O'NEAL/If You Were Here Tonightネタの極上の80'sメロウ・トラックにJAZZE PHAが味わい深い歌でフックを潤す10.?It Is What It Is、JAH SKILLZとXZIBITをフィーチャーしたBILLY PRESTON AND SYREETA/Books and Basketball (Montage)使いの小気味良いファンキー・ナンバー12.?Wild Pitch、ONE WAY/Mr. Grooveネタのストレートなウェッサイ・ファンク13.?OohWee!、VAN McCOY/Party使いの近未来的な雰囲気のファンク・トラックにBAD AZZが参加した15.?Grindin'、女性コーラス入りの寂しげメロウ・チューン17.?Get At Me、OLIVER SAIN/Nighttime、DONNY HATHAWAY/We're Still FriendsネタのWUモードのアーシーなトラックにRZAをフィーチャーした18.?The Endがお気に入り。(2024/09/21)
RASCO
/Hostile Environment (2001)

1998年にSTONES THROW RECORDSからリリースされたデビュー・アルバム『Time Waits For No Man』も人気なカリフォルニアで活躍するアングラ・ヒップホップ界の実力派MC”RASCO”が2001年にUKのCOPASETIK RECORDINGSからリリースしたアルバム。1999年のEPを含めると3rdアルバムになるのかな?90年代に流行したアングラ・ヒップホップ色濃いトラックにRASCOのタイトなラップがマッチする好作で、RODDY RODプロデュースの不穏なループにくらくらする3. Lay Low、HIS-PANIK制作の短いループが耳を惹く4. No Guarantees (My People)、D.L. JONESが手掛けたFREDDY ROBINSON/The Coming Atlantis使いのもの哀しげなトラックにEL DA SENSEIとマイクを回しあうドープ・チューン5. Who Woulda Thought、MEMOプロデュースの寂しげな6. This Is It Y'all、PROTEST制作の小気味良いビーツに楽しげなホーンのループの8. The Jamm、HIS-PANIKが手掛けた高音の不穏なループがクセになる9. Message From The Bottle、RODDY RODプロデュースの70年代ファンキーな13. Rockin' It、MR. KHALIYL制作のMOBB DEEPっぽさも感じる15. Sunshine (Ayanna)、MEMOが手掛けたFREDA PAYNE/A Song for Youネタの緊張感のあるトラックにED O.G.とREKSをフィーチャーした鬼渋い16. Gunz Still Hot (Remix)、RODDY RODプロデュースのピアノ?のループが効いたイルなトラックに427とPLANET ASIAとマイクを回す17. What Y'all Wantがお気に入り。 (2024/08/31)
RAW FUSION
/Hoochiefied funk(1994)

数々のクラシックを残してきたDIGITAL UNDERGROUNDのメンバーのMONEY-B&DJ FUZEからなるグループが94年にだした2ndアルバムです。SHOCK Gの気だるいVo.とメローなスロートラックが絶妙なFreaky note、説明不要のクラシックWORLD'S FAMOUS SUPREME TEAM/Hey D.J.使用のフロアアンセムYo daddy yoがオススメです!他もかなり良いので見つけて聴いてください。
REAL LIVE
/The turnaround:Long awaited drama(1996)

K-DEFとLARRY-Oのデュオ"REAL LIVE"が96年にBIG BEAT RECORDSからリリースしたアルバム。当時のNYらしさ溢れる渋い好盤で、特にストイックなトラックがドープな4.They Got Me、K-DEFの師匠MARLEY MARLプロデュースによるサントラ『Higher Learning』に収録のRAFAEL SAADIQ/Ask Of Youネタの鬼メロウ・チューン8.All I Ask Of You、まさにハーコー・シットに相応しい11.Real Live Sh*t、EDDIE DRENNONの代表的ブレイク・ビーツDo What You Gotta Do使いのファンキーな14.Money & Shows、11.のリミックスでGHOSTFACE KILLA、CAPPADONNA、LORD TARIQ、KILLA SINをフィーチャーした15.Real Live Sh*t(Remix)がGOOD!ミドル・フリークならぜひ押さえたいアルバムの一つです。(06/04/15)
REDHEAD KINGPIN
AND THE F.B.I
/The Album With No Name (1991)

89年に『A Shade Of Red』でデビューしたREDHEAD KINGPIN AND THE F.B.Iが91年にリリースした2ndアルバム。デビュー当時からかなりニュージャックスイング寄りな音をしていたけど、この2ndは1stよりももっとその傾向が強いね。楽曲は悪くはないけど、あの跳ねたドラムがね、受けつけないんだよね… KC&THE SUNSHINE BAND/Do You Wanna Go Partyネタのアゲアゲな5. It's A Love Thang (Word)、GEORGE CLINTON/Atomic Dog使いの7. We Don't Have A Plan B、DENIECE WILLIAMS/FreeネタのR&Bテイスト濃厚な8. Nice And Slow、アルバムの中では一番ヒップホップしているハーコー・テイストの9. The Song Wtih No Name、KOOL&THE GANG/Hollywood Swinging、STEVE MILLER BAND/Fly Like an Eagle、GAZ/Sing Singネタのファンキーな14. Got 2 Go、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peas、JAMES BROWN/Funky President使いのトラックにKWAMEをフィーチャーした15. Dave And Kwame (Gimme Dat Girl)あたりは結構気に入ってるんだけどね。(2013/05/18)
ROXANNE
/Go down…But don't bite it(1992)

80年代中期から活動する(REAL)ROXANNEが92年にSELECT RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、CHUBB ROCKとTRAKMASTERZ。Bang Zoom (Let's Go Go)やHowie's Teed Off等の数々のクラシックを持つ彼女ですが、このアルバムもなかなか聴かせてくれる内容です。特にTAANA GARDNERのダンスクラシックHeartbeatもろ使いの1.Ya brother doesとピアノが印象的な落ち着いたソウルフルなトラックにROXANNEの語りかけるようなラップがのっかる5.Latino bluesの2曲が大のお気に入りです。この2曲はいつ聴いてもやっぱ最高です。他には、MARVIN GAYE/Inner city bluesネタの3.If I can't have youやアップテンポのファンキー・チューン10.Roxanne shit is overもGOOD。ミドル好きにはもちろんですが、哀愁・メロウ・フリークもぜひLatino bluesは聴いて下さい。(05/06/04)
RUFFA
/A diamond in the rough(1996)

EAST COASTをベースに活動するラガMC"RUFFA"が96年にリリースしたアルバム。ゲストにはKOOL G.RAPやSHYHEIM等。楽器もこなすマルチな才能の持ち主であるRUFFAですが、このアルバムはまるでR&Bアルバムと思わせるほど哀愁・メロウな曲中心でEASTフリークよりはむしろG-RAPフリークにこそ聴かれるべきかなと思います。お気に入りはGUY/Piece of my loveネタのメロウ・トラックにTASHA嬢の歌を絡めたA2.Don't you worry、R&Bテイストのメロウ・チューンA4.I know a place、男性コーラス絡みの哀愁ミディアムA5.All right now、GAP BAND/Yearning for your loveのコーラスもナイスなメロウ・チューンB2.Keep running、小気味良いビートのメロウ・グルーヴB4.Beat it down、哀愁漂うB6.20 daysとB7.Wickedest weedです。ゲスト参加のハードコアな曲は不発でした。ラガ・ラップに抵抗がない方で哀愁・メロウが好物であればぜひ聴いてみて下さい!(05/01/08)
RUGGED SCIENTIST
/Got It Locked (1996)
96年にRUGGED SCIENTIST RECORDSからリリースされたRUGGED SCIENTISTのたぶん2ndシングル。Got It Lockedのみの収録。NYのグループかな? この時期に流行したありきたりなダーク系のアングラもので、出来はアベレージかな。ラガラップから入るところも時代を感じさせるね。(2019/11/06)
RUN D.M.C.
/Back From Hell (1990)

RUN D.M.C.が90年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、RUN-D.M.C.、JAM MASTER JAY、GLEN E.FRIEDMAN、DAVID REEVES(DAVY-D)、LARRY SMITH、FRANKIE INGLESE等。一般的にニュージャックスイングを導入したセルアウト的なアルバムとして評価が低いけど、その曲を除けばRUN D.M.C.らしさは十分に出ていると思うけどね。自身のSucker Mc's使いのイントロ1. Sucker D.J.'s、なんとTHE STONE ROSES/Fools Goldをネタにした反則スレスレだけどグルーヴィーな3. What's It All About、FUNKADELIC/Good Old Music、JAMES BROWN/Popcorn With a Feelingネタのレゲエ・フレイヴァ溢れる4. Bob Your Head、重たいビートにピアノのループが耳を惹く6. Kick The Frama Lama Lama、DENNIS COFFEY/Scorpio使いのアップテンポでハードな8. Word Is Born、BOB JAMESを使った鬼ドープな11. Groove To The Sound、PEを思い起こさせるサイレンのイントロも印象的なハーコー・ナンバー4. Livin' In The City、ノリノリでファンキーな16. Party Timeがお気に入り。結構スルーされている人も多いと思うけど、聴いて損はないアルバムだと思う。(2013/01/13)
R of NO COAST