OLD SCHOOL
80年代〜90年代初期のHIPHOPを紹介





アーティスト/タイトル レビュー
A AKEIM & NARKIM/D.J. SUPREME
/The Brothers (1987)
AKEIM、NARKIM、D.J. SUPREME等から成るKICKIN LIVE PRODUCTIONSが87年にB-BOY RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、AKIEM THE RYTHMAKER、スクラッチは、D.J. SUPREME。A. The Brothersは、ドラムが軟弱すぎて聴いてられない… しかし、B. I Got Rhythmは、叩きつけるようなドラムに近未来的なシンセ、随所に絡むヒューマンビートボックスが最高にドープな逸品!アルバムはリリースしていないのだろうか? リリースしていたらぜひとも聴いてみたいね。(2015/01/15)
A.O.K.
/Shack It Up (1989)
89年にPROFILE RECORDSからリリースされたA.O.K.のシングル。プロデュースは、A.O.K.。「FAT LACE MAGAZINE」のインタビュー(!)によると、MCは白人のMESH、DJはFLASHAとのことで、グラフィック・アーティストでもあるみたいですね。ブレイクビーツにJACKSON SISTERS/I Believe In Miiracleを合わせたご機嫌なファンキー・チューンA1. Shack It Up、軽快かつファンキーなB1. The SignalともにGOOD。アルバムがリリースされなかったのが惜しまれるね。(2014/02/20)
ASHER D & DADDY FREDDY
/Ragamuffin Hip-Hop (1988)

UKレゲエDJのASHER DとジャマイカのレゲエDJ、DADDY FREDDYのコンビによるアルバム。プロデュースはUKの鬼才SIMON HARRIS。ラガマフィンって言葉を初めて取り入れたのは彼らが最初だったかな?UKラップmeetsジャマイカン・レゲエって感じで、当時かなりの衝撃だったな〜。ROXANNE SHANTE/Paybackのビート使いのこれぞラガ・ヒップホップの王道1. Ragamuffin Hip Hop(カッコ良すぎるぜ !)、ハードなギター・リフも最高なハーコー・シット3. Brutality、MUNGO JERRY/In The Summertime使いのお気楽モードの4. Summertime、エレクトロ・ヒップホップなトラックでお得意の早口を披露する5. Don't Stop, Do It、ホラー・コアっぽい6. Posse Rock & Move、ダビーでユル〜い感じの7. Rough And Rugged、サスペンス映画のようなスリリングな8. Run Come Follow We、ヘビー・ビートにリバーブを効かせたネタ処理が鬼ドープな9. Asher's Revengeがお気に入り。長い間ヒップホップを聴いているけど、このアルバム以上にラフ&ラギッドなラガ・ヒップホップ・アルバムは聴いたことがないな。この感覚は時代が生んだ奇跡かもしれないな。(2013/04/06)
B BEASTIE BOYS
/Paul's Boutique (1989)

MIKE D、KING AD-ROCK、MCAの悪ガキ3人組"BEASTIE BOYS"が89年にDELICIOUS VINYLに移籍してリースした2ndアルバム。プロデュースは、DUST BROTHERS。商業的には失敗だけど、職人的なサンプリング・ワークで評価されたあるアルバムですね。うーん…、正直なところ、サウンドは確かに凄いけど、どこか頭でっかちな感じがして、クラシックって感じじゃないんだよなぁ。リリックは相変わらずバカバカしくて楽しいんだけどね。それでも、好曲満載で、特にALPHONZE MOUZON/Funky Snakefoot、ROSE ROYCE/6 O'Clock DJ等を使ったファンキーな2. Shake Your Rump、CURTIS MAYFIELD/Superfly、LIGHTNIN ROD/Sport等を使った4. Egg Man、EAGLES/Those Shoes、THE BAND/Up on Cripple Creek、THE FATBACK BAND/Put Your Love (In My Tender Care)等を使った1stの雰囲気に近い5. High Plains Drifter、前半はクソだけど1分20秒位からの勢いのある展開がカッコイイ、JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、ISAAC HAYSE/Walk From Regio's等使いの6. The Sound Of Science、SLY&THE FAMILY STONE/Brave & Strong、FANCY/Feel Good使いのファンキ・チューン7. 3-Minute Rule、JAMES BROWN/Ain't It Funky Now、KOOL&THE GANG/Jungle Boogie、COMMODORES/Machine Gun、JAMES BROWN/Funky President、BAR-KAYS/Holy Ghost等を使ったノリノリな8. Hey Ladies、INCREDIBLE BONGO BAND/Last Bongo in Belgium、PINK FLOYD/Time等を使ったロック色濃い10. Looking Down The Barrel Of A Gun、I Bet You/FUNKADELIC、DONOVAN/Hurdy Gurdy Man等を使った泥臭くファンキーな11. Car Thief、BLACK OAK ARKANSAS/Hot and Nasty、BALLIN' JACK/Never Gonna Let Em Say、SLY&THE FAMILY STONE/Loose Booty等を使ったアップテンポでファンキーな13. Shadrach、JIMI HENDRIX、ISLEY BROTHERS、LED ZEPPELIN等数々のネタをブっ込んだ12分もの大作15. B-Boy Bouillabaisseがお気に入り。(サンプルネタ書くだけで大変だ…) ネタ好きなら聴いておくべきアルバムかな。(2010/07/19)
BIZ MARKIE
/Biz is goin' off(1988)
Hiphop界の山下 清こと奇人BIZ MARKIEが88年にリリースした12インチシングルです。傑作1stアルバムGoin' offからのカットで、とにかく最高!の一言です。特に好きなラッパーの一人であり、何をやっても許せるキャラですね彼は。これは再発盤ですのでだれでも安価で買うことができると思います。聴いたことが無い方はぜひ聴きましょう!
BLACKMALE
/Let It Swing (1989)

フィラデルフィアのDJ REGGIE REGとADのデュオBLACKMALEが1989年にRUFFHOUSE RECORDSからリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、TRACEY COBB、監修は、レーベルの設立者で、数々のフィリー作品に携わったJOE THE BUTCHER NICOLO。ANDY ”FUNKY DRUMMER” KRAVITSのドラムやベース、サックス等の生楽器を活かした音造りも魅力的なアルバムで、特にシングルカットされたJAMES BROWN/Funky Drummerのドラム+生ドラムにTHE FATBACK BAND/(Are You Ready) Do the Bus Stopを合わせたノリノリ・ファンキーなA1. Body Talk、これもJAMES BROWN/Funky Drummerをちょろっと使ったJBマナーのファンキー・チューンA2. Let It Swing、ちょい硬めの打ち込みドラムに不穏な雰囲気のウワモノがジワジワくるA5. You Sorry Bitch、THE MAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'やSOCIETY/Love Itの「カモン カモン カモン カモン カモン」の歌をネタ使いしたDJミックスA6. C'mon, C'mon, C'mon, C'mon!!、BLOOD, SWEAT & TEARS/Spinning Wheel、JAMES BROWN/Funky Drummer、BOOBIE KNIGHT?& THE UNIVERSAL LADY/The Lovomaniacs、PLEASURE/Celebrate the Good Thingsネタのイケイケなファンキー・トラックにBEASTIE BOYSの声ネタ「Center Stage On The Mic!」を合わせた鬼ドープなB1. Center Stage On The Mike、FANCY/Feel Good使いの渋いファンキー・チューンB2. Pump Da House、
JUICE/Catch a Groove、THE JIMMY CASTOR BUNCH/It's Just Begun、CHERYL LYNN/Encoreの定番ネタてんこ盛りの鬼ファンキーなB3. Let's Go、トランスフォーマー・スクラッチもイカしたファンキー・チューンB4. Caught Up With Suckaizm、THE NEW BIRTH/Buck and the Preacher使いのノリノリなB5. Keep Movin'がお気に入り。(2024/02/10)
B.M.O.C.
/Play That Funk (1988)
KEVI-KEVとSULTAN M.C.の白人デュオB.M.O.C.が88年にリリースしたシングル。プロデュースは、CHICのNILE RODGERS。BEASTIE BOYSとL.L.COOL Jあたりからの影響を感じさせるハードなスタイルが印象的。WILD CHERRY/Play That Funky Musicをブツ切りにして調理したハードコアなA1.Play That Funkが良いね。WILD CHERRY/Play That Funky Musicネタのなかでは一番好きかな。ロックを取り入れた当時、流行した曲調のB1.Guaranteed To Rockもなかなか。(2014/03/20)
BOBBY JIMMY & THE CRITTERS
/Hip Hop Prankster (1990)

現在は、映画、TV等の監督として活躍する西海岸のコメディ・ラッパーBOBBY JIMMY(aka RUSS PARR)とそのクルーTHE CRITTERSが90年にPRIORITY RECORDSからリリースした4th(?)アルバム。プロデュースは、DJ BATTLECAT、DJ POOH、RASHAD、UBとウェッサイの重要人物も関わってます。まあ、日本ではまともに取り上げられない、悲しい存在ですが、そのコミカルな味は捨てがたいね。DJ BATTLECAT制作でDIRE STRAITS/Money for Nothing使いのノリノリなトラック上でテレフォン・セックスを繰り広げるオゲレツ・ラップ3. Rap Dirty、TEDDY PENDERGRASS/Close the Doorネタのメロウ・ナンバー5. Close the Door (You're Letting Flies In)、NWA/Gangsta GangstaをBOBBY流にカバーした6. Prankster Prankster、元ネタが思い出せないが、妖しげなファンクを繰り広げる7. Is She Really Going Out With Him、シンプルな打ち込みドラムがイカした8. Gimme Some Bottom、JAMES BROWN使いのファンキー・チューン9. Jock Itchinがお気に入り。(面白くはないがTODAYやMC HAMMERをカバーした曲あり)(2017/10/8)

注)DJ BATTLECATが絡んでいるんで気になっている人はいると思うけど、そういった音じゃないんで間違っても購入しないように。
BOBCAT
/I Need You w/Bobcat Has Proven (1989)
初期L.L. COOL Jのプロデュース、DJで知られるウエスト・コーストの名プロデューサーBOBCATが89年にリリースした唯一のアルバム『Cat Got Ya Tongue』からのシングル。L.L. COOL J/I Need Loveの二匹目のドジョウを狙ったラブ・ラップA1. I Need Youは甘〜いところもなく、暗いだけでガッカリ… しかし、B面のBobcat Has Provenは、DEXTER WANSEL/Theme from the Planets等を使った鬼渋いファンキー・チューン!BOBCATの鋭いスクラッチもナイス。でも、なんでこの曲アルバムに収録しなかったんだろうね。ぜひ収録してほしかったな〜。(2015/06/27)
BOOGIE BOYS
/Romeo knight(1988)
『A fly girl』のクラシックで知られるBOOGIE BOYSが88年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、TONY TERRY等のプロデュースで知られるTED CURRIER。デビュー当時は、確か4名程メンバーがいたと思うんですが、このアルバムではROMEO J.D.とBOOGIE KNIGHTの2名だけになっています。フロア・チューンの7.I'm comin'が当時小ヒットしたにもかかわらずHIPHOPやR&Bの歴史から黙殺されたアルバムですね。ハードなギターをフィーチャーしてハード&タフにキメる1.This is usやI'm comin以外は、正直ほとんどの曲が古臭くて聴くに堪えないです。しかし、聴き逃してはいけないのが、11.Always on my mindなんです!ラップではなく"語り"と歌を前面に押し出した極上の甘茶スロウ!甘茶フリークなら是非チェックして下さい!(05/06/11)
BOO-YAA T.R.I.B.E.
/New Funky Nation (1990)

カリフォルニア州カーソン出身のサモア系HIPHOP/FUNKグループのBOO-YAA T.R.I.B.E.が90年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、JOE THE BUTCHER NICOLO、THE DUST BROTHERS、TONY G等通好みの面々。筋金入りのギャングスタなグループだけど、定番ファンクのサンプルに生楽器を絶妙に活かしたトラックがファンク好きには堪らないですね。KOOL&THE GANG/N.T.ネタの怒ファンキーな1. Six Bad Brothers、BOBBY BYRD/Hot Pants. . . I'm Coming, I'm Coming, I'm ComingやKOOL&THE GANG/Jungle Jazz使いの鬼ファンキーな2. Rated R、MANDRILL/Don't Mess with People使いのファンキーな3. Don't Mess、生楽器、特にホーンが効いたファンク4. New Funky Nation、アップテンポでノリノリな6. T.R.I.B.E.、深く沈みこむようなベースと重たいドラムがイカす8. R.A.I.D.、KC&THE SUNSHINE BAND/Boogie ShoesとPARLIAMENT/Aquaboogieネタのアップテンポでファンキーな9. Psyko Funkがお気に入り。クラシックには及ばないと思うけど聴き応え十分な一枚だと思う。(2010/08/10)
BUSY BOYS
/Renita(12)(1987)
ブロンクスのBEE PEE RECORDSから87年にリリースされたBUSY BOYSの12シングル。いや〜、こいつらマジで最高ですね!メインのA1.RenitaはMC SHAN/Left me lonelyに影響を受けたと思われるR&Bテイストのチープな哀愁トラックにヘタウマVo.も絡んで泣かせます。この曲は今の哀愁・メロウGラップ・フリークにも十分通用すると思いますね。A2.That's the flavorは、打って変わってBIG DADDY KANE/Get into itと同ネタの荒々しいファンキー・チューン!これも当時のトラックがツボな方ならまず間違いないと思います。このレーベルは結構リリースしているみたいで、オールド好きは要チェックかもしれません。(04/05/08)
C CANDYMAN
/Ain't No Shame in My Game (1990)

ロス出身でTONE LOCとも親しい仲だったというCANDYMANが90年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースは、CANDYMAN自身に2PACで名を上げたJOHNNY"J"。CANDYMANというと「Knockin' Boots」だけの一発屋って思われており、実際、当時CANDYMANなんかを聴いていると「わかってないなー」って顔をされたもんだ。アメリカもそうだけど、ここ日本では特に売れたもの、しかもウエスト・コースとというだけでバカにされていたね。(その要因の一つとなったものが現BMRのレビューだというのは今の読者は知らないかもね。) 今聴くと(当時もそう思っていたけど)かなりバラエティに富んでいて、単にメロウなだけじゃないんだよね。高揚感溢れる女性ボーカルが印象的なファンキーな2. Candyman、BETTY WRIGHTのクラシックTonight Is The Nightもろ使いのメロウ・トラックにサビで女性Vo.がROSE ROYCE/Ooh Boyを歌う大ヒット・ナンバー4. Knockin' Boots、SPINNERS/Could It Be I'M Falling In Love?のスムーズ&メロウなクラシック5. Melt In Your Mouth、ICE CUBEの声ネタも効果的なゆったり系ナンバー6. Playin' On Me、少々ハードな味付けをしているファンキー・チューン7. Today's Topic、BPM早めのハーコー・ファンキー・シット8. The Mack Is Back、ご機嫌なファンキー・チューン11. Keep On Watcha Doin'、Funky Drummer使いのビートをベースにP.E.っぽくハードに迫るドープ・シット12. 5 Verses Of DefがGOOD。今頃、CANDYMANを取上げるのも自分くらいかと思うけど、好きなものは好きだねやっぱり。(2010/08/25)
CHILL ROB G
/The Court Is Now In Session (1989)
ニュージャージーのレジェンドMC"CHILL ROB G"が1989年にWILD PITCH RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム『Ride The Rhythm』からの2ndシングル。プロデュースは、もちろんDJ MARK, 45KING(THE 45 KING)!90年代初期に大ヒットしたSNAP!/The Powerのオリジナル騒動も話題だったね、そういえば。正直言うと声質とラップ自体はモッサリ系であまり好みではないけど…
A1. The Court Is Now In Session (Vocal Mix)
MACEO & THE MACKS/Soul Power、GRAHAM CENTRAL STATION/The Jam使いの45 KINGらしい小気味良いファンキー・チューン。
B1. Let The Words Flow (Vocal Mix)
THE POLICE/Voices Inside My Head、JAMES BROWN/Funky Drummerを使ったスリリングなファンキー・ナンバー!カッコいいね〜
(2023/09/12)
CHILL ROB G
/Ride The Rhythm (1989)

ニュージャージーのレジェンドMC"CHILL ROB G"が1989年にWILD PITCH RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、もちろんDJ MARK, 45KING(THE 45 KING)!クラシックとして評価されているけど、90年代初期に大ヒットしたSNAP!/The Powerのオリジナル騒動やモッサリした声質のラップで個人的にそれほど評価は高くないかな。ROSE ROYCE/Funkin' Aroundネタのねっとりとファンキーな1. Future Shock、緊張感のあるファンキー・シット2. Bad Dreams、MACEO & THE MACKS/Soul Power、GRAHAM CENTRAL STATION/The Jam使いの45 KINGらしい小気味良いファンキー・チューン3. Court Is Now In Session、DETROIT EMERALDS/You're Getting a Little Too Smartの鬼ファンキーなドラムが効きまくっているドープ・チューン4. Motivation、AVERAGE WHITE BAND/Cut the Cakeをループした軽快なファンキー・チューン5. Dope Rhymes、BABY HUEY/Hard TimesとKING FLOYD/Baby Let Me Kiss You使いの鬼ファンキーな7. Ride The Rhythm、THE POLICE/Voices Inside My Head、JAMES BROWN/Funky Drummerを使ったスリリングなファンキー・ナンバー9. Let The Words Flow、KOOL & THE GANG/N.T.とJAMES BROWN/The Bossネタの重たくファンキーな10. Let Me Show You、BILLY PRESTON & SYREETA/Books and Basketball (Montage)とLE PAMPLEMOUSSE/Gimmie What You Got使いの軽快なファンキー・ナンバー11. Wild Pitch (KDAY Remix)、DE LA SOULのMASEとPRINCE PAULが手掛けたCLAUDJA BARRY & RONNIE JONES/Dance, Dance, Dance、KOOL & THE GANG/N.T.、MONK HIGGINS/One Man Band (Plays All Alone)使いのご機嫌ファンキーな12. Let Me Show You (Remix)がお気に入り。できればシングル「Dope Rhymes」のB面に収録されていた「Chillin'」も入れてほしかった!

参考までに上記のSNAPとのオリジナル騒動とは…、整理するとドイツのチームがCHILL ROB Gのラップを無断で使ってドイツで「The Power」を制作。US版の制作でドイツのチームがPOWER JAM名義でCHILL ROB GとKIM DAVISをフィーチャーしてWILD PITCHから「The Power」リリース(このアルバム収録のThe Power)。ドイツのチームが新たなラッパーとシンガーを従えてARISTAからThe Powerをリリースして世界的にヒット。って流れですが、正直、曲がミーハー過ぎてどうでもいいかな。(2024/07/06)
THE CHOSEN ONES
/Enter The Lord (1989)
87年に一部でクラシックと評される『My Mic Is On Fire』をリリースしたLORD SHAFIYQとDJ DOCのコンビ"THE CHOSEN ONES"が89年にSELECT RECORDSからリリースしたアルバム。LORD SHAFIYQって写真で見る限り白人ですよね(ラティーノ)? トラックはかなり良質でバッチリなんだけど、LORD SHAFIYQのラップがね… 正直、好みじゃないな。ダークな雰囲気のトラックがイカすA2.The Chosen Ones、THE LOVE UNLIMITED ORCHESTRA/My Sweet Summer Suite使いのBPM早めのファンキー・チューンA3.Enter The Lord、ファンキーなビートとスクラッチのシンプルなトラックが逆にイカすA4.Come And Get Some、アップテンポでノリの良いA5.I'm A Star、JIMI HENDRIX/Purple HazeネタのA6.To The Suckers、渋くてファンキーなB2.You Got The Key、JAMES BROWN使いのマイアミ・ベース並みにBPMが速いB5.Robodoc、BARRY WHITE/Never, Never Gonna Give Ya Up使いのB6.Knowledge The Scienceあたりのトラックは今聴いても十分ドープ。だけど、やっぱ声がねえ… 同じ白人でもMC SEARCHみたいな感じだっらクラシックと思えたのにな。残念。(2010/09/05)
CHUBB ROCK Featuring HITMAN HOWIE TEE (1988) ジャマイカ出身、ブルックリン育ちで、ユーモアたっぷりのラップで人気を博した太っちょMC"CHUBB ROCK"が 1988年にSELECT RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、CHUBBと盟友HOWIE TEE。CHUBBとの初めての出会いはシングル「I Feel Good」だったかな?このアルバムは微妙な曲もあって、クラシックには程遠いけど、結構良く聴いたアルバムで、特にGWEN McCRAE/Rockin' ChairネタのほのぼのファンキーなA1. DJ Innovator、BAD BRAINS/Re-Ignitionのギターリフがイカしたハードなロックン・ラップA2. Daddy's Home、硬めのドラムにロックなギターを合わせたA3. I Feel Good、THE ISLEY BROTHERS/It's Your Thing、WILSON PICKETT/Get Me Back on Time, Engine Number使いのワシントンGO-GOっぽいファンキーなA5. Momma Was A Rolling Stone、DEXTER WANSEL/Theme From the PlanetsビートにDC. LaRUE/Indiscreetを合わせたイントロの後にファンキーなベースライン(このネタ持ってるけど、曲名ど忘れ…)が出てくるA6. Caught Up、クレジットはないが、ワシントンGO-GO風の重たいビーツにKC & THE SUNSHINE BAND/Ain't Nothin' Wrongを合わせたファンキー・チューンA7. Carry On、LUTHER VANDROSS/Don't You Know That?ネタのメロウ・ナンバーB2. Girl I Love You、鬼ファンキーなハンマービートにロボ声ネタを合わせたヘビーなナンバーB3. Punk、INDEEP/When Boys Talk & The Record Keeps Spinning使いのロックン・ラップB4. Rock 'N Roll Dude、MONK HIGGINS/One Man Band (Plays All Alone)、HARRY J ALL STARS/Liquidatorネタのビートが効いたファンキー・シットB5. It's So Hot、BILLY SQUIER/The Big Beat使いのヘビーなB6. This Is So Hard、これもクレジットなしだが、ブレイクビーツ(ネタ名ど忘れ、)まんま使いの鬼ドープなB7. Save It For The Next Albumがお気に入り。(2024/03/09)
C.I.A.
/Cru' In Action ! (1987)
ICE CUBE、K-DEE、SIR JINXが組んでいたLAのグループC.I.A.が87年にKRU-CUT RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、DR. DRE。いやー、ICE CUBEの若いこと! 面白いのはBEASTIE BOYSからの影響がトラックやラップからかなり感じられるところで、BEASTIEが黒人の真似をしてラップしたのは分かるけど、黒人のCUBEたちが白人の真似をするとはね。BEASTIEの影響力を改めて思い知ったな。A1. My Posseは、モロBEASTIEスタイル、A2. Jus 4 The Cash$は、EAZY-EのBoyz-N-The Hoodと似た感じ、A3. Ill-Legalは、L.L. COOL JとBEASTIEを合わせたようなロッキシュな曲。(2014/08/06)
CLI-N-TEL
/It Ain't Mine (1988)
WORLDCLASS WRECKIN CREWのメンバーでDR.DREのラップの先生だと言われるCLI-N-TELが88年にSUTRA RECORDSからリリースしたシングル。収録曲は、It Ain't Mineの通常バージョン、ダブ、ショートバージョンの3曲。プロデュースは、CLIFF ZELLMANとMARQUETTE HAWKINS(CLI-N-TEL)。フィーチャーリングに 、あのJOE COOLEYとTHE AMAZING ARTIS。正直、ドラムがダッサダサ過ぎて話にならない ! 88年にこんなビートを使うなんて… 当時、西物がダサイ烙印を押されていたのもこんなところに要因があったんだろうね。無理して聴けばスクラッチが効いて、シンセ、ギターを取り入れたB1.ダブバージョンかな。(2015/02/16)
CRIMINAL ELEMENT ORCHESTRA
/Locked Up (1989)

80年代にAFRIKA BAMBAATAAのクラシック『Planet Rock』で一躍ダンス・ミュージック界の寵児となったARTHUR BAKERが89年に自身のクルーとCRIMINAL ELEMENT ORCHESTRA名義でリリースしたアルバム。HIPHOP界からはJAZZY JOYCE、SKIP McDONALD、KEITH LeBLANC、ハウス界からはDAVID MORALES、ファンク界からはMACEO PARKER等が参加。CRIMINAL ELEMENT ORCHESTRAといえば、87年に12'シングルでリリースされた8. Put the Needle to the Recordだよな〜、やっぱ。定番ブレイクMAGIC DISCO MACHINE/Scratchin'をベースにPRINCE/Kiss等様々なオカズをトッピングしたフリースタイル・クラシック!久々に聴いたけどカッコよす。他は時代を感じさせるハウスやラテン・フリースタイルが多いけど、JAMES BROWNを下敷きにしたファンク・トラックにMACEOのサックス、SKIPのギターをフィーチャーした4. How Long Can You Go?とファンキービートにJBの声ネタをあわせたトラックにPRINCESSAがラップを披露する11. Got Something to Tell Yaの2曲もGOOD。純粋にHIPHOPファンが聴くとアルバム全体は厳しいけど、上記3曲は聴く価値はあると思うよ。(2011/02/19)
D DEF CITY CREW
/We come original (1988?)
オークランドのマイナー・グループDEF CITY CREWがDEF CITY RECORDSからリリースしたシングル。おそらく1988リリース。セルフ・プロデュースで、エンジニアにはオークランドの重鎮AL EATONも参加。PUBLIC ENEMYのビートに涼しげなシンセのメロディが気持ちいいA1. We come original、RICK JAMES/Bustin' outネタのファンクB1. Bustin out(ミスプリントでA面と同じ曲名になってる)の両曲共にナイス。ミニアルバムがリリースされてるみたいだね。聴いてみたいところ。(2019/12/15)
DEF JEF
/Just A Poet With Soul (1989)

プロデューサーとしても活躍しているDEF JEFが89年にDELICIOUS VINYL RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、DEF JEF、THE DUST BROTHERS、MICHAEL ROSS。ダンサーに人気(らしい)ETTA JAMESをフィーチャーしたSOUL SEARCHERS/Blow Your Whistle使いのノリノリな1. Droppin' Rhymes On Drums、GAZ/Sing Sing、JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、CHERYL LYNN/Got to Be Realネタのファンキーな3. On The Real Tip、JAMES BROWN/Give It Up Or Turnit a Looseとヒップホップ国家「Apache」を合わせた豪快ファンキーな4. Poet With Soul、ESG/UFO、FRED WESLEY/A Blow For Me, a Toot To You、MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、STEVE MILLER BAND/Fly Like An Eagle、UNCLE LOUIE/I Like Funky Musicの定番を合わせたメッセージ色濃い7. Black To The Future、AVERAGE WHITE BAND/Get It Up For Love、RIPPLE/A Funky Songネタの渋い9. God Made Me Funky、地味ながらタイトなブレイクビーツが効いている10. Downtown、BO DIDDLEY/Hit Or MissとPETER JACQUES BAND/Mighty Fineを巧く合わせたメロウな11. Just A Poetと聴きどころ満載。80年代後期のミドル好きならオススメですね。(2013/07/27)
DEREK B
/Bullet From A Gun (1988)

UKヒップホップ界のパイオニアの一人DEREK Bが88年にリリースしたデビュー・アルバム。DJとラップも一人でこなしてますね。UKの連中はハウスが流行ればハウスをやったりと流行りに流れて行って一貫性がないんでほとんど聴いてられないけど、この当時まではまだましで、DEREK BやLONDON POSSE、COOKIE CREWあたりはよく聴いていたね。このアルバムは、当時大人気だったL.L.COOL Jを相当意識した感じで、なかなか聴かせてくれます。サイレン音も入ったP.E.モードでハードコアに攻める3. Power Move、LED ZEPPELINの定番ブレイクWhen the Levee Breaks使いのトラックに当時最先端のトランスフォーマー・スクラッチをかました鬼ファンキーな4. Bad Young Brother、LYN COLLINS/Think (About It)ネタのファンキーな5. We Got The Juice、ハードなギター・リフとヘビーなドラムが鬼ドープな6. Def Beat Boy、BDPには劣るけどDEEP PURPLE/Smoke on the Water使いの7. All City、JAMES BROWNの定番Funky Drummerネタの8. Rock The Beat、これまたFunky Drummer使いでファンキーに攻める9. Human Time Bomb、JACKSON 5/I Want You Backネタの10. Get Down、MACEO&ALL THE KING'S MEN/Got to Getcha使いの鬼渋い12. It's Alright NowがGOOD。当時のHIPHOPが好きなら聴いて損はないアルバムだと思う。(DEREK B自身は2009年に亡くなったみたいですね… R.I.P.)(2010/11/27)
D.J. JAZZY JEFF
& THE FRESH PRINCE
/And in This Corner (1989)

今やすっかりハリウッドスターとして超有名人となったWILL SMITHがTHE FRESH PRINCEとしてD.J. JAZZY JEFFと組んで89年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、NIGEL GREEN、DJ JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE、PETE Q. HARRIS。前年の傑作2nd『He's The D.J ., I'm The Rapper』の衝撃残る中、リリースされた本作に相当の期待をしていたけど、そのクオリティの低さ(ポップ寄りな楽曲)には愕然とした嫌な思い出があるね。近未来的な1. Then She Bit Me、THE MOHAWKS/The Champ、JAMES BROWN/Funky Drummer、MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、BOB JAMES/Nautilus、MIKEY DREAD/Saturday Night Style、ERIC B.&RAKIM/Eric B. Is President、PUBLIC ENEMY/Bring the Noiseの定番ネタどもを豪快に料理した、JAZZY JEFFのスクラッチも映える3. Jazzy's Groove、LYN COLLINS/Think(About It)、JAMES BROWN/Escape-Ism、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/You Can Have Watergate Just Gimme Some Bucks and I'll Be Straight、VAUGHAN MASON/Bounce, Rock, Skate, Rollネタのファンキーな6. The Girlie Had A Mustache、JAZZY JEFFのPublic Enemy No.1の擦りも鬼ドープな10. Numero Uno、活きが良くてファンキーな11. Too Damn Hype、THE OLYMPIC RUNNERS/Put the Music Where Your Mouth Is、GAZ/Sing Sing、FUNKADELIC/You'll Like It Too使いのノリノリな12. Jeff Waz On The Beat Boxは好きだけど、残りはやっぱり受けつけないな… (2013/10/12)
D-NICE
/Call Me D-Nice (1989)

BOOGIE DOWN PRODUCTIONS一派のD-NICEが89年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、D-NICE、SIDNEY MILLS等。リリース当時は、イマイチ印象が薄かったんだけど、改めて聴き直してみるとなかなかカッコイイね。荒っぽいスクラッチが逆に新鮮な1.Crumbs On The Table、代表曲のファンキーな2.Call Me D-Nice 、当時のBDP関連のアルバムには最低1曲は収録されていたヒップホップ・レゲエ・ナンバー5.Under Some Budda、DAWNN LEWIS嬢のボーカルをフィーチャーしたメロウ・グルーヴ6.It's Over、ベースとビートが鬼ドープなファンキー・チューン7.A Few Dollars More、ファンキーな9.Pimp Of The Yearあたりがお気に入り。現在は写真家としても活動しているみたいですね。ミドル好きなら聴いて損はないアルバムだと思います。(2011/04/13)
DONALD-D
/Notorious (1989)

ブロンクス出身のDONALD-Dが89年にICE-T率いるRHYME $YNDICATE RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、ICE-Tの盟友AFRIKA ISLAMとDONALD-D。当時ICE-Tがブレイクしていた時期でRHYME $YNDICATEものだったらレーベル買いしていたな(HIJACKやDIVINE STYLER etc.)。正直、それほど良くなく、ベスト・トラックがPEやBIZ MARKIE等を使った緊張感溢れる1.Introってのがネ… KOOL & THE GANG/Soul VibrationとRIPPLE/A Funky Songネタの2.Notorious、LED ZEPPELIN/Rumble Onの爽やかなギターを使った6.A Letter I'll Never Send、疾走感のあるハーコー・ナンバー7.Armed And Dangerous、PLEASURE/Joyousネタのファンキーな8.Car Chase、HEADHUNTERS/If You've Got It, You'll Get It使いの12.Another Night In The Bronxあたりは好きだけど、どこかパンチ不足なんだよな。珍しく国内盤もリリースされたけど、なんでだろうね。これより良いのはたくさんあったんだけどな。(2011/01/09)
DOUBLE DEE & STEINSKI
/Lesson3(PROMO)(1985)
This is hiphop ! これぞまさしくHIPHOP!MIXものの最高峰。これを聴かなきゃ何を聴く!?というほどの歴史的名盤です。レコードに書いてあるとおり"5 minutes of fun"至福の5分間が堪能できます。これはTOMMY BOYからプロモでしかリリースされてなく、かなり高値で取引されており、だいぶ前に海賊版が安くで出回ってたんですが、今回柏のディスクユニオンで購入したやつはTOMMY BOYのプロモ盤で、しかも500円でした。再発盤が出たのでしょうか?知っている方教えてください。
DOUGY FRESH
/The original human beat box(1984)
オリジナル ヒューマン ビートボックスことDOUG E.FRESH。かれの口芸をタイトルにしたシングル。バックのビートは時代を感じさせるが、その口芸はまさに名人芸。これはリイシューなので200円で買えました。オリジナルは高くて買えないのでこういうもののリイシューは大歓迎です。
DR. DRE
/2004 (2004)

毎度おなじみヨーロッパの悪質レーベルSTREET DANCE/RAMSHORNからリリースされた西海岸コンピ。コンピだのにDR.DREの名をタイトルにつけるとはおふざけが過ぎますな。クレジットもかなり適当。普通のヒップホップ好きなら買って聴いてみて、「だまされた!」となるところだが、西海岸オールドスクール好き、エレクトロ好きには見逃せない曲が収録されているんですよね。このあたりはなかなかCD化が進まないので、これはこれで素直に嬉しいね。

DISC1
1. N.W.A./8 Ball (Remix)
いわずもがなN.W.A.の初期の代表曲の一つ。このチープさもナイス。オリジナルはN.W.A. & POSSEに収録で、リミックスは1stアルバム『Straight Outta Compton』のCDに収録(LPに収録なし)。
3. THE EGYPTIAN LOVER/Girls
エレクトロ大王THE EGYPTIAN LOVERが84年にリリースした1stアルバム『On The Nile』収録。「Egypt, Egypt」路線のエレクトロ・チューン・
5. DIGITAL UNDERGROUND/Underwater Rimes
次世代P-FUNKとして一世を風魔した彼らのデビュー・シングル。 PARLIAMENT/Aqua Boogie使い。独特のユーモア路線がイイね。
6. KID FROST/Terminator
チカーノのレジェンドMCが85年にELECTROBEAT RECORDSからリリースしたエレクトロ・クラシック。近未来的なところがイイね。
8. FILA FRESH CREW/Drunk The Funk
THE D.O.C.が在籍していたことで有名なFILA FRESH CREWによるKURTIS BLOW/AJ Scratch、Change The Beatネタのハーコー・ナンバー
9. 2 LIVE CREW/Hard As Fuck
西海岸にいた頃の曲だろうか? なかなかダークかつハードで好きな感じ。でも ネット検索で出てこないけど、本当に2LIVE CREW? 声が違うような気がするが・・・
10. TODDY TEE/I Need a Rolex
コンプトンOGによる88年のファンキーなシングル。
11. MC DEATHROW/No Escaping
謎のMCによる激ファンキーな一曲。アゲアゲなネタ使いが最高! これもネットで出てこないけど、一体だれなんだろう?
16. RAPPINSTINE/Scream
FUNKADELIC/Knee DeepやJAMES BROWN等定番ネタ使いのファンキー・ナンバー。後半、BEASTIE BOYS風になるところも時代だね。

DISC2
1. WORLD CLASS WRECKIN’ CRU/World Class
DR.DRE、DJ YELLAも在籍したWORLD CLASS WRECKIN' CRUの曲
RUN D.M.C./Rock BoxとUTFO/Roxanne Roxanneをパクったラップ。DR. DRE名義にしているところに悪意を感じるなー。
2. ICET/Killers
西海岸のパイオニア的存在の大御所が85年にリリースしたシングル。リリース元はKID FROSTと同じELECTROBEAT RECORDS。このチープさは好き者にはたまらないね。
5. KING TEE/Flirt
ウェッサイOG”KING T”によるCAMEO/Flirt使いのクラシック。88年リリースの1stアルバム『Act a Fool』収録。この曲も当時、かなり聴き込んだ覚えがあるな〜。(今でも聴いてるけど)
7. CRIMINAL AT LARGE/Times Are Getting Harder
これも謎のグループによるフアンキーなナンバー。ネタ使いから90年代初期の曲か?
9. BOBBY JIMMY & THE CRITTERS/Gotta Potty
コメディ・ラッパー兼ラジオDJとしても知られるBOBBYJIMMY率いる BOBBY JIMMY & THE CRITTERSが86年にリリースしたアルバム『Roaches: The Beginning』収録。DOUG E, FRESH & M.C. RICKY D aka SLICK RICKのクラシック La-Di-Da-Diのアンサーソング。彼のユルユルなラップスタイルに合っていてなかなかの出来だね。
10. D.J. BATTLECAT/D.J. N-Effect
ウェッサイのカリスマ・プロデューサーBATTLECATが88年にTECHNO KUT RECORDSからリリースしたシングル。マイアミ BASSっぽいエレクト・ビートにRAY PARKER Jr./Still In The Groove、FUNKADELIC/Knee Deep、 JAMES BROWN、MICHAEL JACKSON/Thriller、HERMAN KELLY & LIFE/Dance To The Drummer's Beatを合わせP.E.、RUN D.M.C.等の声ネタを擦りまくったノリノリなDJミックス・チューン!
13. A.T.C./This Beat Is Def
87年にSCARFACE RECORDSからリリース。プロデュースは、あの PARIS。FREEDOM/Get Up And Danceや Change The Beat使いのハーコー・シット。
15. RHYME SYNDICATE/JB IS In Jail
ICE T率いるRHYME SYNDICATEの曲だけど地味かな。STREET DANCE/RAMSHORNのコンピにしか収録されていないようなので、お蔵入りした音源か?
16. ARABIAN PRINCE/Innovative Life
西海岸エレクトロのパイオニアの一人ARABIAN PRINCEの初期エレクト ロ・ナンバー。「Egypt, Egypt」 路線だが、出来はアベレージか。STONES THROWからのアンソロジー・アルバムにも収録。
(2017/05/21)
D-ROCK AND SWIFT-C
/The Real Stuff (1988)
アトランタのD-ROCK AND SWIFT-Cが88年にCHARLES JR. RECORDSからリリースしたアルバム。かなりどマイナーなアルバムなんだけど、TR808 (909?)のドラムにスクラッチを合わせただけの84、5年頃に流行ったシンプルなトラックにD-ROCKのラフなラップがマッチしていて、マニア心をくすぐりますな。初期のLL COOL J、NWA、TUFF CREWを思い出したね。力強いビートにNWA/Boyz-N-The-Hoodのようなメロディ、そしてSWIFT-Cの荒々しいスクラッチと隠し味のTEARS FOR FEARS/Shoutが混然一体となったドープ・チューンA1. RealStuf、重たいビートにキレのあるスクラッチのA2. Let It Rip、QUEEN/We Will Rock Youの替えコーラス入りのロックNラップA3. Rockin'、BPM早めのノリノリなアトランタ・ベースのデビュー曲(?)のリミックスA4. Who Rocks(Remix)、 へ ビー・ビートにRUN D.M.C./Jam Master Jayをスクラッチネタにしたハーコー・チューンB2. Blast Off、AFRIKA BAMBAATAA/Plane Rockネタのアトランタ・ベースB3. Who's The Coolest?、SPYDER-D/Placin’The BeatネタのトラックにSWIFT-Cのコスリが光るB4. Swift-C Goin' OffがGOOD。未収録シングルを収録してCD再発して欲しいですな。(2018/03/24)
DUKE BOOTEE
/Bust Me Out (1984)
SUGARHILL RECORDSのセッションミュージシャン、GRANDMASTER MELLE-MELとの共演で知られるDUKE BOOTEEが84年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DUKE BOOTEE自身、FATS COMETSのDOUG WINBISH、KEITH LeBLANC、SKIP McDONALDもギター、ベース、ドラム・プログラミング等で参加。エレクトロ感溢れるファンク・トラックにDUKEのラップ、そしてボコーダーが絡むクラシックA2. Live Wire(I Want A Girl That Sweats)、A2.の短めのダブ・バージョン A3. Live Wire(Dub Version)、ロッキッシュなところがイカしたエレクトロ・ファンクA4. Same Day Service、SF映画音楽のような退廃的なエレクトロ・ファンク A5. Bust Me Out、P-FUNKっぽさも感じるファンクB1. Dumb Luv、疾走感溢れるビートに切れの良いホーンと少しピコピコ感をトッピングしたトラック上でDUKE が歌うB2. Zip Me Up、R&Bに歩み寄った郷愁メロウ・ファンク B3. Slow Down、完全に歌物のミディアム・メロウB4. I’m The One Who Loves You、E, W&Fに対抗したかのようなカリンバでクールダウンするB6. Kalimba Songがお気に入り。クラシックとは思わないけど、CDで再発してもらいたいアルバムの一つ。(2018/11/17)
E
F THE FRESH FORCE CREW
/Rock Me (1986)
THE FRESH FORCE CREWが86年にSUTRA RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、CHARLEY CASANOVA。一世を風靡したFALCO/Rock Me Amadeusをネタにしたロック・ラップ。この時期はこういったロック・ラップが多かったけど、なかなかカッコイイね。初めて知ったけど、このグループにはなんと、KID 'N PLAYが在籍していたんだね!成功の裏には下積みありだね。(2014/08/17)
G GLAMOUR GIRLS
f/M.C.CRAIG"G"
/Oh! veronica(12)(1986)
フィリーのPOP ART RECORDSから86年にリリースされたGLAMOUR GIRLSの12シングル。HUMAN BEAT BOXでフィーチャーリングされているM.C.CRAIG"G"はJUICE CREWのCRAIG Gか!?(どなたか知ってますか?) プロデュースはTONY D.。これもニュージャージー州トレントンのあのTONY D.か!? Dのあとの.(ピリオド)からするとTONY D.だと思われるが... メイン・バージョンは当時のありきたりな打ち込みトラックで聴くに耐えないが、注目すべきはA2.のBEAT BOXバージョンで、こういうのを聴くとHIPHOPって自由で素晴らしい音楽だな〜って思えますね。再発盤もリリースされていますので、HUMAN BEAT BOXフリークはぜひとも聴いて下さい!(04/05/08)
GRANDMASTER FLASH &
THE FURIOUS FIVE
/On The Strength (1988)

伝説的なオールド・スクール・グループGRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVEが88年に再結成してリリースしたアルバム。メンバーは、GRANDMASTER FLASH、GRANDMASTER MELLE-MEL、SCORPIO、RAHIEM、THE KIDD CREOLE、COWBOYのオリジナル・メンバー。リリース当時、再結成とあってかなり話題になっていたな〜。傑作とはいえないけど、なかなか粒が揃っていて、特に勢いのあるファンキー・チューン1.Gold、70年代の香りがするファンキー・ナンバー2.Cold In Effect、PATRICE RUSHEN/Remind MeネタのトラックになんとRAY,GOODMAN&BROWN(元MOMENTS)がコーラスで参加したメロウ・チューン6.Fly Girl、STEPPENWOLFのヒット曲「Magic Carpet Ride」のカバーでそのSTEPPENWOLFも招いた7.Magic Carpet Ride(RUN D.M.C./Walk This Wayのマジックを狙ったのか?)、オールド・スクール感溢れるファンキーな11.Back In The Old Days Of Hip-hopがGOOD。この頃、GRANDMASTER FLASHがトランスフォーマー・スクラッチが簡単にできる「フラッシュ・フォーマー」なんてものを開発していたけど、今や何処?(2011/05/08)
GRANDMASTER MELLE MEL
/Vice (1985)
GRANDMASTER FLASH & THE FURIOUS FIVEの主力MC"GRANDMASTER MELLE MEL"が85年にリリースしたシングル。アメリカや日本で一世を風靡したTVシリーズ『MIAMI VICE』のサントラからのシングルカット。プロデュースは、LELAND ROBINSON、 MELLE MEL。自分が持っているのは国内盤のシングルだけど、CHAKA KHAN/Feel For You(冒頭のラップはMELLE MEL)の大ヒットを受けて、日本でもリリースされたのかもね。80年代中期特有の打ち込みドラムに生楽器を合わせたスリリングでハードな曲。MELLE MELのラップは流石にカッコイイね。(2014/02/05)
GRAND MIXER D.ST
/Crazy Cuts (1983)
HERBIE HANCOCKのクラシック「Rockit」でスクラッチを担当して一躍有名になったレジェンドDJ"GRAND MIXER D.ST"が83年にリリースしたシングル。プロデュースは、MATERIALの面々。まあ、面子がほとんどRockitと同じなんで、曲調も似ているよね。個人的には、BERNARD FOWLERのボーカルが入ったバージョンも良いけど、スクラッチを堪能できるB面のインストが好みかな。(2013/12/16)
H HOSTYLE
/Get Off(1989)

MCのKAOSとAMMO、DJのDJ HOMICIDEからなるHOSTYLEが1989年にLIGOSA RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースはSHANNON/Let The Music Playで手腕を発揮したCHRIS BARBOSA。確かブルックリンのグループですね。1988年の1st『Partners In Crime』では、結構ギャングスタ風なハーコー・スタイルだったと思うが、この2ndでは何やらKID'N PLAYを意識したのかかなり"売り"にきてますね。ラップは歯切れよく、定番ネタを使ったこの時代ならではのファンキーなトラックも多くて良いんだけど、ヒップハウスやTONE LOC/Funky Cold MedinaやWild Thingを意識したと思われる糞ダサい曲も結構あって、クラシックには及ばないって感じかな。THE WINSTONS/Amen BrotherネタのドープなA2.Mic Check (Here We Go)、JBやLYN COLLINS等定番ネタを合わせたファンキーなA4.Let The Rhyme Flow、HIPHOP国歌「Apache」とJBのGive It Up or Turnit a Looseを合体させた当時ならではの豪快ファンキー・シット!A7.It's Our Turn (Kaos' Solo)、定番ブレイクを惜しげもなく使ったなかなかファンキーなA8.Dis The Ho (Diane Part 2 - XXX Rated)、LL COOL J/I Need Loveの影響で当時プチ流行したラブ・ラップでコーラスも雰囲気を引き立てる胸キュン・メロウB2.Just A Dream Away (Ammo's Solo) 、WILSON PICKETT/Engine Number 9使いのハーコー・チューンB3.Keep On Movin'、FUNK INC./Kool Is BackネタのイカしたB6.Hardcoreがお気に入りで、今でもよく聴いてますね。ミドル好きなら聴いて損はないアルバムだと思います。(10/03/18)
I
J JAMOSE
/Dance To The Megablast (1989)
GANG STARR等を輩出したWILD PITCH RECORDSから1989年にリリースされたJAMOSEのシングル。当時、タイニー・パンクスも推していたWILD PITCHは無条件に買ってましたね〜。TUFF CITYから傑作アルバムを出したPRIORITY ONEのメンバーDJ LOUIE LOUIE(LUIS VEGA)のプロデュースで、GAIL "SKY" KINGがリミックスした、どことなくUKテイストでブレイスダンサーが好きそうなJAMES BROWN/Give It Up or Turnit a Loose (Remix)、Get Up Offa That Thing、Can I Get Some Help、RICK JAMES/Give It to Me Baby使いのノリノリなA1. Dance To The Megablast、HERBIE HANCOCK/Spank-A-Lee by Herbie Hancock使いのファンキーなB1. The Rhymthologistの両曲ともにナイス!(2020/05/23)
J.J. FAD
/Supersonic (1988)

M.C.J.B.、BABY-D.、SASSY C.のガールズ・トリオJ.J. FADが88年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、DR.DRE、D.J. YELLA、ARABIAN PRINCE、DJはD.J. TRAIN、ギターにSTAN THE GUITAR MANが参加。"Supersonic"で一世を風靡したよねー。懐かしいな。前半はエレクトロ路線で全く聴けないけど、1.Supersonicのイントロのヒューマン・ビート・ボックスをバックにラップする30秒間はヒップホップ本来の魅力に溢れていて最高だね!後半は、打って変って、定番FREEDOM/Get Up And Danceネタのパーティー・チューンの6.My Dope Intro、Funky DrummerやBig Beat等定番ブレイクを使ったNWA路線の妖しげな7.Let's Get Hyped、ほぼブレイクビーツだけのシンプルなトラックが逆にドープな8.Now Really、2分にも満たないがメガミックス的なトラックが最高な9.Time Tah Get Stupid、優しげでラブリーなラブ・ラップ10.Is It Loveと充実した内容。前半のエレクトロで挫折する人も多いかもしれないけど、聴きどころは後半なんで、お見逃しのなく。(2011/04/20)
JOE BATAAN
/Rap-O Clap-O (1979)
フィリピンとアメリカのハーフでラテン・ソウル界の大物、そしてあのSALSOUL RECORDSの創設者の一人であるJOE BATAANが79年にリリースしたシングル。SUGARHILL GANGの成功でラップに便乗したのかな?まあ、トラックがサルソウル直系のノリの良いダンストラックなんで、ラップがおチャラケていてもカッコ良く聴こえるね。(2014/01/22)
JOESKI LOVE
/Say Joe (1986)
「Peewee's Dance」のクラシックを持つJOESKI LOVEが86年にリリースしたシングル。プロデュースは、VINCENT DAVIS。A1.Say Joeは、大好きなJUICE/Catch a Beat使いだけど、ビートがイマイチ。A2.My Girlは、「Peewee's Dance」とほぼ同じビートに、ムーディーなシンセとトランペットが耳を惹く佳曲。B2.My Girl (Extended Version)は、少し長くなっただけで、ほぼオリジナルと一緒。(2014/03/15)
JUICE CREW ALL STARS
/Evolutions(1987)
MARLEY MARL率いるクイーンズのHiphop集団JUICE CREWが87年にリリースした12インチシングルです。A面のEvolutionはシンプルな打ち込みトラックに哀愁感漂うシンセがのっかり、M.C.SHAN、DEBBY DEE、KOOL G.RAP、GLAMOROUSのマイクリレー、そしてT.J.SWAN(彼は今何処へ...)の甘い歌が絡んでなかなか酔いです。B面のJuice crew all starsはM.C.SHAN、KOOL G.RAP、GLAMOROUS、SHANTE、CRAIG Gが参加した打ち込みドラムのみのシンプルな曲。やっぱりSHANとKOOL G.が最高ですね!
JUNGLE BROTHERS
/Straight out the jungle(1988?)
ニュースクールの代表格ともいえるJUNGLE BROS.のデビューシングル。彼ららしいネタ選びが当時話題となりました。かなり渋いです。B1,2の"The promo"と"In time"は今回初めて聞きました。両方ともトラックは同じでチーバチーバのドラムにホーン?のサンプリングをのっけただけのシンプルなトラックが今聴くととても新鮮。両曲ともA.T.C.Q.がゲストでラップしてます。
JUST-ICE
/The Desolate One(1989)

Original Gangster Of Hiphop"JUST-ICE"が89年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、KRS-ONEとJUST-ICE、COプロデュースはD-NICEとDJ DOC。よりレゲエ色濃くしたのは良いんだけど、トラック自体にインパクトがないかな。E,E&F/You Can't Hide LoveとJOHNNY 'Guitar' WATSON/Superman Lover使いのドープなA1.The Desolate One、T LA ROCKの声ネタもバッチリはまったA2.And Justice For All、妙な声(?)ネタのスクラッチに少し違和感を覚えるが、トラック自体はまさにドープなA3.Hardhead、ヘビーな打ち込みビートに一風変わった上ネタのA4.Welfare Recipients、もろダンスホール・レゲエ・トラック上でラガ・ラップを披露するB1.Na Touch Da Just、近未来的な感じのするトラック上でこれまたラガ・ラップをかまし、一瞬でてくるゲストのHEAVY Dも達者なラガ・ラップを披露するB5.Ram Dance Sessionあたりは大好きだけど、クラシックには及ばないかな。まあ、それでもJUST-ICEのラップは聴く価値十分なんで、オールド好きならチェックすべきでしょう。(10/03/07)
K KAPTAIN JAM
AND MIGHTY FINESSE
/I Can't Stand You(12)(1986)
KAPTAIN JAMとMIGHTY FINESSEのコンビが86年にPROFILE傘下のCITY STREET RECORDSからリリースした12'シングル。収録曲は、A面にI Can't Stand You、B面にThe Way We Rock。プロデュースは、フィリーの重鎮で、STEADY B等HILLTOP HUSTLASで有名なLAWRENCE GOODMAN!ドラム・パターン嫌いなんでThe Way We Rockは無視して、I Can't Stand Youは、シンプルな打ち込みビートにロック・ギターのスクラッチが絡む佳曲。LL COOL JのクラシックRock The Bellsにそっくり、というか二番煎じ感丸出しですが、Rock The Bellsが大好きなんで個人的には満足。(07/11/09)
KINGS OF PRESSURE
/Slang Teacher (1989)
NY出身のグループKINGS OF PRESSUREが89年にNEXT PLATEAU RECORDSからリリースしたデビュー・アルバムにして唯一のアルバム。プロデュースは、KING A. THE GREAT、ERIC SADLER、HANK SCHOCKLEYのTHE BOMB SQUAD。87年のリリースしたSIR JOE QUARTERMAN/(I Got) So Much Trouble In My Mind使いのデビュー・シングル"Give Me The Mike"、そのカップリング曲でPLEASURE/Bouncy Lady、JUICE/Catch a Groove使いの鬼ドープな"You Know How To Reach Us"、また、DJ RED ALERTのコンピ『Red Alert Goes Berserk』収録の"Armed And Dangerous"のカッコ良さに惚れ込んでいたんで、デビュー・アルバムはリリース直後に速攻で購入。いざ聴いてみると、何かが違う… 特にSOUL SIDEってつけられたA面が微妙で、A2.Rappers Have Feelingsなんて、曲に全然マッチしないヘンテコな男性ボーカルなんか取り入れちゃったりしているし。確かに大好きな甘茶クラシックのTHE STYLISTICS/You Are Everything使いのA4.Call Me On The Telephoneは好きだけど、他はかなりパンチ不足。POWER SIDEってつけられたB面は少し良かったけど、ドープだと思ったのはTHE DRAMATICSのファンク・クラシック"Get Up And Get Down"使いのB1.Brains UnchainedとB3.Slang Teacherくらいで、残りはやっぱパンチ不足なんだよな。そして許せないのが、先に挙げた3曲(Give Me The Mike、You Know How To Reach Us、Armed And Dangerous)が収録されてないこと!なんで収録されていないか調べたら、当初のメンバーだったCRACKER JAY、E.Z. BREEZE、JOHNNY JUICEの3名が抜け、残ったJ. FINESSE、KING A. THE GREAT、DOUBLE"HALF DEAD"Dのトリオとして新たに活動するにあたって先の6名組みでリリースした曲は収録しなかったみたい。うーん、この3曲が収録されていればクラシック間違いなかったけどね。(2012/06/17)
KING SUN/XL (1989)

ART OF NOISE/Moments In Loveネタの『Hey Love』がヒットしたことによりシーンに知られた鬼渋声のMC"KING SUN"が89年にPROFILE/ZAKIYA RECORDSからリリースしたデビュー・アルバムにボーナスを2曲追加した再発盤。プロデュースは、SUN BORN(KING SUN)と2曲のみTHE HOLLYWOOD IMPACT。2nd『Righteous But Ruthless』は紛れもなくクラシックなんだけど、これは、そこまでじゃないかな。いきなりヒップハウス調の曲でテンション下がるし、『Hey Love』なんて糞面白くないしな。しかし、ISAAC HAYES/Breakthrougのビートをベースにした不穏感たっぷりの4.Coming Soon、D.J.MARK THE 45 KINGがビーツを担当したローファイ感が最高にドープな5.Fat Tape、JAMES BROWN/Get Up,Get Into It、Get Involvedネタのファンキーな7.Snakes、ビートはかなりクソだけどドリーミーなメロディが魅力的な9.Do I Love You、DENNIS EDWARDS/Don't Look Any Furtherネタの10.Time To GoはGOOD。ボーナスで収録された『Hey Love』のB面の11.Mythological RapperはKING SUNのテンションも高くて最高にドープ!これなんでアルバムに入れなかったんだろうね。最初からアルバムに入っていれば、クラシックだったんだけどな。(2012/07/19)
K-9 CORP f/PRETTY C
/Dog talk(12)(1983)
83年にCAPITOLからリリースされたK-9 CORPの12シングル。P-FUNKフリークには結構知られた曲でGEORGE CLINTON/Atomic dogのラップ・バージョンです。実際にGEORGE CLINTONもエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされています。Atomic dog自体がクラシックなのでこの曲も悪いわけないですね!ノレる一曲と言えます。B面にはGEORGE CLINTON/Man's best fiendのインストを収録しています。(04/05/08)
KOOL ROCK JAY AND D.J. SLICE
/Tales From The Dope Side (1990)

(おそらく) フレズノ出身のKOOL ROCK JAY AND D.J. SLICEが90年にJIVEからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、AL EATON、CHIP HARRIS、D.J. SLICE、ERROLL D. JACKSON等。ベイエリアらしく生楽器を取り入れたスタイルで、なかなか聴き応えのある内容となってます。特にJAMES BROWN/Funky DrummerビートにBARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just A Little More, Babyを暗く弾き直したトラックにシリアスなリリックが響き渡るA2. It's A Black Thing、スパイ映画が似合うトラックにLL COOL Jの声ネタを合わせたA5. Servin' Em Well、これもLL COOL JとBIZ MARKIEの声ネタが効いた硬派なナンバーB1. Notorious、SUGARHILL GANG/Sugarhill GrooveのビートにHENRY MANCIN/Peter Gunn Themeを合わせたドープなトラックにCHUCK Dの声ネタスクラッチがイカすB2. Suckers To The Side、VICKI ANDERSON/Message From The Soul Sisters使いのファンキーなB3. Tales From The Dope Side、JAMES BROWN/Funky Drummerを組み替えたビートにWILD CHERRY/The Lady Wants Your Moneyを合わせたファンキー・チューンB4. Break Before You're Broke OnがGOOD。(2018/09/01)
KURTIS BLOW
/Back By Popular Demand (1988)

HIPHOP界のパイオニアの一人KURTIS BLOWが88年にリリースしたアルバム。KURTIS BLOWがERIC B&RAKIM、BIG DADDY KANE等のニュースクール・ラッパーの活躍に刺激を受けて、「俺を忘れるな !」と意気込んでリリースしたアルバム。1stシングルのEDDISON ELECTRIK&VAN GIBBSプロデュースで、スクラッチにMARLEY MARLをフィーチャーしたJAMES BROWN/Give Up Or Turnit A Looseネタの直球ファンク1.Back by Popular Demandをラジオで聴いた時にゃ「KURTIS BLOWやべぇ〜!」って思い、すぐに12インチを買いに行きましたね。そして待望のアルバムを購入して聴いたんですが、Back by Popular Demandと他曲のレベルの差に愕然… 確かにJAMES BROWN/Super Badネタの3.I'm True To This、JAMES BROWN/Get Up, Get into It, Get Involved使いの4.Get On Up、またまたJAMES BROWNのSoul Powerネタの5.Suckers In The Placeはまあまあ聴けたんですが、残りはゴミだね… 結局、Back by Popular Demandの12インチだけで十分だったですね。(09/11/15)
L THE LOVER II
/Terminator (1988)
真っ赤なスーツが全く似合わないTHE LOVER IIなるMCが88年にEGYPTIAN EMPIRE RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、後にLL COOL Jのプロデュース等で名を上げるBOBCAT。荒々しい打ち込みドラムにJEAN KNIGHT/Mr. Big Stuff、PUBLIC ENEMY、SLICK RICK等の声ネタをスクラッチしたA1. Terminator (Radio Version)がカッコイイね。エレクトロ好きにはB面のI'm Still Hurt (Pain Mix)も人気があるのかな? まあ、この時代にしては少々時代遅れな感があるのは否めないかな。(2014/11/25)
M MC PEACHES
/Treat Her Like A Lady (1988)
1991年にアルバム『More Than Just A Pretty Face』をリリースしたフィーメールMCのMC PEACHESが1988年にBUMRUSH! RECORDSからリリースしたシングル。
A1. Treat Her Like A Lady
兄貴分のKING OF CHILLがプロデュースしたGWEN GUTHRIE/Seventh Heaven使いのトラックにTHE TEMPTATIONS/Treat Her Like a Ladyのコーラスを合わせたファンキー・チューン。
B1. Commin Straight Rollin Hard
EL BRAVADORプロデュースでFUNKADELIC/You'll Like It TooビートにJAMES BROWN/Get on the Good Footを合わせたナンバー。ビートが跳ねた感じなのが残念な限り。
(2024/01/12)
M.C.RELL &
THE HOUSEROCKERS
/Into The Future(1989)

89年にリリースされたM.C.RELL & THE HOUSEROCKERSのアルバム。プロデュースは、SALAAM REMIの父親VAN GIBBSとEDDISON ELECTRIKで、そのSALAAM REMIも2曲でドラム・プログラミング等で参加。RAKIM似の声とフロウのM.C.RELLはなかなかの実力者で、当時主流であったBPM早めのファンキー・トラックとの相性もバッチリ。定番ブレイクFunky Drummerを早めにし、そこにJAZZネタをあわせた1.Into The Future、SALAAM REMI、SPECIAL K&TEDDY TEDも制作に関わったファンキー・チューン2.Soundwave Sermon、BOOKER T&MG'S/Melting Potネタの7.Something About It、TUFF CITY RECORDSバリのドープな9.I'm Slammin'(ベスト・トラック!)、JAMES BROWNネタの10.The Rell Thingあたり当時良く聴いていました。全く話題にも上らず、これ一枚で消えていったのが残念なMCの一人です。オールド・スクール・マニアならぜひ聴いて欲しいアルバムです。(07/02/24)
MC SHAN
/Born To Be Wild (1988)

「The Bridge」、「Down By Law」等のクラシックでお馴染み、ブルックリンはJUICE CREW所属のソロマイカー"MC SHAN"が88年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、もちろんMARLEY MARL。シングルカットされたA1. I Pioneered Thisをラジオで聴いた瞬間、ノックアウトされたのを覚えていますね。KENI BURKE/Risin' To The Topの一部分をループさせ、それにRUFUS THOMAS/The Breakdown & Do The Funky Penguin、JOE TEX/Give The Baby Anything The Baby Wantsを合わせたセンス溢れるトラックにMC SHANの甲高い声が絶妙にマッチしていて、個人的にはMC SHANの中でもトップ3に入るくらい好きですね。他にもFREEDOM/Get Up And Dance、JAMES BROWN/Escape-Ism使いのA2. Give Me My Freedom、OHIO PLAYERS/Love Rollercoaster、 MOUNTAIN/Long RedネタのトラックにSHANTEの声ネタが効いたA3. So Def、LES McCANN/The Harlem Buck Dance Strut、BOB JAMES/Mardi Gras使いのミステリアスな雰囲気のA5. Go For Yours('Cause I'm Gonna Get Mine)、STEPPENWOLF/Born To Be Wild、BILLY SQUIER/The Big Beat、 MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、FANCY/Feel Goodネタのハーコー・チューンA6. Born To Be Wild、前作の「Left Me Lonely」路線を狙ったラブ・ラップ(ラップじゃなく語りだけど)B1. She's Gone、JAMES BROWN/Get Up, Get into it, Get Involved、THE J.B.'S/The Gruntネタのドープ・クラシックB2. Juice Crew Law、MACEO & THE MACKS/Soul Power 74、THE HONEY DROPPERS/Impeach The President、KOOL & THE GANG/More Funky Stuff使いのファンキーなB3. Words Of Freestyle、OTIS REDDING/Let Me Come On Homeネタのファンキー・チューンB5. Never Rock A PartyがGOOD。1stほどのクラシックではないけど、聴きごたえ十分な良盤ですね。(2018/05/05)
M.C. TWIST & THE DEF SQUAD
/Comin' Thru Like Warriors (1988)
SAN JOSEのM.C. TWISTがグループ名義で88年にLUKE SKYYWALKER RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、M.C. TWISTとKAY JAY、スクラッチは、BOY SCRATCH。当時、マイアミ物と思われて、スルーされていたけど、かなりファンキーさに重点を置いた好盤!甘茶ラップ・マニアにもオススメできる曲を収録しているのもポイント高し。ROGER/So Ruff, So Tuff、ZAPP/Dance Floor、KONK/Konk Party使いのファンキー・チューンA2. The House Jumps、STEVIE WONDER/You Haven't Done Nothin'、J.R. FUNK AND THE LOVE MACHINE/Feel Good, Party Time、JAMES BROWN/Funky PresidentネタのA3. U Gettin' Ill 2 Much、BERNARD WRIGHT/Haboglabotribin'まんま使いのシリアスモードのA4. B.L.N.T.、JAMES BROWN/Funky Drummer。SYL JOHNSON/Different Strokes使いのハーコー・チューンA5. Mary Mack、RODNEY O/Everlasting Bassに影響を受けたであろう(実際に使用)A6. I Like It Loud、JAMES BROWN/Give It Up or Turnit a Loose (Remix)、DJ HOLLYWOOD/Shock, Shock the Houseネタの豪快イケイケ・ファンキーなB2. Shock The House、VAUGHAN MASON AND CREW/Bounce, Rock, Skate, Roll、ROGER/So Ruff, So Tuff使いのウェスト・コースト・ファンクB3. So Ruff、鬼切ないラブ・ラップ・クラシックB4. Not Jus' A Pretty Faceとほとんど聴けるね。できれば、シングル・オンリーの快作ファンク「Just Rock」を収録して再発してほしいところ。(2017/04/16)
MELLOW MAN ACE
/Escape From Havana (1989)

キューバ出身のラティーノMC"MELLOW MAN ACE"が89年にメジャーのキャピトルからリリースしたデビュー・アルバム。クラシックとまではいかないものの、とても充実した良作!DUST BROTHERS制作でRUSH/Tom Sawer、STANLEY TURRENTINE/Sister Sactifiedネタのハーコー・チューンA1. Hip Hop Creature、TONY G.プロデュースでDYKE AND THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman、WAR/Galaxy、JAMES BROWN/Get Up, Get into It, Get Involved使いのノリの良いファンキーなA3. Rhyme Fighter、MATT DIKEとMICHAEL ROSSが手掛けたKOOL & THE GANG/Summer Madnessネタのしっとりとしたラブ・ラップA4. If You Were Mine、GRANDMIXER MUGGSことDJ MUGGSプロデュースでJAMES BROWN/Funky Drummer、Escape-Ism使いの鬼ファンキーなA5. River Cubano、MATT DIKEとMICHAEL ROSS制作でFUNKADELIC/Good Old Musicのドラムにハードなギターを合わせたB1. Mas Pingon、 THE HEADHUNTERS/ If You've Got It, You'll Get ItネタのファンキーなB3. Talkapella、TONY G.が手掛けたTHE ISLEY BROTHERS/Groove With You使いのメロウなB4. B-Boy In Love、A4のスパニッシュバージョンB5. En La Casaがお気に入り。(2019/01/26)
M.I.D.
/Cold Getting Down (1987)
モンチ田中率いるマスターミックス集団M.I.D.が87年に近田春夫主宰のヒッ プホップ専門レーベルBPM RECORDSからリリースしたシングル。カップリングはF.O.E. f/細野晴臣、PRESIDENT BPM(aka近田春夫)、いとうせいこうの「Come Back」。当時のRUN D.M.C.あたりに影響を受けたロックギターを取り入れたトラックに英語と日本語を混ぜたラップの曲。出来としてはアベレージだが、日本ヒップホップシーンの黎明期の作品なんで、気になる人は聴いて損はないはず。(2017/06/11)
MIKEY-D & THE L.A. POSSE
/I Get Rough (1987)
GRANDMASTER MELLE-MELとのビーフやMAIN SOURCEへの加入で話題となったNYクイーンズのソロマイカーMIKEY D、D.J. JOHNNIE QUEST、伝説のプロデューサーPAUL CからなるMIKEY-D & THE L.A. POSSEが1987年にPUBLIC RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、PAUL C!
A1. I Get Rough (Vocal)
RHYTHM HERITAGE/Theme from S.W.A.T.のイントロから続くCOMMODORES/Brick Houseの弾き直しにCERRONE/Rocket in the Pocket (Live)をスクラッチでぶち込んだラフなナンバー。
B1. Go For It (Vocal)
EAGLES/Those Shoes使いのハーコー・シット!リリックにL.L. COOL J/3 the hardwayやSTETSASONIC/My rhymeが出てくるところもニクいね〜
(2023/10/12)
MIX MASTER SPADE AND COMPTON POSSE
/Genius Is Back (1988)
歌うようにラップするオリジネーターMIX MASTER SPADEとそのクルーCOMPTON POSSEが1988年にLA POSSE RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースとスクラッチは、DJ POOH!COMPTON POSSEのメンバーは、DJ POOH、KING TEE、DJ VAR。
A. Genius Is Back
TOM TOM CLUB/Genius of loveネタのトラックにMIX MASTER SPADEの歌うようなフロウ、そしてDJ POOH、KING TEE、DJ VARがマイクを回すウェッサイ・クラシック!
(2023/11/12)
N
O
P PHASE AND RHYTHM
/Hyperactive (1988)
後にBROKIN ENGLISH KLIKのメンバーとなるTHE MAD SCIENTIST (DA' THE MAD SCIENTIST)とD. ROSSER(BIG DIBBS)のコンビPHASE AND RHYTHMが1991年にNYクイーンズのFUNKY TUNE RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、PHASE AND RHYTHMとK. JARVIS、ミックスには、伝説のPAUL C.!この後、TOMMY BOY RECORDSから「Swollen Pockets/Hook-N-Sling」をリリース。自分はTOMMY BOYのレコから聴いていて、その前にもシングルあったんだ、と驚いた記憶がありますね。
A1. Hyperactive
TOMMY ROE/Sweet Pea、EDDIE BO/Hook and Sling - Part I、ALVIN CASH/Keep on Dancingネタの鬼ファンキーな一発!
B1. Brainfood
THE CECIL HOLMES SOULFUL SOUNDS/2001ビートにMANZEL/Jump Streetを合わせたファンキー・チューン。
(2023/12/12)
POSITIVELY BLACK
/Same (1989)
PRINCE KHARIQUE、KING D.J. STORM、KING NAJEEからなるニュージャージーのグループPOSITIVELY BLACKが89年にSELECT RECORDSからリリースしたアルバム。お目付け役は、名R&BプロデューサーのPAUL KYSER。先行シングルの「Escape From Reality」がTHE METERS/Handclapping Song使いでなかなか良かったので、アルバムを購入したんだけど、「Escape From Reality」以外のダサダサっぷりに驚愕… 購入時以来だから、23年ぶりに聴き直したんだけど、やっぱだめだ… もの凄くセンスないよこいつら!ネタ使い、スクラッチ全てにおいてセンスなしのポンコツ盤だなこりゃ。3RD BASS/Triple Stage Darknessと同じB. T. EXPRESS/This House Is Smokin' ネタ(これもドラムが超ダサい)のA4.Nightmare On America Streetと、FUNKADELIC/You'll Like It Tooの定番ビートのB5.Take No Prisonersが辛うじて聴けたくらい。結局、「Escape From Reality」のシングルを持っていれば、アルバムは必要なかったな。C級好きのマニアだけ聴いてください。(2012/02/17)
Q
R ROB BASE
/The Incredible Base (1989)

「It Takes Two」の大ヒットで一躍シーンに躍り出たROB BASEが89年にPROFILE RECORDSからリリースしたソロ・アルバム。コンビ間でトラブルが起きたのか盟友DJ E-Z ROCKの参加はなし。ほぼ全編パーティナンバーで、特に男性コーラスも参加したノリノリな1. Turn It Out (Go Base)、FREEDOM/Get up and danceまんま使いのストレートなパーティー・ラップ2. Get Up and Have a Good Time、BPM早めのISAAC HAYES/BreakthroughにBOBBY BYRD/I Know you got Soulを合わせた3. Rumors、BPM早めで結構ハードに攻める4. Hype It Up、EDWIN STARR/Warのカバーともいえる豪快な6. War、GAP BAND/Outstanding使いのメロウ・ミディアム7. OutstandingがGOOD。深いこと考えずに気楽に楽しめるアルバムだと思う。(2013/02/12)
ROBERT S.
/Good As Gold (1987)
1987年にEPIC RECORDSからリリースされたROBERT S.のシングル。プロデュースは、CARL RYDER aka CHUCK DとHANK SHOCKLEE、ドラムプログラミングにERIC"VIETNAM"SADLER、スクラッチにTERMINATOR X。まさにPUBLIC ENEMY外伝。Good As Gold(Pony Down Version)は、PEみたいな攻撃性のあるトラックではないが、JOESKI LOVE/My Girl、CHIC/Good Times、JAMES BROWN/Funky President、Say It Loud, I'm Black And I'm Proud、RUN-DMC/Peter Piperを使ったなかなかエキセントリックな仕上がり。ROBERT S.の声質にもあっていてカッコいいね。B面のBig Words(Motor City Version)はドラムがイマイチ。(2017/02/26)
ROCKIN' ROLL
/I Just Wanna Rap (1987)
1987年にSUTRA RECORDSからリリースされたROCKIN ROLLのシングル。プロデュースは、THE STRANGER、スクラッチには、あのCLARK KENTも参加。おそらくこのシングルのみの謎のアーティストですね。CLARK KENTが参加しているので、NYなのかな? タイトルどおりJOAN JETT & THE BLACKHEARTSの大ヒット曲「I Love Rock 'N' Roll」に、これまたQUEENの代表曲「We Will Rock You」を合わせたカバーラップ。元ネタが大好きなので、無条件にOKですね。(2017/01/14)
ROXANNE SHANTE
with BIZ MARKIE
/Free Style (1987)
80年代中頃にリリースされたヒューマンビートボックス(HBB)ものの傑作。これぞまさしくフリースタイル!
主役はラッパーのSHANTEではなく、HBBのBIZ、聞きどころは、なんといってもBIZのHBBとメチャクチャなボイスサンプリングだ。BIZはやぱり天才だと再認識させられる一曲です。このレコードはドマイナーなレーベルのオムニバスにはいっていたので今探し出すのは難しいと思いますが、ぜひ聞いてもらいたい。HIPHOPの素晴らしさがそこにはあります。
S

SALT-N-PEPA
/A Blitz of Salt-n-Pepa Hits
: The Hits Remixed (1990)



SALT 'N' PEPA
/The Greatest Hits (1991)

SALT、PEPAそしてDJのSPINDERELLAからなるベテラン・フィーメール・トリオSALT 'N PEPAが90年にリリースしたヒット曲のリミックス集。UKのBLACKSMITHがメロディアスにリミックスしたトラックにSYBILをフィーチャーした3. Independent、E.U.をフィーチャーしたワシントンGO-GOライクなヒット曲4. Shake Your Thang、STEEVEE-Oリミックス(といってもオリジナルと別に変らないが)のファンキーな5. Get Up Everybody (Get Up)、HURBY LUV BUGリミックスの渋くてファンキーな6. Tramp、DJ MARK THE 45KINGによるお得意のネタ使いの7. My Mic Sounds Nice、STEEVEE-OリミックスでMETERS使いのファンキーな8. I Gotcha (Once Again)、PARLIAMENT/FlashlightとYES/Owner Of A Lonely Heart使いでLL COOL J/Rock The Bellsを意識したかのような9. I'll Take Your Man、リズムボックスと荒いスクラッチだけのローテンポ・トラックが最高にドープな10. It's Allrightとミドル好きにアピールするには十分な曲満載。

3rd『Blacks' Magic』からUKっぽいお洒落でグルーヴィーな2.Expression(Brixton Bass Edit)とSYBILをフィーチャーしたR&B色濃くダンサブルな3.Independent(Independent Funk Vocal)、2nd『A Salt with a Deadly Pepa』からE.U.をフィーチャーしたGO-GOナンバー4.Shake Your Thang(It's Your Thing)、1st『Hot, Cool & Vicious』からファンキーな8.Tramp、GROVER WASHINGTON JR./Mr Magicネタのファンキーな10.My Mic Sounds Nice、YES/Owner Of a Lonely Heart使いでL.L.COOL Jを意識したであろうハーコー・ナンバー11.I'll Take Your Man、2ndからJOE TEX/I Gotchaのカバー(?)12.I Gocha、プロデューサーのHURBY LUV BUG監修のコンピ『The House That Rap Built 』に収録されたFAUSTO PAPETTI/Love's Theme使いで彼女等の隠れクラシックのハーコー・シット ! 13.I Am DownがGOOD。

かなりスルーされている感があるけど初期のアルバムは要チェック。(2013/06/22)
SCHOOLLY D
/P.S.K. What does it mean?(1985)
"オリジナルギャングスター"SCHOOLLY Dの代表作。タイトルのP.S.K.とはギャング集団の"Park Side Killers"からきてるそうです。このビートはHPのタイトルの元となったNICE&SMOOTH"Old to the new"で使われて一躍有名になりました。ドラムマシンとDJ CODE MONEYの荒っぽいスクラッチだけで作られたシンプルな曲ですがグイグイ惹きつけられます。これはリイシューで柏のディスクユニオンで100円で買えました。聴いたことがない人はぜひ購入して聴いてください。
SCHOOLLY D
/Housing the joint(12)(1987)
ギャングスタラップのパイオニアと言われるフィラデルフィアのオールドスクールラッパーSCHOOLLY Dが1st87年にリリースしたアルバム"Saturday night-The album"からのシングル。収録曲 A1.Housing the joint(radio ver.)、A2.Housing the joint(extended mix)、B1.The magoomba mix、B2.Housing the joint(inst)
Housing the jointはSLY&THE FAMILY STONE/Thank youを荒っぽくサンプルしたファンクトラックにDJ CODE MONEYのヘタウマなスクラッチが絡む(個人的に)オールドスクールクラシック!だが、注目すべきはB1.のThe magoomba mix。この曲は彼の初期の代表曲PSK、Gucci time、Saturday night、Parkside 5-2、Housing the jointをmixしたパーティ・シット!昔から聴いてましたが、この曲の存在は最近初めて知りました。SCHOOLLY Dに対して再評価される気配が全く無いのは寂しいところですが、HIPHOP好きなら絶対に避けてはならない男です!SCHOOLLY D万歳!!!(03/03/01)
SEAN, BABY&NINJA DEE feat. MR K.GEE
/K.G. dance(1987)
懐かしいB-BOYレコーズ!当時よく買って聴きました。KRS-1が所属していたことで有名ですね。このシングルは初めて聞きましたけど、プロデュースがKRS-1と故スコット ラ ロックですからBDPの1stアルバムのようなトラックを想像してくれればいいと思います。荒っぽいサンプリングとドラムマシンそれだけでOKです。気に入りました。
SERIOUS LEE FINE
/Nothing Can Stop Us (1989)

SERIOUS、LEE、FINEのトリオ SERIOUS LEE FINEが89年にリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、 JAM MASTER JAY、DAVY D等。割とファンキーなA面はなかなかだけど、B面がダサ過ぎだな。ポップロック調のB3. Boom Bang 'Emとロックンロールなラップ B5. Everything's Real, Everybody's Fun, Everybody's Lifeには口あんぐり。気に入ったのは FUNKADELIC/One Nation Under A GrooveとART OF NOISE/Beat Box使いのファンク A3. Nothing Can Stop Us、FATBACK/I Found Lovin’使いのクール・ファンクA5. Cut It Up Chips、ファンキーなA6. Bust The Beat、 Impeach The Presidentビートの B7. Sweat。CDのみ収録の「The Bass Goes Bang」もYOUTUBEで聴いてみたけど、ごく普通の出来。29年前の購入当時は面白く感じた んだけど、今聴くと...って感じのアルバムで、その後のリリースが続かなかったのもなんとなくわかるような気がする。(2018/01/07)
SIR MIX-A-LOT
/Seminar (1989)

シアトルの重鎮SIR MIX-A-LOTが89年にリリースした2ndアルバム。ここ日本では『Return of the Bumpasaurus』が一部のウェッサイG-RAP好事家の間で人気があるだけで、一般的には「Baby Got Back」がヒットした一発屋の扱いでほとんど無視されていますね。リリースされたアルバムは当時から全部買って聴いているけど、彼はただのミーハーじゃないぜ!(確かに1stはクソだったけどね(笑)) このアルバムは彼のアルバムの中でも特に大好きで、なかなか骨太なもの持ってるよ奴は。クラフトワークっぽいイントロから鐘の音が入り、一瞬ミーハーぽく感じがするが、結構ダークに攻めるアッパー・チューン1. Seminar、カッティング・ギターが耳を惹く軽快なファンキー・ナンバー2. Beepers、風変わりなイントロから重たいファンク・ビートが飛び出し、エレクトロ感も感じられる3. National Anthem、シンプルながら力強いラップにグイグイ惹き込まれるファンキー・チューン4. My Hooptie、RICK JAMES/Hard to Get使いのノリノリな7. I Got Gameが特に好きかな。彼のラップをスキルがないだとか言うけど、誰かに似ているようなラップをする連中よりよっぽど耳に残るよな。クラシックには到底及ばないけど愛すべきアルバムの一つ。(2010/09/11)
SPOONIE GEE
/(You Ain't Just A Fool)
You's An Old Fool (1988)
マイクの竿師の異名を持つレジェンドSPOONIE GEEが88年にTUFF CITYからリリースしたシングル。
名ブレイクビーツのTHE HONEY DRIPPERS/Impeach The Presidentネタというか、まんま使い(演奏?)の上にラップを乗せた反則ギリギリの快作!ゆる〜いファンク・トラックに達者なラッピンが最高ですね。B面には87年のアルバム『The Godfather Of Rap』からのYum Yumを収録してるが、イマイチなのは残念。(2019/08/31)
STEADY "B"
/Just Call Us Def (1985)
フィリー・ヒップホップのパイオニアSTEADY Bが85年にPOP ART RECORDSからリリースしたシングル。プロデュースは、もちろんLAWRENCE GOODMAN、スクラッチは、GRAND DRAGON K. D.。16歳(!)ながら実に堂々とした活きの良いラップを聴かせてくれるね。硬質な打ち込みドラムにUNCLE LOUIE/I Like Funky Music、FUNK INC./Kool Is Back使いの荒々しいスクラッチが効いたロッキッシュなA1. Just Call Us Def (Radio Version)、ROXANNE SHANTEをフィーチャー(声ネタだけに聴こえるが…)したA1.と同タイプなハーコー・シットB1. Fly Shante (Radio Version)の両曲ともにGOOD。(2014/11/09)
SWEETENLO
/Not To Be Tooken Lightly (1990)
オハイオ州のSWEETENLOが90年にWRAP/ICHIBAN RECORDSからリリースしたアルバム。これがデビューアルバムかな? 一般的には次作の『Compton Killer』が有名かも。(余談だけど、通販ショップサイトでは、アルバムタイトルにComptonとついているだけでWEST物としている...) これぞ、流石はICHIBANと喰らされる安定のB級感。当時の NY信者が聴いたら爆笑してゴミ箱行確実だと思うけど、無類のICHIBAN 好きの自分からすれば、捨てがたい魅力があるんだよな?。でもかなり玉石混交でして、LL COOL Jの声ネタがイカすオハイオ・ファンクA1. Back For The Pay Back、定番メロウGAP BAND/Yearning For Your Love使いだが、なぜか全編にわたり不気味な男性ボイスをループさせたキモメロウA4. Keepin it Smooth、ZAPP/I Can Make You Dance使いだけど、音数がやけに多いA5. I'll Make You Dance、重たいファンクB1. Just Rolling、JAMES BROWN使いの硬質ファンキーチューンB3. The Burger The Bed、EAZY-Eの声ネタスクラッチ、CAMEO/Rigor Mortis使いのナイス・ファンクB4. That's Sweetenloは好きなんだけど、聴けない曲はほんとウ〇コ級。特に初期のTOO SHORTを意識したが、ドラムの音色がダサさの極みなA3とB2のThe Original Tramp(なんとカセットシングルにもなっている!)、売れないポップ曲のトラックをそのまま使っているのかと思ったB5. I'm That Type Of Nigga、このタイトルになぜこんなへンテコなSFチックなトラックを使ったのか意味不明なB6. You Can't Stop Hip Hopの4曲 (実質3曲) は異次元。あと、DJの名前がD.J.D.M.C.とかなり挑戦的。ただのオールドスクールには飽き足らない変態フリークのみにオススメ。(2017/10/21)
SWEET TEE
/It's Tee Time (1988)

「It's My Beat」のヒットで知られる女性ラッパーSWEET TEEが88年にリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、HARVEY LUVBUGやTHE INVINCIBLES等。Impeach The PresidentビートにPARLIAMENT/Mothership Connection、TROUBLE FUNK/Saturday Night Liveを合わせたファンキーな A1. On The Smooth Tip、PLEASURE/Let's Dance等を使ったノリノリなA2. Let's Dance、BOBBY BYRD/I Know You Got Soul、JAMES BROWN/Cold Sweat、LYN COLLINS/Think使いの小気味よいライト・ファンキーなA3. IGot Da Feelin'、JAZZY JOYCEとの名義で、JAMES BROWN/Funky Drummer、T-SKI VALLEY/Catch The BeatネタのクラシックB1. It's My Beat、JAMES BROWN/Funky Drummer逆回しにGRAHAM CENTRAL STATION/The Jamを合わせた鬼ファンキーなB2. As The Beat Goes On、BETTY WRIGHT/Clean Up Woman、JAMES BROWN/Superbad, Superslick使いの軽めのファンキー・チューンB3. It's Like That Y'all、当時の流行だったラブ・ラップで、メロウで切ないトラックに涙するB4. Why Did It Have To Be MeがGOOD。(2018/12/15)
T III MOST WANTED
/Same (1989)
プエルトリカンのMC、ERIC "MR. ACTION" PENA、イタリアン・アメリカンのDJ、JAMES "D.V.S." GRECO、アフリカン・アメリカンのMC、OMAR "SHARIF" LINDSEYのトリオIII MOST WANTEDが1989年にFEVER RECORDSからリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、COLD CRUSH BROTHERSのDJ、CHARLIE CHASE、エンジニアには、NORTY COTTO、ELAI TUBO、IVAN "DJ DOC" RODRIQUEZも参加。シングルの「Calm Down」が人気のグループですね。ハードコアなグループの記憶があったけど、改めて聴いてみると、1曲目から当時流行していたクソみたいなヒップハウスや大袈裟なラブ・ラップなんてのもあって、結構、"売り"にきてたんだなーって思いましたね。BOBBY BYRD/Hot Pants (Bonus Beats)のビーツにテクノっぽいサイレンのトランスフォーマー・スクラッチ、フックでCHUCK Dの声やREGGIE GRIFFIN & TECHNOFUNK/Mirda Rockを合わせたハイパー・ファンキーなA2. Most Wanted、定番MELVIN BLISS/Synthetic SubstitutionのビートにFUNK, INC./Kool Is Back、THE METERS/Handclapping Song(これはミスマッチだな…)、そしてフックでBABE RUTH/Keep Your Distanceを合わせたファンキーなA3. Keep Your Distance、沖縄のロックバンド”アイランド”のバラード「Stay With Me」を思い出した哀愁ラブ・ラップA5. My Love Is True、定番MONK HIGGINS/One Man Band (Plays All Alone)のビートにJAMES BROWN/Funky President (People It's Bad)のビートのスクラッチ、BOOBIE KNIGHT & THE UNIVERSAL LADY/The Lovomaniacsを合わせたタイトなファンキー・チューンB1. Nitty Gritty、定番THE WINSTONS/Amen, Brotherのビートに当時のハウス風のハイパーなウワモノ、FIRST CHOICE/Let No Man Put Asunderのボーカルを使ったアップテンポのファンキー・チューンB4. Lights Out、定番COMMODORES/The Assembly Lineのビートにドラムマシンを組み合わせたリズムに、これまた定番のDENNIS COFFEY/Ride Sally Rideのファンキーなギター、中盤に一瞬出る技ありなAVERAGE WHITE BAND/Pick Up the Pieces使いのトラックにJAMES BROWN/Hot Pants Pt. 1からのJBのシャウト、そしてAFRIKA BAMBAATAA AND JAMES BROWN/Unity Part 6 (World III)からタイトルにもなったJBの「Calm Down !」がバッチリ決まったドープなクラシックB5. Calm Down、定番DYKE & THE BLAZERS/Let a Woman Be a Woman - Let a Man Be a Manのビートをピッチを上げて使ったインスト・ファンキーB6. Winner Takes It Allがお気に入り。(2024/02/24)
TODDY TEE
/Batterram(12)(1985)
コンプトン出身のウェッサイオールドスクーラーTODDY TEEが85年に"I Wanna Do Something Freaky To You"で有名なLEON HAYWOODプロデュースのもとリリースした12インチシングル。85年だけあってかなりのオールドスクールぶりで、時代を感じさせる打ち込みドラムに超イナタいスクラッチが絡みます。個人的にはオールド大好きなので全然問題なし。オールド好きは聴いてみてください。(03/05/25)
TODDY TEE AND DR. DRE (2003)

ヨーロッパのレーベルSTREET DANCE/RAMSHORNからリリースされたウエスト・コースト・ヒップホップのオールドスクール・コンピ。クレジットとかが適当で、かなりの胡散臭さ満点なんだけど、なかなか重要な曲が収録されているね。(でも、SNOOPとかDR.DREを"売る"ために利用するのは悪質だな。)
DISC 1
1.TODDY TEE/Batterram
コンプトンOGのLEON HAYWOOD製作で80年代中期らしいエレクトロ・ファンク。
3.KING T/Ya Better Bring A Gun
ウェッサイOG"KING T"によるTAANA GARDNER/Heartbeatネタのクラシック!
5.RHYME SYNDICATE/Sweet Juice
MIDNIGHT STARっぽいボコーダー入りのエレクトロ・ナンバー。
7.BOBBY JIMMY & THE CRITTERS/Gotta Potty
コメディ系ラッパーBOBBY JIMMYによるSLICK RICKのものまねナンバー。これ初めて聴いたけど、BOBBY JIMMYってこんなに面白かったっけ !?
9.TODDY TEE/If Your Friends Seen Me
TODDY TEEのアルバム『Living On The Edge Of Insanity』収録のZAPPネタのノリノリなウェッサイ・ファンク!
11.FILA FRESH CREW/Tuffest Man Alive
THE D.O.C.が在籍していたことで有名なFILA FRESH CREWによるL.L.COOL Jを意識したであろうドラム・マシンのみの簡素だけどハードな曲。THE D.O.C.のラップがナイス!
13.COMPTON POSSE/Let's Get Stupid, Let's Get Hype
VAUGHAN MASON/Bounce,rock,skate,rollネタの直球ファンク!よく聴くとCOOLIOもいるね。知らなかったな。
15.EAZY-E/Fat Girl
ヒューマン・ビート・ボックス・クラシック!EAZY-Eのラップも最高だね。
DISC 2
3.TODDY TEE/Do You Wanna Go To The Liquor Store
スクラッチがイカしたエレクトロ・ナンバー。
4.KING MC/Erotic Ugly Woman
R&Bっぽいメロディのエレクトロ。
5.EAZY-E/L.A. Is The Place
ハードなギターを活かした曲。L.L.COOL Jを意識したのかな、やっぱり。
6.TODDY TEE f/MIX MASTER SPADE/Gangster Boogie
DAVID BOWIE/Fameネタのファンキーな佳曲。
7.PRETTY BOY GANGSTERS/K The Buster
独特なビートが耳を惹くファンキー・チューン
10.SPYDER D./Gangsta Wages
定番JAMES BROWN/Funky Drummerネタ。このネタ使いで悪い訳ないよね。SPYDER D.って基本NYだと思うけどな。一時期だけLAで活動していたからって、WESTに入れるのは無理があるような…
11.MIX MASTER SPADE & COMPTON POSSE/The Genius Is Back
歌うようにラップするオリジネーターMIX MASTER SPADEによるTOM TOM CLUB/Genius of loveネタのクラシック!
12.BOBBY JIMMY/We Like Ugly Woman
エレクトロ系だけど、普通かな。
14.WORDL CLASS WRECKIN' CRU/Slice
ビート・ボックスにYELLAがスクラッチをかましたインスト。割と好きな感じ。
(2011/04/25)
TONE LOC
/Cool Hand Loc (1991)

"Wild Thing"のヒットで有名なロスのTONE LOCが91年にDELICIOUS VINYLからリリースした2ndアルバム。彼をただのポップ・ラッパーだと思っている人が多いけど、アルバムを聴くとそうじゃないことが分かるんだけどね。1stは大ヒットしたけどこの2ndでコケて表舞台から姿を消すんだけど、中々充実したアルバムだと思う。MATT DIKE&MICHAEL ROSSプロデュースでレゲエ・テイストのファンキー・チューン1. Funky Westside 、SIR JINXが制作に絡んだノリの良いファンク・トラックにVAL YOUNGをフィーチャーした3. I Adore You、PLEASUREの人気メロウ・ネタThoughts of an Old Flame使いのトラックにEL DEBARGEをフィーチャーした4. All Through The Night、SLY&FAMILY STONEネタのファンキーな6. I Joke But I Don't Play、BPM早めでノリの良い7. Freaky Behavior、DEF JEFプロデュースでGEORGE DUKE/Reach For It使いのファンク8. Mean Green、TONE LOC、TONY JOSEPH、QUICKSILVERが制作した涼しげなトラックが秀逸な9. Why、HIPHOP国歌のApacheを効果的に使ったファンキー・チューン10. Hip Hop It Is Kinda Differentと聴きどころたっぷり。9. Whyなんてこの時期のNY信者やジャジー・ヒップホップが好きなリスナーが聴いたらきっと驚くはず。偏見に惑わされず色んなものを聴いて判断して欲しいですね。(2010/08/18)
TOO NICE
/Cold facts(12)(1989)
NICE GEE&DJ QUICKのデュオTOO NICEが89年にリリースしたアルバム『Cold facts』からの12シングル。A面のCold facts〈Sunday morinin' remix〉はDJ MARK THE 45 KINGによるリミックスで、当時のNATIVE TONGUE一派にも似たレア・グルーヴ使いのファンキー・チューン!ミドル・スクール好きなら間違いないでしょう。B面のCold facts〈Pfunked up remix〉はBIRDSONG&ALEEMによるリミックスでPARLIAMENT/Flashlight使いのナイス・ファンク!この曲はウェッサイ系と一緒にかけてもそう違和感はないかもしれませんね。ファンク好きならぜひ聴いてみて下さい。(05/04/09)
TWIN HYPE
/Same (1989)

ニュージャージーの双子MC"TWIN HYPE"が89年にPROFILE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、THE HOLLYWOOD IMPACT、スクラッチは、KING SHAMEEK。デビュー・シングルでBOOBIE KNIGHT & THE UNIVERSAL LADY/The LovomaniacsをメインにMACEO & THE MACKS/'Cross the Tracks (We Better Go Back)、RAW SILK/Do It to the Musicを散りばめたグルーヴィーな1. Do It To The Crowdがカッコ良くてアルバムがリリースされるとすぐに購入しましたね〜。ヘビーなビートにBOB JAMES/Nautilusを合わせた鬼ドープな3. My Metaphors、JAMES BROWN/Give It Up or Turnit a Loose (Remix)ネタのミステリアスな雰囲気の4. Tales Of The Twins、電子音が耳を惹く5. Smooth、ウネウネしたシンセがクセになる6. Suckers Never Change、JAMES BROWN/Funky Drummer使いの近未来的な7. Twin Hype、SLAVE/Just a Touch of Love、MIAMI/Chicken Yellow使いのハーコーな10. Serious AttitudeもGOOD。(2014/12/16)
U UTFO
/Doin' It ! (1989)

Roxanne, Roxanneのクラシックでお馴染みのUTFOが89年にSELECT RECORDSからリリースした4thアルバム。プロデュースは、FULL FORCEとUTFO。メンバーは、KANGOL KID、DOCTOR ICE、EMD(EDUCATED RAPPER)、MIXMASTER ICE。彼らの中でもあまり評価されていないアルバムだけど勢いがあって十分満足できる内容だと思う。勢いがあってファンキーな1. Cold Abrasive、SIR JOE QUARTERMAN & FREE SOUL/(I Got) So Much Trouble in My Mind、MFSB/Love Is the Message使いの鬼ファンキーなトラックに「It Takes Two」のROB BASEの声ネタを擦りまくった2. Wanna Rock、鬼アフロ・ファンキーなネタ使いがイカした4. Battle Of The Sexes、BO DIDDLEY/Hit or Miss使いの小気味よい5. My Cut's Correct、THE DOOBIE BROTHERS/Long Train Runnin'使いの疾走感溢れるトラック上でMIXMASTER ICEが鋭い擦りを披露する6. Master Of The Mix、EARTH,WIND&FIRE/Getawayネタのファンキーな7. Don't You Hate It When...、BILLY SQUIER/The Big Beatのビート上でTHE J.B.'S/Gimme Some More、PRINCE/Kiss等をスクラッチしまくったDJチューン8. Bits And Pieces、THE BLACKBYRDS/Rock Creek Park使いの涼し気ファンキーな10. Doin' It!がGOOD。(2017/09/09)
V V.A.
/EGOTRIP'S THE BIG PLAYBACK
Old school is back!!! このオムニバスは素晴らしい! こんなドマイナーなものを集めるとは...例えば、MC EZ&TROUP"Get retarded"、GRANDMASTER CAZ"Get down grandmaster"、MC MITCSKI"Brooklyn blew up the bridge"等々。選曲した奴には惚れるね。全ての曲が半端なくドープ。Hiphop好きで、もしオールドスクールを知らない人はこういうものをガンガン聴いたほうがいいと思う。必聴です。
V.A.
/Equidity Funk (2009)

2009年にリリースされた、NYで伝説的なディスコ・レーベルP&P RECORDSを経営していたディスコ・ミュージックの巨匠PATRICK ADAMSとPETER BROWN(あのTKの人とは別人)が制作に関わったオールドスクール・ヒップホップ/ディスコ/ファンクのコンピレーション・アルバム。
1. STAX/New York Computer Breakdance
おそらく1983年にGEORGIA PEACH RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWNとFRANK。能天気なパーティ・トラックに過剰にエコー、リバーブがかかったラップをのせたヒップホップ。
2. JESSE GEE/Let's Do It
1982年にSOUND OF THE UNIVERSE RECORD CORP.からリリースされたシングル。プロデュースは、BILLY NICHOLS、ミックスは、PATRICK ADAMS。叩きつけるドラムにコズミックなシンセサイザーを合わせたトラックに歌とラップを入れたディスコ・ラップ。これはカッコいいね!
3. MISTAFIDE/Equidity Funk (Short Version)
1980年にLAND OF HITSからリリースされたシングル。プロデュースは、JOHN ROBINSONとNELSON BAKEN。カッティング・ギターが効いたファンキーなトラック上で軽快なラップを披露。ENJOY RECORDSっぽい作風で、最高だね。
4. FLY GUY/Disco Hop
リリース年は不明だが、LAND OF HITSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWN。FRED WESLEY & THE J.B.'S/Blow Your Headのようなウネウネしたウワモノが強烈なディスコ・ラップ。この曲、discogsでも出てこないんだよね。未発表なのかな?
5. MARVIN WRIGHT/Robot Dance
1979年にQUEEN CONSTANCE RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、PATRICIA BROWNとPETER BROWN。マイアミっぽさも感じる軽快なインスト・ディスコ。
6. LE'O ROY/Pound For Pound
1980年にGOLDEN FLAMINGO RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWNとBOBBY BRINSON。ハンドクラップ・ビートに軽快なカッティング・ギターのトラックに熱い歌を聴かせるディスコ・ファンク!これ最高にカッコいいね〜
7. SUPER COPER & CLARENCE BREAKERS/This Is The Way To Do The Break Dance
1984年にCLARENCE MUSIC RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、CLARENCE MUSIC。打ち込みビートにブヨブヨ・シンセのトラックにFEARLESS 4のような集団ラップをかますエレクトロ・ヒップホップ。この質感、大好きだな〜
8. IKIM & BACARDI/Funk Rap (Inst.)
1980年にLAND OF HITSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWNとBERNARD THOMAS。ベースが効いたディスコ・ファンクなんだけど、なんでインストなんだろうね。どうせならラップを収録してもいいのに。
9. STACK/Win Jesse Win
リリース年は不明だが、HEAVENLY STAR RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWNとSTACK。パーカッシブなリズムが効いたファンキー・ラップ。
10. LAVABA & E. MALLISON/A Game Of Life (Inst.)
リリース年は不明だが、HEAVENLY STAR RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWN、LAVABA、BIG SHOT。ピュンピュン音に渋いベースラインが耳を惹くインスト・ファンク。これもボーカルを入れてほしかったね。
11. MILTON FLOYD/Anyway I Can
リリース年は不明だが、SOUND OF THE UNIVERSE RECORD CORP.からリリースされたシングル。プロデュースは、MILTON。ISAAC HAYES/Shaftを思い起こさせる出だしから、ホーン隊も活躍する疾走感溢れるファンキー・チューン。
12. LITTLE STARSKY/Gangster Rock
1980年にGOLDEN FLAMINGO RECORDSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWN。FEVER RECORDSからのヒットでお馴染みのLOVEBUG STARSKIの若かりし頃のシングルみたいですね。ファンキーなドラムとギターも印象的なファンキー・ラップ。
(2025/06/21)
V.A.
/Do you know GRAND GROOVE(1998)
98年にP-VINEがGRAND GROOVEの知られざるOLD SCHOOLをコンパイルしたアルバム。この選曲はマジで凄いですね!OLD好きには玉乱です!CHERYL LYNN/Got to be realネタのCHAPTERV/Real rocking groove、TAANA GARDNER/HeartbeatネタのT-SKI VALLEY/Catch the beat、TOM TOM CLUB/Genius of loveネタのJUST FOUR/Girls of the world、SHALAMER/A night to rememberネタのJUST FOUR/Jam to remember、一風変ってスペーシーな感じのCHAPTERV/Smurf trek、MAZE/Before I let goネタのT-SKI VALLEY/Never let goの珠玉の全6曲。HIPHOPの基本はオールドスクールにあり。HIPHOPを愛する全ての人に一度は聴いてもらいたいです。(03/04/13)
V.A./HIPHOP 18(1987) マニアックな選曲で有名なイギリスのレーベル”STREET SOUNDS”のHIPHOP コンピレーション。1987年の怒マイナー曲が満載で、凄いですコレは!当時から大抵の12インチ、LPは聞いていたつもりですが、初めて聞いた曲がほとんどでした。良かった曲は、MARLEY MARLプロデュースの2フィーメールMCのFRICK'N'FRACK”Who's on mine”、当時結構人気があった、KINGS OF PRESSUREの”You know how to reach us”(超ドープ!)、B-BOYレコーズのKAY-GEE THE ALL”She's a dog”(これまたドープ!)、SCHOOLLY DプロデュースのROYAL RON”Opsta now”等々です。こういうアルバムを聞くと当時聞いていた曲はメインストリームでマイナーにはこういういい曲が埋もれているんだなーとつくづく感じました。
V.A.
/Top Shelf 8/8/88 (2007)

NYの暴動で失われたスタジオ「Top Shelf」で88年に録音された秘蔵音源とのこと。真偽のほどは不明だけど、この面子が集まれば悪い訳ないよね。BPM早めのファンキー・チューン2. I'm The One/BLACK SHEEP、荒々しくファンキーなドープ・シット3. Like That Y'all/BIG DADDY KANE、いつもどおりのBIZ節が安心する4. My Name Is.../BIZ MARKIE、POSITIVE K/Night Shiftと同じLEE MOSES/Time and Placeネタのグルーヴィーな5. Listen Up/MC LYTE、ジャズ・ファンクなトラックの6. Let's Go/GRAND PUBA、ファンキー過ぎるドラムだけでKOされる7. I Want My Money Back/SMOOTH B of NICE AND SMOOTH、これもジャズ・ファンク的な8. Catch A Lyrical Beatdown/GRAIG G、BPM早めの活きの良い9. Chubb Rocks The Party/CHUBB ROCK、オールドスクール感を巧みに活かした鬼ファンキーな11. If Ain't Nothin/DOUG E. FRESH、ドラムの音処理が面白い12. Back In The Jungle/JUNGLE BROTHERS、緊張感のあるドープ・シット13. I Run The Streets/JUST ICE、伝説のマイク師が共演したハーコー・ナンバー14. The Battle Is On/MELLE MEL AND GRANDMASTER CAZと好曲満載。でも、絶対に88年の作品じゃないよなぁ。90年代前半だろうな。(2014/09/23)
V.A.
/WORD 3 (1990)
アルファ・レコードから90年にリリースされたJIVEのHIPHOPをコンパイルしたアルバムの第3弾。当時、シリーズ化されていたコンピで、JIVEはほとんどレコードで購入していたんで無用だったんだけど、レコードを聴くのが面倒になってからは、ほんと重宝しますね、こういうコンピは。ただ、気にいらないのが、大嫌いな泉○真奈美がライナーを書いていること。このオバハン、マジでムカつくやつで、2PACやN.W.A.の翻訳、ライナーでも酷いことばかり書いていたしな。このライナーでも「特にウエスト・コーストとマイアミ周辺にウヨウヨしているハズレに要注意!」だってさ。ろくに聴いたことないくせによく言うぜ!今じゃ当時のウエスト・コーストとマイアミのどちらも再評価されている訳だし、ほんと見る目がない糞女だね。こんな奴にライナーを頼んでいた時代だから、ウエスト・コーストとマイアミが真っ当に評価されなかったはずだよな。話は飛んだが、お気に入りは、A TRIBE CALLED QUESTの傑作1st『People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm』からシングル・カットされたI Left My Wallet In El Segundoのリミックスでもろダンスホール・レゲエのご機嫌な1.I Left My Wallet In El Segundo(Feature Length)、フィリーのパイオニアの一人STEADY Bが89年にリリースした4th『Going Steady』からのメロウなポッセ・カットのタイトル曲のリミックスで、オリジナルにはないセクシーな女性Vo.をフィーチャーして一人でラップした2.Going Steady、オークランドのKOOL ROCK JAY & THE DJ SLICEが90年にリリースした隠れた快作『Tales From The Dope Side』から、Funky DrummerにBARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little more Babyを暗く弾き直したトラックにシリアスなリリックが響き渡る4.It's a Black Thing、当時ゾッコン惚れていた敏腕プロデューサーTHE 45 KINGのTHE FLAVOR UNITの一員であるMARKEY FRESHの曲で45 KINGらしいネタのループにBIG DADDY KANEの声ネタも効果的に使用した5.The Mack Of Rap(45 KING REMIX)、U.T.F.O.から独立したDOCTOR ICEのソロ・アルバム『The Mic Stalker』より、FULL FORCE制作のBRIGHTER SIDE OF DARKNESSのスウィート・ソウルの名曲のカバーで、CHERYL"PEPSII"RILEYをフィーチャーした原曲に忠実なトラック上でDOCTOR ICEが"語る"6.Love Jones(Trust Me, I'm a Doctor Mix)、後のDA KING & IであるISIDORE aka IZZY ICEによるサザン・ソウルの名曲SAM AND DAVE/Soul Manをストレートに使った(今聴くと結構ダサい気が…)職人HOWIE TEEプロデュースの7.Soul Man、フィリーのパイオニアの一人SCHOOLLY Dの89年の傑作4th『Am I Black Enough for You? 』から、JIMI HENDRIXの名曲Voodoo Child (Slight Return)をネタにした鬼ドープな9.Pussy Ain't Nothin'(12"Boner Mix)、ブルックリンの大ベテランWHODINIのFULL FORCE制作による定番ブレイクCOKE ESCOVEDO/I Wouldn't Change A Thing使いのノリの良い10.Anyway I Gotta Swing It、BOOGIE DOWN PRODUCTIONSのメンバーであったD-NICEのデビュー・アルバム『Call Me D-Nice』にも収録されたよるファンキーな11.Glory。手軽に当時のHIPHOPを聴けるんで、BOOK OFF等で見かけたらオールド好きなら要チェック。(10/05/05)
V.A.
/WORD 5 (1991)
JIVE RECORDSの曲をコンパイルしたお馴染みのアルバム。これは日本独自の編集盤。小気味良くてファンキーな2. Ya Know the Rules (Remix)/BOOGIE DOWN PRODUCTIONS、LOU REED/Walk On The Wild Side、BABY HUEY/Hard Times、TYRONE WASHINGTON/Submission、MICHAEL URBANIAK GROUP/Lato使いのクラシック3. Can I Kick It? (Spirit Mix)/A TRIBE CALLED QUEST、DONNY HATHAWAY/The Ghettoをネタ使いしたヒット曲で、オリジナルにブヨっとしたシンセベースをプラスした4. The Ghetto (Too Short Extended Mix)/TOO SHORT、少々パンチ不足だがR&Bテイストの5. Girl's Gonna Getcha (Remix)/STEADY B、ラップ・チャート1位を獲得したTHE TURTLES/Buzzsaw、PAUL NERO/(This Is) Detroit Soul使いのファンキーなオリジナルに郷愁感漂うサックスを添えた6. Call Me D-Nice (40th Street Mix)/D-NICE、定番のALL THE PEOPLE/Cramp Your Styleを組み合わせた軽快な7. If You Don't Want To Get Pregnant (Slammin' Remix)/U.T.F.O.、あのKID ROCKのデビュー期の曲でTHE CECIL HOLMES SOULFUL SOUNDS/2001、KC & THE SUNSHINE BAND/I Get Lifted、BAR-KAYS/Let's Have Some Fun、LYN COLLINS/Think (About It)、RUN-D.M.C./Sucker M.C.'s (Krush Groove 1)をネタ使いした、わりと真面目にヒップホップしている10. Yo-da-lin in the Valley/KID ROCK、小気味良いビートにサビでJOCELYN BROWN/Love's Gonna Get Youのコーラスを使った11. Love's Gonna Getcha (Extended Soft Version)/BOOGIE DOWN PRODUCTIONSがお気に入り。(2021/09/25)
W WHISTLE
/Transformation (1988)

「Just Buggin'」のヒットで知られるWHISTLEが88年にリリースした2ndアルバム。ラップ・グループからR&Bグループに転身した変わり種。A面がR&B、ラップがB面なんだけど、そのラップのB面が酷い… ニュージャックスイングを意識したであろう跳ねたビートのオンパレードで、まともに1曲聴けたものなし… プロデューサーのHOWIE TEEやKANGOL KID何してんの?って言いたいね。なので、R&Bしか聴けなくて、その中ではハンマービート&ラテン・ヒップホップっぽい哀愁メロディのA1. Falling In Love、シンセ・ベースが耳を惹くメロウ・グルーヴA3. Is This Love?、胸キュン・スロウのA4. Still My Girl、アダルトなムードのスロウA5. Mirror Of Loveが良かったかな。(2018/05/31)
WHITE BOYS
/On A Mission (1988)

人気白人プロデューサーのT-RAYが所属していたとして知られる白人ヒップホップ・トリオWHITE BOYS(なんて直球なネーミング...)が88年にリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、VAN GIBBS、EDISON ELECTRIK、1曲のみMARLEY MARLが担当。明らかにBEASTIE BOYSのフォロワーで、トラッ クもロッキッシュなものが多く、好き嫌い分かれそう。Impeach The Presidentビートに映画「ミッション・インポッシブル」のテーマ曲を合わせたA1. On A Mission、MARLEY MARLプロデュースでFRED WESLEYBlow Your Headネタの軽めのファンキー・チューンA3.Running The Show、ギンギンにハードロックなA4. This Is Hardcore、ブレイクビーツ使いの鬼ファンキーなAS. Continuation、Catch A Beatや TROUBLE FUNK/Pump Me Up使いのファンキーなB1. Pump Me Up、WILD CHERRYのクラシックPlay That Funky Musicまんま使いのB2. Play That Funky Music、泣きのギターが耳を惹くスロウB3.Only A DreamがGOOD。CDにはチープなドラムがベースのスカッスカなトラックにギターのスクラッチが効いた Coolin' In The Crib、小気味良いGive Me What You Got、MOUNTAIN/Long Redが効いたハーコーチューンYou Can't Stop Us Now収録なので、買うならCD かな。(2018/10/06)
WHODINI
/Open Sesami (1987)

ECSTACY、JALIL、GRANDMASTER DEEのトリオWHODINIが87年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、LARRY SMITHで2曲のみSINISTERが担当。このアルバムは確か、WHODINIの『Back In Black』にハマっていた高2の頃に国内盤のLP買ったな〜。当時から微妙な感じだったけど、改めて聴いてみても微妙かなー。個人的には失敗作かなって思ってる。当時流行していたロック的な曲1.Rock You Againのギター・フレーズのダサさには口あんぐり。JAMES BROWNやWARを使ったご機嫌なファンキー・トラックにMILLIE JACKSONのナスティなラップも聴きどころの2.Be Yourself、初期の頃に近いドラムマシンに生ベース、キーボードのシンプルな5.Early Mother's Day Card、これもJAMES BROWNやWARネタのファンキーな9.I'm Def(Jump Back And Kiss Myself)、ラブ・ラップの12.You Take My Breath Awayくらいしか印象に残らなかったな。3rdまでは聴いて欲しいけど、これはどうでもいいかな。(2011/11/06)
WILD BOYZ
/It Had To Be Done (1989)

J-SMOOVE、YOUNG KEN SKI、D. J. ONE、PAIR A’ DICE、SHAWNY-B からなる5人組ヒップホップ・グループWILD BOYZが89年に VOLT RECORDSからリリースしたアルバム。曲名にオークランド が入っているので、西のグループかな。これが唯一のアルバムだと思われる。時代柄、分かりやすい大ネタ使いが多く、とても聴きやすい作りでお気に入りですね。RHYTHM HERITAGE/Theme From S. W. A. T.、DYNAMIC CORVETTES/Funky Music Is The Thing、THE SOUL SEARCHERS/Funk To The Folks、JAMES BROWN/Funky President、 DEXTER WANSEL/Theme From The Planets使いのファンキーなA2. I Thought U Knew!!!!、80’sファンク・ネタにSLY & THE FAMILY STONE/Dance To The Musicを合わせたA4. Dance To The Music、ONE WAY/Cutie Pie使いのウエスト・コースト・ファンクA5. Q. T. Pie、ファンキーなA7. U Can Feel It、SOUND EXPERIENCE/Devil With The Bust使いの鬼ファンキーなB2. Lyricists、JAMES BROWNやDURAN DURAN の声ネタを活かしたファンキーなB3. Supa Badd!!、ロックギターをフィーチャーしたB4. Heavier Than Metal、当時定番の胸キュン・ラブ・ラップを聴かせるB5. Send Me、BPM早めでダンサー向きのB6. Wild Boyz Loose !がG00D。リリース当時、完全にスルーされたけど、埋もれるには惜しいアルバム。(2017/12/16)
WORLD CLASS WRECKIN CRU
/Greatest Hits Plus (2000)

DR.DREが在籍していたことで有名なWESTのオールドスクール・グループWORLD CLASS WRECKIN CRUのベスト盤。メンバーは(入れ替えはあるが)、LONZO、DR.DRE、CLI-N-TEL、DJ YELLA、SHAKESPEAREで、女性シンガーとしてMONA LISA、MICHEL'LEも参加してます。リリースしたアルバムは、『World Class』 (1985)、『Rapped In Romance』 (1986)、『The Best Of the World Class Wreckin' Cru』(1987)、『Fast Lane (1988)、『Phases In Life』 (1990)、『Turn Off The Lights』 (1991)があります。WORLD CLASS WRECKIN CRUっていったら、高1の頃The Flyがやたら流行っていたなー。ディスコやラジオでもThe Beachと一緒にかかっていたっけ。懐かしー。でも個人的にはなんの魅力も感じられない曲だったけどね。収録曲のほとんどがエレクトロ系で、エレクトロがもてはやされた頃はそれなりに評価もされたと思うけど、全然面白くないね。むしろ聴くべきは87年のベスト盤に収録された定番Mardi GrasとBig Beat使いのクラシック9.Cabbage Patchだよ。これ聴くと、当時、あまりのカッコ良さに12インチを探し回ったけどどこにも置いてなくて、悔しい思い出が蘇るな。今聴いたら当たり前古臭さはあるけど、ノリの良いトラックもさることながら勢いのあるラップも最高だね。これ以外だと、甘茶フリークに人気がある哀愁スロウ・トラックにメンバーが"語り"を入れ、その間にMONA LISAが歌いまくる7.Turn Off The Lightが聴けたくらい。まあ、Cabbage Patchが聴けただけで十分満足だな。(2010/10/16)
WUF TICKET
/Ya mama(12)(1982)
NYの名門PRELUDE RECORDSからリリースされたWUF TICKETの12'シングル。プロデュースはJACK MALKEN&JAMES MASON。収録曲はYa mamaのみで、ミドルテンポのエレクトロ・ファンク・トラックにオールド・スクール・ラッピンが絡む佳曲。正直このグループについては全く知りませんでした。オールド・スクールも奥が深いですね。もっと勉強が必要だなと改めて感じました。(05/11/26)
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