S〜Z of 80'S R&B


アーティスト/タイトル レビュー
S SADANE
/One way love affair(1981)
JAMES MTUMEとREGGIE LUCASのバックアップでデビューした実力派シンガーSADANEが81年にリリースしたデビュー・アルバム。商業的には成功しなかったみたいですが、専門家や熱心なR&Bファンの間ではかなり評価の高いアルバムですね。トラックも良いものが多いですが、それよりも歌に存在感があって素晴らしいです!メロウ・ミディアムの1.One-way love affair 、自然と腰が動くダンス・ナンバー2.You're the One For Me、都会的なダンス・チューン7.Girl Come On (Let's Get It On)の3曲がベスト・トラック!他にはP-FUNK風の6.Sit upとアップテンポの10.Make up your mindがお気に入りです。聴き通して感じたのは、どうしてこれが売れなかったのかと。これだけ聴かせるアルバムもそうないかと思うんですが... 80'Sフリークならぜひとも聴いて欲しいアルバムの一つです!(05/10/01)
SADE
/Diamond Life (1984)

UKを代表するグループSADEが84年にリリースしたデビュー・アルバム。BMR4月号で特集されていて久々に聴いてみました。同誌を読んで初めて知ったんですが、グループ名だったんだね。知らなかったわ。いつ聴いてもほんと素晴らしいね。まず第一に声がイイ!少しハスキーがかった感じで、聴いてすぐにSADEってわかるよね。大ヒットしたソウル、ラテン、ジャズ、ブラジル等を消化した唯一無二な1. Smooth Operator、シンプルなドラムとベースながらグルーヴィーな3. Hang on to Your Love、パーカッションが耳を惹くニュー・ソウル・テイストの5. When Am I Going to Make a Living 、ワウギターにメロウなキーボードがナイスなメロウ・グルーヴ6. Cherry Pie、寂しげなスロウ7. Sally 、1.と同タイプの8. I Will Be Your Friend、TIMMY THOMASのヒット曲のカバー9. Why Can't We Live Togetherと聴きどころ満載。エバーグリーンな傑作。聴くべし。(10/06/06)
SADE
/Promise (1985)

SADEが85年にリリースした2ndアルバム。今これを書いているのが午前0時なんですが、ミッドナイトにピッタリの落ち着いた音楽を聴かせてくれます。落ち着いたムードの1. Is It A Crime、大ヒットした代表曲でもある郷愁感溢れる2. The Sweetest Taboo、南国テイストでハートウォーミングな3. War Of The Hearts、パーカッションが効いたジャジーな6. Mr. Wrong、フュージョン・テイストの7. Punch Drunk、今聴いても色褪せない80'sダンサー8. Never As Good As The First Time 、イントロがMARVINE GAYEを思い起こさせるフリーソウル・テイストのグルーヴィーな11. Maureenがお気に入り。1stと同様エバーグリーンな傑作。聴くべし。(10/07/05)
SADE
/Stronger Than Pride (1988)

SADEが88年にリリースした3rdアルバム。SADEの中でも一番好きなアルバムで、特にビートにHIPHOPを感じるかな。多くのラッパーにサンプリングされているのも分かる気がするね。1曲目の Love Is Stronger Than Prideはどこか幻想的な曲でいつもの感じだなと思わせるけど、ビートを強調したクール&ファンキーな2. Paradiseからは、ムムッ今回は何か違うぞ、って感じがするね。DISCO&THE CITY BOYZ/Playa from the daleネタの郷愁感溢れるギターが耳を惹くグルーヴィーな3. Nothing Can Come Between Us、AWESOME DRE' & THE HARDCORE COMMITTEE/Master of philology、POISON CLAN/Ahead of my Timeで使われた超ブっといビートとベースがドープな5. Turn My Back On You、RON C/They Can't Handle Itネタのパーカッションが効いた清涼感溢れるグルーヴィー・ナンバー6. Keep Looking、パーカッションを活かしたニュー・ソウル・テイストの8. Give It Up、キーボードのメロディが心に染み渡る9. I Never Thought I'd See The Day、TONY-D.(R.I.P.)/E.F.F.E.C.T.で使われた寂しげな雰囲気を醸し出している10. Siempre Hay Esperanzaと聴きどころ満載。SADEの歌にも心癒されるね、ホント。1st、2ndと同様エバーグリーンな傑作。聴くべし。(2010/09/26)
SHADOW
/Same (1980)

OHIO PLAYERSのBILLY BECKを中心としたグループSHADOWが80年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、「メロウ大王」の異名をもつLEON WARE。LEON WAREプロデュースなんで、かなりメロウに仕上げており、特に日本人好みのメロディの郷愁感溢れるメロウ・チューン2.I Can't Keep Holding Back(My Love)、夜を感じるメロウ・グルーヴ3.Hot City、弾けるダンス・ナンバー5.Can You Keep It Up、レゲエを取り入れたメロウ・チューン7.Beyond The Finish Line、メロウ・ミディアムの8.Village Destinyがお気に入り。パンチ不足な気はするけど、長く聴けそうなアルバムですね。(2012/10/11)
SHADOW
/In The Streets (1981)

OHIO PLAYERSのBILLY BECKを中心としたグループSHADOWが81年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、「メロウ大王」の異名をもつLEON WARE。少し寂しげなメロディのミディアム・ファンク1. Born To Hustle、CON FUNK SHUNとBAR-KAYSを足して2で割ったようなノリの良いファンク2. Best Lady、スムーズなメロウ・グルーヴ3. Piece A Cake、かなりBPM早めのダンス・ナンバー4. Party In The Streets、ラップも取り入れたメロウ・ファンク5. Shadows In The Streets、P-FUNKっぽさも取り入れたファンク6. Sinister Way、70年代の香りを残すスロウ7. Clouds、フュージョンぽいライト・ファンク8. Tennis Shoesと全曲イケます。若干パンチ不足な気もするが、充実作には間違いないですね。(2014/03/01)
SHALAMAR
/Three for love(1981)

JODY WATLEY、HOWARD HEWETT、JEFFREY DANIELのトリオSHALAMARが81年にリリースした4thアルバム。メンバーの入れ替えが激しいSHALAMARにあってこのメンバーが最強なのは疑いの余地無し。プロデュースは、LEON SYLVERS,III。まず聴いて欲しいのが6.This is for the lover in you。数々のHIPHOP・R&Bアーティストにサンプリング、カバーされたメロウ・クラシック!ほんとトロけてしまいそうです… この他にもノリノリな4.Some things never cange、小気味良いピアノが耳を惹くダンス・クラシック5.Make that moveも最高!80'Sフリークなら必聴でしょう!(05/10/15)
SHARON BRYANT
/Here I am(1989)

R&BガイドJUICY掲載。ATLANTIC STARRの初代ボーかリスであるSHARON BRYANTが89年にリリースした1stソロアルバム。フロア向けのタイトル曲、スティーブ・ペリー作の美メロ4.Foolish heart、メローミディアムの8.No more lonely nightsが好みです。ヒット曲のアップナンバーLet goやFOSTER&McELROY作のBody talkがありますが時代を感じさせるトラックなので自分的にはアウトですね。
SKYY
/Start of a romance(1989)

SALSOUL RECORDSでの数々のダンス・クラシックで有名なグループSKYYが89年にリリースしたアルバム。プロデュースは、もちろんRANDY MULLER。このアルバムの聴きどころはやはり美しすぎるスロウ6.Real loveでしょう!イントロから泣けますね、ホント… 力強いドラムのファンク・ナンバーのタイトル曲1.やメロウ・ミディアムの7.Let's touchもGOOD!ぶっちゃけこの3曲以外は厳しかったですが(苦笑)、Real loveだけでも十分聴く価値はありますので、未聴の方はぜひ!(05/03/26)
THE S.O.S. BAND
/S.O.S. (1980)

80年代の名グループTHE S.O.S.BANDが80年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。「Take Your Time (Do It Right)」のディスコ・ヒットでお馴染みのアルバム。大好きなグループなんで、ひいき目だけど、やっぱ素晴らしいね!キレがあってメロウなディスコ・ナンバー1. S.O.S. (Dit Dit Dit Dash Dash Dash Dit Dit Dit)、スウィートな味わいのミディアム3. Open Letter、疾走感のあるダンス・ナンバー4. Love Won't Wait for Love、前述の大ヒット曲で、今でもディスコ(クラブ)で大人気の5. Take Your Time (Do It Right)、小気味良いメロウ・ミディアム6. I'm in Love、派手さはないけど十分ノリの良い7. Take Love Where You Find Itが特に好きですね。再発されて入手しやすくなったので、未聴の方はぜひ聴いて欲しい!(2014/09/16)
THE S.O.S.BAND
/Too(1981)

80年代に一世を風靡し、未だに人気が高いTHE S.O.S.BANDが81年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、SIGIDI、ホーン・アレンジにあのFRED WESLEYも参加。ダンス・サイドのA面とスロウ、ミディアム・サイドのB面に分かれています。ノリの良いA1.It's A Long Way To The Topからノンストップで続く大ヒット曲"Take Your Time"にそっくりなA2.Do It Now、日本人受けしそうな哀愁を帯びたメロディのA3.There Is No Limit、ビートが効いたファンク・テイストのA4.You、寂しげなミディアムB2.Are You Ready、エモーショナルなB3.Do You Know Where Your Children Areがお気に入り。JAM&LEWISがプロデュースしたアルバムが人気ですが、この2ndも素晴らしいんで、R&B好きならぜひチェックして下さい!それにしてもTHE S.O.S.BANDってなんでCD化が進まないんだろう?CDはいつでも廃盤だし、オークションでも高値で手が出ないし・・・ 再発したら絶対に売れると思うんだけどね。(09/06/14) ※祝"再発"!
THE S.O.S. BAND
/On The Rise (1983)

80年代の名グループTHE S.O.S.BANDが83年にリリースした4thアルバム。3曲をJAM & LEWISがプロデュースし、残りはGENE DOZIERとグループ自身が担当。彼等の傑作の一つで、80年代BLACK MUSICを代表する一枚じゃないでしょうか。しっとりとした大人の傑作スロウ1. Tell Me If You Still Care、BEATS INTERNATIONALが使ってリバイバルヒットしたダンス・クラシック2. Just Be Good To Me、ダンサブルなエレクトロ・ファンクの3. For Your LoveのJAM & LEWIS制作の3曲はもちろん、疾走感溢れるファンク4. I'm Not Runnin'、きれじ鋭いファンク5. If You Want My Love、ホーンセクションもイカすファンク6. On The Rise、明るくノリの良いファンク7. Who's Making Love、ロッキシュなファンク8. Steppin' The Stonesと全曲いけます。ボーナスで収録された9. For Your Love [extended version]、10. If You Want My Love [extended version]、11. Just Be Good To Me [special version]、12. Just Be Good To Me [vocal remix]もいわずもがな。最高の一枚ですね。(2015/07/01)
THE S.O.S.BAND
/Just The Way You Like It(1984)

80年代の名グループTHE S.O.S.BANDが84年にリリースした5thアルバム。JIMMY JAM&TERRY LEWIS全面プロデュースの傑作!初期も好きですが、この頃が一番人気がありますよね〜。イントロの808のビートでグッと惹き込まれる、メロウ・グルーヴの極致ともいえるクラシックA1.No One's Gonna Love Youからもう恋に落ちますね、ホント。TEVIN CAMPBELL/Can We Talkのネタとしても有名な美メロ・ミディアムA2.Weekend Girl、メロウ・ダンサーのA3.Just The Way You Like It、ベースラインがイカすBPM早めのノリノリなファンク・ナンバーB1.Break Up、軽快なカッティング・ギターが耳を惹くメロウ・グルーヴB2.Feeling、心落ち着かせるスロウB3.I Don't Want Nobody Else、MIDNIGHT STARばりのエレクトロ・ファンクを聴かせるB4.Body Breakと全曲最高!これほどの名盤が、というかTHE S.O.S.BANDの80年代までのアルバムのほとんどが廃盤ってどういうこと!? くだらないレア盤を再発するよりまずこっちでしょうが!(10/04/16) ※祝"再発"!
THE S.O.S. BAND
/Sands Of Time (1986)

THE S.O.S. BANDが86年にリリースした6thアルバム。プロデュースはもちろんJAM & LEWIS!彼等の傑作の一つ、いや80年代BLACK MUSICの傑作の一つで、最初から最後まで駄曲なし。究極のメロウと勝手に思っている1.Even When You Sleep、身も心もとろけるしっとりとしたスロウ2.Sands Of Time、ちょい寂しげなメロウ・グルーヴ3.Borrowed Love、アップテンポでファンキーな4.Nothing But The Best、大ヒットし、フロアを賑わせた5.Finest、『Take Your Time』等の初期の頃を思い起こさせるファンキーなディスコ・チューン6.No Lies、アーバンな雰囲気のメロウ・ナンバー7.Two Time Lover、メロウ・ミディアムの8.Do You Still Want To?と全曲最高の一言。祝"再発"!あるうちにゲット!(2013/08/20)
SOUL II SOUL
/Club Classics Vol. One (1989)

UKのJAZZIE B、CARON WHEELER等で結成されたSOUL II SOULが89年にリリースしたデビュー・アルバム。いやー、ほんと彼等の登場はセンセーショナルだったね〜。ラジオでも頻繁にかかってたしね。CARON WHEELERの歌が胸に染みるグラウンド・ビートの元祖ともいえる代表曲1. Keep On Movin'、レアグルーヴとR&Bを巧くブレンドした2. Fairplay、KC&THE SUNSHINE BAND/Ain't Nothin' Wrong使いのトラックにJAZZIE Bがレゲエ調のラップを披露する4. Feeling Free (Live Rap)、フルートが耳を惹くトライバルなインスト・ハウス5. African Dance、イントロのCARON WHEELERが素晴らしすぎる代表曲9. Back To Life、もろImpeach使いのヒップホップ度高めの10. Jazzie's Grooveあたりを良く聴いていたな〜。久々に聴いたけど、やっぱ素晴らしいアルバムだね。(2013/03/10)
STARPOINT
/Wanting You(1980)

PHILLIPS兄弟、紅一点のリードVo.RENEE DIGGSを中心とした6名組グループ"STARPOINT"が80年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、JOE PUBLIC等でお馴染みのLIONEL JOB。フロア直結のダンス・ナンバーからスロウと充実した傑作!切れの良いリズムに哀愁メロディがマッチしたダンス・クラシック1.Wanting You、ちょい渋めながらグルーヴ感溢れる2.Do What You Wanna Do、ハートウォーミングなスロウ3.Angel、ノリノリな4.Last Night、陽だまり系スロウの5.Try Me、ファンク・テイストの6.Shake It Out、STYLISTICSの名曲のカバー7.Break Up To Make Up、自然と腰が動くダンス・チューン8.Starnite, Your Nightと全曲最高!R&B好き、特にダンクラ好きなら絶対に押さえるべきアルバム!(09/03/26)
STEVE ARRINGTON
/The jammin' national anthem(1986)
元SLAVEのボーカルで現代のR&Bシンガーに多大な影響を与えたSTEVE ARRINGTONが86年にリリースした(おそらく)ソロ2ndアルバム。正直このアルバムかなりPOPです。メロウ・ミディアムのA4. One of a kind paradiseはなかなか聴かせてくれましたが、残りはPOP過ぎて受けつけませんでした… 余程のファン以外は聴く必要ないかと思います。(2005/01/15)
STEVIE WONDER
/Hotter Than July (1980)

STEVIE WONDERが80年にリリースしたアルバム。STEVIEが偉大なアーティストで尊敬しているが、なぜかアルバムを購入しようとは思わないんだよな。ベスト盤もっていれば十分って感じがするんだよね。で、このアルバムはを購入したのは、ブックオフで350円で売られていたのもあるし、大好きな『All I Do』や『Happy Birthday』が収録されていたから。通して聴いてやっぱりメロウ・クラシックでネタとしても有名な2. All I Doとキング牧師を祝った誕生日の定番ソング10. Happy Birthdayの2曲が一番だね。ファンキーでノリの良い1. Did I Hear You Say You Love Me、少しフュージョンっぽい5. As if You Read My Mind、軽快なファンキー・ナンバー7. Do Like You、ドラムが好みでカッコイイ8. Cash in Your Faceもイイね。みんなが名曲と評価するレゲエの6. Master Blaster (Jammin')は全然良くないね。これ聴くより本場ジャマイカの聴いた方が全然良くない?あと、9. Latelyも全然面白くないね。全く心に響かないな。まあ、『All I Do』や『Happy Birthday』だけでも十分満足できたアルバムだけどね。(10/05/03)
STEVIE WONDER
/The Woman In Red (1984)

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SURFACE
/Same (1987)

NYのベテラン・グループSURFACEが87年にリリースしたデビュー・アルバム。このアルバム以前にもSALSOULでシングルをリリースしたりして結構な下積みを積んでいるグループでして、このアルバムは、個人的にも思い出深く、80年代R&Bを代表する名盤といえるのではないでしょうか。ベスト・トラックは、何といっても2. Happyに尽きます!自分の結婚式にも使ったくらい大好きな曲で、これぞ80'sメロウといえる傑作!90年代に入ってKOOL G.RAPが使ったりして、再評価されたのも嬉しかったですね。他にも絶対にDRAMATICS/In The Rainをモチーフにしたであろうスウィートなスロウ1. Let's Try Again、夜が似合うしっとりとしたスロウ3. We're All Searchin'、少しポップ過ぎだが、優しげな旋律に耳を惹かれる4. Lately、これも夜が似合う落ち着いたメロウ・ナンバー5. Gotta Make Love Tonight 、BPM早めのメロウ・グルーヴ6. Who Loves You、これもBPM早めの都会的でグルーヴィーな9. Girls Were Made to Love、テンポの良くノリノリな10. Feels So Goodと好曲満載。アップは時代を感じさせるが、スロウ、ミディアムは普遍的な美しさを持っていますね。R&B好きなら聴いておきべきアルバムでしょう。(10/04/28)
SURFACE
/2nd Wave (1988)

NYのベテラン・グループSURFACEが88年にリリースした2ndアルバム。1stも思い入れの深い傑作ですが、この2ndもNYメロウの傑作の一つじゃないかな。ヒットしたスロウ1. Shower Me With Your Love、名曲「Happy」路線の完璧80'sスムーズ・メロウ2. Closer Than Friends、これまた切ない80'sスムーズ・メロウ・クラシック4. You Are My Everything、アーバン・デジタル・ファンクって感じの6. Black Shades、ファンク・テイスト溢れるメロウ・ミディアム7. Hold On To Love、80年代特有のデジタル・ファンク8. Where'sThat GirlがGOOD。前半のメロウの流れがとにかく最高ですね〜。もっと再評価されてもいいグループだと思うな。(2013/05/06)
SURFACE
/The best of SURFACE…
a nice time 4 lovin'(1991)

NYのベテラン・グループSURFACEのベスト盤です。いまやHIPHOP、R&Bのネタ元として欠かせないグループの一つですね。聴いたことない方でも2.Happyや3.Closer than friendsを聴けば、「なんだ、この曲だったのか!」と思うことでしょう。この2曲はマジでグレイト! 完璧です。この2曲が収録されているアルバム『Surface』(1987)と『2nd wave』(1988)は本当に素晴らしい内容なのに中古屋で100円〜300円の安価で叩き売りされていて、しかも売れ残っているなんて…、ファンとしては寂しい限りです。 とにかく一人でも多くの方に聴いてもらいたいグループの一つです。(03/12/20)
THE SYSTEM
/X-Periment (1984)

「Don't Disturb This Groove」のヒットで人気の黒人ボーカリストMIC MURPHYと白人サウンド・クリエイターDAVID FRANKのエレクトロR&Bデュオ"THE SYSTEM"が1984年にMIRAGE RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、THE SYSTEM自身で、ギターには盟友PAUL PESCO。電子的なのにヒューマンな温かみを感じられる大好きなコンビで、このアルバムでは、実に心地良くダンサブルなエレクトロ・グルーヴA1. I Wanna Make You Feel Good、キラキラ・シンセから優しげなシンセのメロディが続く、その後のDon't Disturb This Grooveを予感させるメロウ・ミディアムA3. Lollipops And Everything、涼しげなシンセが効果的なメロウ・グルーヴB1. Promises Can Break、近未来感たっぷりなエレクトロ・ファンクB2. X-Periment、ロック・テイストのアップテンポなグルーヴ・ナンバーB3. Bad Girl、テクノ的ながら、もの哀しげな雰囲気も併せ持つエレクトロ・ファンクB4. I Can't Take Losing Youがお気に入り。(2024/05/18)
THE SYSTEM
/The Pleasure Seekers(1985)

黒人のボーカリストのMIC MURPHYと白人のサウンド・クリエイターDAVID FRANKのエレクトロR&Bデュオ"THE SYSTEM"が85年にリリースした3rdアルバム。THE SYSTEMといえば87年の大ヒット曲"Don't Disturb This Groove"やROBERT PALMERにもカバーされたエレクトロ・ファンク"You're In My System"が人気ですが、個人的にはこのアルバムも外せないですね。特にB4.I Don't Run From Dangerは当時NHK FMのクロスオーバー11でかかっていたのが最初の出会いで、『グーニーズ』あたりの娯楽映画で使われるとバッチリ合いそうなエレクトロ・ファンクで、聴いた瞬間にノックアウト!これ聴くと当時読んでいた週刊ジャンプの『ウイングマン』をなぜだか思い出してしまいますね。これ以外にもエレクトロ・ファンクのA3.Big City BeatやDon't Disturb This Grooveに次いで人気のあるシンセが心地良いメロウ・グルーヴB1.This Is For YouもGOOD。もっと再評価されて欲しいグループの一つ。(08/05/16)
THE SYSTEM
/Don't disturb this groove(1987)

NYのデジタル・ファンク/R&Bデュオ"THE SYSTEM"が87年にリリースした4thアルバム。このアルバムに収録のメロウ・クラシック「Don't Disturb This Groove」を初めてラジオで聴いてすぐに虜になり、高い国内盤のLP買いに行ったな〜、そういえば。ずーっとこのアルバムだけ聴いていた時期もあったくらい大好きなアルバムなんだけど、改めて聴き直すとR&B色は希薄でけっこうポップ寄りだったんだなって感じましたね。それでも大好きなアルバムには間違いなく、前述のデジタルだけど温もりを感じるメロウ・ミディアム1.Don't Disturb This Groove、お得意のエレクトロ・ファンク4.Heart Beat Of The City、1.のインストバージョンで、歌入りとは異なるエンディングのリバーヴも最高な5.Groove、優しげなメロウ・グルーヴ6.Nighttime Lover、DOUG E. FRESHの名人芸ヒューマン・ビートボックスで幕を開けるダンス・ナンバー7.House Of Rhythmあたりを聴くと当時の甘酸っぱい思い出が蘇るな〜。(2013/12/31)
T TASHAN
/On the horizon(1989)
TEENA MARIE
/Naked to the world(1988)

"LADY T"ことTEENA MARIEが88年にリリースした8thアルバム。このアルバムの白眉はなんといってもTHE FUGEES/Fu-Gee-Laで使われたことで再評価されたメロウ・クラシックの3.Ooo La La Laでしょう!ほんとメロディ、歌ともにかなり魅力的な逸品ですな。他にもRICK JAMESと久々の再会する80's FUNKの2.Call Me (I Got Yo Number)、少々古臭いがアップテンポでなかなかカッコイイ6.Surrealistic Pillowと9.Ball、ドラムが強すぎなのが難点だがエモーショナルなスロウ10.Naked to the Worldがお気に入り。R&B好きなら3.Ooo La La Laは絶対に聴くべし。(09/08/21)
THE TEMPTATIONS
/Truly For You(1984)

リード・ボーカルにALI OLLIE WOODSON を迎えた新生THE TEMPTATIONSが84年に古巣MOTOWNからリリースしたアルバム。プロデュースは、E,W&FのAL McKAYとRALPH JOHNSON。TEMPS復活を印象付けた快作で、若々しいトラックにも年齢を感じさせないあたりは流石としか言いようがないですね。キレが良く瑞々しいダンス・ナンバー1.RunningからKO寸前で、大ヒットも頷ける、自然に腰が動くダンス・チューン2.Treat Her Like a LadyでKOされること必至!ほんとこの2曲でつかみはバッチリで、続くちょっとポップ過ぎるがなかなかグルーヴィーな5.Memories、ご機嫌なダンス・ナンバー7.Set Your Love Right、MARVIN GAYE&DIANA ROSSのカバーで軽快かつ優しげなメロウ・ミディアム8.I'll Keep My Light in My WindowもGOOD。R&Bフリーク、ダンクラ好きも聴いておくべきアルバムでしょう。(10/03/20)
THE TEMPTATIONS
/To Be Continued (1986)

前作からVo.にALI-OLLIE WOODSONを迎えたTHE TEMPTATIONSが86年にリリースしたアルバム。プロデュースは、PETER BUNETTAとRICK CHUDACOFF。前作が新生THE TEMPTATIONSをアピールする好盤だったんですが、これも好調を維持しており、郷愁感溢れるダンス・ナンバーの1.Message To The World、しっとりとしたスロウ2.To Be Continued、BILL LaBOUNTY作のAORテイストのミディアム5.Someone、心和ませるスロウ7.More Love, Your Love、美メロ・ミディアムの8.A Fine Mess、メロウ・ミディアムの10.Love Me Rightがお気に入り。多少ポップ過ぎる面もあるけど、聴きやすくて良いアルバムですね。(2012/11/04)
TIMEX SOCIAL CLUB
/Rumors(12)(1986)
CLUB NOUVEAUのJAY KINGのレーベルJAY RECORDSから86年にリリースされたTIMEX SOCIAL CLUBのスマッシュ・ヒット・シングル"Rumors"の12インチ。プロデュースは、JAY KINGとFOSTER&McELROYのD.FOSTER。この曲、リリース当時FMでかなりエア・プレイされていましたね〜。ほんと懐かしいです。この後JAY KINGを裏切ってレーベルを代えてアルバムをリリースするのですが、見事コケてしまい、いつしか姿を消してしまいました… メイン・ボーカルのMICHAEL MARSHALL(MIKE MARSHALL)はWEST COASTのラップ・アルバムに結構フィーチャーされていますね。良いシンガーなので、もっと表舞台で活躍して欲しいところ。同年代の曲ではCAMEO/Word up、LEVERT/Casanovaと並ぶくらい大好きな曲なので80'S好きには是非とも聴いてもらいたいです!(05/01/29)
TRAMAINE
/The search is over(1986)
WALTER HAWKINSの奥方TRAMAINEが86年にリリースしたアルバム。インディ時代を含めるとこれが3枚目でしょうか。このアルバムといえば何と言ってもA2.Fall downに尽きます!勢いのあるダンス・トラックももちろんですが、ゴスペルで培ったTRAMAINEの歌が素晴らし過ぎ!高校生の頃、ラジオでかかっていて、一発で虜になったんですが、20年近く経った今聴いても色褪せることはないですね。音楽の素晴らしさを改めて教えてもらった気がします。Fall downだけでもう十分なんですが、A4.In the morning timeもイントロのトランペットや途中のボコーダーもバッチリなダンス・クラシックなので80'Sフリークなら是非とも聴いてもらいたいアルバムの一つです!(05/02/05)
TRAMAINE
/The search is over(1986)
TRAMAINEが87年にリリースしたアルバム。前年の『The search is over』と比べると数段落ちますが、都会的なミディアム・ダンサー4.Love is blindやGARRY GLENN絡みのミディアム・メロウ7.Just in the nick of timeは良く聴いていましたね。最初に聴くなら『The search is over』をオススメしますが、余裕があればこのアルバムもチェックしてみて下さい。(05/02/05)
TROOP
/Attitude (1989)

5人組コーラス・グループTROOPが89年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、JOYCE FENDERELLA IRBY、DALLAS AUSTIN、GERALD LEVERT、CHUCKII BOOKERといった豪華な面々。収録曲のほとんどがNEW JACK SWING系のアップなので、個人的にはかなり厳しかったが、CHUCKII BOOKER制作の人気メロウ・グルーヴ5. Spread my wingsとTONY TONI TONE/(Just)Me & Youにも似たミディアム7. I will always love youはGOOD!機会があれば聴いてみて下さい。(2005/07/09)
T.S. MONK
/More Of The Good Life(1981)

THELONIOUS MONKの息子であるドラマーのTHELONIOUS MONK JR.率いるT.S.MONKが81年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、SANDY LINZER、ギターにJOHN TROPEAも参加。T.S.MONKというとPUBLIC ENEMYがネタに使ったBon Bon Vieが有名ですね。このアルバムもダンス・オリエンテッドな曲中心でなかなか聴かせてくれますが、個人的に一押しは、美しいメロディのスロウB2.More To Love。スロウからテンポを上げるところもなんとも言えないカッコ良さがありますね〜。他にもダンス・ナンバーのA1.Everybody Get On Up And Dance、シングルカットされたクラシックのToo Much Too Soon、ノリノリなA4.Oh! Oh! Speed、ファンク・テイストのB3.You're Askin' Me, I'm Askin' Youがお気に入り。R&B好きなら聴いて損はないアルバムです。(09/06/21)
U
V VAL YOUNG
/Seduction(1985)
WEST COAST系HIPHOPアーティストのバックグラウンド・ボーカルで有名なVAL"LADY V"YOUNGが85年にリリースしたデビュー・アルバム。GEORGE CLINTONに見い出され、古くはBRIDES OF FUNKENSTEINやGAP BANDのコーラスにも参加していたとのこと。ジャケを見ると誰かに似ているな?と思っていたら、当時のキャッチコピーは、"ブラック・マリリン・モンロー"!雰囲気は出ているが、微妙ですね(笑) プロデュースは、LEVI RUFFIN&FRED JENKINSで、2曲のみRICK JAMESが手掛けています。このアルバム、専門誌でも取り上げられたのを見たことないですが、かなり充実してますよ!特にハードなギターが唸るダンス・ナンバーのA1.Mind games、キラキラ・シンセも眩いノリノリなA3.Let's fall in love、メロウ・ミディアムのA4.Tellin' me liesは強力!80'Sフリークならぜひチェックして欲しいアルバムです!(05/04/23)
W THE WHISPERS
/Just Gets Better with Time (1987)

ベテラン・コーラス・グループTHE WHISPERSが1987年にリリースした16thアルバム。プロデュースは、L.A. REID & BABYFACE、LEON SYLVERS?III、NICHOLAS CALDWELL、LARRY WHITE、GARY TAYLOR、GRADY WILKINS。全米7位に輝いた「Rock Steady」収録で有名ですね。ニュージャックスイングではない、80年代後期特有のアップテンポのダンス・ナンバー1. I Want You、クールな雰囲気のダンサブルなファンク2. Special F/X、前述のヒット曲で、アップテンポで若々しいトラック、コーラスも最高にイカしたダンス・クラシック3. Rock Steady、アップテンポのリズムに清涼感のあるキーボードのメロディが清々しい4. No Pain, No Gain、クワイエットストーム・シーンで人気のエモーショナルなスロウ5. In The Mood、しっとりとしたスロウ7. Love's Callingがお気に入り。(2025/01/04)
WHITNEY HOUSTON
/Same (1985)

WHITNEY HOUSTONが85年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、JERMAINE JACKSON、KASHIF、NARADA MICHAEL WALDEN等。WHITNEYといったら、何と言ってもHow Will I Knowですね!若さ溢れて元気が出る曲で、PVでのWHITNEYの健康的な美しさには高校生ながらキュンとなりましたね〜。アルバム自体はR&Bというよりポップスで、KASHIFらしいアーバン・グルーヴの2. Thinking About You、JERMAINE JACKSONが手掛けて、ゲスト参加もしたAORテイストのグルーヴィーな8. Take Good Care Of My Heartもよく聴いてましたね。若くして亡くなったのはホントに残念です。(2019/11/17)
WILLIAM DeVAUGHN
/Figures Can't Calculate (1980)

「Be Thankful for What You've Got」で有名なWILLIAM DeVAUGHNが80年にリリースしたアルバム。『Be Thankful for What You've Got』とカップリングで収録されていたので購入してみました。『Be Thankful〜』には到底及ばないけど、「Be Thankful for What You've Got」のセルフ・カバーで、ディスコ・テイストにアレンジした10.Be Thankful for What You've Got 1980、温かみのある11.Hold on to Love、しっとりとしたスロウ13.Figures Can't Calculate (The Love I Have for You)、ゆったりとりラックスモードにさせるミディアム14.Love Comes So Easy With You、アップテンポで明るい16.I've Never Found a Girlあたりは好きだな〜。単体では微妙だけど、カップリングならオススメできるかな。(2012/06/13)
WOODS EMPIRE
/Universal Love (1981)

カリフォルニア出身のWOODS兄妹5名で結成されたWOODS EMPIREが1981年にTABU RECORDSからリリースした唯一のアルバム。長らくレア盤として人気を誇っていたが、数年前に待望のCD化され、これはボーナスとして4曲追加された再リリース盤。演奏はDAVID T. WALKER(ギター)、OLLIE BROWN(ドラム)、NATHAN EAST(ベース)など腕利き揃い。人気に違わぬ充実した内容で、特に若さ弾けるパーティー・ファンク1. Party Down、小気味良く、自然に腰が動くライト・ファンク2. Sweet Delight、疾走感も感じるダンス・ナンバー3. So Hot、涼しげなクール・ダンサー5. In Your Ear With It、解説にあるようにEXILEのカバーでRAY PARKER Jr.のヒットA Woman Needs Loveを思い起こさせるメロウ・ミディアム6. Destiny、70年代のスウィート・ソウル・マナーの切ないスロウ7. Misty Eyes、クリスタルな雰囲気を持つ極上メロウ・グルーヴ(ベスト!)9. Universal Love、ボーナス収録で、これまた自然に腰が動くご機嫌なパーティー・ファンク11. Come On Give Me Love、明るくキュートなファンク・ナンバー13. Sweet Delightがお気に入り。(2022/11/12)
X
Y
Z
ZAN/Same(1989)

TEDDY RILEYのグループGUYを育て上げたGENE GRIFFINのプッシュを受けてデビューしたZANのデビュー・アルバム。作曲にはTEDDYも絡んでいるので、UP系はバリバリのニュー・ジャック・スイングでダメでしたが、美しいメロディのミディアム2.Want to be with you、スロウの4.Share the night away、MTUME/Juicy fruitのカバーの10.Love juicyは美味です!エモーショナルな歌もポイント高いですね。80'S好きなら押えておきたいアルバムです!(05/03/19)
ZINGARA
/Same(1981)

名匠LAMONT DOZIERプロデュースによるLAのグループZINGARAが81年にリリースした唯一のアルバム。JAMES INGRAMが参加していることで話題になったアルバムみたいです。流石にLAMONT DOZIER作とあって聴き応え十分で、特に爽やかな2.You Sho' Know How To Love You、ミディアム・バラード3.Love's Calling、メロウな4.Are You Ready for Love、自然と腰が動くダンス・ナンバー5.I Surrenderがお気に入りです。R&Bフリークなら聴いて損はないアルバムといえます。(07/03/17)
Z' LOOKE
/Take u back to my place(1988)

NYのHUSH PRODUCTIONSに所属するグループZ'LOOKEが88年にリリースしたデビューアルバム。HUSHというとソロ・シンガーしか印象にないですが、グループもいたんですね。ヒット曲の1.Can u read my lipsもCAMEOのWord up似のアップで好みですが、今聴くなら絶対メロウ・ミディアムの4.I'm in loveでしょう!808ビートの完璧な80'Sメロウでホントとろけますね… 他にもドラムがダサダサなのが難点だけどメロウな7.Take away the heartacheも良いですね。80'Sメロウ好きなら押えて欲しいアルバムの一つです!(05/03/19)
V.A. V.A./DEEP IN BLACK
Love Ballads Collection Vol.2 (1989)
89年にリリースされたCBS/EPIC系列アーティストによるラブ・バラッド集のVOL.2。ホッコリ系スロウ2. Being In Love Ain't Easy/SWEET OBSESSION、しっとりとアダルトムードのスロウ5. In a Circle/PAUL JOHNSON、深夜のバーが似合いそうなムードのスロウ7. Up, Down/JAMM、甘美なスロウ9. Don't Turn Back/FREEZE FACTOR、心落ち着かせるスロウ10. Holiday/FLAMEがGOOD。夜のおともにどうぞ。(2014/11/26)