J of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
JACKA & AMPICHINO
(DEVILZ REJECTZ)
/36 Zips(2007)

MOB FIGAZのJACKAとAMPICHINOのコンビ"DEVILZ REJECTZ"が07年にリリースしたアルバム。ネタ早回し系のトラックが多く、ワンパターンの印象が強いですが、なかなか聴き応えあり、特にGOLDFINGA制作で90年代中期頃のNYのアングラ系によくあったジャジーな雰囲気のメロウ・チューン2.Drug DealersとJOE MILLIONAIREが手掛けたANGELA WINBUSH/Angelネタのメロウ・トラックにNATE DA NUTをフィーチャーした13.Family Firstの2曲が秀逸。他にはJOE MILLIONAIREプロデュースで寂しげなトラックにレゲエ・テイストの男性シンガーのフックもハマった4.I Try、J1制作で70年代テイストのファンキー・チューン11.Phonecall、これもJ1による哀愁を帯びたトラックに女性コーラスのネタを合わせた12.StarzあたりがGOOD。メロウ好きなら2.Drug Dealersと13.Family Firstの2曲はチェックして損はないでしょう。(07/09/14)
JACKA & AMPICHINO
(DEVILZ REJECTZ 2)
/House Of The Dead (2010)

MOB FIGAZのTHE JACKAとAMPICHINOのタッグ"DEVILZ REJECTZ"による第2弾が2010年にリリース。プロデュースは、JOE MILL、GOLDEN I-95、MG、DEX BEATS、BANNON。前作同様ネタ早回し系のトラックを中心に哀愁、メロウ系が充実していて聴き応え十分!DUBB 20をフィーチャーした早回し系の郷愁感溢れる1. Dope Game、T-NUTTYとHUSALAHが参加したドープ・ビーツにNIVEA/Complicatedを合わせた寂しげな 2. Hustle In The Rain、JERMAINE JACKSON/Castles Of Sand使いの優しさ満点メロウ3. No Tears、男の哀愁溢れる4. Same World、RICH THE FACTOR、BOI BIG、FED-Xをフィーチャーしたまろやかなメロウ・チューン 5. Pain、THE ISLEY BROTHERS/Voyage to atlantis使いの哀愁溢れるトラックにLIL RUEとHUSALAHをフィーチャーした6. Death 2 My Enemies、JOE BLOW、BERNER、LOXが参加したネタ使い(思い出せない…)の哀愁溢れる7. Not A Option、寂しげなピアノの音色が耳を惹くトラックにFREEZEをフィーチャーした11. Born 2 Lose、RYDAH J. KLYDEが参加した早回し系のソウルフルで小気味良い12. Real Ninja Shhh、TAISHA嬢の歌も雰囲気を惹き立てる神秘的にも感じるメロウ・チューン14. 911、SADE/Bullet Proof Soul使いのトラックにYOUNG BOSSI、REN FETTI、PO-BOSAをフィーチャーした16. Bullet Proof Soul、おそらくISAAC HAYES/Ike's mood使いの18. I Shot U Down、THE ISLEY BROTHERS風の泣きのギターが耳を惹く19. On Everythangが特にお気に入り。少し一本調子かもしれないけど、とても楽しめたアルバムだね。(2011/12/10)
JACKA & BERNER
/Drought Season(2008)

MOB FIGAZのJACKAとBERNERによるアルバム。MOB FIGAZ関係は安定した作品が多いですが、このアルバムもファンキーから哀愁、メロウとかなりバラエティに富んだ好盤!COZMOプロデュースでR&Bネタと思われるしっとりとしたアダルトな雰囲気の2.Time Flies、DUNCEが手掛けたタイトなビートに郷愁感あるメロディのトラックにFED-XとBALDHEAD RICKを迎えた4.Battlefield、ROB LOによる寂しげなトラックにDON TORIANOをフィーチャーした5.Fresher、GENNESSEEプロデュースでネタ使いと思われる染み渡るメロウ・トラックにSAN QUINNとMIKE MARSHALLが参加した6.Drought Season、ROB LOが手掛けた疾走感溢れるファンキー・トラックにCELLSKIを迎えた8.Look Up、COZMOによるKEITH SWEAT/Make It Last Forever使いのメロウ・トラックにCOZMO、B-LEGITをフィーチャーした11.Purp、GENNESSEEプロデュースのネタ使い(有名ネタのはずだが・・・)の流麗なメロウ・ナンバー12.Fall Down等好曲目白押し。かなりオススメの一枚!(08/05/24)
JACK FROST&B.A.N.M.E.
/Based onna true story(1992)

デトロイトのハーコー・ラッパーJACK FROSTとその仲間B.A.N.M.E.が92年にWRAP/ICHIBAN RECORDSからリリースしたアルバム。B.A.N.M.E.のメンバーは、B-DEF、WES CHILL、MAC-10の3名らしいです。それにしてもあのB-DEFが所属していたとは驚きでした。かなりのベテランなんですね。どうりでラップに貫禄があった訳だ。内容はNWAとPUBLIC ENEMYを混ぜたような感じで、JACK FROSTのラップも大味ながら豪快で上手くトラックにマッチしていると思います。ドープな2.You don't like how I'm livin'、NWA/Straight outta comptonと同ビートにピアノ・ループがカッコイイ6.A day in detroit、イントロのスクラッチがナイスなアップテンポのファンキー・トラック上でJACK、B-DEF、WES、MACの4名がマイク・リレーする12.The 4 lil niggazが特に気に入っています。初期のNWAが好きな方ならオススメです。(05/11/19)
JAI MIKE
/Hold on(12)(2001)
コロラドのMC"JAI MIKE"が01年にBABYBOY RECORDSからリリースした12シングル。収録曲はA面Hold on、B面Shake em off。
Hold onは小気味良いビートの哀愁トラックにNOELLE嬢のコーラスが絡む好曲。Shake em offはBIG POKEYをフィーチャーしたアップテンポ・ナンバー。個人的にはHold onが好みですね。アルバムがリリースされているか気になる存在です。(04/08/21)
JAKE THE FLAKE&THE FLINT THUGS
/Same(1998)

MC BREEDと同郷ミシガン州フリントのJAKE THE FLAKE&THE FLINT THUGSが98年にPOWER RECORDSからリリースしたアルバム。一度見たら忘れられない強烈な絵ジャケですね(笑) コアなGフリークから高い評価を受けているアルバムで、派手さはないですが、ずしっと重たい感触の内容に仕上がっています。ベスト・トラックは、ドリーミーなメロウ・ミディアム4.Chromotose in the brain。女性コーラスも絡んでいてとろけますね… 他にはTHA DOGG POUND/LA,LA似のダーク系2.Hold yo nuts、ERIC B.&RAKIM/Move the crowdネタの渋いファンキー・チューン3.Fake as a snack cake、もの哀しい6.Ain't no superman、ゆったり系グルーヴの9.Payback's a mutha f****がお気に入りです。通好みなところもあるので、積極的にオススメしませんが、DAYTON FAMILY好きならオススメです。(05/03/19)
JAMIZ
/Get loot(12)(1994)
93年にB.T.S. feat.JAMIZ(未聴です)としてデビューしたJAMIZが94年にリリースしたソロデビューシングル。収録曲はA1.album ver.、B1.east coast remix、B2.west coast remix
プロデュース等にR&BグループG-WIZのJAMAHL HARRISを含むGRAND JURY PRODUCTIONSが携わっています。当時全く話題にもならなかったこのシングルですが、かなりの哀愁メローG-FUNKに仕上がって本当に玉乱ですね!なんで売れなかったんでしょうね... JAMIZのラップは明らかにDOMINOの二番煎じかもしれませんが、レイドバックしたセンスあるトラックとの相性はバッチリです。album ver.も良いですが、ピアノ等の音を加えて明るめな曲調にしたwest coast remixもマジで気持ちいいです!あまり売れなかったみたいなので多分アルバムはお蔵入りとなったんでしょうね。非常に残念です... レコード派の方は見つけたら絶対に買いましょう!(03/03/16)
JAZZIE REDD
/Spice of life(1990)

ヒューストン出身のオールドスクーラーJAZZIE REDDが90年にリリースした(多分)デビューアルバム。監修はコンプトン出身のベテランTODDY TEE(!)で3曲にあのJOHNNY Jも関わっています。彼のアルバム"The voice of authority"(下記レビュー参照)は持っているんですが、このアルバムは初めて見ました。肝心の内容はというと、これがまたポンコツ盤と紙一重!ヒップハウスやチャカポコした糞みたいな曲がほとんどですが、故M.C.TROUBLEをフィーチャーしたアップテンポのファンキーチューン5.Think、JOHNNY Jが制作に関わったJB/Funky drummer使いのファンキーな6.Do it like this on 'em'、TODDY TEEのコーラスをフィーチャーしたR&Bチックな哀愁トラック9.I'm a dope fiendだけはなかなか良かったです。格安(200円)で買えたので特に不満はないですが、500円以上出して買う価値はないと断言できます。
(紐さん、JAZZIE REDDの出身地に関する情報提供ありがとうございます)(03/02/22)
JAZZIE REDD
/The colors of jazz・EP(1991)

以前紹介したヒューストン出身のJAZZIE REDDが91年にリリースした2ndミニアルバム。収録曲は5曲で1stからの曲が1曲で、他4曲は新曲という構成。マクファデン&ホワイトヘッドのダンスクラシックAin't no stoppin' us now使いのフロア向けのファンキーシットにKING TEEと故MC TROUBLEをフィーチャーした2.Think about it、そのKING TEEも使ったROLLING STONES/Miss youネタの3.Miss you、名前のとおりジャジーなサックスと男性Vo.をフィーチャーしたファンキーな4.Watching youの3曲がGOOD!当時のネタ重視のファンキー系トラックがオールドスクールから聴いている自分にとってはツボでした。オールドスクールが好きな人にはオススメです。(03/05/04)
JAZZIE REDD
/The voice of authority(1995)
JAZZIE REDDが95年にリリースした3rdアルバム。このアルバムでは活動拠点をヒューストンに戻したらしく、レコーディングもヒューストンで全て行っています。このアルバムは自分にとってCHOCOLATE/Life-n-a-dayに匹敵する隠れ名盤ですね!とにかくJAZZやFUNKネタを多用したトラックが絶品!当時のNY物と比べても何ら遜色無し。全く取り上げられなかったのが残念でならないです。内容はというとファンキーJAZZを使ったアッパーな1.The colors of jazz、女性Vo.をフィーチャーしたパーティー系の2.Trapped、メローJAZZネタ使いの3.Going badd fast、ファンキーな4.Ghetto wayz、BOBBI HUMPHREYのメローJAZZ"Harlem river drive"使いの5.Mile high maddness、JHAIMEなる男性シンガーをフィーチャーした哀愁溢れる6.If I was a white manまでの流れが圧巻!聴かせてくれます。その後もROGER/Computer loveネタのシンプルな7.Girlz,girlz,girlzをはじめCRAZY Cがプロデュースした有名SOULネタ(曲名は調べておきます...)を使った鬼渋哀愁系の10.Misery loves company(ベストトラック!)、有名ネタを使った11.The pimp saga、ヘビーベースのローテンポトラックが渋い13.The voice of authority等々最後まで聴かせてくれます。見つけたらぜひ聴いてみて下さい。(03/02/22)
J-BONE
/Heavy hitta(1999)

ベイエリアのJ-BONEが99年にリリースしたアルバム。プロデュースには、SAM BOSTIC、ゲストにはB-LEGIT、CELLY CEL等の大御所も参加しています。このアルバムはWEST好きなら間違いない好盤で、特にCELLY CELとISLEY似のバッキングVo.をフィーチャーした夕暮れ系の哀愁ミディアム5.When I see L.A.とG-MAN STANがギターで参加した郷愁を感じさせるピーヒャラシンセが効いた6.Don't hate the playaの2曲は絶品!他にもB-LEGITがゲスト参加した渋めのファンクのタイトル曲2.、重たいビートに寂しげなウワモノが印象的な3.Feel me in the streetsもGOOD。WESTフリークなら聴いて損は無いアルバムだと思います。(04/12/04)
JCD AND THE DAWG LB.
/A day in the life(1992)

セントルイスのラップデュオJCD AND THE DAWG LB.が92年にリリースしたアルバム。プロデュースはDJ QUIK等で知られるCOURTNEY BRANCH&TRACY KENDRICK。ベース&ギターにROBERT"FONKSTA"BACON。PROFILEからひっそりと出されたこのアルバムは愛すべきB級ファンキーラップの名盤!?と個人的に思っています。レイドバックしたG-FUNK風のトラックではなくサンプル中心のオールドスクールですが、SLY&THE FAMILY STONE/(You caught)Me smilin'ネタのハートウォーミングな4.They like it like we do、BOB JAMESの超弩級ネタNautilus(腰抜かしたほどカッコイイ曲!!!)をループしただけのトラックがマジで最高な10.Over pussy、TEDDY PENDERGRASSの哀愁メローネタLove T.K.O.を弾き直したトラックにSYLK SMOOVをフィーチャーした11.Tell ya 'bout a bitch、ファンキーな14.Budda rhymesと16.Cold kaos、ISLEY BROS.ネタをループした20.Shout outはかなりオススメです。中古屋のセールコーナーに埋もれているであろう彼等をぜひ救って聴いてみて下さい。(03/03/01)
J.D.
/Puttin'-N-Wurk(2001)

ルイジアナのJAM TIGHT RECORDSから01年にリリースされたJAMMIE"J.D."DENNISのアルバム。ゲストには、地元の大物JUVENILE、TIM SMOOTH、SKULL DUGGERY、JOSEPHINE JOHNNY等。JUVENILEがメインでマイクを握るスパイ映画のサントラのような緊張感あるバウンス・チューン2.Bounce it、、JUVELILE、COOL D&JOSEPHINE JOHNNYをフィーチャーしたアップテンポの血がたぎるファンキー・バウンス14.Bounce it(Club mix)、MYSTIKAL似のTHUG ADDICTのがなり系ラップもイカした渋めのベースラインが印象的なバウンス・チューン15.Make em danceも大好きですが、一押しはMR.BLAZE参加で男女コーラスも心地良い80'Sテイスト(ネタ使い?)のナイス・メロウ・チューンの16.When a baller's feed upです。ルイジアナ好き以外には結構キツイものがあると思いますが、チェックして損はないと思います。(05/04/16)
J-DIGGS
/Da Good (2009)

故MAC DREと親交の深いベガスのJ-DIGGSが09年にリリースした3部作"Da Good Da Bad Da Ugly"の『Da Good』。幼い娘二人と仲睦まじいジャケでも分かるように、ハッピーでハートウォーミングな面を前面に出した内容でなかなか聴かせてくれます。心和むトラック上で実母がメッセージを送る1. Introから引き続いてまろやかなギターが耳を惹く2. So Close(f/THE JACKA)、哀愁を感じるコーラスが印象的な3. I'm Thankful(f/MISTAH FAB、RYDAH J.KLYDE、MATT BLAQUE)、寂しげな5. Follow Your Heart、ソウルフルで哀愁溢れる6. Prom(f/ MONEY GANG、JOHNNY CASH、CHOP DA HOOK MAN)、でました!TONY TONI TONEの名曲Pillow使いのメロウ・チューン7. Promise(f/CHOP DA HOOK MAN&THIZZ DOLLS)(ベスト・トラック!)、これまた名曲MINNIE RIPERTON/Lovin' Youを早回しで使ったハートウォーミングな8. Jaya and Jaida、寂しげな男性ボーカルも雰囲気を引き立てる10. Made It(TRILL REAL、DUBEE、SLEEP DANK)、タイトル通り神に捧げるような感じの11. God Bless(f/KEAK DA SNEAK、PSD、VITAL)がお気に入り。哀愁・メロウ好きなら要チェックです。(10/05/28)
JEWEL T
/Gangsta chronicles(1996)

96年にリリースされたJEWEL Tのアルバム。カリフォルニアのラッパーだと思われます。オールドスクール風なファンキーシットから哀愁メロー路線まであって十分楽しめる内容です。2曲目のStickem' up'はTONE LOC/On fireと同じRUFUS&CHAKA KHAN/You got the loveネタのファンキーシット。結構古臭い作りだが、個人的にはこういう分かりやすいノリは大好き。続く3.Way of the ghettoはベストトラックで、MEL-LOWも使ったCON FUNK SHUN/Love's trainネタの哀愁メロウ・トラックに女性Vo.が絡んで玉乱ですね!4.Busta brownもスペーシーなキーボードにピーヒャラシンセが絡むSKI&CMT風なトラックでGOOD。他にはスパイ映画風な感じのダークトラックのタイトル曲5.、ONE WAYの定番ネタCutie pie使いの10.Brickyard anthem、哀愁トラックに熱い男性Vo.が絡む12.Driftin'がお気に入りです。そんなに悪い曲がなく、サラッと聴ける好盤でオススメです。(03/03/09)
J.GOTTI
/Full sixty(2005)

ベイエリア(SAC?)で活動するチカーノJ.GOTTIが05年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BIG HOLLIS、VINCE V.、TRON TREAZY、MAXAMILLION、ゲストにはDAZ、YUKMOUTH、MESSY MARV、HOLLOW TIP、KEAK DA SNEAK、SKEE64、G.P.、MR.KEE、A-WAX、J MACK、TRE MAK等。あまり話題に上がっていませんが、かなり充実した内容で、特に哀愁・メロウ系に好曲多く、J.GOTTIのチンピラっぽいラップもGOOD!以前紹介したTRE MAKにも関わったVINCE V.が手掛けたメロウ・グルーヴの1.Tha Donと優しい歌声のDONTAY参加のまろやかメロウの3.Hate On Me、MESSY、HOLLOW TIPが参加したBIG HOLLIS制作のメロウ・ファンク6.Real Ridaz、軽めドラムのメロウ系8.You Aint Safe、ピーヒャラ・シンセ入りのメロウ・ファンク・トラックにDONTAYのコーラスが映える9.Drop 6 Tray、ソウルフルなオルガンを活かしたメロウ・チューン14.Sayin Nothin、ファンキーなビートに寂しげなギターの18.Suffer Twiceがお気に入りです。TRE MAKのアルバム『One』とダブる4.と5.は収録しなくても良かったかもしれませんね。チカーノ云々よりWEST COASTの好盤としてぜひ聴いて欲しいアルバムの一つです!(05/10/28)
JIMMY Z
/Muzical madness(1991)

サックス、フルート、ハーモニカ奏者のJIMMY Zが91年にRUTHLESS RECORDSからリリースしたアルバム。JAZZやFUSIONに属するアーティストですがプロデュースがDR.DREなのでGラップで紹介します。参加ミュージシャンはL.A.DRE、COLIN WOLFE、MIKE SIMS等の豪華な顔ぶれ。基本的にJIMMY Zの楽器とVo.が全面的にでていますが、数曲でDR.DREのラップがフィーチャーされています。オススメは、シングルカットされた哀愁溢れるフルートが印象的なトラックにDR.DREのラップをフィーチャーした3.Funky flute、その後のG-FUNKを感じさせるピーヒャラシンセがイカした7.Who'z leroy、RODNEY Oも使ったファンク・ネタにハーモニカをのっけた12.Hip hop harmonica等です。DR.DRE関連のアルバムとしては意外と見落とされがちですが、G-FUNK誕生前のRAWなファンキーHIPHOPアルバムとして聴いて損はないと思います。(03/12/20)
JOE BLAKK
/Blood,sweat&tears(1998)

NO LIMITコンピ『DOWN SOUTH HUSTLERS』にも参加していたルイジアナのJOE BLAKKが98年にリリースしたアルバム。プロデュースはICE MIKE、DON JUAN、FIRE、TRE-8等。EDITはあのPRECISE。もし90年代初頭からHIPHOPを聴いていて、その頃のトラック、特に初期RAP-A-LOTのファンキー&ブルージーなものが好物であれば、ぜひこのアルバムを購入することをオススメします。ほんとに99年の作品か!?と思うほどネタ選びが渋すぎ!イントロのBARRY WHITEから渋いです。マイ・ベストはファンキー・ビートに70'S SOULテイストのウワモノ、そして男性Vo.が絡む4.Life's a bitch。哀愁度は低いものの男性Vo.がSOULな雰囲気を醸し出していてGOOD!爽快ファンキー・ナンバー10.Everything's fine、JAZZYなファンキー・チューン17.Think I'm bullshittin'、GEORGE CLINTON/Atomic dogネタの18.Omega partyもお気に入りです。他にもLORD TARIQ&PETER GUNZ/Deja vuと同ネタSTEELY DAN/Black cow使いの曲やDENNIS EDWARDS/Don't look any furtherネタの曲なんてのもあります。とにかく最初に書いたように渋すぎて絶対に一般受けしない内容なのでオールド・テイストが苦手な方は絶対に買わないで下さい(笑) 個人的な評価は10段階の8か9です。こんな渋い奴がいてもいいじゃないですか... (04/04/03)
JOHNNY"J"
/I gotta be me(1994)

たしかDEATH ROW関連でプロデュースをしていたJOHNNY"J"が94年にリリースしたアルバム。これは大穴ですね!存在自体は知っていたんですがジャケがあまりにもショボかったんで無視していたんですが、350円で見つけて買いました。たしかにBASS物の下らない曲もありますが、定番哀愁ネタを使った哀愁メロー路線の1.Something she can feel、3.I'm better man、7.Better offはかなり良いです。安くで見つけられれば購入しても損はしないと思います。
JOINT MOBB
/Zaggin die'n everyday(1994)

SQUIRT、T-LO'KK、LIL'ED、INDOからなるアトランタの4人組"JOINT MOBB"が94年にリリースしたアルバム。実質6曲入りのミニアルバムなんですが、充実した内容で驚かせます。一押しはMTUME/I'll deliverネタのメロウ・グルーヴ8.Boomin at a young age、そして同じくMTUME/Tie me up使いの4.On the block。他には尊敬しているCURTIS MAYFIELDのGive me your loveネタのKeep ya pussy to ya selfや同じくCURTISのAin't no love lost使いのHoe ass niggaもGOOD。80'Sネタが好きな方なら最初の2曲だけでも十分満足できるのではないでしょうか。(04/11/27)
JONNY U
/O.G.Love(2003)

甘い声のチカーノ・シンガーJONNY Uが03年にリリースしたアルバム。ゲストにはG-FELLAS、LIL BLACKY、LIL DEMON、FROST等。基本的にはシンガーなんですが、ほとんどの曲にラッパーをフィーチャーしているんでR&Bが苦手な方でも十分聴けるアルバムです。内容は甘〜いものからノリノリなものまで幅広く、誰でも楽しめる好盤となっています。ベスト・トラックはTEDDY PENDERGRASSの必殺メロウ・ネタLove T.K.O.使いの4.Holidayと純粋な歌物で哀愁溢れる9.Never never。甘くやるせない展開にオヤGは腰砕け... 他にもZAPP/Computer loveネタのタイトル曲6.、哀愁ファンクの7.Gangster players等好曲揃い。新譜に良いのがないと嘆いている方にぜひ聴いてもらいたいオススメ盤!(04/02/21)
J-PACINO
/We gon be G's(12)(年代不明)
(おそらく)サウス・キャロライナ出身のJ-PACINOによる3曲入り12'シングル。
収録曲は、A1.We Gon Be G's(Main)、A2.We Gon Be G's(Clean)、A3.We Gon Be G's(Aca)、B1.Lil Mama(Main)、B2.Lil Mama(Clean)、B3.Lil Mama(Aca)、B4.A Man's Gonna Be A Man
We Gon Be G'sとA Man's Gonna Be A Manの2曲はあまり良い出来ではないですが、Lil Mamaはメジャーを意識したようなアップテンポの哀愁系トラックにフックで男性Vo.が絡む佳曲で気に入りました。以前紹介したSOUTH-KAKもサウス・キャロライナでしたが、この地は結構良質なGがうじゃうじゃいそうで要チェックかもしれません。(03/10/25)
J.SCOTT
/One day(12)(2001)

2001年にCATALYST ENTERTAINMENTからリリースされたJ.SCOTTの12シングル。収録曲は、A1.One day(Album)、A2.One day(Inst)、B1.One day(Acapella)、B2.Behind closed doors
正体不明のラッパーですが、ディストリビューションがSOUTHERN MUSIC DISTRIBUTIONなのでおそらくはサウスのラッパーと思われます。One dayは80'Sダンス・クラシック・テイストのメロウ・ファンク・トラックに女性コーラスが絡んだ玉乱一発! 2PACに影響を受けたと思われる力強いラップもGOOD! アルバムがリリースされているか非常に気になるラッパーですね。詳細が分かる方情報提供お願いします。(04/05/28)
J-SKAYTZ
/Ready 2 roll(2004)

05年にNYのHOT 2 DEF RECORDSからリリースされたJ-SKAYTZ(16歳!)のデビューアルバム。J-SKAYTZはレーベル・オーナーSHAWN WATERSの息子で、そのSHAWN WATERSは、なんとTOMMY BOYで活躍した伝説的なラップ・グループで、その後甘茶コーラス・グループに転向したFORCE MD'Sのメンバー!グループ消滅後、レーベルを起こしていたんですね。昔からのファンにとってはなんとも嬉しい限りです。今っぽいトラック中心ながら、なかなか聴かせる好盤で、特にこれ使われるとオヤGは弱いGAP BAND/Yearning for your loveネタの11.Summer girl、DJ QUIKが作りそうなファンク・トラックにトークボックスとNYCE嬢の歌をフィーチャーした12.If you want it、You are everythingネタと思われるスウィートな14.Got to hold on、キラキラ・シンセが印象的な女性コーラス絡みのメロウ・ファンク17.Let me knowが気に入りました。NY物のなかでも比較的G-RAPフリークに受け入れられる内容だと思うので、気になった方はぜひチェックして下さい。(05/02/12)
J. STALIN
/Gas Nation (2008)

ウエスト・オークランド出身でRICHIE RICHに見出された中堅ラッパーのJ-STALINが08年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MAJOR SLAP ENT.、DJ FRESH、TRAKADEMICS、JEFRO、BEEDA WEEDA、TRAXAMILLION、MAKANIXS等。かすれ気味の声質は個人的に結構好みですね。郷愁感漂う2. My N-Ggaz、WHODINI/Friendsのビートに薄らとしたベースラインが逆に印象的な4. Cocaine Cowboys、ヤオヤのカウベルの音もアクセントになっている寂しげな6. Millionaire Status(F/R.O.B.)、ノリの良いビートにちょいインダストリアルなウワモノの10. Try Again Tomorrow、オールドスクールなビートに神秘的なキーボードが印象的な14. Down My Road、ネタ名は忘れたが80年代中期のS.O.S.BANDっぽいアーバン・メロウな18. Every N-Gga Round Me(ベスト・トラックかな)、BLUE MAGIC/Sideshow使いで全体ではちょっと浮いているけどかなりソウルフルな19. Can't Judge Me(F/G-STACK)がお気に入り。決定打には欠けるが、なかなか楽しめた一枚。(2010/09/14)
J. STALIN
/Prenuptial Agreement (2010)

ウエスト・オークランドのJ-STALINが2010年にリリースしたアルバム。プロデュースは、THE MEKANIX、MIKE RIMZO、SWERVE等。タイトなビートが効いた渋くてファンキーな2.Rock Day、澄んだキーボードが耳を惹く夕暮れメロウ5.Get Me Off、寂しげなメロウ・ナンバー6."G" In Me、スペーシーなキーボードが効いたメロウ・グルーヴ7.Last Night、寂しげなサックスが耳を惹く11.Self-Made Millionaire、ピアノの切ないメロディが印象的な14.Something New、もの哀しげな16.Money On The Way、TEENA MARIE/Ooo La La Laネタの80'sメロウ17.When It's Real、うら寂しい19.Red & Blue Lights、HOWARD HEWETT/Show Meネタの切なくも美しい22.Show Meと好曲満載。哀愁・メロウ系が好きなら要チェックなアルバムです。(2013/09/02)
J. STALIN
/Memoirs of a Curb Server (2012)

ウエスト・オークランドのJ-STALINが2012年にリリースした最新作。プロデュースは、SNEAKY MIKE、AK47、LIQ、DON DON、DA MEKANIX、TAYLOR MICHAEL、J WESS、JON JON ON THE BEAT、BIG K.R.I.T.、ARMANI DEPAUL、EM80、DIRTWORK、DJ FRESH等。いやー凄いね… これだけ充実したトラックのアルバムはないんじゃないかな。メロウ系が特に凄い!L'JAYをフィーチャーした寂しげな1. Lyrical Exercize、JERMAINE JACKSON/Dont Take It Personal使いの鬼スムーズ・メロウ2. Money in Ya Jeans、LIL' BLOOD参加のソウルフルな3. Corner Sto、タイトなビートに哀愁溢れるピアノが絡む4. More Shots、MAYBACKをフィーチャーしたブヨブヨ・シンセが耳を惹くベイ・ファンク6. Curb Servin'、JOE BLOW、SMIGGZが参加したGAP BAND/Yearning for your love等の80's R&Bをネタにしたと思われる鬼メロウな7. Come Out and Play、JAM&LEWEISが手掛けたHERB ALPERT/Making Love in the Rainネタの胸を打つようなメロウ・ナンバー8. Money & Bitches、妖しげなベイ・ファンク9. The Molly Son、MISTAH F.A.B.、RON RON、L'JAYをフィーチャーしたBOBBY CALDWELLっぽいメロディのグルーヴィーな10. Mind On One Thang、TOO SHORT、BIG K.R.I.T.が参加したスーパー・スムーズ・メロウな12. She the Type、PHILTHY RICHとARMANI DEPAULをフィーチャーしたDIANA ROSS/Missing Youにも似た80'sネタ(?)のメロウな13. Try'na Get On、どことなくハウスっぽいメロディの14. Sober、強烈なビートにボーカル早回し使いの15. Sunset、VELLQUANをフィーチャーしたファンク・ビートに寂しげなメロディの17. Rookie of the Year、SNEAKY MIKE参加の哀愁溢れるハープ(?)が耳を惹く18. Something New (Part 2)、2010年の曲の再録でTHE STYLISTICS/Mine All Mineのコーラス使いの哀愁ミディアム19. Who Are U?、PAUL HARDCASTLE/Heavenネタのスムーズ・ジャズ・トラック上でTHE JACKA、YOUNG DOE、RICHIE RICH、STEVIE JOE、YUKMOUTH、BERNER、R.I.P.ONIONZとマイクを回すポッセカット20. Cannabis Club (Remix)と好曲オンパレード!メロウ好きなら絶対に聴くべきアルバムですね。(2012/11/22)
JT MONEY
/Pimpin' on wax(1999)

"BABY" 2 LIVE CREWと呼ばれたマイアミのPOISON CLANの元リーダーJT MONEYが99年にリリースしたソロデビューアルバム。POISON CLANは結構好きで聴いていたので、懐かしいなくらいのノリで聴いたのですが、これがまた中々の充実作!一昔前のパーティー系ラップを思わせるノリが良い曲が多くてかなり楽しめました!なかでも、大ヒットした"フダフダフー!"のフックも最高な3.Who datを始め、JOHNNY TAYLOR/Disco ladyを使ったフロア向けの6.Ho problems、東系のファンキーな7.Too real、KLEER/Tonightを使ったフロア向けのメローグルーヴトラックにTOO SHORTをフィーチャーした10.Something 'bout pimpin'、オールドスクーラーSUGARHILL GANGの8th wonderを丸々使った最高にノリノリな11.Rap a** n****、哀愁系の13.Kite 2da boys、チキチキファンキーバウンスに早口ラッピンがイカした14.Watcha wantが気に入りました。素直に楽しめるアルバムなのでぜひ聴いて欲しいです。(03/04/13)
JT MONEY
/Blood Sweat and Years(2001)

JT MONEYが01年にリリースした2ndアルバム。1stが充実した好アルバムだったのでかなり期待したが、かなりメインストリーム寄りのNO COAST的なトラックが多く、期待外れの結果となりました。EW&Fネタのハートウォーミングな14.Father to sonをはじめそれなりに聴けるんですが、印象に残るような曲は無かったです… これを聴くよりは1stを断然オススメします。(03/06/15)
JT MONEY
/Return Of The B-Izer(2002)

Who Datのヒットでお馴染みのPOISON CLAN元リーダーJT MONEYが02年にCRUNK CITY RECORDSからリリースした3rdアルバム。POISON CLAN時代から聴いていて、どこかほっとけないMCの一人ですね。内容は多少クセがあるのですが、それなりに楽しめ、特に70'sディスコの匂いがするBPM早めのノリノリファンキー・シット7.Sure Shot Baby、寂しげなギターが耳を惹くトラックに男性シンガーNUTTがBOOTSY COLLINS/I'd rather be with youのフレーズを歌う13.Cutt You、切ないピアノの音色が胸を打ち、WYANの歌も雰囲気をひきたてる18.Mama DearestがGOOD。最初に聴くならWho Dat収録の『Pimpin' On Wax』がオススメですが、余裕があればこちらもどうぞ。(06/12/23)
JT MONEY
/Undeniable(2005)

Who Datのヒットでお馴染みのPOISON CLAN元リーダーJT MONEYが05年にCRUNK CITY RECORDSからリリースした4thアルバム。派手さはないものの、バラエティに富んだ好盤で、特にアゲアゲなファンキー・チューン2.U Can Get It、NUT SKYWALKERのコーラスもハマった郷愁メロウ5.Keep It Gangsta、シンプルなビートに薄っすらとスペーシーなキーボードがのっかるトラックにD.B.Kのコーラスも絡む11.Dream Hard、ホイッスル入りのBPM早めのノリノリ・ナンバー12.Play Wit It、これもNUT SKYWALKERのコーラス入りの寂しげな15.Temptation、ロック・ギターを活かした80年中期っぽいトラックにトバされる19.Playin' w/My Moneyがお気に入り。これ以外にもあの(!)DISCO RICKプロデュースでEAGLESの名曲Hotel CaliforniaネタのトラックにKOLA嬢が歌いまくる13.Welcome 2 Miaなんて一部で話題になりそうな哀愁曲もあります(個人的にHotel CaliforniaなんてHIPHOPのネタに馴染まないと思うが)。サウス・フリークなら十分満足できるアルバムだと思います。(07/09/01)
JT THA BIGGA FIGGA
/Playaz n the game(1994)

今やシスコの大物と言えるJT THA BIGGA FIGGAが94年にリリースしたアルバム。JTは楽器からプロデュースまでこなすマルチな才能の持ち主で、このアルバムを皮切りに次々に仲間をデビューさせ自身のレーベルGET LOW RECORDSをメジャーレベルに成長させています。このアルバムのベストカットはRAPPIN 4-TAYをフィーチャーした哀愁系キーボードが心に響く6. Did you get the dankで、他には定番FAZE-O/Riding High使いの1. it's About That Time、TONY! TONI! TONE!/It Never Rains (In Southern California)ネタで仲間のD-MOE & SAN QUINNが参加したメランコリックな5. Out to get chaと9. Back to tha shitが気に入りました。確かに捨て曲も結構ありますが、聴いて損はないアルバムです。(2001/12/31)
JULLIE-D
/The Mania(2006)

オークランドのベテラン・グループUNDERGROUND REBELLIONの片割れJULLIE-Dが06年にリリースしたアルバム。プロデュースは盟友KRUSHADELIC、エンジニアとミックスはG-MAN STAN。正直、クセのあり過ぎるトラックばかりで聴ける曲はかなり少ないですが、MIDNIGHT STARのクラシックCurious使いの6.All I Wanna DoとMICHAEL JACKSONの人気曲Rock With Youネタの7.Think About Youの80'sメロウ・ネタの2曲が抜群!他にはBUSHWICK BILLとKRUSHADELICをフィーチャーした妖しげな10.Bad Boys、S.N.O.P.のMR.KEYが参加したダークな13.Check Da Status、ファンキーな15.36 Of 'Emあたりが気に入りました。80'sネタが好きな方はチェックしてみて下さい。(08/04/04)
JUNEBUG SLIM
/West coast thang(1998)

チカーノ版2PAC(誉めすぎ!?)とも呼ばれたJUNEBUG SLIMが98年にリリースしたデビューアルバム。今回紹介するのはドルフィン・レコーズからリリースされた国内盤です。(US盤は国内盤にない曲が5曲、国内盤にはUS盤にない曲が4曲あるみたいです。タイトル違いの同曲かは分かりません…) 16曲の内半数は好みではなかったんですが、残りはかなり面白かったですね!特にオススメは哀愁メローの5.Much luv、80'S R&B風メローグルーヴが最高な6.Summer time groove、スペーシーメローの13.Know what I'm say'nの3曲で、他にはダークな1.Midnight、2.Killafornia、9.Knight of da funkin dead、ピアノとホーンがアクセントになっているウェッサイファンクの11.Let me know、そしてP-FUNKネタを使ったパーティーファンクの16.Boulevard nightが良かったです。US盤も聴いてみたくなりました。(03/03/16)
JUNEBUG SLIM
/West coast radio(2003)

チカーノの人気ラッパーJUNEBUG SLIMが03年にTHUMP RECORDSからリリースしたアルバム。リリース当時かなり話題となっていたアルバムですね。大ネタ使いの曲が多いものの、かなり充実した内容で、特に定番メロウ・ネタDELAGATION/Oh honeyを上手く弾き直したトラックにKIERAH&SILVIA嬢のコーラスが絡む4.Cali Livingとナイス・ビートに哀愁メロディの7.Ghetto Has No Heartにはマジでヤラれました!これ以外でもROSE ROYCEの名曲Wishing on a starネタの3.Wish Upon a Star、甘茶ソウル・クラシックESCORTS/Look over your shoulder使いの9.Look Over Your Shoulder、KLEER/Intimate connectionネタの80'Sメロウ11.Tonight、ノリノリ・ファンクの14.Ride or Get Rolled On、BRASS CONSTRUCTION/Get up to get down使いの15.Get Up to Get Down、DANGEROUS DAME/Stay with meやTOO SHORT/Stay with meと同じTHE CONTROLLERS/Stayネタのメロウ・チューン16.Turf Talkが気に入りました。チカーノ・フリークのみならずWESTフリークなら聴き逃し厳禁です!(05/10/22)
JUNEBUG SLIM
/The perfect storm(2005)

安定した作品を作ることで人気のチカーノ・ラッパーJUNEBUG SLIMが05年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DERYCK D、MAC MAGIC、IVAN、INSANE MIXACAN等。目玉になる曲がないのは残念ですが、安定した好盤でMC MAGIC制作でベタベタな作りだがNB RIDAZ&JAY TEEをフィーチャーした甘〜い2.Slow Jam、曲名は思い出せないがネタ使いのフロア・チューン3.Welcome 2 The Ghetto、ZAPP/Computer love使いのゆったり系4.Cruizin、CAMEO/She's strangeネタの9.I Slang、寂しげな11.Black Roses、TAVARES/Never Had A Love Like This Before使いのメロウ・グルーヴ12.My Neighborhood、メロウ・ファンクの13.No Luvが気に入りました。WEST好きならオススメできるアルバムです。(06/02/09)
JUVENILE
/Solja rags(1997)

いまやすっかり大物となったJUVENILEが97年にリリースした実質的デビューアルバム。これはUNIVERSALが99年にリリースした再発盤です。インディで30万枚売り上げたというアルバムらしいですね。個人的にはちょっと物足りない気がしましたが、ネタ使いと思われるメロウなイントロ1.Ziggly wiggly、カチッっとしたビートに悲しげなメロディのトラックにBIG MOE&B.G.をフィーチャーした3.I did that、どこか郷愁を感じる9.Spittin game(f/HOT BOYS)、「風のシルエット」にも似たメロディにフックでのモッサリとしたド下手なVo.が笑わせるメロウ・バウンス10.3rd ward solja(f/MAGNOLIA SHORTY&BIG TYMERS)はなかなか聴かせてくれます。JUVENILE好きなら当然聴くべきだと思いますが、最初に聴くなら断然『The G-Code』をオススメしたいです。(04/08/07)
JUVENILE
/400 Degreez (1998)

ニューオーリンズのベテランJUVENILEが1998年にリリースした出世作の3rd(?)アルバム。プロデュースはもちろんMANNIE FRESH。糞ファンキーな1. Introからなだれ込む大ヒット曲2. Haで耳を鷲掴み。もの哀しい3. Gone Ride With Me、BIG TYMERS、B.G.、LIL WAYNEをフィーチャーした地味ながらアーシー感漂う4. Flossin Season、郷愁感溢れる5. Ghetto Children、TITO PUENTE/Oye Como Va使いのラテン・ファンキー6. Follow Me Now、LIL WAYNE参加の近未来感も漂う10. Run For It、HOT BOYS版"Ha"って感じの11. Ha (Hot Boys Remix)、MANNIE流テクノの16. 400 Degreez、JAY-Z参加の18. Ha (Remix)がGOOD。サウス好きなら基本中の基本かな。(2015/06/05)
JUVENILE
/Tha G-Code (1999)

CASH MONEYのドル箱スターJUVENILEが99年にリリースしたソロ4thアルバム。それほど期待していなかったんですが、これがまたメジャーの底力が発揮された好盤です。確かに駄曲も結構ありますが、聴ける曲は総じてレベル高く、特にクラシック"Ha"の続編ともいえるバウンシーシット2. U Understand(最高にファンキー!)、B.G.参加でメロウなギターが心地よい3. F*** That Nigga、HOT BOYSをフィーチャーした哀愁溢れる4. A Million And One ThingsとTURK参加の14.Tha Man、BIG TYMERSをフィーチャーした物哀しいギターが印象的な7. Something Got 2 Shake、BABYとTURK参加で哀愁ピアノがたまらない12. Never Had S***、メランコリックな16. Guerrillaは聴かせてくれますね〜。JUVENILE聴くなら、このアルバムから聴くのをオススメします(2003/03/01) 追記(2019/07/08)
JUVENILE
/Project english(2001)

JUVENILEが01年にリリースしたアルバム。上の"Tha g-code"ってアルバムが予想外に良かったので購入してみましたが、好みの曲が少なくて残念… とりあえずベストトラックは哀愁メローサウンドに女性Vo.がさり気なく絡む10.They lied、他には哀愁系の3.H.B.HeadBusta、泥臭くてファンキーな6.Get your hustle onと11.White girlが気に入った程度。プロデューサーのMANNIE FRESHは作品の出来にばらつきがありますね。今回は悪い方にあたったんだと思います。次作に期待。(03/03/16)
JUVENILE
/Juve the Great (2003)

ニューオーリンズのベテランJUVENILEが2003年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MANNIE FRESH、SLICE T.、KLC等。「風のシルエット」ネタのイントロ1. Intro、CAMEO/Why Have I Lost You使いの可愛らしいトラックにBABYをフィーチャー、JUVEのラップもイカした5. Bounce Back、WACKOとSKIPが参加したアーシーな6. Down South Posted、WACKOとSKIPをフィーチャーした寂しげな10. Fuckin With Me、ゲットー臭プンプンな15. For Everybody、SOULJA SLIMをフィーチャーした郷愁感のある17. Slow Motionがお気に入り。(2016/06/19)
JUVENILE
/Reality check(2006)

JUVENILE待望の6thアルバム。多彩なフロウを持っていてラップ自体で聴かせる数少ない存在ですね。ニューオーリンズならではのバウンス・チューン中心の構成ですが、メロウ・フリークの耳を奪う好ナンバー収録しており、COOL&DREプロデュースでR.KELLY/Bump N Grind(Remix)ネタの5.Rodeo、売れっ子HAPPY PEREZ制作でTREY SONGZをフィーチャーしたメロウなギターが印象的な11.I Know You Know、BRIAN McKNIGHTプロデュース&ゲスト参加の極上メロウ・チューン16.Addicted、国内盤にのみ収録でソウルフルなピアノが最高な20.Line Of Fireにはヤラれました!確かにサウス・フリーク以外には受け入れられそうもない曲も多いのですが、メロウ好きなら押さえるべきアルバムでしょう!(06/03/18)
※個人的にはLine Of Fire収録の国内盤がオススメです。
JUVENILE
/Cocky & Confident (2009)

ニューオーリンズのベテランJUVENILEが2009年にリリースしたアルバム。前作『Reality Check』と比べるのは酷だけど、なかなか聴かせてくれるね。ベテラン・プロデューサーのPRECISEによるイケイケ・バウンス2. Gotta Get It、B.G.、CAPE、KANGO SLIM(PARTNERS-N-CRIME)をフィーチャーしたもの寂しげな6. Feeling Right、不穏な電子音が癖になる7. Top of the Line、KANGO SLIM、JAY DA MENACE参加の郷愁感漂う8. Make U Feel Alright、KANGO SLIMをフィーチャーした寂しげな11. All Over You、PARTNERS-N-CRIME 、YOUNGIN参加のR&Bタッチのメロディアスな12. You Can't Stop Me、これもPRECISE制作でYOUNGINをフィーチャーした武骨なファンキー・チューン16. I Say、BOBBY Vをフィーチャーした郷愁感のあるメロディが耳を惹く17. Everything、メロディアスなR&BトラックにPLEASURE Pが歌う18. Hands On You、ROXETTEの懐かしい80’sヒット曲Listen To Your Heart使いの哀愁トラックにQ CORVETTEが歌う19. Listenがお気に入り。(2015/02/06)
JUVENILE
/Beast Mode (2010)

ニューオーリンズのベテランJUVENILEが2010年にリリースしたアルバム。電子音とクラップビート、BEASTIE BOYSの声ネタが癖になるクラブ・ヒット2. Drop That Thang、簡素なビートに不穏なシンセが耳を惹く8. Drinks on Me、YING YANG TWINS/Wait (The Whisper Song)にかなり似た9. Pussy Kat、WHODINIを今風にアップデートしたような11. Lights, Camera, Actionは気にいったけど、残りは… 少し残念なアルバムだね。(2015/04/16)
JUVENILE,WACKO,SKIP
/Beginning Of The End (2004)

CASH MONEYのJUVENILE率いるトリオが04年にRAP-A-LOTからリリースしたアルバム。プロデュースは、SLICE T、JUVENILE、AD FUTURE等。Noria Clapが話題になっていたけど、それには全く興味が湧かなかったんでスルーしていたんだけど、安くで売っていたので購入してみました。いまいちパンチ不足なところもあるけど、まあまあ満足でき、電子音のウワモノが耳を惹くファンキーな2.Don't Start、ファンキーな4.Who The Fuck Is This、RUN D.M.C./Daryl And Joe使いの5.Juvie,Wacko,Skip、PNCのKANGO SLIMをフィーチャーしたメロウな7.What's Your Brains Like、ハードな8.War Shit、KANGO SLIM参加のメロウ・グルーヴ11.The Best Years、ちょいメロウなトラック上でWILD WAYNE、ZUSE、KANGO SLIM、MS.TEEとマイクを回す14.Ride Tonightがお気に入り。(2010/12/15)
JV
/Nayba'hood queen(年代不明)

チカーノラッパーJV嬢の1st(たぶん)アルバム。リリース年は不明だが、おそらく94か95年。プロデュースはチカーノラッパーのドンKID FROST(現FROST)、BAKA BOYZ、TONY A等。かなりの力作で、哀愁メローの2.G-string、男性コーラスが絡む哀愁系5.Back to da hood of things、男性Vo.入りのハートウォーミングな7.I need a mans touch、どこか寂しげなトラックに女性Vo.が切なく歌う8.Time keeps slippin' away、スペーシーメローファンキーな10.Give it 2 me JV等かなり聴かせてくれます!チカーノ皿ではTOP5に入る名盤だと思います。2ndではより女っぽくなったJV嬢が拝めます。内容も良いです。
JV
/It gets no reala(1996)

上で紹介したチカーノラッパーJV嬢が96年にリリースした(たぶん)2ndアルバム。前作よりかなり綺麗になってますね。日本人が好きそうなカワイイ顔してます。プロデュースは全10曲中9曲でJ.SW!FTが担当。ハートウォーミングな1.Can't live without it、シングルにもなったヘビーウェッサイファンクの4.What we have here、不思議な上物と浮遊感溢れるキーボードが絡んだ哀愁メローの5.Women's lib、東っぽいファンキーな6.I know you want it、スペーシーメローなタイトル曲7.、タイトなビートとピーヒャラシンセ、そしてMARVIN GAYE/T play it coolを隠し味的に使った激カッコイイ8.Fire、ブリブリシンセ&スペーシーなキーボードが最高にメロ〜な9.Takin' hoes menがお気に入りです。JV嬢のコケティッシュな魅力に溢れた好盤でオススメです。(03/02/03)