P of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
P.A.
/My life,your entertainment(2000)

アトランタの3人組P.A.が2000年にリリースした3rdアルバム。OUTKAST等のDUNGEON FAMILYとも密接な関係にある彼等は派手さは無いが通好みなサウンドを作りますね。このアルバムもROCK色が濃く、聴き手を選ぶ音ですが、ハードなギターが印象的なタイトル曲の2.、JIM CROWをフィーチャーしたダークな4.They come thru、ブルージーな5.Just like that、8BALLをフィーチャーしたソウルフルなトラックに女性Vo.が絶妙に絡む哀愁系の7.Sundown、物哀しい琴(?)の音が印象的な10.Problems(f/KHUJO&SLICK RICKY WADE)、前作に収録のDope storiesのリミックスで、NOREAGA,PIMP C,BIG GIPをフィーチャーしたダークピアノが最高な13.、UGK風のアーシーなトラックにYOUNGBLOODZをフィーチャーした14.Somethin' 2 ride 2等は聴かせてくれます。他の南部系(NO LIMIT、CASH MONEY、3-6一派等)とは違った個性的なサウンドでどちらかと言えば東系のHIPHOPが好きな人向けだと思います。(03/02/22)
PAPA JAY
/Manhunt (1994)

テネシー州ナッシュビルのGラッパーPAPA JAYが1994年にSTREET FLAVOR RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、DOUBLE S-K MOB(KEVIN GRISHAM、SCOTT "AQUAMAN" SCHAFER、SONNY PARADISE)。Gフリークのバイブル「GANGSTA LUV」にも掲載されていた有名なアルバムですね。実弟BOOGIEのアルバムには少し劣るが、実に聴き応えたっぷりなバラエティーに富んだトラックにICE CUBEから影響を受けたラップもカッコよく、特にファンキー・ビートに弾けるシンセのトラック上でシャープなラップを聴かせる2. Manhunt、どこか優し気なメロディのトラックにフックで男性シンガーも柔らかに歌うメロウ・グルーヴ3. Three Hots And A Cot、ダークながらノリの良い4. Felon、タイトなビートにピーヒャラ・シンセも最高の妖しげなGファンク6. Who's Dat Nigga、ウネウネしたシンセも強烈なホラー・チューン8. Trained Killa、CHARLES WRIGHT?& THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BAND/Express Yourself使いのN.W.A./Express Yourselfのビートに強烈なウネウネ・シンセ、フックでアンビエントなシンセと女性シンガーTRACY HAMPRYのコーラスもバッチリはまった9. Doin' It Up (In The Ville)、重たいビートにサスペンスタッチなシンセのトラックに攻撃的なラップがイカす10. What Goes Around (G-Town)、BILL WITHERS/Kissing My Loveのビートに郷愁感溢れるシンセと浮遊感のあるシンセが最高にマッチし、TRACY HAMPRYもコーラスでバックアップするメロウ・グルーヴ11. Jay's Backがお気に入り。
全面改訂(2025/03/03)
PAPA REU
/Certified(2003)

H-TOWNのPAPA REUが03年にリリースしたアルバム。通常のラップ以外にもラガ・ラップやレゲエ・シンガーとしての顔を持つマルチなラッパーです。このアルバムはファンキーから哀愁、メロウとバラエティに富んでいてかなり楽しめる仕上がりとなっています。ベスト・トラックは、陽だまり系メロウ・グルーヴの15.All that I wantと女性コーラス絡みの超絶メロウ・チューン15.My dog"me"の2曲。特にMy dog"me"は80'Sっぽい感じ(ネタ使いかも?)でホント堪らないです!これ以外でもノリノリな1.Papa、LIL FLIP、HAWK&LIL KEKEが参加した80'S HIPHOPの匂いがする2.Represent、タイトなビートに哀愁ギターがマッチしたトラックにJUVENILE&BILLY COOKをフィーチャーした11.Bubble eyeも最高!PAPA REU自身のラップと歌の使い分けも絶妙で、ラガ・ラップも全然騒がしくないので、ラガ系が苦手な方でも十分楽しめると思います。未聴でしたらぜひどうぞ!(05/04/30)
PAPERBOY
/Nine yards(1993)

昨年久々に新作をリリースしたWEST COASTのPAPERBOYが93年にリリースしたデビューアルバム。プロデュースはRHYTHM D。ZAPP/Doo wa dittyネタの Dittyのヒットで知られていますね。イメージとしては、SKEE-LOあたりに近いポップ・ラッパーってところでしょうか。制作がRHYTHM Dなので、それなりに聴かせてくれ、特にImpeach the presidentのドラムに渋いベースが絡む2.Bumpin' (Adaptation Of Humpin')、女性コーラスとRHYTHM Dがラップで参加したサックスがイカすノリノリ・ファンク3.Studs、ギターが効いたファンク5.Zooted、ZAPP/More bounce to the ounceネタのタイトル曲7.The Nine Yards、爽快なファンキー・チューン8.Little Somethin' For The Summerが気に入りました。重みはないが、分かりやすいのが魅力でしょうか。結構中古屋に出回っていると思いますので、興味がある方は聴いてみて下さい。(05/10/28)
PAPERBOY
/City to city(1996)

PAPERBOYが96年にリリースした2ndアルバム。プロデュースはMONEY MILES、RHYTHM D等、ベースにMIKE"CRAZY NECK"SIMMS。1stよりはバラエティに富んでいて、DIANA ROSS/Love hangoverネタの2.P's Cure、ONE WAY/Pull fancy dancer使いのヘビー・ファンク・トラックにSOUL II SOULのコーラスを合わせた3.Hundreds & Hundreds (In Money We Trust)、女性Vo.メインで、むしろPAPERBOYがゲスト・ラッパーって感じのメロウ・グルーヴ4.Swayz Groov、スペーシーなキーボードとブリブリ・ベースのタイトル曲6.City to City、80'Sっぽいブリブリ・ファンク8.So Many Ways、ダーク・ファンクの12.Pockets Phat、メロウ・ファンクの15.Propagandaが気に入りました。SMOKEY ROBINSON/Virgin manネタの17.Can U Luvなんてのもありますが、ドラムがダサすぎて×。PAPERBOYの一般的なイメージ(ポップ・ラッパー)を裏切る好盤なんで、WESTフリークならオススメできるアルバムです。(05/10/28)
PARIS
/Guerrilla funk(1994)

サンフランシスコ出身で、ブラック・パンサーに強い影響を受けたハードコアMC"PARIS"が1994年にリリースした3rdアルバム。ウエストコーストG-FUNK(GUERRILLAのG)サウンド全開で日本でも人気のあるアルバムですね。不穏なファンク・サウンドのイントロ1. Preludeからゾクゾクさせますね〜。FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep、GEORGE CLINTON/Atomic Dogネタのダークなブリブリ・ファンクが最高な2. It's Real、LYN COLLINS/Think (About It)使いのサスペンス映画に似合いそうな3. One Time Fo' Ya Mind、FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep、GEORGE DUKE/Dukey Stick、PARLIAMENT/The Big Bang Theoryネタの大人気のG-FUNKクラシック4. Guerrilla Funk、GROVER WASHINGTON JR./Knucklehead使いの恐怖感を煽るトラックにクルーのTHE CONSCIOUS DAUGHTERSをフィーチャーした6. Bring It to Ya、定番80sメロウGAP BAND/Yearning for Your Loveネタの心地よいメロウ・チューン7. Outta My Life、浮遊感あるシンセが気持ちいいメロウ・トラックにBEASTIE BOYS/Hold It Now, Hit It、2PAC/I Get Aroundを声ネタに使った8. Whatcha See?、郷愁感溢れてソウルフルなインタールード9. 40 Ounces and a Fool、ドラムがイマイチだが寂しげなピアノのメロディに涙する10. Back in the Day、4.のロングバージョン11. Guerrilla Funk (Deep Fo' Real Mix)、2.のロングバージョン12. It's Real (Extended Movement Mix)、強烈なファンク・ビート、ワウギターのP-FUNKトラックのアウトロ13. Shots Outと全曲お気に入り。当時のG-FUNK好きなら聴き逃しなく!(2022/02/05)
PARLAY
/Lonely at the top(12)(年代不明)
FULLY LOADED RECORDSからリリースされたPARLAYの12シングル。全く詳細の不明なグループなんですが、かなり極上のメロウ・チューンなんです!重たいビートにメロウなキーボードが効いたトラックに女性コーラスも絡んでホント最高です!メロウ・フリークなら気に入ること間違いなし。オススメです!(05/11/26)
PARTNERS-N-CRIME
/What'cha wanna do?(1998)

ニューオリンズのGスタデュオ"PARTNERS-N-CRIME"が98年にリリースしたアルバム。プロデュースはBIG BOY RECORDSの名プロデューサーL."PRECISE"EDWARDS。個人的にPRECISEが作るトラックはかなりツボでして、MANNIE FRESHと同じくらい個性的な曲を作りますね。このアルバムは哀愁系トラックが少なくて、その点では不満でしたが、その代わりにファンキー系に好曲がありました。特に琴系の音を使った怪しげなファンキー・チューン3.Hit maker's、コール&レスポンスがイカした村祭りパーティー・シットの5.N.O.Block party、BOB JAMESの定番ブレイク"Mardi gras"がアクセントとなったファンキービートに男性Vo.が絡んだ10.Finer things in life、ベースラインが効いたダーク系の13.Chopped downがいかにもPRECISEって感じの曲で気に入りました。ファンキーなサウスが聴きたい方にはオススメです。(03/10/11)
PARTNERS-N-CRIME
/World Premier(2001)

RAP-A-LOTからの新作『Club Bangaz』も好評なKANGOとMEANAからなるNOLAの実力派デュオPARTNERS-N-CRIMEが01年にリリースしたアルバム。NOLAクラシックみたいですが、個人的にはかなり厳しかったですね・・・ ファンキー・バウンスの2.Catch The Wall、5TH WARD WEEBIE&CRIS-STYLE参加のパーティ・バウンス6.Touch Yo Toe's、歌いまくる14.I Like The Wayは割りと気に入ったんですが、残りは無理でした・・・ 熱烈なNOLAフリーク向きかなと感じました。(06/09/11)
PARTNERS-N-CRIME
/Club Bangaz(2006)

PARTNERS-N-CRIMEの最新作。SINISTERプロデュースでSKIPとB.SHYPEをフィーチャーしたメロウ・チューン8.You Ain't Neverがベスト・トラック!サウス・フレイヴァも入っていてほんと素晴らしい。これ以外にもSTORMY DAI&JUVENILE制作でそのJUVENILEもゲスト参加したレゲエ・フレイヴァ溢れるほのぼのナンバー3.Poo Shooter、マービン・ゲイやダニー・ハザウェイっぽいソウルフルなトラックにBUN Bをフィーチャーした16.Smoke Some'm、BRIGHTER SIDE OF DARKNESS/Love Jonesネタの瑞々しい18.Love Jonesがお気に入りです。MIKE DEANの曲が精彩を欠いたのは残念でしたが、サウス・フリーク、RAP-A-LOTフリークなら聴いておくべきアルバムでしょう。(06/09/11)
PASSION
/Baller's lady(1996)

ラップと歌の両方を操るオークランドのギャングスタ・ビッチPASSIONが96年にリリースしたデビューアルバム。PASSION名義ですがプロデューサーのKIRVなる男性も殆どの曲で歌っています。そのKIRVのプロデュースワークもなかなかで、特にお気に入りはノリノリのウェッサイファンクA2.Where I'm from、THE TIMEの名曲Gigolos get lonely tooのカバーであるA2.、STUDIO TONがプロデュースしたヘビーFUNKにE-40をフィーチャーしたタイトル曲A4.、ORGANIZED NOIZEも作曲に関わったどこかブルージーな味わいのA5.Fonky ride(f/B-LEGIT)、ファンキーなB4.Playa hatas、哀愁R&BのB5.Can't be #1です。確かに詰めが甘いアルバムではありますが、どこか捨てがたい魅力が感じられます。なおCDにはボーナストラックDon't fight the remixが収録されています。(03/03/23)
PASSION
/Where I'm from(プロモ12)(1996)
以前紹介したPASSIONの1stアルバム"Baller's lady"からのプロモ12'シングル。収録曲は、A1.Where I'm from(LP ver.)、A2.B.I.T.C.H.、B1.Where I'm from(Don't fight the dirty mix)、B2.Where I'm from(Don't fight the song)
LP ver.はP-FUNKのI'm a playerネタのウェサイファンク。かなり好きですね、こういうタイプは。B面のremixはTOO SHORTも使ったONE WAY/Don't fight the feelingを使ったシンプルなウェッサイファンク。元ネタが大好きなのでこのremixも大好きです。ウェサイファンなら一度は聴いて欲しいです。ちなみにLPには収録されていません。CDには収録されています。(03/06/01)
PASTOR TROY
/Face Off(2001)


アトランタのPASTOR TROYが01年にリリースしたアルバム。SIDE2SYDEも使ったNEW EDITION/Can You Stand The Rainネタの80'sメロウ・トラックにCO-EDの歌をフィーチャーした7.Can You Stand The Gameが人気ですが、悪を感じるダーク・ナンバー3.Frame Me、ドープな6.I'm Made、PETER THE DISCIPLEが参加した寂しげな9.Vica Versaもお気に入りです。多少の物足りなさはあるが、サウス・フリークなら聴いておくべきでしょう。(07/08/17)
PASTOR TROY
/By any means necessary(2004)

BDPの名作『By all means necessary』を模したジャケ(元はMALCOLM X)が印象的なアトランタの人気ラッパーPASTOR TROYのメジャー3rdアルバム。QUEEN/We will rock youっぽいドラムにハードなギターをあわせたKHALIFANI制作の2.Crunk me up、ISLEY BROTHERS/Voyage to atlantis使いの寂しげな4.Atlanta、TAJ MAHALプロデュースでWHODINI/Friendsまんま使いのトラックにDJ MARSが参加した8.Benz、DJ TOOMPが手掛けたメロウ・ピアノにワウギターが絡むトラックにLIL WILLの歌がマッチした11.Crazyがお気に入りです。サウス・フリークなら聴いて損はないアルバムでしょう。(06/01/29)
PASTOR TROY
/Stay Tru(2006)

アトランタのPASTOR TROYが06年にリリースしたアルバム。プロデュースはCOOLEY C、P NO、DRUMMA BOY、DJ BRAD。メジャーをクビになって本当にやりたいことをやっているような感じがするP TROYですが、このアルバムもキャッチャーな曲は全くなく、全てゴリゴリという好き者以外聴けない内容です。もの哀しいトラックに泥臭いコーラスもマッチした4.Lyin' Bout Her Crib、ローテンポのダーク・ナンバー5.Police Can't Break It Up、ホラーチックな10.Watcha Say、もの哀しいギターが耳を惹く13.Get Down Or Lay Down、もの哀しいシンセが絡む暗く沈みこむような14.Off In This Gameが気に入りましたが、余程のTORYフリーク以外にはオススメしません。(07/09/14)
PASTOR TROY
/By Choice Or By Force(2006)

新作『Tool Muziq』も好調なアトランタのPASTOR TROYが06年にリリースしたアルバム。プロデュースはDJ SQUEEKY、PINO、COOLEY、DRUMMA BOY、TERRANCE CASH。『Tool Muziq』よりも暑苦しくゴリゴリに攻めてくるが、2曲あるメロウ系がアクセントとなっていてなかなかのもの。DJ SQUEEKY制作で重々しいピアノとWHODINI/Friends似のピアノが耳を惹くダークな4.Crossroads、おどろおどろしいトラックにリリックの展開が面白い8.Drop That Ass、軽めのドラムに静けさ漂うジャジーなピアノが絡む9.Vegas、WARREN G/Dollars make senseと同じCOMMODORES/Painted picturesネタのメロウ・トラックにKIRA嬢のコーラスが絡む10.Down For Lifeがお気に入り。ゴリゴリ好きは聴いて損なしです。(07/09/07)
PASTOR TROY
/Tool Muziq(2007)

マイナー落ちしたにもかかわらず精力的に活動するアトランタの実力者PASTOR TROYが07年にリリースした最新作。DJ SQEEKYやGANGSTA BOO等のメンフィス勢が参加しており、かなりゴリゴリなアルバムに仕上がっています。暑い夏には冷たくて甘いアイスクリームも良いが、激辛カレーも食べたくなる、最近はそんな感じで、このアルバムを聴きまくってますね〜。DJ SQEEKYプロデュースで銃声も轟く戦闘モード全開の1.Tool Muziq、これもDJ SQEEKY制作で地を這うシンセベースもばっちりな血圧アップ間違いなしのドープ・チューン4.I'm F*cked Up、ソウルフルな哀愁ナンバー7.No Money、MR.MISTER/Broken Wingsネタ(2PACのトラックを使用か?)でどこか深みのある13.Hey Mama、DRUMMA BOYが手掛けたギター早回しのもの哀しい14.Will He Come Home Tonightがお気に入り。甘茶、メロウだけがHIPHOPの魅力ではない。このようなスタイルも正当に評価されるべき。(07/08/17)
PASTOR TROY
/Attitude Adjuster(2008)

アトランタの実力者PASTOR TROYが08年にリリースした最新作。リリース先はなんとベイのREAL TALK ENT.で、プロデュースも同レーベルのVINCE V.やBIG HOLLIS、PREACH。PASTOR TROYに合わせてか、サウス・テイストのトラックを用意しており、ゴリゴリから哀愁とバラエティに富む好作!個人的にはそんなに良いと思わないが、話題になりそうなのが、BIG HOLLIS&PREACH製作で、映画「レオン」で使用されたSTINGの名曲Shape Of My Heartネタの哀愁溢れる5.For My Soldiers 。哀愁・メロウ好きなら気に入るであろう一曲(ガナリ・ラップが嫌いじゃなければ)。個人的にはVINCE V.が手掛けたPOLICE/Message In A Bottle使いのもの哀しげな3.Street Lawと重たいビートのゴリゴリな7.Do You Wanna Dance?がベストで、他には暗くてもの哀しい2.I'm Hot(I Got That Lava)、チキチキ・ビートにISLEY風メロディの6.My Box ChevyあたりがGOOD。でも、POLICEやSTINGネタっていうのはちょっと売りにきたって感じがしますが・・・、それでもここ日本では実力に見合った評価がされていないと思うので、今作でぜひブレイクして欲しいところ。(08/03/18)
PAUL WALL&CHAMILLIONAIRE
/Controversy sells(2005)

人気者の二人PAUL WALLとCHAMILLIONAIREがタッグを組んでリリースしたアルバム。正直この一派の音が苦手で、このアルバムもほとんどは聴けなかったんですが、TOTO/Georgy porgyっぽいピアノが耳を惹くメロウ・グルーヴ・トラックに50/50 TWIN&LEW HAWKが参加した9.Can't Give U D Worldと男性コーラス絡みのメロウ・チューン10.What Would U Doの2曲は絶品!苦手な曲が多くても、こういった飛び抜けた曲があると全体の印象も良くなりますね。(CHAMILLIONAIREの『The sound of revenge』にもこういった曲があると良かったんだけど・・・) メロウ・フリークであれば上記2曲はぜひチェックして下さい。(06/02/09)
P.B.T.
/Pimpin my pen(2003)

ミシシッピ出身でアトランタ等で活動するP.B.T. aka PRETTY BOY THUGが03年にBIG CAT RECORDSからリリースした2ndアルバム。結構今っぽいトラック中心ながら、バラエティに富んでいる充実したアルバムに仕上がっていて驚かされました!RASHEEDA&404 SOLDIERZをフィーチャーした中近東っぽいウワモノが怪しげな2.Roll wit it、展開があるファンキー・チューン4.We got it、男性Vo.メインでほとんどR&Bスロウって感じの7.Hydro、JAGGED EDGEのWINGO参加の極上サマー・メロウ・グルーヴ9.Last summer(ベスト・トラック!)、電子音のウワモノがイカすノリノリな10.Salt shaker、コーラス入りのラテン・フレイヴァ漂う哀愁曲11.Hey papi、郷愁を感じる12.Drivin、みんな大好きMTUME/Juicy fruitネタのメロウ・チューン15.Super starが気に入りました。かなり聴きやすい内容ですので、未聴の方はぜひどうぞ!(05/05/28)
P.C.O.
/Money hungry(2000)

COCAINE、K-YEL、TEE-MACC、KRONIK DOGGからなるサクラメントのGグループP.C.O.(PAPER CHASIN ORGANIZATION)が2000年にBLACK MARKET RECORDSからリリースしたアルバム。SACフリークには有名なアルバムで、ソツのない好盤に仕上がっています。特にAtomic dogをモチーフにしたと思われるトークボックス入りのヘビー・ファンク2.West coa$t boa$tと80'S使いと思われるメロウ・トラックに女性コーラスも絡む19.$ummertimeには大満足!他にも重たいビートにもの哀しいメロディの1.The reale$t、郷愁を感じるタイトル曲4.、哀愁漂う14.Fallen soldier$、まろやかなギターが耳を惹くトラックに男性コーラスが絡むメロウ・チューン15.Who $urpre$$in who、トークボックス入りのファンク17.I$ you wit itがお気に入りです。SAC入門用にバッチリなアルバムと言えるでしょう。(05/12/03)
PENTHOUSE PLAYERS CLIQUE
/Paid the cost(1992)

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PEPPALOTTII
/Rap game(1999)

テキサスのPEPPALOTTIIが99年にリリースしたアルバム。プロデュースはGRIM、MARK 5、DIRTY D.そしてE.S.G./Return of the living deadでも活躍したJ.P.NITTY。このアルバムは本当に凄いです!駄曲もありますが、それを補って余る好曲が多数収録されております!特にTWISTAも使ったBILL WITHERS/Lovely dayネタの爽快メロウ・トラックに男女Vo.&コーラスをフィーチャーした3.Out by the sea、とろけそうな絶品メロウ5.Satin sheets、メロウ・ファンクの6.My new cd、ソウルフルな8.Planes,trains and automobilesにはオヤG失禁!この他にもオールディーズ・テイストのメロウな4.Infatuated、80'Sダンスクラシック使いの7.How you love itと9.I wanna love you、S.O.S.BAND/Take your timeネタの13Let's do itもGOOD!後半少しダレる点やラップにクセがある点を除けばこれほど充実したアルバムもそうないと思います。サウス・フリークのみならずWESTフリークも絶対に満足できる内容です。大推薦!(04/06/12)
PETEY PABLO
/Still writing in my diary
:2nd entry(2004)

サウス・キャロライナの人気MC"PETEY PABLO"が04年にリリースした2ndアルバム。1stではあまりピンとこなかったんですが、この2ndは好みですね。大ヒットしたLIL JON制作の4.Freek-A-Leekが目玉になるかと思いますが、個人的には地味だな〜っていうのが第一印象。でも現行シーンではこういう感じが一番"HOT"なんでしょうね。マイ・ベストはやっぱりMANNIE FRESHプロデュースでBABY&TQをフィーチャーした2.Did you miss meですね!マニーお得意のノリノリなビートにちょいメロウなメロディがのっかり、さらにTQの歌が絡めば言わずもがなですね。他にはKANYE WESTによる13.I swear、ファンキー・ビートにオルゴールのようなメロディの14.Roll off、もの哀しい15.Be country、AL GREEN/Love and happinessネタの少しゴスペルっぽい16.He spoke to meが気に入りました。思っていたより聴ける内容で安心したのですが、G-RAPフリークというよりは、現行HIPHOPシーンを楽しんでいるファン向けかもしれません。(05/03/05)
PHALOS MODE
/Smoking out(12)(2002)
WEST COASTのグループPHALOS MODEが02年にBUNGALO RECORDSからリリースしたプロモ12シングル。収録曲は、Smoking outのみで、プロデュースは、ベテランのRHYTHM D。グループの詳細については、よく分からないのですが、ドスの効いたビアッチ・ラッパーもいるんで男女混合グループでしょうか。RICK JAMES/Bustin outをネタにした重量感のあるWEST COASTファンクでかなりカッコイイ!フロアできくと盛り上がりそうですね〜。アルバムは未リリースでしょうか?とても気になる存在です。(05/11/26)
PHENOMENON
/The game....
Love it or leave it(2000)

D-SQUARE&SLIMMYからなるテキサスのデュオPHENOMENONが2000年にKING B RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースはDANNIE"DX"LONGMIRE。このアルバムからのシングル"Tha rodeo"が当時R&Bチャート6位に入ったそうです。テキサスのマイナー物ですが、内容は結構充実していて、特に3〜11の流れが抜群!お気に入りは、美メロのスロウ・トラックに情感溢れる男性コーラスが絡む3.Ghetto life、80'Sテイストのメロウ・グルーヴ4.Whatcha gonna do?、70'S SOUL調の哀愁トラックにNATE DOGGを意識したようなけだるい歌声の男性Vo.をフィーチャーした5.You,me&he、女性コーラス絡みの大人のメロウ8.The game、BOOTSY COLLINS/I'd rather be with youネタの9.Around da world、ATLANTIC STARR/Let's get closerネタというよりNATE DOGG/Nobody does it betterまんま使いといってもいい11.See how I feelです。後半のショボさを差し引いても聴いて損はないアルバムだと思います。(04/11/13)
PIMP C
/Pimpalation (2006)

UGKの故PIMP Cが2006年にRAP-A-LOT RECORDSからリリースしたソロ・アルバム。派手さはないけど、南部風情溢れる好曲揃いで流石はPIMP Cって唸らせます。MIKE DEAN制作のISLEY BROTHERS風の哀愁溢れる1.The Pimp Is Free(Intro)、マイアミのベテランBEATMASTER CLAY Dが手掛けたTOM PETTY/Free Fallin使いのサザン・ロック風の素朴な2.I'm Free、MR.LEEプロデュースでもの哀しいギターも雰囲気を引き立てるブルージーなトラックにWILLIE DとBUN Bが参加した4.Rock 4 Rock、JAZZE PHAによるサザン・テイスト溢れる寂しげなトラックにJAZZE PHA、JODY BREEZE、TELAをフィーチャーした6.The Honey、MANNIE FRESH製作でファンキー・ビートにピーヒャラ・シンセ、スペーシーなキーボードを合わせたトラックにMANNIE FRESHとSUGAが参加した12.Cheat On Yo Man、BIG MIKE/Havin' Thangsのカバーでその本人BIG MIKEを迎えた13.Havin' Thangs '06、JAZZE PHAが手掛けた郷愁感溢れるトラックにJAGGED EDGE、BIG ZAK、ALI、GIPPをフィーチャーした15.On Your Mind、BEATMASTER CLAY DプロデュースでAARON HALL/I Miss Youネタのトロトロなメロウ・トラックにZ-ROをフィーチャーした16.I Miss Uが特にお気に入り。やっぱUGK関連にハズレなしといったところかな。でも、もうその声が聴けないと思うと寂しいですね… (R.I.P. PIMP C)(2012/03/28)
PIMP DADDY
/Still pimpin(1995)

初期CASH MONEYで活躍した故PIMP DADDYが95年にリリースした1stアルバム。PIMP DADDYも顔に似合わずスムーズなラップをしますね〜。好みのタイプですな。ナイスファンキーな2.What kind of nigga、80'S R&B調のメローなトラックにヘタウマVo.&ラップがイカした7.God bless tha dead、LIL SLIMをフィーチャーしたアップテンポの哀愁系8.No bullshit"biiiiitch"、物哀しいベースラインが印象的な9.Do you"c"what I"c"、BOB JAMESの有名ネタMardi grasを隠し味に使ったファンキーな11.Get"em"up niggaaaaa等がお気に入りです。捨て曲も数曲ありますが、全体的にいい味出している好盤だと思います。(03/04/06)
PIMP-P MACK
/Total package(1998)

VALLEJOのPIMP-P MACKが98年にEXTRA RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、STEVE-DEE、COOLIO THE UNDA DOG、K-LOU、LEVITTI。このレーベルではO.Z.あたりも人気がありますが、このアルバムもなかなかの充実作で、特にLEVITTIがプロデュースと歌で活躍するナゴミ系メロウの3.God knowsとCOOLIOプロデュースでMARKEEの歌を挿入したファンク4.Mama's boyの2曲が最高!やっぱLEVITTIの歌には惹かれるところがありますね〜。他にはSTEVE-DEE制作のブリブリ・ファンクのタイトル曲2.、DR.DRE/Let me rideそのまんま使用したK-LOUによる5.Qutie's pie-Chassie、THE WORLD'S FAMOUS SUPREME TEAM/Hey D.J.使いのノリノリな6.The blockもGOOD。当時のベイ・フレイヴァーを求めている方にはぜひ聴いてもらいたいアルバムの一つです。(05/02/19)
PISTOL
/Hittin' Like A Bullet (1994)

ナッシュビルの重鎮PISTOLが94年にRUTHLESS/STREET FLAVOR RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、SONNY PARADISE、KEVIN GRISHAM、GARY HAYDEN。イントロを含む全10曲とミニ・アルバムっぽい感じだけど、どの曲もツボつきまくり!ほんと、当時聴き倒したね〜。TOM SCOTT/Sneakin' In The BackネタというよりN.W.A./Alwaiz Into Somethin'ネタのイントロ1.Funky Intro、ほんわかメロウだけどブレイクにはピーヒャラ・シンセで妖しく攻める3.Rolling In My '64、メロウ定番ISLEY BROTHERS/Groove With You使いの4.Big Dope Dealer、OHIO PLAYERS/Pride And VanityとRUN D.M.C./Sucker M.C.'sネタのダークな5.Who's In Charge、ZAPP/Doo Wa Ditty使いのメロウ・チューン7.Just Another Day、これも定番メロウFLOATERS/Float Onネタの8.Hard To Say、アンビエント・ハウスっぽさも感じる郷愁感漂う9.Who's In Charge-'SONNY P.KEVIN G.Psycho Tomato Remix'、GEORGE CLINTON/Atomic Dogのビートにハウスっぽいシンセが不思議な感覚のインスト・ファンク10.P/G Connection Mixと好曲揃い。多少古臭さを感じるかもしれないけど、Gクラシックには間違いないと思う。(2011/04/09)
PISTOL
/Get Cha Weight Up(2003)

ナッシュビルの重鎮PISTOLが03年にリリースしたアルバム。かなり大好きなアルバムの一つで、ズブズブと深みにハマるような1.Introから惹きつけられますね〜。力強いファンク2.Killnomore、RODNEY O & JOE COOLEYのクラシックEverlasting Bassネタの3.Get Cha Weight Up、ブルージーな5.Gangsta、SLICE-Tが手掛けたタイトなビートにもの哀しいピアノの11.Think It's A Game、BROTHERS JOHNSON/Strawberry letter 23使いのメロウな12.Whips On 22's、WHODINIのクラシックFriendsネタの16.I Got Tha Dope、SIR MIX-A-LOTの大ヒット曲Posse On Broadway使いの17.Robin Project、激ファンキーな18.Good Good、PHIL COLLINS/Another Day In Paradiseネタのメロウ・チューン19.Thank God 4 Tha Rap Gameと好曲揃い。PISTOLの貫禄あるラップも流石です。オススメできるアルバムの一つです!(06/05/20)
PISTOL
/Fed Material(2007)

ナッシュビルの重鎮PISTOLが07年にリリースした最新作。この貫禄溢れるジャケ、最高ですね〜。でも最高なのはジャケだけではないんです!内容も微妙な曲はあるんですが、全体的に統一感があり、さらにPISTOLのラップにも説得力があって最高な出来に!ギラギラした1.Block Boyから惹きつけられ、フォーキーなギターとネタ早回しを活かしたメロウ・トラックにHAYSTAKをフィーチャーした6.Push、軽めのドラムにこれまたフォーキーなぎターを活かした哀愁溢れる7.Gettin Blowed、DIANA ROSS & MARVIN GAYEの有名ネタStop,Look,Listen使いで普通に人気がでそうな10.I Remember、寂しげなピアノが耳を惹く12.Looks Good、なんとSTARSHIPの大ヒット曲We Built This Cityのコーラスを活かしたファンキー・トラックに大好きなQUANNIE CASHをフィーチャーした13.Built This City、郷愁感溢れるトラックに女性コーラスも配した14.Go Wrong、哀しげな15.Ridin Dirty等々聴きどころ満載。G-RAP界では有名だが、一般的には知名度がかなり低いと思われるので、このアルバムで全国的なブレイクして欲しいですね。サウス好きなら聴くべきアルバムでしょう。(07/12/23)
P.K.O.
/Armed & Dangerous(1991)

PONY J&MAGIC MARKからなるテキサス州サンアントニオのオヤG殺しグループ"P.K.O."が91年にリリースしたアルバム。プロデュースはDJ SNAKE。このアルバムがP.K.O.のデビューアルバムでしょうか? 91年という古さから分かるようにトラックはかなりオールドです(笑) 自分的には当時から聴いていただけあって今でも全然OKで、PUBLIC ENEMYのクラシックYou're gonna get yoursのネタでもあるDENNIS COFFEY/Son of scorpioとICE T/Colors使いのハードテイストなトラックがイカすタイトル曲1.、レア・グルーブ・ネタの3.Life in the ghetto、(たぶん)80'S FUNKを使った今でも通用しそうなノリノリ・ファンクの4.Money mackin' bitch、JAMES BROWNのド定番ブレイクFunky drummer使いにJ.B.'S/Blow your headをサンプルした9.Radio rhythm、80'S ダンスクラシック使いの10.Comin' up W/Dope(1990)がお気に入りです。クラフトワークを使ったエレクトロな曲も収録されているのはご愛嬌(笑) よほどのマニアでない限り購入する必要はないと思います。(04/01/31)
P.K.O.
/They scared of a nigga(1992)

92年にリリースされたP.K.O.のアルバム。プロデュースはMAGIC MARKとPONY J。このアルバムまでは上のアルバムとさほど変わらず、オールド・スクールって感じですね。マイ・ベスト・トラックはファンキーなギターをサンプルしたアーシーな8.RoxURichesとBPM早めのWEST風ファンクの11.Who's a gangsta?の2曲。他には、ZAPPネタのファンク12.Given up them drawers、初期FUNKADELICの定番ブレイクを使ったブルージーな14.My backyard、小気味良いファンキーな15.Comin' up as a youngstaあたりがGOOD。上のアルバムよりはまだ聴けるかと思いますが、オールド・スクール・トラックに抵抗がある方は避けたほうが無難です。(04/01/31)
P.K.O.
/Tha good, tha bad, tha mafia(1994)

P.K.O.が94年にリリースしたアルバム。プロデュースは新顔のMIKE E.D.。このアルバムからはG-FUNKの波を受けてトラックが洗練されてきて、かなり充実したものになっています。駄曲が少なく、定番甘茶ネタのDELAGATION/Oh honey使いの4.Gonna be alright、GUY/Piece of my loveネタのメロウな8.Girlz best friend、定番メロウ・ネタFAZE-O/Riding high使いの9.Ridin' high等メロウ系が多いのもポイント高いです。あとダラスのベテラン・ラッパーRON CをフィーチャーしたROSE ROYCE/Love don't live here anymoreのイントロ使いの粘着ファンク11.Old schoolも渋くて大好きですね。惜しい点はJUICY/Sugar free使いのAll day sundayが全然メロウでないところ。女性Vo.をねっとりと絡めて鬼メロウに仕上げてほしかったですね。いづれにしてもP.K.O.好きなら絶対にGETして欲しいアルバムです。(04/01/31)
P.K.O.
/No pain no gain(1996)

P.K.O.が96年にリリースしたアルバム。プロデュースは、いつものDJ SNAKEに加えてDJ DMD、C.O.D.&BELO、TY等。全10曲と少ないながらオヤG泣かせのやるせない好盤に仕上がっています。特に70'S SOULネタの哀愁溢れるトラックに女性Vo.をフィーチャーしたタイトル曲3.とISLEY BROTHERS/Voyage to atlantis使いの切ないトラックに女性Vo.も絡む5.Wheres tha luv?にはむせび泣き必至! さすがはP.K.O.やってくれます。他には80'Sネタの7.Roll、ダークなシンセベースがうなるP.K.O.流G-FUNKの9.Youngsta funk、ドープビートにダーク系ウワモノがバッチリな10.Twistedなんかがお気に入りです。Gラップ・マニアなら必聴の1枚です!(04/01/31)
P.K.O.
/From dirty 2 clean(2000)

テキサスはサンアントニオのベテランGグループP.K.O.が2000年にリリースしたアルバム。プロデュースは、QUINTON BLACK、HAPPY PEREZ、NOKE D、DOUBLE D等、ゲストにはESG、PIMP TYTE、C-LOC、SPM、LIL SIN等。このアルバムは他のP.K.O.のアルバムと比べるとインパクトに欠ける内容ですが、個人的にはこういう感じは嫌いじゃないです。お気に入りは、渋いファンクの3.Pharmasudicalz、怪しげな雰囲気のタイトル曲7.、ファンク・ビートに寂しげなメロディが絡む8.Boppaz、軽めのドラムに郷愁を感じるピアノのメロディが印象的な10.6 Figgaz、ドラムの音処理がイカすSPMをフィーチャーした14.Illegal amigosです。地味すぎる内容なので一般受けはしないかもしれませんね。(05/03/12)
P.K.O.
/Ain't went no where(2001)

Gラップマニアに大人気のP.K.O.が01年にリリースしたアルバム。ジャケにはNINOとK-SAMしか写っていないですが、他のメンバーはどうなっているんでしょうね?久々に購入したP.K.O.なので期待していたんですが、思ったよりパッとしない感じでした。それでもSURFACE/Closer than friendsネタの絶品メロ〜トラックに男性Vo.も絡んだ14.More than friendsと哀愁溢れるトラックに女性Vo.がしっとりと絡む15.Closerの2曲は最高の一言!他にはDIVINE SOUNDS/What people do for moneyのカバー7.Fo money、哀愁バウンスの8.One day、LIL KEKEがゲストのスペーシーメローの12.Squash da chat、ファンキーな13.Hot girlが中々良かったです。NINOの持っているGセンスはこんなものじゃないと信じているので次作に期待したい。(03/03/23)
PLAYA G
/U not my lady(プロモ12)(1998)
GANGSTA LUV誌でも紹介されていたPLAYA Gが98年にリリースしたプロモ12'シングル。タイトル曲オンリーで、R&BフレイバーたっぷりのメロートラックにR&Bグループのボーカルとコーラスが絡んだ甘茶系ラップです。アルバムが欲しくなりました。(03/01/05)
PLAYA HAMM
/Layin' Hands(2001)


TWEED CADILLACとのPENTHOUSE PLAYERS CLIQUEで活動していたPLAYA HAMMが01年にリリースしたソロ・アルバム。DJ QUIKはプロデュースには関わっていないものの、QUIKマナーのトラックが多く、またBATTLECATも素晴らしいトラックを提供しています!メロウ系がすこぶる良く、BATTLECAT制作でISLEY BROS./For The Love Of Youをモチーフとしたハートウォーミングなトラックにトークボックスも絡む3.Wit' My Truz、これもBATTLECATによるMINNIE RIPERTON/Inside My Love使いのメロウ・チューン10.Hitagain、STAN THE GUITAR MAN JONESの流麗なギターに酔いしれるメロウ・トラックに仲間のTWEED CADILLACと男性コーラスをフィーチャーした15.Grindin'のの3曲がベスト!どれも素晴らしい曲で惚れ惚れしますね〜。他にもBRIAN Gプロデュースによる重たいビートのファンキー・ナンバー1.2 Da Curb、TWEED CADILLACとAMGとマイクを回す小気味よいファンク4.Break The Bank、BATTLECATによる心温まる5.Take U There、スペーシーなキーボードが心地良いメロウ・ファンク9.Cumwidit、80'sテイスト(ネタ?)の哀愁ファンク13.Don't Hate The Game等好曲揃い。まさにクラシックに相応しいアルバム。QUIK好きはもちろん、WESTフリークならぜひ聴いて欲しい逸品!(クレジットには16曲書かれているが、実際には15曲しか収録されていません。1曲目のタイトル曲はどこへ?)(07/01/01)
PLAYAS BY CHOICE
/So Live!(2007)

J-100、SOUTHPAW、COOPからなるテキサスのトリオ"PLAYAS BY CHOICE"が07年にリリースしたアルバム。メロウ系が充実していることで話題となっていましたね。メロウ以外が平凡だったのは残念ですが、充実作には間違いなく、ファンク・ビートに心地良いキーボードが絡む19.We Be Blowinとボコーダーと男性コーラスも挿入されたR&B色濃いメロウなスロウ20.Don't Make Me Do Yaの2曲は抜群!他にも郷愁感あるピアノが耳を惹く7.Business Man、Summer Breezeっぽいメロディも織り込んだ心落ち着くメロウ・ナンバー9.Blow Ya Mind、心に染み渡るメロウ・チューン12.So Live、R&Bテイスト溢れるスロウ・トラックに男性シンガーが歌いまくる14.Blame It On The Game、音処理が面白いメロウ・ナンバー17.Respect My GangstaあたりがGOOD。メロウ好きならゲットしているかと思いますが、未聴の方はぜひチェックして下さい。(07/12/26)
PLAYAZ TRYNA STRIVE
/All flames of the game(1996)

SICK WID' It のコンピ"The hogg in me"でP.T.S.名義のFeel ness realでデビューしたPLAYAZ TRYNA STRIVEがSICK WID' ITから96年にリリースしたデビューアルバム。このアルバムは凄いです… 捨て曲なし、全曲最高!!! K-LOUお得意のファンキーチューンや哀愁系、メローグルーヴ等々ウェッサイ好きなら絶対に気に入る曲ばかりです。今まで聴いたG皿の中でもTOP10に入る傑作だと思います。あえて詳しい説明は省きます。聴いてのお楽しみです。必聴!!!(03/03/30)
PLAY-N-SKILLZ
/The Process (2005)

プロデューサーとしても活躍するテキサス出身のラティーノ兄弟が2005年にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム。なかなかバラエティーに富んだ内容で、STATICをフィーチャーした電子音が耳を惹くもの悲しげな1. Let Em Go、AKON参加でEUGENE WILDE/Gotta Get You Home Tonightネタの夜が似合うメロウ・ナンバー2. Come Home with Me(Ohh! baby)、ダーティー・サウナど真ん中な3. Do Ya Thang、THREE 6 MAFIAをフィーチャーしたバウンス4. Take Ya Clothes Off、BIG GEMINI & ROB G参加のスリリングな6. Latinos Stand Up、CHAMILLIONAIRE参加のメランコリックな7. Call Me、BIG TUCKをフィーチャーしたダークな8. Where I'm From、THE DRAMATICS/Ocean of Thoughts and Dreams優しげなメロウ・トラックにFRANKIE Jが参加した9. Are You Still Alone、ART OF NOISE/The Moments in Love使いの寂しげなトラックにKRAYZIE BONE & ADINA HOWARDが参加した11. Freaks、LIL FLIPをフィーチャーしたDIGITAL UNDERGROUND/Kiss You Back使いのメロウ・グルーヴ13. One of Dem Days、THE DRAMATICS/Whatcha See is Whatcha Get使いのソウルフルな14. Woods and Plasticがお気に入り。(2020/03/07)
PLAYYA-1000
with THE D'KSTER
/Mo' Drama (1994)

オクラホマ州タルサのPLAYYA-1000とTHE D'KSTERが94年にリリースした(多分)2ndアルバム。G-RAP好きの間では有名すぎるアルバムですね。一時期、異常なまでに高騰していてとても手が出なかったけど、数年前に再発盤を購入。(個人的にCDにだせる金額は3000円(送料込)が限界。これ以上だす必要全くなし。これ以下で聴ける良いものは腐るほどあるからね。) 寂しげなイントロから続いてISLEY BROTHERS/For The Love Of Youネタの2. Pound、S.O.S BAND/Even When You Sleep使いの80'sメロウ4. Sunday Afternoon、ネタ名は忘れたけど、夕暮れ系哀愁ナンバー5. Feel Me、YARBROUGH & PEOPLES/Special使用の心地良いメロウ・ナンバー6. Special、FAZE-O/Riding highネタの涼しげな9. Lay Back、PATRICE RUSHEN/Forget Me Nots使いの80'sグルーヴ11. 2 Snaps、これもFAZE-O/Riding highっぽいスペーシーなトラックにピーヒャラ・シンセが絡む12. 4-The-Nigga-N-U、R&Bネタ(KEITH SWEAT?)ネタのスロウ14. Creep (Outro)がお気に入り。まあ、さすが人気盤だけあって哀愁・メロウ好きが泣いて喜びそうな曲が多いね。逆に言えばそんなものは軟弱!って人には全く向かないかな。(2012/04/04)
PLAYYA-1000
with THE D'KSTER
/Foe-Da-Mill-Ticket (1997)
G-RAPマニアなら誰もが知っているPLAYYA-1000が97年にリリースしたアルバム。プロデュースは、PLAYYA-1000、THE D'KSTER、LEO OKEKE。スぺーシーなキーボードが耳を惹くまったり系メロウ2.Things Will Be、ZAPP/Computer Loveを下敷きにした絶品メロウ3.1/2 Time Homiez、GANGSTA NIP/Psychoと同じCOMMODORES/Cebuネタの追いつめられるような雰囲気を持つ4.The Chase、CON FUNK SHUNのスウィートなスロウStraight From The Heart使いの5.Choppin Game、ZAPPネタのファンク6.The Lick、夕暮れ系メロウの8.Stressin、ハートウォーミングな10.On+Poppin、和み系メロウの11.All Day Everydayと好曲満載。メロウ一辺倒じゃないところも好感触。このバランス感覚好きですね。(2013/06/26)
POET-T POSSE
/I'm a thrett(1992)

POET-T&RALLY RAILからなるPOINT B.L.A.C.K.が92年にPOET-T POSSE名義でリリースしたアルバム。92年当時はかなり充実したアルバムだなと思っていたんですが、さすがに12年たった今聴いてみるとやはり時代の流れを感じさせますね… 個人的には全然問題ないですが、今の音に慣れた方にはたぶん厳しいかと。しかし、鬼切ない9.Arsonistだけでもぜひ聴いて欲しいです。哀しげなコーラスも絡んだこの曲に何度枕を濡らしたことか… 4.He's watching youも80'Sテイストのトラックに少しブルージーなギターが絡む佳曲。こういった古いアルバムも出来るだけチャレンジして欲しいと思います。(04/03/27)
POINT B.L.A.C.K.
/How not to get jacced(1995)

WEST COASTのGラップ・デュオPOINT B.L.A.C.K.が95年にリリースしたアルバム。プロデュースは、メンバーのPOET-TとRAILLY RAIL。このアルバムはマジで凄いです。捨て曲はほとんどないです。久々に衝撃受けました! 特にFLOATERS/Float onネタのメロウな4.Moms、ISLEY BROTHERS/Between the sheets使いの5.No devels、哀愁ファンク・トラックにナオンの吐息を挿入した10.Fake muthaf--kaz、メロウなギターが気持ちいいトラックに女性Vo.をフィーチャーした11.Proud to be black、S.O.S.BAND/Take your timeをヘビーに仕立てた12.Think about itは絶品! 他にもPARLIAMENT/Theme from the black holeやONE WAY/Don't fight the feelinを使った佳曲あり。良質なWEST物を探している方には是非ともGETして欲しいアルバムです!(04/02/07)
POINT BLANK
/Mad at the world(年代不明)

H-TOWNことヒューストンのギャングスタラップチームWRECKLESS KLANのメンバーPOINT BLANKのソロアルバムです。内容はアーシーかつブルージーなトラック中心で、ウェッサイとは違う男汁満載な濃厚なGラップが堪能できます!P-FUNK系のshow me some luvもGOODです。
M.C. POOH(POOH-MAN)
/Life of a criminal(1990)

90年にリリースされたM.C. POOH(現POOH-MAN)の1stアルバム。このアルバムはメジャーJIVEから92年に再リリースされる前にインディレーベルからでたもので、JIVE物とは2曲(Don't fuck with meとThe hit)違っています。プロデュースはANT BANKSで、今聴くと結構古い感じがしますがオークランドFUNKの名作MTUME/Hip Dip SkippedabeatネタのFuckin with dankやHEADHUNTERS/God made me funkyネタの3.Explicit lyrics、メランコリックなタイトル曲、ROGERネタの7.The hitはやはり必聴ですね!
POOH-MAN
/Life of a criminal(1992)

上で紹介したM.C. POOHのJIVE再リリース盤(92年)がこれです。名前もPOOH-MANに変わっています。収録曲は2曲(Black manとTakin' what life dishes out)を除き残りは一緒です。上のアルバムはインディ盤なのでもしかしたら高値がついているかもしれないので、こちらのメジャー盤を買った方がいいかもしれません。でもできれば両皿揃えるのをオススメします。
POOH-MAN
/Judgement Day(1993)

オークランドのベテランPOOH-MANが93年にリリースしたアルバム。プロデュースは、RODNEY"BLU"MITCHELL、G-MAN STAN KEITH、GINO BLACKNELL。このアルバムがリリースされた時、聴いてかなり驚きましたね。イントロでいきなりANT BANKSやDANGEROUS CREWのディス ! 何やら金銭的なトラブルがあったらしく、恨み節全開の怒れるPOOH-MANのアルバムで、内容もほとんど捨て曲なしの快作!郷愁感を出したファンキー・チューン2.50-50 Chance、哀愁感がにじみ出ている3.Cash-Flo、シングル・カットされた寂しげな4.Run Nigga Run、G-MAN STANが手掛けた80'sネタと思われるヘビー・ファンク8.Bring It 2'Em、ダークなトラックに怒りのラップが炸裂する9.Judgement Day、これもG-MAN STANによるナイス・ビートに郷愁感溢れるメロディの10.Menace 2 Society、男性コーラスもバッチリはまったメロウ・グルーヴ13.Backstabbaz、鬼渋いネタ使いのファンキー・チューン16.Sout Outs等聴きどころ満載。POOH-MANの中ではこれがベスト・アルバム。未聴ならぜひ聴いて下さい!(08/03/14)
POOH MAN
/Fu?#in Wit' Dank 2001(2001)

オークランドのベテランPOOH MAN(MC POOH)が01年にリリースしたアルバム。昔から大好きなMCで、彼のアルバムはどれも外れなしですね個人的に。ANT BANKSらしいOHIO PLAYERS/Fireをモチーフにしたファンク・トラックにOTIS&SHUGのコーラスが絡む1.Fire、GINO BLACKWELL制作でYUKMOUTHとVIDALをフィーチャーしたヘビー・ファンク2.Mean Muggin'、これもGINO BLACKWELLが手掛けた女性Vo.絡みの寂しげな8.I Got Love、ソウルフルなオルガンが耳を惹くメロウ・トラックにT.PUPをフィーチャーした10.Whore、重々しいピアノが効いたファンキー・トラック上でSPICE 1とマイクを回す11.Murder Murder(クレジットは12)がお気に入りです。WEST好きなら押さえるべきアルバムでしょう。(07/05/19)
POPPA DOO
/Da Saga Continues(1994)

G-LUV誌に掲載された96年の『Da final hour』が有名なPOPPA DOOが94年にリリースしたアルバム。東とG-FUNKを合わせたような感じで、ピーヒャラ・シンセ入りのファンク1.、電子音のベースが耳を惹く妖しげなファンキー・チューン2.、重たいビートに薄っすらとスペーシーなキーボードが絡む3.あたりがオススメでしょうか。正直"地味"の一言で片付けられそうなアルバムなんですが・・・、個人的には割りと気に入っています。でも、これよりはやはり『Da final hour』がオススメですね。(06/11/18)
POPPA DOO
/Da final hour(1996)

96年にでたPOPPA DOOのアルバムです。ド派手なG物ではなくダークかつ哀愁感漂う渋い内容です。オススメの3.はGANGSTA LUV誌でMASTUR B.G.氏がPICK UPしていた激哀愁曲で、7.は、なんとNYのSMIF-N-WESSUNとDJ HURRICANEを迎えたダークな曲、8.は女性Vo.をフューチャーしたメランコリックな曲です。
POPPA LQ
/Your entertainment my reality(1995)

現在もウェッサイ系のアルバムに客演等で地道に活動を続けるPOPPA LQが95年にリリースしたアルバム。プロデュースはAMG,BOSKO,MIKE DEAN,BATTLECAT等。これは隠れた名盤ですね!特にテンポ早目の哀愁トラック4.Housen the scene、ナイス!ウェッサイファンクの6.Neighborhoodsta funk、ちょっぴり切ない8.Die like a gee or live like a trick、男性Vo.が絡む哀愁メローな12.Don't blame me、ダークな14.Killa 4 my hoodが最高ですね!かなり聴けるアルバムなのでオススメです。(03/01/13)
POPPA LQ
/Hot club wax(1995)
上のPOPPA LQのアルバムから、Why hate me、South central soldiers、Everybody wants 2 b a g、Take the money&run、Neighborhoodsta funk、Die like a gee or live like a trickの6曲を収録したプロモミニアルバム。曲自体はCDと変わりないのでレビューは上を参考にして下さい。(03/01/13)
POTNA DEUCE
/Welcome to da tilt(1994)

94年にPROFILEからリリースされたPOTNA DEUCEのアルバムです。From V-TOWNことVALLEJO出身のグループでプロデュースもN2DEEPのJOHNNY ZとくればGファンなら安心して聴ける内容です!目玉は、あのマニアには超有名なYOUNG D BOYZが6.に参加していることで、ダークな良い曲に仕上がってます。(画像3枚目) しかし個人的に一押し曲は10.と11.で、10.はRAMSEY LEWIS/Sun goddessネタの超爽快メロー!!!、11.はCHAMPAIGN/I'm on fireネタに女性Vo.が絡む鬼メロー!!!ホントに気持ちがいいですよ!何回も昇天させられました…この2曲だけでも購入する価値は十分にあります。
PRENY-MO
/Watcha back(12)(2003)
(おそらく)シカゴ出身で02年にアルバム『Ridaz』をリリースしているPRENY-MOが03年にリリースした12シングル。収録曲はA面Watcha back、B面Bounce。
打ち込みドラムにブリブリ・ベースのファンキー・トラックにB.G.&LIL KEKEをフィーチャーしたWatcha backも良いですが、ヘビー・ビートにO'JAYS/For the love of money似のベースラインがイカしたトラックに覚えやすいフックもマジで最高なBounceがベスト!最近聴いた曲の中ではずば抜けてカッコイイ曲です。ファンク好きならぜひ聴いて下さい!(04/08/21)
PRIME FLO
/From the ground up(2000)

H-TOWNの新鋭Gスタ"PRIME FLO"が2000年にリリースしたアルバム。プロデュースはFAKKULTYでもプロデュースしていたRODNEY"EX"GARDNERなんですが、とにかくこいつが作るトラックは高水準の一言。主役の堂々としたラップも最高!やはりH-TOWNは才能の宝庫だと実感しました。とにかく聴けない曲がほとんどなく、感触としてはBIG POKEY/Hardest pit in the litterに近い感じで、特にお気に入りは、シングルカットされた哀愁ファンクの3.Mission to shine、ファンキーな6.Icecycles and elbows、切ない哀愁ミディアム・トラックに男性Vo.をフィーチャーした7.Riches to rags、ウェッサイ・ファンク風トラックにH-TOWN独特のブルーズ感を加えた11.Dead end game、ナイスビートの哀愁曲に女性Vo.をフィーチャーした15.Wasting no timeです。マイナーに埋もれているには惜しい人材ですね。H-TOWN好きなら自身を持ってオススメできます!(03/11/15)
PRINCE JOHNNY C
/It's been a long rhyme coming(1992)

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THE PRODUCT
/One Hunid(2006)

サウスの帝王SCARFACEにフックアップされたベイエリアのWILLIE HENとミシシッピのYOUNG MALICEのデュオTHE PRODUCTが06年にリリースしたアルバム。プロデュースはTONE CAPONE、SCARFACE、J.BIDO等、ラップでSCARFACEも参加。良い意味で閉塞感漂う裏道のようなトラックが続くなか、一服の清涼剤といえる女性コーラス絡みのメロウ・チューン13.Life's Been Goodがベスト!まさに"Happiness"って言葉がピッタリ。あえて最後に収録したのも功を奏しているかも。これ以外には寂しげな男性コーラスも雰囲気をひき立てるもの哀しい3.In The Hood、ギターが聴いている暗めの哀愁ナンバー4.Read、ALCHEMISTプロデュースでタイトなビートに哀愁系ループがイイ感じの6.G Type、ISLEY似のコーラス入りのファンキー・チューン10.The Love Of Money、重たいビートに寂しげなメロディの11.Dead Brokeがお気に入りです。かなり地味な内容ですが、実にしっかりとした作りなので、多くの方に聴いて欲しいですね。(07/02/03)
DA PRODUCTZ
/Lavish life styles(1998)

DRU DOWNをリリースしたレーベルC-NOTEから98年にリリースされたDA PRODUCTZのアルバム。プロデュースはLEV BERLAK、BOSKO、MIKE D、SONNY B等。これは中々掘り出し物です。気に入ったのはPOPPA LQゲストのダークな2.Light green、80'Sダンスクラシック使いで女性Vo.が絡む4.Turn you on、メランコリックな5.Fake bitches、DRU DOWNをフィーチャーしたスペーシーメローな10.All I seeです。他にも3曲ほどよかったです。(03/01/11)
PROJECT PAT
/Murderers & robbers underground(2000)

テネシー州メンフィスのGラップ集団THREE-6 MAFIAのクルーPROJECT PATが2000年にインディレーベルからリリースしたソロアルバム。プロデュースはもちろんDJ PAUL & JUICY J。いつものホラーチックなサウンドがてんこ盛りですが、JUICY JをフィーチャーしたRODNEY O & JOE COOLEY/Everlasting Bassネタの6. Bitch Smackin Killa、TOO SHORT/Dope Fiend Beatの「ビアッチ」使いの9.Fuck a Bitch、DJ PAUL、LORD INFAMOUS、LIL GLOCK、S.O.G.参加でFUNK FACTORY/Rien Ne Va Plusネタの11. Puttin Hoez On Da Houseはなかなか面白い。THREE-6 MAFIA関連のアルバムは苦手だったんですが、これはU.G.K.の1stのような感じで結構楽しめました。(?/?/?) 追記(2019/07/02)
PROJECT PAT
/Layin' da Smack Down (2002)

テネシー州メンフィスのTHREE 6 MAFIA一派の重鎮PROJECT PATが2002年にLOUD RECORDSからリリースした3rdアルバム。プロデュースはもちろんDJ PAUL & JUICY "J"。お得意のホラーサウンドてんこ盛りだが、独特のフローでなぜか気になる存在ですね。静かな恐怖を感じる1. Still Ridin' Clean、迫り来る恐怖って感じの3. Fight、WILLIE HUTCH/I Choose Youネタのオールド・ソウルな趣の6. Choose U、ミステリアスな8. Show Dem Golds、MARILYN MANSON/Coma Black使いの寂しげなトラック上でクルーとマイクを回すポッセカット13. Posse Song、ROBERTA FLACK f/DANNY HATHAWAYの名曲The Closer I Get to Youを使った人気メロウ・ナンバー16. Take Da Charge、ピアノの哀しげなメロディが耳を惹く17. Smoke & Get Highがお気に入り。ボーナス・ディスクでは、ホラー映画そのまんまな3. North, North Part 2/JUICY "J"、緊張感のある5. You Scared/DJ PAUL、哀しげで悲壮感漂う6. Crash da Club/LIL WYTE、じわじわ恐怖感を与えるような8. Mouth Write a Check/FRAYSER BOYがGOOD。(2020/11/21)
PROPHETS OF RAGE
/Brand new world(1997)

RICO&CRAZYからなるGラップ・マニアに人気のデュオ"PROPHETS OF RAGE"が97年にリリースした2nd(?)アルバム。まさに『これぞWEST COAST!』と言える好盤ですね!1.Ain't no surpriseから男女コーラスが絡んだメロウ・チューンで惹きつけられます。続くタイトル曲2.もトークボックス入りの哀愁系。4.Dig itは哀愁ピアノとムーディーなサックスが泣かせてくれます。7.MemoriesはBLACK 9/Back down memory laneと同ネタのMINNIE RIPERTON/Memory laneネタの爽やかな一発! 哀愁ファンクの9.Black moneyやJazzyな12.All my brothersもGOOD。WESTファンのみならずGラップ・マニアなら迷わずGETです!(04/01/17)
PROPHECY
/It don't make sense(2002)

TRIPLE-C一派のPROPHECYが02年にリリースしたアルバム。ゲストには、TRIPLE-C、T-DRE(OF C.L.S.)、BABY G等。TRIPLE-C、CALI LIFE STYLEの諸作品と比べると見劣りしますが、普通に良いアルバムで、特にナイス・ビートにスペーシーなキーボードが心地良い6.For my dogs、アラビアン・テイストのウェッサイ・ファンク10.Throw up part2、男性コーラス絡みのレイドバックした絶品メロウ・ミディアム11.Let it rain thug passion、ブヨブヨ・シンセとクラシック調のウワモノがイカしたノリノリ・ファンク・トラックに男性Vo.&コーラスが絡む13.The life we liveがお気に入りです。ジャケ違いの再発盤もリリースされているので、チカーノ・WESTフリークはぜひチェックして下さい!(04/12/18)
PROPER DOS
/Mexican power(1992)

ERNIE G&FRANK Vからなるベテラン・チカーノ・グループ"PROPER DOS"が92年にリリースしたデビューアルバム。チカーノ・フリークの間ではお馴染みのグループですね。92年と古さを感じさせますが、NWA系のハードなトラックやノリノリなFUNKとバラエティに富んでいて楽しめる内容になっています。お気に入りはONE WAY/Cutie pie使いのノリノリ・ウェッサイ・ファンクA4.Mexican power、ラテン特有の哀愁感がGOODなA5.Aqui para Frank V、NWA系のハード・トラックのB4.Uno ochenta y siete、哀愁溢れるギターが印象的なB6.First day of school、WILLIAM DeVAUGHN/Be thankful for what you've gotネタのソウルフルなB7.Hard timeです。ピーヒャラ系のトラックではないので好き嫌いが分かれると思いますが、聴いて損はないアルバムです。(03/11/29)
PSD
/The guru(2005)

VALLEJOのベテランPSDが05年にリリースしたアルバム。プロデュースは、ベイ物でお馴染みのLEV BARLAKにKCMOのDON JUANも。正直、RICHIE RICH(相変わらず渋い!)、YUKMOUTH、故MAC DRE参加の悪っぽい雰囲気の4.So Cool, So ColdやDON JUAN制作の暗めのベースラインが印象的な7.Playground以外どうしょうもないくらい地味な曲ばかりで、失敗皿か!?とガッカリしいたんですが、13.4-Evah My Cutでやってくれました!ALEXANDER O'NEALとCHERRELLEのデュエットでお馴染みの名曲Saturday Loveモロ使いのトラックにMONIQUE嬢のコーラスが絡んだ最高の80'Sメロウ・グルーヴ!リアルタイムで元ネタを聴いていて、また、思い入れもかなりあるんで無条件で降伏だねこの曲には。トータルではかなりショボショボだが、80'S好きなら4-Evah My Cutは聴き逃しなく!(06/03/21)
P.S.D. THA DRIVAH,
KEAK DA SNEAK,
MESSY MARV
/Da Bidness(2007)

07年にP.S.D. THA DRIVAH, KEAK DA SNEAK, MESSY MARVのベイの人気者3名がガッチリ組んでリリースしたアルバム。かなりバラエティに富んでいる好盤で、CLIPSOプロデュースのナイスなビートに重いピアノのファンキー・トラックにMISTAH F.A.B.、SAN QUINN、DUBEE、TURF TALKという豪華な面子をフィーチャーした2.Thick O' Thangz、DROOP-Eが手掛けた70年代SOULテイストのトラックにE-40を迎えた6.Gumbo Pot、GEORGE MICHAEL/Careless Whisperなんて陳腐なネタ使いながらなぜか惹きつけられるメロウ・ソング7.Fakin' It Ain't Cool、これもDROOP-Eによる切ないアコースティック・ギターが胸を打つ8.Burdens Of His Youth、THA ROLLA制作の90年代のNYアングラっぽいメロウ・トラックにSAN QUINNをフィーチャーした10.Hey Girl、1分にも満たないスキットというのが勿体ないほどメロウな12.2 Cool、大御所LEV BERLAKが手掛けたブヨブヨ・シンセが効いた妖しげなファンク・トラックにJ.STALINがソロでラップする15.Joseph Stalin、TRAXAMILLIONによるこれも90年代のNYアングラっぽいジャジーなトラックにRYDAH J.KLYDEが参加した16.Bottom Bitch、P.S.D.プロデュースで、ネタ使いと思われるR&Bテイストのメロウ・トラックにCUTTHROAT COMMITTEEをフィーチャーした18.Eff Da World, We Luv Furl(2Step Remix)等好曲満載。ベイ好きなら押えるべきアルバムの一つ。(08/04/18)
PSK-13
/No ordinary aggin(1994)

H-TOWNのSPCメンバーで、WRECKLESS KLANの片割れPSK-13が94年にリリースしたデビューEP。プロデュースは、DEF-C等。地味ながら聴き応えある内容で、特にファンク・ビートに暗めのベースラインをあわせた3.Headin' For My Trunk、QUINCY JONES/Summer in the cityを暗めに使った4.Officer Down、ダウン&ダーティーな感じのファンキー・シット6.13 Wayzがお気に入りです。SPCフリークならぜひとも聴いてもらいたいアルバムの一つです。(05/08/13)
PSK-13/Born bad?(1997)

テキサスのギャングスタチームWRECKLESS KLANのメンバーPSK-13の97年のソロアルバムです。GANGSTA LUV誌(P89)でMUSTER B.G.氏が書いているようにディープなダウンサウスフレイバーが味わえる好盤となっています。ゲストもICE-T,UGK,GHETTO TWINZと渋い人選です。個人的にオススメ曲は、DO OR DIE似の哀愁スローの2.、哀愁トラックに男性Vo.が絡む4.、ヘビーベース&哀愁シンセの5.、ブルージーなトラックに女性Vo.が絡む9.、スペーシーな哀愁メローに男性Vo.が絡む14.です。ホントに聴き応えある名盤です。
PSYCHO
/Ballin' 4 Life(1997)

G-LUV誌に掲載された中でもかなりの人気を誇るレア盤PSYCHO/Ballin' 4 Lifeの再発盤。97年作で、プロデュース、ギター、ベースにはあのG-MAN STANも参加。そのG-MAN STANプロデュースでSUGA TとRAPPIN' 4 TAYが参加したメロウ・グルーヴ5.Reality、DELEGATION/Oh Honeyにも似たメロウ・チューン6.About My Money、これもG-MAN STAN制作でSYLK-E.FYNE/Romeo and Julietでお馴染みのRENE&ANGELA/You don't have to cry使いのしっとりとした7.Don't Cryの3曲が最高!残りは可もなく不可もなくといった出来ですが・・・、それでも、かつてのベイ・フレイヴァを求めている方なら入手しやすいうちにGETするのが賢明でしょう。(06/08/28)
PYMP TYTE
/All n' yo face(1999)

テキサス州ヒューストンのWRECKSHOPファミリーからでたラップデュオPYMP TYTEが99年にリリースした1stアルバム。YMBさんのレビューでも書かれてますがジャケがかなりキモイです。色使いや顔が相当ホモ入ってます。内容はというとGANGSTA LUV誌でも絶賛されていたようにかなり質の高い好盤となっています。Screwedされたイントロから始まり、故FAT PAT参加のフロア向けのノリがいい2.All about my doe、哀愁メローなトラックにRONALD ISLEY似のシンガーRONNIE SPENCERの切ない歌声に思わずソファでむせび泣く... ファンキーな7.Hit da flo、8.Drop it like it's hot(f/S.P.M.)、11.H.U.S.T.L.A.、沈み込むビートに深いベースラインが印象的な9.Payback、甘美なピアノが染みわたる10.Ragz 2 riches、E.S.G.をフィーチャーした切ない16.Ryde or dyeもとても気に入りました。オススメです。(03/02/03)