U of GANGSTA RAP







アーティスト/タイトル レビュー
U.G.K.
/Too hard to swallow(1992)

ここを参照
U.G.K
/Super tight (1994)

テキサスというかHIPHOP界の重鎮UGK(UNDERGROUND KINGZ)が94年にJIVEからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、PIMP C、DJ DMD等。ブルージーな1.Return、アーシーな中にも美しいピアノが光る 2.Underground、PLEASURE/Thoughts of an Old Flame使いのメロウなクラシック3.It's Supposed to Bubble、ビートの音処理もドープなもの哀しい4.I Left It Wet for You、MR. 3-2をフィーチャーしたHALL&OATES/Sara Smileネタの哀愁漂う5.Feds In Town、EAZY-E/Boyz-N-The-HoodをベースにTHE METERS/Rigor Mortisを合わせたファンキーなクラシック7.Front, Back & Side to Side、悪の匂い漂うダークな8.Protect & Serve、WAR/Four Cornered Room使いの9.Stoned Junkee、DJ DMDが参加したピーヒャラ・シンセが効いたFUNKADELIC/What Is Soulネタのダーク・ナンバー11.Three Sixteensがお気に入り。派手さは全くないけど、ジワジワ惹きつけられるアルバムだね。(2014/08/03)
U.G.K.
/Ridin' dirty(1996)

UGK/Dirty money(2001)

テキサスが誇るGラップ・デュオUGK(UNDERGROUND KINGZ)が01年にリリースしたアルバム。以前にも紹介しましたが、やはりE-40のクラシックCaptain save a hoeを使った2.Choppin' bladesがずば抜けてますね!E-40のオリジナルも大好きですが、UGKのもビートが太くて最高です。他にもC-NOTEを迎えたシンプル&ファンキーな7.Holdin' na、N.O.JOEによるナイスビートの哀愁チューンのタイトル曲9.、BARRY WHITEとDENNIS EDWARDS/Don't look any further(ここではこれを使ったERIC B.&RAKIM/Paid in fullを使用)を組み合わせたトラックに3-6 MAFIAのJUCY J&DJ PAULをフィーチャーした10.Like a pimpがお気に入りです。全体的には泥臭いトラックが多いのでサウス・フリーク以外は取っ付きにくいかもしれませんが、Choppin' bladesはWESTフリークも要チェックです!(04/04/17)
U.G.K.
/Hot new cuts from"Dirty money"(2001)
01年にリリースされたアルバムUGK/Dirty moneyからの3曲入りプロモEP。個人的にUGKは大好きでつい甘くなりますが、かなり良い出来ですね〜。チキチキビートのB1.Gold grill、E-40の名曲Captain save a hoeのカバーB2.Choppin' blades(サイコ-!)、チープなビートにイナタイスクラッチが絡んだもの哀しいB3.Let me see itの3曲とも気に入りました。早くアルバムが聴きたいです!(03/02/06)
U.G.K./Side Hustles(2002)

UGKがサントラやコンピに提供した曲、客演曲を集めたアルバム。ORGANIZED NOIZEプロデュースでCURTIS MAYFIELD/Love to the peopleネタの渋い1.Belts To Match、SCARFACEの曲でBDPのクラシックI'm Still#1ネタの3.They Down With Us、ABOVE THE LAWの渋い名曲Another Execution使いのトラックにE-40、B-LEGITとマイクを回す5.The Corruptor's Execution、CELLY CEL名義のファンク6.Pop The Trunk、重たいファンク・トラック上でTOO SHORT、KB、EIGHTBALLとラップする7.Cigarette、シンプルなビートにスペーシーなキーボードが耳を惹く8.We Big Mane、TOO SHORTのコンピ『NATIONWIDE -INDEPENDENCE DAY THE COMPILATION』に収録の静けさ漂う9.All About It、UGKの名曲中の名曲11.Pocket Full Of Stones(Remix)がお気に入りです。寄せ集め的なアルバムですが、ラップ自体に存在感があるので、通して飽きずに聴けると思います。(06/09/23)
UGK
/Underground Kingz(2007)

UGK待望の最新作(2枚組み)!いやー、これだけ期待していたアーティスト今までいたかなってくらい期待していたんですが、期待に違わぬ傑作!ゲストも豪華ですが、決してUGKの存在感が薄まることがないのは流石。DISC 1では泥臭い哀愁曲1.Swishas And Doshaから惹き付けられ、SCARFACEがプロデュースしたTOO SHORTのクラシックLife Is Too Shortのリメイクで、そのTOO SHORTも参加した4.Life Is 2009、お得意のローテンポで哀愁溢れるピアノが耳を惹く7.Gravy、LATIMORE/Let's Straighten It Outネタの郷愁メロウ・トラックにWILLIE DとGAP BANDのVo.CHARLIE WILSONをフィーチャーした11.Quit Hatin' The South、サウス・テイストのまろやかメロウ12.Heaven、RARE EARTH/I Just Want to Celebrate使いのNWAの名曲Real Niggas Don't DieのリメイクにZ-ROが参加した13.Trill Niggas Don't Dieあたりがお気に入りです。DISC 2ではONE WAY/Something In The Past使いの哀愁トラックにCHARLIE WILSONの歌もバッチリはまった1.How Long Can It Last、ローテンポの寂しげなトラックにRICK ROSSをフィーチャーした4.Cocaine、E.W.&F/You Can't Hide Loveネタのメロウ・トラックにTALIB KWELIとRAHEEM DeVAUGHMの歌をフィーチャーした7.Real Women、SCARFACEが手掛けたLONNIE LISTON SMITH/Bridge Thru Time使いのスペーシーな7.Candy、昔では考えられない組み合わせで、NYのレジェンドMARLEY MARLが制作し、これまたレジェンドBIG DADDY KANEとKOOL G RAPが参加したファンキー・チューン11.Next Up、AL GREEN/Free At Lastネタの胸に染み渡る哀愁スロウ12.Living This LifeがGOOD。個人的にはLIL JONのロックっぽいトラックとSWIZZ BEATZのハイパーなトラックは雰囲気に合わないんで余計だったかなと。いずれにせよこれ聴かないで何を聴く!?って感じの傑作です。Gラップ好きを自認している方なら聴いて当たり前!(07/09/07)
UGK
/4 Life (2009)

テキサスというかHIPHOP界の重鎮UGKが2009年にリリースしたアルバム。故PIMP Cとの最後のアルバムとなったのは悲しいですが、聴き応え十分の力作で、特にCORY MOプロデュースでオルガンとギターが耳を惹くサザン・アーシーな3.Everybody Wanna Ball、MANNIE FRESHによるTHE ISLEY BROTHERS/Here We Go Againネタのメロウ・グルーヴ・トラックにRON ISLEYがセクシー・ボイスで援護射撃する5.The Pimp & The Bun、CORY MOが手掛けたサザン・テイストの哀愁ナンバー6.She Luv It、PIMP C&MIKE DEANプロデュースのハートウォーミング&ソウルフルな7.7Th Street Interlude、CORY MOが手掛けたUGK自身の曲「I Left It Wet For You」のカバー・トラックに舎弟のLIL BOOSIEとWEBBIEが参加した10.Harry Asshole、PIMP C&DJ B-DOによるドラマチックなギターが隠し味のトラックにE-4O、B-LEGIT、8BALL、MJGの重鎮がマイクを回す11.Used To Be、STEVE BELOWプロデュースで少しハードなロックン・ファンキー・トラックにTOO SHORTとSNOOP DOGGをフィーチャーした12.Steal Your Mindがお気に入り。基本盤といえるアルバムですね。(2012/05/02)
U KNOW WHO
/Dark shadow(1994)

ダラスのグループU KNOW WHOが94年にICHIBAN RECORDSからリリースした2ndアルバム。1stアルバム『Whatcha Got a Gun For』の頃はニュースクール的な感じのグループだったのにG-FUNKの影響でGへ転身でしょうか(笑) 抜け目ないやつらですね。ゲストにはレーベルメイトのMC BREEDも参加。う〜ん、正直言ってこれといったセールスポイントはないんですよね… あるとすればICHIBAN特有のB級感でしょうか(笑) 典型的なG-FUNKといった感じの2.Somethin' while u roll、重たいビートにダークなウワモノが光る3.G till I die、怪しげなピーヒャラシンセがイカす6.Five on a dime、定番ブレイクビーツとEN VOUGE/Hold onと同じJBネタを組み合わせた上にもの哀しいピアノを絡ませた10.Checkin' my trapあたりは当時よく聴いていました。普通のGラップには満足できないB級マニアを自負する方にだけオススメします(笑) (04/08/28)
UNCUTT
/Riding high(1997)

FLY、JAY、MYSTA PHUNKからなる(たぶん)フロリダのトリオUNCUTTが97年にSOUTH BOY RECORDSからリリースしたアルバム。東とG-FUNKを合わせたようなトラック中心で、地味ながらも味のある内容に仕上がっています。ベスト・トラックは、爽快メロウ・トラックにJ.V.C.FORCE/Strong islandをアクセントとして挿入した8.Not ya average nigga、大好きなANITA BAKERのWill you be mine使いのアダルト・ムードの11.Real pimps don't fall in love、これまた大好きなネタAVERAGE WHITE BAND/For a love of your own使いの18.Lots of lovin'の3曲。個人的にはこの3曲でもうお腹いっぱいって感じで大満足でしたが、FUNKネタのノリノリな4.Alley nigga、定番FAZE-O/Riding high使いの5.E&J made me do it、ジャジーかつメロウな20.Dirty moneyもGOOD!このアルバム話題になったのを聞いたことがないですが、こういった感じはあまりウケないのかな?埋もれるにはもったいないアルバムですね。(04/11/27)
DA' UNDA' DOGG
/Desolate Vol.1(1999)

VALLEJOのクーリオことDA' UNDA' DOGGが99年にCAVVY R RECORDSからリリースしたアルバム。安定したアルバムをリリースしているDA' UNDA' DOGGですが、このアルバムも駄曲の少ない好盤で、特にタイトなビートに郷愁を感じるメロディのトラックにG-NOTE&LEVITTIをフィーチャーした2.Die Laughin、ブリブリ・シンセとピアノが耳を惹くファンク・トラックにDA' UZUELZが参加した4.Clownin' Bitches、O.Z.&E.Q.をフィーチャーしたファンク・チューン6.One for da Money、LEVITTI参加の哀愁ファンク7.Two of Us、ネタ名は忘れたが有名ネタ使いのちょっとオールド・テイストのファンキー・トラック上でFROST、ANGEL、DUST、CISCOとマイクを回す8.Weed Lovers Delite、TROY DEONのコーラスが絡むファンク11.Put da Bite Down(Remix)が気に入りました。ずば抜けた曲がないのが残念な点ですが、WEST好きなら聴いて損はないでしょう。(05/12/10)
UNDERGROUND REBELLION
/A1-Immaculate funktism(1995)

以前紹介したオークランドのGラップデュオ"S.N.O.P"のクルーである"UNDERGROUND REBELLION"が95年にリリースしたアルバム。SAAFIRがゲストということからHOBO JUNCTIONとも近い関係にあると思われますが、詳細はまったく不明です。BMR誌でも紹介されていましたが、これがまたかなりの充実作!ベスト・トラックはISLEYS BROS.ネタ使いのメロー・グルーヴ15.50 Knock。気持ち良すぎ!他にはKOOL&THE GANG/Too hotネタのメロ〜な4.Rotten apples(A1 Mix)、ERIC B.&RAKIM/Eric B. is presidentのビートにROY AYERS/Everybody loves the sunshineネタを被せた5.Major、S.N.O.P./Mackademiacと似た感じのメロ〜な6.Westbound、フリーキーなウェッサイ・ファンクの11.Hollow point funk、P-FUNKのMIKE HAMPTONをフィーチャーしたモロP-FUNKな16.Da freakaが玉乱です。大推薦!(03/07/05)
UNDERGROUND REBELLION
/Terrible tand' em(2003)

KRUSHADELICとJULLIE-Dからなるオークランドのベテラン・デュオUNDERGROUND REBELLIONが03年にリリースしたアルバム。91年にファースト・アルバムをリリースとのことだからかなりのベテランですね。ラップは実に巧みなんですが、トラックが少々クセがあってちょっと一般受けしないかなと感じました。個人的にはTIMEX SOCIAL CLUB/Rumorsのメロディーをギターで弾き直したトラックにSIERRA嬢の歌を絡ませた2.My hustle、ファンク・ビートにスペーシーなキーボードが絡む10.Major partU、メロウ・ファンク11.I mean, I meanあたりには満足でしたが、残りはあまり好みじゃなかったです。まず最初に聴くなら95年の『A1-Immaculate funktism』をオススメしたいです。(05/09/17)
UPD
/From N.O. to D.C.(2005)

ニューオーリンズのU-PとDAPPAのコンビUPDが05年にリリースしたアルバム。地元では結構な人気を誇るグループみたいで、ラップからも確かな実力を感じます。バウンス・チューン中心の構成ながら、メロウも収録していて結構楽しめました。ネタを早回ししたメロウ・グルーヴの11.Settleがベスト・トラック。気持ち良過ぎる逸品!他にはバウンシーな3.Sex-Rated、4.Big Spender、7.Dirt、女性Vo.入りの寂しげな12.More、浮遊感あるトラックが秀逸な15.Do You Believe、MAIN INGREDIENT/Everybody Plays The Fool使いがハッピーな気分にさせる18.The Fool、重たいビートにフックで日本の曲を使った20.One Nightが気に入りました。ルイジアナ好きならオススメできるアルバムです。(06/05/20)