アーティスト/タイトル レビュー
BERNARD PURDIE
/Purdie Good ! (1971)

セッション・ドラマーとしても有名なドラマー"BERNARD PURDIE"が71年にリリースしたアルバム。ほんとこの人が関わった曲の多さにも度肝を抜かれますね。どんなジャンルでも対応するその技量はほんと凄すぎます。このアルバムはレア・グルーヴ、アシッド・ジャズの出始めに人気があり、再発のLPを購入した思い出もありますね。JAMES BROWNのカバー1.Cold Sweatから鬼ファンキーで掴みはOK!BOBBY BLOOMのカバーでゆる〜いジャズ・ファンク2.Montego Bay、BPMの早いファンキーな3.Purdie Good、フュージョンっぽいファンキー・ナンバー5.Everybody's Talkin'、明るく楽しげな6.You Turn Me OnもGOOD。ゴリゴリ・ファンキー一辺倒じゃないので、非常に聴きやすいアルバムだと思います。(10/06/27)
BERNARD PURDIE
/Shaft (1973)

セッション・ドラマーとしても有名なドラマー"BERNARD PURDIE"が73年にリリースしたアルバム。以前紹介した『Purdie Good !』と同様にレア・グルーヴ、アシッド・ジャズの出始めに再発のLPを購入し、聴き狂った思い出のアルバムの一つ。ISAAC HAYESの代表曲のグルーヴィーなカバー1.Shaftから度肝抜かされます!JAZZ CRUSADERSの名曲Way Back Homeのカバー2.、JAZZ FUNK人気曲でBPM早めの3.Attica、BUDDY MILESのカバー4.Changes、ファンキーな6.ButterfingersもGOOD。JAZZ FUNKファンには基本盤だと思うけど、未聴の方は『Purdie Good !』と2in1のCDがリリースされているんで、セットでどうぞ!(2010/09/25)
BERNARD PURDIE & FRIENDS
/Cool Down (2018)

レジェンド・ドラマーの1人BERNARD PURDIEが2018年にリリースしたアルバム。この時、御年79歳!なんてパワフルなおじいちゃんなんでしょう。R&Bにファンク、ジャズ、ブルースと、仲間達とやりたいこと楽しくやってる感じがいいですね〜 イントロのファンキーなドラムから引き込まれる男性ボーカル入りの1. Elevate、泥臭くファンキーな2. Cool Down、イントロの郷愁感溢れるフルートから耳を鷲掴みなグルーヴィー・ナンバー3. Shand Stand、THE METERSっぽいアーシーなファンク4. Money Bags、MAYTEANA MORALESがソウルフルに歌う60、70年代の古き良きR&Bを再現した5. Deep in Love、ANTHONY COLEが情感たっぷりに歌う心落ち着くソウル・ナンバー7. Better Man、これもTHE METERSあたりを思い起こさせる土臭いファンク9. Keep on、CYRIL NEVILLEが歌い上げるブルージーな10. Strandedがお気に入り。(2021/05/01)
BILLY COBHAM
/Spectrum (1973)

ドラマーのBILLY COBHAMが73年にリリースしたアルバム。参加メンバーは、TOMMY BOLIN(ギター)、JAN HAMMER(キーボード)、LEE SKLAR(ベース)、JOHN TROPEA(ギター)、RON CARTER(ベース)、RAY BARRETTO(コンガ)等。後にDEEP PURPLE入りするギタリストTOMMY BOLINが参加しているってことでロック好きにも人気があることからも、ジャズ/フュージョンというよりむしろ、ジャズ・ロック/プログレ的な趣を感じるかな。グルーヴィーなドラムが最高な2.Spectrum、ロック的なギターが炸裂する3.Taurian Matador、タイトなドラムに地を這うようなベース、エレピが最高なファンク・ナンバー4.Stratus、ラテンっぽいパーカッションが効いた5.Le Lis、ULTRAMAGNETIC MC'S等に使われたベースが印象的なファンク6.Red Baronがお気に入り。(2012/02/12)
THE BLACKBYRDS
/City Life (1975)

偉大なトランペッターDONALD BYRDの舎弟グループTHE BLACKBYRDSが75年にリリースした3rdアルバム。レア・グルーヴってジャンルが出始めた頃、相当人気のあったグループで、ベスト盤を買ってよく聴いていたのを思い出しますね。このアルバムは曲単位では何曲か聴いたことがあるけど、アルバムは初めてなんですが、ノリの良い曲が多くて聴きやすいですね。ブレイクビーツとしても有名なクラシック1.Rock Creek Park、ノリノリなダンス・ナンバー5.Happy Music、少しセンチメンタルなミディアム6.Love So Fine、活きの良いジャズ・ファンク8.Hash And Eggsが特にGOOD。やっぱ、Rock Creek Parkはいつ聴いてもカッコイイな〜。(2011/12/07)
THE BLACKBYRDS
/Happy Music (1975)
偉大なトランペッターDONALD BYRDの舎弟グループTHE?BLACKBYRDSが1975年にリリースした3rdアルバム『City Life』からのシングル。
A. Happy Music
イントロのフレーズ「ロッキン ミュ〜ジッ〜ク」がSPARKY DEE f/RED ALERT/He's My DJ (Red Alert)、STEADY B/Rockin' Music、TYCOON TOSH?AND TERMINATOR TROOPS/Love & Peace、JAZ/The Sign of the Crimes、ESHAM/Get on Down等でネタ使いされているエレピも心地良いガラージ・クラシック!
B. Flying High
ポップすぎるディスコでイマイチかな。
(2025/09/07)
THE BLACKBYRDS
/Unfinished Business (1976)

偉大なトランペッターDONALD BYRDの舎弟グループTHE BLACKBYRDSが76年にリリースした4thアルバム。前作『City Life』に比べてパンチ不足は否めないかな。クールなファンキー・チューン1.Time Is Movin'、ハーモニカがアーシーな雰囲気をだしている2.In Life、小気味良いファンキーな3.Enter In以外はイマイチだったかな。5.Party Landなんて、もろディスコな「フゥワフゥワ〜」ってあの掛け声には拍子抜けだよね。(2012/04/23)
THE BLACKBYRDS
/Action(1977)

DONALD BYRDの舎弟グループTHE BLACKBYRDSが77年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DONALD BYRDで、RAY PARKER JR.やOLLIE BROWNも参加。このアルバムだと、何といってもメロウ・クラシックとして絶大な人気を誇る3.Mysterious Vibesと7.Dreaming About Youの2曲でしょう! いつ聴いてもホント最高だね。他にもアップテンポのファンキー・ナンバー2.Lookin' Ahead、TUFF CREWがネタ使いしたファンキーな5.Street Gamesも聴きどころ。いずれにしても3.Mysterious Vibesと7.Dreaming About Youだけで"買い"のアルバムです。(10/04/13)
THE BLACKBYRDS
/Better Days (1980)

THE BLACKBYRDSが80年にリリースしたアルバム。プロデュースは、当時絶好調だったGEORGE DUKE。GEORGE DUKEマジックが冴え渡る傑作の一つではないでしょうか。ノリノリな1.Dancin' Dancin'、3.Better Days、5.Without Your Love、しっとりとしたスロウ11.Do It Good、心温まるメロウ・ナンバー14.Love Don't Strike Twice、都会的なメロウ・グルーヴ16.Don't Know What To Say等、捨て曲なし! R&B好き、ダンクラ好きならぜひとも聴いて欲しいアルバムの一つ。(10/07/11)
BOBBI HUMPHREY
/Blacks And Blues(1973)

女性フルート奏者のBOBBI HUMPHREYが73年にBLUE NOTEからリリースした3rdアルバム。プロデュースは、LARRY MIZELLのSKY HIGH PRODUCTIONSで、参加ミュージシャンもドラムにHARVEY MASON、ギターにDAVID T.WALKER等間違いない面子。いまさら説明するまでもない、かなりの人気盤で、ほんと、この頃のSKY HIGH PRODUCTIONSの作り出す曲は素晴らしいの一言。風(?)の音からドラムがフェード・インしてくるイントロでヤラれるファンキー・ナンバー1.Chicago, Damn、JAZZY JEFFやCOMMONも使った心地良いメロウ・グルーヴ2.Harlem River Drive、ハートウォーミングなトラックにBOBBYのチャーミングな歌が実にマッチした3.Just A Love Child、KMDのクラシックPeachfuzzやPlumskinzで使われた小気味良いメロウ・グルーヴ4.Blacks And Blues、泥臭くファンキーな5.Jasper Country Man、ゆったりとした曲調の癒し系6.Baby's Goneと全曲最高!聴いておくべきアルバムの一つ。(09/02/04)
BOBBI HUMPHREY
/Freestyle (1978)

女性フルート奏者のBOBBI HUMPHREYが78年にリリースしたアルバム。プロデュースは、RALPH MACDONALD。ベースにANTHONY JACKSONとMARCUS MILLER、ドラムにSTEVE GADD、ギターにERIC GALE、キーボードにRICHARD TEE、ハーモニカにSTEVIE WONDER、パーカッションにRALPH MACDONALD等と超豪華な面々。フリーソウルシーンで人気のメロウ・グルーヴ4. Sunset Burgundyをはじめキレが良くてファンキーな1. Home Made Jam、心落ち着かせるスロウ3. I Could Love You More、明るく楽しげな6. If You Want It、リズミカルで自然に体が動く7. If You Let Me、穏やかでハートウォーミングな8. Good Timesと聴きどころたっぷり。BOBBIにキュートな歌声も最高だね。イージーリスニングっぽいところもあるけど、とても大好きなアルバムですね。(2013/01/22)
BOBBY HUTCHERSON
/Montara (1975)

ヴァイブ奏者のBOBBY HUTCHERSONが75年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。ラテン・ジャズの傑作と言われるアルバムですね。HIPHOPフリークにはタイトル曲がスチャダラパーの傑作『Summer Jam '95』(超大好き!)の元ネタということで知られていますね。ラテンらしいファンキー・ナンバー1. Camel Rise、ゆったりとしたリズムに絡むメロウなヴァイヴ&エレピに癒される前述の2. Montara(ほんと心地良すぎ!)、少し郷愁感のあるメロウ・ナンバー4. Love Song、ホーンセクションもアクセントになっているメロウ・グルーヴ5. Little Angel、ご機嫌なラテン・グルーヴ6. Yuyoがお気に入り。ヴァイヴの音色ってやっぱいいですな。リラックスできるというか。ラテンが強すぎるのはNGだけど、これはバランスが良くて聴きやすいですね。(10/04/23)
BOB JAMES
/One(1974)

ジャズ/フュージョン界の大物ピアニストBOB JAMESが74年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。このアルバムの目玉は、なんといってもB3.Nautilusに尽きるでしょう!RUN D.M.C.、GHOSTFACE KILLA、ERIC B.&RAKIM、TIM DOG、EPMD、ONYX、ATCQ、ALKAHOLIKS、CAMP LO等々数え切れないアーティストにサンプリングされた超絶ファンク!IDRIS MUHAMMADのタイトなドラム・プレイ、BOB JAMESの妖しげなエレピ等イントロから最後まで聴き飽きません!純粋なJAZZ、FUSIONファンには人気がないかもしれませんが、HIPHOP、ファンク好きなら一瞬で虜になってしまうこと必至。Nautilus以外にもネタ曲満載で、DJ SHADOW、K-SOLO、GROUP HOME等で使われたA1.Valley Of The Shadows、エキサイティングなイントロが印象的なB1.Night On Bald Mountain、ROBERTA FLACK等で歌われているメロウな名曲B2.Feel Like Making Love(これもMANNISH、ONYX、PAPA CHUCK等で使用)と聴き応え十分。トラックメイカー、DJのみならずHIPHOP、R&Bフリークならぜひとも一度は聴いて欲しいアルバムの一つです。(07/02/03)
BOB JAMES
/Two(1975)

BOB JAMESが75年にリリースした2ndアルバム。RUN D.M.C./Peter Piperで一躍注目を集めた名ドラム・ブレイクA1.Take Me To The Mardi Grasが一押し!HIPHOPの基本中の基本ドラムといえるでしょう。(でも、この曲イントロのブレイク後はイージーリスニングみたいなメロディでかなりガクッってきますが・・・) 寂しげなメロディのイントロがネタとして使われるPATTI AUSTINが歌うA2.I Feel A Song (In My Heart)、2分過ぎにネタが飛び出すA3.The Golden Apple、後半に大ブレイクがあるB1.Farandole (L'Arlesienne Suite #2)、幻想的なイントロから一転してハートウォーミングなメロディに変わるB2.You're As Right As Rain、小気味良いB3.Dream Journeと聴き応え十分。これも『One』と同様聴くべきアルバムといえるでしょう。(07/02/03)
BOB JAMES/Three (1976)

BOB JAMESが76年にリリースした3rdアルバム。ドラムに、HARVEY MASON、ANDY NEWMARK、ギターにERIC GALE、ベースにGARY KING、サックスにGROVER WASHINGTON JR.等が参加。「One」、「Two」と同様トラックメイカーに愛されているアルバムで、SNOOP DOGG、ORGANIZED KONFUSION等が使った渋くてファンキーな1. One Mint Julep、DJ JAZZY JEFF&THE FRESH PRINCEの名曲「A Touch Of Jazz」でも使われたメロウでグルーヴィーな3. Weschester Lady、N.W.A.、ED OG、GRAND DADDY IU等で使われたイントロのホーンやその郷愁感あるメロディンが人気の4. Storm KingがGOOD。BOB JAMESはどれも聴いて欲しいけど、特に「One」、「Two」、「Three」までは必聴じゃないかな。(2010/10/17)
BOB JAMES
/BJ4 (1977)

BOB JAMESが77年にリリースした4thアルバム。ドラムにSTEVE GADD、ギターにERIC GALE、ベースにGARY KING、パーカッションにRALPH MACDONALD、フルートにHUBERT LAWSが参加。1st〜3rdに比べてよりフュージョン度数が高くなった感じのするアルバムで、ちょっと薄味かなって気がするけど、聴いているうちにハマってくるね。ファンキーなビートの爽快グルーヴィーな1. Pure Imagination、フルートが活きた涼しげでグルーヴィーな曲で、少しイージーリスニングっぽいけど後半のエレピのソロがナイスな2. Where The Wind Blows Free、ARRESTED DEVELOPMENT/People Everyday等でネタ使いされた小気味よい3. Tappan Zee、アコースティック・ギターが耳に残る少し異国情緒を感じる5. Treasure Island、タイトなビートに郷愁間溢れるピアノのイントロからグっと惹き込まれる6. El Veranoがお気に入り。「Nautilus」みたいなキラー・チューンはないけど、全体的に楽しめたアルバムですね。(2010/11/22)
BRAD MEHLDAU TRIO
/Day Is Done(2005)

ジャズ・ピアニストのBRAD MEHLDAUが05年にリリースしたアルバム。BRAD MEHLDAUのことは全く知らないが、先輩に聴かせてもらって、RADIOHEADのカバー1.Knives Outが気に入ったので、中古屋で安価で購入。アルバム全体としてはモダンジャズなので、正直、全然聴けないが、ドラムンベースみたいなドラムがカッコ良い1.Knives Out、テンポがあってなかなかファンキーなタイトル曲4.の2曲だけはお気に入り。BRAD MEHLDAUのピアノ自体は全然ファンキー(黒)っぽさを全く感じさせないので、ジャズ・ファンク、アシッド・ジャズ好きには厳しいかも。(09/05/30)
THE BRECKER BROTHERS
/Heavy Metal Be-Bop(1978)

トランペット奏者のRANDYとサックス奏者のMICHAELのTHE BRECKER BROTHERSが78年にリリースした4thアルバム。1曲を除いて全てライブとなってます。参加ミュージシャンは、ドラムにFRANK ZAPPAのバンドに参加していたTERRY BOZZIO、ギターにBARRY FINNERTY、ベースにNEIL JASON。THE BRECKER BROTHERSについてはもはや説明不要ですね。トップ・ミュージシャンとして各ジャンルのアーティストの曲に参加していて、数々のファンク・クラシックやダンス・クラシックにも彼等の名前を見つけることができます。JAZZファン、さらにはロック・ファン(特にドラム小僧)の間では絶大な人気を誇る当アルバムですが、1曲目のスタジオ録音のEast Riverはロック色濃いファンキー・ナンバーで好みでしたが、残りは全てライブで、個人的にライヴ盤が好きではないため、それだけで魅力が半減してしまいました。演奏もファンキーといえばファンキーなんですが、どこか白人っぽさ(ロックっぽい)が出過ぎていてあまり気に入ったものはなかったです。正直、期待はずれなアルバムでした。(09/02/06)
THE BRECKER BROTHERS
/Detente(1980)

THE BRECKER BROTHERSが80年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、GEORGE DUKE。参加ミュージシャンは、MARCUS MILLER、STEVE GADD、DAVID SPINOZZA、STEVE JORDAN等、コーラスにLUTHER VANDROSS、FONZI THORNTON等と豪華な面々。GEORGE DUKEプロデュースということで、かなりポップ感溢れる曲が多く、個人的にはこの位が聴きやすくていいと思うのですが、前作『Heavy Metal Be-Bop』みたいなハードなものが好みの頭の固いファンからは相当毛嫌いされているアルバムみたいです。ダンサブルなトラック上でD.J.ROGERSとCARL CARLWELLが歌う1.You Ga(Ta Give It)、ポップで親しみやすいメロディのメロウ・ナンバー2.Not Tonight、ヘビー・ファンク・トラックにRANDY BRECKERが歌う3.Don't Get Funny With My Money、ポップでノリノリな5.You Left Something Behindがお気に入り。JAZZ/FUSIONファンよりはむしろダンクラ好きにオススメできるアルバムでしょう。(09/02/06)
THE BRECKER BROTHERS
/Return of the Brecker Brothers(1992)

THE BRECKER BROTHERSが92年にリリースした11年ぶりのアルバム。熱心なBRECKERフリークには大歓迎されたアルバムみたいだが、個人的には、アップテンポでファンキーな1.Song for Barry、HIPHOP的な感覚も感じられる3.Big Idea、ファンキーな7.On the Backsideの3曲しか聴けなかった。正直、何回聴いても残りは受けつけられないな。熱心なBRECKERフリーク向けですね。(09/10/06)
BROTHER JACK MCDUFF
/Down Home Style (1969)

オルガン奏者BROTHER JACK MCDUFFが69年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。とてもグルーヴィーでファンキーな演奏を聴かせてくれますね〜。ノリが良くてファンキーな1. The Vibrator、アップテンポでグルーヴィーな2. Down Home Style、味のあるオルガンがナイスな4. Theme From Electric Surfboard、ファンキーなリズムが最高な5. It's All A Joke、タイトルどおりポップコーンのように弾けてファンキーな6. Butter (For Yo Popcorn)、Tighten Upっぽさを感じるグルーヴィー・チューン7. Groovin'がお気に入り。やっぱオルガンって最高だね。(2013/09/05)
CALDERA
/Sky Islands(1977)
E,W&FのFantasyやRunnin'にも関わったキーボード奏者EDUARDO DEL BARRIOや中南米のプレイヤーが結成した多国籍フュージョン・バンド"CALDERA"が77年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、EDUARDO DEL BARRIOとE,W&FのLARRY DUNN。中南米フレイヴァを散りばめながら決してそれだけには終わらない曲作りで結構人気があったみたいです。LARRY DUNNが作曲なのでどことなくE,W&Fを思わせるノリの良いA1.Sky Islands、幻想的な雰囲気のトラックにDIANA REEVESの歌声がマッチしたA2.Ancient Source、「コンドルが飛んでいく」的いかにもなラテン・タッチのイントロには笑えるが、曲が始まると小気味良くファンキーに転調するB1.Carnavalito、これもLARRY DUNNが絡んだ跳ねたビートが印象的なメロウ・グルーヴB2.Seraphim(Angel)、郷愁を感じさせるスロウB5.Pescador(Fisherman)あたりがお気に入り。CD化されていないんで、今は人気がないのかな?日本人が好みそうな内容なんで、CD化して欲しいものです。(09/05/31)
CALDERA
/Dreamer(1979)
E,W&FのFantasyやRunnin'にも関わったキーボード奏者EDUARDO DEL BARRIOや中南米のプレイヤーが結成した多国籍フュージョン・バンド"CALDERA"が79年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、EDUARDO DEL BARRIO。E,W,&FのLARRY DUNNが絡んだ77年の2nd『Sky Islands』みたいな、中南米フレイヴァのフュージョン・サウンドに終わらない曲を期待していたんですが、このアルバムは、中南米感を前面に押し出した曲が多く、なかにはフラメンコみたいのもあって、かなりガッカリした記憶がありますね。ミディアム・テンポで少し神秘的なA2.Rain Forest、 ゆったりとしたテンポでサックスのフレーズとエレピに癒されるA3.Dreamchildあたりはなかなか気に入りましたが、特に良いって訳ではなく… まあ、一部のコアなファンが聴けば十分かな。(10/01/31)
CAESAR FRAZIER
/Hail Caesar ! (1972)

ハモンド・オルガン奏者CAESAR FRAZIERが72年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BOB PORTER。鬼ファンキーな1.Hicky Burr、パーカッションが効いたリズムが最高な4.Hail Caesar !、SLY&THE FAMILY STONEのカバー6.Runnin' AwayがGOOD。B級感がプンプンするアルバムだけど、悪くはないね。(2012/05/29)
CAESAR FRAZIER
/75 (1975)

ハモンド・オルガン奏者CAESAR FRAZIERが75年にリリースしたアルバム。このリズムに乗れないやついるの!?って思うほどファンキーな1.Mighty Mouse、SEALS&CROFTSのカバーで郷愁感溢れるオルガンが最高な2.Summer Breeze、小気味良くてファンキーな3.Sweet Children、アーシーな4.Funk It Down、STEVIE WONDERのカバー11.Living For The City、郷愁感溢れるオルガンが光るグルーヴィーな12.Walking On The Sideと全曲イケるね。「Hail Caesar !」よりは確実に聴けるアルバムだね。(2013/03/29)
CHICK COREA
/Return To Forever(1972)

ピアニストのCHICK COREAが72年にリリースしたアルバム。参加メンバーは、STANLEY CLARKE(ベース)、AIRTO MOREIRA(ドラム)、JOE FARRELL(サックス、フルート)、FLORA PURIM(ボーカル)。CHICK COREA名義ですが、事実上RETURN TO FOREVERのアルバムみたいです。これがきっかけでフュージョンがブームになった記念碑的なアルバムみたいで、名盤中の名盤といわれてますが、正直、あまり良さがわからず、確かにところどころファンキーで惹かれる部分はあるんですが、全体となるとかなり聴き辛いですね。個人的に楽器が上手い、歌が上手いのはどうでもよくて、その音楽がどれだけ"魂を揺さぶるか"、"カッコイイか"が聴くポイントになっているんですが、このアルバムはそのポイントから外れてしまいますね。残念な1枚でした。(09/06/12)
THE CLARKE/DUKE PROJECT
/Same(1981)

著名なジャズ/フュージョン・プレイヤーのSTANLEY CLARKEとGEORGE DUKEのコンビによるアルバム。STANLEY CLARKEはベース、ギター、ボーカル等、GEORGE DUKEはギター、ボーカル等で、ドラムはJOHN ROBINSON。結構ディスコ/ファンク寄りな曲が目立ち、その中ではブヨブヨしたシンセが耳を惹く踊れるファンク・ナンバー6.Let's Get Startedが抜群。他にはインスト・ファンクの1.Wild Dog、軽快なディスコ・ナンバー4.I Just Want To Love You、インタールード的な感じのメロウなインスト5.Never Judge A Cover By Its Bookもお気に入り。ダンス・クラシック好きなら6.Let's Get Startedはチェックして損はないでしょう。(08/05/24)
THE CLARKE/DUKE PROJECT II (1983)

ジャズ/フュージョン・プレイヤーのSTANLEY CLARKEとGEORGE DUKEのコンビによるプロジェクトが1983年にリリースした第2弾アルバム。1981年の第1弾が大ヒットしましたね。STANLEY CLARKEはベース、ギター、ボーカル、GEORGE DUKEは、キーボード、ボーカルを担当しており、他にはドラムにBILLY COBHAM、JOHN ROBINSON、NARADA MICHAEL WALDEN、パーカッションにPAULINHO DA COSTA、ギターにMICHAEL SEMBELLO、ボーカルには、HOWARD HEWETT、JEFFREY OSBORNEなど、豪華な面子が参加。1作目と同様、フュージョンというよりはR&B、ファンク、AOR、ポップ・ロックな内容で、特にドライブ感溢れるポップ・ロック的な2. Heroes、小気味よいポップ・ロック4. Every Reason to Smile、重たいドラムとベースが効いたファンキーなフュージョン・ナンバー5. Great Danes、KLEEER顔負けのスペーシーなシンセサイザーが最高なダンス・クラシック6. The Good Times、NXWORRIES/Daydreamingでサンプリングされたテディペンの名曲「Love T.K.O.」にも似た雰囲気を醸し出すまろやかで哀愁感たっぷりのメロウ・クラシック7. You're Gonna Love It、グルーヴィーなAORナンバー8. Trip You in Loveがお気に入り。(2024/11/23)
THE CRUSADERS
/Free as the Wind (1977)

大ベテランのジャズ・フュージョン・グループTHE CRUSADERSが77年にリリースしたアルバム。この頃のメンバーは、WILTON FELDER(サックス、ベース)、STIX HOOPER(ドラム)、JOE SAMPLE(キーボード)、ROBERT POPEWELL(ベース)、LARRY CALTON(ギター)。ゲストにRALPH MaCDONALD(パーカッション)、DEAN PARKS(ギター)、ARTHUR ADAMS(ギター)等も参加。大学生だった20数年前にLPで購入して以来、思い入れのある大好きなアルバムですね。イントロの高速ドラムが目茶苦茶カッコ良くて惹き付けられる1. Free as the Wind 、小気味良くてファンキーな2. I Felt the Love、KOOL & THE GANGを思い起こさせるファンキーなイントロで驚かされるファンキーなギターが印象的な5. Feel It、疾走感がある、これぞフュージョンって感じのスリリングな6. Sweet 'N' Sour、ファンキーな7. River Ratがお気に入り。あまり評価が高くないのが不思議ですね。かなり聴きやすくてカッコイイと思うんだけどな。(10/05/18)
THE CRUSADERS
/Street Life(1979)

大ベテランのジャズ・フュージョン・グループTHE CRUSADERSが79年にリリースしたアルバム。この頃のメンバーは、WILTON FELDER(サックス、ベース)、STIX HOOPER(ドラム)、JOE SAMPLE(キーボード)の3名。RANDY CRAWFORDをVo.に迎えた1.Street Lifeがとにかく有名ですね。これをネタにした曲は数多いが、それはその楽曲の良さのみならず、シリアスな詞もストリートから支持されているからかもしれませんね。正直、Street Lifeのインパクトが強すぎて他が全然目立ちませんが、郷愁感溢れる2.My Ladyや軽快なファンキー・ナンバー4.Carnival Of The Nightもなかなかの佳曲。元ネタ好きはもちろんダンス・クラシック好きも聴いておくべきアルバムでしょう。(07/10/12)
THE CRUSADERS
/Standing Tall (1981)

CRUSADERSが81年にリリースしたアルバム。ゲストにしゃがれ声のJOE COCKERが参加。四つ打ちでノリの良いファンキー・フュージョン1.Standing Tall、シンセがディスコチックな軽めなファンキー・フュージョン3.Sunshine In Your Eyes、JOE COCKERがボーカルをとったファンキーな4.This Old World's Too Funky For Meがお気に入り。70年代のアルバムには及ばないけど、これはこれで楽しめたかな。(2011/05/29)
CRUSADERS
/Ghetto Blaster (1984)

CRUSADERSが84年にリリースしたアルバム。ドラムがSTIX HOOPERからLEON NDUGU CHANCLERに代わってますね。CRUSADERSにも遂にデジタル化の波がきたのかな。古くからの彼等のファンにはあまり評判は良くないかと思うけど、80年代中期のR&Bやディスコが好きならグっとくる内容ですね。デジタル・ディスコ・フュージョンって言葉がピッタリな1.Dead End、女性ボーカルをフィーチャーした歯切れの良いR&Bナンバー2.Gotta Lotta Shakalada、これも女性ボーカルをフィーチャーした明るくてノリの良い3.New Moves、タイトなドラムがカッコ良いフュージョン・ファンク4.Zalal'e Mini (Take It Easy)、WHAM/Everything She Wantsにかなり似たノリノリなR&Bナンバー5.Night Ladies、極上のアーバン・メロウ・ミディアム6.Mr. Coolと好曲満載。昔のCRUSADERSも良いけどこういう感じも最高だね。(2014/04/09)
THE CRUSADERS
/Healing The Wounds (1991)

THE CRUSADERSが91年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MARCUS MILLER。ベースとサックスがイカしたファンキー・チューン1.Pessimisticism、活きの良いファンキー・ナンバー5.Shake Dance、ファンキーなリズムに愁いのあるメロディの8.Running Manはなかなか楽しめたけど、残りはね… うーん、残念なアルバムですね。(2011/09/06)
DAVID SANBORN
/Hideaway (1980)

サックス奏者のDAVID SANBORNが80年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、MICHAEL COLINA。ドラムにSTEVE GADD、パーカッションにRALPH MACDONALD、ベースにMARCUS MILLER等が参加。軽すぎて物足りなかったけど、小気味よい1. Hideaway、MICHAEL McDONALDが関わったAORマナーの3. Anything You Wantと8. Again An Againは好きですね。(2019/03/23)
DAVID SANBORN
/As We Speak(1982)

サックス奏者のDAVID SANBORNが82年にリリースしたアルバム。プロデュースは、ROBERT MARGOULEFF。耳触りの少ない至って普通のフュージョンアルバムで、あまり響かなかったけど、爽快な1.Port Of Call、小粋な2.Better Believe It、ファンキーな3.Rush Hour、ボーカル入りの爽やかなAORテイストの5.Back Againあたりはなかなか。でも、印象の薄いアルバムには違いないね。(09/11/03)
DAVID SANBORN
/Backstreet (1983)

サックス奏者のDAVID SANBORNが83年にリリースした8thアルバム。プロデュースは、MARCUS MILLER、MICHAEL COLINA等。ドラムにSTEVE GADD、パーカッションにRALPH MACDONALD、ギターにHIRAM BULLOCK等が参加。全体的に好みは少なかったけど、R&Bテイストのアーバン・メロウな1. I Told You So、アップテンポでファンキーな6. Bums Cathedral、大人の雰囲気のスロウ8. Neither One Of UsはGOOD。(2019/04/27)
DAVID SANBORN
/A Change Of Heart (1987)

サックス奏者のDAVID SANBORNが87年にリリースしたアルバム。プロデュースはMARCUS MILLER、MICHAEL COLINA、RONNIE FOSTER、PHILIPPE SAISSE。時代柄デジタルな音も取り入れたファンキー感覚に富んだ好盤で、特にタイトで切れがよいリズムがファンキーな1. Chicago Song、疾走感溢れる3. High Roller、重たいドラムのドラマチックな4. Tintin、弾けまくったファンキー・チューン5. Breaking Point、タイトルどおり夏らしく爽快な7. The Dreamがお気に入り。(2019/08/16)
DAVID SANBORN
/Close-Up(1988)

サックス奏者のDAVID SANBORNが88年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MARCUS MILLER。ギターでNILE RODGERSが参加したファンク・チューン1.Slamがピカ一! 正直。SANBORNのプレイに感じるのは少ないが、この曲のプレイはかなりカッコイイですね。他にはワシントンGO-GOのE.U.のドラマーWILLIAM JUJU HOUSEを迎えたGO-GOビートに透明感溢れるキーボードが心地良いメロウ・グルーヴ6.Pyramid、STYLISTICS等で有名な名曲You Are Everythingのカバー9.You Are Everythingも聴きどころ。全体的には微妙だが、この3曲は聴いて損はないでしょう。(09/01/22)
DAVID SANBORN
/Upfront(1992)

サックス奏者のDAVID SANBORNが92年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MARCUS MILLERで、参加ミュージシャンは、MARCUS MILLER(ベース)、STEVE JORDAN(ドラム)等。SANBORNが久々にR&B、ファンクをやったということで絶賛されているアルバムみたいです。確かに1.Snakes、3.Crossfire、6.Hey等ファンキーな楽曲はあるのですが、残念なのは、STEVE JORDANのドラムの音色なんですよね。HIPHOPを聴いている自分にとってこの音色は"なし"ですね。どうも硬いというか、なんというか・・・ ドラムの音色さえ違っていれば、印象は全然違っていたのにね。この次のアルバム『Hearsay』でもSTEVE JORDANがドラムですが、音色はちょっと異なっていて、まだ聴くに堪えるものでしたね。なので、聴くなら断然『Hearsay』です。(09/07/23)
DAVID SANBORN
/Hearsay(1994)

サックス奏者のDAVID SANBORNが94年にリリースしたアルバム。プロデュースは、前作『Upfront』と同じくMARCUS MILLERで、参加ミュージシャンも『Upfront』とほぼ同じ面子で、MARCUS MILLER(ベース)、STEVE JORDAN(ドラム)等。かなりSOUL、R&Bフレイヴァ溢れる好盤で、特にMARVIN GAYE/Got To Give It Upのカバーで、元SHALAMARのHOWERD HEWETTがボーカルをとる4.Got To Give It Up、タイトルどおりジョーズが出てきそうなスリリングなイントロから惹き込まれるファンキーな5.Jaws、HIPHOPのエッセンスを取り入れたノリノリな7.Big Foot、タイトルから想像できるようにメンフィスのSTAXサウンドを再現したかのようなR&B8.Back To Memphisがお気に入り。HIPHOP、ファンク好きにも受け入れられるアルバムだと思います。(09/05/23)
DAVID SANBORN
/Inside (1999)

サックス奏者のDAVID SANBORNが99年にリリースしたアルバム。プロデュースはMARCUS MILLER。全体的にアダルトな雰囲気の曲が多くて、ファンキーな曲がないのは残念でしたが、ラテン調のミディアム1. Corners (For Herbie)、小気味良いドラムに優しげなメロディのR&Bトラック上でLALAH HATHAWAYとERIC BENETが歌う6. When I'm With You、BILL WITHERSの名曲のカバーでSTINGが歌う9. Ain't No Sunshine、寂しげな夜って雰囲気の10. Miss Youは気に入りました。(2019/11/23)
DEODATO
/2 (1973)

ブラジル出身のキーボーディストでKOOL&THE GANG等のプロデュースで成功したDEODATOが73年にリリースしたアルバム。プロデュースはCTIのボスCREED TAYLOR、ベースにSTANLEY CLARKE、ドラムにBILLY COBHAM、RICK MAROTTA、ギターにJOHN TROPEA、フルートにHUBERT LAWS等豪華な面々。ジャズ・ファンク好きには有名なアルバムで、自分も20数年前の学生の頃、LPを購入して以来の愛聴盤です。スーパーグルーヴィーって感じな1.Super Strut、パーカッションが効いた雄大な2.Rhapsody In Blue、静かなイントロから一転して高速ファンキーに転じる3.Night In White Satin、ボーナスで収録されたSTEELY DANのカバー8.Do It Againがお気に入り。(2013/05/13)
DONALD BYRD
/Black Byrd (1973)

トランペット奏者のDONALD BYRDが73年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MIZEL兄弟のSKY HIGH PRODUCTIONS。ジャズ・ファンクの名盤ですな。優雅に空を飛んでいるような心地良い1. Flight Time、アクション映画のワンシーンのようなスリリングかつファンキーな2. Black Byrd、疾走感溢れる3. Love's So Far Away、勢いがあってファンキーな4. Mr. Thomas、タイトルどおり空高く軽快に飛んでいるような5. Sky High、小気味良くてファンキーな6. Slop Jar Blues、一番人気があると思われるフリーソウル・テイストのメロウ・グルーヴ7. Where Are We Goingと全曲最高だね。(2013/10/05)
EDDIE HENDERSON
/Mahal (1978)

トランペット奏者EDDIE HENDERSONが78年にリリースしたアルバム。HERBIE HANCOCKやHEAD HUNTERSの面々がサポート。HERBIE HANCOCKのカバーでグルーヴィーな1.Butterfly、メロウ・ミディアム・ファンクの2.Cyclops、幻想的なエレピも魅力的なスロウ3.Emotions、軽快なディスコ・フュージョン4.Prance On、グルーヴィーな5.Amoroso、ゆったりとしたスロウ6.Mahalと好曲たっぷり。とても聴きやすいアルバムだね。(2014/10/04)
EUGENE McDANIELS
/Headless Heroes of the Apocalypse (1971)

名曲「Feel Like Makin' Love」の作者でもあるシンガーソングライターのEUGENE McDANIELSが1971年にリリースした2ndアルバム。ドラムにはALPHONSE MOUZONも参加し、ジャズ・ファンクなサウンドを聴かせてくれます。というか、もう、ネタの宝庫ですね、このアルバムは!ほんと素晴らしいです!疾走感もあるグルーヴィーな1.  The Lord Is Back、ATCQ/Bonita Applebumをはじめ数々の曲に使われたダウナーな雰囲気の名曲2. Jagger the Dagger、LIFERS GROUP/Short Life of a Gangstaネタのジャジーかつグルーヴィーな3. Lovin' Man、PETE ROCK & C.L. SMOOTH/Soul Brother #1やERIC B. &RAKIM/Pass the Hand Grenadeで使われたライトなジャズ・ファンク4. Headless Heroes、フォーキーだけど、ドラムはファンキーな不思議な感覚の5. Susan Jane、PETE ROCK & C.L. SMOOTH/Act Like You KnowやUGK/Pocket Full of Stonesで使われた2.の続編的な6. Freedom Death Dance、JUNGLE BROTHERS/I'm in Love With Indicaで使われたジャズ・ファンク7. Supermarket Blues、和みモードのトラックにスピリチュアルな歌がマッチした8. The Parasite (For Buffy)と全曲お気に入り。ネタ好きなら必聴です!(2022/01/22)

FUNK, INC.
/Same (1971)

ジャズ・ファンク・バンドFUNK, INC.が1971年に名門PRESTIGE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。メンバーは、GENE BARR(サックス)、CECIL HUNT(コンガ)、JIMMY MUNFORD(ドラム)、BOBBY WATLEY(オルガン)、STEVE WEAKLEY(ギター)の5名、プロデュースは、BOB PORTER。ULTIMATE BREAKS & BEATSに収録された「Kool Is Back」はもちろん、レア・グルーヴ・シーンで人気があったので、再発LPを買い漁ったもんです。余談だけど、グループのロゴもカッコイイ!さらに余談だが「Kool Is Back」は、あのYESの大ヒット曲「Owner of a Lonely Heart(ロンリーハーツ)」でもサンプリングされてるみたい。初めて知って、ちょっとびっくり。KOOL & THE GANGのカバーで、イントロのギターやドラムが数えきれないほどサンプリング(WHOSAMPLEDで563!)されている最高すぎるジャズ・ファンク・クラシック1. Kool Is Back、BOOGIE DOWN PRODUCTIONS/Ya Strugglin'で使われた疾走感溢れるファンキー・チューン2. Bowlegs、弾けるリズムとサックスがファンキーすぎるジャズ・ファンク3. Sister Janie、B.B. KINGのカバーのブルージーな4. The Thrill Is Goneがお気に入り。(2023/09/02)
FUNK, INC.
/Chicken Lickin' (1972)

ジャズ・ファンク・バンドFUNK, INC.が1972年に名門PRESTIGE RECORDSからリリースした2ndアルバム。メンバーは、EUGENE BARR(サックス)、CECIL HUNT(コンガ)、JIMMY MUNFORD(ドラム、ボーカル)、BOBBY WATLEY(オルガン、ボーカル)、STEVE WEAKLEY(ギター)の5名。レア・グルーヴ黎明期にラジオでかかっていた「Let's Make Peace And Stop The War」を聴きたくて再発LPを購入した思い出がありますね。タイトかつファンキーな演奏が最高で、特に、これ以上なくカッコいいジャズ・ファンクA1. Chicken Lickin'、SLY & THE FAMILY STONEの中でも大好きな曲のカバーで、オルガンがどこか素朴だけどグルーヴィーなA2. Running Way、MACEO & ALL THE KING’S MENのカバーでブルージーなギターやサックスが最高すぎるジャズ・ファンクB1. The Better Half、この時代のニュー・ソウルを意識したであろう優し気なメロウ・トラックに「戦争をやめて平和でいこう」とメンバーが歌うポジティブでピースフルなB2. Let's Make Peace And Stop The Warがお気に入り。戦争が絶えない今こそ「Let's Make Peace And Stop The War」を聴くべきだよね。(2023/12/30)
FUNK, INC.
/Hangin' Out (1973)

ジャズ・ファンク・バンドFUNK, INC.が1973年に名門PRESTIGE RECORDSからリリースした3rdアルバム。メンバーは、EUGENE BARR(サックス)、CECIL HUNT(コンガ)、JIMMY MUNFORD(ドラム、ボーカル)、BOBBY WATLEY(オルガン、ボーカル)、STEVE WEAKLEY(ギター)の5名。プロデュースは、OZZIE CADENA、ベースにGORDON EDWARDSも参加。弾けるリズムに躍動するホーン等が最高なジャズ・ファンクA1. Smokin' at Tiffany's、ご存じCURTIS MAYFIELDの名曲のカバーでブルージーなギターが渋すぎるA2. Give Me Your Love、BPM早めのパーカッシブなリズムが印象的なWARを思い出させるラテン・タッチのジャズ・ファンクA3. We Can Be Friends、これぞFUNK, INC.って感じのアーシーな下町ジャズ・ファンク!B1. Dirty Red、JOHNNY NASHの全米1位になったレゲエ・ヒットのカバーで爽快感溢れるB2. I Can See Clearly Now、SPINNERSの大ヒット曲のカバーでグルーヴィーなB3. I'll Be Aroundの全曲お気に入り。(2024/04/27)
FUNK, INC.
/Superfunk (1973)

ジャズ・ファンク・バンドFUNK, INC.が1973年に名門PRESTIGE RECORDSからリリースした4thアルバム。メンバーは、EUGENE BARR(サックス)、CECIL HUNT(コンガ)、JIMMY MUNFORD(ドラム、ボーカル)、BOBBY WATLEY(オルガン、ボーカル)、STEVE WEAKLEY(ギター)の5名。プロデュースは、DAVID AXELROD、ベースにJOHNNY "GUITAR" WATSONも参加。ボーカル入りの曲が増えたのが印象的ですね。METERSのカバーで、場末のクラブで演奏してるかのようなアーシーで男臭い最高のファンクA1. Message from the Meters、小気味良いリズムにオルガン、ホーンがソウルフルなジャズ・ファンクA2. Goodbye, So Long、CHUCK MANGIONEのカバーで、スリリングなムードのジャズ・ファンクA3. The Hill Where the Lord Hides、フリーソウル的なハートウォーミングなトラック上で塩辛ボーカルで歌うB1. Honey, I Love You、アクション映画でヒーローが活躍する場面で流れそうな雰囲気のジャズ・ファンクB2. Just Don't Mean a Thing、BARRY WHITEの大ヒット曲のカバーで、イントロのブレイクビーツも最高過ぎるファンクB3. I'm Going to Love Youと全曲お気に入り。(2024/09/28)
GEORGE DUKE
/Guardian Of The Light (1983)

ジャズ・フュージョン界の大物ピアニスト、プロデューサーのGEORGE DUKEが1983年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンはベースにブラジョンのLOUIS JOHNSON、ドラムにJOHN ROBINSON、LEON "Ndugu" CHANDLER、ギターにMICHAEL SEMBELLO、コーラスにLTDのJEFFREY OSBORNE等と豪華な面々。スターウォーズに影響を受けたアルバムみたいですね。ベースがイカした歯切れのよ1. Overture、ドライブ感溢れ、ピュンピュン音も効果的な2. Light、ヴォコーダーも効いたディスコ・ファンク3. Shane、イントロのベースがカッコいいファンク・ナンバー5. Silly Fightin'、ヒットしたボーカル入りで最高にノリが良くてファンキーな8. Reach Out、小気味良いリズムに心踊るメロディが最高な9. Give Me Your Love、スペース・ブギー・ファンクって感じの10. Stand、四つ打ちドラムのエレクトロ・チューン12. Celebrate、ヴォコーダー入りで少し寂しげなメロディのミディアム13. Fly Awayがお気に入り。(2021/11/21)
GEORGE HOWARD
/Personal(1990)

サックス奏者のGEORGE HOWARDが90年にリリースしたアルバム。プロデュースは、R&Bシーンではお馴染みのLOUIL SILAS JR.とGEORGE HOWARD。LOUIL SILAS JR.絡みとあり、また、ボーカル入りの曲も数曲あることから、かなりR&B色濃い内容で、GEORGE HOWARDにあまり興味の無い自分でも結構楽しめました。メロウ・ミディアムの1.I Want You For Myself、メロウ・グルーヴの3Uptown、美しいスロウ4.You And Me、GAP BANDを思い起こさせるメロウ・グルーヴ8.Fakin' The Feeling、BRENDA RUSSELL/Piano in the Darkのカバー10.がお気に入り。R&B好きなら聴いて損はないでしょう。(09/06/28)
GEORGE HOWARD
/Love And Understanding(1992)

サックス奏者のGEORGE HOWARDが92年にリリースしたアルバム。プロデュースは、GEORGE自身とVICTOR BAILEY、そして1曲のみGEORGE DUKEが担当。R&B色濃い内容で、特に小気味良くてメロウな1. Hopscotch、しっとりとしたスロウ2. Only Here for a Minute、PATTI AUSTINの名曲Baby Come to Meのカバー3.、ドラムとシンセが時代を感じさせるが、ノリの良い5. Love and Understanding、JAM&LEWIS制作のCHERRELLE/Everything I Miss at Homeのカバー6.あたりがお気に入り。昔はこのようなスムーズ・ジャズ/フュージョン系が嫌いだったんだけど、年のせいか違和感なく聴けますね。R&B好きでも十分聴けるアルバムだと思います。(09/12/19)
GEORGE HOWARD
/Attitude Adjustment (1996)

サックス奏者のGEORGE HOWARDが96年にリリースしたアルバム。プロデュースは、GEORGE自身とGEROGE DUKE等。いつもどおりR&B色濃い内容で、特にスムーズ・メロウな1. Watch Your Back、カチッとしたドラムに哀愁メロディの 2. Best Friend、ファンク・ビート使いのヒップホップ・色濃い7. Attitude Adjustment、涼し気でクールな8. Let's Unwind、WILL DOWNINGが歌うアダルト・メロウな9. I Apologize、7の続編11. Adjusted Attitudeがお気に入り。(2016/11/12)
GRANT GREEN
/Alive ! (1970)

ジャズ・ギタリストのGRANT GREENが70年にBLUE NOTEからリリースしたライブ・アルバムに3曲のボーナスを追加した再発盤。ドラムにIDRIS MUHAMMAD、キーボードにはRONNIE FOSTERも参加。このアルバム、ほんとカッコイイね!特にIDRIS MUHAMMADのドラムのグルーヴ感が最高だね。KOOL&THE GANGのカバーでご機嫌でグルーヴィーなジャズ・ファンク1.Let The Music Take Your Mind、チル・アウト系の2.Time To Remember、BOOKER T.&THE M.G.'Sのカバーで、グルーヴィーかつファンキーな4.Sookie, Sookie、イントロがネタ使いされるニューソウル系インストって感じの4.Down Here On The Ground、ここからはボーナスで95年のアルバム『The Lost Grooves』収録のJERRY BUTLERのカバーでファンキーな6.Hey Western Union Man、THE ISLEY BROTHERSのカバーで7.It's Your Thing、未発表曲でHERBIE HANCOCKのカバーで落ち着いたメロウ・ナンバー8.Maiden Voyageと好曲満載。70年代のジャズはスタジオ盤よりやっぱライブがイイのかな? こんなライブならもっと聴いてみたいですね。(2012/09/08)
GRANT GREEN
/Green Is Beatiful (1970)

ジャズ・ギタリストのGRANT GREENが70年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。ドラムにIDRIS MUHAMMAD、トランペットにBLUE MITCHELL、コンガにCANDIDO等が参加。素晴らしいジャズ・ファンク・アルバム!JAMES BROWNのカバーでファンク・グルーヴてんこ盛りな1. Ain't If Funky Nowからノックアウト確実。某有名バンドのカバーでグルーヴィーにアレンジした2. A Day In The Life、オルガンで参加しているNEAL CREQUE作でこれまた超グルーヴィーでファンキーな3. The Windjammer、DIONNE WARWICKで有名なBURT BACHARACH作の小粋なナンバー4. I'll Never Love Again、ラテン・タッチで軽快な5. Draculaと全曲イケます。気分を盛り上げてくれるアルバムだね。(2012/12/20)
GRANT GREEN
/Live at the Lighthouse (1972)

ジャズ・ギタリストのGRANT GREENが72年にBLUE NOTEからリリースしたライブ・アルバム。ドラムにGREG WILLIAMS、サックスにCLAUDE BARTEE、ベースにWILTON FELDER、オルガンにSHELTON LASTER等が参加。素晴らしすぎるライブ!疾走感溢れる鬼ファンキーな2. Windjammerからノックアウト必至!他にもSTYLISTICSのカバーでしっとりと聴かせる3. Betcha By Golly Wow、DONALD BYRD作で涼しげでグルーヴィーな4. Fancy Free、快活で活き活きとしたファンキー・チューン5. Flood In Franklin Park、THE FABULOUS COUNTSのカバーでドライブ感満点のグルーヴィー・ナンバー6. Jan Jan、JOHNNY BRISTOL作の地味ながらファンキーな7. Walk In The Nightと凄まじい充実度。ジャズ・ファンク好きなら必携ですね。(2015/05/11)
GROVER WASHINGTON JR.
/Mister Magic (1975)

サックス奏者GROVER WASHINGTON JR.が1975年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、BOB JAMES、バックは、BOB JAMES(ピアノ、エレピ)、PHIL UPCHURCH(ベース)、HARVEY MASON(ドラム)、ERIC GALE(ギター)、RALPH MACDONALD(パーカッション)等々、そうそうたる面々。SALT 'N PEPA/My Mic Sounds Niceの元ネタと知ったのをきっかけに購入した覚えがありますね。初めて購入したGROVERのアルバムで、他の曲もネタばかりで興奮したな〜 ジャングルの夜明けって感じのイントロから続く郷愁感のあるサックスが最高なORIGINAL FLAVOR/Handle the Technique、SMOOTH/P.Y.T. (Playa Young Thugs)、PSYCHO REALM/Psyclones、DIGITAL UNDERGROUND/People Over the Stairsでネタ使いされたA1. Earth Tones、前述のSALT 'N PEPA以外にもDJ JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE/A Touch Of Jazz、HEAVY D/You Ain't Heard Nuttin Yet、MC TWIST/Cold Chillin' in San Jo、STEREO MC'S/Lost in Music、STEADY B/Journey Through Funky Sound、POINT BLANK/Cut U N 1/2、X-CLAN/A.D.A.M.、RAEKWON/Heart to Heart、AMY WINEHOUSE/Mr Magic (Through the Smoke)等々、数多のアーティストにサンプリングされたジャズ・ファンク・クラシックB1. Mister Magic、これまたQUEEN LATIFAH/Wrath of My Madness、3RD BASS/Monte Hall、ORGANIZED KONFUSION/The Rough Side of Town、TOO SHORT/So You Want to Be a Gangster、CLASS A FELONY/I Got a Warrant、C-LO/Straight Up (Remix)、PSK-13/No Ho's Barred、Section 8/Where I'm Comin From、GANG SOCIETY/Understand Me、MOBB DEEP/Q.U.-Hectic、GANGSTA BLAC/Crank Dis Bitch Up、KEAK DA SNEAK/Like What、2PAC/My Burnin' Heart等々、数多のアーティストにサンプリングされたソウルフルなジャズ・ファンクB2. Black Frostがお気に入り。(2024/03/16)
GROVER WASHINGTON, JR.
/Feels so good(1975)

サックス奏者のGROVER WASHINTON JR.が75年にリリースしたアルバム。この頃のGROVERのアルバムは全てが最高ですね!ネタの宝庫!KnuckleheadからKING TEEのクラシックPlayed like a pianoの元ネタ、HydraもROYAL FLUSH等かなり使われていますね。トラック・メーカーのみならず、70年代のファンク好きなら必聴の一枚です!(05/08/13)
GROVER WASHINGTON, JR.
/Paradise (1979)

名サックス奏者で惜しくも99年に亡くなったGROVER WASHINGTON, JR.が79年にリリースしたアルバム。70年代後半なので、結構微妙な感じなんだけど、バイオリンがアクセントになったグルーヴィーかつ郷愁感溢れる1. Paradise、70年代初期の頃を思い起こさせる小気味良いファンキー・ナンバー6. Tell Me About It Now、スムーズ&ファンキーな7. Feel It Comin'は自分の求めているGROVERらしくてGOOD。でも、聴くならやっぱ初期の頃だな〜、やっぱり。(2011/09/29)
GROVER WASHINGTON, JR.
/Next Exit (1992)

名サックス奏者で惜しくも99年に亡くなったGROVER WASHINGTON, JR.が92年にリリースしたアルバム。70年代のGROVER WASHINGTON, JR.はレコードが擦り切れるくらい聴いていたんだけど、90年代は初めて聴いてみました。うーん、正直、かなり厳しい内容かな… LALAH HATHAWAYをフィーチャーしたアダルトな雰囲気のメロウ・チューン7.Love Like This、ノリの良いファンキー・チューン8.Summer Chill、RAP入りでR&Bマナーの11.Check Out Groverの3曲しか聴けなかったですね。まあ、年代を考えれば仕方がないのかもしれませんね。(2011/08/04)
HARVEY MASON
/Funk In a Mason Jar (1977)

HERBIE HANCOCK『Head Hunters』等に参加して名を挙げたジャズ・フュージョン・シーンの名ドラマーHARVEY MASONが77年にリリースした3rdアルバム。DAVID FOSTER等の一流どころも参加。フュージョンというより、当時のE,W&Fみたいなディスコ、AORっぽいアルバムですね。フィリー・ディスコって感じの1. Pack Up Your Bags、軽快かつ爽やかな2. Till You Take My Love、スペーシー・ファンクの3. Space Cadets、優しげなメロウ・ミディアム4. Freedom Either Way、短いながらもファンキーな5. Funk In a Mason Jar、MARVIN GAYEのグルーヴィーなカバー6. What's Going On?、活きの良いフュージョンを聴かせる8. PhantaziaがGOOD。(2014/09/10)
HARVEY MASON
/Groovin' You(1979)

HERBIE HANCOCK『Head Hunters』等に参加して名を挙げたジャズ・フュージョン・シーンの名ドラマーHARVEY MASONが79年にリリースした4thアルバム。DAVID FOSTER等の一流どころも参加。フュージョンというより、当時のE,W&Fみたいなディスコ、AORっぽいアルバムで、ハートウォーミングなフリー・ソウル・テイストのメロウ・グルーヴ1.I'd Still Be There、ノリノリな2.Groovin' You、メロウな3.The Race、コーラス部分のメロディが胸キュンさせるフリー・ソウル・テイストのメロウ・チューン5.Never Give You Up、イントロからしてディスコ丸出しで、出だしがCHAS JANKEL(QUINCY JONES)/Ai No Corridaにソックリ(リリース年はこの曲が早いが・・・)な6.Say It Againがお気に入り。ディスコ、AOR好きにオススメできるアルバムです。(09/09/20)
HERB ALPERT
/Rise (1979)

THE TIJUANA BRASSのリーダー、そしてA&Mレコードの創始者としても有名なHERB ALPERTが79年にリリースしたアルバム。ドラムにHARVEY MASON、ベースにブラジョンのLOUIS JOHNSON、ピアノにJOE SAMPLEと参加メンバーも豪華。NOTORIOUS B.I.G.がHypnotizeで使った2.Riseが有名ですね。この人の演奏は、正直、あまり好きではないが、この曲はダンサブルでカッコイイですね。他には、CRUSADERSでもお馴染みの名曲5.Street Life、ボーカル入りのディスコチックなグルーヴィー・ナンバー6.Life Isがお気に入り。それほど名盤とは思えないが、Riseだけでも聴く価値ありでしょう。(10/05/07)
HERB ALPERT
/Keep Your Eye on Me (1987)

THE TIJUANA BRASSのリーダー、そしてA&Mレコードの創始者としても有名なトランペッターHERB ALPERTが1987年にリリースしたアルバム。当時、大人気のプロデューサー・コンビ”ジャム&ルイス”(JIMMY JAM & TERRY LEWIS)が4曲プロデュースしているので話題になりましたね。個人的に大好きなのが、そのジャム&ルイス制作で、JANET JACKSONとLISA KEITHがボーカルを務めた極上のスロウ8. Making Love In The Rain。最近ではH.E.R./Damageでサンプリングされていましたが、ホント、梅雨の夜長にお酒飲みながら聴くと自然と涙がこぼれてくるくらいしっとりと切ないですね〜 これ以外にもジャム&ルイスが手掛けたカチっとしたドラムにファンキーなトランペットがイカすインスト・ファンク1. Keep Your Eye On Me、ジャム&ルイスによるJANET JACKSONとLISA KEITHがボーカルをとるエレクトリック・ダンス・チューン3. Diamonds、これもエレクトリックでファンキーなフュージョン4. Traffic Jam、ジャム&ルイスプロデュースで、HERB自身が歌うしっとりと大人のスロウ6. Pillow、夕暮れモードのスロウ・フュージョン7. Our Songがお気に入り。(2023/04/15)
HERBIE HANCOCK
/Fat Albert Rotunda (1969)

HERBIE HANCOCKが69年にリリースしたアルバム。BLUE NOTEを離れてWANERでリリースしたアルバムとのこと。(良く分かりませんが…) サンプル・ネタとしても有名なグルーヴィーなジャズ・ファンク1. Wiggle Waggleを筆頭に活き活きとしたジャズ・ファンク2. Fat Mama、イージーリスニングっぽいライト感覚の3. Tell Me A Bedtime Story、激渋いゲットーの雰囲気ムンムンのファンク4. Oh! Oh! Here He Comes、ファンキーなホーンセクションにご機嫌なリズムのファンク6. Fat Albert Rotunda、鬼カッコよくてスリリングなファンク7. Lil' Brotherと好曲満載。ジャズ・ファンク好きなら基本中の基本でしょう。(2015/09/05)
HERBIE HANCOCK
/Mwandishi (1970)

HERBIE HANCOCKが70年にリリースしたアルバム。前作『Fat Albert Rotunda』のジャズ・ファンク路線とは打って変わってスピリチュアル路線。ピュンピュンしたシンセのイントロが耳を惹くスピリチュアル・アフロ・ジャズ・ファンク的な1. Ostinato (Suite For Angela)は好きだけど、全体的に前衛過ぎかな… (2016/03/01)
HERBIE HANCOCK
/Crossings (1972)

HERBIE HANCOCKが72年にリリースしたアルバム。11分過ぎから1分弱ファンクに突然変異する1. Sleeping Giantは好きだけど、残りはアバンギャルド過ぎて、正直ついていけなかったかな。(2016/05/13)
HERBIE HANCOCK
/Sextant (1973)

ジャズ・ピアニストのHERBIE HANCOCKが1973年にリリースしたアルバム。メンバーは、EDDIE HENDERSON (トランペット)、BENNY MAUPIN (サックス)、BUSTER WILLIAMS (ベース)、BILLY HART (ドラム)、BUCK CLARKE (パーカッション)。このアルバムもかなり前衛的ですね。雨というより宇宙的かつアフリカ的な雰囲気の1. Rain Dance、ダークで混沌としたカオス感たっぷりのジャズ・ファンク2. Hidden Shadows、アフリカ的なものを感じるアバンギャルドなジャズ・ファンク3. Hornetsがお気に入り。(2023/02/11)
HERBIE HANCOCK
/Headhunters (1973)

HERBIE HANCOCKが73年にリリースしたアルバムにして、ジャズ・ファンクの名盤中の名盤。ウネウネしたシンセベースに耳が奪われるサンプルネタとしても有名すぎるジャズ・ファンク1. Chameleonからノックアウト ! アフリカのジャングルの動物の鳴き声を意識したであろうイントロから続くローテンポのファンクビートやベースリフに酔いしれる2. Watermelon Man、2分過ぎに疾走感溢れる超弩級グルーヴを展開する3. Slyがお気に入り。(2016/10/16)
HERBIE HANCOCK
/Thrust (1974)

HERBIE HANCOCKが1974年にリリースしたアルバム。バックを固めるのはHEADHUNTERSの面々なので、そりゃ間違いない!10分以上に渡る漆黒グルーヴのジャズ・ファンク1. Palm Grease、疾走感溢れてファンキーな2. Actual Proof、人気曲で幻想的なエレピが心地良いミディアム・グルーヴ3. Butterfly、ドライブ感が堪らないファンキー・ナンバー4. Spank-A-Leeと全曲お気に入り。(2021/04/24)
HERBIE HANCOCK
/Death Wish (1974)

HERBIE HANCOCKが1974年にリリースした名優チャールズ・ブロンソン主演の映画『狼よさらば』のサントラ。大学の頃にLPを何気なしに購入して聴いてみたら、1. Death Wish (Main Title)がベースが渋くてカッコいいジャズ・ファンクで興奮した思い出がありますね。全体的には映画の効果音のような感じが強いが、優しげなピアノが印象的な2. Joann's Theme、サスペンス感丸出しな3. Do A Thing、途中から飛び出す恐怖を煽るビートが耳を惹く8. Party People、アフロなファンクビートがイカす9. Fill Your Handがお気に入り。(2021/06/24)
HERBIE HANCOCK
/Dedication (1974)

HERBIE HANCOCKが1974年に無人の新宿厚生年金会館で録音したアルバム。レコードでB面にあたる3. Nobuには衝撃を受けましたね〜。まさにコズミック・ジャズ。というか、コズミック・ハウスという言葉がピッタリかも。この時代でこんな音を作り上げるとは、さすがはハービー。4. Cantaloupe Islandもコズミックなジャズ・ファンクでカッコイイ。(2016/12/03)
HERBIE HANCOCK
/Flood (1975)

ジャズ・ピアニストのHERBIE HANCOCKが1975年にリリースしたライブ・アルバム。同年に日本で行われたライブを収録。メンバーは、BENNIE MAUPIN(サックス)、DeWAYNE "BLACKBYRD" McKNIGHT(ギター)、PAUL JACKSON(ベース)、MIKE CLARK(ドラム)、BILL SUMMERS(パーカッション)。1974年の『Thrust』収録の疾走感溢れてファンキーな2. Actual Proof、これも『Thrust』収録のドライブ感が堪らないファンキー・ナンバー3. Spank-a-Lee、1973年の衝撃の名盤『Headhunters』収録のアフリカのジャングルの動物の鳴き声を意識したであろうイントロから続くローテンポのファンク・ビートやベースに酔いしれる4. Watermelon Man、これまた『Thrust』収録の人気曲で幻想的なエレピが心地良いミディアム・グルーヴ5. Butterfly、『Headhunters』収録のウネウネしたシンセベースに耳が奪われるサンプリング・ネタとしても有名すぎるジャズ・ファンク6. Chameleon、1975年の『Man-Child』収録のタイトなドラム、ギターもイカした鬼ファンキーな7. Hang Up Your Hang Upsがお気に入り。(2023/04/22)
HERBIE HANCOCK
/Secrets (1976)

HERBIE HANCOCKが76年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DAVID RUBINSONとHERBIE自身で、ドラムにJAMES GADSON、ギターにRAY PARKER JR.とWAH WAH WATSON、サックスにBENNIE MAUPIN、ベースにPAUL JACKSON等が参加。ファンキーなギターのイントロからグイグイ惹きつけられる1. Doin' It、温かみを感じる2. People Music、グルーヴ感溢れるファンクを聴かせる4. Spider、爽やかなフュージョン・ミュージック5. Gentle Thoughts、小気味良くてファンキーで、中盤からテンポアップする6. Swamp RatがGOOD。(2013/12/3)
HERBIE HANCOCK
/V.S.O.P. (1977)

ジャズ・ピアニストHERBIE HANCOCKの1976年のニューポート・ジャズ・フェスティバルにおけるライブを収録したアルバム。3組のユニットで演奏していて1.〜4.まではストレート・アヘッドなジャズで、ちょっと興味の対象外でしたが、7.〜9.はジャズ・ファンクで好みでしたね。1970年のアルバム『Mwandishi』の曲で、BUSTER Williams(ベース)、BILLY HART(ドラム)、EDDIE HENDERSON(トランペット)、BENNIE MAUPIN(フルート)、JULIAN PRIESTER(トロンボーン)で演奏したアバンギャルドなジャズ・ファンク7. You'll Know When You Get There、MELVIN ”WAH WAH” RAGIN(ギター)、RAY PARKER Jr.(ギター)、PAUL JACKSON(ベース)、JAMES LEVI(ドラム)、KENNETH NASH(パーカッション)、BENNIE MAUPIN(サックス)で演奏した1975年のアルバム『Man-Child』の曲で、ファンキーすぎるギターがグルーヴ感を増長させる8. Hang Up Your Hang Ups、1976年のアルバム『Secrets』の曲で、疾走感あふれてグルーヴィーな9. Spiderがお気に入り。(2022/01/14)
HERBIE HANCOCK TRIO
/Same (1977)

ジャズ・ピアニストHERBIE HANCOCKがMILES DAVIS QUINTETの盟友RON CARTER(ベース)とTONY WILLIAMS(ドラム)とトリオを組んでリリースしたアルバム。プロデュースは、DAVID RUBINSON。「Milestones」を除きHERBIE HANCOCKの作曲。アコースティック・ジャズに回帰したアルバムで、ジャズ・ファンク好きの自分には結構厳しかったですが、ジャズ・ロック的に力強いピアノとドラムがファンキーに鳴り響く部分がカッコいい1. Watch It、1968年発表の曲を再演したピアノが力強くて美しい2. Speak Like a Child、躍動感のドラムとピアノが印象的な3. Watcha Waitin' For、力強くスリリングなドラムとピアノが耳を惹くMILES DAVIS楽曲の再演5. Milestonesがお気に入り。(2025/08/09)
HERBIE HANCOCK
/Feets Don't Fail Me Now (1979)

ジャズ・ピアニストHERBIE HANCOCKが79年にリリースした27 枚目のアルバム。ボコーダーとディスコ・サウンドを取り入れたアルバムで、賛否両論あったらしいですね。個人 的にはかなり好みの曲が多く、特にキャッチャーなディスコ・サウンドの1. You Bet Your Love、優し気なメロウ・ミディアム2. Trust Me、これぞディスコ・ファンクって感じの3. Ready Or Not、ファンク度高めの4. Tell Everybody、ベースが効いたファンク6. Knee Deepがお気に入り。(2019/10/05)
HERBIE HANCOCK
/Mr.hands(1980)

数々の名曲を生み出したキーボード奏者で、HIPHOP世代にはRock itのヒットで知られるHERBIE HANCOCKが80年にリリースしたアルバム。70年代のアルバムには名作が多いのですが、80年代はどうなんだろうって事で購入してみました。流石にドラムにHARVEY MASONとALPHONSE MOUZON、パーカッションにBILL SUMMERSとSHIELA E.、ギターにWAH WAH WATSON等と超一流プレイヤーが揃っているので、プレイそのものはかなりタイトですね。正直全く期待していなかったんですが、曲に展開があり、時にスムーズ、時にファンキーになるA1.Spiraling prismやHERBIE一人で全ての楽器を演奏している渋いファンキー・チューンB3.Texturesは結構イケますね。両曲ともイントロ部分がブレイク・ビーツで使えそうですので(もしかしたら誰か使っているかも)トラック・メイカーの方はチェックしてみて下さい。(05/01/22)
HERBIE HANCOCK
/Magic Windows(1981)

HERBIE HANCOCKが81年にリリースしたアルバム。ギターにRAY PARKER JR.、WAH WAH WATSON、ベースにブラジョンのLOUIS JOHNSON、ドラムにJOHN ROBINSON、JAMES GADSON、ALPHONSE MOUZON等参加ミュージシャンもかなり豪華。かなりファンク寄りなアルバムで、あのSYLVESTERが"地声"で歌ったヘビー・ファンクの1.Magic Number(ベスト・トラック!)、メロウな陽だまり系ナンバーの2.Tonight's the Night、少し泥臭いファンキー・トラック上でGAVIN CHRISTOPHERが歌う3.Everybody's Broke、これもGAVINが歌うノリノリなファンク4.Help Yourself、少しアフロチックなファンキー・チューン6.Twilight Cloneと好曲揃い。従来のJAZZファンからは、不評みたいですが、ファンク好きなら押さえるべきアルバムでしょう。(09/02/16)
HERBIE HANCOCK
/Sound-System (1984)

HERBIE HANCOCKが84年にリリースしたアルバム。ヒップホップの新しい扉を開いた前作『Future Shock』とほぼ同じ面子で制作。まあ二匹目のドジョウを狙ったってことだけど、前作よりサウンドがこなれていて、素直にカッコイイね。大ヒット曲「Rockit」をハードロックで味付けしたような1. Hardrock、タイトルどおり硬質なビートが耳を惹く2. Metal Beat、無機質なビートにどこか能天気なメロディが気になる4. Junku、小気味良いファンク5. People Are Changing、叩きつけるようなビートがカッコイイ6. Sound SystemがGOOD。もはやジャズ/フュージョンとは言えないような気がするけど、これはこれで好きですね。(2014/02/09)
HERBIE HANCOCK
/Dance Singles(1995)

HERBIE HANCOCKの踊れる曲のみに焦点を当てて編集されたアルバム。JAZZファンからすると暗黒の時代の曲ばかりかもしれませんが、R&BやHIPHOP好きからすればかなり聴ける選曲。83年のメガヒット1.Rock It、81年のノリの良いファンク2.Magic Number、82年の軽快なダンス・クラシック3.Lite Me Up、ヴォコーダーを導入した78年の4.I Thought It Was You、80年のロック・テイストの5.It All Comes Roundとノリノリな6.Go For It、78年の軽めのディスコ・ナンバー7.Tell Everybody、81年のP-FUNK風の8.Everybody's Broke、Rock Itに激似の84年の10.Hard Rock、82年のノリノリな11.The Bomb、84年に12'シングルのみでリリースされたGRAND MIXER D.STによる12.Mega-Mix、14分にわたるファンク・クラシックChameleonのリミックス13.Chameleon(1983 Re-Mix)とほとんどの曲がヤバい。ファンク、ダンクラ好きにはかなりオススメできるアルバム。です。(残念なのはジャケがあまりにもダサすぎること!ほんと酷すぎる・・・)(09/03/14)
HERBIE MANN
/Discotheque(1975)
Hiphopネタも結構あるHERBIE MANNのディスコ全盛時代のアルバム。あまりにも安かった(300円)のとAWBのヒット曲"Pick up the pieces"をカバーしているのにひかれて購入。ディスコ物とはいえバックバンドは確かなやつらで固められています。(ドラム:スティーブ ガッド、パーカッション:ラルフ マクドナルド等)"Pick〜"は原曲に忠実に演奏されていてなかなかファンキーないい曲です。他にはラベルの"Lady marmalade"も収録。
JAMAALADEEN TACUMA
/Boss Of The Bass (1993)

ジャズ・ベーシストJAMAALADEEN TACUMAが93年にリリースしたアルバム。R&B/FUNK寄りのアルバムで、若々しいダンス・ナンバー3.Lovin' Life、小気味良いメロウ・グルーヴ4.Characters、YZをフィーチャーしたFunky Drummerを使ったハイパーなファンキー・チューン5.The Boss Of The Bass、ベースが前面に出たヒップホップ仕立てのヘビー・ファンク6.Bass In Ya Face、5.の続編10.Boss Of The Bass-SanがGOOD。彼の純粋なベース・プレイを期待している人には少し肩透かしかもしれないけど、悪くないアルバムじゃないかな。でもYZが参加したトラックが少し安っぽいよな。そこだけが残念。(2014/07/07)
JAZZ CRUSADERS
/Old Socks, New Shoes...
New Socks, Old Shoes(1970)

CRUSADERSの前身バンドJAZZ CRUSADERSが1970年にリリースしたアルバム。CRUSADERSのことなんて全く分からなかった20年程前にジャケが気に入って購入。印象的なベースラインから始まり、心和むサックスのメロディに耳を奪われる10.Way Back Homeがとにかく最高!後にBIZ MARKIE/My Man Richで使われていて、当時トラック作りに没頭していた自分は"先にやられた・・・"と残念がった記憶がありますね。SLY&THE FAMILY STONE/Thank Youのカバー1.Thank YouもGOOD。思い出深いアルバムの一つです。(07/01/20)
JEAN-PAUL BOURELLY
/Jungle Cowboy(1988)

ギタリストのJEAN-PAUL BOURELLYが88年にリリースしたデビュー・アルバム。ジャズ、フュージョン、ロック、R&Bをごちゃ混ぜにしたようなジャンルレスなアルバムで、ギターも結構ノイジーなんで、かなり聴き手を限定させるかもしれませんね。ジャズ・ファンク的な1.Love Line、ファンキーな7.Can't Get Enough、疾走感溢れる10.GrooveWith Meあたりが割りと気に入りましたが、なんか微妙にメロディが合ってないというかおかしいというか・・・ わざと不協和音的にやっているのかな? オススメはしませんが、ギター好きなら聴いてみる価値はあるかもしれません。(09/06/24)
JIMMY McGRIFF
/Groove Grease (1971)

オルガン奏者のJIMMY McGRIFFが71年にGROOVE MARCHANTからリリースしたアルバム。同じオルガン奏者のJIMMY SMITHやRICHARD HOLMESと比べてチープというかやや軽い感じだけど、やっぱ味があってイイね〜、オルガンは。アップテンポでご機嫌なファンキー・ナンバー1.Groove Grease、1.よりぐっとテンポを落とした、腰にまとわりつくようなファンキー・チューン2.The Bird、ビートはファンキーだけど、オルガンはどこか素朴な5.Canadian Sunset、自然に体が動く楽しげな8.Red Sails In The Sunset、アップテンポでグルーヴィーな9.Secret Loveが特に好きですね。全体を通してサラッと聴ける好盤で、とても気に入ってます。(エロいジャケも含めてね。)(2011/12/20)
JIMMY SMITH
/Root Down(1972)

名ジャズ・オルガン・プレイヤーのJIMMY SMITHが72年にVERVEからリリースしたライブ・アルバム。BEASTIE BOYSがタイトル曲を使ったことで若いリスナーの間でも知られている名盤中の名盤。参加ミュージシャンは、ギターにARTHUR ADAMS、ベースにCRUSADERSのWILTON FELDER、パーカッションにBUCK CLARKE、ドラムにPAUL HUMPHREY。ほんと超ファンキーでご機嫌なライブで、ライブ盤が好きでない自分もこれには完全にノックアウト!疾走感溢れるファンキー・ナンバー1. Sagg Shootin' His Arrow、GILBERT O'SULLIVANのAlone Againを完全に意識したであろう2. For Everyone Under the Sun、イントロからニヤッとさせる鬼ファンキーな4. Root Down (And Get It)、AL GREENの名曲のカバー5. Let's Stay Together、かなりアップテンポのファンキー・チューン6. Slow Down Sagg、ボーナスとして収録されたRoot Down (And Get It)の別バージョンRoot Down (And Get It)(Alternative Version)と一気に聴かせてくれます。ご機嫌なジャズ・ファンクが聴きたいならまずこれを聴くべし!(09/11/14)
JEFF LORBER/It's A Fact(1982)

JEFF LORBER FUSIONとして活動していたキーボーディスト"JEFF LORBER"が82年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。プロデュースは、JEFF LORBER、ベースにNATHAN EAST、ドラムにJOHN ROBINSON、サックスにKENNY G、トランペットにTOM BROWNEが参加。R&B、AOR色濃いアルバムで、個人的にはかなりツボでして、KENNY G&TOM BROWNEのホーンセクションがハマったキレのあるリズムのノリノリなトラックにGREG WALKERがボーカルをのせた2.Full Moon、正にAORって感じのクリスタルなトラック上でGREG WALKERが歌う4.It's A Fact、ウキウキするような感じのダンス・ナンバー5.The Magician、これもAOR色濃厚なトラックにARNOLD McCULLERとSYLVIA ST.JAMESがボーカルをとった6.Your Love Has Got Me、心地良いメロウ・グルーヴ7.Delevans、RONNIE LAWSの名曲Always Thereのカバー8.Always There、浮遊感溢れるキーボードが耳を惹く9.Above The Clouds と聴きどころ多し。R&B好きでも十分満足できるアルバムでしょう。(09/07/26)
JOE SAMPLE
/Rainbow Seeker (1978)

CRUSADERS のキーボード奏者JOE SAMPLEが78年にリリースしたソロ・アルバム。なんといっても2PAC/Dear Mamaに使われてその曲の良さを知らしめた2. In All My Wildest Dreams が白眉でしょう ! しんみり染み渡るピアノのメロディはほんと癒されますね〜。他にも軽やかに弾むようなファンキー・チューン3. There Are Many Stops Along The Way、愁いを帯びたメロディの5. Fly With The Wings Of Love、小気味良くてファンキーな6. As Long As It Lastsが GOOD。(2019/01/05)
JOE SAMPLE
/The Best Of Joe Sample (1998)

CRUSADERSのキーボード奏者JOE SAMPLEが1989年以降にリリースしたアルバムから選曲したベスト盤。ハンドクラップビートにガヤも効果的な70年代のようなファンキー・チューン1. Viva De Funk、CRUSADERSの曲のリメイクで郷愁感を感じる2. Chain Reaction、クールかつ小気味良い3. Hippies On A Corner、シンミリと哀愁を感じる6. Mystery Child、爽やかモード7.Spellbound、心に哀愁が染み渡る8. The Road Less Traveled、これもCRUSADERSの名曲をライトにリメイクした11. Street Lifeがお気に入り。(2021/02/20)
JOE THOMAS
/Joy Of Cookin' (1972)

エボニー・ゴッドファーザーとも呼ばれているフルート奏者JOE THOMASが1972年にGROOVE MERCHANTからリリースしたアルバム。重さはないがファンキーなご機嫌な曲揃いで、軽快ファンキーな1. Joyful Joyful、土臭いファンク2. Down Home、グルーヴィーな3. Chile Con Carmen、SLY & THE FAMILY STONEの名曲をテンポアップしてファンキーにカバーした4. Thank You (For Letting Me Be Myself Again)、昭和のファンキーな歌謡曲のようなムード漂う7. Dr. Ritotaがお気に入り。(2021/04/10)
JOHN ABERCROMBIE,
DAVE HOLLAND, JACK DEJOHNETTE
/Gateway (1975)

ジャズ界の人気ギタリストJOHN ABERCROMBIE、MILES DAVISのエレクトリック・マイルス期といわれる時代を支えたベーシストDAVE HOLLANDとドラマーJACK DEJOHNETTEのトリオが75年にECMからリリースしたアルバム。マイルス好きの友人から薦められて聴いてみたんだけど、なかなかのフリースタイルで、正直、面白いかと言われたたら、微妙って感じかな。だけど、ベースがイカしたグルーヴィーな1.Back-Woods Song、前半はフリースタイルで全く面白くないけど、中盤から徐々に熱気を帯び、特にギターがロックっぽく暴れる6.Sorcery 1の2曲はカッコイイですね。ちなみにBack-Woods SongはDJ YOUGRTって人のミックステープに収録されていて割と人気があるみたい。(2011/10/29)
JOHNNY HAMMOND
/Gears (1975)

オルガン奏者JOHNNY HAMMONDが1975年にリリースしたアルバム。プロデュースは、LARRYとFONCEのMIZELL兄弟!ULTIMATE BREAKS & BEATSに収録されたShifting Gearsが人気のアルバムですね〜 6曲と少ないですが、どれもMIZELL兄弟特有の爽やかさジャズ・ファンクで、グルーヴィーなHARVEY MASONのドラム、オルガン、コーラスもイカす郷愁感漂う1. Tell Me What To Do、ラテン・テイストの疾走感溢れてファンキーな2. Los Conquistadores Chocolates、少し落ち着いて小粋に振る舞う(終盤には熱くなるが)3. Lost On 23rd Street、タイトなドラムが最高すぎる爽快ファンキーな4. Fantasy、前述のSTETSASONIC、THE 45KING等々、数多の曲でサンプリングされた鬼ファンキーなクラシック5. Shifting Gears、少し幽霊が出そうな雰囲気のイントロには苦笑するが、全体的には落ち着いた雰囲気の6. Can't We Smileと全曲最高です。ジャズ・ファンク好きなら聴いておくべきアルバムの一つですね。(2022/06/11)
J. SPENCER
/Blue Moon (1995)

サックス奏者のJ. SPENCERが95年にMOJAZZからリリースしたアルバム。R&B/HIPHOPフィーリング溢れるスムーズ・ジャズで、BGMフュージョンっぽさを感じさせないところも好印象。アダルトなムードの中、語る1. Blue Moonから惹きつけてくれ、少し寂しげなトラックに男声コーラスも雰囲気を引き立てる2. I Want U、ジャジー・ヒップホップトラックにオークランドのベテランMCのFATHER DOMと男声Vo.をフィーチャーした3. Bells、どことなくTONY TONI TONEっぽいスロウ・トラックに男声Vo.のSTOKLEYをフィーチャーした4. U Should Be Mine 、切ないスロウ5. Luv Me Tonite、ちょいファンキーなメロウ・グルーヴ8. If It Feels Good、THE STYLISTICSのカバー9. Hurry Up This Way Again、エモーショナルなトラックにセクシーな男声Vo.がイイ感じの13. Lord I Need YouがGOOD。深夜のミュージック・バーでお酒を飲みながら聴くのに似合いそうな音楽ですね。R&B好きにもオススメできるアルバムです。(10/06/29)
KELLEE PATTERSON
/Maiden Voyage (1973)

ジャズ・ファンク・フリーク、レア・グルーブ・フリークに人気のBLACK JAZZ RECORDSから73年にリリースされた女性ジャズ・シンガーKELLEE PATTERSONのアルバム。ハイトーンのエンジェル系ボイスが魅力的なシンガーですね。なんかのコンピで、このアルバムに収録の1.Magic Wand of Loveを聴いて、そのメロウな感覚に惚れこんで、アルバムを聴いてみたんだけど、HERBIE HANCOCKのカバー4.Maiden Voyage、ラテン・タッチの6.See You Later、落ち着いた7.You、ポップな8.Be All Your Ownあたりは確かに悪くはないが、正直パンチ不足だな。(2010/10/10)
KENWOOD DENNARD
/Just Advance(1992)

ドラマーのKENWOOD DENNARDが92年にリリースしたソロ・アルバム。ベースにMARCUS MILLER、ギターにHIRAM BULLOCK等が参加。全く知らないが、かなり有名なドラマーみたいですね。MARCUS絡みということで期待して聴いたが、正直、全然面白くない!1.Just Do It、4.Just Blues、9.Just Advanceはなんとか聴けたが、残りは… PRINCEのカバー10.Purple Rainなんてオリジナルの足元にも及ばないね。常々思っているが、テクニックと曲の面白さは関係ないよね。これを聴いてファンキーって感じる人は、もっと本物のファンクを聴き込んで欲しいですな。貰いものだから良かったが、お金を出して買っていたらブチギレていたかも。(09/12/15)
LEON THOMAS
/Blues and the Soulful Truth(1972)

PHAROAH SANDERSと活動を共にし、また独特のヨーデル唱法で知られるLEON THOMASが72年にFLYING DUTCHMANからリリースしたアルバム。ジャズ、ソウル、ファンク、ブルースを消化したサウンドにLEONの味のあるボーカルが絡む傑作!20数年前に偶然中古レコードを購入して以来の愛聴盤です。プロデュースはBOB THIELE、ベースにSTANLEY CLARKE、GORDON EDWARDS、ドラムにPRETTY PURDIE、AIRTO MOREIRA、ギターにCORNELL DUPREE、サックスにPEE WEE ELLIS等豪華な面々が参加。小気味良くファンキーな1.Let's Go Down to Lucyから惹きつけられ、ドラムンベース並に早いドラムに独特なベースラインのイントロから鬼ヤバいトラックにLEONの奇声もマッチした3.Gypsy Queenでノックアウト!続く4.Love Each Otherは一転して幸福感たっぷりでグルーヴィー!5.Shape Your Mind to Dieは中近東な雰囲気のトラックにLEONの不気味な雄叫びが映える。7.China Dollはゆったりとしたオリエンタルなトラックに心落ち着かせられる。レア・グルーヴ、フリー・ソウル好きならぜひとも聴いて欲しいアルバム!(09/04/11)
LONNIE LISTON SMITH
/Astral Traveling(1973)

名キーボード奏者"LONNIE LISTON SMITH"が73年にリリースしたアルバム。75年の傑作アルバム『Expansions』で衝撃を受けたのをきっかけにこのデビュー盤を聴いてみました。期待していたファンクは全くなく、そのほとんどがヒーリング・ミュージックのような感じで肩透かし… 嫌いじゃないが、好きでもない感じかな。Expansionsのようなファンクを期待しているならオススメできないですね。(09/12/13)
LONNIE LISTON SMITH & THE COSMIC ECHOES
/Cosmic Funk(1974)

名キーボード奏者"LONNIE LISTON SMITH"とそのグループが74年にFLYING DUTCHMANからリリースしたアルバム。まだFUNKというよりは、スピリチュアル・ジャズって感じでしょうか。全体的に落ち着いたトーンなんで、ファンクを期待していた自分にとっては少し拍子抜けだったけど、ターザンのような雄叫びが印象的なコズミックというよりジャングルって感じがする1. Cosmic Funk 、グルーヴィーなピアノがメインながら後ろでかすかに聴こえるドラムが鬼ファンキーな3. Beautiful Woman、落ち着いた感じのピアノにパーカッション、ホーンがマッチした4. Sais (Egypt)、エレピの音に身をゆだねるとリラックスできる癒し系の5. Peaceful Ones 、コルトレーンのカバーでエレピの空間の中でスピリチュアルなヴォーカルが響き渡る6. Naimaには満足。『Expansions』よりは面白くないが、聴いて損はないアルバムだと思います。(10/04/15)
LONNIE LISTON SMITH & THE COSMIC ECHOES
/Expansions(1975)

名キーボード奏者"LONNIE LISTON SMITH"とそのグループが75年にFLYING DUTCHMANからリリースしたアルバム。プロデュースは、BOB THIELEとLONNIE LISTON SMITH。ヒップホップ、レア・グルーヴ、フリーソウル等各シーンから絶賛されている傑作アルバム!このアルバムといえば何といっても、名曲A1.Expansionsに尽きます!疾走感溢れるビートに流れるようなキーボード等ほんと完璧な逸曲。ネタ云々以前に素晴らしすぎ!他にもイントロのドラムがネタのジャズ・ファンクB1.Voodoo Woman、これもよく使われる少し寂しげなB3.Shadowsもバッチリ。聴いておくべきアルバムの一つ。(08/02/22)
LONNIE LISTON SMITH & THE COSMIC ECHOES
/Visions Of A New World (1975)

名キーボード奏者"LONNIE LISTON SMITH"とそのグループが75年にFLYING DUTCHMANからリリースしたアルバム。ヒップホップ、レア・グルーヴ、フリーソウル等各シーンから引っ張りだこのLONNIE LISTON SMITHで、このアルバムも動と静というか、ファンキーとメロウの両極に分かれており、そのどれもが高水準。ベースが効いている鬼渋くてカッコイイ1.A Chance For Peace、ボサノヴァ風で心和ませる2.Love Beams、幻想的なエレピが耳を惹く3.Colors Of The Rainbow、ベースが兎にも角にも最高でサンプリング・ソースとしても頻繁に使われているファンキー・チューン4.Devika(Goddess)、心身ともにリラックスさせて、優しい気持ちにさせてくれる5.Sunset、高揚感のあるイントロ6.Visions Of A New World(Phase I)から続くラテン・フレイヴァ溢れる最強ジャズ・ファンク 7.Visions Of A New World(Phase II)、2.と同じように心和ませてくれる8.Summer Nightと全曲最高!『Expansions』と並んで大好きなアルバムですね。レア・グルーヴ、フリーソウル好きなら基本ともいえるアルバムだと思います。(2011/03/26)
LONNIE LISTON SMITH & THE COSMIC ECHOES
/Reflections Of A Golden Dream (1976)

名キーボード奏者"LONNIE LISTON SMITH"とそのグループが76年にFLYING DUTCHMANからリリースしたアルバム。前作『Visions Of A New World』の流れに沿った感じで、ファンキーとメロウの両極に分かれていて、なかなか聴かせてくれます。ジャズ・ファンクだけどディスコ対応の1.Get Down Everybody(It's Time For World Peace)、一転してリラックスモード全開の静けさ漂う2.Quiet Down、タイトルどおり瞑想にふけるのにピッタリな4.Meditations、ベースが効いたファンキー・ナンバー5.Peace And Love、深夜をイメージさせる深いメロウネス7.Goddess Of Love、心落ち着かせる9.Golden Dreamsがお気に入り。ファンキー系が少ないのが残念だったけど、この独特な雰囲気はやっぱ最高だね。(2011/05/19)
LONNIE SMITH
/Think ! (1968)

オルガン奏者のLONNIE SMITH(LONNIE LISTON SMITHとは別人です。念のため。)が68年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。参加メンバーは、LEE MORGAN(トランペット)、MELVIN SPARKS(ギター)等。とてもグルーヴィーな演奏を聴かせる好盤で、特にHUGH MASEKELAのカバーで、11分にも及ぶ極上のジャズ・ファンク1. Son Of Ice Bag、ラテン・フレイヴァのグルーヴィー・チューン2. The Call Of The Wild、ARETHA FRANKLINのカバーでソウルフルかつファンキーな3. Thinkがお気に入り。やっぱりオルガンって魅力的だな〜。こういったものはどんどん聴いていきたいね。(2013/07/06)
MAHAVISHNU ORCHESTRA
/The Inner Mounting Flame (1971)

MILES DAVISの『Bitches Brew』に参加して名を上げたギタリスト"JOHN McLAUGHLIN"率いるジャズ・ロック・グループMAHAVISHNU ORCHESTRAが71年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。メンバーは、以前紹介したブラス・ロック・グループDREAMSのメンバーだった超絶ドラマーのBILLY COBHAM、RICK LAIRD(ベース)、JAN HAMMER(キーボード)、JERRY GOODMAN(バイオリン)。変則テンポの曲が多く、また、かなり転調する曲も多いので聴きやすい類ではないが、このアバンギャルドな感じは、一旦ハマるとズブズブいっちゃいますね。怪しげで時に静かに、時に激しく燃える1. Meeting of the Spirits、2分30秒過ぎに転調してドラムがファンキーに唸り、フリーキーなバイオリンがすかさず呼応する2. Dawn、JOHN McLAUGHLINのギターが完全にハードロックしているBPM早めの3. Noonward Race、変拍子なのが聴き辛いが、かなりハードでカッコイイ5. Vital Transformation、静かに燃えるって感じのKOOL & THE GANG/North, East, South, Westのイントロにも似た7. You Know You Knowがお気に入り。毎日は聴きたくないけど、なにかフラストレーションが溜まった時に聴きたくなるアルバムだね。(10/02/12)
MAHAVISHNU ORCHESTRA
/Birds of Fire (1972)

名ギタリストJOHN McLAUGHLIN率いるジャズ・ロック・グループMAHAVISHNU ORCHESTRAが72年にリリースした2ndアルバム。グループの最高傑作と評価されているアルバムですが、自分みたいな演奏のド素人には1stより少し取っつき難い気がしました。ゆったりとした感じのイントロからファンキーなドラムが入るところがカッコイイ2. Miles Beyond、タイトなドラムにバイオリン、ギターそしてムーグが絡み合うスリリングでイカした3. Celestial Terrestrial Commuters、序盤の凄まじい高速ドラムに度肝を抜かされ、その後、テンポを落とし、ファンキーなベースがソロを取るあたりが最高にカッコイイ7. One Word(ベスト・トラック!)、カントリーやサザン・ロックを思わせるイントロから一転してヘビー・ファンクに変化するところにヤラれる9. Open Country Joy、不穏な雰囲気を漂わせる10. Resolutionがお気に入り。ブラック好きにはあまり受け入れられない気がするけど、7. One Wordあたりは聴いてみて欲しいな。(10/03/27)
MAHAVISHNU ORCHESTRA
/Between Nothingness & Eternity (1973)

名ギタリストJOHN McLAUGHLIN率いるジャズ・ロック・グループMAHAVISHNU ORCHESTRAが73年にリリースした3rdアルバム。全て新曲のライブ録音とのこと。このグループはスタジオ版でも相当長い曲ばかりなので、ライブ盤との違いはあまり分からないですね(苦笑) 3部構成(違いに気付かなかったが…)で、ジャズというよりはまさに高速ヘビーメタルって感じの1. Trilogy: Sunlit Path/La Mere de la Mer、ファンキーなドラムにノイジーなギターが絡む2. Sister Andrea、静かなギターのイントロから、5分頃に高速ドラムが飛び出して盛り上がり始め、8分頃からは完全なヘビーメタル/ハードロックと化する3. Dream。聴きやすい類の音楽ではないけど、慣れてくるとアドレナリンがでてくるというか、興奮してくるね。ヘビーメタルやハードロック好きが気にいるのも分かる気がしてきた。(10/06/06)
MAHAVISHNU ORCHESTRA
/Apocalypse (1974)

名ギタリストJOHN McLAUGHLIN率いるジャズ・ロック・グループMAHAVISHNU ORCHESTRAが73年にリリースした4thアルバム。メンバーが総入れ替えしており、ドラムには、後に名R&BプロデューサーになるNARADA MICHAEL WALDEN、バイオリンにはJEAN-LUC PONTYが参加。LONDON SYMPHONY ORCHESTRAとの共演が大きな話題になったみたいですが、正直、それほど噛み合っているかと言ったら、かなり微妙な感じかな。2.Vision Is A Naked Swordの7分過ぎから12分頃までの疾走感溢れる展開や3.Smile Of The Beyondの4分過ぎから6分頃までの勢いのある感じや5.Hymn To Himの10分過ぎから13分頃のスイングしているファンキーな感じは好きなんだけど、全体的にオーケストラがウザい… MAHAVISHNUの中では一番面白くないアルバムだね。(2010/08/22)
MAHAVISHNU ORCHESTRA
/Visions of the Emerald Beyond (1975)

名ギタリストJOHN McLAUGHLIN率いるジャズ・ロック・グループMAHAVISHNU ORCHESTRAが75年にリリースした5thアルバム。メンバーは、前作から引き続きNARADA MICHAEL WALDEN(ドラム)、JEAN-LUC PONTY(バイオリン)、RALPH ARMSTRONG(ベース)が参加。ギターと同じくらいにバイオリンが前面に出てきているのが印象的だね。もろハード・ロックなギターがイカす1. Eternity's Breath Part 1、変拍子ながら勢いのあるドラマチックな展開の2. Eternity's Breath Part 2、変拍子なのが残念だけど、ホーンもバッチリはまった粘着性のあるファンク4. Can't Stand Your Funk、これもモロにファンクだけどバイオリンで独自のカラーをだした7. Cosmic Strut、疾走感溢れるハードなナンバー9. Be Happyあたりが好きかな。全体的にはイマイチだけどファンキーなものもあったんでまあまあ満足できたかな。(2010/10/07)
MAHAVISHNU ORCHESTRA
/JOHN McLAUGHLIN
/Inner Worlds(1976)

MILES DAVISの『Bitches Brew』に参加して名を上げたギタリスト"JOHN McLAUGHLIN"率いるMAHAVISHNU ORCHESTRAが76年にリリースしたアルバム。若かりし頃のNARADA MICHAEL WALDENもドラマーで参加。独特の世界観を持つJOHN McLAUGHLINなんで、聴く人を限定させると思いますが、何十年も先を行った刺激的な音を堪能できます。ベスト・トラックは、ULTIMATE BREAKS&BEATSにも収録された鬼ファンキーな8.Planetary Citizen。2分しかない曲ですが、マジでカッコ良すぎ!他にはNARADAの超絶ドラミングが冴えるアップテンポのスピリチュアル系ナンバー1.All In The Family、少し複雑だが、UKのクリエイターが作りそうな2.Miles Out、全体的にロック・テイストだが中盤はファンキーに転調する6.The Way Of The Pilgrim、パーカッションに寂しげなメロディがマッチした9.Lotus Feet、言葉に表すことのできない混沌とした世界が広がる10.Inner Worlds Part1&2がお気に入り。万人にはオススメできないが、Planetary Citizenだけでもぜひ聴いてもらいたい。(09/04/25)
MARCUS MILLER
/Suddenly(1983)

名ベーシストのMARCUS MILLERが83年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、MARCUS自身とRAY BARDANI等で、参加ミュージシャンは、HARVEY MASON(ドラム)、YOGI HORTON(ドラム)、RALPH McDONALD(パーカッション)、DAVID SANBORN(サックス)、LUTHER VANDROSS(ボーカル)等。もろにR&B/ディスコ/ファンクな内容で、ブラック好きならバッチリなんですが、頭の固いジャズ/フュージョン・ファンにはかなり評判の悪いアルバムですね。(もっと色んな音楽聴いたらこの良さも分かるのにね。) シングルにもなったキレのいいノリノリなダンス・ナンバー1.Lovin' youと都会的なセンスが炸裂したメロウ・グルーヴ3.Suddenlyの2曲がベスト!このノリにはヤラれるね〜。夜が似合うメロウ・ミディアム2.Much too much、どことなくPRINCEっぽいアップテンポのファンク・ナンバー5.Only reason I live、エレクトロ・テイストのファンク7.Let me show you、他曲と比べてインパクトに欠けるがなかなかノリの良い8.Be my loveもお気に入り。ダンクラ好きにオススメしたいアルバムですね。(10/03/20)
MARCUS MILLER
/Same (1984)

名ベーシストのMARCUS MILLERが1984年にリリースした2ndアルバム。ほとんどの楽器を一人で演奏とのことで、前作に引き続き、このアルバムのサウンドはR&B、ファンク路線。エレクトロなファンク・ナンバー1. Unforgettable、エモーショナルなスロウ2. Is There Anything I Can Do、DAVID SANBORNも参加したMARCUSのベースが効いた小気味良いインスト・ファンク・チューン4. Juice、自然に腰が動くメロウ・ダンサー5. I Could Give You More、DAVID SANBORN参加の優しげな雰囲気のメロウ・ナンバー6. Perfect Guy、若さ弾けるエレクトロ・ダンス・チューン7. My Best Friend's Girlfriend、しっとりとしたメロウ・ミディアム8. Nadineがお気に入り。(2022/12/10)
MARCUS MILLER
/Sun Don't Lie (1993)

名ベーシストのMARCUS MILLERが93年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンは、ドラムにPOOGIE BELL、OMAR HAKIM、LENNY WHITE、TONY WILLIAMS、パーカッションにPAULINHO DA COSTA、ギターにHIRAM BULLOCK、VERNON REID、トランペットにMILES DAVIS、サックスにDAVID SANBORN、WAYNE SHORTER、ピアノにJOE SAMPLEと超豪華な面々。郷愁感があってファンキーな1. Panther、MILES DAVISのトランペットもナイスなハード&ファンキーな3. Rampage、ヒップホップ寄りの5. Scoop、ハードな中にもメロディアスな7. Funny (All She Needs Is Love)、アップテンポで元気が出る10. Jujuがお気に入り。(2019/09/26)
MARCUS MILLER
/Tales(1995)

名ベーシストのMARCUS MILLERが95年にリリースしたアルバム。MARCUSのアルバムの中でもかなりHIPHOP寄りのアルバムで、ラップが入っていたらNYのHIPHOPと勘違いするくらい。ベスト・トラックは、EARTH, WIND&FIREのクラシックBrazilian Rhymeのカバーの10.。LALAH HATHAWAYのボーカルもGOOD!他にもファンキーな1.Bluesと3.Eric、ジャジーでメロウな5.Rush Over、スペーシーな11.Forevermore、BEATLES/Come Togetherのカバーだが、かなりファンキーにアレンジしている14.がお気に入り。HIPHOP好きにもすんなり受け入れられるアルバムだと思います。(09/07/12)
MARCUS MILLER
/M2(2001)

名ベーシストのMARCUS MILLERが01年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MARCUS自身。フュージョン、MARCUSファンには大絶賛されているみたいだけど、渋めのファンキー・ナンバー1. Power、小気味よいファンキー・チューン4. Nikki's Groove、TALKING HEADSのカバー7. Burning Down The House(これが一番良かった)、ドラムンベースっぽい雰囲気の9. Cousin John、癖のあるドラムが耳を惹く14.Paradisoあたりは好きだが、個人的には、95年の『Tales』の方がはるかに面白い。フュージョン・ファンとブラック好きの感覚はやっぱ違うのかな。うーん、正直、期待はずれな印象は拭えません。(09/11/07)
MASEKELA
/I Am Not Afraid(1974)
南アフリカのトランペッター"HUGH MASEKELA"が74年にBLUE THUMB RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースはCRUSADERS等をプロデュースしているSTEWART LEVINE。そのCRUSADERSからJOE SAMPLEとSTIX HOOPERもクレジットこそないが、音を聴く限り参加していると思います。以前にレビューしたLEON THOMASと同様、偶然、中古レコード屋で購入して以来愛聴しているアルバムで、特にA面の4曲がCRUSADERSにアフリカの要素をプラスした感じでほんと最高です。
A1.Night In Tunisia
DIZZY GILLESPIEのカバーで、リズムとベースラインがイカしたアフロ・ジャズ・ファンク。
A2.Been Such A Long Time Gone
郷愁感あるトラックに(おそらく)MASEKELA自身がボーカルも披露。
A3.In The Marketplace
優しげなエレピがとにかく最高な心温まる好曲。
A4.Jungle Jim
MASEKELAのトランペットのソロも最高で、アフリカの夕暮れって感じがしますね。昔、この曲のイントロをネタにしてトラックを作ったほど思い入れがある曲ですね。このアルバムのベスト・トラック!
B面は、アフリカ色濃過ぎであまり好みではなかったですね。
残念ながらCD化されてないんですよねこのアルバム・・・ ぜひともCD化して欲しいものです。(09/05/08)
MAYNARD FERGUSON
/Conquistador (1977)

カナダ出身のジャズ・トランペット奏者MAYNARD FERGUSONが1977年にリリースしたアルバム。ERIC GALE(ギター)、WILL LEE(ベース)、RALPH MACDONALD(パーカッション)、コーラスにPATTI AUSTINやGWEN GUTHRIEも参加。ヒップホップ好きにも人気のあるアルバムですね。BILL CONTIによる映画『ロッキー』のテーマ曲Gonna Fly Now (Theme From Rocky)のカバーで、原曲に負けず劣らずエキサイティングな1. Gonna Fly Now (Theme from "Rocky")、CA$H MONEY CLICK/4 My Click、THA ALKAHOLIKS/Coast II Coast、SHOWBIZ & A.G./Next Level (Nytime Remix)、DA BRAT/Make It Happen、WALKIN' LARGE/Interaction、LORD FINESSE AND O.C./Ya Better Recognizeでネタ使いされた大人のムードで、GEORGE BENSONのソロ・ギターにもとろけるメロウ・ジャズ2. Mister Mellow、スタートレックのテーマ曲のカバーで、懐かしい人気番組「アメリカ横断ウルトラ・クイズ」のテーマ曲にも使われた3. Theme from Star Trek、GODFATHER DON/Insaneに使われた壮大なイントロの後に始まるファンキーなドラムブレイクも最高なジャズ・ファンク4. Conquistador、BOB JAMESのピアノも心地良いフュージョン・タッチのジャズ・ファンク5. Soar Like an Eagle、疾走感溢れるリズムに、ワウ・ギター、勢いのあるホーンセクションがファンキーな6. The Flyと全曲聴けますね!(2024/08/17)
MILES DAVIS
/In A Silent Way(1969)

JAZZの帝王MILES DAVISが69年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンは、WAYNE SHOTER(サックス)、CHICK COREA(エレピ)、HERBIE HANCOCK(エレピ)、JOHN McLAUGHLIN(ギター)、DAVE HOLLAND(ベース)、TONY WILLIAMS(ドラム)等。自分はJAZZの門外漢で語れるような知識はなにもないが、2.In A Silent Wayの心地良さといったら!静かなる夜明けと表現したらいいでしょうか。嫌な事があったときはいつもこれ聴いてリラックスしてます。1.Shhh/PeacefulのグルーヴィーなプレイもGOOD。ず〜っと聴き続けるであろう、アルバムの一つ。(07/01/20)
MILES DAVIS
/Bitches Brew(1970)

MILES DAVISが70年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンは、WAYNE SHOTER(サックス)、BENNIE MAUPIN(クラリネット)、CHICK COREA(エレピ)、LARRY YOUNG(エレピ)、JOHN McLAUGHLIN(ギター)、DAVE HOLLAND(ベース)、LENNY WILLIAMS(ドラム)等。リリース当時ジャズシーンに衝撃を与えたアルバムとのこと。ほとんどの曲が10分以上ということもあって正直なところ聴き辛いですが、ところどころファンキーな部分があってなかなか楽しめました。お気に入りは、BLACK MOONやCHI-ALI等がそのベースラインを使ったBitches Brew、勢いがあってファンキーなSpanish Key、小気味よいビートに渋いベースが耳を惹くMiles Runs The Voodoo Down。熱心なジャズ好きじゃないので、名盤と言うつもりは全くないですが、ファンク好きなら聴いてみる価値はあるでしょう。(09/12/30)
MILES DAVIS
/Live-Evil (1971)

MILES DAVISが71年にリリースしたアルバム。参加メンバーは、サックスにGARY BARTZ、WAYNE SHORTERピアノにKEITH JARRETT、JOE ZAWINUL、HERBIE HANCOCK、CHICK COREA、ギターにJOHN McLAUGHLIN、ベースにRON CARTER、MICHAEL HENDERSON、ドラムにBILLY COBHAM、パーカッションにAIRTO MOREIA等。ライブとスタジオ録音の両方を収録しています。鬼ファンキーな出だしから、打って変わって穏やかな曲調に変わる1. Sivad、不穏な雰囲気を漂わせる3. Medley: Gemini/Double Image、疾走感溢れるファンキーな4. What I Say、MILESのトランペットも一段とフリーキーに聴こえるファンキーの洪水のような前半が超ヤバい2. Funky Tonk、まさに完璧なファンクと断言できる3. Inamorata and Narration by Conrad Robertsがお気に入り。ファンク好きなら聴いておくことをオススメします。(10/05/16)
MILES DAVIS
/A Tribute to Jack Johnson(1971)

偉大な黒人ボクサーJACK JOHNSONの生涯を描いたドキュメンタリー映画のサントラとして71年にリリースされたアルバム。参加メンバーは、HERBIE HANCOCK(オルガン)、JOHN McLAUGHLIN(ギター)、MICHAEL HENDERSON(ベース)、BILLY COBHAM(ドラム)等豪華な面々。MILESの中で最もロックしているアルバムと評されていますね。収録曲は、適度にスイングしたビートにMILESのトランペット、JOHN McLAUGHLINのギターが唸る1. Right Off、1.よりはファンク寄りで、ジワジワとファンキーに変化していく2. Yesternowの2曲のみ。(どれも25分以上の大作で、聴くのに多少気合が要りますが…) 70年代のファンク好きなら聴いて損のないアルバムだと思います。(10/01/30)
MILES DAVIS
/On The Corner (1972)

JAZZの帝王MILES DAVISが72年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンは、BILL EVANS(サックス)、CHICK COREA(エレピ)、HERBIE HANCOCK(エレピ)、JOHN McLAUGHLIN(ギター)等。SLYやJB等に触発されたMILES流ファンクの傑作!洪水のごとき押し寄せるファンクなリズムにジャズっていうとビッグバンド的なものしか知らなかった当時、「これがジャズなのか!? 全くのファンクじゃん!」ってかなり面喰った思い出がありますね〜。ジャズへの認識を変えてくれたアルバムで、出会えて良かったと思えるアルバム。(2011/07/07)
MILES DAVIS
/The Man With the Horn(1981)

MILES DAVISが81年にリリースしたアルバム。プロデュースは、TEO MACERO。MARCUS MILLERが初めてメンバーとして加わっているとのこと。80年代くらいになると曲も短くなりかなり聴きやすくなってますね。ロック調のイントロから一転して渋くてファンキーになる2.Back Seat Betty、頭の固いジャズ・ファンから不人気のファンキーでノリノリな3.Shout、8分にも及ぶファンキーな4.Aida、これも不人気なRANDY HALLがボーカルをとる寂しげなスロウ5.Man With the Hornがお気に入り。個人的にはこのくらいの方が聴きやすくていいんだけどね。ファンク/R&B好きにオススメできるMILESのアルバムです。(09/09/13)
MILES DAVIS
/We Want Miles (1982)

JAZZの帝王MILES DAVISが82年にリリースしたライブ・アルバム。参加ミュージシャンは、MARCUS MILLER(ベース)、BILL EVANS(サックス)、AL FOSTER(ドラム)等。『Live-Evil』のライブとは比べ物にはならないけど、ベースが効いたスリリングな2.Back Seat Betty、攻撃的なファンキー・チューン3.Fast Trackはなかなか惹きつけられましたね。(2011/04/18)
MILES DAVIS
/Star People (1983)

JAZZの帝王MILES DAVISが83年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンは、MARCUS MILLER(ベース)、BILL EVANS(サックス)、AL FOSTER(ドラム)等。ベースが効いたアップテンポでファンキーな1.Come Get It、ハードなギターが耳を惹く3.Speak、ファニーなトランペットが印象的なファンキー・チューン5.U 'N' Iは気に入りましたが、トータルでは可もなく不可もなくといったところでしょうか。(2012/05/16)
MILES DAVIS
/Doo-Bop (1992)

MILES DAVISの遺作となった92年のアルバム。プロデュースは、当時RAPPIN IS FUNDAMENTALのメンバーとして活躍していたEASY MO BEE。純粋なジャズ・ファンには毛嫌いされているみたいだけど、こういうアルバムが普段ジャズを聴かないリスナーを取り込むきっかけになるんだけどね。(自分もそうでした) CHOCOLATE MILK/Running Awayネタの幻想的なエレピが印象的な1.Mystery、KOOL&THE GANG/Summer Madness使いの郷愁感溢れる2.The Doo-Bop Song、YOUNG-HOLT UNLIMITED/Bumpin' On Young Streetネタの活きの良いファンキー・ナンバー3.Chocolate Tip、DONALD BYRD/Street Lady使いのタイトルどおり疾走感溢れる4.High Speed Chase、MAJOR LANCE/Love Painsネタのジャジー・メロウ・グルーヴ7.Fantasy、GENE AMMONS/Jungle Strut使いのグルーヴィーな8.Duke Bootyが特にお気に入り。ヒップホップ世代とジャズを結びつけた重要なアルバムだと思うな。(2012/07/28)
NINA SIMONE
/Here Comes the Sun(1971)

アメリカのジャズ・シンガーNINA SIMONEが71年にリリースしたアルバム。GEORGE HARRISON、BOB DYLAN、PAUL ANKA等の有名曲をカバーしているんですが、R&B/FUNK好きならやはりFIVE STAIRSTEPSの名曲O-o-h Childのカバーに決まりですよね〜。パーカッションが効いたご機嫌なトラックにゴスペルタッチのコーラスで雰囲気を盛り上げてくれます。正直、これ以外は全く面白くなく、1曲も聴けませんでしたが… できれば、O-o-h Childみたいなグルーヴィーな曲をもう少し収録して欲しかったですね。(10/04/04)
NORMAN CONNORS
/Passion (1988)

ジャズ・ドラマーとして活躍し、R&Bでの仕事も定評のあるNORMAN CONNORSが88年にリリースしたアルバム。一部フュージョンもあるが、ほぼR&Bといってもいい内容で、そのツボを押さえたサウンドは流石ですね。都会のアダルトなメロウ・サウンドに「ええ声」の男性ボーカルが熱く歌う1. I Am Your Melody、軽快なトラックに可憐な女性シンガーが歌う2. You're My One And Only Love、最高にダンサブルなトラックに女性シンガーをフィーチャーした4. Private Stock、哀愁溢れるフュージョン5. Passion、MINNIE RIPERTONのカバー6. Lovin' You、爽快なダンス・ナンバー7. Shabba、エレクトロっぽさも感じる10. Obsessionと好曲たっぷり。(2015/01/30)
O'DONEL LEVY
/Breeding Of Mind (1972)

アメリカのジャズ・ギタリストO'DONEL LEVYが1972年にGROOVE MERCHANTからリリースしたアルバム。有名曲のカバーが多く、少しイージーリスニングっぽい感じもしますが、適度にファンキーで良いですね。CARPENTERSのカバーでグルーヴィーだけど優し気な1. We've Only Just Begun、CAROL KINGのカバーでメロウかつグルーヴィーな2. It's Too Late、ボサノヴァ・テイストのそよ風のような4. Cherries、THE DRIFTERSのカバーでカッコ良すぎるジャズ・ファンクに仕立てた5. On Broadway、疾走感あふれるジャズ・ファンク6. Ideal、JACKSON 5のカバーで少し重ためなファンク調にアレンジした7. Never Can Say Goodbye、AL GREENのカバーで心躍らせる8. Let's Stay Togetherがお気に入り。(2022/10/22)
O'DONEL LEVY
/Dawn of a New Day (1973)

アメリカのジャズ・ギタリストO'DONEL LEVYが1973年にGROOVE MERCHANTからリリースしたアルバム。PETE ROCKがサンプリングしたことで有名なアルバムですね。オリジナルのファンキーな1.Dawn of a New Day、LEON WARE作でJACKSON5でも有名な曲のカバーでソウルフルでファンキーに仕上げた3.I Wanna Be Where You Are、DONNY HATHAWAY & ROBERTA FLACKのカバーで小気味良い4.Where Is the Love、STYLISTICSのカバーでファンキーにアレンジした5.People Make the World Go Round、HERBIE HANCOCKの代表曲のカバー6.Maiden Voyage、STEVIE WONDERのカバー7.Super Woman、ソフトロックのBREADのカバーで優しいタッチの8.I Want To Make It With You、WES MONTGOMERYのカバーで軽快な9.Goin’ To Detroitとほぼ全曲ナイス!(2020/05/30)
ORNETTE COLEMAN
/Dancing in Your Head(1976)

フリージャズを代表するサックス奏者ORNETTE COLEMANが76年にリリースしたアルバム。何やらフリーファンク(なんじゃそりゃ?)を代表するアルバムということで、聴いてみました。民族音楽的な3曲目は到底無理だが、1.Theme from a Symphony [Variation One]と2.Theme from a Symphony [Variation Two]はなかなかファンキーですね。でも、どこかスッキリこない演奏だなあ。特にドラムがズンドコしすぎで、バックの演奏と全く合ってないと思うんだけどね。正直ファンクの視点から聴くとギリギリ聴けるレベル。これより聴くべきアルバムはごまんとあるので、興味のある方だけどうぞ。(09/09/19)
PATRICE RUSHEN
/Patrice (1978)

女性キーボーディストPATRICE RUSHENが1978年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、CHARLES MIMS、REGGIE ANDREWS、PATRICE RUSHEN、演奏にはAL McKAY(ギター)、PAUL JACKSON JR.(ギター)、FREDDIE WASHINGTON(ベース)、JAMES GADSON(ドラム)、PAULINHO DA COSTA(パーカッション)、BILL SUMMERS(パーカッション)、JERRY HEY(トランペット)等の超一流が参加。後のダンス・ナンバーのイメージが強いけど、これはジャズ/フュージョンからファンキーと多彩な内容で、邦題「妖精のささやき」に負けてないね。和みムードの2. When I Found You、アコースティックで優しげな陽だまりメロウ4. Wishful Thinking、明るくリズミカルで心ウキウキさせる5. Let's Sing a Song of Love、THE BOOGIE BOYS/Run Itにも使われた自然と腰が動くファンク・チューン6. Hang It Up、ボサノバっぽい雰囲気の心落ち着かせる7. Cha Cha、ワウギターも効いたファンキー・チューン8. It's Just a Natural Thing、HIEROGLYPHICS/You Never Knewで声ネタ使いされた寂しげな9. Didn't You Know、疾走感あふれるファンキー・ナンバー10. Play!がお気に入り。(2023/03/25)
PATRICE RUSHEN
/Pizzazz (1979)

女性キーボーディストPATRICE RUSHENが1979年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、REGGIE ANDREWS、参加ミュージシャンは、ギターにPAUL JACKSON Jr.、AL MCKAY、WAH WAH WATSON、ベースにFREDDIE WASHINGTON、ドラムにLEON "NDUGU" CHANCLER、JAMES GADSON、パーカッションにBILL SUMMERS、バッキングボーカルにSYREETA WRIGHT、D. J. ROGERSなどなど錚々たる面子。BPM早めの少しポップながら若さ弾けるダンス・ナンバー1. Let The Music Take Me、これもBPM早めの心ウキウキするダンス・チューン2. Keepin' Faith In Love、THE NONCE/Keep It On、ANOTHA LEVEL/What's That Cha Say、RUTHLESS JUVENILES/All About Them Dollars、JOYA/Gettin' Off on You、MACKADELICS/Between the Sheets、SHYHEIM/Shaolin Style等、多くのアーティストがサンプリングした浮遊感があり、しっとりと大人の雰囲気のキーボードのメロディのとろけるスロウ3. Settle For My Love、ズシっと重たいビートとワウギターが効いたミディアム・ファンク4. Message In The Music、ZHANE/Groove Thangで使われた爽快かつメロウなディスコ・ファンク5. Haven't You Heard、DE LA SOUL/Millie Pulled a Pistol on Santa (Full Mix)、GRAVEDIGGAZ/Mommy, What's a Gravedigga?、THE COUP/360 Degrees、INI KAMOZE/Love Em Doe ?、HEAVY D/Waterbed Hev、PIMP C/I'sa PlayaでサンプリングされたD.J. ROGERSとのデュエットで郷愁感溢れるギターが最高なミディアム6. Givin' It Up Is Givin' Up、自然に腰が動き出すダンス・ナンバー7. Call On Meがお気に入り。(2023/08/19)
PATRICE RUSHEN
/Posh(1980)

女性キーボーディストPATRICE RUSHENが1980年の本日11月11日にリリースした6thアルバムをご紹介。プロデュースは、CHARLES MIMS JR.、参加ミュージシャンは、ピアノ/シンセサイザーにCHARLES MIMS JR.、ギターにPAUL JACKSON JR.、DAVID T. WALKER、ベースにFREDDIE WASHINGTON、ドラムにLEON "NDUGU" CHANCLER、JAMES GADSONの超一流どころが参加。SWV/On Tonightで使われたご機嫌なダンス・クラシック1. Never Gonna Give You Up (Won't Let You Be)、アダルトな雰囲気のファンク感溢れるナンバー2. Don't Blame Me、明るいホーンセクションも最高なウキウキするナンバー3. Look Up!、一転して、しっとりと大人の雰囲気を醸し出すミディアム4. I Need Your Love、3.と同系統のウキウキ・ノリノリな5. Time Will Tell、KING TEE/Squeeze Yo Ballzで使われた、ドラマの別れのシーンのようなイントロから、しっとり系スロウになる6. The Dream、ベースとギターがカッコ良すぎるファンク・チューン7. The Funk Won't Let You Down、O.C./Burn Me Slow、ROYAL FLUSH/I Been Getting So Much $、NAS/These Are Our Heroesでサンプリングされた、少し寂しげなスロウ8. This Is All I Really Knowがお気に入り。充実したアルバムなので、要チェックです!(2023/11/11)
PATRICE RUSHEN
/Now(1984)
R&Bコーナーでどうぞ。
PLEASURE
/Dust Yourself Off (1975)

CRUSADERSのWAYNE HENDERSONのバックアップを受けてデビューしたフュージョン/R&Bバンド"PLEASURE"が75年にリリースしたデビュー・アルバム。HIPHOPシーン、レア・グルーヴ・シーンでも抜群の人気を誇るグループですね。JAZZというよりフュージョン、フュージョンというより、ほとんどの曲でボーカルが入っているんでR&B/FUNKって感じかな。ホーンセクションとベースがイカすインスト・ファンク・ナンバー1. Dust Yourself Off、ノリの良いファンキー・チューン2. Reality、涼しげなメロウ・グルーヴ3. My Love、ファンク度数アップした4. Midnight At The Oasis、クールなファンキー・チューン5. Music Is My Life、疾走感溢れるファンク・ナンバー6. Plastic People、サンプリング・ソースとして有名で、このドラム・ブレイクのカッコ良さには心底惚れ惚れする7. Bouncy Lady、疾走感溢れ、アルバム中もっともジャズ・ファンクぽさを感じる9. Straight Aheadがお気に入り。ファンク、レアグルーヴ好きなら絶対に聴くべき。(2010/07/25)
PLEASURE
/Accept No Substitutes (1976)

R&B/FUSIONバンドのPLEASUREが76年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、CRUSADERSのWAYNE HENDERSON。R&B/FUNK寄りの好盤で、特にHIPHOPの元ネタとして重宝されているノリノリな1.Let's Dance、クールなジャズ・ファンク2.I'm Mad、ジャズ・ファンクの3.Pleasure For Your Pleasure、疾走感溢れるファンキーな4.We Have So Much、クール&ジャジーなインスト6.Ghettos Of The Mind、ジャジーで切ないスロウ7.The Love Of My Lifeがお気に入り。1stと同様に聴きやすくて大好きなアルバムです。(2011/01/22)
PLEASURE
/Future Now(1979)
HIPHOPシーン、レア・グルーヴ・シーンでも人気のフュージョン/R&Bバンド"PLEASURE"が79年にリリースしたアルバム。プロデュースは、PLEASUREとPHIL KAFFEL、トランペットにSEAWINDのJERRY HEY、キーボードにJEFF LORBERも参加。メロウ・クラシックのB3.Thoughts Of Old Flamesで有名なアルバムですが、それだけに終わらず、郷愁感溢れるトラックにギター・ソロもきまったA2.Future Now、イントロのギターがネタ使いされる軽快ファンキーなA4.Space Is The Place、イントロのさわやかなギターでメロメロになるメロウ・グルーヴA5.Strong Love、ライトなファンク・ナンバーB1.The Real Thing、シンセが効いたファンクB2.Nothin' To It、マイアミのMC PLAYERがネタ使いしたベースがイカしたファンク・クラシックのB4.Glideと聴き応えバッチリ。なんでCD化されないのが不思議なくらい充実した内容。ネタ好き、ダンクラ好きなら要チェックのアルバムです!(09/06/28)
PRESSURE
Featuring RONNIE LAWS(1979)

サックス奏者RONNIE LAWSのバックを担当していたグループ"PRESSURE"が79年にリリースしたアルバム。プロデュースは、RONNIE LAWS。男女ボーカルがいるので、フュージョンというより、R&B、AORに近い感じです。ファンキーな1.That's The Thing To Do、フリー・ソウル・テイストの爽やかな2.Hold On、キーボードが心地良すぎなメロウ・グルーヴ4.Can You Feel It、夜のムード漂う6.Peaceful Stream、小気味良いファンキー・ナンバー7.Stay Togetherがお気に入り。決して傑作ではないが、Hold OnとCan You Feel Itは聴く価値十分です。(09/04/15)
QUINCY JONES
/Smackwater Jack (1971)

QUINCY JONESが71年にリリースしたオリジナル・サウンド・トラック。参加ミュージシャンは、GRADY TATE(ドラム)、ERIC GAYLE(ギター)、FREDDIE HUBBARD(ホーン)、HUBERT LAWS(フルート)等。ニューソウル風のファンキー・チューン2.Cast Your Fate To The Wind、サスペンス映画のワンシーンのようなファンク3.Ironside、MARVIN GAYE/What's Going On?のカバーでファンキーにアレンジした4.What's Going On?(後半のジャズ・アレンジは全然面白くないけど…)、ABOVE THE LAW/Livin' Like HustlersのネタでBILL COSBYの適当な合いの手も最高なファンキー・チューン7.Hikky-Burr、2:40過ぎから3:40までのブルージー&ファンキーと4:30までのギターが爆発するファンキーな展開が最高な8.Guitar Blues Odyssey:From Roots To FruitsがGOOD。QUINCY流ジャズ・ファンクを味わえる好盤ですね。(2012/01/13)
QUINCY JONES
/Body Heat (1974)

名プロデューサーのQUINCY JONESが74年にリリースしたアルバム。プロデュースは、QUINCY自身で、参加メンバーは、キーボードにHerbie Hancock、 Bob James、Dave Grusin、Richard Tee、ギターにEric Gale、ボーカルにLeon Ware等と豪華な面々。今まで以上にR&B/FUNK度数を高くした内容で、全米で大ヒットしたみたいですね。なかなかの好盤で、LEON WAREがボーカルを取ったネタとしても使われるレイドバック・メロウ1. Body Heat、ハーモニカが耳を惹くファンキー・チューン2. Soul Saga (Song of the Buffalo Soldier)、タイトなドラムがカッコいいファンク4. Boogie Joe, the Grinder、じわじわと熱くなる渋すぎるファンキー・チューン5. One Track Mind 、LEON WAREがボーカルを取る、少し落ち着いた感じから盛り上がっていくような展開が印象的な9. Everything Must Changeがお気に入り。言われているほど魅力的なアルバムとは思えないけど、R&B/FUNK好きなら聴いて損はないアルバムだと思います。(10/05/29)
RAMSEY LEWIS
/Sun Goddess (1974)

ジャズ・ピアニストのRAMSEY LEWISが74年にリリースしたアルバム。プロデュースは、RAMSEY LEWISのグループで下積みもしていたE,W&FのMAURICE WHITE。サマー・アンセムとなっているメロウ・ジャズ・ファンクのクラシック1.Sun Goddessがあまりにも有名ですね。このイントロの涼しげなカッティング・ギターはほんと最高の一言!これだけでひと夏は過ごせそうです。他にはSTEVIE WONDERのカバー2. Living For The City、イントロのブレイク・ビーツもカッコイイ、なぜかラジオの「JALジェットストリーム」を思い出させる3. Love Song、妙なボーカルも雰囲気にマッチしたアフロ・ファンク4. Jungle Strut、泥臭くてファンキーな5. Hot Dawgit、イントロの一度聴いたら忘れないフレーズ(なんの楽器?)で耳を鷲掴みにするジャズ・ファンク6. TamburaもGOOD。ジャズ・ファンク好きなら聴いておくべき基本盤でしょう。(2012/04/06)
RAMSEY LEWIS
/Salongo (1976)

ジャズ・ピアニストのRAMSEY LEWISが1976年にリリースしたアルバム。プロデュースは、RAMSEY LEWISのグループで下積みもしていたE,W&FのMAURICE WHITEとMINNIE RIPERTONのプロデューサーで知られるCHARLES STEPNEY。アフリカとブラジルを融合した、まさにフュージョン・ミュージック。疾走感溢れてスリリングなアフロ・ファンク1. Slick、イントロにブレイクビーツもある小気味良いファンキー・チューン2. Aufu Oodu、エレピも心地良く、ドライブ感もあるファンキー・ナンバー4. Salongo、アース流の腰がすわったグルーヴを聴かせる5. Brazilica、ギターが印象的な渋くてファンキーな7. Seventh Foldと好曲多し。オススメできるアルバム。(2020/03/14)
RAMSEY LEWIS/Routes(1980)

"Sun Goddess"でグラミー賞を受賞したベテラン・ジャズ・ピアニスト"RAMSEY LEWIS"が80年にリリースしたアルバム。プロデュースは、E,W&FのLARRY DUNNとニューオーリンズの重鎮ALLEN TOUSAINT。E,W&Fテイスト溢れるライトなフュージョン・アルバムで、特にノリノリな2.High Point、ラテン・テイストのミディアム・ナンバー3.Tondelayo、タイトルどおりカリブをイメージさせるノリノリな4.Caribbean Blue、ALLEN TOUSAINTらしいアーシーでファンキーな5.Looking Glass、ベースが強力なダンス・ナンバー7.Colors In Space、これもALLEN TOUSAINT制作でフロア向きのファンキーな10.Hell On Wheelsがお気に入り。オススメできるアルバムです。(09/08/02)
REUBEN WILSON
/The Sweet Life(1972)

80年代のレア・グルーヴ・シーンで『Got to Get Your Own』が再評価されたオルガン奏者のREUBEN WILSONがGROOVE MERCHANTから72年にリリースしたアルバム。このアルバムもSOUL/R&Bの人気曲をカバーしており、ジャズ・ファンク/レア・グルーヴ好きならニヤリとさせてくれます。MARVIN GAYEのInner City Bluesのグルーヴ感溢れるカバーA1.Inner City Blues、ドラムが弱すぎるのがマイナスだが、十分ファンキーなA2.Cream Puff、THE STAPLE SINGERSの名曲I'll Take You ThereのナイスなカバーB1.I'll Take You There、ドラムが滅茶苦茶カッコイイご機嫌なファンキー・チューンB2.The Sweet Life、JACKSON 5のカバーB3.Never Can Say Goodbyeとほとんど全曲イケます。やっぱオルガンって音色が最高だよなー、って改めて思わせる好盤。ジャズ・ファンク/レア・グルーヴ好きはチェック!(10/03/10)
RICHARD GROOVE HOLMES
/Comin on Home (1971)

オルガン奏者のRICHARD GROOVE HOLMESが71年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。WELDON IRVINEもエレピで参加。いやー、まいったね… このファンキーさは一体なんなんだ!初っ端の1. Groovin' For Mr. G.から流れるようなリズムにオルガンやエレピ、ギターが絶妙に絡む最高にグルーヴィーでファンキーな曲で昇天!3. Mr. Cleanは、少し落ち着いてローテンポでミステリアスにジワジワと攻め立てる佳曲。4. Down Home Funkはブレイクのパーカッションも最高にイカした黒いけどどことなくクールなファンキー・チューン。5. Don't Mess With Meはラップっぽい掛け声入りのノリノリでご機嫌なナンバー。6. WaveはANTONIO CARLOS JOBIMによるボサノヴァ・クラシックのカバーだけど、オリジナルよりファンキーにアレンジ。JIMMY SMITHのオルガンも好きだけど、RICHARD GROOVE HOLMESのオルガンもまた違った感じでイイね〜。オルガン好きにはマストじゃないかな。(2010/11/04)
RONNIE FOSTER
/Sweet Revival (1972)

キーボード奏者のRONNIE FOSTERが72年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。カバー曲が多く、イージーリスニングっぽいところもあるけど、悪くはないね。疾走感があってファンキーな1. Sweet Revival、しっとりと落ち着いた2. Lisa's Love、THE O'JAYSのヒット曲のカバー3. Back Stabbers、GILBERT O'SULLIVANの有名曲のカバー5. Alone Again (Naturally)、ROBARTA FLACK & DONNY HATHAWAYのカバー6. Where Is the Love、ワウ・ギターも効いたジャズ・ファンク7. Some Neck、アクション映画のワンシーンで使われそうなスリリングな10. Inotが好きかな。(2013/11/10)
RONNIE FOSTER
/Love Satellite (1978)

キーボード奏者のRONNIE FOSTERが78年にリリースしたアルバム。プロデュースは、JERRY PETERS、ドラムにHARVEY MASON、バイブにROY AYERSも参加。メロウかつファンキーな好盤で、特に疾走感溢れてファンキーなボーカル入りの1.Why Don't You Look Inside、メロウなインスト2.A Soft Heart、ラテン・テイストの軽快なインスト3.Happy Song、ROY AYERSのバイブも心地良いボーカル入りのメロウ・ミディアム5.Midnight Plane、幻想的なキーボードを堪能できるメロウなインスト9.Love SatelliteがGOOD。軽すぎる感じもしたけど、心地良さを求めているならオススメですね。(2013/06/19)
RONNY JORDAN
/The Antidote (1992)

ロンドン生まれのジャズ・ギタリストRONNY JORDANが92年にリリースした1stアルバム。プロデュースは、RONNY自身と初期のUKハウスシーンで活躍したLONGSY D。アルバム『Light To Dark』を聴いて一発で惚れ込んだんだけど、これも総じてセンスの良さを感じるね。IGがラップで参加したスインギーでジャジーな1.Get To Grips、スインギーなビートにまろやかなギターが絡む3.After Hours(The Antidote)、Impeachビートが効いたジャジー&ファンキーなトラックにIGをフィーチャーした4.See The New、MILES DAVISのカバーでグルーヴィーな5.So What、哀愁溢れるメロディの6.Show Me、どことなくハウスっぽい感じもするメロウ・グルーヴ7.Nite Spice、夏の夕暮れって感じの8.Summer Smileがお気に入り。2nd、3rdには及ばないけど十分楽しめましたね。(2013/02/24)
RONNY JORDAN
/Quiet Revolution (1993)

ロンドン生まれのジャズ・ギタリストRONNY JORDANが93年にリリースした2rdアルバム。プロデュースは、KEITH ELAM、SIMON LAW、RAY HAYDEN。良い感じでJAZZとHIPHOPをブレンドしますよねこの人は。GANGSTARRの故GURUをフィーチャーしたライト感覚のジャジー・ヒップホップ1. Season For Change、軽快なビートにギターが気持ち良すぎる3. Slam In A Jam、RONNYに影響を与えたWES MONTGOMERYのカバーでお洒落でグルーヴィーな4. Mr Walker、DANA BRYANTをフィーチャーしたジャズ・ファンク5. The Jackal、TANIA MARIAのカバーでFAY SIMPSONの歌をフィーチャーしたUKらしいメロウ・グルーヴ6. Come With Me、ギターのメロディが心を癒す7. The Morning After、男性ラッパーは余計だけど、スムーズかつグルーヴィーな8. Under Your Spell、ムードたっぷりなギターで幕を閉じる10. Vaston Place (OO AM)がGOOD。JAZZとHIPHOPの融合で、しかもUKって聞くと絶対に胡散臭くなるんだけど、この人みたいに絶妙にブレンドしてくると「参りました」って感じだね。良いアルバムだと思う。(2011/11/15)
RONNY JORDAN
/Light To Dark(1996)

ロンドン生まれのジャズ・ギタリストRONNY JORDANが96年にリリースした3rdアルバム。クラブ・ジャズ・シーンでも人気のRONNYですが、このアルバムもかなりHIPHOP感覚(特にドラム)溢れて最高なんですよね〜。イントロの1とインタールード的なラストの12以外全て聴け、特に渋くてファンキーな2. Homage、HIPHOP感覚を刺激するファンキーな3. It's You 、郷愁感溢れるメロディが最高なミディアム6. Closer Than Close、ベースとドラムが効いた(もちろんギターもね)ファンク8. Downtime、ラップが入ってもおかしくない郷愁感溢れるメロディのミディアム10. LaidbackがGOOD。HIPHOP好きにも十分満足できるアルバムです。(09/10/04)
ROY AYERS
/Coffy (1973)

バイブ奏者ROY AYERSが73年にリリースしたPAM GRIER主演のブラック・ムービー『Coffy』のサントラ。サンプリング・ソースとしても有名なサントラで、ROY AYERSの良質なファンクが堪能できます。疾走感溢れるファンキーな1.Coffy Is The Color、深みのあるグルーヴを持つジャズ・ファンク2.Pricilla's Theme、グッとテンポを落としたアーシーなファンク3.King George、出だしのホーンがイカしたファンク4.Aragon、ニュー・ソウル系の緩やかなグルーヴの歌物7.Coffy Baby、ネタとしても有名な小気味良くファンキーな8.Brawling Broadsがお気に入り。(2012/07/08)
ROY AYERS UBIQUITY
/Everybody Loves the Sunshine(1976)

レア・グルーヴ・シーンで再評価されたヴィブラフォン奏者ROY AYERS率いるROY AYERS UBIQUITYが76年にリリースしたアルバム。HIPHOP、R&Bの元ネタとして有名すぎるメロウ・クラシックのタイトル曲8. Everybody Loves the Sunshineが再評価の火付け役だと思うけど、アルバム全体としてもディスコものからメロウ、ファンクとバラエティに富んでいて最高なんですよね〜。軽快なファンキー・チューン1. Hey Uh-What You Say Come On、グルーヴィーなトラックに軽やかなバイブがマッチした2. The Golden Rod、GINO VANNELLIのカバーでゆったりとしたメロウ・ナンバー3. Keep on Walking、ラテン・フレイヴァのご機嫌なファンク4. You and Me My Love、個人的にはタイトル曲より大好きな癒し系メロウ・ナンバー5. The Third Eye、疾走感溢れるファンキー・グルーヴ7. People and the World、これまたイカしたファンキー・チューン9. Tongue Power、レア・グルーヴ黎明期に人気のあったアルバム中では一風変わったファンキー・ナンバー10. Lonesome Cowboyとほとんど全曲お気に入り。まあベーシックで飽きのこないアルバムですね。ファンク、レア・グルーヴ好きどちらでも気にいること間違いなしでしょう。(10/04/17)
ROY AYERS
/You Send Me (1979)

レア・グルーヴ・シーンで再評価されたヴィブラフォン奏者ROY AYERSが79年にリリースしたアルバム。名曲の多いROY AYERSだけど、このアルバムならやっぱり小気味良いパーカッションをベースにしたビートにヴァイブ、それにROY AYERSやパートナーのCARLA VAUGHNの歌も絶妙にマッチした最高にお洒落な3. Can't You See Me?ってことで決まりだよね。ほんとラジオで最初聴いた時にはその心地良さにノックアウトされた思い出があるな〜。他にも夜が似合うアーバン・メロウ・ミディアム2. I Wanna Touch You Baby、軽快なディスコ・ナンバー4. Get On Up, Get On Down、これまた夜が似合うしっとりと迫る5. Everytime I See You、小気味良くて小粋なファンキー・ナンバー6. Rhythm、優しげなメロディにうっとりする7. And Don't You Say No、ライト感覚のジャズ・ファンク8. It Ain't Your Sign, It's Your Mindがお気に入り。やっぱり彼のアルバムはハズレないね。(2011/02/18)
SEA LEVEL
/Same(1977)

ALLMAN BROTHERS BANDのメンバーJAIMOE、LAMAR WILLIAMS、CHUCK LEAVELLが結成したバンドSEA LEVELが77年にリリースした1stアルバム。ロックというよりはフュージョンって感じのアルバム。悪くはないですが、耳に残らなかったです。(07/01/29)
SEAWIND/Same(1980)

ハワイのJAZZ/FUSIONバンド"SEAWIND"が80年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、当時勢いのあったGEORGE DUKE。ボーカルの紅一点PAULINE WILSONの伸びやかな歌とSEAWIND HORNSと呼ばれる素晴らしいホーン・セクションを武器にJAZZ/FUSION界のみならず各方面で活躍していましたね。確かにPAULINE WILSONの歌は躍動感があって素晴らしいですね。ほんと惚れ惚れします。ディスコでも人気のあったファンキー・ナンバー1.What Cha Doin'、温かみのあるミディアム2.The Two Of Us、アップテンポでAORテイストの3.Love Him, Love Her、軽快なダンス・クラシック5.Shout、メロウ・ミディアムの8.I Need Your Love、少しロックっぽい9.Long, Long Timeがお気に入り。FUSION好きのみならずR&B好きもぜひ聴いて欲しいアルバムです。(09/03/03)
SOLOMON ILORI
AND HIS AFRICAN DRUM ENSEMBLE
/African High Life(1963)

ART BLAKEYのアルバムにも参加したナイジェリアのパーカショニスト"SOLOMON ILORI"が63年にBLUE NOTEからリリースしたアルバム。年代が古いJAZZはかなり苦手なんですが、安かったので購入してみました。全体的にはかなり厳しかったですが、ファンキーなパーカッションが鳴り響き、そこにギターが絡む1.Tolaniと素朴なフルートの音色が和ませるミディアム・テンポの2.Ise Oluwaだけは結構気に入りました。(09/05/22)
STANLEY CLARKE
/School Days(1976)

ベーシストのSTANLEY CLARKEが76年にリリースした4thアルバム。参加メンバーもBILLY COBHAM。STEVE GADD、GEORGE DUKE、JOHN McLAUGHLIN等豪華な面々で、STANLEY CLARKEの代表作と言われてますね。BPM早めでロック・テイストの1.School Days、STANLEY CLARKEがピアノも演奏するミディアム・テンポのメロウ・ナンバー2.Quiet Afternoon(誰かがネタに使ってたよね?)、ホーン入りのファンキー・チューン5.Hot Funがお気に入り。もっと聴き辛いかな、と思っていたけど、意外に聴きやすかったですね。メロウ好きなら2.Quiet Afternoonは聴いて損なしです。(09/09/21)
STANLEY CLARKE
/I Wanna Play for You(1979)

ベーシストのSTANLEY CLARKEが79年にリリースしたアルバム。スタジオ録音とライブ録音の両方を収録してます。(LPより3曲少ないみたいです) 生粋のフュージョン・ファンにはライブの方が人気ありますが、個人的には全く好みの曲はなかったですね。むしろ聴くべきはローテンポのファンク・トラックにSTANLEY CLARKEのトークボックスがのっかる1.I Wanna Play for You、GEORGE DUKEとHARVEY MASONが参加したディスコ・ナンバーの2.Just a FeelingやFREDDIE HUBBARD参加のノリノリな4.Together Againあたりじゃないかな。(というかこれ以外聴けなかったが・・・) ダンス・クラシック好きなら2.Just a Feelingだけでも聴いてみて下さい。(09/08/07)
STANLEY TURRENTINE
/Sugar (1971)

サックス奏者STANLEY TURRENTINEが71年にリリースしたアルバム。トランペットにFREDDIE HUBBARD、ギターにGEORGE BENSON、ベースにRON CARTER、エレピにLONNIE LISTON SMITH、フルートにHUBERT LAWS、ドラムにBILLY COBHAM等が参加。活き活きとしたグルーブのジャズ・ファンク2. Sunshine Alleyがベスト。クラブ・ジャズって言葉が好きな人なら3. Impressionsも好きかもね。(2015/06/25)
STANLEY TURRENTINE
/Everybody Come on Out (1976)

サックス奏者STANLEY TURRENTINEが76年にリリースしたアルバム。ファンキーなフュージョンを聴かせる1. Everybody Come On Out、THE O'JAYSのスロウのカバー2. Stairway To Heaven、ほのぼのとした3. There Is A Place (Rita's Theme)、JIMMY CLIFFのレゲエ・クラシックのカバー4. Many Rivers To Cross、10CCのカバーでムードたっぷりの8. I'm Not In Loveは聴けたけど、残りはほとんどムード音楽って感じだな… (2013/08/06)
TED COLEMAN BAND
/Taking Care Of Business (1980)

ピッツバーグのヴィブラフォン奏者TED COLEMANが80年にリリースしたアルバム。全然、聴いたことがないアーティストなんだけど、究極のレア盤みたい。レア盤にたいして興味はないんだけど、中古で安かったんで購入。ROY AYERSが大好きなんで、同じテイストのこのアルバムもとても楽しめましたね。疾走感溢れる爽快メロウ・グルーヴ1. Can You Feel It、ファンク度アップしたメロウ・グルーヴ2. Due Consideration、ネタにもってこいなファンキーなイントロから痺れる3. If We Took The Time (Where Do We Go From Here)、2.のインスト・バージョン4. Due Consideration Interlude、トロピカルな雰囲気を持つ5. Sweet Bird、爽快ブリージンな6. What A Lovely Way To Spend A LifetimeがGOOD。TED COLEMANのヘタウマな歌が多少気になるけど、さらっと聴ける好盤だと思います。(2012/03/09)
TOM BROWNE/Magic(1981)

Funkin' For Jamaica等のクラシックを持つトランペット奏者TOM BROWNEが81年にGRP/ARISTAからリリースした4thアルバム。プロデュースは、DAVE GRUSINとLARRY ROSEN、参加ミュージシャンは、MARCUS MILLER、BUDDY WILLIAMS等。ダンス・フロアを意識したノリの良い曲中心の構成で、ベスト・トラックは、ノリノリなダンス・クラシックのB3.Thighs High。他にもフロア・ナンバーのA1.Let's DanceとA2.Magic、フリー・ソウル・テイストのメロウ・ミディアムA3.I Know、メロウ・グルーヴのA4.Midnight InterludeもGOOD。ダンクラ・フリークなら聴いておくべきでしょう。(09/04/04)
TOM SCOTT & THE L.A. EXPRESS
/Same(1974)

大御所サックス・プレーヤーのTOM SCOTTが74年にグループ名義でリリースしたアルバム。グループには、JOE SAMPLE、LARRY CARLTON等が参加。以後の作品と比べてブラック感覚に富んだ内容で、聴きごたえあります。初っ端の1. Bless My Soulからノリノリなファンキー・ナンバーで、グッと惹き込まれ、続くN.W.A.、COMMON等数多くのアーティストがネタ使いした 2. Sneakin' in the Backでノックアウト!疾走感溢れるファンキー・チューン5. Nunya、JOE SAMPLEのエレピがナイスなフュージョン7. Spindrift、じわじわと熱くなり、中盤のドラムとエレピが超クールな9. L.A. Expression、活きが良くてファンキーな10. Vertigoと聴きどころ満載。CDは、廃盤状態なんで、ぜひ再発して欲しいですね。フュージョン・ファンにオススメのアルバムです。(09/12/05)
THE TONY WILLIAMS LIFETIME
/Emergency ! (1969)

MILES DAVISのグループで活躍した天才ドラマーTONY WILLIAMS、ギタリストのJOHN McLAUGHLIN、ピアニストのLARRY YOUNGからなるグループTHE TONY WILLIAMS LIFETIMEが69年にリリースしたアルバム。ジャズ・ロックを代表するアルバムみたいだけど、ちょっと難解すぎるね。不穏な雰囲気の2. Beyond Games、フォーク・ロックっぽさも感じる5. Via The Spectrum Road、転調を繰り返す、プログレ・モードの7. Sangria For Threeあたりは好きだけど、残りは微妙かな。(2012/06/08)
THE NEW TONY WILLIAMS LIFETIME
/Believe It (1976)

MILES DAVISのドラマーとしても活躍した天才ドラマーTONY WILLIAMS率いるTHE NEW TONY WILLIAMS LIFETIMEが76年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BRUCE BOTNICK。名ギタリストALLAN HOLDSWORTHが参加したことで人気のアルバムですね。確かにギターがかなり前面に出た感じだけど、個人的にはALAN PASQUAの幻想的なキーボードの方に耳が奪われるね。もちろん超絶テクニックのドラムもバッチリ堪能できます。ロックっぽくハードに攻める1.Snake Oil、コズミックなキーボードにドラムンベース的な高速ドラムの2.Fred、激しいジャズ・ロック4.Red Alert、BEATMINERZがリミックスしたD'ANGELO/Brown Sugarの元ネタとしても有名な幻想的なキーボードのイントロにうっとりする5.Wildlife、これもドラムンベース的なジャズ・ロック6.Mr.Spock、ボーナスとして収録されたドラムがイカしたファンキーな7.Celebration、ドラムンベース的な高速ドラムにコズミックなキーボードが最高な8.Letsbyがお気に入り。とても聴きごたえのあるアルバムですね。(2012/11/16)
TRIO OF DOOM
/Same (2007)

JOHN MCLAUGHLIN(ギター)、JACO PASTORIUS(ベース)、TONY WILLIAMS(ドラム)のジャズ界を代表するプレーヤーのトリオによる79年のライブ音源とスタジオ録音のアルバム。かなり激しいプレイの曲が印象に残り、かなりロック寄りだなって感じましたね。激しいドラムとギターの2. Dark Prince(LIVE)、ファンキーな4. Para Oriente(LIVE)、2.のスタジオ録音バージョン6. Dark Prince、4.のスタジオ録音バージョン10. Para OrienteがGOOD。(2015/10/13)
TROPEA
/Short Trip To Space(1977)

DEODATOのバンドで活躍したセッション・ギタリストのJOHN TROPEAが77年にリリースした2ndアルバム。参加メンバーは、ベースにWILL LEE、ドラムにSTEVE GADDとRICK MAROTTA、パーカッションにRALPH McDONALD、サックスにMICHAEL BRECKERとかなり豪華。ベースとホーン・セクションが耳を惹く強烈なファンク・ナンバーA1.The Funk You See Is The Funk You Do!とEARTH,WIND&FIREの名曲のカバーでオリジナルとは違った魅力を持ったA2.Can't Hide Loveの2曲がとにかく最高ですね。だけど、正直その2曲以外は結構微妙で、コズミックなイントロのシンセやキーボードがどことなくハウス・ミュージックを感じさせ、途中からロックっぽく転調するB1.Short Trip To Space、なかなかファンキーなB2.Blue Tooの2曲くらいかな気になったのは。まあ最初の2曲だけで十分満足できるアルバムですね。(09/12/02)
TWENNYNINE
Featuring LENNY WHITE
/Best Of Friends(1979)

MILES DAVISのアルバムやCHIC KOREAのRETURN TO FOREVERでの活躍で知られるドラマー"LENNY WHITE"が結成したグループ"TWENNYNINE"が79年にリリースしたアルバム。メンバーは、ドラムにLENNY WHITE、ギターにNICK MOROCH、キーボード、ギターにDENZIL MILLER、ギターにEDDIE MARTINEZ(RUN D.M.C.のRock Box等でギターを弾いていた人)、ピアノ、オルガンにDONALD BLACKMAN。ノリノリからメロウ、スロウとかなり充実した内容で驚かされます。ノリノリなダンス・クラシック1.Citi Dancin'、ノリの良いファンキー・ナンバー2.Take Or Leave Me、都会的なライト・メロウ3.Best Of Friends、シングル・ヒットした中盤のブレイクがヤバいファンク4.Peanut Butter、心地良いメロウ・グルーヴ5.Betta、スウィートなスロウ6.Morning Sunrise等ほとんど捨て曲なし。ダンス・クラシック好きはもちろんR&B好きならぜひとも聴いて欲しいアルバムの一つ。(09/02/11)
V.A.
/Best of Blue Break Beats (2001)

BLUE NOTEから選りすぐったブレイク・ビーツをコンパイルしたコンピ『Blue Break Beats Vol.1〜4』からさらに選曲したベスト盤。いくつかこのシリーズ持っていて、なんであの曲が選ばれてないんだろうって思ったけど、手軽に聴けるから重宝するね。ノリの良い2. Beat Goes On/BUDDY RICH、DE LA SOUL/Magic Numberの元ネタで子供向けの歌でとても可愛らしい3. Three Is The Magic Number/BOB DOROUGH、チープなオルガンが最高なファンキー・ナンバー4. Who's Making Love/LOU DONALDSON、DON COVAYのカバーで最高にファンキーな5. Sookie Sookie/GRANT GREEN、ノリノリでファンキーな7. The Worm/JIMMY McGRIFF、ご機嫌でファンキーなライブ(?)8. Walk Tall/CANNONBALL ADDERLEY、DOORSのスモーキーなカバー9. Light My Fire/SHIRLEY BASSEY、BLOOD,SWEAT&TEARSのカバー10. Spinning Wheel/LONNIE SMITH、疾走感溢れ最高にイカした11. Street Lady/DONALD BYRD、イントロのドラムとパーカッションが滅茶苦茶カッコイイ13. Flat Backing/BLUE MITCHELLがGOOD。(2012/08/07)
V.A.
/Deep Blue-The United States Of Mind (2004)

BLUE NOTEセレクトのジャズ・ファンク・オムニバス。徐々にファンキーになっていく1. Illusions/ANDREW HILL、ジャズ・ファンクの定番ピアニストによるアーシーかつファンキーな2. Psychedelic pie/LONNIE SMITH、MARVIN GAYEの定番曲のカバーでヴァイブが最高に心地良い3. Inner city blues/BOBBY HUTCHERSON、ドライブ感溢れる4. I had a little talk/HORACE SILVER、グルーヴィーなピアノが最高な5. Listen here/GENE HARRIS、疾走感溢れて最高にファンキーな6. Untitled boogaloo/LEE MORGAN、FREE SOULでも定番の歌姫によるMARVIN GAYEのカバー8. Save the children/MARLENA SHAW、トロピカル・ムード香る9. Sunflower/ALPHONSE MOUZON、ヒーロー映画で使われそうな感じの最高にグルーヴィーな13. I wanna testify/BOBBY BRYANTがGOOD。ジャズ・ファンクの世界も奥が深いなぁ〜。もっと色々と聴いてみたくなったね。(2014/11/06)
V.A.
/Freedom Jazz Dance (1992)

92年にビクターからリリースされたU.F.0 (UNITED FUTURE ORGANIZATION)監修の踊れるジャズのオムニバス。ファンキーなドラム&パーカッションの6. Freedom Jazz Dance/W00DY HERMAN、「Tighten Up」にも似たHARD 2 OBTAINネタのファンキーな7. Jug Eyes/GENE AMMONS、鬼ファンキーなリズムに心地良いバイブが最高な8. Mambero/CAL TJADER、どことなく郷愁感溢れてグルーヴィーな9. Singerella/NTU WITH GARY BARTZ、SKIP SCARBOROUGH プロデュースの女性ボーカル入りのジャジー・メロウ・ソウル10. Come Into My Life/BILL SUMMERS、ブルース・ギタリストによるイントロのピュンピュン音から耳を驚掴みにするメロウ・クラシック12. I Don't Want To Be A Lone Ranger/JOHNNY"GUITAR”WATSON、CURTIS MAYFIELDの名曲のカバー13. The 0ther Side 0f Town/NATURAL ESSENCEあたりがお気に入り。(2017/07/15)
V.A.
/The Meltdown! 8 Finely Matured Jazz-Funk
1994年にフランスのBIG CHEESE RECORDSからリリースされたジャズ・ファンクのコンピレーション・アルバム。良質なジャズ・ファンクを収録していますね。
A1. FRANK STRAZZERI/Cloudburst
NYのジャズ・ピアニストFRANK STRAZZERIが1976年にリリースしたアルバム『After The Rain』収録。イントロの静けさ漂うキーボードから一転してファンキーに豹変する最高のジャズ・ファンク!NATURAL ELEMENTS/I Mean This、I-POWER/Under Da Sun、GODFATHER DON/Depressedがサンプリング。
A2. DAVE PIKE/Secret Mystery Of Hench
ヴィブラフォン奏者DAVE PIKEが1978年にリリースしたアルバム『On A Gentle Note』収録。小気味良いリズムに躍動感のあるバイブが心地良いジャズ・ファンク。
B1. SHAWN PHILLIPS/I Don't Want to Leave You, I Just Came to Say Goodbye (Part 1 & 2)
テキサス出身のシンガーソングライター/セッション・ミュージシャンSHAWN PHILLIPSが1977年にリリースしたアルバム『Spaced』収録。あのHEADHUNTERSのメンバーPAUL JACKSON(ベース)、MIKE CLARK(ドラム)、BILL SUMMERS(パーカッション)がサポート。SADAT X/Stages & Lights、A TRIBE CALLED QUEST AND J DILLA/That Shitでネタ使いされた涼しげなギターのイントロからタイトなドラム、スペーシーなキーボード、ホーンセクションが入る鬼ドープなインスト・ジャズ・ファンク!いやー、この曲、最高過ぎるね〜
C1. LARRY RIDLEY/Well You Needn't
ジャズ・ベーシストLARRY RIDLEYが1975年にリリースしたアルバム『Sum Of The Parts』収録。THELONIOUS MONKのカバーでギターにCORNELL DUPREEが参加。STEVIE WONDERを彷彿させるクラヴィネットとファンキーなリズムが効いたジャズ・ファンク!
C2. GENE RUSSELL/Get Down
ジャズ・キーボード奏者GENE RUSSELLが1973年にリリースしたアルバム『Talk To My Lady』収録。イントロのフリーキーなベースから、警戒なピアノ、ファンキーなワウ・ギターが絡むジャズ・ファンク。MC SERCH/Back To The Grill (Remix)、GET THE FIST MOVEMENT/Get the Fist、CHUBB ROCK/Pop 'Nuff Shit、ICE CUBE/We Had to Tear This Mothafucka Up、DA BUSH BABEES/Ruff N' Rugged、ED?O.G. & DA BULLDOGS/Go Up and Up、SHYHEIM/Move It Over Here、SINISTER/Ya Get Mobbed On、KATCH 22/Don't Impress Meなどなど数多のアーティストがサンプリング。
C3. JEREMY STEIG/Goose Bumps
フルート奏者JEREMY STEIGが1975年にリリースしたアルバム『Temple Of Birth』収録。ALPHONSE MOUZONによる疾走感のあるドラム・ブレイクから始まるジャズ・ファンク!
D1. CLIFFORD COULTER/VJC
ギタリスト/キーボード奏者CLIFFORD COULTERが1971年にリリースした2ndアルバム『Do It Now!』収録。真っ黒なドラム、ギター、キーボードで自然と腰が動くファンキーなジャズ・ファンク!
D2. CHARLES WILLIAMS/Booger Bear
サックス奏者 が1971年にリリースしたアルバム『Trees And Grass And Things』収録。ギターにCORNELL DUPREE、ドラムにFATBACKのBILL CURTISが参加。ファンキーなドラムにサックス、ギター、オルガンが絡む小気味良いジャズ・ファンク!
(2024/04/06)
V.A.
/So Blue So Funky (2001)

BLUE NOTEセレクトのハモンドオルガン奏者を中心にセレクトしたファンキーなジャズのオムニバス。オルガン好きだけど、これはダメだね… ほとんどが60年代前半のもので、自分が思っている"ファンキー"と違っているんだよね… なので60年代後半以降のALLEN TOUSSAINT作のノリノリでファンキーな10. Everything I Do Gonna Be Funky (From Now On)/LOU DONALDSON、タイトルどおりポップコーンのように弾けてファンキーな11. Butter (For Yo' Popcorn)/BROTHER JACK MCDUFF、JAMES BROWNのカバーでファンク・グルーヴてんこ盛りな12. Ain't It Funky Now/GRANT GREENしか聴けなかった。(しかも既に持ってるし…) (2014/12/02)
WEATHER REPORT
/Sweetnighter(1973)

MILES DAVISの下で活躍していたキーボーディストのJOE ZAWINUL、サックス奏者のWAYNE SHORTERを中心とした名ジャズ/フュージョン・グループWEATHER REPORTが73年にリリースした3rdアルバム。メンバーは、キーボーディストにJOE ZAWINUL、サックスにWAYNE SHORTER、ベースにMIROSRAV VITOUS、ドラムにERIC GRAVATT、パーカッションにDOM UM ROMAOで、他にもANDREW WHITE等もベース等で参加。大好きなCHUBB ROCK/Regiments Of Steelネタの鬼ファンキーな4.125nd Street CongressとLORD FINESSE/Party Over Hereネタでソリッドなドラムがイカす6.Non-Stop Homeがとにかく最高!他にもアップテンポでファンキーな1.Boogie Woogie Waltz、サックスがメインだが、裏で鳴っているドラムがイイ感じのファンキー・チューン2.ManoleteもGOOD。ジャズ/フュージョン好きなら聴くべきアルバムでしょう。(08/04/18)
JAZZ & FUSION